JPH04217639A - 4,4’―ビフェニルジカルボン酸の製造法 - Google Patents
4,4’―ビフェニルジカルボン酸の製造法Info
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- JPH04217639A JPH04217639A JP2417855A JP41785590A JPH04217639A JP H04217639 A JPH04217639 A JP H04217639A JP 2417855 A JP2417855 A JP 2417855A JP 41785590 A JP41785590 A JP 41785590A JP H04217639 A JPH04217639 A JP H04217639A
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- acetyl
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は4,4’−ビフェニルジ
カルボン酸の製造法に関するものである。詳しくは、高
純度の4,4’−ビフェニルジカルボン酸を収率よく製
造する方法に関するものである。
カルボン酸の製造法に関するものである。詳しくは、高
純度の4,4’−ビフェニルジカルボン酸を収率よく製
造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】4,4’−ビフェニルジカルボン酸は、
優れた耐熱性及び機械的強度を有するポリエステル樹脂
やポリアミド樹脂等の原料として使用されている。従来
、4,4’−ビフェニルジカルボン酸を製造する最も一
般的な方法としては、ビフェニルをアルキル化して4,
4’−ジアルキルビフェニルとし、次いでこれを空気酸
化する方法が知られているが、ビフェニルのアルキル化
の際モノ体、ジ体、トリ体等の外、種々の異性体が副生
し、4,4’−ジアルキルビフェニルの収率が低く、こ
れが目的とする4,4’−ビフェニルジカルボン酸の工
業的製造上の支障となっている。
優れた耐熱性及び機械的強度を有するポリエステル樹脂
やポリアミド樹脂等の原料として使用されている。従来
、4,4’−ビフェニルジカルボン酸を製造する最も一
般的な方法としては、ビフェニルをアルキル化して4,
4’−ジアルキルビフェニルとし、次いでこれを空気酸
化する方法が知られているが、ビフェニルのアルキル化
の際モノ体、ジ体、トリ体等の外、種々の異性体が副生
し、4,4’−ジアルキルビフェニルの収率が低く、こ
れが目的とする4,4’−ビフェニルジカルボン酸の工
業的製造上の支障となっている。
【0003】一方、例えば4,4’−ジアルキルビフェ
ニルを得る方法として、p−ハロゲン化アルキルベンゼ
ンのグリニャール反応により二量化する方法が知られて
いるが[C.R.Acad.Sci.,Paris,S
er.C 266(1)35(1968)]、高価な
マグネシウムを多量に必要とし実用的でない。また、4
,4’−ジエチルビフェニルを得る方法として、ビフェ
ニルとエチルベンゼン、ジエチルベンゼンとのトランス
アルキル化法も報告されているが(特公昭49−396
67号)、この方法も収率が低いうえ、モノアルキル体
及び異性体の分離が困難で実用性に乏しい。このように
上述の方法は、何れも中間原料の製造に問題があり、最
終目的物である4,4’−ビフェニルジカルボン酸を工
業的に有利に製造することが困難であった。
ニルを得る方法として、p−ハロゲン化アルキルベンゼ
ンのグリニャール反応により二量化する方法が知られて
いるが[C.R.Acad.Sci.,Paris,S
er.C 266(1)35(1968)]、高価な
マグネシウムを多量に必要とし実用的でない。また、4
,4’−ジエチルビフェニルを得る方法として、ビフェ
ニルとエチルベンゼン、ジエチルベンゼンとのトランス
アルキル化法も報告されているが(特公昭49−396
67号)、この方法も収率が低いうえ、モノアルキル体
及び異性体の分離が困難で実用性に乏しい。このように
上述の方法は、何れも中間原料の製造に問題があり、最
終目的物である4,4’−ビフェニルジカルボン酸を工
業的に有利に製造することが困難であった。
【0004】4,4’−ビフェニルジカルボン酸の他の
製造法として、ビフェニルをフリーデルクラフト反応に
よりアシル化して4,4’−ジアシルビフェニルとし、
次いで空気酸化(特開平2−728公報)又は次亜塩素
酸塩により酸化する方法[Ukr.Khim.Zh.,
30,938(1964)]が知られているが、次亜塩
素酸塩による方法は腐食性が大きく、またクロロホルム
が生成する欠点があり、また何れの方法も中間原料の4
,4’−ジアシル体を得る際に、触媒の塩化アルミニウ
ムを多量に必要とするうえ収率も良好でない。
製造法として、ビフェニルをフリーデルクラフト反応に
よりアシル化して4,4’−ジアシルビフェニルとし、
次いで空気酸化(特開平2−728公報)又は次亜塩素
酸塩により酸化する方法[Ukr.Khim.Zh.,
30,938(1964)]が知られているが、次亜塩
素酸塩による方法は腐食性が大きく、またクロロホルム
が生成する欠点があり、また何れの方法も中間原料の4
,4’−ジアシル体を得る際に、触媒の塩化アルミニウ
ムを多量に必要とするうえ収率も良好でない。
【0005】その他、4−アルキル−4’−ホルミルビ
フェニルを経由する方法(特開昭60−174745号
)、あるいはp−クロル安息香酸もしくはそのエステル
を原料とする方法[J.Org.Chem.,51,2
627(1986)]が報告されているが、前者は4−
アルキル−4’−ホルミルビフェニルを得るために4−
アルキルビフェニルを腐食性の大きい弗化水素及び三弗
化硼素を用い、一酸化炭素と反応させるもので、異性体
も副生し工業的実施上問題があり、また後者は高価なト
リフェニルホスフィンを触媒とするため実用性に乏しい
。
フェニルを経由する方法(特開昭60−174745号
)、あるいはp−クロル安息香酸もしくはそのエステル
を原料とする方法[J.Org.Chem.,51,2
627(1986)]が報告されているが、前者は4−
アルキル−4’−ホルミルビフェニルを得るために4−
アルキルビフェニルを腐食性の大きい弗化水素及び三弗
化硼素を用い、一酸化炭素と反応させるもので、異性体
も副生し工業的実施上問題があり、また後者は高価なト
リフェニルホスフィンを触媒とするため実用性に乏しい
。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来技術によ
る叙上の問題点を克服し、容易な操作により高純度の4
,4’−ビフェニルジカルボン酸を収率よく得ることを
目的とするものである。
る叙上の問題点を克服し、容易な操作により高純度の4
,4’−ビフェニルジカルボン酸を収率よく得ることを
目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の目
的を達成するため検討を重ねた結果、出発原料として4
−アルキルビフェニルを使用し、これをアセチル化する
ことによって4−アセチル−4’−アルキルビフェニル
とし、次いで分子状酸素により酸化する、一見迂遠に思
われる方法により、副生物の生成が少なく、高純度の4
,4’−ビフェニルジカルボン酸を収率よく得られるこ
とを見い出し、本発明に到達したものである。
的を達成するため検討を重ねた結果、出発原料として4
−アルキルビフェニルを使用し、これをアセチル化する
ことによって4−アセチル−4’−アルキルビフェニル
とし、次いで分子状酸素により酸化する、一見迂遠に思
われる方法により、副生物の生成が少なく、高純度の4
,4’−ビフェニルジカルボン酸を収率よく得られるこ
とを見い出し、本発明に到達したものである。
【0008】即ち、本発明の要旨は、次の一般式(1)
【0009】
【0010】(式中、Rは炭素数1〜6のアルキル基ま
たはシクロアルキル基を示す)で表される4−アルキル
ビフェニルを、フリーデルクラフト触媒及び非水性溶媒
の存在下、アセチルハライド又は無水酢酸と反応させる
ことにより4−アセチル−4’−アルキルビフェニルを
製造し、次いでこれをマンガン、コバルト及びニッケル
からなる群から選ばれた少なくとも1種の金属の化合物
を含む酸化触媒と、炭素数1〜3の脂肪族モノカルボン
酸を25重量%以上含有する溶媒との存在下において、
分子状酸素により酸化することを特徴とする4,4’−
ビフェニルカルボン酸の製造法に存する。
たはシクロアルキル基を示す)で表される4−アルキル
ビフェニルを、フリーデルクラフト触媒及び非水性溶媒
の存在下、アセチルハライド又は無水酢酸と反応させる
ことにより4−アセチル−4’−アルキルビフェニルを
製造し、次いでこれをマンガン、コバルト及びニッケル
からなる群から選ばれた少なくとも1種の金属の化合物
を含む酸化触媒と、炭素数1〜3の脂肪族モノカルボン
酸を25重量%以上含有する溶媒との存在下において、
分子状酸素により酸化することを特徴とする4,4’−
ビフェニルカルボン酸の製造法に存する。
【0011】以下、本発明を詳細に説明する。
A:4−アセチル−4’−アルキルビフェニルの製造本
発明においては、先ず原料の上記一般式(1)で示され
る4−アルキルビフェニルを、フリーデルクラフト触媒
及び非水性溶媒の存在下において、アセチルハライド又
は無水酢酸と反応させてアセチル化することにより4−
アセチル−4’−アルキルビフェニルを製造するもので
ある。なお、一般式(1)におけるRとしては、メチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基、シクロヘキシル
基等の炭素数1〜6のアルキル基またはシクロアルキル
基が挙げられる。しかし、後述する酸化反応を行う上で
はメチル基又はエチル基が優れている。
発明においては、先ず原料の上記一般式(1)で示され
る4−アルキルビフェニルを、フリーデルクラフト触媒
及び非水性溶媒の存在下において、アセチルハライド又
は無水酢酸と反応させてアセチル化することにより4−
アセチル−4’−アルキルビフェニルを製造するもので
ある。なお、一般式(1)におけるRとしては、メチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基、シクロヘキシル
基等の炭素数1〜6のアルキル基またはシクロアルキル
基が挙げられる。しかし、後述する酸化反応を行う上で
はメチル基又はエチル基が優れている。
【0012】フリーデルクラフト触媒としては、周知の
無水塩化アルミニウム、無水塩化第二鉄等が挙げられ、
特に無水塩化アルミニウムが好ましい。触媒は原料4−
アルキルビフェニルに対して通常1〜2当量あるいはそ
れ以上の量が使用される。また、溶媒としては、水を含
まない非水性溶媒が使用され、ニトロベンゼン、二硫化
炭素、o−ジクロロベンゼン、塩化メチレン等の疎水性
溶媒が挙げられ、中でもニトロベンゼンが望ましい。溶
媒の使用量は、反応に際して原料を溶解する量以上であ
ればよく、通常原料に対し1〜4倍量(重量)が使用さ
れる。
無水塩化アルミニウム、無水塩化第二鉄等が挙げられ、
特に無水塩化アルミニウムが好ましい。触媒は原料4−
アルキルビフェニルに対して通常1〜2当量あるいはそ
れ以上の量が使用される。また、溶媒としては、水を含
まない非水性溶媒が使用され、ニトロベンゼン、二硫化
炭素、o−ジクロロベンゼン、塩化メチレン等の疎水性
溶媒が挙げられ、中でもニトロベンゼンが望ましい。溶
媒の使用量は、反応に際して原料を溶解する量以上であ
ればよく、通常原料に対し1〜4倍量(重量)が使用さ
れる。
【0013】アセチル化反応は、非水性溶媒に原料及び
触媒を溶解もしくは懸濁させ、所定の温度に保持しなが
ら、これに無水酢酸又はアセチルハライド例えばアセチ
ルクロライドを徐々に添加することにより実施される。 反応温度は反応溶液が凝固しない温度以上で溶媒の沸点
までの温度であればよいが通常0〜40℃が採用される
。アセチル化反応終了後、反応混合物に水を加えて触媒
を分解し、溶媒層を水層と分離し、溶媒層を水洗した後
、濃縮して析出する4−アセチル−4’−アルキルビフ
ェニルの結晶を採取する。なお溶媒層を水洗し濃縮した
後、これにメタノールのような4−アセチル−4’−ア
ルキルビフェニルを溶解しない溶媒を添加して4−アセ
チル−4’−アルキルビフェニルの結晶を析出させても
よく、この場合には、アセチル化反応に用いた疎水性溶
媒の分離が著しく容易となる。
触媒を溶解もしくは懸濁させ、所定の温度に保持しなが
ら、これに無水酢酸又はアセチルハライド例えばアセチ
ルクロライドを徐々に添加することにより実施される。 反応温度は反応溶液が凝固しない温度以上で溶媒の沸点
までの温度であればよいが通常0〜40℃が採用される
。アセチル化反応終了後、反応混合物に水を加えて触媒
を分解し、溶媒層を水層と分離し、溶媒層を水洗した後
、濃縮して析出する4−アセチル−4’−アルキルビフ
ェニルの結晶を採取する。なお溶媒層を水洗し濃縮した
後、これにメタノールのような4−アセチル−4’−ア
ルキルビフェニルを溶解しない溶媒を添加して4−アセ
チル−4’−アルキルビフェニルの結晶を析出させても
よく、この場合には、アセチル化反応に用いた疎水性溶
媒の分離が著しく容易となる。
【0014】
B:4,4’−ビフェニルジカルボン酸の製造本発明に
おいては、上記A工程で得られた4−アセチル−4’−
アルキルビフェニルを、酸化触媒及び溶媒の存在下にお
いて、分子状酸素により酸化して目的とする4,4’−
ビフェニルジカルボン酸を製造するものである。4−ア
セチル−4’−アルキルビフェニルは、要すれば、更に
精製処理を施してもよいが、A工程で得られたものをそ
のまま使用するのが実用上好ましい。
おいては、上記A工程で得られた4−アセチル−4’−
アルキルビフェニルを、酸化触媒及び溶媒の存在下にお
いて、分子状酸素により酸化して目的とする4,4’−
ビフェニルジカルボン酸を製造するものである。4−ア
セチル−4’−アルキルビフェニルは、要すれば、更に
精製処理を施してもよいが、A工程で得られたものをそ
のまま使用するのが実用上好ましい。
【0015】酸化触媒としては、マンガン、コバルト及
びニッケル等の金属の化合物を含み、酸化反応系に溶解
し得る形態のものが挙げられ、例えば、これら金属の酸
化物、炭酸塩、ハロゲン化物等の無機化合物又は蟻酸塩
、酢酸塩等の有機酸塩が使用される。中でも、これら金
属の臭化物及び酢酸塩のような脂肪酸塩が好適である。 上記の酸化触媒は、それぞれ単独でも使用できるが、マ
ンガン触媒をコバルト触媒もしくはニッケル触媒の何れ
かと併用するのが好ましい。金属触媒は、一般に酸化反
応に使用する溶媒量に対して、金属として0.01重量
%以上が使用される。一方、使用触媒の溶解度にもよる
が、溶媒量に対して5重量%を超える量を使用しても、
特に好ましい効果は発揮されず、経済的に得策ではない
。
びニッケル等の金属の化合物を含み、酸化反応系に溶解
し得る形態のものが挙げられ、例えば、これら金属の酸
化物、炭酸塩、ハロゲン化物等の無機化合物又は蟻酸塩
、酢酸塩等の有機酸塩が使用される。中でも、これら金
属の臭化物及び酢酸塩のような脂肪酸塩が好適である。 上記の酸化触媒は、それぞれ単独でも使用できるが、マ
ンガン触媒をコバルト触媒もしくはニッケル触媒の何れ
かと併用するのが好ましい。金属触媒は、一般に酸化反
応に使用する溶媒量に対して、金属として0.01重量
%以上が使用される。一方、使用触媒の溶解度にもよる
が、溶媒量に対して5重量%を超える量を使用しても、
特に好ましい効果は発揮されず、経済的に得策ではない
。
【0016】上記金属触媒と共に分子状臭素又は臭素化
合物を併用すると、酸化反応速度が一層促進され選択性
も向上する。臭素化合物としては、臭化水素、臭化アル
カリ金属塩等の無機物、臭化エチル、ブロモ酢酸等の有
機物が挙げられるが、中でも、臭化水素、臭化カリウム
、臭化ナトリウム、臭化アンモニウムが特に好ましい。 分子状臭素又は臭素化合物は、通常酸化反応に使用する
溶媒量に対して、臭素原子として0.001〜4重量%
程度の量で使用するのが望ましい。溶媒量の0.001
重量%未満では効果が充分でなく、4重量%を超える量
を使用すると副生物の生成を招くおそれがあるからであ
る。
合物を併用すると、酸化反応速度が一層促進され選択性
も向上する。臭素化合物としては、臭化水素、臭化アル
カリ金属塩等の無機物、臭化エチル、ブロモ酢酸等の有
機物が挙げられるが、中でも、臭化水素、臭化カリウム
、臭化ナトリウム、臭化アンモニウムが特に好ましい。 分子状臭素又は臭素化合物は、通常酸化反応に使用する
溶媒量に対して、臭素原子として0.001〜4重量%
程度の量で使用するのが望ましい。溶媒量の0.001
重量%未満では効果が充分でなく、4重量%を超える量
を使用すると副生物の生成を招くおそれがあるからであ
る。
【0017】酸化反応の溶媒としては、炭素数1〜3の
脂肪族モノカルボン酸を少なくとも25重量%含有し、
酸化反応に不活性で酸化反応条件下において液状を呈す
るものが使用される。このような溶媒としては、蟻酸、
酢酸、プロピオン酸が挙げられ、特に酢酸が好適である
。その他、上記脂肪族モノカルボン酸を25重量%以上
含有するモノクロロベンゼン、ジクロロベンゼン等を使
用することができる。なお、これらの溶媒は少量の水を
含んでいてもよい。溶剤はまた必要に応じ、反応促進剤
として、10重量%以下のホルムアルデヒド等のアルデ
ヒド類、メチルエチルケトン等のケトン類を含有するこ
とができる。溶媒の使用量は通常、4−アセチル−4’
−アルキルビフェニルに対して2〜20倍(重量)程度
が望ましい。
脂肪族モノカルボン酸を少なくとも25重量%含有し、
酸化反応に不活性で酸化反応条件下において液状を呈す
るものが使用される。このような溶媒としては、蟻酸、
酢酸、プロピオン酸が挙げられ、特に酢酸が好適である
。その他、上記脂肪族モノカルボン酸を25重量%以上
含有するモノクロロベンゼン、ジクロロベンゼン等を使
用することができる。なお、これらの溶媒は少量の水を
含んでいてもよい。溶剤はまた必要に応じ、反応促進剤
として、10重量%以下のホルムアルデヒド等のアルデ
ヒド類、メチルエチルケトン等のケトン類を含有するこ
とができる。溶媒の使用量は通常、4−アセチル−4’
−アルキルビフェニルに対して2〜20倍(重量)程度
が望ましい。
【0018】酸化反応は、反応容器に所定量の4−アセ
チル−4’−アルキルビフェニル、溶媒及び酸化触媒を
仕込み、窒素気圏下で所定の圧力及び温度に保持し、次
いで酸素含有ガス、例えば空気を導入することににより
実施される。反応温度は一般に100〜240℃程度が
望ましく、この範囲より低い温度では反応速度が極端に
遅くなり、また、この範囲より高い温度では、溶媒の酸
化分解を招くので好ましくない。反応圧力は、上記反応
温度において溶媒が液相を保持するに必要な圧力であれ
ばよい。酸化反応は、バッチ式、連続式、半連続式の何
れの方式を採用することもできる。反応の終了は、反応
容器中の酸素濃度の上昇により検知される。反応終了後
、冷却して固形物を濾取し、溶媒及び水で逐次洗浄する
ことにより目的とする4,4’−ビフェニルジカルボン
酸を得ることができる。
チル−4’−アルキルビフェニル、溶媒及び酸化触媒を
仕込み、窒素気圏下で所定の圧力及び温度に保持し、次
いで酸素含有ガス、例えば空気を導入することににより
実施される。反応温度は一般に100〜240℃程度が
望ましく、この範囲より低い温度では反応速度が極端に
遅くなり、また、この範囲より高い温度では、溶媒の酸
化分解を招くので好ましくない。反応圧力は、上記反応
温度において溶媒が液相を保持するに必要な圧力であれ
ばよい。酸化反応は、バッチ式、連続式、半連続式の何
れの方式を採用することもできる。反応の終了は、反応
容器中の酸素濃度の上昇により検知される。反応終了後
、冷却して固形物を濾取し、溶媒及び水で逐次洗浄する
ことにより目的とする4,4’−ビフェニルジカルボン
酸を得ることができる。
【0019】
【実施例】次に本発明を実施例について更に詳細に説明
するが、本発明はその要旨を超えない限りこれ等の実施
例に限定されるものではない。
するが、本発明はその要旨を超えない限りこれ等の実施
例に限定されるものではない。
【0020】実施例1
4−アセチル−4’−エチルビフェニルの製造:4−エ
チルビフェニル35g及び無水塩化アルミニウム28g
をニトロベンゼン100gに溶解し、これにアセチルク
ロライド17.6gを35℃以下の温度で1時間かけて
滴下し更に1時間撹拌熟成してアセチル化した。 次いで水220mlを加えて加水分解した後、分液して
ニトロベンゼン層を採取し、中和、水洗して濃縮した。 濃縮物にメタノール150mlを加え、析出した結晶を
濾取して、融点121℃、純度99%の4−アセチル−
4’−エチルビフェエニルを85%の収率で得た。
チルビフェニル35g及び無水塩化アルミニウム28g
をニトロベンゼン100gに溶解し、これにアセチルク
ロライド17.6gを35℃以下の温度で1時間かけて
滴下し更に1時間撹拌熟成してアセチル化した。 次いで水220mlを加えて加水分解した後、分液して
ニトロベンゼン層を採取し、中和、水洗して濃縮した。 濃縮物にメタノール150mlを加え、析出した結晶を
濾取して、融点121℃、純度99%の4−アセチル−
4’−エチルビフェエニルを85%の収率で得た。
【0021】
4,4’−ビフェニルジカルボン酸の製造:上記で得た
4−アセチル−4’−エチルビフェニル15g、氷酢酸
150g、酢酸コバルト1.67g、酢酸マンガン1.
64g及び臭化ナトリウム1.38gをオートクレーブ
に仕込み、温度を160℃、圧力を9kg/cm2Gに
保持して激しく攪拌しながら、空気を毎分1000〜2
000ml(標準状態換算)の速度で42分間供給して
酸化反応を行った。反応終了後、冷却して析出物を濾取
し、酢酸で洗浄し、次いで水洗して純度93%の4,4
’−ビフェニルジカルボン酸を73%の収率で得た。
4−アセチル−4’−エチルビフェニル15g、氷酢酸
150g、酢酸コバルト1.67g、酢酸マンガン1.
64g及び臭化ナトリウム1.38gをオートクレーブ
に仕込み、温度を160℃、圧力を9kg/cm2Gに
保持して激しく攪拌しながら、空気を毎分1000〜2
000ml(標準状態換算)の速度で42分間供給して
酸化反応を行った。反応終了後、冷却して析出物を濾取
し、酢酸で洗浄し、次いで水洗して純度93%の4,4
’−ビフェニルジカルボン酸を73%の収率で得た。
【0022】実施例2
実施例1の酸化反応における温度を180℃、圧力を1
2kg/cm G、反応時間を63分間とした以外は
実施例1と全く同様の処理を行って純度93%の4,4
’−ビフェニルジカルボン酸を収率76%で得た。
2kg/cm G、反応時間を63分間とした以外は
実施例1と全く同様の処理を行って純度93%の4,4
’−ビフェニルジカルボン酸を収率76%で得た。
【0023】実施例3
実施例1の酸化反応において使用した酢酸コバルト1.
67gの代りに、酢酸ニッケル1.65gを使用し、か
つ反応時間を35分間とした以外は、実施例1と同様に
酸化反応を行って、純度94%の4,4’−ビフェニル
ジカルボン酸を収率65%で得た。
67gの代りに、酢酸ニッケル1.65gを使用し、か
つ反応時間を35分間とした以外は、実施例1と同様に
酸化反応を行って、純度94%の4,4’−ビフェニル
ジカルボン酸を収率65%で得た。
【0024】実施例4
実施例1の酸化反応において使用した酢酸コバルト、酢
酸マンガン及び臭化ナトリウムの使用量を、夫々0.1
7g、0.16g及び0.14gとし、かつ反応時間を
35分間とした以外は、実施例1と同様に酸化反応を行
って、純度94%の4,4’−ビフェルジカルボン酸を
収率66%で得た。
酸マンガン及び臭化ナトリウムの使用量を、夫々0.1
7g、0.16g及び0.14gとし、かつ反応時間を
35分間とした以外は、実施例1と同様に酸化反応を行
って、純度94%の4,4’−ビフェルジカルボン酸を
収率66%で得た。
【0025】実施例5
実施例1の酸化反応において、溶媒として使用した氷酢
酸150gの代りにモノクロロベンゼン112g及び酢
酸38gを使用し、かつ反応温度を140℃、圧力を7
kg/cmG、反応時間を36分間とした以外は実施例
1と同様の処理を行って純度91%の4,4’−ビフェ
ニルジカルボン酸を収率71%で得た。
酸150gの代りにモノクロロベンゼン112g及び酢
酸38gを使用し、かつ反応温度を140℃、圧力を7
kg/cmG、反応時間を36分間とした以外は実施例
1と同様の処理を行って純度91%の4,4’−ビフェ
ニルジカルボン酸を収率71%で得た。
【0026】実施例6
4−エチルビフェニル25g及び無水塩化アルミニウム
21.7gを塩化メチレン100gに溶解し、これにア
セチルクロライド16.5gを25℃で1時間かけて滴
下し、更に30分間熟成してアセチル化した。次いで水
100mlを加えて加水分解した後、分液して塩化メチ
レン層を採取し、中和、水洗して濃縮し、析出した結晶
を濾取して、融点123℃、純度99%の4−アセチル
−4’−エチルビフェニルを90%の収率で得た。上記
で得た4−アセチル−4’−エチルビフェニル15gを
実施例1と同様の条件で酸化処理して純度94%の4,
4’−ビフェニルジカルボン酸を75%の収率で得た。
21.7gを塩化メチレン100gに溶解し、これにア
セチルクロライド16.5gを25℃で1時間かけて滴
下し、更に30分間熟成してアセチル化した。次いで水
100mlを加えて加水分解した後、分液して塩化メチ
レン層を採取し、中和、水洗して濃縮し、析出した結晶
を濾取して、融点123℃、純度99%の4−アセチル
−4’−エチルビフェニルを90%の収率で得た。上記
で得た4−アセチル−4’−エチルビフェニル15gを
実施例1と同様の条件で酸化処理して純度94%の4,
4’−ビフェニルジカルボン酸を75%の収率で得た。
【0027】実施例7
4−エチルビフェニル35g及び無水塩化アルミニウム
54gをニトロベンゼン150gに溶解し、これに無水
酢酸21.5gを30℃で30分間かけて滴下し、更に
2時間撹拌熟成してアセチル化した。次いで水220m
lを加えて加水分解した後、分液してニトロベンゼン層
を採取し、中和、水洗して濃縮し、濃縮物にメタノール
150mlを加えて析出した結晶を濾取して、純度99
%の4−アセチル−4’−エチルビフェニルを80%の
収率で得た。上記で得た4−アセチル−4’−エチルビ
フェニル15gを実施例1と同様の条件で酸化処理して
純度93%の4,4’−ビフェニルジカルボン酸を73
%の収率で得た。
54gをニトロベンゼン150gに溶解し、これに無水
酢酸21.5gを30℃で30分間かけて滴下し、更に
2時間撹拌熟成してアセチル化した。次いで水220m
lを加えて加水分解した後、分液してニトロベンゼン層
を採取し、中和、水洗して濃縮し、濃縮物にメタノール
150mlを加えて析出した結晶を濾取して、純度99
%の4−アセチル−4’−エチルビフェニルを80%の
収率で得た。上記で得た4−アセチル−4’−エチルビ
フェニル15gを実施例1と同様の条件で酸化処理して
純度93%の4,4’−ビフェニルジカルボン酸を73
%の収率で得た。
【0028】
【発明の効果】本発明は、廉価かつ容易に得られる4−
アルキルビフェニルを出発原料に用い、これをアセチル
化して4−アセチル−4’−エチルビフェニルとし、更
に酸化処理する一見迂遠な方法を採択することにより、
高選択率、高収率で4,4’−ビフェニルジカルボン酸
を製造し得る方法を提供するものであり、副生物の生成
が著しく少く、高純度の4,4’−ビフェニルジカルボ
ン酸を優れた一貫収率で製造することができ、工業的生
産上寄与するところは大きい。
アルキルビフェニルを出発原料に用い、これをアセチル
化して4−アセチル−4’−エチルビフェニルとし、更
に酸化処理する一見迂遠な方法を採択することにより、
高選択率、高収率で4,4’−ビフェニルジカルボン酸
を製造し得る方法を提供するものであり、副生物の生成
が著しく少く、高純度の4,4’−ビフェニルジカルボ
ン酸を優れた一貫収率で製造することができ、工業的生
産上寄与するところは大きい。
Claims (4)
- 【請求項1】 次の一般式(1) (式中、Rは炭素数1〜6のアルキル基またはシクロア
ルキル基を示す)で表される4−アルキルビフェニルを
、フリーデルクラフト触媒及び非水性溶媒の存在下、ア
セチルハライド又は無水酢酸と反応させることにより4
−アセチル−4’−アルキルビフェニルを製造し、次い
でこれをマンガン、コバルト及びニッケルからなる群か
ら選ばれた少なくとも1種の金属の化合物を含む酸化触
媒と、炭素数1〜3の脂肪族モノカルボン酸を25重量
%以上含有する溶媒との存在下において、分子状酸素に
より酸化することを特徴とする4,4’−ビフェニルジ
カルボン酸の製造法。 - 【請求項2】 4−アルキルビフェニルをフリーデル
クラフト触媒及び非水性溶媒の存在下、アセチルハライ
ド又は無水酢酸と反応させることにより得られるアセチ
ル化反応混合物に、水を加えてフリーデルクラフト触媒
を分解し、溶媒層を分取し濃縮して4−アセチル−4’
−アルキルビフェニルの結晶を析出させ、得られた結晶
を酸化する請求項1記載の4,4’−ビフェニルジカル
ボン酸の製造法。 - 【請求項3】 酸化触媒として、マンガンの塩、コバ
ルトの塩、ニッケルの塩の単独又はこれらの混合物を使
用する請求項1記載の4,4’−ビフェニルジカルボン
酸の製造法。 - 【請求項4】 酸化触媒として、マンガンの塩、コバ
ルトの塩、ニッケルの塩の単独又はこれらの混合物と、
臭素又は臭素化合物とを使用する請求項1記載の4,4
’−ビフェニルジカルボン酸の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2417855A JPH04217639A (ja) | 1990-12-18 | 1990-12-18 | 4,4’―ビフェニルジカルボン酸の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2417855A JPH04217639A (ja) | 1990-12-18 | 1990-12-18 | 4,4’―ビフェニルジカルボン酸の製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04217639A true JPH04217639A (ja) | 1992-08-07 |
Family
ID=18525881
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2417855A Withdrawn JPH04217639A (ja) | 1990-12-18 | 1990-12-18 | 4,4’―ビフェニルジカルボン酸の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04217639A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006199627A (ja) * | 2005-01-21 | 2006-08-03 | Air Water Chemical Inc | 9−フルオレノン−2−カルボン酸の製造方法 |
| WO2018180944A1 (ja) * | 2017-03-27 | 2018-10-04 | Agc株式会社 | ハロゲン含有ピラゾールカルボン酸の製造方法 |
-
1990
- 1990-12-18 JP JP2417855A patent/JPH04217639A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006199627A (ja) * | 2005-01-21 | 2006-08-03 | Air Water Chemical Inc | 9−フルオレノン−2−カルボン酸の製造方法 |
| WO2018180944A1 (ja) * | 2017-03-27 | 2018-10-04 | Agc株式会社 | ハロゲン含有ピラゾールカルボン酸の製造方法 |
| JPWO2018180944A1 (ja) * | 2017-03-27 | 2020-02-06 | Agc株式会社 | ハロゲン含有ピラゾールカルボン酸の製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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