JPH04224044A - 精密鋳造用高強度鋳型の製造法 - Google Patents
精密鋳造用高強度鋳型の製造法Info
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- JPH04224044A JPH04224044A JP2405916A JP40591690A JPH04224044A JP H04224044 A JPH04224044 A JP H04224044A JP 2405916 A JP2405916 A JP 2405916A JP 40591690 A JP40591690 A JP 40591690A JP H04224044 A JPH04224044 A JP H04224044A
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- Mold Materials And Core Materials (AREA)
- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超耐熱合金により形成
される精密鋳造品、特に一方向凝固合金あるいは単結晶
合金を製造するのに好適な精密鋳造用高強度鋳型の製造
法に関する。
される精密鋳造品、特に一方向凝固合金あるいは単結晶
合金を製造するのに好適な精密鋳造用高強度鋳型の製造
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガスタービン用初段動翼は、クリ
ープ強度等の高温強度に優れた超耐熱合金よりなる精密
鋳造品が適用されていた。その鋳型は、鋳込み温度及び
時間がそれぞれ1400〜1500℃、10〜20分で
ある普通鋳造において適性な高温特性を有するZrO2
系粒子(ZrO2,SiO2)がフィラーに、またスタ
ッコと呼ばれる細粒耐火物にムライト(3Al2O3,
2SiO2)が適用されていた。しかし、ガスタービン
の発電効率を改善するためのガス温度を約1500℃に
高めた高温ガスタービンプラントが計画されている。同
ガスタービン動翼材料は、高温強度を高めるため、従来
の普通鋳造により製造された多結晶材料に代って結晶の
成長方向が遠心応力の発生方向と一致した一方向凝固合
金もしくは、結晶粒界を含まない単結晶合金を適用する
必要がある。一方向凝固合金及び単結晶合金の鋳込みは
、普通鋳造に比べ、大きな熱勾配を付与させる等により
結晶を一方に整列させる。そこで、鋳型の環境は高温で
かつ長時間となり、鋳込み時の鋳型変形の抑制及び溶湯
と鋳型との反応を防止するべく、従来の鋳型に比べさら
に高温強度に優れた鋳型を適用する必要がある。そのた
めの技術として、特開昭61−46346号公報に記載
されるように、Al2O3粉とコロイダルシリカとによ
り形成されるスラリーと、ZrO2等とを交互に繰返し
塗布した鋳型及びその製造法が提案されている。
ープ強度等の高温強度に優れた超耐熱合金よりなる精密
鋳造品が適用されていた。その鋳型は、鋳込み温度及び
時間がそれぞれ1400〜1500℃、10〜20分で
ある普通鋳造において適性な高温特性を有するZrO2
系粒子(ZrO2,SiO2)がフィラーに、またスタ
ッコと呼ばれる細粒耐火物にムライト(3Al2O3,
2SiO2)が適用されていた。しかし、ガスタービン
の発電効率を改善するためのガス温度を約1500℃に
高めた高温ガスタービンプラントが計画されている。同
ガスタービン動翼材料は、高温強度を高めるため、従来
の普通鋳造により製造された多結晶材料に代って結晶の
成長方向が遠心応力の発生方向と一致した一方向凝固合
金もしくは、結晶粒界を含まない単結晶合金を適用する
必要がある。一方向凝固合金及び単結晶合金の鋳込みは
、普通鋳造に比べ、大きな熱勾配を付与させる等により
結晶を一方に整列させる。そこで、鋳型の環境は高温で
かつ長時間となり、鋳込み時の鋳型変形の抑制及び溶湯
と鋳型との反応を防止するべく、従来の鋳型に比べさら
に高温強度に優れた鋳型を適用する必要がある。そのた
めの技術として、特開昭61−46346号公報に記載
されるように、Al2O3粉とコロイダルシリカとによ
り形成されるスラリーと、ZrO2等とを交互に繰返し
塗布した鋳型及びその製造法が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の精密鋳造用高強
度鋳型の製造法にあっては、高温強度を得るための同特
性に優れた材料を選定しているものの、そのスラリー中
の粒子の粒径分布に関する検討がなされていない。この
ため、強度を得るため、スラリー中のフィラの添加割合
を増やす必要があるが、スラリーの粘度を適性化する制
約上、十分な強度を得られない点に問題があった。
度鋳型の製造法にあっては、高温強度を得るための同特
性に優れた材料を選定しているものの、そのスラリー中
の粒子の粒径分布に関する検討がなされていない。この
ため、強度を得るため、スラリー中のフィラの添加割合
を増やす必要があるが、スラリーの粘度を適性化する制
約上、十分な強度を得られない点に問題があった。
【0004】本発明の目的は、スラリーの粘度を損なわ
ずに、高温強度を改善し、一方向凝固合金及び単結晶合
金を鋳造するのに優れた精密鋳造用高強度鋳型の製造法
を提供することにある。
ずに、高温強度を改善し、一方向凝固合金及び単結晶合
金を鋳造するのに優れた精密鋳造用高強度鋳型の製造法
を提供することにある。
【0005】さらに他の目的は、同鋳型により製造され
た一方向凝固合金及び単結晶合金で形成されたブレード
を備えてなる発電用ガスタービンを提供することにある
。
た一方向凝固合金及び単結晶合金で形成されたブレード
を備えてなる発電用ガスタービンを提供することにある
。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る精密鋳造用高強度鋳型の製造法は、フ
ィラーに粘結材を配合してスラリーを形成し、スラリー
と細粒耐火物とを交互に模型表面に塗布して焼結する精
密鋳造用高強度鋳型の製造法において、フィラーは、粒
子の径が0.5〜40μmの範囲のAl2O3の粒子よ
りなり、かつその粒度分布が、
め、本発明に係る精密鋳造用高強度鋳型の製造法は、フ
ィラーに粘結材を配合してスラリーを形成し、スラリー
と細粒耐火物とを交互に模型表面に塗布して焼結する精
密鋳造用高強度鋳型の製造法において、フィラーは、粒
子の径が0.5〜40μmの範囲のAl2O3の粒子よ
りなり、かつその粒度分布が、
【0007】
【数3】
【0008】CPFT:累積重量(%)D :粒子
の径 Ds :粒子の最小径 DL :粒子の最大径 n :0.1〜1 を満足し、このフィラーを60〜90%の配合率でコロ
イダルシリカの粘結材に配合させてスラリーを形成する
構成とする。
の径 Ds :粒子の最小径 DL :粒子の最大径 n :0.1〜1 を満足し、このフィラーを60〜90%の配合率でコロ
イダルシリカの粘結材に配合させてスラリーを形成する
構成とする。
【0009】そしてフィラーは、TiO2,MgO,Z
rO2,HfO2,Y2O3,CaO,La2O3,C
eO2,BaO及びCr2O3のうち少なくとも一種を
含み、前記粒度分布を満足する構成である。
rO2,HfO2,Y2O3,CaO,La2O3,C
eO2,BaO及びCr2O3のうち少なくとも一種を
含み、前記粒度分布を満足する構成である。
【0010】またスラリーは、Dsが0.5〜10μm
,DLが10〜40μmで、かつ粘度が100〜200
0cPにより形成され、スラリーと細粒耐火物とを交互
に塗布した後、少なくとも1500℃の温度で予熱又は
焼成する構成でもよい。
,DLが10〜40μmで、かつ粘度が100〜200
0cPにより形成され、スラリーと細粒耐火物とを交互
に塗布した後、少なくとも1500℃の温度で予熱又は
焼成する構成でもよい。
【0011】さらにスラリーを、第1層に塗布した後、
スラリーに細粒耐火物を混合させてその混合物を塗布す
る構成でもよい。
スラリーに細粒耐火物を混合させてその混合物を塗布す
る構成でもよい。
【0012】そしてスラリーを、第1層に塗布した後、
スラリーにその粒径分布が、
スラリーにその粒径分布が、
【0013】
【数4】
【0014】CPFT:累積重量(%)D :粒子
の径 Ds :粒子の最小径 DL :粒子の最大径 n :0.2〜3 を満足する細粒耐火物を混合させ、その混合物を塗布す
る構成でもよい。
の径 Ds :粒子の最小径 DL :粒子の最大径 n :0.2〜3 を満足する細粒耐火物を混合させ、その混合物を塗布す
る構成でもよい。
【0015】また細粒耐火物は、Al2O3,TiO2
,MgO,ZrO2,HfO2,Y2O3,CaO,L
a2O3,CeO2,CeO3,BaO及びCr2O3
のうち少なくとも一種よりなる構成でもよい。
,MgO,ZrO2,HfO2,Y2O3,CaO,L
a2O3,CeO2,CeO3,BaO及びCr2O3
のうち少なくとも一種よりなる構成でもよい。
【0016】さらに精密鋳造用高強度鋳型においては、
精密鋳造用高強度鋳型の製造法を用いて製造された構成
とする。
精密鋳造用高強度鋳型の製造法を用いて製造された構成
とする。
【0017】そして発電用ガスタービンにおいては、精
密鋳造用高強度鋳型により鋳造された一方向凝固合金又
は単結晶合金で形成されたブレードを備えてなる構成と
する。〔作用〕スラリーの粘度は、一般にフィラーと粘
結材との配合率により変化し、フィラーの増加とともに
粘度が増大することが知られている。しかし、粘度は図
3に示すように、フィラーA,Bの粒径分布にも依存し
て同一配合率に対するスラリーの粘度が、粒径分布の違
いによって著しく変化することが明らかとなった。図4
に、図3に示す実験に用いられた各フィラーA,Bの粒
径分布を示す。粘度の高いフィラーAは、フィラーBに
比べて粒径分布のばらつきが小さく、ほぼ粒径20μm
に集中して存在する。一方、フィラーBは粒径5〜30
μmの範囲でそれぞれの粒径がほぼ均一に分布している
。
密鋳造用高強度鋳型により鋳造された一方向凝固合金又
は単結晶合金で形成されたブレードを備えてなる構成と
する。〔作用〕スラリーの粘度は、一般にフィラーと粘
結材との配合率により変化し、フィラーの増加とともに
粘度が増大することが知られている。しかし、粘度は図
3に示すように、フィラーA,Bの粒径分布にも依存し
て同一配合率に対するスラリーの粘度が、粒径分布の違
いによって著しく変化することが明らかとなった。図4
に、図3に示す実験に用いられた各フィラーA,Bの粒
径分布を示す。粘度の高いフィラーAは、フィラーBに
比べて粒径分布のばらつきが小さく、ほぼ粒径20μm
に集中して存在する。一方、フィラーBは粒径5〜30
μmの範囲でそれぞれの粒径がほぼ均一に分布している
。
【0018】Furnasによれば、粒径分布は一般に
、式(1)で整理できる。
、式(1)で整理できる。
【0019】
【数5】
【0020】……(1)
ここで、CPFTは粒子径がD以下となる粒子の累積百
分率、Dsは最小の粒子径、DLは最大の粒子径、nは
指数である。式(1)を図4に示す各フィラーに適用す
れば、フィラーA及びBのnはそれぞれ5.6及び0.
7となり、粘度低下に有効なn値はフィラーの場合、0
.1から1であることが明らかとなった。
分率、Dsは最小の粒子径、DLは最大の粒子径、nは
指数である。式(1)を図4に示す各フィラーに適用す
れば、フィラーA及びBのnはそれぞれ5.6及び0.
7となり、粘度低下に有効なn値はフィラーの場合、0
.1から1であることが明らかとなった。
【0021】また、細粒耐火物からなる粘結材の強度σ
fは式(2)に従うことが知られている。
fは式(2)に従うことが知られている。
【0022】
【数6】
【0023】
−αp
σf/σ0=e
……(2)
ここで、σ0及びαは定数、pは気孔率である。したが
って、pが小さいほどσfは高く優れた強度が得られる
。このpを小さくするには、やはり式(1)のnが関係
し、nが0.2〜3の範囲で高い強度が得られる。そこ
で、細粒耐火物の粒度分布(粒径分布)は特にnを0.
2〜3の範囲に限定するのが有効である。さらに、フィ
ラーの最小粒径が0.5μm以下の粒子は、強度向上が
期待できず、また最小粒径が10μm以上になるとスラ
リーの粘性が著しく損なわれること、また最大粒径が4
0μmを越えると粘性が高くなるから、粒子の最小粒径
及び最大粒径は、それぞれ0.5〜10μm及び10〜
40μmの範囲に制限すべきである。
って、pが小さいほどσfは高く優れた強度が得られる
。このpを小さくするには、やはり式(1)のnが関係
し、nが0.2〜3の範囲で高い強度が得られる。そこ
で、細粒耐火物の粒度分布(粒径分布)は特にnを0.
2〜3の範囲に限定するのが有効である。さらに、フィ
ラーの最小粒径が0.5μm以下の粒子は、強度向上が
期待できず、また最小粒径が10μm以上になるとスラ
リーの粘性が著しく損なわれること、また最大粒径が4
0μmを越えると粘性が高くなるから、粒子の最小粒径
及び最大粒径は、それぞれ0.5〜10μm及び10〜
40μmの範囲に制限すべきである。
【0024】
【実施例】本発明の一実施例を図1を参照しながら説明
する。
する。
【0025】図1に示すように、鋳型No.1とNo.
11とは本発明の鋳型であり、鋳型No.111とNo
.1Vとは比較鋳型である。鋳型No.1は、フィラー
と細粒耐火物(スタッコ)の両方がAl2O3であり、
また、フィラーとバインダー(粘結材)との配合割合は
約80%で式(1)の指数nは約0.4であった。また
、フィラーの最小粒径及び最大粒径はそれぞれ約5μm
と30μmであり、スラリーの粘度は約800cPを示
した。
11とは本発明の鋳型であり、鋳型No.111とNo
.1Vとは比較鋳型である。鋳型No.1は、フィラー
と細粒耐火物(スタッコ)の両方がAl2O3であり、
また、フィラーとバインダー(粘結材)との配合割合は
約80%で式(1)の指数nは約0.4であった。また
、フィラーの最小粒径及び最大粒径はそれぞれ約5μm
と30μmであり、スラリーの粘度は約800cPを示
した。
【0026】このスラリー中にワックス模型を浸漬した
後、細粒耐火物を散布し乾燥を約1時間行った。同様の
工程を7回繰返し鋳型を形成した後、高温状態でワック
ス模型を除去し、加熱炉内で焼成処理をした。焼成温度
は約1550℃とした。鋳型No.11は、スラリーと
して鋳型No.1と同じアルミナ系スラリーを、スタッ
コにはムライトを用い作製した。その工程は鋳型No.
1と同様である。なお、焼成処理は温度1450℃で実
施した。鋳型No.111のスラリー及びスタッコには
、鋳型No.1と同じアルミナ粒子を適用した。しかし
、スラリー中のフィラーとバインダーとの配合割合は約
70%で式(1)の指数nは5.6であった。また、フ
ィラーの最大粒子径及び最小粒子径はそれぞれ約15μ
mと25μmであり、この時の粘度は約800cPを示
した。
後、細粒耐火物を散布し乾燥を約1時間行った。同様の
工程を7回繰返し鋳型を形成した後、高温状態でワック
ス模型を除去し、加熱炉内で焼成処理をした。焼成温度
は約1550℃とした。鋳型No.11は、スラリーと
して鋳型No.1と同じアルミナ系スラリーを、スタッ
コにはムライトを用い作製した。その工程は鋳型No.
1と同様である。なお、焼成処理は温度1450℃で実
施した。鋳型No.111のスラリー及びスタッコには
、鋳型No.1と同じアルミナ粒子を適用した。しかし
、スラリー中のフィラーとバインダーとの配合割合は約
70%で式(1)の指数nは5.6であった。また、フ
ィラーの最大粒子径及び最小粒子径はそれぞれ約15μ
mと25μmであり、この時の粘度は約800cPを示
した。
【0027】前記のフィラー及びスタッコを用い、鋳型
No.1と同一の工程で鋳型No.111を作製した。 この時の焼成温度は約1550℃であった。鋳型No.
1Vはフィラーとしてジルコンを、スタッコにはムライ
トを用い、鋳型No.11と同一の手法で作製した。焼
成温度は約1450℃とした比較鋳型である。
No.1と同一の工程で鋳型No.111を作製した。 この時の焼成温度は約1550℃であった。鋳型No.
1Vはフィラーとしてジルコンを、スタッコにはムライ
トを用い、鋳型No.11と同一の手法で作製した。焼
成温度は約1450℃とした比較鋳型である。
【0028】図2は、前記の4種類の鋳型のクリープ強
度を示す。試験は、1450℃で実施し、負荷応力を変
化させ、各応力におけるクリープ速度を測定した。なお
、試験は4点曲げクリープ試験装置で行った。本発明に
よる鋳型No.1とNo.11とは優れたクリープ強度
を示し、特に鋳型No.1は応力を約6Kgf/cm2
負荷しても、ほとんどクリープ変形が発生しないことが
明らかとなった。また、鋳型No.11は鋳型No.1
に比べ変形量は多いものの、比較鋳型に比べ変形量が約
1/10程度であることを示す。このように、本発明に
よる鋳型は優れた高温強度を有しており、鋳込み温度が
高く、かつ保持時間も長い一方向凝固合金及び単結晶合
金の鋳造に好適な鋳型を提供できる。また、Al2O3
はZrO2に比べて解離圧が低く、合金組成との反応も
少ないことが期待でき、この点でも比較鋳型より優れた
特性を有する。
度を示す。試験は、1450℃で実施し、負荷応力を変
化させ、各応力におけるクリープ速度を測定した。なお
、試験は4点曲げクリープ試験装置で行った。本発明に
よる鋳型No.1とNo.11とは優れたクリープ強度
を示し、特に鋳型No.1は応力を約6Kgf/cm2
負荷しても、ほとんどクリープ変形が発生しないことが
明らかとなった。また、鋳型No.11は鋳型No.1
に比べ変形量は多いものの、比較鋳型に比べ変形量が約
1/10程度であることを示す。このように、本発明に
よる鋳型は優れた高温強度を有しており、鋳込み温度が
高く、かつ保持時間も長い一方向凝固合金及び単結晶合
金の鋳造に好適な鋳型を提供できる。また、Al2O3
はZrO2に比べて解離圧が低く、合金組成との反応も
少ないことが期待でき、この点でも比較鋳型より優れた
特性を有する。
【0029】さらに、鋳型No.1に粒子径が約100
から200μmのアルミナからなる細粒耐火物をフィラ
ーに対し約30wt%添加したスラリーを作製し、鋳型
No.Vを作製した。その製造工程は鋳型No.1と同
様である。鋳型No.Vのクリープ速度は、応力0.2
5Kgf/cm2、温度1450℃において、約0.0
15mm/hであった。本強度は、鋳型No.1の強度
を上まわり、スラリー中に細粒耐火物を加えることによ
り強度を向上できることを示した。
から200μmのアルミナからなる細粒耐火物をフィラ
ーに対し約30wt%添加したスラリーを作製し、鋳型
No.Vを作製した。その製造工程は鋳型No.1と同
様である。鋳型No.Vのクリープ速度は、応力0.2
5Kgf/cm2、温度1450℃において、約0.0
15mm/hであった。本強度は、鋳型No.1の強度
を上まわり、スラリー中に細粒耐火物を加えることによ
り強度を向上できることを示した。
【0030】本発明によれば、高温クリープ強度を従来
鋳型に比較して約10倍向上できるため、高温変形の小
さい鋳型を提供することができる。このため、普通鋳造
法に比べ、鋳込み時の温度が高く、かつ保持時間も長い
Fe,Ni,Co基耐熱合金からなる一方向凝固及び単
結晶の鋳造に適用する鋳型に好適である。また、この一
方向凝固及び単結晶の製造によって、大型のガスタービ
ン用動翼を製造することが可能となり、ガス温度の上昇
により発電効率を飛躍的に向上することができる。
鋳型に比較して約10倍向上できるため、高温変形の小
さい鋳型を提供することができる。このため、普通鋳造
法に比べ、鋳込み時の温度が高く、かつ保持時間も長い
Fe,Ni,Co基耐熱合金からなる一方向凝固及び単
結晶の鋳造に適用する鋳型に好適である。また、この一
方向凝固及び単結晶の製造によって、大型のガスタービ
ン用動翼を製造することが可能となり、ガス温度の上昇
により発電効率を飛躍的に向上することができる。
【0031】そして、本鋳型は、高温強度が従来鋳型に
比べ著しく高く、高温下で使用される大型鋳造部材の製
造に好適である。また、金属間化合物等、さらに融点の
高い耐熱材料の一方向凝固合金及び単結晶合金の製造プ
ロセスへも適用可能である。
比べ著しく高く、高温下で使用される大型鋳造部材の製
造に好適である。また、金属間化合物等、さらに融点の
高い耐熱材料の一方向凝固合金及び単結晶合金の製造プ
ロセスへも適用可能である。
【0032】
【発明の効果】本発明の精密鋳造用高強度鋳型の製造法
によれば、高温クリープ強度を向上し、かつ高温変形の
少ない鋳型を提供できるため、この鋳型を用いて一方向
凝固合金及び単結晶合金の鋳造が可能となり、これらの
合金で形成したブレードを備えて発電用ガスタービンの
発電効率を向上することができる。
によれば、高温クリープ強度を向上し、かつ高温変形の
少ない鋳型を提供できるため、この鋳型を用いて一方向
凝固合金及び単結晶合金の鋳造が可能となり、これらの
合金で形成したブレードを備えて発電用ガスタービンの
発電効率を向上することができる。
【図1】本発明の一実施例を示す鋳型及び比較鋳型を示
す図である。
す図である。
【図2】本発明の鋳型のクリープ強度を示すグラフであ
る。
る。
【図3】フィラーとコロイダルシリカとの配合率の変化
に伴う粘度の変化を示すグラフである。
に伴う粘度の変化を示すグラフである。
【図4】フィラーの粒径に関する累積重量割合を示すグ
ラフである。
ラフである。
Claims (8)
- 【請求項1】 フィラーに粘結材を配合してスラリー
を形成し、該スラリーと細粒耐火物とを交互に模型表面
に塗布して焼結する精密鋳造用高強度鋳型の製造法にお
いて、前記フィラーは、粒子の径が0.5〜40μmの
範囲のAl2O3粒子よりなり、かつその粒度分布が、
【数1】 CPFT:累積重量(%) D :粒子の径 Ds :粒子の最小径 DL :粒子の最大径 n :0.1〜1 を満足し、このフィラーを60〜90%の配合率でコロ
イダルシリカの前記粘結材に配合させて前記スラリーを
形成することを特徴とする精密鋳造用高強度鋳型の製造
法。 - 【請求項2】 フィラーは、TiO2,MgO,Zr
O2,HfO2,Y2O3,CaO,La2O3,Ce
O2,BaO及びCr2O3のうち少なくとも一種を含
み、前記粒度分布を満足することを特徴とする請求項1
記載の精密鋳造用高強度鋳型の製造法。 - 【請求項3】 スラリーは、Dsが0.5〜10μm
,DLが10〜40μmで、かつ粘度が100〜200
0cPにより形成され、前記スラリーと細粒耐火物とを
交互に塗布した後、少なくとも1500℃の温度で予熱
又は焼成することを特徴とする請求項1又は2記載の精
密鋳造用高強度鋳型の製造法。 - 【請求項4】 スラリーを、第1層に塗布した後、該
スラリーに細粒耐火物を混合させてその混合物を塗布す
ることを特徴とする請求項1又は2記載の精密鋳造用高
強度鋳型の製造法。 - 【請求項5】 スラリーを、第1層に塗布した後、前
記スラリーにその粒径分布が、 【数2】 CPFT:累積重量(%) D :粒子の径 Ds :粒子の最小径 DL :粒子の最大径 n :0.2〜3 を満足する細粒耐火物を混合させ、その混合物を塗布す
ることを特徴とする請求項1又は2記載の精密鋳造用高
強度鋳型の製造法。 - 【請求項6】 細粒耐火物は、Al2O3,TiO2
,MgO,ZrO2,HfO2,Y2O3,CaO,L
a2O3,CeO2,CeO3,BaO及びCr2O3
のうち少なくとも一種よりなることを特徴とする請求項
1,2,3,4又は5のいずれか1項記載の精密鋳造用
高強度鋳型の製造法。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項記載の精
密鋳造用高強度鋳型の製造法を用いて製造された精密鋳
造用高強度鋳型。 - 【請求項8】 請求項7記載の精密鋳造用高強度鋳型
により鋳造された一方向凝固合金又は単結晶合金で形成
されたブレードを備えてなることを特徴とする発電用ガ
スタービン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2405916A JPH04224044A (ja) | 1990-12-25 | 1990-12-25 | 精密鋳造用高強度鋳型の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2405916A JPH04224044A (ja) | 1990-12-25 | 1990-12-25 | 精密鋳造用高強度鋳型の製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04224044A true JPH04224044A (ja) | 1992-08-13 |
Family
ID=18515539
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2405916A Pending JPH04224044A (ja) | 1990-12-25 | 1990-12-25 | 精密鋳造用高強度鋳型の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04224044A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005349472A (ja) * | 2004-05-12 | 2005-12-22 | Snecma Moteurs | 接触層を用いたロストワックス鋳造方法 |
| JP2010017752A (ja) * | 2008-07-14 | 2010-01-28 | Itochu Ceratech Corp | 精密鋳造用鋳型製造用スタッコ材及びそれを用いた精密鋳造用鋳型 |
| JP2013031882A (ja) * | 2012-11-15 | 2013-02-14 | Itochu Ceratech Corp | 精密鋳造用鋳型製造のためのバックアップスタッコ材及びその製造方法並びにそれを用いて得られた精密鋳造用鋳型 |
-
1990
- 1990-12-25 JP JP2405916A patent/JPH04224044A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005349472A (ja) * | 2004-05-12 | 2005-12-22 | Snecma Moteurs | 接触層を用いたロストワックス鋳造方法 |
| JP2010017752A (ja) * | 2008-07-14 | 2010-01-28 | Itochu Ceratech Corp | 精密鋳造用鋳型製造用スタッコ材及びそれを用いた精密鋳造用鋳型 |
| JP2013031882A (ja) * | 2012-11-15 | 2013-02-14 | Itochu Ceratech Corp | 精密鋳造用鋳型製造のためのバックアップスタッコ材及びその製造方法並びにそれを用いて得られた精密鋳造用鋳型 |
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