JPH04339538A - 精密鋳造用鋳型の製造方法 - Google Patents
精密鋳造用鋳型の製造方法Info
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- JPH04339538A JPH04339538A JP3111534A JP11153491A JPH04339538A JP H04339538 A JPH04339538 A JP H04339538A JP 3111534 A JP3111534 A JP 3111534A JP 11153491 A JP11153491 A JP 11153491A JP H04339538 A JPH04339538 A JP H04339538A
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- Japan
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- filler
- mold
- manufacturing
- fine
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- Mold Materials And Core Materials (AREA)
- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、精密鋳造用鋳型の製造
方法に係り、特に発電用ガスタービン設備に設けられる
一方向凝固もしくは単結晶動翼を精密鋳造するのに好適
な、高強度セラミックからなる精密鋳造用鋳型の製造方
法に関するものである。
方法に係り、特に発電用ガスタービン設備に設けられる
一方向凝固もしくは単結晶動翼を精密鋳造するのに好適
な、高強度セラミックからなる精密鋳造用鋳型の製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ガスタービン用初段動翼には、ク
リープ強度等高温強度に優れた超耐熱合金より成る精密
鋳造品が適用されていた。その鋳型材は、鋳込み温度及
び時間がそれぞれ1400℃乃至1500℃、10分乃
至20分である普通鋳造において、適性な高温特性を有
するZrO2系粒子(ZrO2・SiO2)がフィラー
に、またスタッコと呼ばれる細粒耐火物材にはムライト
(3Al2O3,2SiO2)が適用されていた。しか
し近年、ガスタービンの発電効率を改善するためガス温
度を約1500℃に高めた高温ガスタービンプラントが
計画されている。
リープ強度等高温強度に優れた超耐熱合金より成る精密
鋳造品が適用されていた。その鋳型材は、鋳込み温度及
び時間がそれぞれ1400℃乃至1500℃、10分乃
至20分である普通鋳造において、適性な高温特性を有
するZrO2系粒子(ZrO2・SiO2)がフィラー
に、またスタッコと呼ばれる細粒耐火物材にはムライト
(3Al2O3,2SiO2)が適用されていた。しか
し近年、ガスタービンの発電効率を改善するためガス温
度を約1500℃に高めた高温ガスタービンプラントが
計画されている。
【0003】このガスタービン動翼材料には、高温強度
を高めるため、従来の普通鋳造により製造された多結晶
材料に代えて、結晶の成長方向が遠心応力の発生方向に
一致した一方向凝固材料もしくは、結晶粒界を含まない
、単結晶材料を適用する必要がある。一方向凝固及び単
結晶のための鋳込み条件は、普通鋳造に比べ、高温でか
つ長時間になるため、鋳込み時の鋳型変形の抑制及び溶
湯と鋳型材との反応を防止するため、従来鋳型に比べさ
らに高温強度に優れた鋳型を適用する必要がある。
を高めるため、従来の普通鋳造により製造された多結晶
材料に代えて、結晶の成長方向が遠心応力の発生方向に
一致した一方向凝固材料もしくは、結晶粒界を含まない
、単結晶材料を適用する必要がある。一方向凝固及び単
結晶のための鋳込み条件は、普通鋳造に比べ、高温でか
つ長時間になるため、鋳込み時の鋳型変形の抑制及び溶
湯と鋳型材との反応を防止するため、従来鋳型に比べさ
らに高温強度に優れた鋳型を適用する必要がある。
【0004】上記の要求に対応する鋳型としては、特開
昭51−119616号公報に記載されたように、内側
構成要素がアルミナとシリカ、外側構成要素がジルコン
よりなる高強度鋳型や、特開昭61−46346号公報
に記載されたように、Al2O3粒子とコロイダルシリ
カで構成されるスラリーとZrO2細粒耐火物とを、交
互にくりかえして塗布した鋳型及びその製造法が提案さ
れている。
昭51−119616号公報に記載されたように、内側
構成要素がアルミナとシリカ、外側構成要素がジルコン
よりなる高強度鋳型や、特開昭61−46346号公報
に記載されたように、Al2O3粒子とコロイダルシリ
カで構成されるスラリーとZrO2細粒耐火物とを、交
互にくりかえして塗布した鋳型及びその製造法が提案さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術は、高温
強度を改善するため耐熱性に優れた材料を鋳型材に適用
したものである。しかし、スラリー中のフィラーの粒子
径が高温強度に大きな影響を及ぼす点を考慮していない
ため、十分な強度が得られないばかりでなく、粘度特性
等他の性質を損うことが懸念される。強度を補うには、
鋳型の厚さを増すことが効果的であるが、熱伝導性が低
下するため所定の一方向凝固及び単結晶化が得られない
点にも問題があった。
強度を改善するため耐熱性に優れた材料を鋳型材に適用
したものである。しかし、スラリー中のフィラーの粒子
径が高温強度に大きな影響を及ぼす点を考慮していない
ため、十分な強度が得られないばかりでなく、粘度特性
等他の性質を損うことが懸念される。強度を補うには、
鋳型の厚さを増すことが効果的であるが、熱伝導性が低
下するため所定の一方向凝固及び単結晶化が得られない
点にも問題があった。
【0006】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、粘度特性及び熱伝導性などの鋳型特性を損わずに
高温強度を改善し、一方向凝固及び単結晶鋳物の精密鋳
造性に優れた精密鋳造用鋳型の製造方法を提供すること
を目的とする。
あり、粘度特性及び熱伝導性などの鋳型特性を損わずに
高温強度を改善し、一方向凝固及び単結晶鋳物の精密鋳
造性に優れた精密鋳造用鋳型の製造方法を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明はスラリーと細粒耐火物とを交互に塗布する
ことにより、複数層で形成される精密鋳造用鋳型の製造
方法において、前記スラリー中のフィラー及び前記細粒
耐火物が主としてAl2O3微細粒子よりなり、第1層
中に含まれる前記フィラーの最大粒子径を第2層以降中
に含まれる前記フィラーの最大粒子径より小さくし、か
つ第2層以降中に含まれる前記フィラーの最大粒子径が
10μm以上200μm以下で、平均粒子径が20μm
以上となるようにしたことを特徴としている。
に、本発明はスラリーと細粒耐火物とを交互に塗布する
ことにより、複数層で形成される精密鋳造用鋳型の製造
方法において、前記スラリー中のフィラー及び前記細粒
耐火物が主としてAl2O3微細粒子よりなり、第1層
中に含まれる前記フィラーの最大粒子径を第2層以降中
に含まれる前記フィラーの最大粒子径より小さくし、か
つ第2層以降中に含まれる前記フィラーの最大粒子径が
10μm以上200μm以下で、平均粒子径が20μm
以上となるようにしたことを特徴としている。
【0008】また、第1層中に含まれるフィラーの最大
粒子径が100μm以下で、平均粒子径が20μm以下
となるようにするとよい。
粒子径が100μm以下で、平均粒子径が20μm以下
となるようにするとよい。
【0009】さらに、第2層以降中に含まれるフィラー
の最大粒子径及び平均粒子径の少くとも一方を、鋳型の
外側ほど大きくしてもよい。
の最大粒子径及び平均粒子径の少くとも一方を、鋳型の
外側ほど大きくしてもよい。
【0010】また、細粒耐火物の平均粒子径に対するフ
ィラーの平均粒子径の比が5%乃至50%となるように
するとよい。
ィラーの平均粒子径の比が5%乃至50%となるように
するとよい。
【0011】一方、本発明の他の発明は、スラリーと細
粒耐火物とを交互に塗布することにより、複数層で形成
される精密鋳造用鋳型の製造方法において、前記スラリ
ー中のフィラー及び前記細粒耐火物が主としてAl2O
3微細粒子よりなり、前記細粒耐火物の平均粒子径に対
する前記フィラーの平均粒子径の比が5%乃至50%と
なるようにしたことを特徴としている。
粒耐火物とを交互に塗布することにより、複数層で形成
される精密鋳造用鋳型の製造方法において、前記スラリ
ー中のフィラー及び前記細粒耐火物が主としてAl2O
3微細粒子よりなり、前記細粒耐火物の平均粒子径に対
する前記フィラーの平均粒子径の比が5%乃至50%と
なるようにしたことを特徴としている。
【0012】また、フィラー及び細粒耐火物の少くとも
一方を、Al2O3,TiO2,MgO,ZrO2,H
fO2,Y2O3,CaO,La2O3,CeO3,C
eO2,BaO及びCr2O3のうち少くとも1種で構
成してもよい。
一方を、Al2O3,TiO2,MgO,ZrO2,H
fO2,Y2O3,CaO,La2O3,CeO3,C
eO2,BaO及びCr2O3のうち少くとも1種で構
成してもよい。
【0013】
【作用】上記の方法によると、第1層のフィラーの粒子
径を小さくすることにより鋳肌が良好となる。また、第
2層以降のスラリー中に含まれるフィラーの50%累積
重量に相当する平均粒子径を20μm以上とすることに
より、高温強度が向上する。特に、平均粒子径を30〜
100μmとするのがよい。
径を小さくすることにより鋳肌が良好となる。また、第
2層以降のスラリー中に含まれるフィラーの50%累積
重量に相当する平均粒子径を20μm以上とすることに
より、高温強度が向上する。特に、平均粒子径を30〜
100μmとするのがよい。
【0014】また、フィラーの粒子径を溶湯側の第1層
から外側へ向かうほど大きくすることにより、曲げ応力
が第1層から外層に向かって圧縮から引張に変化するの
に対応して、各層の鋳型強度を向上することができる。
から外側へ向かうほど大きくすることにより、曲げ応力
が第1層から外層に向かって圧縮から引張に変化するの
に対応して、各層の鋳型強度を向上することができる。
【0015】さらに、細粒耐火物の平均粒子径に対する
フィラーの平均粒子径の比を一定範囲に限定することに
より、鋳型の密度を高め内部の空隙を減少させ、強度を
向上させることができる。また、第1層及び第2層以降
に用いるフィラーの最大粒子径をそれぞれ100μm以
下及び100μm以上200μm以下とすることによっ
ても同様の効果が得られる。
フィラーの平均粒子径の比を一定範囲に限定することに
より、鋳型の密度を高め内部の空隙を減少させ、強度を
向上させることができる。また、第1層及び第2層以降
に用いるフィラーの最大粒子径をそれぞれ100μm以
下及び100μm以上200μm以下とすることによっ
ても同様の効果が得られる。
【0016】一方、鋳型材料をAl2O3,TiO2,
MgO,ZrO2,HfO2,Y2O3,CaO,La
2O3,CeO3,CeO2,BaO及びCr2O3の
うち少くとも1種で構成することにより、鋳型の強度を
向上するとともに、鋳型材と溶湯との反応を抑制するこ
とができる。
MgO,ZrO2,HfO2,Y2O3,CaO,La
2O3,CeO3,CeO2,BaO及びCr2O3の
うち少くとも1種で構成することにより、鋳型の強度を
向上するとともに、鋳型材と溶湯との反応を抑制するこ
とができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1,2及び表1を
参照して説明する。
参照して説明する。
【0018】表1に作製した各鋳型の構成とそのクリー
プ強度(定常クリープ速度)との関係を示す。
プ強度(定常クリープ速度)との関係を示す。
【0019】
【表1】
【0020】上記の表において、A,B及びCの50%
累積重量に相当する平均粒子径は図2に示すようにそれ
ぞれ14μm、15μm及び20μmである。また、鋳
型No1乃至No5は本発明による鋳型であり、No6
及びNo7は比較のため作成した鋳型である。
累積重量に相当する平均粒子径は図2に示すようにそれ
ぞれ14μm、15μm及び20μmである。また、鋳
型No1乃至No5は本発明による鋳型であり、No6
及びNo7は比較のため作成した鋳型である。
【0021】鋳型No1はフィラーと細粒耐火物の両方
にAl2O3を用いた。フィラーとして第1層にはAを
第2層以降にはCを用い、コロイダルシリカ系のバイン
ダーと混合しスラリーを作製した。その配合割合は第1
層で約80重量%、粘度は約800cPであった。
にAl2O3を用いた。フィラーとして第1層にはAを
第2層以降にはCを用い、コロイダルシリカ系のバイン
ダーと混合しスラリーを作製した。その配合割合は第1
層で約80重量%、粘度は約800cPであった。
【0022】ここで鋳型の作製手順を説明する。ワック
ス模型を上記のスラリー中に浸漬した後、細粒耐火物を
散布し乾燥を約1時間行ない第1層を形成した。2層以
降のスラリーには前記のフィラーCを用い、第1層と同
様の工程にてサンディングを繰返し鋳型を作製した。そ
の後、加熱炉内で焼成処理をし所定の特性を具備させた
。焼成は1550℃で約30分保持させ実施した。なお
、細粒耐火物とフィラーとの粒子径の比(50%累積重
量に相当する粒子径)は、第1層で約9、2層以降で最
大約37であった。
ス模型を上記のスラリー中に浸漬した後、細粒耐火物を
散布し乾燥を約1時間行ない第1層を形成した。2層以
降のスラリーには前記のフィラーCを用い、第1層と同
様の工程にてサンディングを繰返し鋳型を作製した。そ
の後、加熱炉内で焼成処理をし所定の特性を具備させた
。焼成は1550℃で約30分保持させ実施した。なお
、細粒耐火物とフィラーとの粒子径の比(50%累積重
量に相当する粒子径)は、第1層で約9、2層以降で最
大約37であった。
【0023】鋳型No2は、フィラーと細粒耐火物にそ
れぞれAl2O3粒子を用い作製した。使用したフィラ
ー用Al2O3粒子は第1層乃至第3層がA、それ以降
はCであった。その作製手順は鋳型No1に示す方法を
用いた。
れぞれAl2O3粒子を用い作製した。使用したフィラ
ー用Al2O3粒子は第1層乃至第3層がA、それ以降
はCであった。その作製手順は鋳型No1に示す方法を
用いた。
【0024】鋳型No3は、フィラーと細粒耐火物にそ
れぞれにAl2O3粒子を用い作成した。第2,3層用
フィラーにBを用いた点を除き鋳型No2と同様の手順
に従って作成した発明鋳型である。
れぞれにAl2O3粒子を用い作成した。第2,3層用
フィラーにBを用いた点を除き鋳型No2と同様の手順
に従って作成した発明鋳型である。
【0025】鋳型No4のフィラー及び細粒耐火物には
それぞれAl2O3粒子を用いた。このうち、第1〜3
層にはBを、それ以降にはCを使用した。フィラーの粒
子径に対する細粒耐火物の粒子径の比(50%累積重量
に相当する粒子径)は第1層が約8、それ以降の層にお
いて最大37であった。その作製手順は鋳型No1に用
いた方法と同一であった。
それぞれAl2O3粒子を用いた。このうち、第1〜3
層にはBを、それ以降にはCを使用した。フィラーの粒
子径に対する細粒耐火物の粒子径の比(50%累積重量
に相当する粒子径)は第1層が約8、それ以降の層にお
いて最大37であった。その作製手順は鋳型No1に用
いた方法と同一であった。
【0026】鋳型No5のフィラー及び細粒耐火物には
、それぞれAl2O3及びムライト(3Al2O3、2
SiO2)を用いた。このうち、フィラー用Al2O3
粒子として第1層にはBを第2層以降にはCを使用した
。その作製方法は鋳型No4と同一であった。
、それぞれAl2O3及びムライト(3Al2O3、2
SiO2)を用いた。このうち、フィラー用Al2O3
粒子として第1層にはBを第2層以降にはCを使用した
。その作製方法は鋳型No4と同一であった。
【0027】次に鋳型No6及びNo7の作製方法を示
す。 鋳型No6にはフィラー及び細粒耐火物としてAl2O
3粒子を用いた。しかし、用いたAl2O3粒子は各層
とも50%累積重量に相当する粒子径が20μm以下で
あるAを使用した。なお、その作製手順は鋳型No1と
同様であった。鋳型No7はNo6に対し第2層以降に
Bを適用した点を特徴とする。しかし、No6と同様、
第2層以降のフィラーの粒子径(50%累積重量に相当
する粒子径)は20μm以下であった。
す。 鋳型No6にはフィラー及び細粒耐火物としてAl2O
3粒子を用いた。しかし、用いたAl2O3粒子は各層
とも50%累積重量に相当する粒子径が20μm以下で
あるAを使用した。なお、その作製手順は鋳型No1と
同様であった。鋳型No7はNo6に対し第2層以降に
Bを適用した点を特徴とする。しかし、No6と同様、
第2層以降のフィラーの粒子径(50%累積重量に相当
する粒子径)は20μm以下であった。
【0028】以上説明した鋳型No1〜7の高温強度(
定常クリ−プ速度)を表1にまとめて示す。試験は4点
曲げクリ−プ法により、温度1500℃応力2.5MP
a一定のもとで実施した。第2層以降のフィラーに粒子
径(50%累積重量に相当する粒子径)20μm以上の
Cを用いた本発明鋳型に対しA及びBを用いた比較鋳型
の定常クリ−プ速度は約2〜3倍大きな値を示した。従
来の精密鋳造用鋳型として一般的に用いられているジル
コン(ZrO2・SiO2)系鋳型の強度は、今回比較
のために用いた従来のAl2O3系鋳型である鋳型No
6に対し使用条件で比較し約1/100である。そして
、一方向凝固及び単結晶ガスタ−ビン動翼を精密鋳造す
るために必要な鋳型の強度は、凝固時間の関係からジル
コン系鋳型の200倍以上必要と考えられる。
定常クリ−プ速度)を表1にまとめて示す。試験は4点
曲げクリ−プ法により、温度1500℃応力2.5MP
a一定のもとで実施した。第2層以降のフィラーに粒子
径(50%累積重量に相当する粒子径)20μm以上の
Cを用いた本発明鋳型に対しA及びBを用いた比較鋳型
の定常クリ−プ速度は約2〜3倍大きな値を示した。従
来の精密鋳造用鋳型として一般的に用いられているジル
コン(ZrO2・SiO2)系鋳型の強度は、今回比較
のために用いた従来のAl2O3系鋳型である鋳型No
6に対し使用条件で比較し約1/100である。そして
、一方向凝固及び単結晶ガスタ−ビン動翼を精密鋳造す
るために必要な鋳型の強度は、凝固時間の関係からジル
コン系鋳型の200倍以上必要と考えられる。
【0029】図1にAl2O3フィラーを用いた鋳型の
1500℃におけるクリープ定常速度(クリ−プ強度)
とフィラーの50%累積重量に相当する粒子径との関係
を示す。クリープ強度は粒子径の増加とともに著しく増
加する。その理由は、アルミナ鋳型のクリープはAlの
イオンとOのイオンが拡散によって移動するためである
ことが明らかとなった。それぞれのイオンの移動する経
路として粒界と粒内が考えられる。本鋳型の場合、拡散
の経路は粒内に比べ粒界が支配的であり変形の速度は粒
子径の2乗に逆比例することがわかった。さらに、フィ
ラーと細粒耐火物のうち、特にフィラーの粒子径が変形
に影響を及ぼすことも明らかとなった。以上の通り、鋳
型の高温変形はAl及びOイオンの拡散により発生する
。 そのため、鋳型の強度は特にフィラーの粒子径を増加さ
せることにより著しく向上できる。また、その効果は、
フィラーの平均的粒子径を増加させる方法によって有効
に作用する。
1500℃におけるクリープ定常速度(クリ−プ強度)
とフィラーの50%累積重量に相当する粒子径との関係
を示す。クリープ強度は粒子径の増加とともに著しく増
加する。その理由は、アルミナ鋳型のクリープはAlの
イオンとOのイオンが拡散によって移動するためである
ことが明らかとなった。それぞれのイオンの移動する経
路として粒界と粒内が考えられる。本鋳型の場合、拡散
の経路は粒内に比べ粒界が支配的であり変形の速度は粒
子径の2乗に逆比例することがわかった。さらに、フィ
ラーと細粒耐火物のうち、特にフィラーの粒子径が変形
に影響を及ぼすことも明らかとなった。以上の通り、鋳
型の高温変形はAl及びOイオンの拡散により発生する
。 そのため、鋳型の強度は特にフィラーの粒子径を増加さ
せることにより著しく向上できる。また、その効果は、
フィラーの平均的粒子径を増加させる方法によって有効
に作用する。
【0030】本実施例によれば、従来のAl2O3系鋳
型の強度に比べ約2倍乃至3倍の高強度を得ることがで
き、一方向凝固及び単結晶動翼の精密鋳造用鋳型として
好適である。さらに、Al2O3を始めとする各セラミ
ックスは、Ni基合金溶湯との反応も少ないことから、
この点でも鋳型材として優れた特性を有する。また、第
1層のフィラーの粒子径を小さくすることにより鋳肌を
良好にすることができる。さらに鋳型の第1層から連続
的にフィラーの粒子径を増加させることにより、曲げ応
力が第1層から外層に向って圧縮から引張りに変化する
のに対応した鋳型強度を各層に与えることができる。
型の強度に比べ約2倍乃至3倍の高強度を得ることがで
き、一方向凝固及び単結晶動翼の精密鋳造用鋳型として
好適である。さらに、Al2O3を始めとする各セラミ
ックスは、Ni基合金溶湯との反応も少ないことから、
この点でも鋳型材として優れた特性を有する。また、第
1層のフィラーの粒子径を小さくすることにより鋳肌を
良好にすることができる。さらに鋳型の第1層から連続
的にフィラーの粒子径を増加させることにより、曲げ応
力が第1層から外層に向って圧縮から引張りに変化する
のに対応した鋳型強度を各層に与えることができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
鋳型材に用いられるスラリー中のフィラーの粒子径(5
0%累積重量に相当する粒子径)を第2層以降に対し約
20μm以上とすることにより、高温強度を約2〜3倍
向上できる。したがって、一方向凝固及び単結晶ガスタ
−ビン動翼を精密鋳造する鋳型の製造方法として効果が
ある。
鋳型材に用いられるスラリー中のフィラーの粒子径(5
0%累積重量に相当する粒子径)を第2層以降に対し約
20μm以上とすることにより、高温強度を約2〜3倍
向上できる。したがって、一方向凝固及び単結晶ガスタ
−ビン動翼を精密鋳造する鋳型の製造方法として効果が
ある。
【図1】フィラーの平均粒子径とクリープ定常速度との
関係を示す線図である。
関係を示す線図である。
【図2】フィラーの粒子径分布を示す線図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 スラリーと細粒耐火物とを交互に塗布
することにより、複数層で形成される精密鋳造用鋳型の
製造方法において、前記スラリー中のフィラー及び前記
細粒耐火物が主としてAl2O3微細粒子よりなり、第
1層中に含まれる前記フィラーの最大粒子径を第2層以
降中に含まれる前記フィラーの最大粒子径より小さくし
、かつ第2層以降中に含まれる前記フィラーの最大粒子
径が10μm以上200μm以下で、平均粒子径が20
μm以上となるようにしたことを特徴とする精密鋳造用
鋳型の製造方法。 - 【請求項2】 第1層中に含まれるフィラーの最大粒
子径が100μm以下で、平均粒子径が20μm以下と
なるようにしたことを特徴とする請求項1記載の精密鋳
造用鋳型の製造方法。 - 【請求項3】 第2層以降中に含まれるフィラーの最
大粒子径及び平均粒子径の少くとも一方を、鋳型の外側
ほど大きくしたことを特徴とする請求項1または2記載
の精密鋳造用鋳型の製造方法。 - 【請求項4】 細粒耐火物の平均粒子径に対するフィ
ラーの平均粒子径の比が5%乃至50%となるようにし
たことを特徴とする請求項1,2または3記載の精密鋳
造用鋳型の製造方法。 - 【請求項5】 スラリーと細粒耐火物とを交互に塗布
することにより、複数層で形成される精密鋳造用鋳型の
製造方法において、前記スラリー中のフィラー及び前記
細粒耐火物が主としてAl2O3微細粒子よりなり、前
記細粒耐火物の平均粒子径に対する前記フィラーの平均
粒子径の比が5%乃至50%となるようにしたことを特
徴とする精密鋳造用鋳型の製造方法。 - 【請求項6】 フィラー及び細粒耐火物の少くとも一
方が、Al2O3,TiO2,MgO,ZrO2,Hf
O2,Y2O3,CaO,La2O3,CeO3,Ce
O2,BaO及びCr2O3のうち少くとも1種で構成
されることを特徴とする請求項1,2,3,4または5
記載の精密鋳造用鋳型の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3111534A JPH04339538A (ja) | 1991-05-16 | 1991-05-16 | 精密鋳造用鋳型の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3111534A JPH04339538A (ja) | 1991-05-16 | 1991-05-16 | 精密鋳造用鋳型の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04339538A true JPH04339538A (ja) | 1992-11-26 |
Family
ID=14563789
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3111534A Pending JPH04339538A (ja) | 1991-05-16 | 1991-05-16 | 精密鋳造用鋳型の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04339538A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012525260A (ja) * | 2009-04-30 | 2012-10-22 | エボニック デグサ ゲーエムベーハー | 分散液、スラリー、および該スラリーを使用した精密鋳造のための鋳造鋳型の製造方法 |
-
1991
- 1991-05-16 JP JP3111534A patent/JPH04339538A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012525260A (ja) * | 2009-04-30 | 2012-10-22 | エボニック デグサ ゲーエムベーハー | 分散液、スラリー、および該スラリーを使用した精密鋳造のための鋳造鋳型の製造方法 |
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