JPH0422968B2 - - Google Patents
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- JPH0422968B2 JPH0422968B2 JP62306616A JP30661687A JPH0422968B2 JP H0422968 B2 JPH0422968 B2 JP H0422968B2 JP 62306616 A JP62306616 A JP 62306616A JP 30661687 A JP30661687 A JP 30661687A JP H0422968 B2 JPH0422968 B2 JP H0422968B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- flux
- molten metal
- straightness
- longitudinal direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
- Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野)
本発明は溶融金属の溶湯処理用フラツクス入り
ワイヤに関する。 [従来の技術] 従来、鋼等の金属の製造においては、不純物を
減少させる方法として、例えば、脱酸、脱硫、あ
るいは合金元素の添加等を行なつており、このた
め、溶融金属に脱酸剤、脱硫剤、金属粉その他の
溶剤が供給される。 その供給方法の1つにフラツクス入りワイヤに
よる供給方法がある。 この方法は、フープ材(金属製外皮材)に必要
溶剤(フラツクス)を包み込んでワイヤに成形し
たものを、溶融金属中に供給するものであり、こ
の方法によれば、溶融金属中に連続してフラツク
スを供給することができ、また、溶融金属との比
重差から浮上し易いフラツクス原料も、溶鋼底部
からの反応が可能なため歩留りが向上する等の利
点があり、従来から良く用いられる方法である。
第7図に従来のフラツクス入りワイヤによる供給
方法の概略図を示す。また、第8図a、第8図b
に従来のフラツクス入りワイヤの断面形状を示
す。 第7図において70はフラツクス入りワイヤで
あり、このフラツクス入りワイヤはボビン71か
ら供給装置72を経て、取鍋73へと供給され
る。 上記のワイヤ70の形状としては第8図a、第
8図bに示すような形状が一般的である。しかし
ながら、上記した形状の従来ワイヤでは、ワイヤ
送給に際して以下に示すような問題があつた。 第8図aおよび第8図bの形状のワイヤは円形
断面を有しており、第9図に示すごとく、ボビン
71からワイヤ70を引出した時、直進性が悪
く、ワイヤ70がねじれてラセン状に成り易かつ
た。 これは、従来のワイヤではボビンに巻き取る時
のキヤストぐせがあり、かつ、断面が円形である
ため円周方向にねじれが生じやすいためである。
したがつて、第9図に示すごとく、ワイヤにラセ
ン状のくせがついたまま、取鍋等に入つた溶融金
属中にワイヤが供給されると、鍋底近くまでワイ
ヤが到達できなくて、鍋底付近でのフラツクスと
溶湯との反応が充分でなかつたり、あるいは、溶
湯金属表面が波立つて湯が不安定となり、溶湯が
周囲に飛散して安定した作業が困難となるなどの
問題があつた。 また、第8図aのワイヤでは、ラセン状となつ
たワイヤが送給装置を通過するとき、無理に直線
状となるため、外皮合せ目が開いてフラツクスが
吹きだすような問題もあつた。 [発明が解決しようとする問題点] 本発明は以上説明したような従来技術の問題点
を解決して、ワイヤ送給に際して、ねじれたりし
ない直進性の良好な溶融金属の溶湯処理用フラツ
クス入りワイヤを提供するものである。 [問題点を解決するための手段] 本発明の要旨は、フラツクスと、当該フラツク
スを包囲した金属製外皮とによりなる溶融金属の
溶湯処理用フラツクス入りワイヤにおいて、当該
ワイヤの長手方向に直交する部分の断面形状が一
対の略平行な辺を有する偏平形状であり、前記金
属製外皮の当該一対の略平行なそれぞれの辺を有
するそれぞれの面を形成する上下面部分には、ワ
イヤ長手方向にほぼ直交した、下記の条件を満た
す溝がワイヤ長手方向に断続的に設けられている
ことを特徴とする溶融金属の溶湯処理用フラツク
ス入りワイヤに存在する。 0.6≦Y'/Y≦0.9 1≦(X/Y)5≦3 5mm≦P≦20mm 1mm≦W≦5mm X:ワイヤ幅 Y:ワイヤ上下面突部間の垂直距離 Y′:ワイヤ上下面溝間の垂直距離 P:ワイヤ同一面突部間の水平距離 W:溝幅 [作用] 上記した構成の溶融金属の溶湯処理用フラツク
ス入りワイヤの製造工程の一例を第1図に示す。
第1図に示すように、フープの巻かれたロール1
からフープ1が成型縦ロール4およびサイドロー
ル5を介して各工程〜へと送られる。この
〜の工程の後、ローレツトロール6を通過する
工程を経て、ワイヤ8となり、ワイヤ巻取機3に
巻取られることとなる。 具体的に説明すると、フープ7は、第2図に示
すごとく、の工程で図の形状となり、の工
程で第1図に示したフラツクス供給ノズル2によ
りフラツクス9が供給される。 フラツクスが供給された後、、、、の
工程で、図に示すごとくフラツクス9がフープ7
により包み込まれ、の工程でフラツクス9を包
み込んだフープ7は、上下方向より押圧され、上
下面が略平行な平面である形状のワイヤ8とな
る。 その後、ワイヤ8の略平行な面である上下面に
は、の工程でローレツトロール6により、ワイ
ヤ長手方向に直交する溝がワイヤ長手方向に断続
的に形成されることとなる。したがつて、この溝
が形成されたことにより、フラツクスは圧縮され
密封されることとなる。その後の工程で、ワイ
ヤ巻取機3により、ワイヤ8は巻取られる。 以上の工程で製造されたワイヤは、ワイヤの長
手方向に直交する断面形状が一対の略平行な辺を
有する偏平形状であつて、フープ(金属製外皮)
の当該一対の略平行なそれぞれの辺を有するそれ
ぞれの面を形成する上下面部分には、ワイヤ長手
方向に直交した溝が断続的に形成されているた
め、ワイヤ巻取機によつてワイヤが巻取られたと
きに発生するワイヤのキヤストぐせは、送給機に
大きな負荷をかけることなく容易に解消され、ね
じれ等を発生せず、直進性良く引き出すことがで
きる。 また、送給機にて直進性を矯正する必要もない
ことから、外皮の合せ目をどのような形状として
も、外皮の合せ目が開きフラツクスが吹き出すこ
ともない。 なお、本発明においては、ワイヤ断面の幅対厚
さの比が3:1より大きくなりすぎると溶融金属
に対してスムーズに供給することがむずかしくな
るためワイヤ断面の幅対厚さの比は3:1までと
する。 また、溝の形状としては、特に限定するもので
はないが、溝によるフープ切れ防止のためにでき
るだけ丸味をおびた形状が良い。 すなわち、溝の例をあげるならば、第6図a,
b,c,dに示すような形状が考がえられ、特に
c,dの形状は丸味をおびておりより好ましい形
状である。 なお、本発明に類似した形状の従来技術として
特開昭57−7398号公報による長方形電極がある
が、この発明は本発明とまつたく別用途、すなわ
ち、溶接、はんだ付け、ろう付けの目的でなされ
たものであり本発明とはまつたく別発明である。 また、その他の相違点を具体的に説明するなら
ば、本発明のワイヤの送給スピードは100〜200
m/分以上であるのに対し、上記従来技術におけ
る長方形電極送給スピードは数m/分である。
本発明においてはワイヤ長手方向に直交するよう
に溝を設けているが、これはワイヤのねじれをな
くすことが主目的であり、従来技術においてワイ
ヤ形状を長方形とした主目的は電極コア材料を制
限するためである。 以上説明したように本発明は、上記した従来の
発明とはまつたく別発明である。 [実施例] 以下に実施例を示して本発明を具体的に説明す
る。 第1図の成型工程にしたがつて、フープ材とし
てJIS SPCC−SD 0.4mmt、フラツクスとして
JISG2314のカルシウムシリコンを使用原材料と
して成形を行なつた。 フラツクス率(%)(=フラツクス重量/(フ
ラツクス重量+フープ重量)×100)を50%とし
て、第3図a,b,c,に示すような外皮の重ね
合わせ面の形状は異なるが、側面は第3図dに示
す形状の供試ワイヤを成形した。 なお、本例においては、第3図における、X
(ワイヤ幅)、Y(ワイヤ上下面突部間の垂直距
離)、Y'(ワイヤ上下面溝部間の垂直距離)、P
(ワイヤ同一面突部間の水平距離)、W(溝幅)を
第1表に示すような値とした。 上記ワイヤにつき直進性テストを行なつた。直
進性テスト装置を第4図に示す。 すなわち、ワイヤ41を送給装置42を用い
て、ガイドパイブ43の先端から1.5mの距離ま
で送給しストツプさせた時のワイヤ先端の位置を
計測し、この作業を多数回くり返すと、直進性の
良好なワイヤでは先端の位置が一点に集中し、一
方直進性の劣るワイヤでは先端の位置が分散する
ことから、その分散度合いによりワイヤの直進性
を判定した。 各供試ワイヤについて、それぞれ300点ずつワ
イヤ先端の位置を計測して直進性の判定を行なつ
た。 判定の基準は第5図に示すごとく300点の位置
をプロツトした時、座標の原点から最も離れた点
迄の距離Rが下記の範囲であるとき、特に良好
◎、良好○、やや良好△を合格とし、不良は×と
して不合格とした。 すなわち、 0<R≦30mm……◎ 30<R≦50mm……○ 50<R≦100mm……△ R>100mm……× と定めた。 また、各供試ワイヤについて、溶鋼への供給性
テストを行なつた。 判定基準は、各ワイヤを200m/分のスピード
で溶鋼中に供給した時、溶鋼に抗して直進性が良
好でフラツクスの吹き出しが無く、また湯の飛散
等が無くスムーズに供給できるワイヤを◎とし、
150m/分のスピードで溶鋼中に供給した時飛散
等が無く、スムーズに供給できたワイヤを○と
し、溶鋼に抗しきれずスムーズに供給することが
やや困難なワイヤを△として、以上を合格とし、
また、溶鋼に抗しきれずにスムーズに供給するこ
とができないワイヤを×とし不合格とした。 以上のテスト結果は第1表に示す。 第1表に示すごとく、本発明の実施例ワイヤNo.
1〜No.5は直進性および供給性ともに良好であつ
た。 比較例No.6、No.7は、X/Yが本発明の範囲外
であるものであるが、直進性、供給性は、従来例
(No.11、No.12)よりは優れており合格であつた。
ただ、実施例(No.1〜No.5)よりは劣つていた。 また、比較例No.8は、ワイヤの片側のみに溝を
設けたものであるが、従来例(No.11、No.12)と同
様に、直進性、供給性共に不良であり不合格であ
つた。 さらに、比較例No.9、No.10は、Y′/Yが本発
明の範囲外であるものであるが、直進性、供給性
は、従来例(No.11、No.12)よりは優れており、合
格であつた。ただ、実施例(No.1〜No.5)よりは
劣つていた。 また、従来例No.9、No.10に関しても直進性およ
び供給性共に不良であり不合格であつた。 従つて、実施例に係るワイヤは、従来ワイヤに
比較して大幅に直進性が向上し、これにより溶融
金属に対する供給性も良好となることが確認され
た。 [発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、ワイヤ供
給性およびワイヤ直進性の良好な溶融金属の溶湯
処理用フラツクス入りワイヤを提供することが可
能である。 【表】
ワイヤに関する。 [従来の技術] 従来、鋼等の金属の製造においては、不純物を
減少させる方法として、例えば、脱酸、脱硫、あ
るいは合金元素の添加等を行なつており、このた
め、溶融金属に脱酸剤、脱硫剤、金属粉その他の
溶剤が供給される。 その供給方法の1つにフラツクス入りワイヤに
よる供給方法がある。 この方法は、フープ材(金属製外皮材)に必要
溶剤(フラツクス)を包み込んでワイヤに成形し
たものを、溶融金属中に供給するものであり、こ
の方法によれば、溶融金属中に連続してフラツク
スを供給することができ、また、溶融金属との比
重差から浮上し易いフラツクス原料も、溶鋼底部
からの反応が可能なため歩留りが向上する等の利
点があり、従来から良く用いられる方法である。
第7図に従来のフラツクス入りワイヤによる供給
方法の概略図を示す。また、第8図a、第8図b
に従来のフラツクス入りワイヤの断面形状を示
す。 第7図において70はフラツクス入りワイヤで
あり、このフラツクス入りワイヤはボビン71か
ら供給装置72を経て、取鍋73へと供給され
る。 上記のワイヤ70の形状としては第8図a、第
8図bに示すような形状が一般的である。しかし
ながら、上記した形状の従来ワイヤでは、ワイヤ
送給に際して以下に示すような問題があつた。 第8図aおよび第8図bの形状のワイヤは円形
断面を有しており、第9図に示すごとく、ボビン
71からワイヤ70を引出した時、直進性が悪
く、ワイヤ70がねじれてラセン状に成り易かつ
た。 これは、従来のワイヤではボビンに巻き取る時
のキヤストぐせがあり、かつ、断面が円形である
ため円周方向にねじれが生じやすいためである。
したがつて、第9図に示すごとく、ワイヤにラセ
ン状のくせがついたまま、取鍋等に入つた溶融金
属中にワイヤが供給されると、鍋底近くまでワイ
ヤが到達できなくて、鍋底付近でのフラツクスと
溶湯との反応が充分でなかつたり、あるいは、溶
湯金属表面が波立つて湯が不安定となり、溶湯が
周囲に飛散して安定した作業が困難となるなどの
問題があつた。 また、第8図aのワイヤでは、ラセン状となつ
たワイヤが送給装置を通過するとき、無理に直線
状となるため、外皮合せ目が開いてフラツクスが
吹きだすような問題もあつた。 [発明が解決しようとする問題点] 本発明は以上説明したような従来技術の問題点
を解決して、ワイヤ送給に際して、ねじれたりし
ない直進性の良好な溶融金属の溶湯処理用フラツ
クス入りワイヤを提供するものである。 [問題点を解決するための手段] 本発明の要旨は、フラツクスと、当該フラツク
スを包囲した金属製外皮とによりなる溶融金属の
溶湯処理用フラツクス入りワイヤにおいて、当該
ワイヤの長手方向に直交する部分の断面形状が一
対の略平行な辺を有する偏平形状であり、前記金
属製外皮の当該一対の略平行なそれぞれの辺を有
するそれぞれの面を形成する上下面部分には、ワ
イヤ長手方向にほぼ直交した、下記の条件を満た
す溝がワイヤ長手方向に断続的に設けられている
ことを特徴とする溶融金属の溶湯処理用フラツク
ス入りワイヤに存在する。 0.6≦Y'/Y≦0.9 1≦(X/Y)5≦3 5mm≦P≦20mm 1mm≦W≦5mm X:ワイヤ幅 Y:ワイヤ上下面突部間の垂直距離 Y′:ワイヤ上下面溝間の垂直距離 P:ワイヤ同一面突部間の水平距離 W:溝幅 [作用] 上記した構成の溶融金属の溶湯処理用フラツク
ス入りワイヤの製造工程の一例を第1図に示す。
第1図に示すように、フープの巻かれたロール1
からフープ1が成型縦ロール4およびサイドロー
ル5を介して各工程〜へと送られる。この
〜の工程の後、ローレツトロール6を通過する
工程を経て、ワイヤ8となり、ワイヤ巻取機3に
巻取られることとなる。 具体的に説明すると、フープ7は、第2図に示
すごとく、の工程で図の形状となり、の工
程で第1図に示したフラツクス供給ノズル2によ
りフラツクス9が供給される。 フラツクスが供給された後、、、、の
工程で、図に示すごとくフラツクス9がフープ7
により包み込まれ、の工程でフラツクス9を包
み込んだフープ7は、上下方向より押圧され、上
下面が略平行な平面である形状のワイヤ8とな
る。 その後、ワイヤ8の略平行な面である上下面に
は、の工程でローレツトロール6により、ワイ
ヤ長手方向に直交する溝がワイヤ長手方向に断続
的に形成されることとなる。したがつて、この溝
が形成されたことにより、フラツクスは圧縮され
密封されることとなる。その後の工程で、ワイ
ヤ巻取機3により、ワイヤ8は巻取られる。 以上の工程で製造されたワイヤは、ワイヤの長
手方向に直交する断面形状が一対の略平行な辺を
有する偏平形状であつて、フープ(金属製外皮)
の当該一対の略平行なそれぞれの辺を有するそれ
ぞれの面を形成する上下面部分には、ワイヤ長手
方向に直交した溝が断続的に形成されているた
め、ワイヤ巻取機によつてワイヤが巻取られたと
きに発生するワイヤのキヤストぐせは、送給機に
大きな負荷をかけることなく容易に解消され、ね
じれ等を発生せず、直進性良く引き出すことがで
きる。 また、送給機にて直進性を矯正する必要もない
ことから、外皮の合せ目をどのような形状として
も、外皮の合せ目が開きフラツクスが吹き出すこ
ともない。 なお、本発明においては、ワイヤ断面の幅対厚
さの比が3:1より大きくなりすぎると溶融金属
に対してスムーズに供給することがむずかしくな
るためワイヤ断面の幅対厚さの比は3:1までと
する。 また、溝の形状としては、特に限定するもので
はないが、溝によるフープ切れ防止のためにでき
るだけ丸味をおびた形状が良い。 すなわち、溝の例をあげるならば、第6図a,
b,c,dに示すような形状が考がえられ、特に
c,dの形状は丸味をおびておりより好ましい形
状である。 なお、本発明に類似した形状の従来技術として
特開昭57−7398号公報による長方形電極がある
が、この発明は本発明とまつたく別用途、すなわ
ち、溶接、はんだ付け、ろう付けの目的でなされ
たものであり本発明とはまつたく別発明である。 また、その他の相違点を具体的に説明するなら
ば、本発明のワイヤの送給スピードは100〜200
m/分以上であるのに対し、上記従来技術におけ
る長方形電極送給スピードは数m/分である。
本発明においてはワイヤ長手方向に直交するよう
に溝を設けているが、これはワイヤのねじれをな
くすことが主目的であり、従来技術においてワイ
ヤ形状を長方形とした主目的は電極コア材料を制
限するためである。 以上説明したように本発明は、上記した従来の
発明とはまつたく別発明である。 [実施例] 以下に実施例を示して本発明を具体的に説明す
る。 第1図の成型工程にしたがつて、フープ材とし
てJIS SPCC−SD 0.4mmt、フラツクスとして
JISG2314のカルシウムシリコンを使用原材料と
して成形を行なつた。 フラツクス率(%)(=フラツクス重量/(フ
ラツクス重量+フープ重量)×100)を50%とし
て、第3図a,b,c,に示すような外皮の重ね
合わせ面の形状は異なるが、側面は第3図dに示
す形状の供試ワイヤを成形した。 なお、本例においては、第3図における、X
(ワイヤ幅)、Y(ワイヤ上下面突部間の垂直距
離)、Y'(ワイヤ上下面溝部間の垂直距離)、P
(ワイヤ同一面突部間の水平距離)、W(溝幅)を
第1表に示すような値とした。 上記ワイヤにつき直進性テストを行なつた。直
進性テスト装置を第4図に示す。 すなわち、ワイヤ41を送給装置42を用い
て、ガイドパイブ43の先端から1.5mの距離ま
で送給しストツプさせた時のワイヤ先端の位置を
計測し、この作業を多数回くり返すと、直進性の
良好なワイヤでは先端の位置が一点に集中し、一
方直進性の劣るワイヤでは先端の位置が分散する
ことから、その分散度合いによりワイヤの直進性
を判定した。 各供試ワイヤについて、それぞれ300点ずつワ
イヤ先端の位置を計測して直進性の判定を行なつ
た。 判定の基準は第5図に示すごとく300点の位置
をプロツトした時、座標の原点から最も離れた点
迄の距離Rが下記の範囲であるとき、特に良好
◎、良好○、やや良好△を合格とし、不良は×と
して不合格とした。 すなわち、 0<R≦30mm……◎ 30<R≦50mm……○ 50<R≦100mm……△ R>100mm……× と定めた。 また、各供試ワイヤについて、溶鋼への供給性
テストを行なつた。 判定基準は、各ワイヤを200m/分のスピード
で溶鋼中に供給した時、溶鋼に抗して直進性が良
好でフラツクスの吹き出しが無く、また湯の飛散
等が無くスムーズに供給できるワイヤを◎とし、
150m/分のスピードで溶鋼中に供給した時飛散
等が無く、スムーズに供給できたワイヤを○と
し、溶鋼に抗しきれずスムーズに供給することが
やや困難なワイヤを△として、以上を合格とし、
また、溶鋼に抗しきれずにスムーズに供給するこ
とができないワイヤを×とし不合格とした。 以上のテスト結果は第1表に示す。 第1表に示すごとく、本発明の実施例ワイヤNo.
1〜No.5は直進性および供給性ともに良好であつ
た。 比較例No.6、No.7は、X/Yが本発明の範囲外
であるものであるが、直進性、供給性は、従来例
(No.11、No.12)よりは優れており合格であつた。
ただ、実施例(No.1〜No.5)よりは劣つていた。 また、比較例No.8は、ワイヤの片側のみに溝を
設けたものであるが、従来例(No.11、No.12)と同
様に、直進性、供給性共に不良であり不合格であ
つた。 さらに、比較例No.9、No.10は、Y′/Yが本発
明の範囲外であるものであるが、直進性、供給性
は、従来例(No.11、No.12)よりは優れており、合
格であつた。ただ、実施例(No.1〜No.5)よりは
劣つていた。 また、従来例No.9、No.10に関しても直進性およ
び供給性共に不良であり不合格であつた。 従つて、実施例に係るワイヤは、従来ワイヤに
比較して大幅に直進性が向上し、これにより溶融
金属に対する供給性も良好となることが確認され
た。 [発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、ワイヤ供
給性およびワイヤ直進性の良好な溶融金属の溶湯
処理用フラツクス入りワイヤを提供することが可
能である。 【表】
第1図は本発明ワイヤの製造装置の概略図であ
り、第2図は、第1図に示した乃至工程にお
けるフープまたはワイヤの断面形状を示す図であ
る。第3図a乃至dは、実施例1におけるワイヤ
形状の斜視図および側面図である。第4図はワイ
ヤ送給装置の概略側面図であり、第5図は、直進
性テストの結果を示すプロツト図である。第6図
は本発明ワイヤに設ける溝の形状を示す側面図で
ある。第7図は従来の溶湯のワイヤの送給方法の
概略を示す側面図であり、第8図a,bは従来の
ワイヤの斜視図である。また、第9図は、従来の
ワイヤをボビンより引いたときにワイヤがラセン
状となる様子を示した斜視図である。 1……フープの巻かれたロール、2……フラツ
クス供給ノズル、3……ワイヤ巻き取り機、4…
…成型縦ロール、5……サイドロール、6……ロ
ーレツトロール、7……フープ、8……ワイヤ、
70……ワイヤ、71……ボビン、72……送給
装置、73……取鍋、41……ワイヤ、42……
送給装置、43……ガイドパイプ。
り、第2図は、第1図に示した乃至工程にお
けるフープまたはワイヤの断面形状を示す図であ
る。第3図a乃至dは、実施例1におけるワイヤ
形状の斜視図および側面図である。第4図はワイ
ヤ送給装置の概略側面図であり、第5図は、直進
性テストの結果を示すプロツト図である。第6図
は本発明ワイヤに設ける溝の形状を示す側面図で
ある。第7図は従来の溶湯のワイヤの送給方法の
概略を示す側面図であり、第8図a,bは従来の
ワイヤの斜視図である。また、第9図は、従来の
ワイヤをボビンより引いたときにワイヤがラセン
状となる様子を示した斜視図である。 1……フープの巻かれたロール、2……フラツ
クス供給ノズル、3……ワイヤ巻き取り機、4…
…成型縦ロール、5……サイドロール、6……ロ
ーレツトロール、7……フープ、8……ワイヤ、
70……ワイヤ、71……ボビン、72……送給
装置、73……取鍋、41……ワイヤ、42……
送給装置、43……ガイドパイプ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 フラツクスと、当該フラツクスを包囲した金
属製外皮とによりなる溶融金属の溶湯処理用フラ
ツクス入りワイヤにおいて、当該ワイヤの長手方
向に直交する部分の断面形状が一対の略平行な辺
を有する偏平形状であり、前記金属製外皮の当該
一対の略平行なそれぞれの辺を有するそれぞれの
面を形成する上下面部分には、ワイヤ長手方向に
ほぼ直交した、下記の条件を満たす溝がワイヤ長
手方向に断続的に設けられていることを特徴とす
る溶融金属の溶湯処理用フラツクス入りワイヤ。 0.6≦Y'/Y≦0.9 1≦(X/Y)≦3 5mm≦P≦20mm 1mm≦W≦5mm X:ワイヤ幅 Y:ワイヤ上下面突部間の垂直距離 Y′:ワイヤ上下面溝間の垂直距離 P:ワイヤ同一面突部間の水平距離 W:溝幅
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30661687A JPH01147015A (ja) | 1987-12-02 | 1987-12-02 | 溶融金属の溶湯処理用フラックス入りワイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30661687A JPH01147015A (ja) | 1987-12-02 | 1987-12-02 | 溶融金属の溶湯処理用フラックス入りワイヤ |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30842891A Division JPH0778253B2 (ja) | 1991-10-28 | 1991-10-28 | 溶融金属の溶湯処理用フラックス入りワイヤ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01147015A JPH01147015A (ja) | 1989-06-08 |
| JPH0422968B2 true JPH0422968B2 (ja) | 1992-04-21 |
Family
ID=17959225
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30661687A Granted JPH01147015A (ja) | 1987-12-02 | 1987-12-02 | 溶融金属の溶湯処理用フラックス入りワイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01147015A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2024043204A (ja) * | 2022-09-16 | 2024-03-29 | 日本製鉄株式会社 | コアードワイヤ、コアードワイヤの製造方法、及び、溶融金属に対する添加剤の添加方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5551788U (ja) * | 1978-10-04 | 1980-04-05 | ||
| JPS6136056A (ja) * | 1984-07-27 | 1986-02-20 | Mazda Motor Corp | 自動車のステアリングハンドル位置調整装置 |
-
1987
- 1987-12-02 JP JP30661687A patent/JPH01147015A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01147015A (ja) | 1989-06-08 |
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