JPH04234478A - 乾式摩擦材 - Google Patents
乾式摩擦材Info
- Publication number
- JPH04234478A JPH04234478A JP40953390A JP40953390A JPH04234478A JP H04234478 A JPH04234478 A JP H04234478A JP 40953390 A JP40953390 A JP 40953390A JP 40953390 A JP40953390 A JP 40953390A JP H04234478 A JPH04234478 A JP H04234478A
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- JP
- Japan
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- friction material
- weight
- friction
- judder
- moisture absorption
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主としてクラッチフェ
ーシングとして用いられる乾式摩擦材に関する。
ーシングとして用いられる乾式摩擦材に関する。
【0002】
【従来の技術】クラッチフェーシングに必要な性能とし
ては、耐熱性、耐磨耗性に優れること、摩擦係数が適切
なこと、強度に優れること、などが挙げられ、その基材
として従来よりアスベストが用いられてきた。ところが
アスベストの人体への悪影響が明らかとなったことから
、アスベストに代わる基材が必要となり、種々の組成の
摩擦材が提案されている。
ては、耐熱性、耐磨耗性に優れること、摩擦係数が適切
なこと、強度に優れること、などが挙げられ、その基材
として従来よりアスベストが用いられてきた。ところが
アスベストの人体への悪影響が明らかとなったことから
、アスベストに代わる基材が必要となり、種々の組成の
摩擦材が提案されている。
【0003】例えば特開昭62−292937号公報に
は、基材繊維として芳香族ポリアミド繊維を含む摩擦材
が開示されている。芳香族ポリアミド繊維は有機繊維で
ありながら熱的性能に優れ、摩擦材の基材として好適で
ある。
は、基材繊維として芳香族ポリアミド繊維を含む摩擦材
が開示されている。芳香族ポリアミド繊維は有機繊維で
ありながら熱的性能に優れ、摩擦材の基材として好適で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、クラッチミ
ート時にジャダと称される10〜20Hzの振動が生じ
る場合があることが知られている。これはクラッチ伝達
トルクの変動により、駆動系のねじり共振が生じること
によるものと説明されている。このジャダは、朝の始動
時に起こり易いことが知られモーニングジャダと称され
ているが、その原因は明らかとなっていない。
ート時にジャダと称される10〜20Hzの振動が生じ
る場合があることが知られている。これはクラッチ伝達
トルクの変動により、駆動系のねじり共振が生じること
によるものと説明されている。このジャダは、朝の始動
時に起こり易いことが知られモーニングジャダと称され
ているが、その原因は明らかとなっていない。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、ジャダを防止することをその主たる目的と
するものである。
ものであり、ジャダを防止することをその主たる目的と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ジャダの
発生原因を突き止めるべく鋭意研究したところ、水が大
きく影響していることを見出した。そしてクラッチフェ
ーシングに含まれる水分が一定量以上となった場合に、
特定の条件下でジャダが生じることを見出したのである
。
発生原因を突き止めるべく鋭意研究したところ、水が大
きく影響していることを見出した。そしてクラッチフェ
ーシングに含まれる水分が一定量以上となった場合に、
特定の条件下でジャダが生じることを見出したのである
。
【0007】すなわち、クラッチフェーシングが水を多
量に含んでいる場合、相手プレートとの係合初期には水
の潤滑作用により摩擦係数が小さい。そして係合時の摩
擦熱などで水が次第に減少しさらに係合が進むと、水が
無くなる前のある時点でジャダが発生し、水が無くなっ
た後は正常な係合となることが明らかとなった。このよ
うな現象は、クラッチフェーシングに含まれる水分があ
る量になると摩擦面に極めて薄い水の膜が形成され、そ
の膜によりクラッチフェーシングと相手プレートとが密
着した状態となってトルクが大きく変動することによる
ものと考えられた。この理論によれば、朝の始動時にジ
ャダが発生し易い理由が明快に説明できる。すなわち、
自動車を使用しない夜間の間にクラッチフェーシングが
吸湿してその水分により上記現象が生じ、短時間の駐車
後などには吸湿量が少ないためにジャダが生じないので
ある。
量に含んでいる場合、相手プレートとの係合初期には水
の潤滑作用により摩擦係数が小さい。そして係合時の摩
擦熱などで水が次第に減少しさらに係合が進むと、水が
無くなる前のある時点でジャダが発生し、水が無くなっ
た後は正常な係合となることが明らかとなった。このよ
うな現象は、クラッチフェーシングに含まれる水分があ
る量になると摩擦面に極めて薄い水の膜が形成され、そ
の膜によりクラッチフェーシングと相手プレートとが密
着した状態となってトルクが大きく変動することによる
ものと考えられた。この理論によれば、朝の始動時にジ
ャダが発生し易い理由が明快に説明できる。すなわち、
自動車を使用しない夜間の間にクラッチフェーシングが
吸湿してその水分により上記現象が生じ、短時間の駐車
後などには吸湿量が少ないためにジャダが生じないので
ある。
【0008】本発明者らはこの知見に基づき、クラッチ
フェーシングの吸湿を防止することを想起して本発明を
完成したものである。すなわち上記課題を解決する本発
明の乾式摩擦材は、有機繊維と無機繊維と金属線と充填
材及び結合材とからなる摩擦材本体と、摩擦材本体の摩
擦面を除く全表面に被覆形成された防水性皮膜と、から
なることを特徴とする。
フェーシングの吸湿を防止することを想起して本発明を
完成したものである。すなわち上記課題を解決する本発
明の乾式摩擦材は、有機繊維と無機繊維と金属線と充填
材及び結合材とからなる摩擦材本体と、摩擦材本体の摩
擦面を除く全表面に被覆形成された防水性皮膜と、から
なることを特徴とする。
【0009】有機繊維としては、パルプ、各種合成繊維
など従来と同様のものを用いることができる。なかでも
熱的特性及び機械的強度に優れた芳香族ポリアミド繊維
が好ましい。なお、有機繊維は一般に摩擦材全体の10
〜40重量%を占めるように構成される。有機繊維が1
0重量%より少なくなるとバースト強度などに不具合が
生じ、40重量%より多くなると耐熱性、摩擦特性など
が低下する。
など従来と同様のものを用いることができる。なかでも
熱的特性及び機械的強度に優れた芳香族ポリアミド繊維
が好ましい。なお、有機繊維は一般に摩擦材全体の10
〜40重量%を占めるように構成される。有機繊維が1
0重量%より少なくなるとバースト強度などに不具合が
生じ、40重量%より多くなると耐熱性、摩擦特性など
が低下する。
【0010】無機繊維としては、ガラス繊維、ロックウ
ール、各種セラミックス繊維など従来と同様のものを用
いることができる。この無機繊維は、一般に摩擦材全体
の20〜50重量%を占めるように構成される。無機繊
維が20重量%より少なくなると耐熱性、摩擦特性など
に不具合が生じ、50重量%より多くなるとバースト強
度などが低下する。
ール、各種セラミックス繊維など従来と同様のものを用
いることができる。この無機繊維は、一般に摩擦材全体
の20〜50重量%を占めるように構成される。無機繊
維が20重量%より少なくなると耐熱性、摩擦特性など
に不具合が生じ、50重量%より多くなるとバースト強
度などが低下する。
【0011】金属線としては、銅線、真鍮線、ステンレ
ス線など、従来用いられているものを用いることができ
る。この金属線は、一般に摩擦材全体の5〜15重量%
を占めるように構成される。金属線が5重量%より少な
くなると耐熱性が低下し、15重量%より多くなると重
量が増大するとともに相手材を攻撃するようになるので
好ましくない。
ス線など、従来用いられているものを用いることができ
る。この金属線は、一般に摩擦材全体の5〜15重量%
を占めるように構成される。金属線が5重量%より少な
くなると耐熱性が低下し、15重量%より多くなると重
量が増大するとともに相手材を攻撃するようになるので
好ましくない。
【0012】充填材としては、カシューダスト、樹脂粉
などの有機充填材、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、金
属粉、グラファイトなどの無機充填材を、従来と同様に
用いることができる。その配合量は一般に2〜20重量
%が適当である。結合材としては、メラミン樹脂、フェ
ノール樹脂など、従来と同様に耐熱性に優れた熱硬化性
樹脂を用いることができる。その配合量は一般に15〜
25重量%が適当である。
などの有機充填材、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、金
属粉、グラファイトなどの無機充填材を、従来と同様に
用いることができる。その配合量は一般に2〜20重量
%が適当である。結合材としては、メラミン樹脂、フェ
ノール樹脂など、従来と同様に耐熱性に優れた熱硬化性
樹脂を用いることができる。その配合量は一般に15〜
25重量%が適当である。
【0013】また配合ゴムも使用でき、ゴムエラトマと
してはNBR、SBR、BRなどが用いられ、ゴム補強
材としてカーボンブラック、加硫剤として硫黄が使用さ
れ、充填材はこれらと練り込み可能である。その配合量
は一般に15〜65重量%で性能、コストから適宜設定
される。摩擦材本体は、上記原料からプレス成形など公
知の成形方法を用いて形成される。
してはNBR、SBR、BRなどが用いられ、ゴム補強
材としてカーボンブラック、加硫剤として硫黄が使用さ
れ、充填材はこれらと練り込み可能である。その配合量
は一般に15〜65重量%で性能、コストから適宜設定
される。摩擦材本体は、上記原料からプレス成形など公
知の成形方法を用いて形成される。
【0014】本発明の最大の特徴は、摩擦材本体の相手
材との摩擦面を除く全表面に、防水性の皮膜をもつとこ
ろにある。この皮膜としては水分の透過を防止すること
ができればよく、塗膜、金属溶射膜、メッキ皮膜などか
ら選択することができる。その膜厚は、防水性能が得ら
れる範囲で種々選択できる。なお、摩擦面を除いたのは
、皮膜による摩擦特性の低下を防止するためであり、ク
ラッチフェーシングでは摩擦面は非使用時に相手材と常
に接触しているので、摩擦面からは吸湿しにくいからで
ある。なお、防錆性能を付与するために従来行われてい
た亜硝酸ソーダ処理は、吸湿率が高くなるため行わない
のが望ましい。
材との摩擦面を除く全表面に、防水性の皮膜をもつとこ
ろにある。この皮膜としては水分の透過を防止すること
ができればよく、塗膜、金属溶射膜、メッキ皮膜などか
ら選択することができる。その膜厚は、防水性能が得ら
れる範囲で種々選択できる。なお、摩擦面を除いたのは
、皮膜による摩擦特性の低下を防止するためであり、ク
ラッチフェーシングでは摩擦面は非使用時に相手材と常
に接触しているので、摩擦面からは吸湿しにくいからで
ある。なお、防錆性能を付与するために従来行われてい
た亜硝酸ソーダ処理は、吸湿率が高くなるため行わない
のが望ましい。
【0015】
【発明の作用及び効果】本発明の乾式摩擦材では、摩擦
材本体は摩擦面を除く全表面が防水性皮膜で覆われてい
る。またクラッチフェーシングでは、非使用時には摩擦
面は相手材に圧接されている。したがって夜間などに長
時間放置されても、摩擦材本体の吸湿が防止され吸湿量
は僅かなものとなる。すなわち摩擦材本体に含まれる水
分量は、相手材との係合時に水の薄い膜を形成するのに
量が満たないため、相手材との密着が防止されトルクの
変動が防止されるものと推察される。これによりジャダ
の発生を防止することができる。
材本体は摩擦面を除く全表面が防水性皮膜で覆われてい
る。またクラッチフェーシングでは、非使用時には摩擦
面は相手材に圧接されている。したがって夜間などに長
時間放置されても、摩擦材本体の吸湿が防止され吸湿量
は僅かなものとなる。すなわち摩擦材本体に含まれる水
分量は、相手材との係合時に水の薄い膜を形成するのに
量が満たないため、相手材との密着が防止されトルクの
変動が防止されるものと推察される。これによりジャダ
の発生を防止することができる。
【0016】
【実施例】以下、実施例により具体的に説明する。
(実施例1)本実施例のクラッチフェーシングは、有機
繊維としての芳香族ポリアミド繊維(「ケブラー#29
」デュポン社製)20重量%と、無機繊維としてのセラ
ミック繊維(「SCバルク」新日本化学社製)20重量
%及びガラス長繊維(「9μ135Tex」日本硝子繊
維社製)20重量%と、有機充填材としてのカシューダ
スト(「M103」カシュー社製)5重量%と、無機充
填材としてのグラファイト(「PAG100」日本黒鉛
社製)5重量%と、金属線としての真鍮線(「#38」
三重線工社製)10重量%と、結合材としてのメラミン
変性フェノール樹脂(メラミン/フェノール=70/3
0、住友デュレズ社製)20重量%から構成された摩擦
材本体と、摩擦材本体の摩擦面を除く全表面に塗布形成
されたウレタン塗膜とから構成されている。因みに摩擦
材本体の気孔率は12%である。
繊維としての芳香族ポリアミド繊維(「ケブラー#29
」デュポン社製)20重量%と、無機繊維としてのセラ
ミック繊維(「SCバルク」新日本化学社製)20重量
%及びガラス長繊維(「9μ135Tex」日本硝子繊
維社製)20重量%と、有機充填材としてのカシューダ
スト(「M103」カシュー社製)5重量%と、無機充
填材としてのグラファイト(「PAG100」日本黒鉛
社製)5重量%と、金属線としての真鍮線(「#38」
三重線工社製)10重量%と、結合材としてのメラミン
変性フェノール樹脂(メラミン/フェノール=70/3
0、住友デュレズ社製)20重量%から構成された摩擦
材本体と、摩擦材本体の摩擦面を除く全表面に塗布形成
されたウレタン塗膜とから構成されている。因みに摩擦
材本体の気孔率は12%である。
【0017】このクラッチフェーシングの製造方法とし
ては、上記原料を上記比率で混合し、金型にて加圧して
予備成形する。次いで150〜200℃、100〜30
0kg/cm2 で1〜10分加熱・加圧し、さらに熱
処理(通常150〜300℃、処理時間3〜16時間)
して成形体を得る。そして成形体の表面を研磨し、必要
な孔を穿設して摩擦材本体を形成する。次に摩擦材本体
の摩擦面をマスキングし、ウレタン樹脂塗料を塗布し焼
き付けて硬化させて塗膜を形成する。この塗膜の膜厚は
5〜50μmである。
ては、上記原料を上記比率で混合し、金型にて加圧して
予備成形する。次いで150〜200℃、100〜30
0kg/cm2 で1〜10分加熱・加圧し、さらに熱
処理(通常150〜300℃、処理時間3〜16時間)
して成形体を得る。そして成形体の表面を研磨し、必要
な孔を穿設して摩擦材本体を形成する。次に摩擦材本体
の摩擦面をマスキングし、ウレタン樹脂塗料を塗布し焼
き付けて硬化させて塗膜を形成する。この塗膜の膜厚は
5〜50μmである。
【0018】得られたクラッチフェーシングについて、
吸湿率とジャダ性を測定し結果を表1に示す。吸湿率は
加湿器にて200cc/時の量で15時間加湿し、加湿
前後の重量の増加率を測定した。またジャダ性は、クラ
ッチフェーシングを自動車(「クラウン」トヨタ自動車
製)に装着し、クラッチハウジング内を加湿器にて20
0cc/時の量で15時間加湿後、発進加速度の最大値
を測定した。なお、加湿しない場合の発進加速度の最大
値は0.08Gである。そして発進加速度の最大値が0
.2未満であれば、ジャダの発生が無いことが経験から
知られている。
吸湿率とジャダ性を測定し結果を表1に示す。吸湿率は
加湿器にて200cc/時の量で15時間加湿し、加湿
前後の重量の増加率を測定した。またジャダ性は、クラ
ッチフェーシングを自動車(「クラウン」トヨタ自動車
製)に装着し、クラッチハウジング内を加湿器にて20
0cc/時の量で15時間加湿後、発進加速度の最大値
を測定した。なお、加湿しない場合の発進加速度の最大
値は0.08Gである。そして発進加速度の最大値が0
.2未満であれば、ジャダの発生が無いことが経験から
知られている。
【0019】表1より、本実施例のクラッチフェーシン
グは吸湿率が1.81%と低く、これにより発進加速度
が0.15Gと低くジャダが防止されている。 (実施例2)本実施例は、実施例1と同様の摩擦材本体
の摩擦面を除く全表面に、火炎溶射法により亜鉛溶射皮
膜を形成した。亜鉛溶射皮膜の膜厚は5〜50μmであ
る。このクラッチフェーシングも実施例1と同様に吸湿
率と発進加速度が測定され、結果を表1に示す。
グは吸湿率が1.81%と低く、これにより発進加速度
が0.15Gと低くジャダが防止されている。 (実施例2)本実施例は、実施例1と同様の摩擦材本体
の摩擦面を除く全表面に、火炎溶射法により亜鉛溶射皮
膜を形成した。亜鉛溶射皮膜の膜厚は5〜50μmであ
る。このクラッチフェーシングも実施例1と同様に吸湿
率と発進加速度が測定され、結果を表1に示す。
【0020】表1より、本実施例のクラッチフェーシン
グも吸湿率が0.84%と低く、これにより発進加速度
が0.13Gと低くジャダが防止されている。 (実施例3)本実施例は、実施例1と同様の摩擦材本体
の摩擦面を除く全表面に、電界メッキ法によりクロムメ
ッキ皮膜を形成した。クロムメッキ皮膜の膜厚は5〜3
0μmである。このクラッチフェーシングも実施例1と
同様に吸湿率と発進加速度が測定され、結果を表1に示
す。
グも吸湿率が0.84%と低く、これにより発進加速度
が0.13Gと低くジャダが防止されている。 (実施例3)本実施例は、実施例1と同様の摩擦材本体
の摩擦面を除く全表面に、電界メッキ法によりクロムメ
ッキ皮膜を形成した。クロムメッキ皮膜の膜厚は5〜3
0μmである。このクラッチフェーシングも実施例1と
同様に吸湿率と発進加速度が測定され、結果を表1に示
す。
【0021】表1より、本実施例のクラッチフェーシン
グも吸湿率が0.92%と低く、これにより発進加速度
が0.16Gと低くジャダが防止されている。 (実施例4)本実施例では、芳香族ポリアミド繊維(「
ケブラー#29」デュポン社製100Tex)とガラス
長繊維(「9μ、850Tex」日本硝子繊維社製)と
のバルキー繊維35重量%と、真鍮線(「#40」三重
線工社製)5重量%と、結合材としてのメラミン変性フ
ェノール樹脂(メラミン/フェノール=70/30、住
友デュレズ社製)10重量%と、配合ゴム50重量%と
から摩擦材本体を形成した。なお配合ゴムは、SBR(
「1502」日本合成ゴム社製)100重量部、カーボ
ンブラックHAF25重量部、カシューダスト20重量
部、グラファイト5重量部、炭酸カルシウム50重量部
、沈降性硫酸バリウム50重量部、硫黄30重量部及び
加硫促進剤3重量部から構成されている。
グも吸湿率が0.92%と低く、これにより発進加速度
が0.16Gと低くジャダが防止されている。 (実施例4)本実施例では、芳香族ポリアミド繊維(「
ケブラー#29」デュポン社製100Tex)とガラス
長繊維(「9μ、850Tex」日本硝子繊維社製)と
のバルキー繊維35重量%と、真鍮線(「#40」三重
線工社製)5重量%と、結合材としてのメラミン変性フ
ェノール樹脂(メラミン/フェノール=70/30、住
友デュレズ社製)10重量%と、配合ゴム50重量%と
から摩擦材本体を形成した。なお配合ゴムは、SBR(
「1502」日本合成ゴム社製)100重量部、カーボ
ンブラックHAF25重量部、カシューダスト20重量
部、グラファイト5重量部、炭酸カルシウム50重量部
、沈降性硫酸バリウム50重量部、硫黄30重量部及び
加硫促進剤3重量部から構成されている。
【0022】この摩擦材本体の摩擦面を除く全表面に、
実施例3と同様にクロムメッキ皮膜を形成した。このク
ラッチフェーシングも実施例1と同様に吸湿率と発進加
速度が測定され、結果を表1に示す。表1より、本実施
例のクラッチフェーシングは吸湿率が0.32%と極め
て低く、これにより発進加速度が0.15Gと低くジャ
ダが一段と防止されている。 (比較例1)実施例1の摩擦材本体をそのままクラッチ
フェーシングとした。このクラッチフェーシングについ
ても実施例1と同様に吸湿率と発進加速度が測定され、
結果を表1に示す。
実施例3と同様にクロムメッキ皮膜を形成した。このク
ラッチフェーシングも実施例1と同様に吸湿率と発進加
速度が測定され、結果を表1に示す。表1より、本実施
例のクラッチフェーシングは吸湿率が0.32%と極め
て低く、これにより発進加速度が0.15Gと低くジャ
ダが一段と防止されている。 (比較例1)実施例1の摩擦材本体をそのままクラッチ
フェーシングとした。このクラッチフェーシングについ
ても実施例1と同様に吸湿率と発進加速度が測定され、
結果を表1に示す。
【0023】表1よりこのクラッチフェーシングは吸湿
率が2.28%と高く、これにより発進加速度が0.2
0Gと実施例に比べて高くなっている。したがって実施
例に比べてジャダが発生し易いことがわかる。 (比較例2)実施例1の摩擦材本体に対し、研磨後、亜
硝酸ソーダの5%水溶液をスプレーし110℃で1時間
乾燥する方法で亜硝酸ソーダ処理を施した。このクラッ
チフェーシングについても実施例1と同様に吸湿率と発
進加速度が測定され、結果を表1に示す。
率が2.28%と高く、これにより発進加速度が0.2
0Gと実施例に比べて高くなっている。したがって実施
例に比べてジャダが発生し易いことがわかる。 (比較例2)実施例1の摩擦材本体に対し、研磨後、亜
硝酸ソーダの5%水溶液をスプレーし110℃で1時間
乾燥する方法で亜硝酸ソーダ処理を施した。このクラッ
チフェーシングについても実施例1と同様に吸湿率と発
進加速度が測定され、結果を表1に示す。
【0024】表1よりこのクラッチフェーシングは吸湿
率が4.58%と極めて高く、これにより発進加速度が
0.29Gと実施例に比べて一段と高くなっている。し
たがって特にジャダが発生し易いことがわかる。 (比較例3)実施例4の摩擦材本体に対し、比較例2と
同様に亜硝酸ソーダ処理を施した。このクラッチフェー
シングについても実施例1と同様に吸湿率と発進加速度
が測定され、結果を表1に示す。
率が4.58%と極めて高く、これにより発進加速度が
0.29Gと実施例に比べて一段と高くなっている。し
たがって特にジャダが発生し易いことがわかる。 (比較例3)実施例4の摩擦材本体に対し、比較例2と
同様に亜硝酸ソーダ処理を施した。このクラッチフェー
シングについても実施例1と同様に吸湿率と発進加速度
が測定され、結果を表1に示す。
【0025】表1よりこのクラッチフェーシングは吸湿
率は1.02%と比較的低い値を示しているが、発進加
速度は0.24Gと実施例に比べて高くなっている。し
たがって配合ゴムを含む場合は、含まないものに比べて
一層低い吸湿率とする必要があることがわかる。例えば
実施例4のようにクロムメッキ皮膜を形成することで、
吸湿率を0.5%以下とすることができる。
率は1.02%と比較的低い値を示しているが、発進加
速度は0.24Gと実施例に比べて高くなっている。し
たがって配合ゴムを含む場合は、含まないものに比べて
一層低い吸湿率とする必要があることがわかる。例えば
実施例4のようにクロムメッキ皮膜を形成することで、
吸湿率を0.5%以下とすることができる。
【0026】
【表1】
すなわち実施例のように皮膜を形成することにより
、過酷な吸湿試験後においても吸湿率を配合ゴム無しで
2%以下、配合ゴム有りで0.5%以下とすることがで
き、これにより発進加速度の最大値が0.2未満となり
、ジャダの発生を防止できることが明らかである。
、過酷な吸湿試験後においても吸湿率を配合ゴム無しで
2%以下、配合ゴム有りで0.5%以下とすることがで
き、これにより発進加速度の最大値が0.2未満となり
、ジャダの発生を防止できることが明らかである。
Claims (1)
- 【請求項1】 有機繊維と無機繊維と金属線と充填材
及び結合材とからなる摩擦材本体と、該摩擦材本体の摩
擦面を除く全表面に被覆形成された防水性皮膜と、から
なることを特徴とする乾式摩擦材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP40953390A JPH04234478A (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 乾式摩擦材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP40953390A JPH04234478A (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 乾式摩擦材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04234478A true JPH04234478A (ja) | 1992-08-24 |
Family
ID=18518861
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP40953390A Pending JPH04234478A (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 乾式摩擦材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04234478A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997026166A1 (en) * | 1996-01-16 | 1997-07-24 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Hydraulic controller for vehicular brakes |
-
1990
- 1990-12-28 JP JP40953390A patent/JPH04234478A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997026166A1 (en) * | 1996-01-16 | 1997-07-24 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Hydraulic controller for vehicular brakes |
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