JPH04234479A - 乾式摩擦材 - Google Patents
乾式摩擦材Info
- Publication number
- JPH04234479A JPH04234479A JP40953490A JP40953490A JPH04234479A JP H04234479 A JPH04234479 A JP H04234479A JP 40953490 A JP40953490 A JP 40953490A JP 40953490 A JP40953490 A JP 40953490A JP H04234479 A JPH04234479 A JP H04234479A
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- JP
- Japan
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- friction material
- weight
- water
- judder
- clutch facing
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主としてクラッチフェ
ーシングとして用いられる乾式摩擦材に関する。
ーシングとして用いられる乾式摩擦材に関する。
【0002】
【従来の技術】クラッチフェーシングに必要な性能とし
ては、耐熱性、耐磨耗性に優れること、摩擦係数が適切
なこと、強度に優れること、などが挙げられ、その基材
として従来よりアスベストが用いられてきた。ところが
アスベストの人体への悪影響が明らかとなったことから
、アスベストに代わる基材が必要となり、種々の組成の
摩擦材が提案されている。
ては、耐熱性、耐磨耗性に優れること、摩擦係数が適切
なこと、強度に優れること、などが挙げられ、その基材
として従来よりアスベストが用いられてきた。ところが
アスベストの人体への悪影響が明らかとなったことから
、アスベストに代わる基材が必要となり、種々の組成の
摩擦材が提案されている。
【0003】例えば特開昭62−292937号公報に
は、基材繊維として芳香族ポリアミド繊維を含む摩擦材
が開示されている。芳香族ポリアミド繊維は有機繊維で
ありながら熱的性能に優れ、摩擦材の基材として好適で
ある。
は、基材繊維として芳香族ポリアミド繊維を含む摩擦材
が開示されている。芳香族ポリアミド繊維は有機繊維で
ありながら熱的性能に優れ、摩擦材の基材として好適で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、クラッチミ
ート時にジャダと称される10〜20Hzの振動が生じ
る場合があることが知られている。これはクラッチ伝達
トルクの変動により、駆動系のねじり共振が生じること
によるものと説明されている。このジャダは、朝の始動
時に起こり易いことが知られモーニングジャダと称され
ているが、その原因は明らかとなっていない。
ート時にジャダと称される10〜20Hzの振動が生じ
る場合があることが知られている。これはクラッチ伝達
トルクの変動により、駆動系のねじり共振が生じること
によるものと説明されている。このジャダは、朝の始動
時に起こり易いことが知られモーニングジャダと称され
ているが、その原因は明らかとなっていない。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、ジャダを防止することをその主たる目的と
するものである。
ものであり、ジャダを防止することをその主たる目的と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ジャダの
発生原因を突き止めるべく鋭意研究したところ、水が大
きく影響していることを見出した。そしてクラッチフェ
ーシングに含まれる水分が一定量以上となった場合に、
特定の条件下でジャダが生じることを見出したのである
。
発生原因を突き止めるべく鋭意研究したところ、水が大
きく影響していることを見出した。そしてクラッチフェ
ーシングに含まれる水分が一定量以上となった場合に、
特定の条件下でジャダが生じることを見出したのである
。
【0007】すなわち、クラッチフェーシングが水を多
量に含んでいる場合、相手プレートとの係合初期には水
の潤滑作用により摩擦係数が小さい。そして係合時の摩
擦熱などで水が次第に減少しさらに係合が進むと、水が
無くなる前のある時点でジャダが発生し、水が無くなっ
た後は正常な係合となることが明らかとなった。このよ
うな現象は、クラッチフェーシングに含まれる水分があ
る量になると摩擦面に極めて薄い水の膜が形成され、そ
の膜によりクラッチフェーシングと相手プレートとが密
着した状態となってトルクが大きく変動することによる
ものと考えられた。この理論によれば、朝の始動時にジ
ャダが発生し易い理由が明快に説明できる。すなわち、
自動車を使用しない夜間の間にクラッチフェーシングが
吸湿してその水分により上記現象が生じ、短時間の駐車
後などには吸湿量が少ないためにジャダが生じないので
ある。
量に含んでいる場合、相手プレートとの係合初期には水
の潤滑作用により摩擦係数が小さい。そして係合時の摩
擦熱などで水が次第に減少しさらに係合が進むと、水が
無くなる前のある時点でジャダが発生し、水が無くなっ
た後は正常な係合となることが明らかとなった。このよ
うな現象は、クラッチフェーシングに含まれる水分があ
る量になると摩擦面に極めて薄い水の膜が形成され、そ
の膜によりクラッチフェーシングと相手プレートとが密
着した状態となってトルクが大きく変動することによる
ものと考えられた。この理論によれば、朝の始動時にジ
ャダが発生し易い理由が明快に説明できる。すなわち、
自動車を使用しない夜間の間にクラッチフェーシングが
吸湿してその水分により上記現象が生じ、短時間の駐車
後などには吸湿量が少ないためにジャダが生じないので
ある。
【0008】本発明者らはこの知見に基づき、係合時に
極めて薄い水の膜が形成されるのを防止することを想起
して本発明を完成したものである。すなわち上記課題を
解決する本発明の乾式摩擦材は、有機繊維と無機繊維と
金属線と充填材及び結合材とからなる摩擦材本体と、摩
擦材本体に含浸された撥水材と、からなることを特徴と
する。
極めて薄い水の膜が形成されるのを防止することを想起
して本発明を完成したものである。すなわち上記課題を
解決する本発明の乾式摩擦材は、有機繊維と無機繊維と
金属線と充填材及び結合材とからなる摩擦材本体と、摩
擦材本体に含浸された撥水材と、からなることを特徴と
する。
【0009】有機繊維としては、パルプ、各種合成繊維
など従来と同様のものを用いることができる。なかでも
熱的特性及び機械的強度に優れた芳香族ポリアミド繊維
が好ましい。なお、有機繊維は一般に摩擦材全体の10
〜40重量%を占めるように構成される。有機繊維が1
0重量%より少なくなるとバースト強度などに不具合が
生じ、40重量%より多くなると耐熱性、摩擦特性など
が低下する。
など従来と同様のものを用いることができる。なかでも
熱的特性及び機械的強度に優れた芳香族ポリアミド繊維
が好ましい。なお、有機繊維は一般に摩擦材全体の10
〜40重量%を占めるように構成される。有機繊維が1
0重量%より少なくなるとバースト強度などに不具合が
生じ、40重量%より多くなると耐熱性、摩擦特性など
が低下する。
【0010】無機繊維としては、ガラス繊維、ロックウ
ール、各種セラミックス繊維など従来と同様のものを用
いることができる。この無機繊維は、一般に摩擦材全体
の20〜50重量%を占めるように構成される。無機繊
維が20重量%より少なくなると耐熱性、摩擦特性など
に不具合が生じ、50重量%より多くなるとバースト強
度などが低下する。
ール、各種セラミックス繊維など従来と同様のものを用
いることができる。この無機繊維は、一般に摩擦材全体
の20〜50重量%を占めるように構成される。無機繊
維が20重量%より少なくなると耐熱性、摩擦特性など
に不具合が生じ、50重量%より多くなるとバースト強
度などが低下する。
【0011】金属線としては、銅線、真鍮線、ステンレ
ス線など、従来用いられているものを用いることができ
る。この金属線は、一般に摩擦材全体の5〜15重量%
を占めるように構成される。金属線が5重量%より少な
くなると耐熱性が低下し、15重量%より多くなると重
量が増大するとともに相手材を攻撃するようになるので
好ましくない。
ス線など、従来用いられているものを用いることができ
る。この金属線は、一般に摩擦材全体の5〜15重量%
を占めるように構成される。金属線が5重量%より少な
くなると耐熱性が低下し、15重量%より多くなると重
量が増大するとともに相手材を攻撃するようになるので
好ましくない。
【0012】充填材としては、カシューダスト、樹脂粉
などの有機充填材、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、金
属粉、グラファイトなどの無機充填材を、従来と同様に
用いることができる。その配合量は一般に2〜20重量
%が適当である。結合材としては、メラミン樹脂、フェ
ノール樹脂など、従来と同様に耐熱性に優れた熱硬化性
樹脂を用いることができる。その配合量は一般に15〜
25重量%が適当である。
などの有機充填材、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、金
属粉、グラファイトなどの無機充填材を、従来と同様に
用いることができる。その配合量は一般に2〜20重量
%が適当である。結合材としては、メラミン樹脂、フェ
ノール樹脂など、従来と同様に耐熱性に優れた熱硬化性
樹脂を用いることができる。その配合量は一般に15〜
25重量%が適当である。
【0013】また配合ゴムも使用でき、ゴムエラトマと
してはNBR、SBR、BRなどが用いられ、ゴム補強
材としてカーボンブラック、加硫剤として硫黄が使用さ
れ、充填材はこれらと練り込み可能である。その配合量
は一般に15〜65重量%で性能、コストから適宜設定
される。摩擦材本体は、上記原料からプレス成形など公
知の成形方法を用いて形成される。
してはNBR、SBR、BRなどが用いられ、ゴム補強
材としてカーボンブラック、加硫剤として硫黄が使用さ
れ、充填材はこれらと練り込み可能である。その配合量
は一般に15〜65重量%で性能、コストから適宜設定
される。摩擦材本体は、上記原料からプレス成形など公
知の成形方法を用いて形成される。
【0014】本発明の最大の特徴は、摩擦材本体に撥水
材が含浸されているところにある。この撥水材としては
、撥水性を有し摩擦特性を阻害しないものが用いられ、
シリコン油、フッ素樹脂などを用いることができる。そ
の含浸量は、撥水性能が得られる範囲で種々選択できる
。
材が含浸されているところにある。この撥水材としては
、撥水性を有し摩擦特性を阻害しないものが用いられ、
シリコン油、フッ素樹脂などを用いることができる。そ
の含浸量は、撥水性能が得られる範囲で種々選択できる
。
【0015】
【発明の作用及び効果】本発明の乾式摩擦材では、摩擦
材本体には撥水材が含浸されている。したがって夜間な
どに長時間放置されても、摩擦材本体の吸湿が防止され
吸湿量は僅かなものとなる。すなわち摩擦材本体に含ま
れる水分量は、相手材との係合時に水の薄い膜を形成す
るのに量が満たない。また例え吸湿量が多くなった場合
でも、撥水材の存在により摩擦材本体表面では水の接触
角が大きく膜状となるのが阻止されている。このため、
相手材との密着が防止されトルクの変動が防止されるも
のと推察される。これによりジャダの発生を防止するこ
とができる。
材本体には撥水材が含浸されている。したがって夜間な
どに長時間放置されても、摩擦材本体の吸湿が防止され
吸湿量は僅かなものとなる。すなわち摩擦材本体に含ま
れる水分量は、相手材との係合時に水の薄い膜を形成す
るのに量が満たない。また例え吸湿量が多くなった場合
でも、撥水材の存在により摩擦材本体表面では水の接触
角が大きく膜状となるのが阻止されている。このため、
相手材との密着が防止されトルクの変動が防止されるも
のと推察される。これによりジャダの発生を防止するこ
とができる。
【0016】
【実施例】以下、実施例により具体的に説明する。
(実施例1)本実施例のクラッチフェーシングは、有機
繊維としての芳香族ポリアミド繊維(「ケブラー#29
」デュポン社製)20重量%と、無機繊維としてのセラ
ミック繊維(「SCバルク」新日本化学社製)20重量
%及びガラス長繊維(「9μ135Tex」日本硝子繊
維社製)20重量%と、有機充填材としてのカシューダ
スト(「M103」カシュー社製)5重量%と、無機充
填材としてのグラファイト(「PAG100」日本黒鉛
社製)5重量%と、金属線としての真鍮線(「#38」
三重線工社製)10重量%と、結合材としてのメラミン
変性フェノール樹脂(メラミン/フェノール=70/3
0、住友デュレス社製)20重量%から構成された摩擦
材本体と、摩擦材本体に2重量%含浸されたシリコン油
(「TSF451−350」東芝シリコーン社製)とか
ら構成されている。因みに摩擦材本体の気孔率は12%
である。
繊維としての芳香族ポリアミド繊維(「ケブラー#29
」デュポン社製)20重量%と、無機繊維としてのセラ
ミック繊維(「SCバルク」新日本化学社製)20重量
%及びガラス長繊維(「9μ135Tex」日本硝子繊
維社製)20重量%と、有機充填材としてのカシューダ
スト(「M103」カシュー社製)5重量%と、無機充
填材としてのグラファイト(「PAG100」日本黒鉛
社製)5重量%と、金属線としての真鍮線(「#38」
三重線工社製)10重量%と、結合材としてのメラミン
変性フェノール樹脂(メラミン/フェノール=70/3
0、住友デュレス社製)20重量%から構成された摩擦
材本体と、摩擦材本体に2重量%含浸されたシリコン油
(「TSF451−350」東芝シリコーン社製)とか
ら構成されている。因みに摩擦材本体の気孔率は12%
である。
【0017】このクラッチフェーシングの製造方法とし
ては、上記原料を上記比率で混合し、金型にて加圧して
予備成形する。次いで150〜200℃、100〜30
0kg/cm2 で1〜10分加熱・加圧し、さらに熱
処理(通常150〜300℃、処理時間3〜16時間)
して成形体を得る。そして成形体の表面を研磨し、必要
な孔を穿設して摩擦材本体を形成する。次に摩擦材本体
を減圧下でシリコン油(「PSF−45−350」東芝
シリコーン社製)の50%溶液に浸漬し、シリコン油を
含浸させる。このとき摩擦材本体へのシリコン油の付着
率は3%であった。さらに研磨後、亜硝酸ソーダの5%
水溶液をスプレーし110℃で1時間乾燥する方法で亜
硝酸ソーダ処理を施した。
ては、上記原料を上記比率で混合し、金型にて加圧して
予備成形する。次いで150〜200℃、100〜30
0kg/cm2 で1〜10分加熱・加圧し、さらに熱
処理(通常150〜300℃、処理時間3〜16時間)
して成形体を得る。そして成形体の表面を研磨し、必要
な孔を穿設して摩擦材本体を形成する。次に摩擦材本体
を減圧下でシリコン油(「PSF−45−350」東芝
シリコーン社製)の50%溶液に浸漬し、シリコン油を
含浸させる。このとき摩擦材本体へのシリコン油の付着
率は3%であった。さらに研磨後、亜硝酸ソーダの5%
水溶液をスプレーし110℃で1時間乾燥する方法で亜
硝酸ソーダ処理を施した。
【0018】得られたクラッチフェーシングについて、
吸湿率とジャダ性を測定し結果を表1に示す。吸湿率は
加湿器にて200cc/時の量で15時間加湿し、加湿
前後の重量の増加率を測定した。またジャダ性は、クラ
ッチフェーシングを自動車(「クラウン」トヨタ自動車
製)に装着し、クラッチハウジング内を加湿器にて20
0cc/時の量で15時間加湿後、発進加速度の最大値
を測定した。なお、加湿しない場合の発進加速度の最大
値は0.08Gである。そして発進加速度の最大値が0
.2未満であれば、ジャダの発生が無いことが経験から
知られている。
吸湿率とジャダ性を測定し結果を表1に示す。吸湿率は
加湿器にて200cc/時の量で15時間加湿し、加湿
前後の重量の増加率を測定した。またジャダ性は、クラ
ッチフェーシングを自動車(「クラウン」トヨタ自動車
製)に装着し、クラッチハウジング内を加湿器にて20
0cc/時の量で15時間加湿後、発進加速度の最大値
を測定した。なお、加湿しない場合の発進加速度の最大
値は0.08Gである。そして発進加速度の最大値が0
.2未満であれば、ジャダの発生が無いことが経験から
知られている。
【0019】表1より、本実施例のクラッチフェーシン
グは吸湿率が2.26%と比較的高いが、発進加速度は
0.16Gと低くジャダが防止されている。 (実施例2)本実施例では、芳香族ポリアミド繊維(「
ケブラー#29」デュポン社製100Tex)とガラス
長繊維(「9μ、850Tex」日本硝子繊維社製)と
のバルキー繊維35重量%と、真鍮線(「#40」三重
線工社製)5重量%と、結合材としてのメラミン変性フ
ェノール樹脂(メラミン/フェノール=70/30、住
友デュレズ社製)10重量%と、配合ゴム50重量%と
から摩擦材本体を形成した。なお配合ゴムは、SBR(
「1502」日本合成ゴム社製)100重量部、カーボ
ンブラックHAF25重量部、カシューダスト20重量
部、グラファイト5重量部、炭酸カルシウム50重量部
、沈降性硫酸バリウム50重量部、硫黄30重量部及び
加硫促進剤3重量部から構成されている。
グは吸湿率が2.26%と比較的高いが、発進加速度は
0.16Gと低くジャダが防止されている。 (実施例2)本実施例では、芳香族ポリアミド繊維(「
ケブラー#29」デュポン社製100Tex)とガラス
長繊維(「9μ、850Tex」日本硝子繊維社製)と
のバルキー繊維35重量%と、真鍮線(「#40」三重
線工社製)5重量%と、結合材としてのメラミン変性フ
ェノール樹脂(メラミン/フェノール=70/30、住
友デュレズ社製)10重量%と、配合ゴム50重量%と
から摩擦材本体を形成した。なお配合ゴムは、SBR(
「1502」日本合成ゴム社製)100重量部、カーボ
ンブラックHAF25重量部、カシューダスト20重量
部、グラファイト5重量部、炭酸カルシウム50重量部
、沈降性硫酸バリウム50重量部、硫黄30重量部及び
加硫促進剤3重量部から構成されている。
【0020】この摩擦材本体に対し、実施例1と同様に
シリコン油を付着させた。また亜硝酸ソーダ処理は施さ
なかった。このクラッチフェーシングも実施例1と同様
に吸湿率と発進加速度が測定され、結果を表1に示す。 表1より、本実施例のクラッチフェーシングは吸湿率が
0.39%と極めて低く、これにより発進加速度が0.
16Gと低くジャダが防止されている。 (比較例1)シリコン油を含浸しなかったこと以外は実
施例1と同様である。このクラッチフェーシングについ
ても実施例1と同様に吸湿率と発進加速度が測定され、
結果を表1に示す。
シリコン油を付着させた。また亜硝酸ソーダ処理は施さ
なかった。このクラッチフェーシングも実施例1と同様
に吸湿率と発進加速度が測定され、結果を表1に示す。 表1より、本実施例のクラッチフェーシングは吸湿率が
0.39%と極めて低く、これにより発進加速度が0.
16Gと低くジャダが防止されている。 (比較例1)シリコン油を含浸しなかったこと以外は実
施例1と同様である。このクラッチフェーシングについ
ても実施例1と同様に吸湿率と発進加速度が測定され、
結果を表1に示す。
【0021】表1よりこのクラッチフェーシングは吸湿
率が4.58%と極めて高く、これにより発進加速度が
0.29Gと実施例1に比べて極めて高くなっている。 したがって実施例1に比べてジャダが発生し易いことが
わかる。 (比較例2)亜硝酸ソーダ処理を施さないこと以外は比
較例1と同様である。なお、亜硝酸処理は防錆には良好
な効果を示すが、吸湿性が高くなるという特性を有して
いる。このクラッチフェーシングについても実施例1と
同様に吸湿率と発進加速度が測定され、結果を表1に示
す。
率が4.58%と極めて高く、これにより発進加速度が
0.29Gと実施例1に比べて極めて高くなっている。 したがって実施例1に比べてジャダが発生し易いことが
わかる。 (比較例2)亜硝酸ソーダ処理を施さないこと以外は比
較例1と同様である。なお、亜硝酸処理は防錆には良好
な効果を示すが、吸湿性が高くなるという特性を有して
いる。このクラッチフェーシングについても実施例1と
同様に吸湿率と発進加速度が測定され、結果を表1に示
す。
【0022】表1よりこのクラッチフェーシングは吸湿
率が2.28%、発進加速度が0.20Gと比較例1に
比べて向上しているが、実施例1と比較すると両性能と
も劣りジャダが発生し易いことがわかる。 (比較例3)シリコン油を含浸する代わりにシランカッ
プリング剤(「A1160」日本ユニカー社製)で処理
したこと以外は実施例1と同様である。このクラッチフ
ェーシングについても実施例1と同様に吸湿率と発進加
速度が測定され、結果を表1に示す。
率が2.28%、発進加速度が0.20Gと比較例1に
比べて向上しているが、実施例1と比較すると両性能と
も劣りジャダが発生し易いことがわかる。 (比較例3)シリコン油を含浸する代わりにシランカッ
プリング剤(「A1160」日本ユニカー社製)で処理
したこと以外は実施例1と同様である。このクラッチフ
ェーシングについても実施例1と同様に吸湿率と発進加
速度が測定され、結果を表1に示す。
【0023】表1よりこのクラッチフェーシングは吸湿
率が4.38%、発進加速度が0.25Gであり、比較
例1に比べて僅かに改善されたに止まっている。 (比較例4)実施例2の摩擦材本体に対し、比較例2と
同様に亜硝酸ソーダ処理を施した。このクラッチフェー
シングについても実施例1と同様に吸湿率と発進加速度
が測定され、結果を表1に示す。
率が4.38%、発進加速度が0.25Gであり、比較
例1に比べて僅かに改善されたに止まっている。 (比較例4)実施例2の摩擦材本体に対し、比較例2と
同様に亜硝酸ソーダ処理を施した。このクラッチフェー
シングについても実施例1と同様に吸湿率と発進加速度
が測定され、結果を表1に示す。
【0024】表1よりこのクラッチフェーシングは吸湿
率は1.02%と比較的低い値を示しているが、発進加
速度は0.24Gと実施例に比べて高くなっている。し
たがって配合ゴムを含む場合は、含まないものに比べて
一層低い吸湿率とする必要があることがわかる。
率は1.02%と比較的低い値を示しているが、発進加
速度は0.24Gと実施例に比べて高くなっている。し
たがって配合ゴムを含む場合は、含まないものに比べて
一層低い吸湿率とする必要があることがわかる。
【0025】
【表1】
すなわち実施例のように撥水剤を含浸することによ
り、吸湿率が2%以上となっても発進加速度の最大値を
0.2未満とすることができ、水の膜が生成するのが阻
止されているものと推察される。これにより撥水剤を含
浸することでジャダの発生を防止できることが明らかで
ある。
り、吸湿率が2%以上となっても発進加速度の最大値を
0.2未満とすることができ、水の膜が生成するのが阻
止されているものと推察される。これにより撥水剤を含
浸することでジャダの発生を防止できることが明らかで
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】 有機繊維と無機繊維と金属線と充填材
及び結合材とからなる摩擦材本体と、該摩擦材本体に含
浸された撥水材と、からなることを特徴とする乾式摩擦
材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP40953490A JPH04234479A (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 乾式摩擦材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP40953490A JPH04234479A (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 乾式摩擦材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04234479A true JPH04234479A (ja) | 1992-08-24 |
Family
ID=18518862
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP40953490A Pending JPH04234479A (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 乾式摩擦材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04234479A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6190761B1 (en) | 1998-07-01 | 2001-02-20 | Akebono Brake Industry Co. Ltd. | Friction material |
| US6706808B2 (en) | 1999-08-03 | 2004-03-16 | Owens Corning Fiberglas Technology, Inc. | Binder compositions exhibiting reduced emissions |
| CN112940447A (zh) * | 2021-01-29 | 2021-06-11 | 山东金麒麟股份有限公司 | 一种电动汽车用摩擦材料、刹车片及制备方法 |
-
1990
- 1990-12-28 JP JP40953490A patent/JPH04234479A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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