JPH04268332A - 芳香族ポリオキサゾール分子複合材の製造方法 - Google Patents
芳香族ポリオキサゾール分子複合材の製造方法Info
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- JPH04268332A JPH04268332A JP5037891A JP5037891A JPH04268332A JP H04268332 A JPH04268332 A JP H04268332A JP 5037891 A JP5037891 A JP 5037891A JP 5037891 A JP5037891 A JP 5037891A JP H04268332 A JPH04268332 A JP H04268332A
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- Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、剛直な芳香族ポリオキ
サゾールとマトリックスポリマーとの分子複合材を製造
する方法に関し、特に航空機や自動車、宇宙機器等の構
造材料として使用するのに適する分子複合材の製造方法
に関する。
サゾールとマトリックスポリマーとの分子複合材を製造
する方法に関し、特に航空機や自動車、宇宙機器等の構
造材料として使用するのに適する分子複合材の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
航空機や自動車等の軽量化の目的で、エンジニアリング
プラスチックと称される機械的性質や耐熱性等に優れた
プラスチック材料が使われるようになってきた。また強
度や剛性を向上するために、プラスチック材とカーボン
ファイバー等の高強度高弾性の繊維とを組み合わせたF
RP等の複合材料の開発も盛んに行われるようになり、
広く実用に供されている。
航空機や自動車等の軽量化の目的で、エンジニアリング
プラスチックと称される機械的性質や耐熱性等に優れた
プラスチック材料が使われるようになってきた。また強
度や剛性を向上するために、プラスチック材とカーボン
ファイバー等の高強度高弾性の繊維とを組み合わせたF
RP等の複合材料の開発も盛んに行われるようになり、
広く実用に供されている。
【0003】これらの複合材料の強度は、プラスチック
又は補強材として用いた繊維自身の強度の他に、繊維と
マトリックス樹脂との界面接着性に大きく影響されるこ
とが知られている。また強化繊維プリフォームへのマト
リックス樹脂の含浸性の良不良も、製造の観点のみなら
ず製品の強度に影響してくる。このような事情から、材
料として高強度、高弾性を示す繊維又は樹脂を用いても
、必ずしも強度に優れた複合材を得ることができるとは
限らない。
又は補強材として用いた繊維自身の強度の他に、繊維と
マトリックス樹脂との界面接着性に大きく影響されるこ
とが知られている。また強化繊維プリフォームへのマト
リックス樹脂の含浸性の良不良も、製造の観点のみなら
ず製品の強度に影響してくる。このような事情から、材
料として高強度、高弾性を示す繊維又は樹脂を用いても
、必ずしも強度に優れた複合材を得ることができるとは
限らない。
【0004】そこで、芳香族ポリアミド等のいわゆる剛
直ポリマーを、マトリックス樹脂となるポリマー中に分
子レベルまで微細に分散させることにより、いわゆるポ
リマーブレンド系複合材(分子複合材)として、上記の
問題を克服し、高強度の複合材を得ようとする試みが提
案され、その研究開発が行われている。
直ポリマーを、マトリックス樹脂となるポリマー中に分
子レベルまで微細に分散させることにより、いわゆるポ
リマーブレンド系複合材(分子複合材)として、上記の
問題を克服し、高強度の複合材を得ようとする試みが提
案され、その研究開発が行われている。
【0005】分子複合材に好適に使用される芳香族高分
子としては、たとえば、オキサゾール環、チアゾール環
、イミダゾール環、オキサジノン環等の複素環を繰り返
し単位内に有するものがあり、中でもオキサゾール環を
有する芳香族ポリオキサゾールは、その優れた機械的強
度により分子複合材の補強高分子として有望視されてい
る。
子としては、たとえば、オキサゾール環、チアゾール環
、イミダゾール環、オキサジノン環等の複素環を繰り返
し単位内に有するものがあり、中でもオキサゾール環を
有する芳香族ポリオキサゾールは、その優れた機械的強
度により分子複合材の補強高分子として有望視されてい
る。
【0006】ところで、補強高分子とマトリックスポリ
マーとを単純に混合して分子複合材を製造しようとして
も、補強高分子のマトリックスポリマー中への均一な分
散を得ることは難しく、簡単には機械的特性に優れた分
子複合材を得ることはできない。そのために、これまで
種々の試みがなされてきた。
マーとを単純に混合して分子複合材を製造しようとして
も、補強高分子のマトリックスポリマー中への均一な分
散を得ることは難しく、簡単には機械的特性に優れた分
子複合材を得ることはできない。そのために、これまで
種々の試みがなされてきた。
【0007】例えば、特開平1−287167号は、実
質的に棒状骨格を有するポリアゾールからなる補強高分
子(A) と融着性を有するマトリックスポリマー(B
) とを主として含有する高分子溶液を凝固浴中に導入
し、製膜することからなる高分子複合体の製造法におい
て、上記高分子溶液として光学的異方性を呈するものを
用い、上記高分子溶液を凝固浴中に浸漬後、見掛け上光
学的等方性相を経由して後凝固する高分子複合体の製造
方法を開示している。
質的に棒状骨格を有するポリアゾールからなる補強高分
子(A) と融着性を有するマトリックスポリマー(B
) とを主として含有する高分子溶液を凝固浴中に導入
し、製膜することからなる高分子複合体の製造法におい
て、上記高分子溶液として光学的異方性を呈するものを
用い、上記高分子溶液を凝固浴中に浸漬後、見掛け上光
学的等方性相を経由して後凝固する高分子複合体の製造
方法を開示している。
【0008】また、特公平2−7976号は、実質的に
棒状骨格を有するポリアゾールからなる補強高分子Aと
、200 ℃以上のガラス転移温度及び500 ℃以下
の流動開始温度を有し、且つガラス転移温度と流動開始
温度との間の温度でそのものを5時間以内の任意の時間
保持したとき、形成される見掛けの結晶サイズが25Å
以下である難結晶性芳香族コポリアミドからなるマトリ
ックス高分子Bとが、A/(A+B)=0.15〜0.
70( 重量基準) の割合で含有される高分子組成物
を開示している。
棒状骨格を有するポリアゾールからなる補強高分子Aと
、200 ℃以上のガラス転移温度及び500 ℃以下
の流動開始温度を有し、且つガラス転移温度と流動開始
温度との間の温度でそのものを5時間以内の任意の時間
保持したとき、形成される見掛けの結晶サイズが25Å
以下である難結晶性芳香族コポリアミドからなるマトリ
ックス高分子Bとが、A/(A+B)=0.15〜0.
70( 重量基準) の割合で含有される高分子組成物
を開示している。
【0009】しかしながら、特開平1−287167号
に示される高分子複合体の製造方法及び、特公平2−7
976号に開示の高分子組成物を用いた複合材の製造で
は、補強高分子のマトリックスポリマー中への均一な分
散がそれほど期待できず、得られる分子複合材の機械的
強度等が大きく向上しない。これは、剛直性を示す補強
高分子とマトリックスとの相溶性が良くないため、補強
高分子とマトリックスポリマーとの分散が十分とならな
いためであると思われる。
に示される高分子複合体の製造方法及び、特公平2−7
976号に開示の高分子組成物を用いた複合材の製造で
は、補強高分子のマトリックスポリマー中への均一な分
散がそれほど期待できず、得られる分子複合材の機械的
強度等が大きく向上しない。これは、剛直性を示す補強
高分子とマトリックスとの相溶性が良くないため、補強
高分子とマトリックスポリマーとの分散が十分とならな
いためであると思われる。
【0010】したがって、本発明の目的は、上記の問題
を解決し、機械的強度等に優れた分子複合材を製造する
方法を提供することである。
を解決し、機械的強度等に優れた分子複合材を製造する
方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題に鑑み鋭意研究
の結果、本発明者は、芳香族ポリオキサゾール前駆物質
と、マトリックスポリマーとを有機溶媒に均一に溶解し
て、有機溶媒の除去後加熱すれば、芳香族ポリオキサゾ
ールがマトリックスポリマー中に均一に分散した分子複
合材とすることができることを発見し、本発明を完成し
た。
の結果、本発明者は、芳香族ポリオキサゾール前駆物質
と、マトリックスポリマーとを有機溶媒に均一に溶解し
て、有機溶媒の除去後加熱すれば、芳香族ポリオキサゾ
ールがマトリックスポリマー中に均一に分散した分子複
合材とすることができることを発見し、本発明を完成し
た。
【0012】すなわち、芳香族ポリオキサゾールとマト
リックスポリマーとから分子複合材を製造する本発明の
方法は、(a) 芳香族ポリオキサゾールの前駆物質と
マトリックスポリマーとの有機溶媒の均一溶液を調製し
、(b) 前記有機溶媒を除去した後、加熱することに
より前記前駆物質のオキサゾール閉環反応を起こすこと
を特徴とする。
リックスポリマーとから分子複合材を製造する本発明の
方法は、(a) 芳香族ポリオキサゾールの前駆物質と
マトリックスポリマーとの有機溶媒の均一溶液を調製し
、(b) 前記有機溶媒を除去した後、加熱することに
より前記前駆物質のオキサゾール閉環反応を起こすこと
を特徴とする。
【0013】本発明を以下詳細に説明する。
芳香族ポリオキサゾール前駆物質
本発明において用いる芳香族ポリオキサゾール前駆物質
は、芳香族ジアミノジヒドロキシ化合物と、ジカルボン
酸誘導体とから合成することができる。
は、芳香族ジアミノジヒドロキシ化合物と、ジカルボン
酸誘導体とから合成することができる。
【0014】芳香族ジアミノジヒドロキシ化合物は、芳
香族残基の両側にそれぞれアミノ基及びヒドロキシル基
を有する化合物であり、芳香族残基はベンゼン環に限ら
ず2つ以上のベンゼン環が縮合した芳香族環でもよく、
またビフェニル等のように2つ以上のベンゼン環が結合
したものでもよい。また両側のアミノ基及びヒドロキシ
ル基の位置関係は芳香族残基を中心として左右対称でも
点対称でもよい。このような芳香族ジアミノジヒドロキ
シ化合物の例としては、
香族残基の両側にそれぞれアミノ基及びヒドロキシル基
を有する化合物であり、芳香族残基はベンゼン環に限ら
ず2つ以上のベンゼン環が縮合した芳香族環でもよく、
またビフェニル等のように2つ以上のベンゼン環が結合
したものでもよい。また両側のアミノ基及びヒドロキシ
ル基の位置関係は芳香族残基を中心として左右対称でも
点対称でもよい。このような芳香族ジアミノジヒドロキ
シ化合物の例としては、
【化1】
等が挙げられる。
【0015】なお、上述した芳香族ジアミノジヒドロキ
シ化合物において、その芳香族残基にCl等の置換基を
有したものを用いてもよい。これらの芳香族ジアミノジ
ヒドロキシ化合物は、劣化を防ぐために塩酸塩等の塩の
形で使用するのがよい。
シ化合物において、その芳香族残基にCl等の置換基を
有したものを用いてもよい。これらの芳香族ジアミノジ
ヒドロキシ化合物は、劣化を防ぐために塩酸塩等の塩の
形で使用するのがよい。
【0016】芳香族ジアミノジヒドロキシ化合物として
は、特に、4,6−ジアミノ−1,3− ジヒドロキシ
ベンゼン(又はその塩)が好適に用いられる。
は、特に、4,6−ジアミノ−1,3− ジヒドロキシ
ベンゼン(又はその塩)が好適に用いられる。
【0017】また、本発明において使用するジカルボン
酸の誘導体としては、各カルボキシル基を以下のように
置換したものが挙げられる。
酸の誘導体としては、各カルボキシル基を以下のように
置換したものが挙げられる。
【化2】
また、上記ジカルボン酸誘導体の残基は芳香族基である
のが好ましく、たとえば以下のような芳香族基が使用で
きる。
のが好ましく、たとえば以下のような芳香族基が使用で
きる。
【化3】
なお、芳香族残基にはハロゲン、及び/又は低級アルキ
ル基、低級アルコキシル基、又はフェニル基等の置換基
を付加し得る。このような置換基を導入することによっ
て反応性、溶媒への溶解性を向上することができる。
ル基、低級アルコキシル基、又はフェニル基等の置換基
を付加し得る。このような置換基を導入することによっ
て反応性、溶媒への溶解性を向上することができる。
【0018】このような芳香族ジカルボン酸誘導体の中
では、特にテレフタル酸ジクロリド、又はそのハロゲン
置換体が好ましく、具体的にはテレフタル酸ジクロリド
、2−クロロテレフタル酸ジクロリド及び2,5−ジク
ロロテレフタル酸ジクロリド等を好適に用いることがで
きる。なお、これらの芳香族ジカルボン酸誘導体は、単
独で用いても、あるいは2種以上混合して用いてもよい
。
では、特にテレフタル酸ジクロリド、又はそのハロゲン
置換体が好ましく、具体的にはテレフタル酸ジクロリド
、2−クロロテレフタル酸ジクロリド及び2,5−ジク
ロロテレフタル酸ジクロリド等を好適に用いることがで
きる。なお、これらの芳香族ジカルボン酸誘導体は、単
独で用いても、あるいは2種以上混合して用いてもよい
。
【0019】上記の芳香族ジアミノジヒドロキシ化合物
及びジカルボン酸誘導体を用いてポリベンゾビスオキサ
ゾール前駆物質を合成するには、まず、芳香族ジアミノ
ジヒドロキシ化合物のアミノ基及びヒドロキシ基をシリ
ル化し、次に、このシリル化した芳香族ジアミノジヒド
ロキシ化合物とジカルボン酸誘導体とを反応させるのが
よい。このように芳香族ジアミノジヒドロキシ化合物の
シリル化を行って前駆物質を製造すると、高分子量のも
のを高い収率で得ることができる。
及びジカルボン酸誘導体を用いてポリベンゾビスオキサ
ゾール前駆物質を合成するには、まず、芳香族ジアミノ
ジヒドロキシ化合物のアミノ基及びヒドロキシ基をシリ
ル化し、次に、このシリル化した芳香族ジアミノジヒド
ロキシ化合物とジカルボン酸誘導体とを反応させるのが
よい。このように芳香族ジアミノジヒドロキシ化合物の
シリル化を行って前駆物質を製造すると、高分子量のも
のを高い収率で得ることができる。
【0020】芳香族ジアミノジヒドロキシ化合物のアミ
ノ基及びヒドロキシル基をシリル化するには、芳香族ジ
アミノジヒドロキシ化合物又はその塩、特に塩酸塩を、
窒素含有シリル化剤を用いて、有機溶媒中又は溶媒なし
で、80〜140℃で6〜72時間処理する。
ノ基及びヒドロキシル基をシリル化するには、芳香族ジ
アミノジヒドロキシ化合物又はその塩、特に塩酸塩を、
窒素含有シリル化剤を用いて、有機溶媒中又は溶媒なし
で、80〜140℃で6〜72時間処理する。
【0021】このようなシリル化反応に有効な窒素含有
シリル化剤としては、ヘキサメチルジシラザン、N,N
−ジエチルアミノトリメチルシラン、N,N−ジエチル
アミノトリメチルシラン、N,O−ビス(トリメチルシ
リル)カーバメート、N−トリメチルシリルイミダゾー
ル等が挙げられる。
シリル化剤としては、ヘキサメチルジシラザン、N,N
−ジエチルアミノトリメチルシラン、N,N−ジエチル
アミノトリメチルシラン、N,O−ビス(トリメチルシ
リル)カーバメート、N−トリメチルシリルイミダゾー
ル等が挙げられる。
【0022】またシリル化反応を行う有機溶媒として、
テトラヒドロフラン、四塩化炭素、N,N−ジメチルア
セトアミド等を用いることができるが、有機溶媒を省略
することもできる。シリル化温度が80℃より低いと反
応性が十分でなく、また 140℃より高いとアミン塩
酸塩の分解が起こり、好ましくない。
テトラヒドロフラン、四塩化炭素、N,N−ジメチルア
セトアミド等を用いることができるが、有機溶媒を省略
することもできる。シリル化温度が80℃より低いと反
応性が十分でなく、また 140℃より高いとアミン塩
酸塩の分解が起こり、好ましくない。
【0023】上記の条件でシリル化芳香族ジアミノジヒ
ドロキシ化合物を製造したならば、次に、このシリル化
芳香族ジアミノジヒドロキシ化合物とジカルボン酸誘導
体とを反応させて、芳香族ポリオキサゾール前駆物質を
製造する。シリル化芳香族ジアミノジヒドロキシ化合物
とジカルボン酸誘導体との反応は、有機溶媒中、実質的
に無水、無酸素の条件下、乾燥N2 又はアルゴンガス
下で、使用する溶媒により多少異なるが、−15〜85
℃にて2〜20時間行えばよい。反応温度が−15℃未
満であると、反応性が十分でなく、また85℃を超える
と上記反応物の酸化等が起こるおそれがある。好ましく
は、反応温度を−10〜30℃とする。
ドロキシ化合物を製造したならば、次に、このシリル化
芳香族ジアミノジヒドロキシ化合物とジカルボン酸誘導
体とを反応させて、芳香族ポリオキサゾール前駆物質を
製造する。シリル化芳香族ジアミノジヒドロキシ化合物
とジカルボン酸誘導体との反応は、有機溶媒中、実質的
に無水、無酸素の条件下、乾燥N2 又はアルゴンガス
下で、使用する溶媒により多少異なるが、−15〜85
℃にて2〜20時間行えばよい。反応温度が−15℃未
満であると、反応性が十分でなく、また85℃を超える
と上記反応物の酸化等が起こるおそれがある。好ましく
は、反応温度を−10〜30℃とする。
【0024】なお、シリル化芳香族ジアミノジヒドロキ
シ化合物とジカルボン酸誘導体をそれぞれ等モル量ずつ
配合すると、高分子量のポリベンゾビスオキサゾール前
駆物質を容易に得ることができる。
シ化合物とジカルボン酸誘導体をそれぞれ等モル量ずつ
配合すると、高分子量のポリベンゾビスオキサゾール前
駆物質を容易に得ることができる。
【0025】ここで、用いる有機溶媒としては、例えば
N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセ
トアミド、N−メチル−2− ピロリドン等のアミド系
溶媒、ピリジン等の芳香族アミン系溶媒、ジメチルスル
ホキシド、テトラメチルスルホン等のイオウ系溶媒、ベ
ンゼン、トルエン、アニソール、ジフェニルエーテル、
ニトロベンゼン、ベンゾニトリル等のベンゼン系溶媒、
テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等のエーテル
系溶媒、クロロホルム、トリクロルエタン、四塩化炭素
等のハロゲン化炭化水素などの中性溶媒(aproti
c solvent)を挙げることができる。
N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセ
トアミド、N−メチル−2− ピロリドン等のアミド系
溶媒、ピリジン等の芳香族アミン系溶媒、ジメチルスル
ホキシド、テトラメチルスルホン等のイオウ系溶媒、ベ
ンゼン、トルエン、アニソール、ジフェニルエーテル、
ニトロベンゼン、ベンゾニトリル等のベンゼン系溶媒、
テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等のエーテル
系溶媒、クロロホルム、トリクロルエタン、四塩化炭素
等のハロゲン化炭化水素などの中性溶媒(aproti
c solvent)を挙げることができる。
【0026】この反応により、シリル化芳香族ジアミノ
ジヒドロキシ化合物とジカルボン酸誘導体とが下記反応
式に示すように縮重合する。なお、下記の反応式におい
て、シリル化芳香族ジアミノジヒドロキシ化合物として
は、ジアミノジヒドロキシベンゼンをシリル化したもの
を用いている。
ジヒドロキシ化合物とジカルボン酸誘導体とが下記反応
式に示すように縮重合する。なお、下記の反応式におい
て、シリル化芳香族ジアミノジヒドロキシ化合物として
は、ジアミノジヒドロキシベンゼンをシリル化したもの
を用いている。
【化4】
(ただし、式中Arは芳香族残基、Xはハロゲン、Me
はメチル基を表わす。)
はメチル基を表わす。)
【0027】次いで、上記の反応で得られた縮重合体を
メチルアルコール等のアルコール中で数時間撹拌し、ア
ルコール洗浄を繰り返すことによって、下記の反応式に
例示するように脱シリル化処理を施す。
メチルアルコール等のアルコール中で数時間撹拌し、ア
ルコール洗浄を繰り返すことによって、下記の反応式に
例示するように脱シリル化処理を施す。
【化5】
このようにして、芳香族ポリオキサゾール前駆物質が得
られる。
られる。
【0028】得られた芳香族ポリオキサゾール前駆物質
は、公知の方法により洗浄及び乾燥することができる。
は、公知の方法により洗浄及び乾燥することができる。
【0029】マトリックスポリマー
本発明で用いるマトリックスポリマーとしては、アラミ
ド系樹脂、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルイミド
、熱可塑性ポリイミド、熱硬化性ポリイミド、ポリアミ
ドイミド等が挙げられるが、特にアラミド系樹脂、ポリ
アミドイミドを用いるのが好ましい。これらの樹脂は芳
香族ポリオキサゾール前駆物質との相溶性が良好であり
、機械的強度に優れた分子複合材を与えることができる
。
ド系樹脂、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルイミド
、熱可塑性ポリイミド、熱硬化性ポリイミド、ポリアミ
ドイミド等が挙げられるが、特にアラミド系樹脂、ポリ
アミドイミドを用いるのが好ましい。これらの樹脂は芳
香族ポリオキサゾール前駆物質との相溶性が良好であり
、機械的強度に優れた分子複合材を与えることができる
。
【0030】次に、本発明の分子複合材の製造方法につ
いて説明する。
いて説明する。
【0031】まず、上記で得られた芳香族ポリオキサゾ
ール前駆物質とマトリックスポリマーとを、両者が良好
に溶解する有機溶媒に溶解する。
ール前駆物質とマトリックスポリマーとを、両者が良好
に溶解する有機溶媒に溶解する。
【0032】このような有機溶媒としては、N−メチル
−2− ピロリドン(NMP)、ジメチルスルフォキサ
イド(DMSO)、N,N−ジメチルアセトアミド等が
挙げられるが、用いるマトリックスポリマーに応じて適
宜選択する。たとえば、マトリックスポリマーとしてア
ラミド系樹脂を用いる場合には、溶媒としてDMSOを
用いるのがよい。また、ポリアミドイミドをマトリック
スポリマーとする場合には、NMPを用いるのがよい。
−2− ピロリドン(NMP)、ジメチルスルフォキサ
イド(DMSO)、N,N−ジメチルアセトアミド等が
挙げられるが、用いるマトリックスポリマーに応じて適
宜選択する。たとえば、マトリックスポリマーとしてア
ラミド系樹脂を用いる場合には、溶媒としてDMSOを
用いるのがよい。また、ポリアミドイミドをマトリック
スポリマーとする場合には、NMPを用いるのがよい。
【0033】芳香族ポリオキサゾール前駆物質とマトリ
ックスポリマーとの配合は、芳香族ポリオキサゾールの
配合量が極めて少なくても補強効果はあるが、最終的に
芳香族ポリオキサゾールとマトリックスポリマーとが重
量比で1:99〜20:80の範囲となるように設定す
るのが好ましい。補強高分子である芳香族ポリオキサゾ
ールの配合比が多くなりすぎると、その存在が密になり
すぎ、芳香族ポリオキサゾール同士が凝集して分子レベ
ルでの分散が悪くなる。このような状態は、分子複合材
の機械的強度を低下させると考えられる。より好ましい
配合比は1:99〜10:90である。
ックスポリマーとの配合は、芳香族ポリオキサゾールの
配合量が極めて少なくても補強効果はあるが、最終的に
芳香族ポリオキサゾールとマトリックスポリマーとが重
量比で1:99〜20:80の範囲となるように設定す
るのが好ましい。補強高分子である芳香族ポリオキサゾ
ールの配合比が多くなりすぎると、その存在が密になり
すぎ、芳香族ポリオキサゾール同士が凝集して分子レベ
ルでの分散が悪くなる。このような状態は、分子複合材
の機械的強度を低下させると考えられる。より好ましい
配合比は1:99〜10:90である。
【0034】芳香族ポリオキサゾール前駆物質とマトリ
ックスポリマーの溶解は、均一溶液となる限りいかなる
方法で行っても良い。たとえば、芳香族ポリオキサゾー
ル前駆物質及びマトリックスポリマーの溶液をそれぞれ
調製し、次にそれらを混合して均一溶液としてもよいし
、前駆物質を溶解した溶液にマトリックスポリマーを加
えて均一溶液としてもよい。また、両者を一度に一種類
の溶媒に溶解させてもよい。最終的な溶液の濃度は、芳
香族ポリオキサゾール前駆物質とマトリックスポリマー
の合計が1〜30重量%となるようにするのが良い。
ックスポリマーの溶解は、均一溶液となる限りいかなる
方法で行っても良い。たとえば、芳香族ポリオキサゾー
ル前駆物質及びマトリックスポリマーの溶液をそれぞれ
調製し、次にそれらを混合して均一溶液としてもよいし
、前駆物質を溶解した溶液にマトリックスポリマーを加
えて均一溶液としてもよい。また、両者を一度に一種類
の溶媒に溶解させてもよい。最終的な溶液の濃度は、芳
香族ポリオキサゾール前駆物質とマトリックスポリマー
の合計が1〜30重量%となるようにするのが良い。
【0035】混合時間は用いるマトリックスポリマーの
種類及び溶媒によって多少異なるが、6時間〜30日程
度がよい。また、混合時の温度は−15〜150 ℃と
するのがよい。芳香族ポリオキサゾール前駆物質とマト
リックスポリマーの溶液の調製及び混合は、窒素ガス、
アルゴンガス等の不活性ガス雰囲気下、または真空中で
行うのが良い。
種類及び溶媒によって多少異なるが、6時間〜30日程
度がよい。また、混合時の温度は−15〜150 ℃と
するのがよい。芳香族ポリオキサゾール前駆物質とマト
リックスポリマーの溶液の調製及び混合は、窒素ガス、
アルゴンガス等の不活性ガス雰囲気下、または真空中で
行うのが良い。
【0036】均一溶液を調製後、溶媒を蒸発させて乾燥
するが、実際には、キャスト法によりフィルム状にした
り紡糸した後に、これらを乾燥させるのが良い。芳香族
ポリオキサゾール前駆物質とマトリックスポリマーとに
よる複合体の乾燥は、公知の方法により行うことができ
る。具体的には、不活性ガス雰囲気下又は真空中で、4
0〜150 ℃、好ましくは60〜90℃で乾燥する。
するが、実際には、キャスト法によりフィルム状にした
り紡糸した後に、これらを乾燥させるのが良い。芳香族
ポリオキサゾール前駆物質とマトリックスポリマーとに
よる複合体の乾燥は、公知の方法により行うことができ
る。具体的には、不活性ガス雰囲気下又は真空中で、4
0〜150 ℃、好ましくは60〜90℃で乾燥する。
【0037】次に、上記で得られた芳香族ポリオキサゾ
ール前駆物質とマトリックスポリマーとの複合体を加熱
し、前駆物質中でオキサゾール閉環反応を起こし、分子
複合材を得る。この時のオキサゾール閉環反応は、たと
えば以下の通りとなる。
ール前駆物質とマトリックスポリマーとの複合体を加熱
し、前駆物質中でオキサゾール閉環反応を起こし、分子
複合材を得る。この時のオキサゾール閉環反応は、たと
えば以下の通りとなる。
【化6】
【0038】なお、芳香族残基Arがフェニレン基であ
るもの(ポリ−p−フェニレンベンゾビスオキサゾール
)は特に良好な剛直性を示し、これを剛直ポリマーとす
る分子複合材は機械的強度等に優れる。
るもの(ポリ−p−フェニレンベンゾビスオキサゾール
)は特に良好な剛直性を示し、これを剛直ポリマーとす
る分子複合材は機械的強度等に優れる。
【0039】前駆物質とマトリックスポリマーとの均一
混合物の加熱温度は、用いるマトリックスポリマーの種
類によって異なるが、一般には 250℃〜 400℃
とする。 250℃未満の加熱であればオキサゾール環の形成が見
られない。また 450℃を超える加熱とするとポリオ
キサゾール及びマトリックスポリマーが熱分解を開始す
るので好ましくなく、450 ℃を上限とするのが望ま
しい。
混合物の加熱温度は、用いるマトリックスポリマーの種
類によって異なるが、一般には 250℃〜 400℃
とする。 250℃未満の加熱であればオキサゾール環の形成が見
られない。また 450℃を超える加熱とするとポリオ
キサゾール及びマトリックスポリマーが熱分解を開始す
るので好ましくなく、450 ℃を上限とするのが望ま
しい。
【0040】加熱は一定の加熱温度によるものだけでは
なく、段階的に温度を変える加熱プログラムによるもの
でも良い。たとえば、120 ℃で30分の加熱ののち
、30分で350 ℃まで温度を上げ、350 ℃で3
0分保持するような加熱プログラムとしても良い。
なく、段階的に温度を変える加熱プログラムによるもの
でも良い。たとえば、120 ℃で30分の加熱ののち
、30分で350 ℃まで温度を上げ、350 ℃で3
0分保持するような加熱プログラムとしても良い。
【0041】上述した方法によれば、マトリックスポリ
マー中に分子レベルで均一に分散した芳香族ポリオキサ
ゾール前駆物質がそのまま芳香族ポリオキサゾールにな
るので、芳香族ポリオキサゾールとマトリックスポリマ
ーとは分子レベルで極めて良好に相溶することになる。 したがって、芳香族ポリオキサゾール分子とマトリック
スポリマー分子との界面における接着力不足に基づく機
械的強度の低下という問題は生ぜず、良好な機械的特性
を有する分子複合材となる。
マー中に分子レベルで均一に分散した芳香族ポリオキサ
ゾール前駆物質がそのまま芳香族ポリオキサゾールにな
るので、芳香族ポリオキサゾールとマトリックスポリマ
ーとは分子レベルで極めて良好に相溶することになる。 したがって、芳香族ポリオキサゾール分子とマトリック
スポリマー分子との界面における接着力不足に基づく機
械的強度の低下という問題は生ぜず、良好な機械的特性
を有する分子複合材となる。
【0042】
【作用】本発明によれば、芳香族ポリオキサゾール前駆
物質とマトリックスポリマーとを有機溶媒に均一に溶解
し、その後有機溶媒を除去しているので、芳香族ポリオ
キサゾール前駆物質のマトリックスポリマー中での分散
は均一になる。したがって、それを加熱してなる分子複
合材は均質なものとなり、機械的強度に優れたものとな
る。また、その均質さにより、耐熱性等の諸物性も向上
する。
物質とマトリックスポリマーとを有機溶媒に均一に溶解
し、その後有機溶媒を除去しているので、芳香族ポリオ
キサゾール前駆物質のマトリックスポリマー中での分散
は均一になる。したがって、それを加熱してなる分子複
合材は均質なものとなり、機械的強度に優れたものとな
る。また、その均質さにより、耐熱性等の諸物性も向上
する。
【0043】
【実施例】本発明を以下の具体的実施例により詳細に説
明する。
明する。
【0044】実施例1
(1) シリル化した芳香族ジアミノジヒドロキシ化合
物の合成 4,6−ジアミノ−1,3−ジヒドロキシベンゼン12
1.1gを、ヘキサメチルジシラザン150gとともに
200mlのナス型フラスコに入れて、約12時間還流
反応させ、常圧蒸留に続いて減圧蒸留を行い、84.8
gのN,N′,O,O′−テトラメチルシリル−4,6
−ジアミノ−1,3−ベンゼンジオール(沸点147〜
148℃(0.9mmHg)、融点67.5〜68.0
℃)を得た。
物の合成 4,6−ジアミノ−1,3−ジヒドロキシベンゼン12
1.1gを、ヘキサメチルジシラザン150gとともに
200mlのナス型フラスコに入れて、約12時間還流
反応させ、常圧蒸留に続いて減圧蒸留を行い、84.8
gのN,N′,O,O′−テトラメチルシリル−4,6
−ジアミノ−1,3−ベンゼンジオール(沸点147〜
148℃(0.9mmHg)、融点67.5〜68.0
℃)を得た。
【0045】(2) ポリ−p−フェニレンベンゾビス
オキサゾール前駆物質の合成 上記(1) で得られたN,N′,O,O′−テトラメ
チルシリル−4,6−ジアミノ−1,3−ベンゼンジオ
ール2.1443gを十分に乾燥し、アルゴンで置換し
た100mlの4つ口フラスコに入れ、さらに10ml
のNMP(純度99.1%、水分0.0099%)を加
えて、−5℃で約1時間かけて溶解させた。
オキサゾール前駆物質の合成 上記(1) で得られたN,N′,O,O′−テトラメ
チルシリル−4,6−ジアミノ−1,3−ベンゼンジオ
ール2.1443gを十分に乾燥し、アルゴンで置換し
た100mlの4つ口フラスコに入れ、さらに10ml
のNMP(純度99.1%、水分0.0099%)を加
えて、−5℃で約1時間かけて溶解させた。
【0046】次いで、これに2−クロロテレフタル酸ジ
クロリド(純度99.1%、水分0.086%)1.1
87gを加え、アルゴン雰囲気下で、0℃にて、攪拌し
ながら約6時間反応させた。
クロリド(純度99.1%、水分0.086%)1.1
87gを加え、アルゴン雰囲気下で、0℃にて、攪拌し
ながら約6時間反応させた。
【0047】得られた粘調な赤ワイン色の透明液を約5
00mlのメチルアルコールに投入して数時間攪拌し、
メチルアルコール洗浄を繰り返した後エチルアルコール
洗浄を行い、真空下で乾燥した。
00mlのメチルアルコールに投入して数時間攪拌し、
メチルアルコール洗浄を繰り返した後エチルアルコール
洗浄を行い、真空下で乾燥した。
【0048】生成物の赤外線吸収スペクトル分析及び
1H−NMRを測定した。また元素分析を行った。以上
の分析により、得られた化合物が以下に示すものである
ことを確認した。
1H−NMRを測定した。また元素分析を行った。以上
の分析により、得られた化合物が以下に示すものである
ことを確認した。
【化7】
【0049】(3) 分子複合材の製造上記で得られた
ポリベンゾオキサゾール前駆物質(固有粘度(ηinh
)が2.0:NMP中で、ポリマーの濃度を0.5g
/dlとし、30℃にてウベローデ法により行った)と
、マトリックスポリマーとしてアラミド系樹脂(TX−
1,東レ(株)製)とを用いて、ポリベンゾオキサゾー
ルの量が全ポリマー(ポリベンゾオキサゾールとマトリ
ックスポリマーとの合計)に対して10重量%以下の複
数の分子複合材を、以下の要領で製造した。
ポリベンゾオキサゾール前駆物質(固有粘度(ηinh
)が2.0:NMP中で、ポリマーの濃度を0.5g
/dlとし、30℃にてウベローデ法により行った)と
、マトリックスポリマーとしてアラミド系樹脂(TX−
1,東レ(株)製)とを用いて、ポリベンゾオキサゾー
ルの量が全ポリマー(ポリベンゾオキサゾールとマトリ
ックスポリマーとの合計)に対して10重量%以下の複
数の分子複合材を、以下の要領で製造した。
【0050】まず、前駆物質とアラミド系樹脂との均一
溶液の調製では、ポリベンゾビスオキサゾール前駆物質
とアラミド系樹脂との合計0.25gをDMSO10m
lに溶解して、ポリマー全体の濃度が2.5重量%のD
MSO溶液を調製した。この操作は、不活性ガス雰囲気
中で行った。混合は、40〜60℃で時々攪拌しながら
一週間かけて行った。
溶液の調製では、ポリベンゾビスオキサゾール前駆物質
とアラミド系樹脂との合計0.25gをDMSO10m
lに溶解して、ポリマー全体の濃度が2.5重量%のD
MSO溶液を調製した。この操作は、不活性ガス雰囲気
中で行った。混合は、40〜60℃で時々攪拌しながら
一週間かけて行った。
【0051】次に、ドクターブレート法によりガラスプ
レート上にキャストし、厚み0.5mmのフィルムを得
た。
レート上にキャストし、厚み0.5mmのフィルムを得
た。
【0052】上記のフィルムを乾燥後、350 ℃で3
0分、真空下で加熱し、分子複合材を得た。
0分、真空下で加熱し、分子複合材を得た。
【0053】(4) 物性試験
上記で得られたフィルム状の分子複合材について、JI
S K7127 に準拠して引張弾性率及び引張強度を
測定した。 結果をそれぞれ図1及び図2に示す。
S K7127 に準拠して引張弾性率及び引張強度を
測定した。 結果をそれぞれ図1及び図2に示す。
【0054】比較例1
実施例1で用いたマトリックスポリマー(アラミド系樹
脂:TX−1, 東レ(株)製)のみを用いて、実施例
1と同様の操作でフィルムを製造し、やはり実施例1と
同様に引張弾性率及び引張強度を測定した。結果をそれ
ぞれ図1及び図2に合わせて示す。
脂:TX−1, 東レ(株)製)のみを用いて、実施例
1と同様の操作でフィルムを製造し、やはり実施例1と
同様に引張弾性率及び引張強度を測定した。結果をそれ
ぞれ図1及び図2に合わせて示す。
【0055】実施例2
(1) 熱硬化型ポリイミド( マトリックスポリマー
) の合成 p−フェニレンジアミン4.3256g(40mmol
) を室温にてNMP80mlに溶解させた。
) の合成 p−フェニレンジアミン4.3256g(40mmol
) を室温にてNMP80mlに溶解させた。
【0056】次に、3,3’−4,4’−ビフェニルテ
トラカルボン酸二無水物11.7689gを加え、25
℃で3時間重合反応を行い、ポリアミック酸を得た。
トラカルボン酸二無水物11.7689gを加え、25
℃で3時間重合反応を行い、ポリアミック酸を得た。
【0057】(2) 分子複合材の製造上記の(1)
で得られたポリアミック酸をNMPで希釈し、ポリアミ
ック酸の濃度を7.07重量%とした。
で得られたポリアミック酸をNMPで希釈し、ポリアミ
ック酸の濃度を7.07重量%とした。
【0058】次に、実施例1の(2) で得られたポリ
ベンゾビスオキサゾール前駆物質をDMSO液に溶解し
、前駆物質の濃度が2.22重量%のDMSO溶液を調
製した。
ベンゾビスオキサゾール前駆物質をDMSO液に溶解し
、前駆物質の濃度が2.22重量%のDMSO溶液を調
製した。
【0059】上記の二種類の溶液を混ぜあわせ、ポリア
ミック酸の加水分解が起こらないように、−15℃で、
アルゴンガス雰囲気下で時々攪拌しながら1週間かけて
混合し、均一な溶液を得た。
ミック酸の加水分解が起こらないように、−15℃で、
アルゴンガス雰囲気下で時々攪拌しながら1週間かけて
混合し、均一な溶液を得た。
【0060】得られた溶液を、ドクターブレード法によ
りガラスプレート上にキャストし、厚さ0.5mmのフ
ィルムを得た。
りガラスプレート上にキャストし、厚さ0.5mmのフ
ィルムを得た。
【0061】上記のフィルムを、真空下で、図3に示す
熱処理プログラムで熱処理し、フィルム状の分子複合材
を得た。
熱処理プログラムで熱処理し、フィルム状の分子複合材
を得た。
【0062】この分子複合材について、実施例1と同様
にして、引張弾性率を測定した。結果を表1に示す。
にして、引張弾性率を測定した。結果を表1に示す。
【0063】比較例2
実施例2で用いたマトリックスポリマー(熱硬化型ポリ
イミド)のみを用いて、実施例2と同様の操作でフィル
ムを製造し、やはり実施例2と同様に引張弾性率を測定
した。結果を表1に合わせて示す。
イミド)のみを用いて、実施例2と同様の操作でフィル
ムを製造し、やはり実施例2と同様に引張弾性率を測定
した。結果を表1に合わせて示す。
【0064】
表
1 例No. 剛直ポリマー量(
重量%) 引張弾性率(Kgf/mm 2)
実施例2 1.9
1531 比較
例2 0
1018
1 例No. 剛直ポリマー量(
重量%) 引張弾性率(Kgf/mm 2)
実施例2 1.9
1531 比較
例2 0
1018
【0065】実施例3
実施例1の(2) で得られたポリオキサゾール前駆物
質と、マトリックスポリマーとしてポリアミドイミド粉
末(TORLON4000T:アモコ(株)製)とを用
いて、分子複合材を製造した。このとき、全ポリマー中
のポリベンゾビスオキサゾールの量が20重量%以下の
範囲となる4種類の分子複合材を以下の要領で製造した
。
質と、マトリックスポリマーとしてポリアミドイミド粉
末(TORLON4000T:アモコ(株)製)とを用
いて、分子複合材を製造した。このとき、全ポリマー中
のポリベンゾビスオキサゾールの量が20重量%以下の
範囲となる4種類の分子複合材を以下の要領で製造した
。
【0066】まず、前駆物質とポリアミドイミドとの均
一溶液の調製では、溶媒としてDMSOを用い、アルゴ
ンガス雰囲気で混合した。この混合は、40〜60℃で
時々攪拌しながら一週間かけて行った。次に、実施例1
と同様にキャストによりフィルム状に成形し、乾燥後、
これを真空中、260 ℃で12時間のポストキュアを
行った後、300 ℃で30分加熱した。
一溶液の調製では、溶媒としてDMSOを用い、アルゴ
ンガス雰囲気で混合した。この混合は、40〜60℃で
時々攪拌しながら一週間かけて行った。次に、実施例1
と同様にキャストによりフィルム状に成形し、乾燥後、
これを真空中、260 ℃で12時間のポストキュアを
行った後、300 ℃で30分加熱した。
【0067】得られたフィルムについて、実施例1と同
様に引張弾性率及び引張強度を測定した。結果をそれぞ
れ図4及び図5に示す。 比較例3 実施例3で用いたマトリックスポリマー(ポリアミドイ
ミド)のみを用いて、実施例3と同様の操作でフィルム
を製造し、やはり実施例3と同様に引張弾性率及び引張
強度を測定した。結果をそれぞれ図4及び図5に示す。
様に引張弾性率及び引張強度を測定した。結果をそれぞ
れ図4及び図5に示す。 比較例3 実施例3で用いたマトリックスポリマー(ポリアミドイ
ミド)のみを用いて、実施例3と同様の操作でフィルム
を製造し、やはり実施例3と同様に引張弾性率及び引張
強度を測定した。結果をそれぞれ図4及び図5に示す。
【0068】
【発明の効果】以上に詳述した通り、本発明の方法では
、芳香族ポリオキサゾール前駆物質をマトリックスポリ
マー中に良好に分散することができるので、分子複合材
の機械的強度は向上する。また、耐熱性、耐溶媒性等も
向上する。さらに熱膨張率(線膨張係数)が低下し、寸
法安定性も向上させることができる。
、芳香族ポリオキサゾール前駆物質をマトリックスポリ
マー中に良好に分散することができるので、分子複合材
の機械的強度は向上する。また、耐熱性、耐溶媒性等も
向上する。さらに熱膨張率(線膨張係数)が低下し、寸
法安定性も向上させることができる。
【0069】本発明の方法により得られる分子複合材は
、良好な機械的強度、耐熱性及び耐溶媒性等の諸特性を
有するために、自動車部品、航空部品、宇宙機器を始め
として、幅広く利用することができる。
、良好な機械的強度、耐熱性及び耐溶媒性等の諸特性を
有するために、自動車部品、航空部品、宇宙機器を始め
として、幅広く利用することができる。
【図1】実施例1で得られた分子複合材及び比較例1の
試料の引張弾性率の測定結果を示すグラフである。
試料の引張弾性率の測定結果を示すグラフである。
【図2】実施例1で得られた分子複合材及び比較例1の
試料の引張強度の測定結果を示すグラフである。
試料の引張強度の測定結果を示すグラフである。
【図3】実施例1におけるフィルムの加熱処理プログラ
ムを示すグラフである。
ムを示すグラフである。
【図4】実施例3で得られた分子複合材及び比較例3の
試料の引張弾性率の測定結果を示すグラフである。
試料の引張弾性率の測定結果を示すグラフである。
【図5】実施例3で得られた分子複合材及び比較例3の
試料の引張強度の測定結果を示すグラフである。
試料の引張強度の測定結果を示すグラフである。
Claims (4)
- 【請求項1】 芳香族ポリオキサゾールからなる剛直
ポリマーとマトリックスポリマーとの分子複合材の製造
方法において、(a) 芳香族ポリオキサゾールの前駆
物質とマトリックスポリマーとの有機溶媒の均一溶液を
調製し、(b) 前記有機溶媒を除去した後、加熱する
ことにより前記前駆物質のオキサゾール閉環反応を起こ
すことを特徴とする方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、芳香
族ジアミノジヒドロキシ化合物のアミノ基及びヒドロキ
シル基をシリル化したものを、ジカルボン酸誘導体と反
応させることによって、前記前駆物質を合成することを
特徴とする方法。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の方法において
、前記マトリックスポリマーが、アラミド系樹脂または
ポリアミドイミド樹脂であることを特徴とする方法。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の方
法において、前記芳香族ポリオキサゾールが、置換又は
無置換のフェニレン基を有するポリ−p−フェニレンベ
ンゾビスオキサゾールであることを特徴とする方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5037891A JPH04268332A (ja) | 1991-02-22 | 1991-02-22 | 芳香族ポリオキサゾール分子複合材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5037891A JPH04268332A (ja) | 1991-02-22 | 1991-02-22 | 芳香族ポリオキサゾール分子複合材の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04268332A true JPH04268332A (ja) | 1992-09-24 |
Family
ID=12857218
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5037891A Pending JPH04268332A (ja) | 1991-02-22 | 1991-02-22 | 芳香族ポリオキサゾール分子複合材の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04268332A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006342233A (ja) * | 2005-06-08 | 2006-12-21 | Teijin Ltd | 剛直系複素環共重合体およびその製造方法 |
| JP2010195856A (ja) * | 2009-02-23 | 2010-09-09 | Asahi Kasei E-Materials Corp | ポリアミド酸ワニス組成物及びそれを用いたポリイミド金属積層板 |
-
1991
- 1991-02-22 JP JP5037891A patent/JPH04268332A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006342233A (ja) * | 2005-06-08 | 2006-12-21 | Teijin Ltd | 剛直系複素環共重合体およびその製造方法 |
| JP2010195856A (ja) * | 2009-02-23 | 2010-09-09 | Asahi Kasei E-Materials Corp | ポリアミド酸ワニス組成物及びそれを用いたポリイミド金属積層板 |
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