JPH03181521A - ポリベンゾビスオキサゾールの製造方法 - Google Patents

ポリベンゾビスオキサゾールの製造方法

Info

Publication number
JPH03181521A
JPH03181521A JP32077489A JP32077489A JPH03181521A JP H03181521 A JPH03181521 A JP H03181521A JP 32077489 A JP32077489 A JP 32077489A JP 32077489 A JP32077489 A JP 32077489A JP H03181521 A JPH03181521 A JP H03181521A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polybenzobisoxazole
precursor
acid
solvent
reaction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32077489A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Nishino
英雄 西野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP32077489A priority Critical patent/JPH03181521A/ja
Publication of JPH03181521A publication Critical patent/JPH03181521A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、耐熱性、機械的性質、耐薬品性、電気的性質
等に優れた剛直芳香族ポリマーであるポリベンゾビスオ
キサゾールの製造方法に関し、特に、高強度、高弾性の
m維とすることのできるポリベンゾビスオキサゾールの
製造方法に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕近年、
航空機を始めとして白勤車、各種車両等において、軽量
化の目的で、TI、^1等の軽合金のみならず繊維強化
プラスチック(FRP)等の複合(、を料が広く使われ
るようになってきた。またこれらの複合材料は各種の構
造材料としても使用されており、機械的性質に優れた複
合材料の研究開発が広く行われている。
機械的性質に((れた複合材料をi)るために、母材に
加える補強材として、高強度で高弾性を有するSol 
ICを用いることが広く行われているが、このような繊
維としては、ガラスファイバーやカーボンファイバー等
が用いられている。またケブラー(デュポン社商品名)
等の5)わゆるアラミド系繊維と++r=される全芳香
族ポリアミド等も使用されつ−)ある。
カーボンファイバーは極めて高い弾性を示すが、ループ
強度や結節強度においてケブラー等のアラミド系繊維に
劣る。一方、ケブラー等のアラミド系徹維;ま、高い強
度を有するが弾性率においてカーボンファイバーに劣る
。そこでカーボンファイバーの高い弾性率と、アラミド
系繊維の有する強度及び扱いやすさを合わせ持つような
新しい繊維が望まれており、その研究開発が進められて
いる。
このような条件を満たす吻貢として注目を浴びているも
のに、ポリーP−7二二しンベンゾビスチアゾール(P
BT)やポリーP−7二二しンベンソ′ヒ゛スオキサゾ
ール(以下ポリベンゾビスオキサゾールと呼ぶ〉等のへ
テロ環含有芳香族ポリマーがある。
これらは弾性率の低さを防ぐ手段としてヘテロ環を導入
した構造となっており、またケブラーの欠点である吸湿
性等を解消している。さらに主鎖は剛直性を示し、より
高強度で高弾性を徹維を与えることができる。
PBT及びポリベンゾビスオキサゾールは、ポリバラベ
ンゾイミダゾールやラグ−ポリマーの合成方法に従来よ
り用いられるボIJ +Jン酸法によって製造すること
ができる。PBTについて;ま、このボIJ IJン酸
法により高分子量のものが得られるが、ポリベンゾビス
オキサゾールについては固有粘度771hhが3.0J
g−’程度で、分子量もl0000g/mol程度のポ
リマーしか得られなかった。この理由は必ずしも明らか
ではないが、一つには、ボ゛ノベンゾビスオキサゾール
の合成に用いるモノマーの1゜6−ジアミツー1.3−
ジヒドロキシベンゼン(又はその二塩酸塩や硫酸塩等)
の合成において、前物質のニトロ化合物が不純物として
トリニトロ化合物を含み、このためにトリ“γミツが副
成されて重合文が上がちなりフヨると推定される。また
ポリリン酸法による合成において、用し)るテレフタル
酸やテレフタル酸クロライドがフオスフォリル化する1
20℃前後の温度で、ポリベンゾビスオキサゾールの前
駆物質又オリゴマーの一部がすでにオキサゾールへの閉
環反応を起こし、そのために反応溶液の粘度が比較的大
きく!二り、重合反応が雑しくフ二ることも一部と考え
与れる。
そこで本発明者は、高分子量のポリベンゾビスオキサゾ
ール前駆物質を製造する方法として、芳香族ジアミノジ
ヒドロキシ化合物のアミン基及びヒドロキシル基をあら
かじめシリル化した後に、芳香族ジカルボン酸シバライ
ドと反応させる方法(こつ5)で、特許出願をしたく特
願平1−68163号)この方法:こより得られた@駆
物質は非常に高い分子量化しているので、閉環反応によ
り高分子こaのポリベンゾビスオキサゾールが得られる
しかしながら、閉環反応を単に加熱により行うと、必ず
しも全てが閉環した高分子量化ポリベンゾビスオキサゾ
ールが得られないということがわかった。また比較的高
温に加熱して閉環反応を起こすので、閉環反応に伴う脱
水により、成形前(繊維、フィルム等)内に大きなボイ
ドが導入されるおそれもあることがわかった。
従って、本発明の目的は、上記した問題を起こさずに、
高強度で高弾性のポリベンゾビスオキサゾールを容易に
製造する方法を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的に鑑み鋭意研究の結果、本発明者は、芳香族ジ
アミノジヒドロキシ化合物と芳香族ジカルボン酸シバラ
イドとから合成されたポリベンゾビスオキサゾールの前
駆物質を、ポIJ IJン酸溶液に溶解し、この、客演
を加熱すれば、比較的低温でオキサゾール閉環反応が起
こり、もって高強度でK ’J l’lのポリベンゾビ
スオキサゾールを容易に製、造することができることを
発見し、本発明を完成さ せ ブニ 。
すなわち、本発明のポリベンゾビスオキサゾールの製造
方法は、下記−紋穴: (ただし、式中へ「は置換又は無置換の芳香族残基であ
る。) で表される繰り返し単位を有するポリベンゾごスオキサ
ゾール前駆物質を、ポIJ IJン酸成分を含有する溶
媒に溶解し、次いで加熱することにより前記前駆物質の
閉環反応を起こし、もってポリベンゾビスオキサゾール
を製造することを特徴とする。
本発明を以下詳細に説明する。
ポリベンゾビスオキサゾール前駆物質の製造まず、ポリ
ベンゾビスオキサゾール前駆物質の製造方法について説
明する。
ポリベンゾビスオキサゾール@躯物質は芳香族ジアミノ
ジヒドロキシ化合物と、芳香族ジカルボン酸シバライド
とから合皮することができる。
芳香族ジアミノジヒドロキシ化合物は、下記−紋穴: により示すように、ベンゼン環の両側に、それぞれアミ
ン基及びヒドロキシル基を有する化合物である。このベ
ンゼン環はCf等の置換基を有したものでもよい。また
、両側のアミノ基及びヒドロキシル基の位置関係はベン
ゼン環を中心として左右対称でも点対称でもよい。すな
わち、以下の2通りの構造がある。なお、これらの塩酸
塩等も含む。
110\、7−1− NH2 )○(1′ H2N′”  −” ’ 011 ′3に、4.6−ジアミノ−1,3−ジヒト′ロキシベ
ンゼン1又はその塩)が好適に用いられる。
また、芳香族ジカルボン酸シバライドは下記−吸式: %式% (11 (ただし、Arは置換又は無置換の芳香族残基であり、
Xはハロゲン基である。)により示される。
芳香族残基^rは、ベンゼン環に限らず、ナフタレン環
、アンスラセン環等でもよく、またビフェニル等のよう
に2つ以上のベンゼン環が結合したものでもよい。さら
に、芳香族残基Arにはハロゲン、低級アルキル基、低
級アルコキシル基、又はフェニル基等の置換基を付加し
得る。このような置換基を導入することによって反応性
、溶媒への溶解性が向上する。
このような芳香族ジカルボン酸シバライドの例としては
、イソフタル酸ジクロリド、テレフタル酸ジクロリド、
4.4’−ビフェニルジカルボン酸ジクロリド、ビフェ
ニルエーテル−4,4′−ジカルボン酸ジクロリド、ベ
ンゾフェノン−4,4′−ジカルボン酸ジクロリド、ベ
ンゾスルホン−4,4′−ジカルボン酸ジクロリド、2
−クロロテレフタル酸クロリド、2−フルオロテレフタ
ル酸クロリド、2−メチルテレフタル酸クロリド、2−
メトキシテレフタル酸り0リド、2−7エニルテレフタ
ル酸クロリドなどが挙げられ、特にテレフタル酸ジクロ
リド及びその誘導体が好適に用いられる。また、これら
の芳香族ジカルボン酸ジクロリドは、単独で用いても、
あるいは2種以上混合して用いてもよい。
芳香族ジアミノジヒドロキシ化合物のアミン基及びヒド
ロキシル基をシリル化するには、該化合物又はその塩、
特に塩酸塩を、有機溶媒中で、窒素含有シリル化剤を用
いて、80〜140℃で6〜18時間処理する。
このようなシリル化反応に有効な窒素含有シリル化剤と
しては、ヘキサメチルジシラザン、N、Nジエチルアミ
ノトリメチルシラン、N、N−ジエチルアミノトリメチ
ルシラン、N、0−ビス(トリメチルシリル)カーバメ
ート、N−)リメチルシリルイ□ダゾール等が挙げられ
る。
またシリル化反応を行う有機溶媒として、テトラヒドロ
フラン、四塩化炭素、N、N−ジメチルアセトアミド等
を用いることができるが、有機溶媒を省略することもで
きる。シリル化温度が80℃より低いと、反応性が十分
でなく、また140℃より高いとアミン塩酸塩の分解が
起こり、好ましくない。
なお、シリル化芳香族ジアミノジヒドロキシ化合物と芳
香族ジカルボン酸シバライドとの反応は、有機溶媒中、
実質的に無水の条件下で、使用する溶媒により多少異な
るが、−15〜85℃にて2〜20時間行えばよい。反
応温度が−15℃未満であると、反応性が十分でなく、
また85℃を超えると上記反応物の酸化等が起こるおそ
れがある。シリル化芳香族ジアミノジヒドロキシ化合物
と芳香族ジカルボン酸シバライドは、それぞれ等モル量
ずつ配合すると、高分子量のポリベンゾビスオキサゾー
ル前駆物質を容易に得ることができる。
なお、ここで用いられる有機溶媒としては、例えばN、
N−ジメチルホルムアミド、%、N−ジメチルアセトア
ミド、N−メチル−2−ピロリドン等のアミド系溶媒、
ピリジン等の芳香族アミン系溶媒、ジメチルスルホキシ
ド、テトラメチルスルホン等のイ才つ系溶媒、ベンゼン
、トルエン、アニソール、ジフェニルエーテル、ニトロ
ベンゼン、ベンゾニトリル等のベンゼン系溶媒、テトラ
ヒドロフラン、1.4−ジオキサン等のエーテル系溶媒
、クロロホルム、トリクロルエタン、四塩化炭素等のハ
ロゲン化炭化水素などの中性溶媒(aprotic 5
olvent)を挙げることができる。
この反応により、シリル化芳香族ジアミノジヒドロキシ
化合物と芳香族ジカルボン酸シバライドとが下記反応式
に示すように縮重合する。
Me:+5iX (ただし、式中六「は芳香族残基、Xはハロゲン、)、
1eはメチル基を表わす。) 次いで、メチルアルコール等のアルコール中で数時間撹
拌し、アルコール洗浄を繰り返すことによって、下記反
応式に例示するように脱シリル化処理を施す。
このようにして、ポリベンゾビスオキサゾール前駆物質
が得られる。
ポリベンゾビスオキサゾールの製造 衣に、上記のポリベンゾビスオキサゾール@駆物質から
ポリベンゾビスオキサゾールを製造する本発明の方法に
ついて説明する。
まずポリリン酸を含有する溶媒としては、ポリベンゾビ
スオキサゾール前駆物質を溶解するもので、かつポIJ
 IJン酸が可溶のものを用いる。そのような溶媒とし
ては、メタンスルホン酸、タロロスルホン酸、発煙硫酸
等があり、特にメタンスルホン酸が好適である。
ポリリン酸としては、P2O,を用いるのが好ましい。
溶媒中のボIJ IJン酸の濃度は、P2O5換算値と
して、メタンスルホン酸等の溶媒との重量比が1:2〜
1 : 100となるように設定する。重量比が1:2
より大(P、05が多い)であると、反応溶媒の粘度が
高くなり好ましくない。また重量比が1:100より小
(P2O5が少ない)であると、@駆物質の主鎖の一部
のアミド基が加水分解されるおそれがあり、分子量が低
下することになるので、好ましくない。この比のより好
ましい範囲は、l;10〜1 : 100である。なお
メタンスルホン酸等の溶媒は、あらかじめ十分に脱水し
たものを用いるのが好ましい。これによって上述の加水
分解を最小限にとどめることができる。
上記の比となるようにP2O5をメタンスルホン酸等の
溶媒に溶解させ、反応溶媒とする。この溶解の操作は不
活性ガス下で行うのがよい。
次に、この反応溶媒にポリベンゾビスオキサゾール前駆
物質を加えて溶解させる。ポリベンゾビスオキサゾール
前駆物質の溶解は、25℃程度で不活性ガス流下におい
て攪拌しながら行うのが好ましい。
均一な溶液が得られた後、これをアルゴン等の不活性ガ
ス流下で80〜140℃に保ちながら攪拌する。この段
階でポリベンゾビスオキサゾール前駆物質は、下記の通
りオキサゾール閉環反応を起こし、ポリベンゾビスオキ
サゾールが生成される。
このとき、反応溶媒中のポリリン酸成分は縮合剤として
(動き、またオキサゾール閉環反応によって生じる氷を
取り除いて上記反応が右側に進行するのを助長する。
以上説明したように、本発明のポリベンゾビスオキサゾ
ールの製造方法においては、80〜140℃と比較的低
い温度で前駆物質のオキサゾール閉環反応を起こすこと
ができ、従来前われていた200℃程度までの加熱の必
要がなく、製造が容易となる。
〔作 用〕
本発明によれば、あらかじめ芳香族ジアミノジヒドロキ
シ化合物と芳#族ジカルボン酸シバライドとから合成し
たポリベンゾビスオキサゾール前駆物質を、ボIJ I
Jン酸成分を含有する溶液に溶解し、この溶液中でオキ
サゾール閉環反応を起こしてポリベンゾビスオキサゾー
ルとするので、80〜140℃と比較的低い温度でポリ
ベンゾビスオキサゾールを!!!造することができる。
これはポリリン酸が縮合剤及び脱水剤として作用するた
めと考えられる。
このように比較的低温でオキサゾール閉環反応が起きる
ので、閉環反応における水分の離脱が低温で進行し、そ
の結果水分の離脱により生じると思われるポリベンゾビ
スオキサゾール中のボイドもほとんど生ぜず、また仮に
生じてもごく小さなものとなり、ポリベンゾビスオキサ
ゾールの強度は向上する。
またボIJ IJン酸の濃度及び溶液の温度を適切に設
定することにより、ポリベンゾビスオキサゾール前駆物
質の主鎖のアミド基における加水分解を防止することが
できるので、重合度の大きなポリベンゾビスオキサゾー
ルを製造することができる。
〔実施例〕
本発明を以下の実施例によりさらに詳細に説明する。
実施例1 (1)ポリ (p−)ユニしンベンゾビスオキサゾール
)前駆物質の合成 N、N’ 、0.0’−テトラメチルシリル−4,6−
ジアミツー1.3−ベンゼンジオール8.9000gを
十分に乾燥し、アルゴン(純度99.99%、水分2p
pm以下)で置換した100rd、の4っロフラスコに
入れ、さらに50mfのN、N−ジメチルアセトアミド
(純度99.5%以上、水分0.0099%)を加えて
、25℃で約1時間かけて溶解させた。次いで、これに
塩化テレフタロイル(純度99.1%、水分0゜086
%) 4.2133gを加え、アルゴン雰囲気下で、2
5℃にて、メカニカルスターラにより20Orpmの速
度で撹拌しながら、約6時間反応させた。
生成した粘調な赤ワイン色の透明液を約IEのメチルア
ルコールに投入して一晩放置した。
次に液を吸引濾過し、メチルアルコール洗浄を繰り返し
た後、lmmHg以下の圧力に吸引しながら、80℃で
12時間乾燥させた。
()られた生成物を赤外線スペクトルにより分析し、下
記の構造式の繰り返し単位を有するポリベンゾビスオキ
サゾール1〕を9区1勿貢であることをはよ、ソした。
なお、赤外線スペクトル分析は、KBr法を用い、パー
↓ンエルマー社製1750型によって測定した。
また、得られたポリベンゾビスオキサゾール前駆物質の
固有粘度をウベローデ粘度計を用いて測定した。測定は
98%硫酸中で30.0℃において行った。ポリベンゾ
ビスオキサゾール前駆物質の固有粘度η1..hは0.
467 g−’であった。
フヨお、本実施例及び後述する他の実施例において、溶
液を調整するために用いたメスフラスコは、溶液の吸湿
を避けるためにあらかじめデシケータ中に入れておき、
測定直前に取り出して使用した。
(2)ポリベンゾビスオキサゾール前駆物質からのポリ
ベンゾビスオキサゾールの製造 P2O,6,72gを蒸留精製直後のメタンスルホン酸
67、2gに加え、140℃に加熱してP、05を溶解
させ、室温に冷却して反応溶媒(以下これを反応溶媒へ
と呼ぶ)とした。
反応溶媒A25Hに上記(1)で得たポリベンゾビスオ
キサゾール前駆物質2.5gを加え、室温で24時間か
けて溶解し、かっ色の半透明な粘調液を得た。
この液を100−の四つロフラスコに入れ、アルゴン気
流下で14.0℃に加熱しながら攪拌した。魔拌開始後
、2.5時間、5時間、7.5時間及び12時間経過し
た時点でそれぞれ反応液を5mlずつ取り出し、それぞ
れを蒸留水80−に加えて十分攪拌した。攪拌後、これ
を濾過し、抽出溶媒として蒸留水を用い、ソックスレー
抽出器を使用して各試料をそれぞれ2時間率洗浄した。
洗浄後、各試料を真空下で718時間乾燥させた。各試
料を、溶液から採集したときの時間の早い方から順にそ
れぞれ試料、へ、試料B、試料C及び試料りとした。
次に、試料へ〜Dについて赤外線スペクトルを測定した
。結果をそれぞれ第1〜4図に示す。これらの赤外線ス
ペクトルチャートを、上記(1)で測定したポリベンゾ
ビスオキサゾール前駆物質の赤外線スペクトル及びポリ
リン酸法によりモノマかS直接合成したポリベンゾビス
オキサゾールの赤外線スペクトルと比べると、試料A−
Dの赤外線スペクトルはいずれも後者と近似しているこ
とがわかった。特に、試料A−Dのスペクトル及びポリ
リン酸法により合成したポリベンゾビスオキサゾールの
スペクトルには、1.630cm−’付近に、オキサゾ
ール環のC=N結合に基づくと推定される吸収が認めら
れた。また前駆物質のスペクトルに認められるアミド基
に基づ<1640cm−’付近の吸収と、1.540c
m−’付唐の吸収は、いずれも試料A −Dのスペクト
ルには認められなかった。
なお、試料A及びBのスペクトルには、前駆物質のスペ
クトル及びポIJ IJン酸法により合成したポリベン
ゾビスオキサゾールのスペクトルには存在しないかすか
な吸収が1680co+−’に認められた。
この吸収はカルボン酸のC−〇結合に基づくものと思わ
れ、試料へ及びBにおいてアミド結合の加水分解がわず
かながら生じている可能性があることを示唆している。
次に試料Δ〜Dについて、それぞれ固有粘度を測定した
。粘度の測定は、ウベローデ粘度計を用い、30.0℃
の条件で、メタンスルホン酸中で行った。測定結果を第
5図に示す。第5図は反応時間(ポリベンゾビスオキサ
ゾール前駆物質を反応溶媒に溶解し、140℃で駈拌し
た時間)が2,5時間及び5時間の生成物ではいくぶん
粘度が低く、時間が経過するにつれて粘度が上昇し、反
応時間が約7時間以上でそれが一定となることを示して
いる。この粘度の変化は、分子量の変化(主鎖の長さの
変化)によるものと思われる。すなわち、試料A−Dの
赤外線スペクトルの結果より示唆されたように、反応初
期の段階で主鎖の一部がアミド基で一度加水分解された
後、反応溶媒の縮合剤的作用により加水分解された部位
が再度アミド基を形成して、最終的にオキサゾール環を
形成していくど推定される。
実施例2.3 実施例1の(2)と同様にして調製した反応溶媒A25
 mlに、実施<q+ +の(1)で得たポリベンゾビ
スオキサゾール前駆物W 2.5gを加え、室温で24
時間かけて溶解し、かっ色の半這明な粘調液を得た。
この液を100 dの四つロフラスコに入れ、アルゴン
気流下で80℃(実施例2)及び110℃(実施例3)
に加熱しながら12時間攪拌した。
次に、得られた溶液を実施例1の(2)と同様に、濾過
、洗浄及び乾燥して試料を得た。さらに得られた試料に
ついてそれぞれ赤外線スペクトルを測定した。
実施例2及び実施例3において得た試料の赤外線スペク
トルは、ともにボIJ IJン酸法により合成したポリ
ベンゾビスオキサゾールの赤外線スペクトルに近似して
いた。ただし、実施例2のスペクトルにおいては162
0cm−’に存在する吸収ピークの高波数側ショルダー
にわずかな吸収が見られ、また1570cm−’lこも
小さな吸収が見られた。また実施例3ではt570cm
−’の小さな吸収のほかにl 680 cmにも小さな
吸収が観測された。これらの吸収は、ポリベンゾビスオ
キサゾール前駆物質のスペクトル及びポリリン酸法によ
り合成したポリベンゾビスオキサゾールのスペクトルに
は認められなかったものであり、カルボキシル基の存在
を示唆している。以上から、実施例2及び実施例3の試
料は、わずかながらではあるが、主鎖が一部加水分解さ
れたと思われる。
実施例4 P2O30,2gを、蒸留精製直後のメタンスルホン酸
20gに加え、140℃に加熱してP2O,を溶解させ
、室温に冷却して反応溶媒(以下これを反応溶媒Bと呼
ぶ)とした。
反応溶媒B51−に実施例1の(1)で得たポリベンゾ
ビスオキサゾール前駆物質0.495gを加え、室温、
アルゴン気流下で一晩かけて溶解させた。
次にこの溶液をアルゴン気流下で140℃に加熱しなが
ら12時間攪拌した。
得られた溶液を蒸留水100−に加え、十分把拌した後
、濾過し、実施例1の(2)と同様に洗浄、乾よ・8し
た。
得られた試料について赤外線スペクトルを測定したとこ
ろ、ポ+J IJン酸法により合成したポリベンゾビス
オキサゾールのスペクトルと近似していた。ただし、1
680c+n−’付近にはカルボン酸C−0結合に基づ
くと思われる小さな吸収が認められた。
このことは、試料の一部がわずかながら加水分解された
ことを示唆している。
以」二の実施例から、ポリリン酸含有のメタンスルホン
酸液中ではポリベンゾビスオキサゾール前駆物質におけ
るオキサゾール閉環反応が80〜140℃で十分に進行
することがわかる。またメタンスルホン酸中のポリリン
酸成分の濃度は、メタンスルホン酸に加えるP2O,の
量がメタンスルホン酸に対して1:10〜1:lOOの
!′i!囲であればよく、持にボIJ IJン酸戊分の
濃い溶液を用いる方が前駆物質の加水分解をよく抑制す
ることができる。
〔発明の効果〕
本発明の方法によれば、ボIJ IJン酸戊分を含有す
る溶媒にポリベンゾビスオキサゾール前駆物質を溶解し
、これを80〜140℃の温度に加熱することでポリベ
ンゾビスオキサゾールを製造することができる。このよ
うに、従来のポリベンゾビスオキサゾールの製造方法に
おいてみられるような200℃程度又はそれ以上の温度
となる加熱をすることなく、比較的低温でポリベンゾビ
スオキサゾールを製造することができるので、その製造
は容易となる。また上記したように低温でオキサゾール
閉環反応が起きるので、閉環反応時の脱水によりボイド
が生じたとしてもそれはごく小さなものとなり、得られ
るポリベンゾビスオキサゾールの強度は向上する。
さらに本発明の方法では、用いる反応溶媒(ポIJ I
Jン酸成分を含有する溶媒)をそのまま紡糸のドープ液
として使用できる。また紡糸における圧力も小さくて済
み、作業性もよい。
本発明の方法では、あらかじめ芳香族ジアミノジヒドロ
キシ化合物のシリル化した物と、芳香族ジカルボン酸シ
バライドとから合成した高分子量のポリベンゾビスオキ
サゾール前駆物質を用い、これをポリベンゾビスオキサ
ゾール成分の濃度及び反応時間を適切に設定して前駆物
質の主鎖を加水分解することなくポリベンゾビスオキサ
ゾールを合成するので、得られるポリベンゾビスオキサ
ゾールも高分子量のものとなる。
なお、本発明の方法によって得られるポリベンゾビスオ
キサゾールは、繊維化のみならずフィルム化することも
容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は、それぞれ実施例1において得られた
ポリベンゾビスオキサゾールの赤外線スペクトル分析の
結果を示すチャートであり、第5図は、ボIJ IJン
酸を含有する溶媒中で、ポリベンゾビスオキサゾール前
駆物質からポリベンゾビスオキサゾールを合成する際の
反応時間と、得られたポリベンゾビスオキサゾールの粘
度との関係を示すグラフである。 出 願 人 本 田 技 研 工 業 株 式

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし、式中Arは置換又は無置換の芳香族残基であ
    る。) で表される繰り返し単位を有するポリベンゾビスオキサ
    ゾール前駆物質を、ポリリン酸成分を含有する溶媒に溶
    解し、次いで加熱することにより前記前駆物質の閉環反
    応を起こし、もってポリベンゾビスオキサゾールを製造
    することを特徴とする方法。
  2. (2)請求項1に記載の方法において、前記溶媒中のポ
    リリン酸成分の量が、ポリリン酸成分をP_2O_5と
    換算して、前記溶媒に対して重量比で、1:2〜1:1
    00の範囲にあることを特徴とする方法。
  3. (3)請求項1又は2に記載の方法において、前記溶媒
    がメタンスルホン酸であることを特徴とする方法。
  4. (4)請求項1乃至3のいずれかに記載の方法において
    、前記ポリベンゾビスオキサゾール前駆物質を溶解した
    溶液を、60℃〜150℃に加熱することを特徴とする
    方法。
JP32077489A 1989-12-11 1989-12-11 ポリベンゾビスオキサゾールの製造方法 Pending JPH03181521A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32077489A JPH03181521A (ja) 1989-12-11 1989-12-11 ポリベンゾビスオキサゾールの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32077489A JPH03181521A (ja) 1989-12-11 1989-12-11 ポリベンゾビスオキサゾールの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03181521A true JPH03181521A (ja) 1991-08-07

Family

ID=18125104

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32077489A Pending JPH03181521A (ja) 1989-12-11 1989-12-11 ポリベンゾビスオキサゾールの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03181521A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103881092A (zh) * 2014-04-17 2014-06-25 哈尔滨工业大学 以2-(对甲酰氯基苯基)-5-氨基-6-羟基苯并噁唑为原料制备pbo聚合物的方法
CN109354684A (zh) * 2018-10-23 2019-02-19 长江师范学院 一种合成聚对苯撑苯并双噁唑的新工艺

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103881092A (zh) * 2014-04-17 2014-06-25 哈尔滨工业大学 以2-(对甲酰氯基苯基)-5-氨基-6-羟基苯并噁唑为原料制备pbo聚合物的方法
CN109354684A (zh) * 2018-10-23 2019-02-19 长江师范学院 一种合成聚对苯撑苯并双噁唑的新工艺
CN109354684B (zh) * 2018-10-23 2021-01-05 长江师范学院 一种合成聚对苯撑苯并双噁唑的工艺

Similar Documents

Publication Publication Date Title
FR2595362A1 (fr) Polyamides et polybenzoxazoles aromatiques ayant des unites de diphenylhexafluoropropane, et leur procede de preparation
JPH03181521A (ja) ポリベンゾビスオキサゾールの製造方法
Oishi et al. Synthesis and characterization of N‐phenylated aromatic polyamides from N‐silylated dianilino compounds and aromatic diacid chlorides
US5599623A (en) Aramid composition
US5380818A (en) High modulus aromatic polyamide film and production thereof
JPH06506692A (ja) 過弗素アルキル化されたジアミノメシチレン及びそれからのポリイミド
EP1988114A1 (en) Polyamide
Rickert et al. Thermally crosslinked rigid… rod aramids, 1. Synthesis of a new monomer and its polymerization
JPH03188128A (ja) ポリベンゾビスオキサゾールの製造方法
US3563950A (en) Linear polybenzoxazoles
JPS63110219A (ja) ポリイミド樹脂の製造方法
CN106589352A (zh) 一种具有荧光效应的ppta的制备方法
Lee et al. Synthesis and characterization of fluorine-containing polybenzoxazoles by high-temperature direct polycondensation
JPH02247225A (ja) ポリベンゾビスオキサゾール前駆物質の製造方法
JPS62283127A (ja) ポリベンズオキサゾ−ル樹脂の製造方法
EP0514157A2 (en) Composite material
JP2700703B2 (ja) ポリベンゾビスオキサゾール分子複合材及びその製造方法
JPS62256831A (ja) 芳香族ポリアミド樹脂及びその製造法
JPH04268332A (ja) 芳香族ポリオキサゾール分子複合材の製造方法
JPH04114062A (ja) 芳香族ポリチアゾールの分子複合材の製造方法
JPH01292034A (ja) ポリ(アミドベンゾオキサゾール)樹脂の製造方法
JPS6129974B2 (ja)
EP0295017A2 (en) Aromatic polyamides
Iwakura et al. Synthesis of aromatic polyamides from isocyanatocarboxylic acid chlorides and dimethylsulfoxide or water
SU734224A1 (ru) Способ получени полибензимидазолохиназолинов