JPH0428352Y2 - - Google Patents
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- JPH0428352Y2 JPH0428352Y2 JP1985094757U JP9475785U JPH0428352Y2 JP H0428352 Y2 JPH0428352 Y2 JP H0428352Y2 JP 1985094757 U JP1985094757 U JP 1985094757U JP 9475785 U JP9475785 U JP 9475785U JP H0428352 Y2 JPH0428352 Y2 JP H0428352Y2
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Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は建築、構築物の内、外装の横張り壁体
を形成し、かつ、縦目地をコーキング材によつて
密封した構造とするのに有用なサイデイングボー
ド(以下、単にボードという)に関するものであ
る。 〔従来の技術〕 従来から使用されているこの種ボードとして
は、例えば特公昭51−29339号、実公昭51−
11882号、実公昭54−26649号などがある。しか
しながら、この種ボードにおいて最大の欠点は化
粧面が山状になり、これを用いて形成した壁体は
連続した山のような外観となることであつた。ま
た、この種ボードは化粧面が設計上、平坦(エン
ボス加工も含む)であり、かつ、単なる段差、凹
凸にすぎず立体感に欠ける不利があつた。その
他、この種ボードにおいては、落とし込み型の連
結構造としたボードも知られているが、立体感、
防水性、断熱性、施工性、経済性に欠ける不利が
あつた。その上、表面材として厚さ0.27〜0.36mm
程度のカラ−鋼板等を用い、芯材として合成樹脂
発泡体を用いたボードによつて形成された壁体で
は、縦目地β′に第5図bに示すようにバツクアツ
プ材25とコーキング材26を充填する必要があ
つた。しかしながらコーキング材26は微小面積
の表面材の端部とのみ接着しているにずぎず、合
成樹脂発泡体を接着しているコーキング材26の
部分は接着強度にほとんど寄与しないものであ
る。その結果、コーキング材26は表面材の僅か
な木口面との接着にすぎず、外力、または耐候的
劣化によつて容易に破損したり、充填作業に熟練
を必要とし、かつ、外観を美しくしあげなければ
ならず、施工に長時間を要する等の不利があつ
た。さらに、この種ボードは連続ラインで生産さ
れ、走行カツタで切断されるため、その木口が長
尺化粧面の端面側で変形、所謂木口付近が圧縮さ
れて変形した状態(前ダレ)が生ずる不利があつ
た。 〔考案の目的〕 本考案は上述したような欠点を除去するため、
化粧面部を側面、傾斜面からほぼ三角形状に形成
した化粧溝により複数の水平な化粧片に分割し、
かつ、化粧溝の傾斜面と雄型連結部に設けた傾斜
片とによつて鏡面反射と乱反射の関係で外観上、
化粧片が浮き出して見えるようにして立体感を強
化し、かつ、化粧溝の側面と傾斜面との中間に窪
部を形成してボードを連結した際の目地部の外観
と化粧溝の外観を酷似したものとして、壁体に統
一した立体感に富んだ横のラインを生み出し、美
しい外観とする共に、化粧面部の反り、捩じれ、
ペコツキを防止し、ボードを広幅に形成して経済
性、施工性を改善すると共に、化粧面部の一側縁
に雄型連結部、他端に雌型連結部を形成し、か
つ、化粧溝の側面と雌型連結部の側壁の高さをほ
ぼ同一とし、壁体を形成したときに化粧面部が陰
影により立体的に見えるようにし、その上、雄型
連結部の差込縁の上側には毛細管現象の阻止と雨
返しを図る溝部を形成して連結部の防水性を向上
し、また化粧面部、および雄型連結部の傾斜片の
短尺方向の側端縁の少なくとも一方を内方に折り
曲げて端面壁を形成し、ボードを付き合わせる縦
目地部の形成を容易に、かつ、美しくし、縦目地
に対するコーキング材の植設を極めて容易に、短
時間で、しかも仕上がり面を美しく、さらに接着
力を十分に発揮できるようにし、芯材が露出した
り、コーキング材が破損したりしないようにし、
かつ、ボードの施工を容易に1人の作業員で、し
かも熟練を要さずに行うことのできる落とし込み
タイプとしたボードを提案するものである。 〔考案の構成〕 以下に図面を用いて本考案に係るボードの代表
的な実施例を詳細に説明する。すなわち、第1図
は上記ボードAを示す斜視図であり、例えば表面
処理鋼板、亜鉛・ニツケル合金メツキ鋼板、アル
ミ・亜鉛合金メツキ鋼板(商品名ガルフアン、ガ
ルバリウム鋼板、スーパージンク)、アルミニウ
ム板、アルミニウム合金板、銅板、クラツド鋼
板、制振鋼板等の1種からなる金属板(平板、エ
ンボス加工板も含む)、または合成樹脂板をロー
ル、プレス、あるいは押出成形などの1種により
成形した表面材1と、表面材1の裏面に充填した
芯材23と、芯材23の裏面を被覆したシート状
の裏面材24とからサンドイツチ状に構成したも
のである。すなわち、表面材1は第2図に示すよ
うに、化粧面部2、雄型連結部7、雌型連結部1
6とから構成したものである。さらに説明する
と、化粧面部2はボードAの長手方向に沿つて少
なくとも1本以上形成した化粧溝3と化粧溝3に
よつて複数に分割された化粧片2a,2bとから
形成するものである。この化粧溝3は化粧片2a
とθ1(θ1≒90°)で交わる側面4と、化粧片2bと
θ2(θ2≦90°)で交わる傾斜面5とから断面をほぼ
三角形状に形成すると共に、側面4と傾斜面5と
の中間に窪部6を形成したものである。さらに化
粧溝3は化粧面部2の中央に1本、あるいは化粧
面部2を3〜5分割するように複数本配列したも
のであり、主に化粧面部2の反り、捩じれ、ペツ
コキを防止すると共に、化粧片2b:傾斜面5が
1:5〜5:1位の割合とし、従前の化粧リブと
異なる大きな陰影を醸し出して化粧面部2の立体
感を強化する、所謂化粧片2a,2bと傾斜面5
と化粧溝3間の鏡面反射、乱反射のコントラスト
によつて凹凸感を醸し出すと共に、第3図に示す
ように横目地αの断面と化粧溝3の断面とを同じ
か、それに近い断面としてボードA間の目地部を
化粧溝化して壁体の意匠性を向上するものであ
る。雄型連結部7は化粧面部2の一端を前記した
化粧溝3の傾斜面5の角度θ2とほぼ同じ角度θ3で
屈曲した傾斜片8と、その端縁を外方に化粧片2
a,2bとほぼ平行に突出した差込縁9と、差込
縁9の先端を内方に折り曲げ、次に外方に屈曲し
て断面をほぼU字状に形成した係合溝12と、係
合溝12の下縁13を外方へ突出した延長部14
と、必要に応じて延長部14の先端をはぜ状に屈
曲した舌片15とから形成したものである。さら
に詳しく説明すると、傾斜片8は化粧溝3の傾斜
面5と化粧片2bとの角度θ2に相応する角度θ3で
傾斜して屈曲するため、雨水の流れをよくし、目
地部に雨水が貯留するのを防止すると共に、目地
部の立体感を助長し、かつ、働き幅を増大するの
に役立つものである。また、差込縁9の上面には
ボードAの長手方向と平行に窪ませた溝部10
と、先端に設けた補強リブ(図ではパイプ状)1
1とを形成する。この差込縁9は後述する嵌合溝
20に嵌合し、また係合溝12は嵌合溝20の下
縁19を挿入してボードAの連結構造を2重と
し、係合力、防水性、気密性を向上するものであ
る。また、連結構造内には溝部10によつて空〓
が形成されるため、毛細管現象が防止されると共
に、補強リブ11が連結構造内の雨返しの機能を
果たすため、防水性が大幅に向上する。また舌片
15は延長部14の先端の波打ちを防止すると共
に、作業の際、延長部14の端部による負傷を阻
止するものである。雌型連結部16は化粧面部2
の下端を内方へ化粧溝3の側面4の角度θ1に相応
した角度θ4で屈曲した側壁7と、その下端を内方
へ屈曲して上縁18とし、上縁18の先端を外方
に折り曲げて下縁19とし断面U字状に形成した
嵌合溝20と、下縁19の先端をはぜ状に屈曲し
た舌片21とから形成したものである。さらに説
明を加えると、下縁19は、第3図に示すよう
に、差込縁9を嵌合溝20に嵌合する際に係合溝
12に挿入され、ボードAの連結構造を2重と
し、より係合力、防水性を強化するのに役立つも
のである。また、舌片21は第1図に示すように
上はぜ状に形成し、裏面材24の一端縁を挟持し
たり、また、下はぜ状に屈曲することも可能であ
る。また、22は端面壁で化粧片2a,2b、お
よび傾斜面5、傾斜片8の短尺方向の側端の少な
くとも一方を垂直に、または任意角度、例えば30
〜150°位に傾斜して屈曲して形成したものであ
る。この端面壁22は化粧片2a,2b、および
傾斜面5、傾斜片8の反り、捩じれ、前ダレを防
止するための補強と、第5図aに示すようにコー
キング材26との接着面として機能すると共に、
ボードAの端面側からの雨水、熱、太陽光線の浸
入を遮断して後述する芯材23を保護するのに役
立つものである。さらに説明を加えると、端面壁
22はボードAの木口の変形を防止することによ
り、ボードAの端縁が直線状となり、美観性を向
上させると共に、第5図aに示すように縦目地β
においてコーキング材26との有効接着面積を大
きくすることにより、コーキング材26の防水、
パツキング機能を十分に発揮させ、かつ、振動等
によるコーキング材26の剥離を発生しにくくす
るものである。なお、端面壁22は化粧片2a,
2b、および傾斜面5、傾斜片8のそれぞれに設
けるものであり、またその形状は窪部6、係合溝
12、嵌合溝20にかからないような形状で、芯
材23の裏面より突出しない範囲で任意形状に形
成することができる。芯材23は表面材1の裏面
の化粧面部2、雄型連結部7、雌型連結部16に
よつて囲まれた樋状部分に少なくとも充填し、主
にボードAに断熱性を付与するものであり、副次
的に接着性、不燃材、クツシヨン材、防音材など
の機能を有する素材の1種からなるものである。
具体的には合成樹脂発泡体、ロツクウール、グラ
スウール、シージングボード、石膏ボード、木毛
セメント板等からなり、原料で吐出し、成形、硬
化、自己接着させるもの、あるいは成形体などの
1種からなるものである。なお、成形体を用いる
場合には芯材23と表面材1、裏面材24間に接
着剤(図示せず)が必要である。さらに説明する
と、芯材23としては主に合成樹脂発泡体を用
い、例えばポリウレタンフオーム用樹脂、フエノ
ールフオーム用樹脂、ポリイソシアヌレートフオ
ーム用樹脂、およびこれらに難燃剤、難燃助剤
(硼砂、メタ硼酸ソーダ、三酸化アンチモン、炭
酸カルシウム、水酸化アルミニウム)、ベントナ
イト、パーライト粒、シラスバルーンの1種以上
を添加したものなどからなるものである。また、
芯材23の裏面には雌型連結部近傍に凹部23a
を設ける。この凹部23aはボードAを連結した
際の連結部のガタ、段差を防止し、壁体の美観性
を損なわないようにするためのものである。24
は裏面材で少なくとも芯材23の裏面を覆つてボ
ードAをサンドイツチ構造体とし、ボードA自体
の機械強度を向上すると共に、不燃シート、防水
膜、遮熱シート、吸水シート、防音シート、パツ
キング材などの機能として役立つものであり、例
えばアスベスト紙、クラフト紙、アスフアルトフ
エルト、金属箔(Al、Fe、Pb、Cu)、合成樹脂
シート、ゴムシート、布シート、石膏紙、水酸化
アルミ紙、ガラス繊維不織布等の1種、または2
種以上をラミネートしたもの、あるいは防水処
理、難燃処理されたシートなどからなるものであ
る。 ここで上記各部の大きさについて簡単に説明す
る。第1図、および第2図に示すように化粧片2
b,2aの長さをそれぞれL1,L2、傾斜面5の
範囲をW1、傾斜片8の範囲をW2、差込縁9の先
端から係合溝12の最奥までの距離をl1、差込縁
9の先端から溝部10の傾斜片8の端部までの距
離をl2、係合溝12の最奥から延長部14の端縁
までの距離をl3、嵌合溝20の最奥から下縁19
の先端までの距離をl4、嵌合溝20の最奥から側
壁17の下端までの距離をl5、凹部23aの範囲
をl6、側面4の高さをh1、側壁17の高さをh2、
化粧片2a,2bから芯材23の裏面までの高さ
をh3、h4とすると、l1≒l4,l2≦l5,l3≒l6,h1≒
h2,h3≒h4であり、またL1:W1=1:5〜5:
1,L2:W2=1:5〜5:1の関係にある。す
なわち、上記関係は、ボードAを連結した際、化
粧溝3と目地部が酷似した外観となり、壁体に統
一したラインを生み、意匠性に富む壁体を形成
し、また傾斜面5、傾斜片8と化粧片2a,2b
の鏡面反射、乱反射によりボードの立体感が向上
するためのものである。なお,L1,L2、および
W1,W2はL1≒L2,W1≒W2であることが望まし
いが、必要に応じて、L1>L2またはL1<L2,W1
>W2またはW1<W2、すなわちL1:W1≠L2:
W2のような関係とすることも可能である。 ここで、本考案に係るボードAと従来のボード
A′とを比較してみる。実施例として第1図に示
すように表面材1としてカラー鋼板(板厚0.27
mm)を用い、化粧片2b:傾斜面5、化粧片2
a:傾斜片8を5:2の割合で形成し、芯材23
はポリイソシアヌレートフオームを原料状態で吐
出し、反応、発泡させて密度30Kg/m3に形成し、
裏面材24としてアルミ・クラフト紙を用意して
第1図に示すようなボードAを製造した。これに
対し、比較例として第4図に示すような端面壁2
2のないボードA′を成形した。なお、比較例は、
長さ、厚さ、材料は実施例と同じものを用いた。
この両ボードA,A′に対し、次のような各種テ
ストを行つた。すなわち○イ湿熱、乾燥試験、○ロ芯
材23の密度バラツキ試験、○ハ縦目地β,β′(第
5図a,bに示し、実施例はa、比較例はbのよ
うに形成した)の防水試験、○ニコーキング材26
充填時の作業性、○ホ製造した後での外観観察、○ヘ
不良品率(木口の外観からみて)の測定、○ト切断
時における変形の測定を行つた。その結果は次表
のようになつた。なお、○イは80±5℃で、105分
で乾燥し、90%RHで2時間放置した後の各化粧
片の中心における平面からの高さ(凸状を+、凹
状を−とする)、○ロは芯材23の密度が全幅に亘
つて略一定とした際と、大きく変動した際であ
り、前者としては30〜33Kg/m3、後者としては20
〜40Kg/m3でボイドも多く見られる発泡組織の時
の化粧面部2の外観、○ハは縦目地β,β′に対し、
70Kgfの圧力で水を噴射したときの裏面への漏水
と縦目地β,β′の破損状態、○ニは同一長さ、幅に
対する充填時間、○ホはボードA,A′の全体観察、
○ヘは木口面が原因で不良となるボードA,A′の
割合、○トは切断により生ずる前ダレによる変形で
ある。 【表】 【表】 なお、,は化粧面部の高さが1mmだけ増減
すると裏面材24の幅方向に対する収縮、または
伸びは12mmとなる。は木口に芯材23の発泡組
織が露出し、充填不良、発泡組織の不均一がみえ
るためである。 〔施工例〕 いま、第1図に示すようなボードAを第3図に
示すように横張りして壁体を形成すると仮定す
る。なお、ボードA1,A2は表面材1に0.27mm厚
のカラー鋼板を用い、裏面材24にはアルミ・ク
ラフト紙を用い、芯材23は表面材1と裏面材2
4の間にポリイソシアヌレートフオーム用原料を
吐出し、反応、発泡させ、次にキユアして一体化
したものである。そこで、主柱、間柱、防水シー
ト等からなる壁下地(図では防水シートを使用し
ない場合の壁下地を示す)27に第n段目のボー
ドA1の延長部14を釘28を介して固定する。
次に第n+1段目のボードA2の雌型連結部16
の嵌合溝20をボードA1の雄型連結部7の差込
縁9に嵌挿し、第3図のような横目地αを形成す
るものである。また縦目地βはボードAの短尺方
向の側端縁を突き合わせることにより、第5図a
に示すように形成する。すなわち、縦目地βにバ
ツクアツプ材25を挿入し、その後でコーキング
材26を化粧面部2から突出しないように充填す
ればよいものである。このようにして形成した縦
目地βは、従前の横張り用ボードの縦目地(第5
図bに示す)β′と異なり、表面材1とコーキング
材26との接着面積が大きいため、防水性、施工
性、耐振性にすぐれたものとなる。なお、土台部
分にはスタータ(図示せず)、出、入隅等の部分
(図示せず)にはコーキング材、役物を用いる必
要がある。 〔その他の実施例〕 以上説明したのは本考案に係るボードAの一実
施例にすぎず、第6図a〜i〜第11図a〜nに
示すように形成することもできる。すなわち、第
6図a〜iは化粧溝3の変形例であり、a,b図
は化粧片2aと側面4、または側面4と窪部6と
の中間に立体感の強化を図る面取り面3aを設け
た化粧溝3、c図はθ1を鋭角、または図示しない
が鈍角に形成した化粧溝3、d〜h図は窪部6の
形状を変形した化粧溝3、i図は窪部6を除去し
た化粧溝3である。また第7図a〜rは雄型連結
部7のその他の実施例であり、a図は舌片15を
下はぜ状に形成した雄型連結部7、b,c図は延
長部14に段差を設けた雄型連結部7、d図は下
縁13に対し係合溝12の上縁12aを角度θ5と
なるように形成した雄型連結部7、e図は差込縁
9全体を上方に傾斜した雄型連結部7、f図は延
長部14、または下縁13に長手方向と平行に突
条14aを形成した雄型連結部7、g図は延長部
14、または下縁13に凹条14bを形成した雄
型連結部7、h,i図は突条14aと凹条14b
を形成した雄型連結部7、j図は溝部10を2本
形成した雄型連結部7、k,l図は係合溝12の
上縁12aの途中、または先端に突条12bを形
成した雄型連結部7、m図は舌片15部分を上方
に屈曲した雄型連結部7、n図は溝部10を除去
した雄型連結部7、o図は溝部10、および補強
リブ11を除去した雄型連結部7、p〜r図は傾
斜片8の端縁を上方に屈曲し、次に外方に屈曲し
て差込縁9を形成した雄型連結部7である。また
第8図a〜mは雌型連結部16の実施例であり、
a図は上縁18の途中に長尺方向と平行に形成し
た溝18a、あるいは図示しないがリブを形成
し、防水、係合力の強化を図つた雌型連結部1
6、b図は下縁19にa図と同じような溝19a
を形成した雌型連結部16、c,d図は嵌合溝2
0の形状を図示するように形成した雌型連結部1
6、e,f図は側壁17の下縁と上縁18によつ
て形成される角部を図示するように形成し、防水
性、段差の強化を図る雌型連結部16、g図は嵌
合溝20をつぼ状に形成した雌型連結部16、h
図は上縁18を側壁17と角度θ6になるように傾
斜した雌型連結部16、i図は舌片21をしたは
ぜ状に折り曲げて形成した雌型連結部16、j,
k図はθ4を鋭角、または鈍角に形成した雌型連結
部16、l図は下縁19を側壁17より外方に突
出し、施工の際のガイドとして機能するようにし
た雌型連結部16、m図は下縁19の先端を内方
に屈曲し、そのまま延長して芯材挟持片21aを
形成し、芯材23と表面材1の一体化を強化する
と共に、雌型連結部16付近の芯材23の漏洩を
防止するようにした雌型連結部16である。な
お、第6図a〜i〜第8図a〜mにおいては端面
壁22を省略した表面材1のみを示し、板厚を省
略している。また、第9図a〜eは端面壁22の
変形例であり、芯材23裏面より下方に突出しな
い程度に、任意形状に形成したものである。さら
に、第10図a〜gは第2図aにおけるイ−イ線
で切断した時の表面材1のみの端面図であり、a
図は端面壁22を内方に屈曲した表面材1、b図
は化粧面部2の一端縁にのみ端面壁22を形成し
た表面材1、c図は端面壁22を外方へ傾斜した
表面材1、d,e図は端面壁22の1つを直角に
形成し、他方を内方、または外方へ傾斜した表面
材1、f図は一側端縁の端面壁22、または図示
しないが両側端縁の端面壁22の先端を外方に短
く屈曲し、コーキング材26のストツパとして機
能させるフランジ22aを設けた表面材1、g図
は端面壁22の先端にはぜ状の舌片22bを形成
した表面材1である。また、第11図a〜nはボ
ードAのその他の実施例であり、a図は裏面材2
4の一端を雄型連結部7の端縁よりΔlだけ突出
したボードA、b図は舌片15で裏面材24の一
端を挟持し、かつ、舌片15を上方に屈曲したボ
ードA、c,d図は裏面材24の一端、または図
示しないが両端を表面材1と芯材23の中間に配
設したボードA、e図は裏面材24の両端を舌片
15,21で挟持しないボードA、f図は芯材2
3を複数の素材(同質、異質)から形成したボー
ドA、g,h図は裏面に流通溝29を少なくとも
1本設けたボードAでエアサイクル効果を付加し
たボードA、i図は化粧溝3を複数本設けたボー
ドA、j図はボードAのほぼ中央からθ7で屈曲
し、全体をゆるいV字状に形成したボードA、k
〜m図は芯材23を表面材1に下方に膨出したボ
ードA、n図はハツチングで示す位置のすくなく
とも1ケ所にコーキング材、あるいはパツキング
材30を植設したボードAである。なお、図示し
ないが、必要に応じて芯材23の裏面に裏面材2
4を貼着しないボードAも形成できるものであ
る。勿論、第6図a〜i〜第11図a〜nを各々
組み合わせたボードAとすることもできる。 〔考案の効果〕 上述したように本考案に係るボードによれば、
化粧面部を少なくとも1本以上の化粧溝を形成
したため、強度が十分に補強されて反り、捩じ
れ、ペコツキが防止でき、また化粧面部が山状に
なつたりすることがない。雄、雌型連結部を前
記した落し込み構造にしたため、1人でも十分に
施工でき、かつ、目地幅(横)を一定にすること
ができる。差込縁の上側に溝部を形成したた
め、毛細管現象を阻止すると共に雨返しとして機
能するため連結部の防水性が向上する。化粧溝
の形状と目地部の形状を酷似したものにしたた
め、壁体に統一した横のラインを生み、壁体に立
体感を付与すると共に、美観性を向上することが
できる。化粧片:傾斜片、化粧片:傾斜面を
1:5〜5:1のように傾斜片、傾斜面の幅を従
来より大きくしたため、乱反射と鏡面反射により
化粧片を浮き出して立体感のある壁体を形成でき
る。各化粧面片、および傾斜面、傾斜片の少な
くとも一側端縁に端面壁を形成したため、芯材の
分布ムラ、表面材の成形による残留歪によつても
凹凸の反りが見掛け上現れない。ボードの切断
時の前ダレにる変形が皆無となる。縦目地のコ
ーキングが極めて容易に、かつ、確実となる。
ボードをサンドイツチ構造としたため、防音性、
断熱性、防振性、耐火性、耐結露性、および機械
強度が大幅に向上する。ボードを広幅にできる
ため、施工性に富み、しかも素材幅を有効に利用
できるので経済性にすぐれる。等の効果がある。
を形成し、かつ、縦目地をコーキング材によつて
密封した構造とするのに有用なサイデイングボー
ド(以下、単にボードという)に関するものであ
る。 〔従来の技術〕 従来から使用されているこの種ボードとして
は、例えば特公昭51−29339号、実公昭51−
11882号、実公昭54−26649号などがある。しか
しながら、この種ボードにおいて最大の欠点は化
粧面が山状になり、これを用いて形成した壁体は
連続した山のような外観となることであつた。ま
た、この種ボードは化粧面が設計上、平坦(エン
ボス加工も含む)であり、かつ、単なる段差、凹
凸にすぎず立体感に欠ける不利があつた。その
他、この種ボードにおいては、落とし込み型の連
結構造としたボードも知られているが、立体感、
防水性、断熱性、施工性、経済性に欠ける不利が
あつた。その上、表面材として厚さ0.27〜0.36mm
程度のカラ−鋼板等を用い、芯材として合成樹脂
発泡体を用いたボードによつて形成された壁体で
は、縦目地β′に第5図bに示すようにバツクアツ
プ材25とコーキング材26を充填する必要があ
つた。しかしながらコーキング材26は微小面積
の表面材の端部とのみ接着しているにずぎず、合
成樹脂発泡体を接着しているコーキング材26の
部分は接着強度にほとんど寄与しないものであ
る。その結果、コーキング材26は表面材の僅か
な木口面との接着にすぎず、外力、または耐候的
劣化によつて容易に破損したり、充填作業に熟練
を必要とし、かつ、外観を美しくしあげなければ
ならず、施工に長時間を要する等の不利があつ
た。さらに、この種ボードは連続ラインで生産さ
れ、走行カツタで切断されるため、その木口が長
尺化粧面の端面側で変形、所謂木口付近が圧縮さ
れて変形した状態(前ダレ)が生ずる不利があつ
た。 〔考案の目的〕 本考案は上述したような欠点を除去するため、
化粧面部を側面、傾斜面からほぼ三角形状に形成
した化粧溝により複数の水平な化粧片に分割し、
かつ、化粧溝の傾斜面と雄型連結部に設けた傾斜
片とによつて鏡面反射と乱反射の関係で外観上、
化粧片が浮き出して見えるようにして立体感を強
化し、かつ、化粧溝の側面と傾斜面との中間に窪
部を形成してボードを連結した際の目地部の外観
と化粧溝の外観を酷似したものとして、壁体に統
一した立体感に富んだ横のラインを生み出し、美
しい外観とする共に、化粧面部の反り、捩じれ、
ペコツキを防止し、ボードを広幅に形成して経済
性、施工性を改善すると共に、化粧面部の一側縁
に雄型連結部、他端に雌型連結部を形成し、か
つ、化粧溝の側面と雌型連結部の側壁の高さをほ
ぼ同一とし、壁体を形成したときに化粧面部が陰
影により立体的に見えるようにし、その上、雄型
連結部の差込縁の上側には毛細管現象の阻止と雨
返しを図る溝部を形成して連結部の防水性を向上
し、また化粧面部、および雄型連結部の傾斜片の
短尺方向の側端縁の少なくとも一方を内方に折り
曲げて端面壁を形成し、ボードを付き合わせる縦
目地部の形成を容易に、かつ、美しくし、縦目地
に対するコーキング材の植設を極めて容易に、短
時間で、しかも仕上がり面を美しく、さらに接着
力を十分に発揮できるようにし、芯材が露出した
り、コーキング材が破損したりしないようにし、
かつ、ボードの施工を容易に1人の作業員で、し
かも熟練を要さずに行うことのできる落とし込み
タイプとしたボードを提案するものである。 〔考案の構成〕 以下に図面を用いて本考案に係るボードの代表
的な実施例を詳細に説明する。すなわち、第1図
は上記ボードAを示す斜視図であり、例えば表面
処理鋼板、亜鉛・ニツケル合金メツキ鋼板、アル
ミ・亜鉛合金メツキ鋼板(商品名ガルフアン、ガ
ルバリウム鋼板、スーパージンク)、アルミニウ
ム板、アルミニウム合金板、銅板、クラツド鋼
板、制振鋼板等の1種からなる金属板(平板、エ
ンボス加工板も含む)、または合成樹脂板をロー
ル、プレス、あるいは押出成形などの1種により
成形した表面材1と、表面材1の裏面に充填した
芯材23と、芯材23の裏面を被覆したシート状
の裏面材24とからサンドイツチ状に構成したも
のである。すなわち、表面材1は第2図に示すよ
うに、化粧面部2、雄型連結部7、雌型連結部1
6とから構成したものである。さらに説明する
と、化粧面部2はボードAの長手方向に沿つて少
なくとも1本以上形成した化粧溝3と化粧溝3に
よつて複数に分割された化粧片2a,2bとから
形成するものである。この化粧溝3は化粧片2a
とθ1(θ1≒90°)で交わる側面4と、化粧片2bと
θ2(θ2≦90°)で交わる傾斜面5とから断面をほぼ
三角形状に形成すると共に、側面4と傾斜面5と
の中間に窪部6を形成したものである。さらに化
粧溝3は化粧面部2の中央に1本、あるいは化粧
面部2を3〜5分割するように複数本配列したも
のであり、主に化粧面部2の反り、捩じれ、ペツ
コキを防止すると共に、化粧片2b:傾斜面5が
1:5〜5:1位の割合とし、従前の化粧リブと
異なる大きな陰影を醸し出して化粧面部2の立体
感を強化する、所謂化粧片2a,2bと傾斜面5
と化粧溝3間の鏡面反射、乱反射のコントラスト
によつて凹凸感を醸し出すと共に、第3図に示す
ように横目地αの断面と化粧溝3の断面とを同じ
か、それに近い断面としてボードA間の目地部を
化粧溝化して壁体の意匠性を向上するものであ
る。雄型連結部7は化粧面部2の一端を前記した
化粧溝3の傾斜面5の角度θ2とほぼ同じ角度θ3で
屈曲した傾斜片8と、その端縁を外方に化粧片2
a,2bとほぼ平行に突出した差込縁9と、差込
縁9の先端を内方に折り曲げ、次に外方に屈曲し
て断面をほぼU字状に形成した係合溝12と、係
合溝12の下縁13を外方へ突出した延長部14
と、必要に応じて延長部14の先端をはぜ状に屈
曲した舌片15とから形成したものである。さら
に詳しく説明すると、傾斜片8は化粧溝3の傾斜
面5と化粧片2bとの角度θ2に相応する角度θ3で
傾斜して屈曲するため、雨水の流れをよくし、目
地部に雨水が貯留するのを防止すると共に、目地
部の立体感を助長し、かつ、働き幅を増大するの
に役立つものである。また、差込縁9の上面には
ボードAの長手方向と平行に窪ませた溝部10
と、先端に設けた補強リブ(図ではパイプ状)1
1とを形成する。この差込縁9は後述する嵌合溝
20に嵌合し、また係合溝12は嵌合溝20の下
縁19を挿入してボードAの連結構造を2重と
し、係合力、防水性、気密性を向上するものであ
る。また、連結構造内には溝部10によつて空〓
が形成されるため、毛細管現象が防止されると共
に、補強リブ11が連結構造内の雨返しの機能を
果たすため、防水性が大幅に向上する。また舌片
15は延長部14の先端の波打ちを防止すると共
に、作業の際、延長部14の端部による負傷を阻
止するものである。雌型連結部16は化粧面部2
の下端を内方へ化粧溝3の側面4の角度θ1に相応
した角度θ4で屈曲した側壁7と、その下端を内方
へ屈曲して上縁18とし、上縁18の先端を外方
に折り曲げて下縁19とし断面U字状に形成した
嵌合溝20と、下縁19の先端をはぜ状に屈曲し
た舌片21とから形成したものである。さらに説
明を加えると、下縁19は、第3図に示すよう
に、差込縁9を嵌合溝20に嵌合する際に係合溝
12に挿入され、ボードAの連結構造を2重と
し、より係合力、防水性を強化するのに役立つも
のである。また、舌片21は第1図に示すように
上はぜ状に形成し、裏面材24の一端縁を挟持し
たり、また、下はぜ状に屈曲することも可能であ
る。また、22は端面壁で化粧片2a,2b、お
よび傾斜面5、傾斜片8の短尺方向の側端の少な
くとも一方を垂直に、または任意角度、例えば30
〜150°位に傾斜して屈曲して形成したものであ
る。この端面壁22は化粧片2a,2b、および
傾斜面5、傾斜片8の反り、捩じれ、前ダレを防
止するための補強と、第5図aに示すようにコー
キング材26との接着面として機能すると共に、
ボードAの端面側からの雨水、熱、太陽光線の浸
入を遮断して後述する芯材23を保護するのに役
立つものである。さらに説明を加えると、端面壁
22はボードAの木口の変形を防止することによ
り、ボードAの端縁が直線状となり、美観性を向
上させると共に、第5図aに示すように縦目地β
においてコーキング材26との有効接着面積を大
きくすることにより、コーキング材26の防水、
パツキング機能を十分に発揮させ、かつ、振動等
によるコーキング材26の剥離を発生しにくくす
るものである。なお、端面壁22は化粧片2a,
2b、および傾斜面5、傾斜片8のそれぞれに設
けるものであり、またその形状は窪部6、係合溝
12、嵌合溝20にかからないような形状で、芯
材23の裏面より突出しない範囲で任意形状に形
成することができる。芯材23は表面材1の裏面
の化粧面部2、雄型連結部7、雌型連結部16に
よつて囲まれた樋状部分に少なくとも充填し、主
にボードAに断熱性を付与するものであり、副次
的に接着性、不燃材、クツシヨン材、防音材など
の機能を有する素材の1種からなるものである。
具体的には合成樹脂発泡体、ロツクウール、グラ
スウール、シージングボード、石膏ボード、木毛
セメント板等からなり、原料で吐出し、成形、硬
化、自己接着させるもの、あるいは成形体などの
1種からなるものである。なお、成形体を用いる
場合には芯材23と表面材1、裏面材24間に接
着剤(図示せず)が必要である。さらに説明する
と、芯材23としては主に合成樹脂発泡体を用
い、例えばポリウレタンフオーム用樹脂、フエノ
ールフオーム用樹脂、ポリイソシアヌレートフオ
ーム用樹脂、およびこれらに難燃剤、難燃助剤
(硼砂、メタ硼酸ソーダ、三酸化アンチモン、炭
酸カルシウム、水酸化アルミニウム)、ベントナ
イト、パーライト粒、シラスバルーンの1種以上
を添加したものなどからなるものである。また、
芯材23の裏面には雌型連結部近傍に凹部23a
を設ける。この凹部23aはボードAを連結した
際の連結部のガタ、段差を防止し、壁体の美観性
を損なわないようにするためのものである。24
は裏面材で少なくとも芯材23の裏面を覆つてボ
ードAをサンドイツチ構造体とし、ボードA自体
の機械強度を向上すると共に、不燃シート、防水
膜、遮熱シート、吸水シート、防音シート、パツ
キング材などの機能として役立つものであり、例
えばアスベスト紙、クラフト紙、アスフアルトフ
エルト、金属箔(Al、Fe、Pb、Cu)、合成樹脂
シート、ゴムシート、布シート、石膏紙、水酸化
アルミ紙、ガラス繊維不織布等の1種、または2
種以上をラミネートしたもの、あるいは防水処
理、難燃処理されたシートなどからなるものであ
る。 ここで上記各部の大きさについて簡単に説明す
る。第1図、および第2図に示すように化粧片2
b,2aの長さをそれぞれL1,L2、傾斜面5の
範囲をW1、傾斜片8の範囲をW2、差込縁9の先
端から係合溝12の最奥までの距離をl1、差込縁
9の先端から溝部10の傾斜片8の端部までの距
離をl2、係合溝12の最奥から延長部14の端縁
までの距離をl3、嵌合溝20の最奥から下縁19
の先端までの距離をl4、嵌合溝20の最奥から側
壁17の下端までの距離をl5、凹部23aの範囲
をl6、側面4の高さをh1、側壁17の高さをh2、
化粧片2a,2bから芯材23の裏面までの高さ
をh3、h4とすると、l1≒l4,l2≦l5,l3≒l6,h1≒
h2,h3≒h4であり、またL1:W1=1:5〜5:
1,L2:W2=1:5〜5:1の関係にある。す
なわち、上記関係は、ボードAを連結した際、化
粧溝3と目地部が酷似した外観となり、壁体に統
一したラインを生み、意匠性に富む壁体を形成
し、また傾斜面5、傾斜片8と化粧片2a,2b
の鏡面反射、乱反射によりボードの立体感が向上
するためのものである。なお,L1,L2、および
W1,W2はL1≒L2,W1≒W2であることが望まし
いが、必要に応じて、L1>L2またはL1<L2,W1
>W2またはW1<W2、すなわちL1:W1≠L2:
W2のような関係とすることも可能である。 ここで、本考案に係るボードAと従来のボード
A′とを比較してみる。実施例として第1図に示
すように表面材1としてカラー鋼板(板厚0.27
mm)を用い、化粧片2b:傾斜面5、化粧片2
a:傾斜片8を5:2の割合で形成し、芯材23
はポリイソシアヌレートフオームを原料状態で吐
出し、反応、発泡させて密度30Kg/m3に形成し、
裏面材24としてアルミ・クラフト紙を用意して
第1図に示すようなボードAを製造した。これに
対し、比較例として第4図に示すような端面壁2
2のないボードA′を成形した。なお、比較例は、
長さ、厚さ、材料は実施例と同じものを用いた。
この両ボードA,A′に対し、次のような各種テ
ストを行つた。すなわち○イ湿熱、乾燥試験、○ロ芯
材23の密度バラツキ試験、○ハ縦目地β,β′(第
5図a,bに示し、実施例はa、比較例はbのよ
うに形成した)の防水試験、○ニコーキング材26
充填時の作業性、○ホ製造した後での外観観察、○ヘ
不良品率(木口の外観からみて)の測定、○ト切断
時における変形の測定を行つた。その結果は次表
のようになつた。なお、○イは80±5℃で、105分
で乾燥し、90%RHで2時間放置した後の各化粧
片の中心における平面からの高さ(凸状を+、凹
状を−とする)、○ロは芯材23の密度が全幅に亘
つて略一定とした際と、大きく変動した際であ
り、前者としては30〜33Kg/m3、後者としては20
〜40Kg/m3でボイドも多く見られる発泡組織の時
の化粧面部2の外観、○ハは縦目地β,β′に対し、
70Kgfの圧力で水を噴射したときの裏面への漏水
と縦目地β,β′の破損状態、○ニは同一長さ、幅に
対する充填時間、○ホはボードA,A′の全体観察、
○ヘは木口面が原因で不良となるボードA,A′の
割合、○トは切断により生ずる前ダレによる変形で
ある。 【表】 【表】 なお、,は化粧面部の高さが1mmだけ増減
すると裏面材24の幅方向に対する収縮、または
伸びは12mmとなる。は木口に芯材23の発泡組
織が露出し、充填不良、発泡組織の不均一がみえ
るためである。 〔施工例〕 いま、第1図に示すようなボードAを第3図に
示すように横張りして壁体を形成すると仮定す
る。なお、ボードA1,A2は表面材1に0.27mm厚
のカラー鋼板を用い、裏面材24にはアルミ・ク
ラフト紙を用い、芯材23は表面材1と裏面材2
4の間にポリイソシアヌレートフオーム用原料を
吐出し、反応、発泡させ、次にキユアして一体化
したものである。そこで、主柱、間柱、防水シー
ト等からなる壁下地(図では防水シートを使用し
ない場合の壁下地を示す)27に第n段目のボー
ドA1の延長部14を釘28を介して固定する。
次に第n+1段目のボードA2の雌型連結部16
の嵌合溝20をボードA1の雄型連結部7の差込
縁9に嵌挿し、第3図のような横目地αを形成す
るものである。また縦目地βはボードAの短尺方
向の側端縁を突き合わせることにより、第5図a
に示すように形成する。すなわち、縦目地βにバ
ツクアツプ材25を挿入し、その後でコーキング
材26を化粧面部2から突出しないように充填す
ればよいものである。このようにして形成した縦
目地βは、従前の横張り用ボードの縦目地(第5
図bに示す)β′と異なり、表面材1とコーキング
材26との接着面積が大きいため、防水性、施工
性、耐振性にすぐれたものとなる。なお、土台部
分にはスタータ(図示せず)、出、入隅等の部分
(図示せず)にはコーキング材、役物を用いる必
要がある。 〔その他の実施例〕 以上説明したのは本考案に係るボードAの一実
施例にすぎず、第6図a〜i〜第11図a〜nに
示すように形成することもできる。すなわち、第
6図a〜iは化粧溝3の変形例であり、a,b図
は化粧片2aと側面4、または側面4と窪部6と
の中間に立体感の強化を図る面取り面3aを設け
た化粧溝3、c図はθ1を鋭角、または図示しない
が鈍角に形成した化粧溝3、d〜h図は窪部6の
形状を変形した化粧溝3、i図は窪部6を除去し
た化粧溝3である。また第7図a〜rは雄型連結
部7のその他の実施例であり、a図は舌片15を
下はぜ状に形成した雄型連結部7、b,c図は延
長部14に段差を設けた雄型連結部7、d図は下
縁13に対し係合溝12の上縁12aを角度θ5と
なるように形成した雄型連結部7、e図は差込縁
9全体を上方に傾斜した雄型連結部7、f図は延
長部14、または下縁13に長手方向と平行に突
条14aを形成した雄型連結部7、g図は延長部
14、または下縁13に凹条14bを形成した雄
型連結部7、h,i図は突条14aと凹条14b
を形成した雄型連結部7、j図は溝部10を2本
形成した雄型連結部7、k,l図は係合溝12の
上縁12aの途中、または先端に突条12bを形
成した雄型連結部7、m図は舌片15部分を上方
に屈曲した雄型連結部7、n図は溝部10を除去
した雄型連結部7、o図は溝部10、および補強
リブ11を除去した雄型連結部7、p〜r図は傾
斜片8の端縁を上方に屈曲し、次に外方に屈曲し
て差込縁9を形成した雄型連結部7である。また
第8図a〜mは雌型連結部16の実施例であり、
a図は上縁18の途中に長尺方向と平行に形成し
た溝18a、あるいは図示しないがリブを形成
し、防水、係合力の強化を図つた雌型連結部1
6、b図は下縁19にa図と同じような溝19a
を形成した雌型連結部16、c,d図は嵌合溝2
0の形状を図示するように形成した雌型連結部1
6、e,f図は側壁17の下縁と上縁18によつ
て形成される角部を図示するように形成し、防水
性、段差の強化を図る雌型連結部16、g図は嵌
合溝20をつぼ状に形成した雌型連結部16、h
図は上縁18を側壁17と角度θ6になるように傾
斜した雌型連結部16、i図は舌片21をしたは
ぜ状に折り曲げて形成した雌型連結部16、j,
k図はθ4を鋭角、または鈍角に形成した雌型連結
部16、l図は下縁19を側壁17より外方に突
出し、施工の際のガイドとして機能するようにし
た雌型連結部16、m図は下縁19の先端を内方
に屈曲し、そのまま延長して芯材挟持片21aを
形成し、芯材23と表面材1の一体化を強化する
と共に、雌型連結部16付近の芯材23の漏洩を
防止するようにした雌型連結部16である。な
お、第6図a〜i〜第8図a〜mにおいては端面
壁22を省略した表面材1のみを示し、板厚を省
略している。また、第9図a〜eは端面壁22の
変形例であり、芯材23裏面より下方に突出しな
い程度に、任意形状に形成したものである。さら
に、第10図a〜gは第2図aにおけるイ−イ線
で切断した時の表面材1のみの端面図であり、a
図は端面壁22を内方に屈曲した表面材1、b図
は化粧面部2の一端縁にのみ端面壁22を形成し
た表面材1、c図は端面壁22を外方へ傾斜した
表面材1、d,e図は端面壁22の1つを直角に
形成し、他方を内方、または外方へ傾斜した表面
材1、f図は一側端縁の端面壁22、または図示
しないが両側端縁の端面壁22の先端を外方に短
く屈曲し、コーキング材26のストツパとして機
能させるフランジ22aを設けた表面材1、g図
は端面壁22の先端にはぜ状の舌片22bを形成
した表面材1である。また、第11図a〜nはボ
ードAのその他の実施例であり、a図は裏面材2
4の一端を雄型連結部7の端縁よりΔlだけ突出
したボードA、b図は舌片15で裏面材24の一
端を挟持し、かつ、舌片15を上方に屈曲したボ
ードA、c,d図は裏面材24の一端、または図
示しないが両端を表面材1と芯材23の中間に配
設したボードA、e図は裏面材24の両端を舌片
15,21で挟持しないボードA、f図は芯材2
3を複数の素材(同質、異質)から形成したボー
ドA、g,h図は裏面に流通溝29を少なくとも
1本設けたボードAでエアサイクル効果を付加し
たボードA、i図は化粧溝3を複数本設けたボー
ドA、j図はボードAのほぼ中央からθ7で屈曲
し、全体をゆるいV字状に形成したボードA、k
〜m図は芯材23を表面材1に下方に膨出したボ
ードA、n図はハツチングで示す位置のすくなく
とも1ケ所にコーキング材、あるいはパツキング
材30を植設したボードAである。なお、図示し
ないが、必要に応じて芯材23の裏面に裏面材2
4を貼着しないボードAも形成できるものであ
る。勿論、第6図a〜i〜第11図a〜nを各々
組み合わせたボードAとすることもできる。 〔考案の効果〕 上述したように本考案に係るボードによれば、
化粧面部を少なくとも1本以上の化粧溝を形成
したため、強度が十分に補強されて反り、捩じ
れ、ペコツキが防止でき、また化粧面部が山状に
なつたりすることがない。雄、雌型連結部を前
記した落し込み構造にしたため、1人でも十分に
施工でき、かつ、目地幅(横)を一定にすること
ができる。差込縁の上側に溝部を形成したた
め、毛細管現象を阻止すると共に雨返しとして機
能するため連結部の防水性が向上する。化粧溝
の形状と目地部の形状を酷似したものにしたた
め、壁体に統一した横のラインを生み、壁体に立
体感を付与すると共に、美観性を向上することが
できる。化粧片:傾斜片、化粧片:傾斜面を
1:5〜5:1のように傾斜片、傾斜面の幅を従
来より大きくしたため、乱反射と鏡面反射により
化粧片を浮き出して立体感のある壁体を形成でき
る。各化粧面片、および傾斜面、傾斜片の少な
くとも一側端縁に端面壁を形成したため、芯材の
分布ムラ、表面材の成形による残留歪によつても
凹凸の反りが見掛け上現れない。ボードの切断
時の前ダレにる変形が皆無となる。縦目地のコ
ーキングが極めて容易に、かつ、確実となる。
ボードをサンドイツチ構造としたため、防音性、
断熱性、防振性、耐火性、耐結露性、および機械
強度が大幅に向上する。ボードを広幅にできる
ため、施工性に富み、しかも素材幅を有効に利用
できるので経済性にすぐれる。等の効果がある。
第1図は本考案に係るボードの一例を示す斜視
図、第2図は上記ボードの表面材を説明する説明
図、第3図は上記ボードを用いて形成した壁体の
係合状態を示す部分断面図、第4図は比較例を示
す斜視図、第5図a,bは縦目地の状態を説明す
る説明図、第6図a〜i、第7図a〜f、第8図
a〜m、第9図a〜e、第10図a〜g、第11
図a〜nはその他の実施例を示す説明図である。
図、第2図は上記ボードの表面材を説明する説明
図、第3図は上記ボードを用いて形成した壁体の
係合状態を示す部分断面図、第4図は比較例を示
す斜視図、第5図a,bは縦目地の状態を説明す
る説明図、第6図a〜i、第7図a〜f、第8図
a〜m、第9図a〜e、第10図a〜g、第11
図a〜nはその他の実施例を示す説明図である。
Claims (1)
- 横長の金属板、合成樹脂板を表面材とし、該表
面材の化粧面部に少なくとも1本以上の側面、傾
斜面からなる化粧溝を設けて、化粧面部を複数の
化粧片に区分し、また該化粧面部の一端に前記化
粧溝の化粧面と同じように傾斜した傾斜片と該傾
斜片の端縁を該化粧片とほぼ平行に外方に屈曲し
た差込縁と、該差込縁の先端を内方に折り返し、
次に外方に屈曲して断面をほぼU字状に形成した
係合溝と、該係合溝の下縁を外側方に突出した延
長部とから構成する雄型連結部を設け、また前記
化粧面部の他端には内方に屈曲した側壁と、該側
壁の下端を内方に屈曲し、次に外方に屈曲して断
面をほぼU字状に形成した前記差込縁を嵌合する
嵌合溝とから構成した雌型連結部を設け、また表
面材の裏面には芯材を一体に充填し、該芯材の裏
面をシート状の裏面材で被覆したサイデイングボ
ードにおいて、前記化粧溝の傾斜面と側面の中間
に窪部を形成し、かつ、化粧片:傾斜面、および
化粧片:傾斜片を1:5〜5:1の割合に形成
し、また雄型連結部の差込縁の上側には長手方向
と平行に窪ませた溝部と、溝部の先端に補強リブ
を形成し、かつ、前記化粧面部の化粧片、化粧溝
の傾斜面、および雄型連結部の傾斜片の短尺方向
の少なくとも一側端縁を内方に屈曲した端面壁を
形成したことを特徴とするサイデイングボード。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985094757U JPH0428352Y2 (ja) | 1985-06-21 | 1985-06-21 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985094757U JPH0428352Y2 (ja) | 1985-06-21 | 1985-06-21 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS622728U JPS622728U (ja) | 1987-01-09 |
| JPH0428352Y2 true JPH0428352Y2 (ja) | 1992-07-09 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985094757U Expired JPH0428352Y2 (ja) | 1985-06-21 | 1985-06-21 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0428352Y2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8992434B2 (en) | 2004-02-05 | 2015-03-31 | Earlysense Ltd. | Prediction and monitoring of clinical episodes |
| US8998830B2 (en) | 2008-05-12 | 2015-04-07 | Earlysense Ltd. | Monitoring, predicting and treating clinical episodes |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5426649U (ja) * | 1977-07-26 | 1979-02-21 |
-
1985
- 1985-06-21 JP JP1985094757U patent/JPH0428352Y2/ja not_active Expired
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8992434B2 (en) | 2004-02-05 | 2015-03-31 | Earlysense Ltd. | Prediction and monitoring of clinical episodes |
| US8998830B2 (en) | 2008-05-12 | 2015-04-07 | Earlysense Ltd. | Monitoring, predicting and treating clinical episodes |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS622728U (ja) | 1987-01-09 |