JPH04296002A - 非直線抵抗体の製造方法 - Google Patents
非直線抵抗体の製造方法Info
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- JPH04296002A JPH04296002A JP9160544A JP6054491A JPH04296002A JP H04296002 A JPH04296002 A JP H04296002A JP 9160544 A JP9160544 A JP 9160544A JP 6054491 A JP6054491 A JP 6054491A JP H04296002 A JPH04296002 A JP H04296002A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】[発明の目的]
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、避雷器等に用いられる
酸化亜鉛を主成分とした非直線抵抗体の製造方法に係り
、特に、酸化亜鉛素子側面の高抵抗層の形成手段に改良
を施した非直線抵抗体の製造方法に関するものである。
酸化亜鉛を主成分とした非直線抵抗体の製造方法に係り
、特に、酸化亜鉛素子側面の高抵抗層の形成手段に改良
を施した非直線抵抗体の製造方法に関するものである。
【0003】
【従来の技術】従来から、電力系統において発生する異
常電圧を抑制し、電力系統を保護するために、避雷器が
用いられている。また、この避雷器には、正常な電圧で
は絶縁特性を示し、異常電圧が印加された時には低抵抗
特性を示して、系統を保護する非直線抵抗体が用いられ
ている。この非直線抵抗体は、一般にはバリスタと呼ば
れ、その代表的なものとして酸化亜鉛を主成分としたも
のがある。
常電圧を抑制し、電力系統を保護するために、避雷器が
用いられている。また、この避雷器には、正常な電圧で
は絶縁特性を示し、異常電圧が印加された時には低抵抗
特性を示して、系統を保護する非直線抵抗体が用いられ
ている。この非直線抵抗体は、一般にはバリスタと呼ば
れ、その代表的なものとして酸化亜鉛を主成分としたも
のがある。
【0004】一般に、避雷器等に用いられる金属酸化物
からなる非直線抵抗体は、以下に述べるようにして形成
される。即ち、酸化亜鉛(ZnO)を主成分とし、ビス
マス(Bi)、アンチモン(Sb)、コバルト(Co)
、マンガン(Mn)、ニッケル(Ni)、クロム(Cr
)、ケイ素(Si)などの酸化物を副成分とする原料を
、水及び有機バインダーと共に十分混合した後、スプレ
ードライヤーなどで造粒し、成形及び焼成する。 その後、この焼成体の側面に、沿面閃絡を防止するため
に、焼成後高抵抗となる物質を塗布し、再焼成して高抵
抗層を形成する。さらに、この焼成体の上下両端面を研
磨し、電極を取付けることにより、非直線抵抗体が形成
される。
からなる非直線抵抗体は、以下に述べるようにして形成
される。即ち、酸化亜鉛(ZnO)を主成分とし、ビス
マス(Bi)、アンチモン(Sb)、コバルト(Co)
、マンガン(Mn)、ニッケル(Ni)、クロム(Cr
)、ケイ素(Si)などの酸化物を副成分とする原料を
、水及び有機バインダーと共に十分混合した後、スプレ
ードライヤーなどで造粒し、成形及び焼成する。 その後、この焼成体の側面に、沿面閃絡を防止するため
に、焼成後高抵抗となる物質を塗布し、再焼成して高抵
抗層を形成する。さらに、この焼成体の上下両端面を研
磨し、電極を取付けることにより、非直線抵抗体が形成
される。
【0005】従来の非直線抵抗体の高抵抗層の製造方法
としては、例えば、二酸化ケイ素(SiO2 ),酸化
ビスマス(Bi2 O3 ),酸化アンチモン(Sb2
O3 )等を、水及び有機バインダーと共に混合し、
素体側面に塗布した後、1000〜1200℃で焼成し
て高抵抗層を形成する方法が知られている。
としては、例えば、二酸化ケイ素(SiO2 ),酸化
ビスマス(Bi2 O3 ),酸化アンチモン(Sb2
O3 )等を、水及び有機バインダーと共に混合し、
素体側面に塗布した後、1000〜1200℃で焼成し
て高抵抗層を形成する方法が知られている。
【0006】また、特開昭52−49491号公報に示
された様に、ZnO−Sb2 O3 −SiO2 −B
i2 O3 系混合物を素体側面に塗布した後、100
0〜1400℃で焼成して高抵抗層を形成する方法も知
られている。
された様に、ZnO−Sb2 O3 −SiO2 −B
i2 O3 系混合物を素体側面に塗布した後、100
0〜1400℃で焼成して高抵抗層を形成する方法も知
られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、電力
系統は大容量化、高電圧化が進み、これに伴って、避雷
器を構成する非直線抵抗体の大容量化が図られている。
系統は大容量化、高電圧化が進み、これに伴って、避雷
器を構成する非直線抵抗体の大容量化が図られている。
【0008】しかしながら、この様な大容量化、高電圧
化を実現するためには、より優れた非直線抵抗特性及び
放電耐量特性を有する非直線抵抗体の開発が切望されて
いた。特に、従来の非直線抵抗体にあっては、側面の絶
縁耐力が不足しており、この点が大きな課題であった。
化を実現するためには、より優れた非直線抵抗特性及び
放電耐量特性を有する非直線抵抗体の開発が切望されて
いた。特に、従来の非直線抵抗体にあっては、側面の絶
縁耐力が不足しており、この点が大きな課題であった。
【0009】本発明は、上記の欠点を解消するために提
案されたもので、その目的は、良好な側面高抵抗層を形
成することができ、より高い側面絶縁耐力を有する非直
線抵抗体の製造方法を提供することにある。
案されたもので、その目的は、良好な側面高抵抗層を形
成することができ、より高い側面絶縁耐力を有する非直
線抵抗体の製造方法を提供することにある。
【0010】[発明の構成]
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の非直線抵抗体の
製造方法は、酸化亜鉛を主成分とし、焼成体自体が電圧
非直線性を有する様な添加物を加えて形成した成形体あ
るいは予め成形体を焼成した素体の側面に、酸化亜鉛を
10〜50mol%、酸化ビスマスを10〜25mol
%、酸化アンチモンを5〜20mol%、酸化ケイ素を
20〜60mol%の比率で、総和が100mol%と
なるようなZnO−Sb2 O3 −SiO2 −Bi
2 O3 系混合物をスラリーとして塗布した後、焼成
して、焼成体の側面に高抵抗層を形成することを特徴と
するものである。
製造方法は、酸化亜鉛を主成分とし、焼成体自体が電圧
非直線性を有する様な添加物を加えて形成した成形体あ
るいは予め成形体を焼成した素体の側面に、酸化亜鉛を
10〜50mol%、酸化ビスマスを10〜25mol
%、酸化アンチモンを5〜20mol%、酸化ケイ素を
20〜60mol%の比率で、総和が100mol%と
なるようなZnO−Sb2 O3 −SiO2 −Bi
2 O3 系混合物をスラリーとして塗布した後、焼成
して、焼成体の側面に高抵抗層を形成することを特徴と
するものである。
【0012】
【作用】本発明の非直線抵抗体の製造方法によれば、側
面高抵抗層の形成時における中間生成物(Zn2 Si
O4 及びZn7 Sb2 O12)の形成が良好とな
るため、側面高抵抗層の絶縁耐力を向上させることがで
き、非直線抵抗体の放電耐量を大幅に向上させることが
できる。
面高抵抗層の形成時における中間生成物(Zn2 Si
O4 及びZn7 Sb2 O12)の形成が良好とな
るため、側面高抵抗層の絶縁耐力を向上させることがで
き、非直線抵抗体の放電耐量を大幅に向上させることが
できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図3に基
づいて具体的に説明する。
づいて具体的に説明する。
【0014】本実施例においては、酸化亜鉛(ZnO)
に、酸化ビスマス(Bi2 O3 )、酸化コバルト(
Co2 O3 )、酸化マンガン(MnO)、酸化アン
チモン(Sb2 O3 )、酸化ニッケル(NiO)、
酸化ケイ素(SiO2 )をそれぞれ1mol%添加す
る。これらの原料を、水や分散剤等の有機バインダー類
と共に混合装置に入れて混合する。
に、酸化ビスマス(Bi2 O3 )、酸化コバルト(
Co2 O3 )、酸化マンガン(MnO)、酸化アン
チモン(Sb2 O3 )、酸化ニッケル(NiO)、
酸化ケイ素(SiO2 )をそれぞれ1mol%添加す
る。これらの原料を、水や分散剤等の有機バインダー類
と共に混合装置に入れて混合する。
【0015】次に、この混合物をスプレードライヤーで
所定の粒径、例えば100μmになるように噴霧造粒す
る。そして、これらの造粒粉を金型に入れて加圧し、円
板等所定の形状(例えば、直径50mm、厚さ30mm
)に成形することで成形体を作成する。
所定の粒径、例えば100μmになるように噴霧造粒す
る。そして、これらの造粒粉を金型に入れて加圧し、円
板等所定の形状(例えば、直径50mm、厚さ30mm
)に成形することで成形体を作成する。
【0016】この様にして得られた成形体は、添加した
有機バインダー類を除くため、空気中で500℃で焼成
し、さらに、空気中で焼成することによって、図1に示
した様な焼成体1となる。こうして得られた焼成体の直
径は、40mmであった。そして、この焼成体1の側面
に、予め用意した高抵抗層形成物質のスラリーをスプレ
ーガンを使用して所定量塗布する。
有機バインダー類を除くため、空気中で500℃で焼成
し、さらに、空気中で焼成することによって、図1に示
した様な焼成体1となる。こうして得られた焼成体の直
径は、40mmであった。そして、この焼成体1の側面
に、予め用意した高抵抗層形成物質のスラリーをスプレ
ーガンを使用して所定量塗布する。
【0017】なお、この高抵抗層形成物質は次の様にし
て作られる。即ち、酸化亜鉛(ZnO)10〜50mo
l%、酸化ビスマス(Bi2 O3)10〜60mol
%、酸化アンチモン(Sb2 O3 )5〜20mol
%、酸化ケイ素(SiO2 )20〜60mol%の比
率で、総和が100mol%となるような混合量で混合
し、適当量の水を加えてスラリーとする。この時、PV
Aの様な結合剤を適当量加えても良い。
て作られる。即ち、酸化亜鉛(ZnO)10〜50mo
l%、酸化ビスマス(Bi2 O3)10〜60mol
%、酸化アンチモン(Sb2 O3 )5〜20mol
%、酸化ケイ素(SiO2 )20〜60mol%の比
率で、総和が100mol%となるような混合量で混合
し、適当量の水を加えてスラリーとする。この時、PV
Aの様な結合剤を適当量加えても良い。
【0018】この様にして得られたスラリーを、前記素
体の側面に塗布した後、空気雰囲気中で1200℃の温
度で焼成することにより、焼成体1の側面に高抵抗層2
が形成される。その後、この焼成体の上下両面を平行に
研磨して厚さ20mmとした後、アルミニウムを溶射し
て両面に電極2を形成することによって、非直線抵抗体
を得ることができる。
体の側面に塗布した後、空気雰囲気中で1200℃の温
度で焼成することにより、焼成体1の側面に高抵抗層2
が形成される。その後、この焼成体の上下両面を平行に
研磨して厚さ20mmとした後、アルミニウムを溶射し
て両面に電極2を形成することによって、非直線抵抗体
を得ることができる。
【0019】また、本実施例による非直線抵抗体と比較
するために、従来の方法によって非直線抵抗体を作成し
た。即ち、酸化ビスマス(Bi2 O3 )10mol
%、酸化アンチモン(Sb2 O3 )20mol%、
酸化ケイ素(SiO2 )70mol%の混合量で混合
したスラリーを塗布・焼成することにより高抵抗層を形
成した素子を従来例1とした。また、酸化亜鉛(ZnO
)14.56mol%、酸化ビスマス(Bi2 O3
)6.83mol%、酸化アンチモン(Sb2 O3
)17.07mol%、酸化ケイ素(SiO2 )61
.54mol%の混合量で混合したスラリーを塗布・焼
成することにより高抵抗層を形成した素子を従来例2と
した。この様にして得られた非直線抵抗体の非直線特性
は、例えば、V1mA/V10μAについて言うと、本
実施例では1.131〜1.135、従来例1では1.
133、従来例2では1.135であり、本実施例で得
られた非直線抵抗体の非直線特性は、従来例と同様良好
であった。
するために、従来の方法によって非直線抵抗体を作成し
た。即ち、酸化ビスマス(Bi2 O3 )10mol
%、酸化アンチモン(Sb2 O3 )20mol%、
酸化ケイ素(SiO2 )70mol%の混合量で混合
したスラリーを塗布・焼成することにより高抵抗層を形
成した素子を従来例1とした。また、酸化亜鉛(ZnO
)14.56mol%、酸化ビスマス(Bi2 O3
)6.83mol%、酸化アンチモン(Sb2 O3
)17.07mol%、酸化ケイ素(SiO2 )61
.54mol%の混合量で混合したスラリーを塗布・焼
成することにより高抵抗層を形成した素子を従来例2と
した。この様にして得られた非直線抵抗体の非直線特性
は、例えば、V1mA/V10μAについて言うと、本
実施例では1.131〜1.135、従来例1では1.
133、従来例2では1.135であり、本実施例で得
られた非直線抵抗体の非直線特性は、従来例と同様良好
であった。
【0020】次に、高抵抗層形成物質の組成を、酸化亜
鉛(ZnO)を30mol%、酸化ケイ素(SiO2
)を45mol%、酸化アンチモン(Sb2 O3 )
を10mol%、酸化ビスマス(Bi2 O3 )を1
5mol%として作成した素子を例に、その放電耐量特
性を図2に示した。なお、放電耐量特性は、雷インパル
ス電流を20個の試料に3回印加し、その印加電流に対
して耐えた素子の合格率として示してある。また、図2
においては、横軸に印加した電流値、縦軸にその時耐え
た素子の合格率をとっている。
鉛(ZnO)を30mol%、酸化ケイ素(SiO2
)を45mol%、酸化アンチモン(Sb2 O3 )
を10mol%、酸化ビスマス(Bi2 O3 )を1
5mol%として作成した素子を例に、その放電耐量特
性を図2に示した。なお、放電耐量特性は、雷インパル
ス電流を20個の試料に3回印加し、その印加電流に対
して耐えた素子の合格率として示してある。また、図2
においては、横軸に印加した電流値、縦軸にその時耐え
た素子の合格率をとっている。
【0021】図2に示した結果から明らかな様に、本実
施例においては、全数の素子が耐えた雷インパルス電流
は70KA、50%の素子が耐えた雷インパルス電流は
100KA以上であるのに対し、従来例1においては、
全数の素子が耐えた雷インパルス電流は50KA、50
%の素子が耐えた雷インパルス電流は80KA程度であ
る。また、従来例2においては、全数の素子が耐えた雷
インパルス電流は60KA、50%の素子が耐えた雷イ
ンパルス電流は85KA程度である。この様に、本実施
例で得られた非直線抵抗体の放電耐量特性は、従来例に
比べて良好であることがわかる。
施例においては、全数の素子が耐えた雷インパルス電流
は70KA、50%の素子が耐えた雷インパルス電流は
100KA以上であるのに対し、従来例1においては、
全数の素子が耐えた雷インパルス電流は50KA、50
%の素子が耐えた雷インパルス電流は80KA程度であ
る。また、従来例2においては、全数の素子が耐えた雷
インパルス電流は60KA、50%の素子が耐えた雷イ
ンパルス電流は85KA程度である。この様に、本実施
例で得られた非直線抵抗体の放電耐量特性は、従来例に
比べて良好であることがわかる。
【0022】また、高抵抗層形成物質の組成を、酸化亜
鉛(ZnO)10〜50mol%、酸化ビスマス(Bi
2 O3 )10〜60mol%、酸化アンチモン(S
b2 O3 )5〜20mol%、酸化ケイ素(SiO
2 )20〜60mol%とした場合も、同様の効果が
得られることも確認した。
鉛(ZnO)10〜50mol%、酸化ビスマス(Bi
2 O3 )10〜60mol%、酸化アンチモン(S
b2 O3 )5〜20mol%、酸化ケイ素(SiO
2 )20〜60mol%とした場合も、同様の効果が
得られることも確認した。
【0023】次に、前記実施例の添加物組成において、
酸化ケイ素(SiO2 )の添加量を変えた時の非直線
特性と耐量特性を、図3を参照して説明する。なお、こ
こでは、前記実施例の添加物の酸化ケイ素(SiO2
)量を、0,0.1,0.2,0.5,0.8,1.0
,2.0,5.0mol%とした。また、高抵抗層形成
物質の組成については、酸化亜鉛(ZnO)30mol
%、酸化ビスマス(Bi2 O3 )15mol%、酸
化アンチモン(Sb2 O3 )10mol%、酸化ケ
イ素(SiO2 )45mol%とした。そして、焼成
体1の側面に、酸化ケイ素(SiO2 )量を所定量と
した高抵抗層形成物質の混合スラリーを塗布・焼成する
ことにより、非直線抵抗体を得た。
酸化ケイ素(SiO2 )の添加量を変えた時の非直線
特性と耐量特性を、図3を参照して説明する。なお、こ
こでは、前記実施例の添加物の酸化ケイ素(SiO2
)量を、0,0.1,0.2,0.5,0.8,1.0
,2.0,5.0mol%とした。また、高抵抗層形成
物質の組成については、酸化亜鉛(ZnO)30mol
%、酸化ビスマス(Bi2 O3 )15mol%、酸
化アンチモン(Sb2 O3 )10mol%、酸化ケ
イ素(SiO2 )45mol%とした。そして、焼成
体1の側面に、酸化ケイ素(SiO2 )量を所定量と
した高抵抗層形成物質の混合スラリーを塗布・焼成する
ことにより、非直線抵抗体を得た。
【0024】この様にして得られた非直線抵抗体の放電
耐量特性を図3に示した。なお、放電耐量特性は、70
KAの雷インパルス電流を20個の試料に3回印加し、
その印加電流に対して耐えた素子の合格率として示して
ある。また、図3においては、横軸に素体に含まれる酸
化ケイ素(SiO2 )量、縦軸にその時耐えた素子の
合格率をとっている。さらに、比較のために、従来の方
法によって高抵抗層を形成した非直線抵抗体の放電耐量
特性も示した。
耐量特性を図3に示した。なお、放電耐量特性は、70
KAの雷インパルス電流を20個の試料に3回印加し、
その印加電流に対して耐えた素子の合格率として示して
ある。また、図3においては、横軸に素体に含まれる酸
化ケイ素(SiO2 )量、縦軸にその時耐えた素子の
合格率をとっている。さらに、比較のために、従来の方
法によって高抵抗層を形成した非直線抵抗体の放電耐量
特性も示した。
【0025】図3に示した結果から明らかな様に、70
KAの雷インパルス電流に対する耐量特性は、酸化ケイ
素(SiO2 )量が0.8mol%以下では合格率が
100%であるのに対し、1mol%を越えると耐量特
性は著しく低下する。また、この場合も、本実施例で得
られた非直線抵抗体の放電耐量特性は、従来例1,2に
比べて良好であることがわかる。
KAの雷インパルス電流に対する耐量特性は、酸化ケイ
素(SiO2 )量が0.8mol%以下では合格率が
100%であるのに対し、1mol%を越えると耐量特
性は著しく低下する。また、この場合も、本実施例で得
られた非直線抵抗体の放電耐量特性は、従来例1,2に
比べて良好であることがわかる。
【0026】なお、上記の様に、本実施例により、優れ
た放電耐量特性を有する非直線抵抗体が得られるのは、
以下の理由によると考えられる。即ち、焼成体側面に塗
布された高抵抗材料は、700〜1100℃での焼成中
、次の様に反応する。
た放電耐量特性を有する非直線抵抗体が得られるのは、
以下の理由によると考えられる。即ち、焼成体側面に塗
布された高抵抗材料は、700〜1100℃での焼成中
、次の様に反応する。
【0027】まず、高抵抗材料の中で、次式によりBi
SbO4 が形成される。
SbO4 が形成される。
【0028】
Sb2 O3 +Bi2 O3 +O2→2BiSbO
4 次に、次式によりBi4 (SiO4 )3 が形
成される。
4 次に、次式によりBi4 (SiO4 )3 が形
成される。
【0029】
2SiO2 +2Bi2 O3 +O
2 →Bi4 (SiO4 )3 さらに、BiSbO
4 、Bi4 (SiO4 )3 は、それぞれZnO
と反応して、Zn2 Bi3 Sb3 O14、Zn2
SiO4 が形成される。
2 →Bi4 (SiO4 )3 さらに、BiSbO
4 、Bi4 (SiO4 )3 は、それぞれZnO
と反応して、Zn2 Bi3 Sb3 O14、Zn2
SiO4 が形成される。
【0030】
3BiSbO4 +2ZnO→Zn2
Bi3 Sb3 O14 Bi4 (
SiO4 )3 +6ZnO→3Zn2 SiO4 +
2Bi2 O3 このZn2 Bi3 Sb3 O14
は、次式によりZn7 Sb2 O12へと変化する。
Bi3 Sb3 O14 Bi4 (
SiO4 )3 +6ZnO→3Zn2 SiO4 +
2Bi2 O3 このZn2 Bi3 Sb3 O14
は、次式によりZn7 Sb2 O12へと変化する。
【0031】
2Zn2 Bi3 Sb3 O14+
17ZnO→3Zn7 Sb2 O12
+
3Bi2 O3 即ち、良好な側面高抵抗層は、Zn2
SiO4 とZn7 Sb2 O12の混合相で形成
される。
17ZnO→3Zn7 Sb2 O12
+
3Bi2 O3 即ち、良好な側面高抵抗層は、Zn2
SiO4 とZn7 Sb2 O12の混合相で形成
される。
【0032】なお、Bi4 (SiO4 )3 の形成
時に、高抵抗材料中のBi2 O3 が不足すると、素
体中のBi2 O3 を求めて、SiO2 は素体との
界面付近に移動し、界面付近でBi4 (SiO4 )
3 を形成する。これは、焼成を途中で中止し、適当な
処理をした後、電子顕微鏡で観察することにより確認で
きる。
時に、高抵抗材料中のBi2 O3 が不足すると、素
体中のBi2 O3 を求めて、SiO2 は素体との
界面付近に移動し、界面付近でBi4 (SiO4 )
3 を形成する。これは、焼成を途中で中止し、適当な
処理をした後、電子顕微鏡で観察することにより確認で
きる。
【0033】この様にして界面付近で形成されたBi4
(SiO4 )3 は、焼成温度が上がると液相状態
となり、素体の中に拡散してZn2 SiO4 を形成
する。その結果、側面にはZn2 SiO4 は形成さ
れず、Zn7 Sb2O12のみとなるため、良好な高
抵抗層が形成されない。
(SiO4 )3 は、焼成温度が上がると液相状態
となり、素体の中に拡散してZn2 SiO4 を形成
する。その結果、側面にはZn2 SiO4 は形成さ
れず、Zn7 Sb2O12のみとなるため、良好な高
抵抗層が形成されない。
【0034】したがって、良好な高抵抗層を得るために
は、Bi2 O3 の添加量を10〜25mol%と多
くすることが重要である。Bi2 O3 の添加量を増
やすことにより、界面付近ではなく側面高抵抗層全体に
わたって中間生成物が形成され、さらに、側面高抵抗層
材料にZnOを加えることにより、Bi4 (SiO4
)3 は素体に拡散することなく、このZnOと反応
し、Zn2 SiO4 を形成する。
は、Bi2 O3 の添加量を10〜25mol%と多
くすることが重要である。Bi2 O3 の添加量を増
やすことにより、界面付近ではなく側面高抵抗層全体に
わたって中間生成物が形成され、さらに、側面高抵抗層
材料にZnOを加えることにより、Bi4 (SiO4
)3 は素体に拡散することなく、このZnOと反応
し、Zn2 SiO4 を形成する。
【0035】また、Zn7 Sb2 O12についても
、ZnOを加えることにより形成されやすくなり、Zn
2 SiO4 とZn7 Sb2 O12の混合相で側
面抵抗層が形成されるため、良好な側面高抵抗層を得る
ことができる。なお、ZnO,Sb2 O3 ,SiO
2 の量については、Zn2 SiO4 とZn7 S
b2 O12の混合相を形成できるだけの適当な量があ
れば良い。
、ZnOを加えることにより形成されやすくなり、Zn
2 SiO4 とZn7 Sb2 O12の混合相で側
面抵抗層が形成されるため、良好な側面高抵抗層を得る
ことができる。なお、ZnO,Sb2 O3 ,SiO
2 の量については、Zn2 SiO4 とZn7 S
b2 O12の混合相を形成できるだけの適当な量があ
れば良い。
【0036】このBi4 (SiO4 )3 の拡散は
、素体組成のSiO2 量が少ない場合において、特に
顕著である。その理由は、素体から側面高抵抗層にかけ
て、Siの濃度勾配が大きくなるためである。したがっ
て、素体組成のSiO2 量が0.1mol%未満の場
合には、Bi2 O3 の添加量を10〜25mol%
と多くすることが、特に重要である。
、素体組成のSiO2 量が少ない場合において、特に
顕著である。その理由は、素体から側面高抵抗層にかけ
て、Siの濃度勾配が大きくなるためである。したがっ
て、素体組成のSiO2 量が0.1mol%未満の場
合には、Bi2 O3 の添加量を10〜25mol%
と多くすることが、特に重要である。
【0037】なお、素体に添加する添加物組成を、酸化
ビスマス(Bi2 O3 )を0.3〜1.5mol%
、酸化コバルト(Co2 O3 )を0.3〜1.5m
ol%、酸化マンガン(MnO)を0.3〜1.5mo
l%、酸化アンチモン(Sb2 O3 )を0.3〜2
.0mol%、酸化ニッケル(NiO)を0.5〜2.
0mol%、酸化硼素(B2 O3 )を0.005〜
0.05mol%、酸化銀(Ag2 O)を0.002
〜0.02mol%、酸化アルミニウム(Al2 O3
)を0.0005〜0.02mol%とした時も、放
電耐量向上に寄与することが確認された。 また、本
実施例では、焼成体側面に高抵抗層材料スラリーを塗布
・焼成しているが、成形体に高抵抗層材料スラリーを塗
布・焼成しても同様な効果があることが確認されている
。
ビスマス(Bi2 O3 )を0.3〜1.5mol%
、酸化コバルト(Co2 O3 )を0.3〜1.5m
ol%、酸化マンガン(MnO)を0.3〜1.5mo
l%、酸化アンチモン(Sb2 O3 )を0.3〜2
.0mol%、酸化ニッケル(NiO)を0.5〜2.
0mol%、酸化硼素(B2 O3 )を0.005〜
0.05mol%、酸化銀(Ag2 O)を0.002
〜0.02mol%、酸化アルミニウム(Al2 O3
)を0.0005〜0.02mol%とした時も、放
電耐量向上に寄与することが確認された。 また、本
実施例では、焼成体側面に高抵抗層材料スラリーを塗布
・焼成しているが、成形体に高抵抗層材料スラリーを塗
布・焼成しても同様な効果があることが確認されている
。
【0038】さらに、前記実施例による素体のスラリー
原料及び高抵抗層用スラリー原料として、酸化物原料を
使用したが、これに限定されるものではなく、焼成して
酸化物になるものであれば良く、例えば、水酸化物、炭
酸化物、シュウ酸化物であっても、同様の効果を得るこ
とができる。
原料及び高抵抗層用スラリー原料として、酸化物原料を
使用したが、これに限定されるものではなく、焼成して
酸化物になるものであれば良く、例えば、水酸化物、炭
酸化物、シュウ酸化物であっても、同様の効果を得るこ
とができる。
【0039】また、高抵抗層の上に、ガラス・コーティ
ング、セラミック・コーティング、プラスチック・コー
ティングを行なっても、この効果が損なわれることはな
い。
ング、セラミック・コーティング、プラスチック・コー
ティングを行なっても、この効果が損なわれることはな
い。
【0040】
【発明の効果】以上述べた通り、本発明によれば、酸化
亜鉛を主成分とし、焼成体自体が電圧非直線性を有する
様な添加物を加えて形成した成形体あるいは予め成形体
を焼成した素体の側面に、所定の比率で混合したZnO
−Sb2 O3 −SiO2 −Bi2 O3 系混合
物をスラリーとして塗布した後、焼成して、焼成体の側
面に高抵抗層を形成することにより、より高い側面絶縁
耐力を有する非直線抵抗体の製造方法を提供することが
できる。
亜鉛を主成分とし、焼成体自体が電圧非直線性を有する
様な添加物を加えて形成した成形体あるいは予め成形体
を焼成した素体の側面に、所定の比率で混合したZnO
−Sb2 O3 −SiO2 −Bi2 O3 系混合
物をスラリーとして塗布した後、焼成して、焼成体の側
面に高抵抗層を形成することにより、より高い側面絶縁
耐力を有する非直線抵抗体の製造方法を提供することが
できる。
【図1】本発明の非直線抵抗体の製造方法によって得ら
れた非直線抵抗体の側面図
れた非直線抵抗体の側面図
【図2】本発明の実施例における放電耐量特性を示す図
【図3】本発明の実施例における放電耐量特性を示す図
1…素体
2…電極
3…高抵抗層
Claims (1)
- 【請求項1】 酸化亜鉛を主成分とし、焼成体自体が
電圧非直線性を有する様な添加物を加えて形成した成形
体あるいは予め成形体を焼成した素体の側面に、酸化亜
鉛を10〜50mol%、酸化ビスマスを10〜25m
ol%、酸化アンチモンを5〜20mol%、酸化ケイ
素を20〜60mol%の比率で、総和が100mol
%となるようなZnO−Sb2 O3 −SiO2 −
Bi2 O3 系混合物をスラリーとして塗布した後、
焼成して、焼成体の側面に高抵抗層を形成することを特
徴とする非直線抵抗体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9160544A JPH04296002A (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | 非直線抵抗体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9160544A JPH04296002A (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | 非直線抵抗体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04296002A true JPH04296002A (ja) | 1992-10-20 |
Family
ID=13145341
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9160544A Pending JPH04296002A (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | 非直線抵抗体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04296002A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006253459A (ja) * | 2005-03-11 | 2006-09-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 積層セラミック電子部品 |
| JP2014072207A (ja) * | 2012-09-27 | 2014-04-21 | Mitsubishi Electric Corp | 電圧非直線抵抗体の製造方法および電圧非直線抵抗体 |
| JP2020047685A (ja) * | 2018-09-18 | 2020-03-26 | 株式会社明電舎 | 酸化亜鉛素子 |
-
1991
- 1991-03-25 JP JP9160544A patent/JPH04296002A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006253459A (ja) * | 2005-03-11 | 2006-09-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 積層セラミック電子部品 |
| JP2014072207A (ja) * | 2012-09-27 | 2014-04-21 | Mitsubishi Electric Corp | 電圧非直線抵抗体の製造方法および電圧非直線抵抗体 |
| JP2020047685A (ja) * | 2018-09-18 | 2020-03-26 | 株式会社明電舎 | 酸化亜鉛素子 |
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