JPH06140207A - 非直線抵抗体の製造方法 - Google Patents
非直線抵抗体の製造方法Info
- Publication number
- JPH06140207A JPH06140207A JP4286496A JP28649692A JPH06140207A JP H06140207 A JPH06140207 A JP H06140207A JP 4286496 A JP4286496 A JP 4286496A JP 28649692 A JP28649692 A JP 28649692A JP H06140207 A JPH06140207 A JP H06140207A
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- Japan
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- wire
- sintered body
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- linear resistor
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 ZnOを主成分とする焼結体にSiを8〜20
wt%含有するAlを主成分とする線材を金属溶射して電
極を形成する非直線抵抗体の製造方法。 【効果】 焼結体と電極の付着強度が均一化する。
wt%含有するAlを主成分とする線材を金属溶射して電
極を形成する非直線抵抗体の製造方法。 【効果】 焼結体と電極の付着強度が均一化する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は酸化亜鉛を主成分とする
非直線抵抗体の製造方法に関する。
非直線抵抗体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】非直線抵抗体は一般にバリスタと呼ば
れ、その優れた非直線電圧−電流特性が利用されて電圧
安定化、あるいはサ―ジ吸収を目的とした避雷器やサ―
ジアブソ―バに広く利用されている。代表的なものとし
て酸化亜鉛バリスタがある。これは酸化亜鉛を主成分と
し、これに少量のビスマス、コバルト、マンガン、クロ
ム等の酸化物を添加し、混合造粒、成形した後、高温焼
成し、得られた非直線抵抗素体(以下焼結体という)に
電極を金属溶射して形成し構成されるものである。重電
用の非直線抵抗体の電極は、銀ペ―ストの焼き付け等よ
りも安価な、アルミニウム線材の電気溶線式の金属溶射
で形成されることが多い。
れ、その優れた非直線電圧−電流特性が利用されて電圧
安定化、あるいはサ―ジ吸収を目的とした避雷器やサ―
ジアブソ―バに広く利用されている。代表的なものとし
て酸化亜鉛バリスタがある。これは酸化亜鉛を主成分と
し、これに少量のビスマス、コバルト、マンガン、クロ
ム等の酸化物を添加し、混合造粒、成形した後、高温焼
成し、得られた非直線抵抗素体(以下焼結体という)に
電極を金属溶射して形成し構成されるものである。重電
用の非直線抵抗体の電極は、銀ペ―ストの焼き付け等よ
りも安価な、アルミニウム線材の電気溶線式の金属溶射
で形成されることが多い。
【0003】しかしかながら、電気溶線式の金属溶射に
よって形成される電極は焼結体とミクロな機械的結合に
よって付着しており、化学反応によって焼結体と密着す
る銀ペ―ストの焼き付け電極よりも付着強度が小さい。
しかも線材の溶融が不完全であると形成された電極の付
着強度が不均一になりやすく、放電エネルギ―が大きく
なると電極が焼結体から剥離してしまうという問題があ
った。
よって形成される電極は焼結体とミクロな機械的結合に
よって付着しており、化学反応によって焼結体と密着す
る銀ペ―ストの焼き付け電極よりも付着強度が小さい。
しかも線材の溶融が不完全であると形成された電極の付
着強度が不均一になりやすく、放電エネルギ―が大きく
なると電極が焼結体から剥離してしまうという問題があ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
製造方法によって得られる非直線抵抗体は電極の付着強
度が不均一であり、電極が焼結体から剥離することがあ
り放電耐量の低下やバラツキが発生しやすいという問題
があった。そこで本発明の目的は焼結体と電極との付着
強度を均一化し放電耐量特性を向上させた非直線抵抗体
の製造方法を提供することにある。
製造方法によって得られる非直線抵抗体は電極の付着強
度が不均一であり、電極が焼結体から剥離することがあ
り放電耐量の低下やバラツキが発生しやすいという問題
があった。そこで本発明の目的は焼結体と電極との付着
強度を均一化し放電耐量特性を向上させた非直線抵抗体
の製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明においては、酸化亜鉛を主成分とする金属酸化
物の混合物を焼成して非直線抵抗素体を形成し、この非
直線抵抗素体の両端面に線材を金属溶射して電極を形成
する非直線抵抗体の製造方法において、前記線材として
アルミニウムを主成分としケイ素を8〜20wt%含む線材
を用いたことを特徴とする非直線抵抗体の製造方法を提
供する。
に本発明においては、酸化亜鉛を主成分とする金属酸化
物の混合物を焼成して非直線抵抗素体を形成し、この非
直線抵抗素体の両端面に線材を金属溶射して電極を形成
する非直線抵抗体の製造方法において、前記線材として
アルミニウムを主成分としケイ素を8〜20wt%含む線材
を用いたことを特徴とする非直線抵抗体の製造方法を提
供する。
【0006】
【作用】アルミニウムを主成分としケイ素を8〜20wt%
含有する線材を使用することにより、線材の融点を従来
よりも低くすることができる。従って焼結体の両端面に
溶射された線材は略完全に溶融しており、焼結体と電極
との密着性が向上する。さらに形成される電極が均一化
するため、これに伴い焼結体との付着強度も均一化し、
電極の剥離が起こりにくくなる。
含有する線材を使用することにより、線材の融点を従来
よりも低くすることができる。従って焼結体の両端面に
溶射された線材は略完全に溶融しており、焼結体と電極
との密着性が向上する。さらに形成される電極が均一化
するため、これに伴い焼結体との付着強度も均一化し、
電極の剥離が起こりにくくなる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1及び図2を参
照して説明する。
照して説明する。
【0008】酸化亜鉛(ZnO)に酸化ビスマス(Bi
2 O3 )、二酸化マンガン(MnO2 )、二酸化ケイ素
(SiO2 )、酸化クロム(Cr2 O3 )、をそれぞれ
0.5mol%、酸化アンチモン(Sb2 O3 )、酸化ニッケ
ル(NiO)をそれぞれ1mol%秤量して加える。これに
固形分濃度が30%になるように水、分散剤、潤滑剤、結
合剤を加え、ボ―ルミルで24時間混合する。得られた混
合スラリ―を噴霧乾燥機で乾燥造粒し、直径120mm 、厚
さ22mmに圧縮成形する。得られた成形体から添加した分
散剤、潤滑剤、結合剤を予め除くため空気中で 500℃で
焼成する。さらに1050℃で予備焼成し、側面高抵抗層形
成物を塗布後、空気中で1100〜1250℃で焼結させ、得ら
れた焼結体の両端面を研磨し、この両端面にアルミニウ
ムを主成分とし、8〜20wt%のケイ素を含む線材を金属
溶射して電極を形成する。なお比較のためにSiを夫々
0.05wt%、30wt% 含む線材を用いて本実施例と同様に非
直線抵抗体を製造した。次に作用について説明する。
2 O3 )、二酸化マンガン(MnO2 )、二酸化ケイ素
(SiO2 )、酸化クロム(Cr2 O3 )、をそれぞれ
0.5mol%、酸化アンチモン(Sb2 O3 )、酸化ニッケ
ル(NiO)をそれぞれ1mol%秤量して加える。これに
固形分濃度が30%になるように水、分散剤、潤滑剤、結
合剤を加え、ボ―ルミルで24時間混合する。得られた混
合スラリ―を噴霧乾燥機で乾燥造粒し、直径120mm 、厚
さ22mmに圧縮成形する。得られた成形体から添加した分
散剤、潤滑剤、結合剤を予め除くため空気中で 500℃で
焼成する。さらに1050℃で予備焼成し、側面高抵抗層形
成物を塗布後、空気中で1100〜1250℃で焼結させ、得ら
れた焼結体の両端面を研磨し、この両端面にアルミニウ
ムを主成分とし、8〜20wt%のケイ素を含む線材を金属
溶射して電極を形成する。なお比較のためにSiを夫々
0.05wt%、30wt% 含む線材を用いて本実施例と同様に非
直線抵抗体を製造した。次に作用について説明する。
【0009】図1は本実施例及び比較例によって製造し
た非直線抵抗体の放電耐量特性を示している。放電耐量
特性は、矩形波電流(2ms、方形波)を20ロットの非直
線抵抗体に3回印加し、その印加電流に耐えた非直線抵
抗体の良品率として示してある。横軸に金属溶射に使用
する線材中に含まれるSi量、縦軸にそのときの非直線
抵抗体の良品率をそれぞれ示している。図1に示した結
果から明らかなように、線材中のSi含有量が8〜20wt
%である本実施例の非直線抵抗体の放電耐量の良品率の
バラツキは略10%程度であるのに対し、Si含有量が
0.05wt%の場合のバラツキは40%以上、又Si含有量が3
0wt%の場合のバラツキは30%程であった。このように
本実施例による非直線抵抗体の放電耐量の良品率のバラ
ツキは比較例に比べて極めて小さくなる。
た非直線抵抗体の放電耐量特性を示している。放電耐量
特性は、矩形波電流(2ms、方形波)を20ロットの非直
線抵抗体に3回印加し、その印加電流に耐えた非直線抵
抗体の良品率として示してある。横軸に金属溶射に使用
する線材中に含まれるSi量、縦軸にそのときの非直線
抵抗体の良品率をそれぞれ示している。図1に示した結
果から明らかなように、線材中のSi含有量が8〜20wt
%である本実施例の非直線抵抗体の放電耐量の良品率の
バラツキは略10%程度であるのに対し、Si含有量が
0.05wt%の場合のバラツキは40%以上、又Si含有量が3
0wt%の場合のバラツキは30%程であった。このように
本実施例による非直線抵抗体の放電耐量の良品率のバラ
ツキは比較例に比べて極めて小さくなる。
【0010】また図2は線材中のSi含有量と雷インパ
ルス電流(波形4×10μs、急峻波)の限界耐量の関係
を示している。このSi含有量と限界耐量の関係におい
ても、Si含有量が8〜20wt%のときに限界耐量のバラ
ツキが最小になる。
ルス電流(波形4×10μs、急峻波)の限界耐量の関係
を示している。このSi含有量と限界耐量の関係におい
ても、Si含有量が8〜20wt%のときに限界耐量のバラ
ツキが最小になる。
【0011】さらに剥離試験によって本実施例による非
直線抵抗体と比較例の電極の付着強度を夫々調べたとこ
ろ、本実施例による非直線抵抗体の付着強度が向上して
いるのが認められた。
直線抵抗体と比較例の電極の付着強度を夫々調べたとこ
ろ、本実施例による非直線抵抗体の付着強度が向上して
いるのが認められた。
【0012】このように本実施例において電極の付着強
度が増加し放電耐量特性が向上したのは、線材としてア
ルミニウムを主成分とし、Siを8〜20wt%含む材料を
使用したことによる。アルミニウムにSiを上記量の範
囲で添加することにより、線材の融点が低下し、金属溶
射の際線材が略完全に溶融するため焼結体と形成される
電極との密着性が向上する。また溶射された線材には固
体状態の金属がほとんど含まれないため均一な電極を形
成することができ、焼結体と電極との付着強度が均一化
する。
度が増加し放電耐量特性が向上したのは、線材としてア
ルミニウムを主成分とし、Siを8〜20wt%含む材料を
使用したことによる。アルミニウムにSiを上記量の範
囲で添加することにより、線材の融点が低下し、金属溶
射の際線材が略完全に溶融するため焼結体と形成される
電極との密着性が向上する。また溶射された線材には固
体状態の金属がほとんど含まれないため均一な電極を形
成することができ、焼結体と電極との付着強度が均一化
する。
【0013】本実施例によればアルミニウムを主成分と
し、Siを8〜20wt%含む線材を用いて電極を形成する
ことにより焼結体と電極との付着強度が向上し、しかも
均一化する。このため電極が剥離しにくくなり放電耐量
特性が向上するという効果を奏する。また線材の融点が
低下するため少ないエネルギ―で金属溶射を行うことが
でき、しかも金属溶射条件を従来よりも自由に設定する
ことが可能となって金属溶射時の作業性が向上するとい
う効果を奏する。
し、Siを8〜20wt%含む線材を用いて電極を形成する
ことにより焼結体と電極との付着強度が向上し、しかも
均一化する。このため電極が剥離しにくくなり放電耐量
特性が向上するという効果を奏する。また線材の融点が
低下するため少ないエネルギ―で金属溶射を行うことが
でき、しかも金属溶射条件を従来よりも自由に設定する
ことが可能となって金属溶射時の作業性が向上するとい
う効果を奏する。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明によればアルミニウ
ムを主成分とし、ケイ素を8〜20wt%含む線材を金属溶
射して電極を形成することにより焼結体と電極との付着
強度が均一化し、非直線抵抗体の放電耐量特性が向上す
るという効果を奏する。
ムを主成分とし、ケイ素を8〜20wt%含む線材を金属溶
射して電極を形成することにより焼結体と電極との付着
強度が均一化し、非直線抵抗体の放電耐量特性が向上す
るという効果を奏する。
【図1】線材中のSi含有量と放電耐量の良品率の関係
図
図
【図2】線材中のSi含有量と限界耐量の関係図
Claims (1)
- 【請求項1】 酸化亜鉛を主成分とする金属酸化物の混
合物を焼成して非直線抵抗素体を形成し、この非直線抵
抗素体の両端面に線材を金属溶射して電極を形成する非
直線抵抗体の製造方法において、 前記線材としてアルミニウムを主成分とし、ケイ素を8
〜20wt%含む線材を用いたことを特徴とする非直線抵抗
体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4286496A JPH06140207A (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 非直線抵抗体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4286496A JPH06140207A (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 非直線抵抗体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06140207A true JPH06140207A (ja) | 1994-05-20 |
Family
ID=17705158
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4286496A Pending JPH06140207A (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 非直線抵抗体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06140207A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100370610B1 (ko) * | 2000-09-22 | 2003-01-30 | 성실전자 주식회사 | 고전압 방전 저항체 및 그 제조방법 |
-
1992
- 1992-10-26 JP JP4286496A patent/JPH06140207A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100370610B1 (ko) * | 2000-09-22 | 2003-01-30 | 성실전자 주식회사 | 고전압 방전 저항체 및 그 제조방법 |
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