JPH04304202A - 有機アルミニウムオキシ化合物の製造方法 - Google Patents

有機アルミニウムオキシ化合物の製造方法

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JPH04304202A
JPH04304202A JP6863091A JP6863091A JPH04304202A JP H04304202 A JPH04304202 A JP H04304202A JP 6863091 A JP6863091 A JP 6863091A JP 6863091 A JP6863091 A JP 6863091A JP H04304202 A JPH04304202 A JP H04304202A
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JP
Japan
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group
compound
zirconium
organoaluminum
bis
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Pending
Application number
JP6863091A
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English (en)
Inventor
Koji Tashiro
田 代  孝 司
Masaaki Kitani
木 谷  公 明
Kenji Sugimura
杉 村  健 司
Takashi Ueda
上 田   孝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、有機アルミニウムオキシ
化合物の製造方法に関し、さらに詳しくはオレフィン重
合用触媒の触媒成分として用いられた場合に優れた重合
活性を示すような有機アルミニウムオキシ化合物の製造
方法に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】従来からα−オレフィン重合体た
とえばエチレン重合体、プロピレン重合体またはエチレ
ン・α−オレフィン共重合体を製造するための触媒とし
て、チタン化合物と有機アルミニウム化合物とからなる
チタン系触媒あるいはバナジウム化合物と有機アルミニ
ウム化合物とからなるバナジウム系触媒が知られている
【0003】近年、高い重合活性でα−オレフィン重合
体を製造することのできる触媒としてジルコニウム化合
物と有機アルミニウムオキシ化合物(アルミノオキサン
)とからなる新しいチーグラー型オレフィン重合用触媒
が開発されている。
【0004】この有機アルミニウムオキシ化合物と遷移
金属化合物とからなるオレフィン重合用触媒は重合活性
に優れているため、さらに優れた重合活性を有するオレ
フィン重合用触媒の一成分となりうるような有機アルミ
ニウムオキシ化合物の新たな製造方法の出現が望まれて
いる。
【0005】本発明者らは、有機アルミニウム化合物と
有機スズ酸化物を1度に接触させて有機アルミニウムオ
キシ化合物を得ることを見出しているが、オレフィン重
合用触媒として用いた場合さらに、高活性であることが
求められている。
【0006】
【発明の目的】本発明は、上記のような従来技術に鑑み
てなされたものであり、オレフィン重合用触媒の触媒成
分として用いた場合に、優れた触媒活性を有する有機ア
ルミニウムオキシ化合物の製造方法を提供することを目
的としている。
【0007】
【発明の概要】本発明に係る有機アルミニウムオキシ化
合物の製造方法は、有機アルミニウム化合物[I]と、
有機スズ酸化物[II]とを接触させて有機アルミニウ
ムオキシ化合物を製造するに際して、有機アルミニウム
化合物に対して、有機スズ酸化物を漸減的に添加するこ
とを特徴としている。
【0008】本発明で得られる有機アルミニウムオキシ
化合物は、遷移金属化合物などと組み合わせて用いると
、オレフィン重合に優れた重合活性を示す触媒の一成分
を構成する。
【0009】
【発明の具体的説明】以下、本発明に係る有機アルミニ
ウムオキシ化合物の製造方法について具体的に説明する
【0010】本発明に係る有機アルミニウムオキシ化合
物は、有機アルミニウム化合物と有機スズ酸化物とを漸
減的に接触させることにより得られる。本発明に係るこ
のような有機アルミニウムオキシ化合物を製造する際に
用いられる有機アルミニウム化合物[I]としては、下
記式[I−1]で表される有機アルミニウム化合物を例
示することができる。
【0011】R1m AlX3−m      …  
[I−1](式中、R1 は炭素数が1〜12の炭化水
素基であり、Xはハロゲンまたは水素であり、mは1〜
3である。)上記式[I−1]において、R1 は炭素
数が1〜12の炭化水素基たとえばアルキル基、シクロ
アルキル基またはアリール基であるが、具体的には、メ
チル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、
イソブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、
シクロペンチル基、シクロヘキシル基、フェニル基、ト
リル基などである。
【0012】このような有機アルミニウム化合物として
は、具体的にはトリメチルアルミニウム、トリエチルア
ルミニウム、トリイソプロピルアルミニウム、トリイソ
ブチルアルミニウム、トリオクチルアルミニウム、トリ
2−エチルヘキシルアルミニウムなどのトリアルキルア
ルミニウム;イソプレニルアルミニウムなどのアルケニ
ルアルミニウム;ジメチルアルミニウムクロリド、ジエ
チルアルミニウムクロリド、ジイソプロピルアルミニウ
ムクロリド、ジイソブチルアルミニウムクロリド、ジメ
チルアルミニウムブロミドなどのジアルキルアルミニウ
ムハライド;メチルアルミニウムセスキクロリド、エチ
ルアルミニウムセスキクロリド、イソプロピルアルミニ
ウムセスキクロリド、ブチルアルミニウムセスキクロリ
ド、エチルアルミニウムセスキブロミドなどのアルキル
アルミニウムセスキハライド;メチルアルミニウムジク
ロリド、エチルアルミニウムジクロリド、イソプロピル
アルミニウムジクロリド、エチルアルミニウムジブロミ
ドなどのアルキルアルミニウムジハライド;ジエチルア
ルミニウムハイドライド、ジイソブチルアルミニウムハ
イドライドなどのアルキルアルミニウムハイドライドな
どが挙げられる。
【0013】また、本発明では有機アルミニウム化合物
[I]として、下記式[I−2]で表される化合物を用
いることもできる。 R1n AlY3−n     …  [I−2](式
中、R1 は上記と同様であり、Yは−OR2 基、−
OSiR33 基、−OAlR42 基、−NR52 
基、−SiR63 基または−N(R7)AlR82 
基であり、nは1〜2であり、R2 、R3 、R4 
およびR8 はメチル基、エチル基、イソプロピル基、
イソブチル基、シクロヘキシル基、フェニル基などであ
り、R5 は水素、メチル基、エチル基、イソプロピル
基、フェニル基、トリメチルシリル基などであり、R6
 およびR7 はメチル基、エチル基などである。)こ
のような有機アルミニウム化合物としては、具体的には
、以下のような化合物が用いられる。 (1)R1n Al(OR2 )3−n で表される化
合物、例えばジメチルアルミニウムメトキシド、ジエチ
ルアルミニウムエトキシド、ジイソブチルアルミニウム
メトキシドなど、 (2)R1n Al(OSi R33 )3−n で表
される化合物、例えば Et2Al(OSi Me 3 ) (iso−Bu)2 Al(OSi Me3 )(is
o−Bu)2 Al(OSi Et3 )など、(3)
R1n Al(OAlR42 )3−n で表される化
合物、例えば Et2AlOAlEt2  (iso−Bu)2 AlOAl(iso−Bu)2 
など、(4) R1n Al(NR52 )3−n で
表される化合物、例えば Me2 AlNEt 2  Et2 AlNHMe Me2 AlNHEt Et2 AlN(SiMe3 )2  (iso−Bu)2 AlN(SiMe 3 )2 な
ど、(5)R1n Al(Si R63 )3−n で
表される化合物、例えば (iso−Bu)2 AlSi Me3 など、
【00
14】
【化1】
【0015】このような有機アルミニウム化合物は、2
種以上混合して用いることができる。これらのうち、ト
リアルキルアルミニウムが好ましく、トリメチルアルミ
ニウムが最も好ましい。
【0016】本発明に係る有機アルミニウムオキシ化合
物を製造する際に用いられる有機スズ酸化物[II]と
しては、Sn−O−SnまたはSn−OH構造をもつ化
合物を挙げることができる。
【0017】Sn−O−Sn構造をもつ化合物としては
、例えば、(CH3 )2 SnO、(C2H5)2 
SnO、(n−C3H7 )2 SnO、(i−C3H
7 )2 SnO、(i−C4H9)2 SnO、(n
−C4H9)2 SnO、(n−C6H13)2 Sn
O、(n−C8H17)2 SnO、(2−エチルヘキ
シル)2 SnO、Ph2 SnO、(C6H5CH2
)2 SnO、(CH3 )(C2H5)SnO、(C
H3)(C4H9)SnOなどのR2 SnOで表され
る化合物、[(CH3)3Sn]2O、[(C2H5)
3Sn]2O、[(n−C3H7)3Sn]2O、[(
n−C4H9)3Sn]2O、[(i−C3H7)3S
n]2O、[(C2H5)2(C4H9)Sn]2O、
[(i−C4H9)3Sn]2O、[(s−C4H9)
3Sn]2O、[(C5H11)3Sn]2O、[(n
eo−C5H11)3Sn]2O、[(n−C8H17
)3Sn]2O、[Ph3Sn]2O、[(C6H13
)3Sn]2O
【0018】
【化2】
【0019】などの(R2Sn)2Oで表される化合物
【0020】
【化3】
【0021】などの環状化合物、CH3SnO1.5、
C2H5SnO1.5、n−C3H7SnO1.5、i
−C3H7SnO1.5、n−C4H9SnO1.5、
i−C4H9SnO1.5、n−C5H11SnO1.
5、neo−C5H11SnO1.5、C8H17Cn
O1.5、PhSnO1.5などのRSnO1.5で表
される化合物などを挙げることができる。
【0022】Sn−OH構造をもつ化合物として、例え
ば、(CH3)3SnOH、(i−C3H7)3SnO
H、(C2H5)3SnOH、(n−C3H7)3Sn
OH、(n−C4H9)3SnOH、(i−C4H9)
3SnOH、(n−C5H11)3SnOH、(n−C
8H17)3SnOH、(2−エチルヘキシル)3Sn
OH、Ph3SnOH、(C6H5CH2)3SnOH
、(C4H9)(C6H5)(C6H5CH2)SnO
H、Me2(C6H5)SnOH、(CH2=CH)3
SnOHなどのR3SnOHで表される化合物、CH3
Sn(O)OH、Cl2CHSn(O)OH、C2H5
Sn(O)OH、(CH2=CH)Sn(O)OH、B
rCH2CH2Sn(O)OH、i−C3H7Sn(O
)OH、CH2=CHCH2Sn(O)OH、CH3C
OCH2Sn(O)OH、n−C4H9Sn(O)OH
、i−C4H9Sn(O)OH、C6H5CH2Sn(
O)OH、C8H17Sn(O)OH、C12H25S
n(O)OH、C6H5−CH=CC6H5Sn(O)
OH、C6H5Sn(O)OH、
【0023】
【化4】
【0024】1−C10H7Sn(O)OHなどのRS
n(O)OHで表される化合物などを挙げることができ
る。これらのうち、(CH3 )2SnO、(C2H5
)2SnO、(n−C3H7 )2SnO、(i−C4
H9)2SnO、(n−C4H9)2SnO、(CH3
)(C2H5)SnO、(CH3)(C4H9)SnO
、[(CH3)3Sn]2O、[(C2H5)3Sn]
2O、[(n−C3H7)3Sn]2O、[(n−C4
H9)3Sn]2O、[(i−C3H7)3Sn]2O
、[(C2H5)2(C4H9)Sn]2O、[(i−
C4H9)3Sn]2O、[(s−C4H9)3Sn]
2Oなどを用いることが好ましい。
【0025】本発明に係る有機アルミニウムオキシ化合
物の製造方法では、有機アルミニウムと有機スズ酸化物
との接触は無溶媒下あるいは不活性炭化水素溶媒中で有
機アルミニウム化合物に対して、有機スズ酸化物を連続
添加または間欠添加において漸減的に添加していくこと
によって行われる。
【0026】有機アルミニウムと有機スズ酸化物との混
合割合は、有機アルミニウム化合物中のアルミニウム原
子(Al)と有機スズ酸化物中の酸素原子(O)との原
子比(Al/O)で0.5以上、好ましくは0.8〜1
0、より好ましくは1〜5であることが望ましい。
【0027】また、不活性炭化水素溶媒中で有機アルミ
ニウムと有機スズ酸化物とを接触させる場合、有機アル
ミニウムの濃度は任意である。有機アルミニウムと有機
スズ酸化物との混合に用いられる不活性炭化水素溶媒と
して、具体的には、プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキ
サン、ヘプタン、オクタン、デカン、ドデカン、灯油な
どの脂肪族炭化水素;シクロペンタン、シクロヘキサン
、メチルシクロペンタンなどの脂環族炭化水素;ベンゼ
ン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素;エチレ
ンクロリド、クロルベンゼン、ジクロロメタンなどのハ
ロゲン化炭化水素あるいはこれらの混合物などを挙げる
ことができる。
【0028】有機アルミニウムと有機スズ酸化物とを接
触させる方法としては、有機スズ酸化物を有機アルミニ
ウム化合物に添加していくのがよい。添加方法は、連続
法でも間欠法でもよく、間欠法がより好ましい。
【0029】有機アルミニウムと有機スズ化合物とを間
欠添加により接触させる方法として具体的には、有機ア
ルミニウムを2回以上、好ましくは5回以上に分割して
添加することが望ましく、2回目の添加量を1回目の添
加量よりも少なくし、3回目の添加量を2回目の添加量
よりも少なくすることが好ましい。このようにn回目の
添加量を(n−1)回目の添加量よりも少なくすること
が好ましい。
【0030】このような、有機スズ酸化物の好ましい添
加方法として、たとえば、 1回目の添加:  添加すべき有機スズ酸化物の全量の
1/22回目の添加:  添加すべき有機スズ酸化物の
全量の1/4                   
         ・               
             ・n回目の添加:  添加
すべき有機スズ酸化物の全量の(1/2)nとなるよう
に添加することが挙げられる。
【0031】有機スズ酸化物の添加の間隔は、使用する
有機アルミニウムおよび有機スズ酸化物の種類、有機ア
ルミニウムの濃度、反応温度などによって異なるが1分
〜4時間、好ましくは1分〜60分であることが望まし
い。
【0032】混合接触は攪拌しながら行うことが好まし
い。また、反応温度は−100〜200℃、好ましくは
0〜100℃であることが望ましい。また、連続添加に
おいても添加量は漸減的に減少するように添加すること
が好ましい。添加開始から終了までの所要時間は、有機
アルミニウム化合物の種類、有機スズ酸化物の種類、有
機アルミニウム化合物の濃度、反応温度などによって異
なるが、5分〜48時間、好ましくは5分〜12時間で
あることが望ましい。
【0033】混合接触は攪拌しながら行うことが好まし
い。また、反応温度は−100〜200℃、好ましくは
0〜100℃であることが望ましい。このような方法に
より得られた有機アルミニウムオキシ化合物は、精製等
の後処理を特に必要としないが、減圧および/または加
熱処理を行ない、溶媒などの少なくとも一部を留去する
ことが好ましい。減圧および/または加熱処理を行うに
際して、圧力は0.001〜100mmHg、好ましく
は0.1〜10mmHgの範囲、加熱は0〜150℃、
好ましくは30〜100℃の範囲であることが望ましい
【0034】このようにして得られる有機アルミニウム
オキシ化合物のIRスペクトルを図1に示す。図1によ
り、有機アルミニウム化合物と有機スズ酸化物から得ら
れる生成物は,O−Al−O結合を有する有機アルミニ
ウムオキシ化合物であると推定される。
【0035】本発明で得られる有機アルミニウムオキシ
化合物は、たとえば、シクロアルカジエニル骨格を有す
る配位子を含む遷移金属化合物と組み合せてオレフィン
重合用触媒として用いることができる。
【0036】本発明で得られる有機アルミニウムオキシ
化合物とともにオレフィン重合用触媒として用いられる
、シクロアルカジエニル骨格を有する配位子を含む遷移
金属化合物は、下記式[III] MLX   …  [III] 上記式[III]において、Mは遷移金属であるが、具
体的には、ジルコニウム、チタンまたはハフニウムある
いはクロム、バナジウムであり、Lは遷移金属に配位す
る配位子であり、少なくとも1個のLはシクロアルカジ
エニル骨格を有する配位子であり、シクロアルカジエニ
ル骨格を有する配位子以外のLは炭素数が1〜12の炭
化水素、アルコシキ基、アリーロキシ基、ハロゲン、ト
リアルキルシリル基または水素であり、Xは遷移金属の
原子価である。
【0037】シクロアルカジエニル骨格を有する配位子
としては、たとえばシクロペンタジエニル基、メチルシ
クロペンタジエニル基、エチルシクロペンタジエニル基
、n−ブチルシクロペンタジエニル基、ジメチルシクロ
ペンタジエニル基、ペンタメチルシクロペンタジエニル
基などのアルキル置換シクロペンタジエニル基、インデ
ニル基、4,5,6,7−テトラヒドロインデニル基、
フルオレニル基などを例示することができる。これらの
基はハロゲン、トリアルキルシリル基などが置換してい
てもよい。
【0038】シクロアルカジエニル骨格を有する配位子
以外の配位子は、炭素数が1〜12の炭化水素基、アル
コキシ基、アリーロキシ基、ハロゲンまたは水素である
。炭素数が1〜12の炭化水素基としては、アルキル基
、シクロアルキル基、アリール基、アラルキル基などを
例示することができ、具体的には、アルキル基としては
、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、
ブチル基などが例示され、シクロアルキル基としては、
シクロペンチル基、シクロヘキシル基などが例示され、
アリール基としては、フェニル基、トリル基などが例示
され、アラルキル基としては、ベンジル基、ネオフィル
基などが例示される。
【0039】アルコキシ基としては、メトキシ基、エト
キシ基、ブトキシ基などが例示され、アリーロキシ基と
しては、フェノキシ基などが例示される。ハロゲンとし
ては、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素などが例示される。
【0040】このような本発明で用いられるシクロアル
カジエニル骨格を有する配位子を含む遷移金属化合物[
III]は、たとえば遷移金属の原子価が4である場合
、より具体的には、下記式[III’]で表される。
【0041】R14a R15b R16c R17d
 M    …  [III’] (式中、Mはジルコニウム、チタン、ハフニウムまたは
バナジウムなどの遷移金属であり、R14はシクロアル
カジエニル骨格を有する基であり、R15、R16およ
びR17はシクロアルカジエニル骨格を有する基、アル
キル基、シクロアルキル基、アリール基、アラルキル基
、アルコキシ基、アリーロキシ基、ハロゲン原子または
水素であり、aは1以上の整数であり、a+b+c+d
=4である。)本発明において好ましく用いられる遷移
金属化合物は、上記式[III’]においてR14、R
15、R16およびR17の少なくとも1個、すなわち
R14はシクロアルカジエニル骨格を有する基であり、
この1個のシクロアルカジエニル骨格を有する基はエチ
レン、プロピレンなどのアルキレン基、イソプロピリデ
ン、ジフェニルメチレンなどの置換アルキレン基、シリ
レン基、ジメチルシリレンなどの置換シリレン基などを
介して結合されていてもよく、R15、R16およびR
17はシクロアルカジエニル骨格を有する基、アルキル
基、シクロアルキル基、アリール基、アラルキル基、ア
ルコキシ基、アリーロキシ基、ハロゲン原子または水素
である。
【0042】以下、Mがジルコニウムであるシクロアル
カジエニル骨格を有する配位子を含む遷移金属化合物に
ついて、具体的な化合物を例示する。ビス(シクロペン
タジエニル)ジルコニウムモノクロリドモノハイドライ
ド、ビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウムモノブ
ロミドモノハイドライド、ビス(シクロペンタジエニル
)メチルジルコニウムハイドライド、ビス(シクロペン
タジエニル)エチルジルコニウムハイドライド、ビス(
シクロペンタジエニル)フェニルジルコニウムハイドラ
イド、ビス(シクロペンタジエニル)ベンジルジルコニ
ウムハイドライド、ビス(シクロペンタジエニル)ネオ
ペンチルジルコニウムハイドライド、ビス(メチルシク
ロペンタジエニル)ジルコニウムモノクロリドハイドラ
イド、ビス(インデニル)ジルコニウムモノクロリドモ
ノハイドライド、ビス(シクロペンタジエニル)ジルコ
ニウムジクロリド、ビス(シクロペンタジエニル)ジル
コニウムジブロミド、ビス(シクロペンタジエニル)メ
チルジルコニウムモノクロリド、ビス(シクロペンタジ
エニル)エチルジルコニウムモノクロリド、ビス(シク
ロペンタジエニル)シクロヘキシルジルコニウムモノク
ロリド、ビス(シクロペンタジエニル)フェニルジルコ
ニウムモノクロリド、ビス(シクロペンタジエニル)ベ
ンジルジルコニウムモノクロリド、ビス(メチルシクロ
ペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、ビス(ジメ
チルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、
ビス(n−ブチルシクロペンタジエニル)ジルコニウム
ジクロリドビス(インデニル)ジルコニウムジクロリド
、ビス(インデニル)ジルコニウムジブロミド、ビス(
シクロペンタジエニル)ジルコニウムジメチル、ビス(
シクロペンタジエニル)ジルコニウムジフェニル、ビス
(シクロペンタジエニル)ジルコニウムジベンジル、ビ
ス(シクロペンタジエニル)ジルコニウムメトキシクロ
リド、ビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウムエト
キシクロリド、ビス(メチルシクロペンタジエニル)ジ
ルコニウムエトキシクロリド、ビス(シクロペンタジエ
ニル)ジルコニウムフェノキシクロリド、ビス(フルオ
レニル)ジルコニウムジクロリド。
【0043】また、Mがジルコニウムであり、シクロア
ルカジエニル骨格を有する配位子を少なくとも1個以上
含み、かつこのシクロアルカジエニル骨格を有する配位
子がエチレン、プロピレンなどのアルキレン基、イソプ
ロピリデン、ジフェニルメチレンなどの置換アルキレン
基、シリレン基、ジメチルシリレンなどの置換シリレン
基などを介して結合されている遷移金属化合物について
、具体的な化合物を例示する。エチレンビス(インデニ
ル)ジメチルジルコニウム、エチレンビス(インデニル
)ジエチルジルコニウム、エチレンビス(インデニル)
ジフェニルジルコニウム、エチレンビス(インデニル)
メチルジルコニウムモノクロリド、エチレンビス(イン
デニル)エチルジルコニウムモノクロリド、エチレンビ
ス(インデニル)メチルジルコニウムモノブロミド、エ
チレンビス(インデニル)ジルコニウムジクロリド、エ
チレンビス(インデニル)ジルコニウムジブロミド、エ
チレンビス(4,5,6,7−テトラヒドロ−1−イン
デニル)ジメチルジルコニウム、エチレンビス(4,5
,6,7−テトラヒドロ−1−インデニル)メチルジル
コニウムモノクロリド、エチレンビス(4,5,6,7
−テトラヒドロ−1−インデニル)ジルコニウムジクロ
リド、エチレンビス(4,5,6,7−テトラヒドロ−
1−インデニル)ジルコニウムジブロミド、エチレンビ
ス(4−メチル−1−インデニル)ジルコニウムジクロ
リド、エチレンビス(5−メチル−1−インデニル)ジ
ルコニウムジクロリド、エチレンビス(6−メチル−1
−インデニル)ジルコニウムジクロリド、エチレンビス
(7−メチル−1−インデニル)ジルコニウムジクロリ
ド、エチレンビス(5−メトキシ−1−インデニル)ジ
ルコニウムジクロリド、エチレンビス(2,3−ジメチ
ル−1−インデニル)ジルコニウムジクロリド、エチレ
ンビス(4,7−ジメチル−1−インデニル)ジルコニ
ウムジクロリド、エチレンビス(4,7−ジメトキシ−
1−インデニル)ジルコニウムジクロリド、イソプロピ
リデン(シクロペンタジエニル−フルオレニル)ジルコ
ニウムジクロリド、イソプロピリデン(シクロペンタジ
エニル−2,7−ジ−t−ブチルフルオニル)ジルコニ
ウムジクロリド、イソプロピリデン(シクロペンタジエ
ニル−メチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジク
ロリド、ジメチルシリレンビス(シクロペンタジエニル
)ジルコニウムジクロリド、ジメチルシリレンビス(メ
チルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、
ジメチルシリレンビス(ジメチルシクロペンタジエニル
)ジルコニウムジクロリド、ジメチルシリレンビス(ト
リメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリ
ド、ジメチルシリレンビス(インデニル)ジルコニウム
ジクロリド、また上記のようなジルコニウム化合物にお
いて、ジルコニウム金属を、チタン金属、ハフニウム金
属、クロム金属またはバナジウム金属に置換えた遷移金
属化合物を用いることもできる。
【0044】本発明で得られる有機アルミニウムオキシ
化合物は、上記のようなシクロアルカジエニル骨格を有
する配位子を含む遷移金属化合物とともにオレフィン重
合用触媒として用いることができる。
【0045】このようなオレフィン重合用触媒により重
合することができるオレフィンとしては、エチレン、お
よび炭素数が3〜20のα−オレフィン、たとえばプロ
ピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−
 ペンテン、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセン
、1−テトラデセン、1−ヘキサデセン、1−オクタデ
セン、1−エイコセン、シクロペンテン、シクロヘプテ
ン、ノルボルネン、5−メチル−2−ノルボルネン、テ
トラシクロドデセン、2−メチル−1,4,5,8−ジ
メタノ−1,2,3,4,4a,5,8,8a−オクタ
ヒドロナフタレンなどを挙げることができる。さらにス
チレン、ビニルシクロヘキサン、ジエンなどを挙げるこ
ともできる。
【0046】上記ような、有機アルミニウムオキシ化合
物とシクロアルカジエニル骨格を有する遷移金属化合物
とを組み合わせて得られるオレフィン重合用触媒は、優
れた重合活性を有している。
【0047】
【発明の効果】本発明に係る有機アルミニウムオキシ化
合物は遷移金属化合物などと組み合わせて用いると、オ
レフィン重合に優れた重合活性を示す触媒の一成分を構
成する。
【0048】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明するが、本
発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0049】なお、有機アルミニウムオキシ化合物の構
造の確認は赤外吸収(IR)スペクトルおよびプロトン
核磁気共鳴( 1H−NMR)スペクトルにより行い、
性能の評価はエチレン、プロピレンの重合により行った
【0050】また、重合によって得られたポリマーは次
の方法で確認した。極限粘度([η]で表す)は135
℃デカリン中で測定して求め、dl/gで表した。
【0051】立体規則性を表す指標であるmmトリアド
(mmと表す)は13C−NMRにより求め%で表した
【0052】
【実施例1】300mlのガラス製フラスコに還流冷却
管、滴下ロートおよびテクニカルスターラーを取り付け
、充分に窒素で置換した。窒素気流中、トリメチルアル
ミニウムのトルエン溶液(1mmol/ml)150m
lを装入した。ジメチルスズオキシド16.5g(10
0mmol)をトルエン150mlに懸濁させ、最初に
加えるべき有機スズ酸化物の半分にあたる8.25g(
50mmol)を室温にて滴下した。その後、反応液を
60℃に昇温させジメチルスズオキシドを4.2g(2
5mmol)、2.1g(12.5mmol)、1.0
(6.3mmol)、0.52g(3.2mmol)、
0.52g(3.2mmol)と間欠的に滴下した。添
加の間隔は、新たに添加した有機スズ酸化物が完全に溶
解するよりも充分長めに行った。最後に有機スズ酸化物
を添加した後、30分間反応させ冷却した。次いで、本
溶液を0.1mmHg、30℃で1時間溶媒および副生
成物を留去した。
【0053】留去により得られた残渣は、IRスペクト
ルによりν;700〜800cm−1に=Al−O−A
l=結合に基づく吸収が見られ、重ベンゼン中で測定し
た 1H−NMRスペクトルにおいて−0.1ppm(
テトラメチルシランを内部標準としたδ値)にAlに結
合したCH3 基のシグナルが観測されたことから、有
機アルミニウムオキシ化合物が生成していることを確認
した。
【0054】元素分析によって求められたアルミニウム
のすべてが有機アルミニウムオキシ化合物を形成してい
るとすると、有機アルミニウムオキシ化合物のトリメチ
ルアルミニウムからの収率は93%である。
【0055】
【重合例1】充分に窒素置換した内容積1000mlの
ガラス製重合器に精製トルエン500mlを装入し、プ
ロピレンガス(100リットル/hr)を流通させ、3
0℃でプロピレンガスを充分飽和させた。続いて、助触
媒成分として実施例1で得た有機アルミニウムオキシ化
合物のトルエン溶液(1mmol/1ml)を2.5m
l(アルミニウム原子に換算して2.5ミリグラム原子
)、触媒としてエチレンビス(インデニル)ジルコニウ
ムジクロリド(ジルコニウム原子に換算して5×10−
3ミリグラム原子)を装入し重合を開始した。30℃で
60分間重合を行った後、少量のイソプロパノールで重
合を停止させた。反応後少量の塩酸を添加した過剰のメ
タノールでポリマーを析出させ、濾別し、80℃で10
時間減圧乾燥した。乾燥後のポリマーの収量は32.8
0g(6560gポリマー/ミリグラム原子Zr・hr
)であり、トリメチルアルミニウム1mmol、1時間
当たりの収量は12.2gであった。得られたポリマー
は[η];0.54dl/g、mm;93.3%を示し
た。
【0056】
【比較例1】300mlのガラス製フラスコに還流冷却
管、滴下ロートおよびテクニカルスターラーを取り付け
、充分に窒素で置換した。窒素気流中、トリメチルアル
ミニウムのトルエン溶液(1mmol/ml)150m
lを装入した。ジメチルスズオキシド16.5g(10
0mmol/ml)をトルエン150mlに懸濁させ一
度に滴下した。反応液を60℃に昇温させ1時間攪拌し
、冷却した。反応液を0.1mmHg、30℃で1時間
溶媒および副生成物を除去し、残渣に有機アルミニウム
オキシ化合物が生成していることを実施例1と同様にし
て確認した。
【0057】
【重合例2】助触媒成分として比較例1で得た有機アル
ミニウムオキシ化合物を使用した以外は、実施例1と同
様の方法によりエチレンの重合を行った。
【0058】ポリマーの収量は21.30g(4260
gポリマー/ミリグラム原子Zr・hr)であり、トリ
メチルアルミニウム1mmol、1時間当たりの収量は
7.8gであった。得られたポリマーは[η];0.4
7dl/g、mm;93.3%を示した。
【0059】
【実施例2】200mlのガラス製フラスコに還流冷却
管、滴下ロートおよびテクニカルスターラーを取り付け
、充分に窒素で置換した。窒素気流中、トリメチルアル
ミニウムのトルエン溶液(1mmol/ml)25ml
を装入した。ジブチルスズオキシド4.14g(16.
7mmo)をトルエン25mlに懸濁させ、反応液を7
0℃に昇温させ、最初に加えるべき有機スズ酸化物の半
分にあたる2.07g(8.35mmol)を滴下した
。 その後、ジブチルスズオキシドを1.04g(4.18
mmol)、0.52g(2.09mmol)、0.2
6g(1.04mmol)、0.13g(0.52mm
ol)、0.13g(0.52mmol)と間欠的に滴
下した。添加の間隔は、新たに添加した有機スズ酸化物
が完全に溶解するよりも充分長めに行った、最後に有機
スズ酸化物を添加した後、30分間反応させ冷却した。   本溶液を0.1mmHg、30℃で1時間溶媒およ
び副生成物を留去した。留去により得られた残渣は、I
Rスペクトルによりν;700〜800cm−1に=A
l−O−Al=結合に基づく吸収が観測されたことから
、有機アルミニウムオキシ化合物が生成していることを
確認した。元素分析によって求められたアルミニウムの
すべてが有機アルミニウムオキシ化合物を形成している
とすると、有機アルミニウムオキシ化合物のトリメチル
アルミニウムからの収率は90%である。
【0060】
【重合例3】充分に窒素置換した内容積500mlのガ
ラス製重合器に精製トルエン400mlを装入し、エチ
レンガス(100リットル/hr)を流通させ、75℃
で10分間保持した。続いて、助触媒成分として実施例
2で得られたアルミニウムオキシ化合物のトルエン溶液
(1mmol/1ml)を2ml(アルミニウム原子に
換算して2ミリグラム原子)、触媒としてビス(シクロ
ペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド(ジルコニウ
ム原子に換算して8×10−4ミリグラム原子)を装入
し重合を開始した。75℃で5分間重合を行った後、少
量のイソプロパノールで重合を停止させた。ポリマーを
濾取した後、80℃で10時間減圧乾燥した。乾燥後の
ポリマーの収量は8.33g(125000gポリマー
/ミリグラム原子Zr・hr)であり、トリメチルアル
ミニウム1mmol、1時間当たりの収量は45.0g
であった。
【0061】
【比較例2】200mlのガラス製フラスコに還流冷却
管、滴下ロートおよびテクニカルスターラーを取り付け
、充分に窒素で置換した。窒素気流中、トリメチルアル
ミニウムのトルエン溶液(1mmol/ml)25ml
を装入した。ジブチルスズオキシド4.14g(16.
7mmol)をトルエン25mlに懸濁させ一度に滴下
した。反応液を70℃に昇温させ1時間攪拌し、冷却し
た。反応液を0.1mmHg、30℃で1時間溶媒およ
び副生成物を除去し、実施例1と同様にして、残渣に有
機アルミニウムオキシ化合物が生成していることを確認
した。
【0062】
【重合例4】助触媒成分として比較例2で得た有機アル
ミニウムオキシ化合物を使用した以外は、実施例2と同
様の方法によりエチレンの重合を行った。
【0063】ポリマーの収量は6.07g(91000
gポリマー/ミリグラム原子Zr・hr)であり、トリ
メチルアルミニウム1mmol、1時間当たりの収量は
32.4gであった。
【0064】
【実施例3】200mlのガラス製フラスコに還流冷却
管、滴下ロートおよびテクニカルスターラーを取り付け
、充分に窒素で置換した。窒素気流中、トリメチルアル
ミニウムのトルエン溶液(1mmol/ml)50ml
を装入した。ビストリブチルスズオキシド33.7g(
66.6mmo)をトルエン50mlに溶解させ、最初
に加えるべき有機スズ酸化物の半分にあたる33.3g
を室温にて滴下した。その後、反応液を70℃に昇温さ
せ、実施例1、2と同様にトリブチルスズオキシドを加
えるべき量の1/4、1/8、1/16、1/32、1
/32と間欠的に添加した。添加は30分間隔で行い、
最後に有機スズ酸化物を添加した後、30分間反応させ
冷却した。
【0065】本溶液の溶媒および副生成物を留去して、
IRスペクトルを測定することにより有機アルミニウム
オキシ化合物が生成していることを確認した。元素分析
値より、アルミニウムがすべて有機アルミニウムオキシ
化合物を形成しているとすると有機アルミニウムオキシ
化合物のトリメチルアルミニウムからの収率は89%で
ある。
【0066】以上の結果を表1、2に示す。
【0067】
【表1】
【0068】
【表2】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で得られた有機アルミニウムオキシ化合
物のIRスペクトルである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  有機アルミニウム化合物[I]と有機
    スズ酸化物[II]とを接触させて有機アルミニウムオ
    キシ化合物を製造するに際して、有機アルミニウム化合
    物に対して、有機スズ酸化物を漸減的に添加することを
    特徴とする有機アルミニウムオキシ化合物の製造方法。
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