JPH04304255A - 安定化されたハロゲン含有ポリマー組成物 - Google Patents

安定化されたハロゲン含有ポリマー組成物

Info

Publication number
JPH04304255A
JPH04304255A JP3358112A JP35811291A JPH04304255A JP H04304255 A JPH04304255 A JP H04304255A JP 3358112 A JP3358112 A JP 3358112A JP 35811291 A JP35811291 A JP 35811291A JP H04304255 A JPH04304255 A JP H04304255A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition
sodium
poly
tin
vinyl chloride
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3358112A
Other languages
English (en)
Inventor
Paul Ling Kong Hung
ポール・リン・コン・フン
William L Smith
ウィリアム・レナード・スミス
Daniel B Dess
ダニエル・ベンジャミン・デス
Sriram Seshadri
スリラム・セシャドリ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Arkema Inc
Original Assignee
Atochem North America Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Atochem North America Inc filed Critical Atochem North America Inc
Publication of JPH04304255A publication Critical patent/JPH04304255A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L27/00Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/04Oxygen-containing compounds
    • C08K5/09Carboxylic acids; Metal salts thereof; Anhydrides thereof
    • C08K5/098Metal salts of carboxylic acids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/56Organo-metallic compounds, i.e. organic compounds containing a metal-to-carbon bond
    • C08K5/57Organo-tin compounds
    • C08K5/58Organo-tin compounds containing sulfur

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、安定化されたハロゲ
ン含有ポリマー組成物、好ましくはポリ(ハロゲン化ビ
ニル)組成物に関する。より詳細には、この発明は、安
定剤と、少なくとも2個のカルボキシル基を持つカルボ
ン酸又は少なくとも1個のカルボキシル基を持つ芳香族
カルボン酸の少なくとも1種の金属塩、特にアジピン酸
二ナトリウム(DSA)、とを含むポリ(塩化ビニル)
組成物(PVC組成物)に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】多くの
ハロゲン含有ポリマー及びコポリマーは熱可塑性であり
、従って成形、圧延、及び押出のような成形加工操作の
際に軟化させるために加熱を必要とする。これらのポリ
マーを加工する際の熱は通常160℃〜250℃の範囲
、より代表的には180℃〜225℃の範囲であり、ポ
リマーが劣化及び分解する傾向のために、程度及び期間
の点で制限される。ポリマーの分解は、得られる樹脂の
物理的性質の劣化をもたらす。さらに、ひどい樹脂の暗
色化が起こり、このことは、樹脂を明るい色の製品又は
透明な製品に使用することを妨げる。この劣化及び分解
は、多くの用途におけるポリ(塩化ビニル)樹脂の使用
に対する大きな障害であり、この障害を克服するために
、いくつかの製品がハロゲン含有ビニルポリマー用の安
定剤として提唱されている。一般的に、この安定剤は、
金属石鹸、有機薬品及び有機金属化合物の3つの主な類
に分類される。
【0003】ハロゲン化ビニルポリマー組成物は代表的
には1種以上の金属含有熱安定剤を含有する。金属含有
安定剤には、金属がリチウム、ナトリウム、カリウム、
マグネシウム、カルシウム、亜鉛、ストロンチウム、カ
ドミウム、バリウム、マンガン、鉄、コバルト、チタン
、アルミニウム、錫、鉛、ビスマス若しくはアンチモン
である化合物又は2種以上のかかる金属含有化合物の混
合物が包含される。PVC安定剤として多くのこれらの
金属含有化合物を使用することは、英国特許第1001
344号明細書、及びソサエティ・オブ・プラスティッ
クス・エンジニアズ社(Society of Pla
stics Engineers, Inc. )発行
の『Technical Papers』、第28巻(
1982年)、第534〜537頁のロバート・ジー・
ウェイラー(Robert G. Weiler)によ
る論文「Uncommon Metals as He
at Stabilizers forFlexibl
e Vinyl」に記載されている。
【0004】有機錫化合物、特に硫黄に結合した錫を含
有するもの、例えばメルカプト基を含有するものは、ポ
リ(塩化ビニル)ポリマーのようなハロゲン含有ポリマ
ー用の極めて有効なタイプの安定剤であることが見出さ
れている。継続している目標は、比較的高価な有機錫系
安定剤を用いた匹敵する組成物と同等又はそれより良好
な熱安定性を有する組成物を開発することである。所定
の樹脂配合物中に存在させる錫の少なくとも一部をそれ
より安価な物質に置き換えることが望ましい。また、安
価な相乗性添加剤化合物を添加することによって、有効
性の劣る有機錫化合物の安定化特性を高めることも望ま
しい。安定性が改善された組成物は、より長い高温加工
時間の獲得をもたらすことができ、より高温において樹
脂配合物を加工することを可能にする。
【0005】安定剤系は加工の際に樹脂及び安定剤組成
物が加熱される期間中にポリ(塩化ビニル)を含むポリ
マー又は樹脂の劣化を充分には防止しないことがあると
いうことが、安定剤系の特色であった。この期間(これ
は5〜30分又はそれより長くてもよい)中に、例えば
顔料、可塑剤、安定剤、滑剤等を含む種々の成分を樹脂
と混合することができ、この混合物は、実質的に均質な
混合物を形成させるために熱及び圧力の作用に付すこと
ができる。これらの加工条件(180℃以上の温度)下
において、樹脂が劣化し、それによって、樹脂混合物を
加熱することのできる期間が短くなる。
【0006】射出成形加工においては、加熱された樹脂
組成物が金型中に射出される。一般的に、温度が上昇す
るにつれて樹脂組成物の粘度は低下する。樹脂組成物の
温度を高めることによって、射出成形加工のサイクル時
間を減ずることができる。射出成形及び他の加工の加工
温度を高めることができるということは有用であろう。
【0007】ハロゲン化ビニルポリマー用の既知の金属
含有熱安定剤には、元素周期律表IIA及びIIB族の
元素の化合物並びに錫、鉛、ビスマス及びアンチモンの
化合物が包含される。また、塩化ビニルポリマー用の慣
用の既知の熱安定剤は、エル・アイ・ナス(L. I.
 Nass)編集{エム・デッカー(M. Dekke
r )、米国ニューヨーク、1976年}の『The 
Encyclopedia of PVC 』の第9章
にも議論されている。
【0008】
【課題を解決するための手段】発明の概要本発明は、安
定化されたハロゲン含有ポリマー、好ましくはポリ(ハ
ロゲン化ビニル)、より好ましくはポリ(塩化ビニル)
組成物に関する。この組成物は、60容量%より多くハ
ロゲン含有ポリマーを有するポリマー材料を含む。この
ポリマー材料は、硬質ポリマー材料又は非塩素化可塑剤
で可塑化された軟質ポリマー材料であることができる。 硬質とは、ポリマーが実質的に可塑剤を含有しないとい
うことを意味する。軟質とは、ポリマーが可塑剤を含有
するということを意味する。この組成物は、ハロゲン含
有ポリマー、好ましくはポリ(ハロゲン化ビニル)、よ
り好ましくはポリ(塩化ビニル)ホモポリマーを含む。
【0009】この組成物は、金属を基とする安定剤、好
ましくは有機金属化合物、金属−有機化合物、炭酸鉛、
硫酸鉛、酸化鉛、亜燐酸鉛及び珪酸鉛より成る群から選
択される安定剤を含み、ここで、有機金属化合物及び金
属−有機化合物の金属陽イオンは元素周期律表Ia、I
b、III a、IVa、IVb、Va、VII b、
及びVIII族の金属より成る群から選択される金属を
基とする。
【0010】少なくとも2個のカルボキシル基を有する
カルボン酸、少なくとも1個のカルボキシル基と少なく
とも1個のヒドロキシル基とを有するカルボン酸、少な
くとも1個のカルボキシル基と少なくとも1個のメルカ
プタンとを有するカルボン酸及び少なくとも1個のカル
ボキシル基を有する芳香族カルボン酸から選択される少
なくとも1種のカルボン酸又はその誘導体の少なくとも
1種のIa族金属カルボン酸塩(ここで、金属カルボン
酸塩の金属陽イオンは元素周期律表Ia、Ib、III
 a、IVb、Va、VII b及びVIII族の金属
より成る群から選択される金属を基とする)を、ハロゲ
ン含有ポリマーを基として0.01〜10%、好ましく
は0.01〜5%、より好ましくは0.1〜2.0%の
量で存在させる。Ia族金属カルボン酸塩が好ましく、
アジピン酸二ナトリウムが特に好ましい。本発明の目的
のためには、このカルボン酸塩が安定剤以外の追加の物
質である。この組成物は前記したような金属カルボン酸
塩及び安定剤の両方を必要とする。
【0011】本発明において有用な金属塩は、好ましく
は、アジピン酸及びマレイン酸並びにそれらのエステル
の一ナトリウム並びに二ナトリウム塩より成る群から選
択される。好ましいナトリウム塩は、アジピン酸二ナト
リウム並びにアジピン酸及びマレイン酸のモノエステル
の一ナトリウム塩より成る群から選択される。このエス
テルは好ましくは、酸とアルコール(このアルコールは
1〜22個の炭素原子、好ましくは3〜18個の炭素原
子を有する)とのアルキルエステルである。特に好まし
い塩はアジピン酸二ナトリウム、マレイン酸ヘキシルナ
トリウム、マレイン酸オクチルナトリウム、マレイン酸
デシルナトリウム及びマレイン酸ドデシルナトリウムで
あり、アジピン酸二ナトリウムが特に好ましい。
【0012】金属塩の量は好ましくは、ナトリウム塩を
用いずに同量の安定剤を用いた組成物と比較して少なく
とも1分長い『安定時間』(後に定義する)を得るのに
充分なものである。好ましくは、有用な組成物は少なく
とも6分、より好ましくは少なくとも8分の安定時間を
有する。また、本発明は、前記のナトリウム塩を用いる
ことによって錫を基とする安定剤をより少ない量で用い
て同等の安定性を達成することのできる組成物と見るこ
とができる。安定化及び色の維持が同等又は良好であり
ながら、金属、好ましくは錫を基とする安定剤の量を元
素としての錫を基として50%まで減じることができる
ということが見出された。
【0013】本発明の組成物においては錫を基とする安
定剤が好ましく、この錫を基とする安定剤には有機錫系
安定剤が包含され、好ましい安定剤はメルカプチド及び
メルカプトエステルを基とする安定剤である。特に好ま
しい錫を基とする安定剤には、ジアルキル錫ジメルカプ
チド、メルカプトエステル、メルカプトアルカノール、
アルキル錫カルボキシレート及び脂肪酸のジアルキル錫
塩並びに硫黄橋含有錫化合物より成る群から選択される
少なくとも1種の安定剤が包含される。モノ及びジアル
キル錫メルカプチド及び(又は)メルカプトエステル並
びに硫黄橋含有錫化合物の混合物が特に好ましい。
【0014】代表的には、組成物は、ポリマーの重量を
基として0.01〜5.0、好ましくは0.01〜3.
0、より好ましくは0.1〜2.0、特に好ましくは0
.5〜1.5重量%(又は樹脂100部当たりの部数、
即ちphr)の錫を基とする安定剤を含有する。安定剤
中の元素としての錫が錫を基とする安定剤中の機能的に
作用する物質であると考えると、かかる安定剤は錫系安
定剤中の元素としての錫の重量に基づくこともできる。 かくして、代表的な組成物は、ハロゲン含有ポリマーを
基として100部当たりに0.005〜1.0、好まし
くは0.005〜0.5部の錫を含有する。より好まし
くは、錫の量は、樹脂100部当たりに0.05〜0.
5部の範囲である。
【0015】錫を基とする安定剤の使用は周知であるが
、この安定剤は単純な金属系安定剤と比較して高価であ
る。本発明に従えば、本発明の組成物にナトリウム塩を
添加することによって、安定化特性を維持又は改善しな
がら錫の必要量を減らすことができる。
【0016】優れた溶融安定性を示す好ましいハロゲン
含有ポリマーはポリ(塩化ビニル)及び塩素化ポリ(塩
化ビニル)であり、硬質ポリ(塩化ビニル)ホモポリマ
ーが特に好ましい。ハロゲン含有ポリマーには、酢酸ビ
ニル、塩化ビニリデン、スチレン、フマル酸ジアルキル
、マレイン酸ジアルキル又は他のモノオレフィン酸アル
キルエステルとのコポリマー並びに他の熱可塑性樹脂と
のブレンド及びアロイが包含され得る。ハロゲン含有ポ
リマーには好ましくはポリビニルハロゲンポリマー、よ
り好ましくはポリ(塩化ビニル)が包含されるが、臭化
物又は弗化物のような他のものを用いることもできる。 また、ハロゲン化ポリオレフィンも包含される。
【0017】好ましい具体例の説明 本発明は、ハロゲン含有ポリマー、金属を基とする安定
剤及びカルボン酸塩、好ましくはアジピン酸又はマレイ
ン酸のナトリウム塩、特に好ましくはアジピン酸二ナト
リウムを含む組成物に関する。
【0018】一般的に、ハロゲン含有ポリマーはハロゲ
ン化ビニルポリマー組成物であり、これには、ハロゲン
化ビニルモノマーのホモポリマー、ハロゲン化ビニルモ
ノマーと他のモノマーとのコポリマー並びにハロゲン化
ビニルポリマーと他のポリマーとのブロックコポリマー
、グラフトコポリマー、アロイ、ブレンド及び混合物が
包含される。
【0019】好ましいハロゲン含有ポリマーには、ポリ
(ハロゲン化ビニル)、好ましくはポリ(塩化ビニル)
並びにポリ(ハロゲン化ビニル)と酢酸ビニル、塩化ビ
ニリデン、スチレン、フマル酸ジアルキル、マレイン酸
ジアルキル又は他のモノオレフィン酸アルキルエステル
とのコポリマー並びにハロゲン化ビニルポリマーと他の
熱可塑性樹脂とのブレンド及びアロイが包含される。用
いられるポリ(ハロゲン化ビニル)ポリマーは通常、そ
して好ましくは塩化物であるが、臭化物又は弗化物のよ
うな他のものを用いることもできる。好ましいポリマー
はポリ(塩化ビニル)の硬質ホモポリマーである。
【0020】本発明の組成物において有用なポリマーに
は、塩化ビニルと下記のような共重合性エチレン系不飽
和モノマーとのコポリマーが包含される。共重合性エチ
レン系不飽和モノマーの例:塩化ビニリデン、酢酸ビニ
ル、酪酸ビニル、安息香酸ビニル、フマル酸ジエチル、
マレイン酸ジエチル、他のフマル酸アルキル及びマレイ
ン酸アルキル、プロピオン酸ビニル、アクリル酸メチル
、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ブチル、
アクリル酸エチル及び他のアクリル酸アルキル、メタク
リル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチ
ル、メタクリル酸ヒドロキシエチル及び他のメタクリル
酸アルキル、α−クロルアクリル酸メチル、スチレン、
ビニルエーテル(例えばビニルエチルエーテル、ビニル
クロルエチルエーテル、ビニルフェニルエーテル)、ビ
ニルケトン(例えばビニルメチルケトン、ビニルフェニ
ルケトン)、トリクロルエチレン、1−フルオル−1−
クロルエチレン、アクリロニトリル、クロルアクリロニ
トリル、二酢酸アリリデン、二酢酸クロルアリリデン、
エチレン並びにプロピレン。
【0021】ポリマーブレンドには、次のブレンドが包
含される:ポリ(塩化ビニル)とポリエチレンとのブレ
ンド、ポリ(塩化ビニル)とポリ(メタクリル酸メチル
)とのブレンド、ポリ(塩化ビニル)とポリ(メタクリ
ル酸ブチル)とのブレンド、ポリ(塩化ビニル)とポリ
スチレンとのブレンド、ポリ(塩化ビニル)とアクリロ
ニトリル−ブタジエン−スチレンコポリマーとのブレン
ド及びポリ(塩化ビニル)とポリ(メタクリル酸メチル
)とのブレンド。
【0022】本発明の実施において有用なポリマーブレ
ンドは、少なくとも2種の異なるポリマー種の物理的ブ
レンドから成る。組成物は、ハロゲン含有ポリマーのマ
トリックス又は連続相を含む。好ましくは、組成物中の
ポリマー材料は、60容量%以上、より好ましくは75
容量%以上、さらにより好ましくは90容量%以上のハ
ロゲン含有ポリマーを含む。もちろん、本発明の組成物
はポリマー材料が100%ハロゲン含有ポリマーである
具体例を包含する。
【0023】本発明の利益は好ましくは硬質及び軟質の
両方のハロゲン含有ポリマーに適用され得る。本発明に
おいて『硬質』ポリマーとは、実質的に可塑剤を含有し
ないポリマーと見なされる。用語『硬質』の認められた
定義については、ビルマイヤー(Billmeyer 
)の『Textbook of Polymer Sc
ience 』、第2版、第420頁を参照されたい。 ハロゲン化ビニルポリマーは、押出、射出成形、吹込成
形及び圧延用に配合することができ、繊維、ワイヤ及び
ケーブル、サイジング、窓用形材、管、エルボ及び他の
管継手、フィルム、シート及び瓶のような完成品の形に
することができる。ハロゲン化ビニルポリマーは、染料
、顔料、防炎加工剤、内部滑剤、表面滑剤、耐衝撃性改
良剤、及び加工助剤のような他の成分並びに加熱、老化
、光への暴露又は屋外暴露によって起こる変色又は劣化
を防止、低減又はマスクするための他の添加剤と混合す
ることができる。
【0024】この組成物にはまた、軟質ハロゲン含有ポ
リマーを用いることもできる。本発明において『軟質』
とは、ビルマイヤー・ジュニアの前記の文献の第421
頁と矛盾のない可塑化されたものと見なされる。本発明
の組成物は、ビルマイヤーの文献の第421頁並びに『
Modern Plastic Encycloped
ia 』{1979年、マグロウ・ヒル(McGraw
 Hill )社}、第106、212及び685〜6
95頁に言及されたものを含む1種以上の非塩素化可塑
剤を含み、これらはハロゲン化ポリマーについて有用で
ある。有用な可塑剤にはフタル酸エステル、並びにアジ
ペート、アゼレート、ホスフェート、及びエポキシ化油
が包含されるが、これらに限定されない。通常用いられ
る可塑剤は、フタル酸ジ−(2−エチルヘキシル)(D
OP)である。他の有用な可塑剤には、燐酸トリクレジ
ル、フタル酸ジブチル、セバシン酸ジブチル、燐酸トリ
ブチル、エポキシ化エステル、フタル酸ジオクチル、燐
酸トリオクチル、セバシン酸ジオクチル及びアジピン酸
ジオクチルが包含され、ポリ(プロピレングリコール)
エステルのような種々の低分子量ポリマーがビニル用の
可塑剤として現在広く用いられている。可塑剤含有量は
材料の最終用途によって広く変化するが、代表的には1
0〜60重量%、好ましくは約40重量%である。
【0025】この組成物は、1種以上の金属含有熱安定
剤を含有することができる。金属含有安定剤には、金属
がリチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カ
ルシウム、亜鉛、ストロンチウム、カドミウム、バリウ
ム、マンガン、鉄、コバルト、チタン、アルミニウム、
錫、鉛、ビスマス若しくはアンチモンである化合物又は
2種以上のかかる金属含有化合物の混合物が包含される
。多くのこれら金属含有化合物をPVC安定剤として使
用することは英国特許第1001344号明細書及びソ
サエティ・オブ・プラスティックス・エンジニアズ社発
行の『Technical Papers』、第28巻
(1982年)、第534〜537頁のロバート・ジー
・ウェイラーによる論文「Uncommon Meta
ls as Heat Stabilizers fo
r Flexible Vinyl」に記載されている
【0026】本発明は、有機金属化合物、金属−有機化
合物(ここで、これら有機化合物の金属は元素周期律表
Ia、Ib、III a、IVa、IVb、Va、VI
I b、及びVIII族の金属より成る群から選択され
る)、鉛化合物及びセリウム化合物より成る群から選択
される安定剤を包含する。もっとも好ましい安定剤は錫
を基とする安定剤であり、有機錫化合物が特に好ましい
。本発明において、有機金属化合物とは、炭素原子に結
合した金属原子を少なくとも1個含有する化合物である
。金属−有機化合物とは、硫黄、酸素又は他の連結用原
子のような連結用原子を介して炭素に間接的に結合した
金属原子を少なくとも1個含有する化合物を意味する。
【0027】錫以外の有用な金属−有機化合物、石鹸、
及び無機塩には、アンチモントリス(イソオクチルメル
カプトエート)、ステアリン酸鉛、二塩基性フタル酸鉛
、炭酸鉛、硫酸鉛、酸化鉛、亜燐酸鉛及び珪酸鉛が包含
されるが、これらに限定されない。有用なチタン系安定
剤は米国特許第2777826号に示されている。
【0028】前記の金属−有機化合物の金属成分には、
リチウム、ナトリウム、カリウム、マンガン、コバルト
、チタン、アルミニウム、錫、鉛、アンチモン及びそれ
らの混合物が包含され得る。有用な金属−有機化合物に
は、アンチモン、ストロンチウム、チタン、鉛、ビスマ
ス及びそれらの混合物のモノカルボン酸塩、フェノラー
ト、メルカプチド及びメルカプトエステルが包含される
。特に有用な安定剤は、アンチモンのトリメルカプチド
である。
【0029】有機錫化合物は、特によく知られ且つ広く
用いられている類のハロゲン化ビニルポリマー用金属含
有熱安定剤である。有用な類の有機錫化合物の中には、
それぞれが少なくとも1個の錫−炭素直接結合を持つ1
個以上の4価の錫原子を含有するものが包含される。か
かる化合物は米国特許及び他の文献に記載されている。 用いられる安定剤は、好ましくは、普通の温度、即ち1
80℃において実質的に不揮発性であり且つ選択したビ
ニル樹脂中に分散可能である(即ち、この産業界におい
て用いられる配合操作において樹脂と配合することがで
きる程度に相溶性である)ものとする。
【0030】有用な類の錫含有熱安定剤は、それぞれが
少なくとも1個の錫−硫黄又は錫−酸素直接結合を持つ
1個以上の4価の錫原子を含有する化合物、即ち次式:
【化1】 の基を含有する化合物である。このような錫−硫黄結合
を持つ化合物の例は米国特許第3764571号に記載
され、錫−硫黄結合を持つ化合物の例は米国特許第31
67527号に記載されている。
【0031】有機錫化合物には、少なくとも1個の錫−
炭素直接結合を持つ1個以上の4価の錫原子を含有し且
つ、錫原子の残りの原子価がメルカプタン、メルカプト
酸、メルカプトアルコール、メルカプト酸エステル若し
くはメルカプトアルコールエステルの硫黄原子から水素
原子を取り除くことによって得られる残基又はカルボン
酸、アルコール若しくはハロゲン酸の酸素原子から水素
原子を取り除くことによって得られる残基としての酸素
又は硫黄に対する結合によって満たされて、但し、少な
くとも1個の原子価部位は硫黄若しくは酸素又はそれら
の混合物であるものとするものが包含される。有機錫化
合物には、メチル錫メルカプチド、ブチル錫メルカプチ
ド、オクチル錫メルカプチド、エステル錫メルカプチド
、並びにオルガノ錫ハライドとアルカリ金属硫化物、ア
ルカリ金属メルカプチド、メルカプト酸エステル、メル
カプトアルコール若しくはメルカプトアルコールエステ
ル又はそれらの混合物との反応生成物が包含される。 他の錫化合物には、オルガノ錫メルカプチド、ハロゲン
含有硫黄橋又は酸素橋含有オルガノ錫メルカプチド、ア
ルキル錫カルボキシレート及びアルキル錫アルコキシド
が包含される。この有機錫化合物には、オルガノ錫クロ
リド/オルガノ錫メルカプチド組合せ物又はアルキルク
ロロ錫カルボキシレートが包含される。
【0032】錫化合物は、単独又は組合せて、米国特許
第3674737号に記載されたようにその場で反応さ
せる混合物の形で、米国特許第4255320号に記載
されたような混合物の形で、並びに米国特許第4576
984号に記載されたようなブレンドとして用いること
ができる。さらに、前記のような錫化合物、混合物、ブ
レンド等は、米国特許第3715333号に開示された
ようにオルガノ錫ハライドと組合せて用いることもでき
る。
【0033】本発明において有用な錫を基とする安定剤
は、ハロゲン化ビニルポリマーを加工温度に加熱した時
に放出されるハロゲン化水素の生成を防止し又はこれと
反応して中和する能力を持つことが知られている。重合
鎖からのハロゲン化水素の漸進的な離脱{アンジッピン
グ(Unzipping )}はポリ塩鎖を与え、これ
は少なくとも部分的に、ポリマーを加熱する際に起こる
粘度及び色の変化の原因となると信じられる。
【0034】好ましい錫化合物は、それぞれが錫−硫黄
又は錫−酸素直接結合を少なくとも1個持つ1個以上の
4価の錫原子を含有するものであり、これには、有機錫
の酸化物、スルフィド、アルコキシド、カルボキシレー
ト、メルカプチド、並びにメルカプトアルコールの誘導
体、メルカプト酸及びメルカプトアルコールエステルの
誘導体が包含される。これらは、以下の式によって表わ
すことができる: (R4 SnZ1.5)x (R4)2 SnZ (R4)a Sn(OOCR5)4−a(R4)a S
n(SR6)4−a [(R4)c Sn(R6)3−c]2(Z’b)a[
(R4)a Sn]2(OOCR5 COO)4−a[
(R4)a Sn]2(ZR9 Z)4−a[(R4)
a Sn]2(ZR9 COO)4−a{ここで、aは
1又は2であり、xは3〜20の整数であり、Zは酸素
又は硫黄であり、Z’ は酸素又は硫黄であり、bはZ
’ が硫黄である場合には1〜4の整数であり、Z’ 
が酸素である場合には1であり、cは1又は2であり、
R4 、R5 及びR6 はそれぞれ置換又は非置換ヒ
ドロカルビルであり、R6 はさらに、−R7−COO
R8 若しくは−R9−OOCR8 (ここで、R7 
はC1 〜C20アルキレンである)であることもでき
、R6 はまた、Hであることもでき、R8 はヒドロ
カルビルであり、そしてR9 はC2 〜C20アルキ
レンである}。
【0035】好ましい錫含有化合物には、モノオルガノ
錫トリハライド、ジオルガノ錫ジハライド又はそれらの
混合物とアルカリ金属硫化物及び1種以上のモノカルボ
ン酸、ポリカルボン酸及びより好ましくはメルカプタン
、メルカプト酸、メルカプトアルコール、メルカプト酸
エステル又はメルカプトアルコールエステルとの反応生
成物が包含される。
【0036】より好ましい錫系安定剤は橋含有メルカプ
チド化合物である。好ましい硫黄橋含有化合物は通常次
式:
【化2】 {式中、A及びA1 は1〜12個の炭素原子を有する
アルキル、好ましくはメチル、ブチル及びオクチルであ
り、A2 、A3 、A4 及びA5 は式−(CH2
)n −(ここで、nは1〜18であり、好ましくは1
又は2である)を有する低級アルキレンであり、B及び
B1 はS及びOから選択され、D、D1 、D2 及
びD3 はそれぞれ・OH、 ・−O−C(=O)−(C8 〜C20アルキル)、・
(C6 〜C18)アルキル、 ・−C(=O)−O−(C6 〜C20アルキル)又は ・−O−C(=O)−Cm H2m−C(=O)−O−
(ここで、mは1〜8の数である)から選択される}で
表わされる。これらの化合物は上記の構造によって記載
されるが、これらはしばしば、2種以上の化合物、代表
的にはオルガノ錫スルフィド及びオルガノ錫メルカプト
化合物の平衡混合物状で存在する。
【0037】錫系安定剤化合物の好ましい群は、スルフ
ィド含有錫メルカプチドタイプの安定剤である。これら
の化合物は、次の形を含有する。
【化3】 この第1の範疇に入る安定剤の例には、アルキル化錫(
これらのアルキル基はC1 〜C18である)(独立的
に及び組合せとして)、メルカプトエステル錫(独立的
に及び組合せとして)並びに非アルキル化錫のようなス
ルフィド含有メルカプチドが包含される。
【0038】有用な錫メルカプチドタイプの安定剤には
、次のものが包含される: ・モノブチル錫(イソオクチルメルカプトアセテート)
スルフィド、・モノブチル錫(ドデシルメルカプチド)
スルフィド、・モノブチル錫(メルカプトエチルオレエ
ート)スルフィド、・モノブチル錫トリメルカプトエチ
ルオレエート、・モノブチル錫(ヒドロキシエチルメル
カプチド)スルフィド、・モノブチル錫(メルカプトエ
チルオレエートスルフィド、・ジオクチル錫ビス(イソ
オクチルメルカプトアセテート)及び ・Rx Sn[S(CH2)y OC(O)−R’]4
−x (ここで、xは1又は2であり、yは1〜18で
あり、RはC1 〜C12アルキル基であり、R’ は
C1 〜C18アルキル基である)。また、錫テトライ
ソオクチルメルカプトアセテートのような錫テトラメル
カプチドも有用である。
【0039】錫系安定剤の他の有用な群は、錫が硫黄に
結合した非硫黄系安定剤化合物である。これらの化合物
は、次の形を含有する。
【化4】 この群の有用な錫化合物には、ジブチル錫マレエート、
ジブチル錫ジ(ステアリルマレエート)、及びジブチル
錫ジラウレートが包含される。単独又は組合せた形で優
れた安定剤物質として用いられる非硫黄系錫化合物は、
オルガノ錫ジカルボキシレート又はオルガノ錫アルコキ
シドである。
【0040】本発明の錫系安定剤化合物は、上記の化合
物の組合せ物を包含する。この組合せ物は、個々の安定
剤を一緒に混合することによって、又は実際にその場で
の化学合成において2種以上の上記の安定剤化合物を一
緒に形成させることによって作ることができる。有用な
錫化合物の特定的な例は特開昭62−236846号公
報に列挙されている。
【0041】代表的には、組成物は、ポリマーの重量を
基として0.01〜5.0、好ましくは0.01〜3.
0、より好ましくは0.1〜2.0、特に好ましくは0
.5〜1.5重量%(又は樹脂100部当たりの部数、
即ちphr)の金属、好ましくは錫を基とする安定剤を
含有する。安定剤中の元素としての錫が錫を基とする安
定剤中の機能的に作用する物質であると考えると、かか
る安定剤はまた、錫系安定剤中の元素としての錫の重量
に基づくこともできる。かくして、代表的な組成物は、
ハロゲン含有ポリマーを基として100部当たりに0.
005〜1.0、好ましくは0.005〜0.5部の錫
を含有する。より好ましくは、錫の量は、樹脂100部
当たりに0.05〜0.5部の範囲である。
【0042】錫系安定剤化合物は加工操作の際にポリマ
ーが分解するのを防止する機能を果たす。この安定剤は
、樹脂自体が任意のタイプの変色又は劣化を起こすこと
なくポリマー自体を成形、圧延又は押出成形されること
を可能にする。
【0043】上記の有機錫系安定剤組成物を用いること
の主たる欠点は、それに関連する経費である。実際の金
属、即ち錫系安定剤の量の減少は、かかる安定剤化合物
又は組成物を使用することによって使用者が大幅に経費
節減することができるという点で極めて有益である。さ
らに、標準量の錫系安定剤の長期間安定性もまた極めて
有益である。
【0044】ハロゲン含有ポリマーを基として0.01
〜10%、好ましくは0.1〜3%、より好ましくは0
.2〜2.5%の量で少なくとも1種のIa族金属カル
ボン酸塩を存在させる。本発明において有用な金属カル
ボン酸塩は、少なくとも2個のカルボキシル基を有する
カルボン酸、少なくとも1個のカルボキシル基と少なく
とも1個のヒドロキシル基とを有するカルボン酸及び少
なくとも1個のカルボキシル基と少なくとも1個のメル
カプタンとを有するカルボン酸並びに少なくとも1個の
カルボキシル基を有する芳香族カルボン酸から選択され
る少なくとも1種のカルボン酸又はその誘導体を含有す
る。金属カルボン酸塩の金属陽イオンはIa、Ib、I
II a、IVa、IVb、Va、VII b及びVI
II族の金属より成る群から選択される金属を基とし、
Ia族金属塩が好ましい。有用な塩には、遷移金属が包
含される。これらの塩は、2〜54個の炭素原子を有す
るジ−又はポリカルボン酸化合物の塩であることができ
る。特に好ましい塩はアジピン酸二ナトリウムである。
【0045】有用な金属塩には、ジカルボン酸の一金属
塩及び二金属塩、ジカルボン酸モノエステルの一金属塩
、少なくとも1個のカルボキシル基を有する芳香族カル
ボン酸の金属塩並びに少なくとも1個のカルボキシル基
と少なくとも1個のヒドロキシル基又はメルカプタン基
とを有する化合物の金属塩が包含される。また、上記の
群の中のポリマー状カルボン酸塩も有用である。特に好
ましいポリマー状カルボン酸塩は、ポリアクリル酸の塩
及びポリメタクリル酸の塩を含むポリアクリレート塩並
びにポリアクリレート、ポリメタクリレート及びポリ(
エチルヘキシルアクリレート)を含む部分的に鹸化され
たポリアクリレートタイプのポリマーのような部分的に
鹸化されたエステル並びにかかるポリマーのコポリマー
である。
【0046】 有用な塩にはまた、式(CH2)n(COOMe)2(
ここで、Meは金属であり、nは2〜24であることが
でき、好ましくは2〜18である)を有する化合物が包
含される。他の好ましい塩には、マレイン酸ブチルナト
リウム、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム塩、ブタ
ンテトラカルボン酸四ナトリウム、ポリ(ブタジエンマ
レイン酸ナトリウム塩)、マレイン酸イソオクチルナト
リウム、琥珀酸イソオクチルナトリウム、マレイン酸ヘ
キシルナトリウム、マレイン酸デシルナトリウム、マレ
イン酸ドデシルナトリウム、アジピン酸二ナトリウム、
ポリカルボン酸塩、ポリアクリレート、ポリアクリル酸
(PAA)、ポリメタクリル酸(PMA)及びポリ(2
−エチルヘキシルアクリレート)(POA)のナトリウ
ム塩(ここで、カルボキシル基の少なくとも25モル%
、好ましくは少なくとも33モル%、より好ましくは少
なくとも50モル%は中和されているものとする)、桂
皮酸ナトリウム、(CH2)n(COONa)2(ここ
で、nは2〜24、好ましくは2〜10である)のナト
リウム塩、NaO(O)C−CH2CH(CH2CH=
CH−C9H19)CO2Na、[NaO(O)C−C
H=CH−C(O)O−CH2CH2]2−O 、Na
O(O)C−CH2−CH[C(O)ONa]−CH[
C(O)ONa]−CH2−CO2Na 、ブタン−1
,2,3,4−テトラカルボン酸四ナトリウム塩、マレ
イン酸二ナトリウム二水和物、フタル酸二ナトリウム、
1,2,4−ベンゼントリカルボン酸ナトリウム塩、1
,2,4,5−ベンゼンテトラカルボン酸ナトリウム塩
、琥珀酸二ナトリウム、テレフタル酸二ナトリウム、蓚
酸二ナトリウム、安息香酸ナトリウム、チオグリコール
酸ナトリウム(HS−CH2−C(O)ONa)、t−
ブチル安息香酸ナトリウム(t−C4H9−C6H4−
C(O)ONa )、3−メチル安息香酸ナトリウム(
3−CH3−C6H4−C(O)ONa)、グルタル酸
二ナトリウム(NaO(O)C−(CH2)3−C(O
)ONa)、グリコール酸ナトリウム(NaO(O)C
−CH2−OH)、グルタル酸二カリウム(KO(O)
C−(CH2)3−C(O)OK)、フタル酸二カリウ
ム(KO(O)C−(C6H4)−C(O)OK)、ヘ
キサン酸ナトリウム、オクタン酸ナトリウム、デカン酸
ナトリウム、セバシン酸二ナトリウム(NaO(O)C
−(CH2)8−C(O)ONa)、デヒドロ酢酸ナト
リウム塩、アジピン酸二カリウム、アジピン酸カリウム
、琥珀酸二ナトリウム、フタル酸二カリウム、ポリアク
リル酸100%ナトリウム塩が包含される。
【0047】好ましいナトリウム塩は、アジピン酸及び
マレイン酸並びにそれらのエステルの一ナトリウム並び
に二ナトリウム塩より成る群から選択される。特に好ま
しいアジピン酸を基とする塩はアジピン酸二ナトリウム
である。好ましいマレイン酸塩はマレイン酸モノエステ
ルの一ナトリウム塩である。エステルは好ましくは酸と
1〜22、好ましくは3〜18個の炭素原子を有するア
ルコールとのアルキルエステルである。特に好ましいエ
ステル塩はマレイン酸ヘキシルナトリウム、マレイン酸
オクチルナトリウム、マレイン酸デシルナトリウム及び
マレイン酸ドデシルナトリウムである。
【0048】本発明の特に好ましい組成物はポリ(塩化
ビニル)又は塩素化ポリ(塩化ビニル)を含む。好まし
い有機錫化合物は、ポリマーの重量を基として約0.1
〜0.8%(元素としての錫を基とする)の量のアルキ
ル(メルカプト)錫及びアルキル(メルカプト)エステ
ル錫化合物を包含し得る。アジピン酸二ナトリウム又は
モノエステルの一ナトリウム塩(マレイン酸ヘキシルナ
トリウム、マレイン酸オクチルナトリウム、マレイン酸
デシルナトリウム及びマレイン酸ドデシルナトリウムを
含む)を、ポリマーの重量を基として約0.1〜0.8
%存在させる。
【0049】本発明の組成物にはまた、離型剤、着色剤
(染料及び顔料を含む)、酸化防止剤、難燃剤、繊維及
び粒状充填材及び強化材、可塑剤等を含む1種以上の慣
用の添加剤を含有させることもできる。
【0050】この組成物は代表的には物理的に混合され
る。各成分は、リボンブレンダー又はヘンシェルミキサ
ーのようなパウダーブレンド装置中で代表的には室温に
おいて混合することができる。温度は混合熱によって上
昇することがある。次いで混合された組成物を押出、ペ
レット化、射出成形等のような溶融加工をすることがで
きる。本発明の組成物は、スクリュー押出機のような好
適なメルトブレンダー、又はブラベンダー(Brabe
nder)(登録商標名)、バンバリー(Banbur
y)ミキサー、ロール機等のような他の慣用の可塑化装
置中で溶融ブレンドすることができる。この組成物は、
融点が最も高いポリマーの融解温度より高い温度におい
て溶融ブレンドすることができる。好ましくは、この組
成物は、組成物中の融点が最も高いポリマーの融解温度
より少なくとも10℃高く且つ有意の分解が起こる温度
より低い温度において溶融ブレンドされる。より好まし
くは、この組成物は、組成物中のポリ(塩化ビニル)の
融解温度より10℃〜75℃高い、さらに好ましくは1
0℃〜30℃高い溶融温度において溶融ブレンドするこ
とによって作ることができる。代表的な温度は、180
〜250℃の範囲である。
【0051】この組成物は、熱可塑性樹脂製品の成形加
工において用いられる慣用の方法によって広範な有用な
製品に、即ち成形部品、押出形材としての例えば管類、
フィルム、シート、繊維、積層品及び電線被覆にするこ
とができる。『成形』とは、ブレンド物を加熱された塑
性状態に変形することによって製品を形成させることを
意味する。
【0052】ブラベンダー・プラスチコード(Plas
ticord)(登録商標名)流動計のような流動計に
よって組成物の動的安定性を監視することができる。種
々の安定化用添加剤の性能は、安定時間(分)によって
示される。 安定時間は、ブラベンダートルク流動計を用いたトルク
測定に基づいて規定することができる。試料をトルク流
動計の試料室に入れ、ローターを回転させながら加熱す
る。初めに溶融時間が決定される。溶融時間とは粉末が
溶融する時間である。溶融トルクは溶融時間における仕
事の尺度(m・g)である。試料が溶融して粘度が小さ
くなるにつれて、このトルクは小さくなる。試料は平衡
時間(分)において平衡トルクを達成し、この平衡トル
クは実質的に一定のまま又は僅かに低減する。この組成
物は、平衡トルク値を示す時は溶融状態を保つ。組成物
が架橋し始める時にトルクの増大が観察される。用語『
安定時間』は、組成物が分解又は架橋し始める時間(こ
れは、トルクが平衡トルク値以上に増大することによっ
て示される)から溶融時間を引いたものである。
【0053】静的安定性は、組成物のミルドシートから
決定される。代表的には、165℃(325°F)にお
いて33cm(13インチ)のファーレル(Farre
ll)2本ロールミルを用いて組成物即ちPVC組成物
の試料225gを5分間混練する。この試料を190℃
(375°F)において油圧プレス中で5分間プレスす
る。プレスされた試料を所定の温度即ち190℃のオー
ブン中に入れ、試料が暗色化した時間を静的安定度とし
て記録する。
【0054】
【実施例】以下の実施例は本発明の実施を例示する。こ
れら実施例は、本発明を開示されたもの又はそれから当
業者に自明であるもの以下に限定すると解釈されるべき
ではない。部とは特に記載がない限り樹脂100部当た
りの部数(phr)である。分子量は特に記載がない限
り重量平均分子量である。実施例において用いた錫を基
とする安定剤を以下に列挙する。 A:モノメチル錫メルカプトエステル及びジメチル錫メ
ルカプトエステル混合物(モノ化合物25重量%、ジ化
合物重量75%、元素としての錫19重量%)B:モノ
ブチル錫2−メルカプチドスルフィド80重量%、メル
カプトエチルタレート5重量%及び不活性希釈剤15重
量%の混合物(元素としての錫32重量%)C:モノブ
チル錫トリス(イソオクチルメルカプトアセテート)(
元素としての錫15重量%)D:モノブチル錫メルカプ
トエステル15重量%及びジブチル錫メルカプトエステ
ル85重量%の混合物(元素としての錫17重量%) E:モノオクチル錫(イソオクチルメルカプトアセテー
ト)33重量%及びジオクチル錫(イソオクチルメルカ
プトアセテート)67重量%の混合物(元素としての錫
14.5重量%) F:ブチル錫含有メルカプトエステルの橋含有スルフィ
ド(元素としての錫22重量%) G:スルフィド橋含有錫メルカプトエステル(元素とし
ての錫21重量%) H:ジブチル錫ビス(イソオクチルマレエート)(元素
としての錫17重量%) K:B43重量%及びドデシルメルカプタン53重量%
の混合物(元素としての錫12重量%)L:ジブチル錫
ビス(イソオクチルメルカプトアセテート)(元素とし
ての錫18.5重量%)M:K67重量%及びジブチル
錫メルカプトエステルスルフィド33重量%の混合物 N:ブチル錫メルカプトエステルスルフィド(元素とし
ての錫25重量%) P:アンチモントリス(イソオクチルメルカプトアセテ
ート) Q:バリウム/カドミウム石鹸 R:ジブチル錫マレエート(元素としての錫33重量%
) S:モノスルフィドブチル錫メルカプトエステル(元素
としての錫10重量%)。
【0055】例1〜7 ポリ(塩化ビニル)を基とする組成物中における錫系安
定化用化合物の安定化特性を高めるのにポリカルボン酸
金属塩を効果的に用いることができるかどうかを決定す
るために、初めに可能性のある塩を研究するための評価
を実施した。配合物には、シンテック社(Shinte
ch Inc.)製のポリ(塩化ビニル)『SE650
』(これはDIN法53726試験方法に従って測定し
て57のK値及びASTM法1243試験方法に従って
測定して0.68の内部粘度を有すると報告されている
)100重量部を含有させる。各組成物には、100部
当たりに3.0重量部(phr)の炭酸カルシウム、0
.3phrのステアリン酸カルシウム、1.5phrの
市販のPVC滑剤『ロキシオール(Loxiol)71
09』{これはヘンケル・ケミカル(Henkel C
hemical)社より『G−30』(脂肪族アルコー
ルのモノ脂肪酸エステルを主体とする)70重量%及び
『G−70』(飽和脂肪酸の複合エステルを主体とする
)30重量%として市販されている}、並びに1.0p
hrの二酸化チタンを含有させた。この組成物は射出成
形に有用である。
【0056】各試料を初めにヘンシェルミキサーを用い
て物理的に混合した。次いでこの試料を200℃におい
てブラベンダートルク流動計を用いて試験した。ロータ
ー速度は初めに60rpmであり、次いで1分後に12
0rpmに上げた。装入物62gをトルク流動計に供給
した。架橋が始まる時間から前記の溶融時間を引いたも
のとして安定性を決定した。対照例1においては錫を基
とする安定剤Aを用いた。対照例2、例1〜7及び比較
例1には安定剤Bを含有させ、追加的に0.42phr
のドデシルメルカプタンC12H25SH(DDM)を
含有させた。比較例1には、安定剤C及び0.42ph
rのDDMを含有させた。結果を下記の表1に報告する
【0057】
【表1】 *1  NaBuM=マレイン酸ブチルナトリウム2 
 エチレンジアミン四酢酸の四ナトリウム塩3  Na
4 BuTC=ブタンテトラカルボン酸四ナトリウム 4  ボルグ−ワーナー(Borg−Warner)社
より『マルデン(Maldene)』(登録商標名)と
して市販されているポリ(ブタジエンマレイン酸ナトリ
ウム塩)5  燐酸水素二ナトリウム
【0058】表1を見ると、有機錫化合物A(元素とし
ての錫0.30phr)のみによって安定化させた対照
例1の組成物は10.8分の安定時間を有していた。対
照例2は元素としての錫(B)0.12phrを含有し
、追加の安定剤を含有しない。これは8.3分の安定時
間を有していた。比較例1においては燐酸二ナトリウム
が用いられ、12.9分の優れた安定性をもたらした。 例1においては1.2phrの量のアジピン酸二ナトリ
ウム及び錫0.12phrを与えるのに充分な量のBを
用いた。これは12.3分の優れた安定時間をもたらし
た。例2〜6では、例2においてスチレン無水マレイン
酸ナトリウム塩コポリマー、例3においてオクタン酸ナ
トリウム、例4においてマレイン酸ブチルナトリウム、
例5においてエチレンジアミン四酢酸四ナトリウム塩、
例6においてブタンテトラカルボン酸四ナトリウム、例
7においてマルデン(これはブタジエン無水マレイン酸
コポリマーナトリウム塩である)を含む様々な添加剤を
用いた。安定時間を検討すると、例1では優れた結果が
得られたが、例2〜7では対照例2と同様の結果が得ら
れ、さらに研究を実施する必要があった。その結果を以
下に示す。
【0059】例8〜9 例8は、透明性を必要とする包装用物品を配合するため
の本発明の組成物の使用を例示するために実施した。対
照例3には1.6phrのDを含有させた。例8には1
.0phrのD及び1.0phrのマレイン酸イソオク
チルナトリウム(NaIOM)を含有させた。例9には
1.0phrのD及び1.0phrの琥珀酸イソオクチ
ルナトリウム(NaIOS)を含有させた。動的安定性
及び曇り(haze)測定を実施した。曇り測定は、A
STM法D1003−61(1977)に従って、初期
曇り値及び水に7日間さらした後の曇りによって行なっ
た。曇り値が低いほど試料はより透明である。例1の方
法に従って安定時間を測定した。
【0060】
【表2】   表2から、例8は対照例3と比較して改善された曇
り結果を有するばかりでなく、予期しなかったことに、
例9と比較しても改善された曇り結果を有していたとい
うことがわかる。
【0061】例10〜12 1.0phrのD及び1.0phrのマレイン酸エステ
ルナトリウムを用いて、安定剤系以外の慣用の添加剤パ
ッケージを含有する安定化されたPVC組成物を評価し
た。対照例4及び5には安定剤Dのみを含有させた(対
照例4においては1.6phr、対照例5においては1
.0phr)。マレイン酸エステル(ヘキシル、オクチ
ル、デシル及びドデシル)は、等モル量のアルコール及
び無水マレイン酸を均質溶液が得られるまで加熱するこ
とによって調製した。他のエステルについても同じ操作
を用いた。次いでエステルを水酸化ナトリウムで処理し
てエステル塩を形成させた。ASTM法D1925に従
って測定した黄色度指数(YI)についてのマクベス(
Macbeth)比色試験データを表3にまとめる。数
値が大きいほど試料の黄色度が大きい。曇り(透明性)
を評価するためにミルドシートを用いた。33cm(1
3インチ)のファーレル2本ロールミルを用いて試料2
25gを圧延した。190℃(375°F)において5
分間試料をプレスした。例1におけるようにして動的安
定時間を測定した。結果を表3にまとめる。
【0062】
【表3】 *1  マレイン酸ヘキシルナトリウム2  マレイン
酸デシルナトリウム 3  マレイン酸ドデシルナトリウム
【0063】例13 例11を繰り返した。曇り試験は、安定剤D(1.0p
hr)及びマレイン酸デシルナトリウム(1.0phr
)の安定剤組成物は3週間水にさらしても曇らないとい
うことを示した。対照例6には1.6phrのDを含有
させ、ナトリウム塩を含有させなかった。結果を表4に
まとめる。
【0064】
【表4】
【0065】例14〜17 この例は、PVC組成物を安定化させるのに必要な錫の
量をアジピン酸二ナトリウムによって減じることを例示
する。アトケム(Atochem)社製のPVC『RB
8010』250gを含有する組成物を物理的にブレン
ドした。この組成物には、耐衝撃性改良剤8phr、エ
ポキシ化大豆油1phr、ローム・アンド・ハース(R
ohm and Haas)社製の加工助剤『K−17
5』0.6及び『K−120』0.4、パラフィンワッ
クス0.6phr並びに『ロキシオールG74』(飽和
脂肪酸の複合エステルを主体とする)0.4phrを含
有させた。例10〜13のロールミル操作を用いて安定
性を試験した。静的安定性は試料の色が暗色化し始める
時間である。結果を表5にまとめる。
【0066】
【表5】
【0067】例18〜22 PVC(例1〜7に記載)2500g、ヘンケル・ケミ
カル社より市販の滑剤『G−70』(脂肪族アルコール
のモノ脂肪酸)11.25g、『G−30』(飽和脂肪
酸の複合エステル)26.25g、ステアリン酸カルシ
ウム7.5g、炭酸カルシウム75g、二酸化チタン2
5g、及びオルガノ錫(17g)メルカプチドエステル
、化合物Fを含有する組成物を用いて評価を実施した。 錫化合物の量は0.68phr(元素としての錫0.1
5phr)だった。この組成物には、アジピン酸二ナト
リウム(DSA)を様々な量で含有させた。PVC配合
物を物理的に混合し、次いで試験した。例1に示したよ
うなブラベンダートルク流動計を用いてブレンド物を溶
融ブレンドした。結果を下記の表6にまとめる。
【0068】
【表6】
【0069】例23 射出成形用PVC配合物を評価した。安定剤なしの混合
粉末組成物は射出成形会社によって供給された。対照例
9は1.4phrの安定剤Aを含有し、0.26phr
の元素としての錫を有していた。対照例10は2.7p
hrの安定剤Fを含有し、0.26phrの元素として
の錫を有していた。例23は1.4phrのFを含有し
、0.42phrのDSA(粒子寸法26μm)を有し
ていた。DSAは補助安定剤として用いた。ASTM法
D256に従ってノッチ付アイゾッド衝撃強さを試験し
た。各試料を9回評価し、ヒンジ(延性)破断を記録し
た。延性破断は試料が脆性でないことを示す。前記した
方法に従って安定性及びYIを測定した。用いた各種錫
化合物及び結果を下記の表7にとまめる。
【0070】
【表7】   例23においては、用いたDSAは平均粒径26μ
mの粒子寸法を有していた。74μmより大きい粒子に
ついての評価は、より劣る衝撃特性を有するが、満足で
きる安定性及びYIを有していた。燐酸二ナトリウムに
ついての同様の評価は、満足できる安定性及びYIを有
するが、しかしより劣るアイゾッド衝撃特性を有してい
た。
【0071】例24 この例は、スルフィド橋含有錫メルカプチドエステルG
の使用を例示する。組成物には100phrのPVC(
2500g)、1phrの加工助剤、10phrの二酸
化チタン、1.75phrのステアリン酸カルシウム、
5phrの炭酸カルシウム、0.15phrの酸化ポリ
エチレンワックス、1.0phrのパラフィンワックス
、6phrの改質アクリル系耐衝撃性改良剤『デュラス
トレングス(Durastrength)D−200』
、1phrのG(0.218phrの元素としての錫)
を含有させた。この組成物は『ビニール』サイジングの
押出用に有用である。対照例11には本発明のナトリウ
ム塩を含有させなかった。例24には0.48phrの
アジピン酸二ナトリウムを含有させた。結果を下記の表
8にまとめる。
【0072】
【表8】
【0073】例25〜33 ポリカルボン酸塩がポリ(塩化ビニル)組成物の安定性
を高めるのに有用であるかどうかを決定するために一連
の実験を実施した。これらの実験は、55〜58の範囲
のK値を持つビー・エフ・グッドリッチ(B. F. 
Goodrich)社製のPVC『G−86』を用いて
実施した。これら組成物にはそれぞれ1.5phrの『
ロキシオール』(例1〜7に記載)、1.5phrの安
定剤Cを含有させた。ポリカルボン酸塩は、部分的に鹸
化したポリアクリレート、ポリアクリル酸(PAA)、
ポリメタクリル酸(PMA)、及びポリ(アクリル酸2
−エチルヘキシル)(POA)を包含する。組成物中の
ポリカルボン酸の分子量、ナトリウム陽イオンによる中
和モル%及びphrを下記の表にまとめる。前記した安
定時間(分)に基づいて安定性を測定した。各実験の結
果をそれぞれ表9〜12にまとめる。表12の実験にお
いては、表9〜11におけるような0.5phrではな
くて1.0phrの安定剤Cを用いた。
【0074】
【表9】
【表10】
【表11】
【表12】
【0075】上記の例は、錫を基とする化合物である安
定剤Cで中和されたポリ(塩化ビニル)の安定性が、部
分的に又は完全に中和されたポリカルボン酸のナトリウ
ム塩を含有させることによって有意に高められ得るとい
うことを例示する。比較例2を参照すると、非中和ポリ
アクリル酸を用いた場合に、16.1モル%のナトリウ
ム陽イオンでの中和との比較においてさえ、安定化の強
化が何らもたらされないということが示される。
【0076】例34及び35 例34及び35は、PVC『G−86』、1.5phr
の『ロキシオール』、マレイン酸イソオクチルナトリウ
ム(NaIOM)を錫系安定剤C又はHと共に含有する
組成物を溶融ブレンドした。結果を下記の表13にまと
める。
【表13】
【0077】例36及び37 PVC『G−86』、1.5phrの『ロキシオール』
、示した錫系安定剤を含有する組成物における桂皮酸ナ
トリウムの使用を評価した。その結果を表14にまとめ
る。
【表14】
【0078】例38及び39 PVC『G−86』、1.5phrの『ロキシオール』
、1.0phrの錫系安定剤C及びナトリウム塩(CH
2)n(CO2 Na)2 (ここで、nは(I)につ
いては8であり、(II)については10である)を含
有する組成物を試験した。その結果を表15にまとめる
【表15】
【0079】例40及び41 アジピン酸二ナトリウム(DSA)並びに例38及び3
9に記載したような酸塩(I)を用いて、商品として入
手できる非可塑化(硬質)ポリ(塩化ビニル)組成物を
評価した。結果を表16にまとめる。
【表16】
【0080】例42及び43 例1〜7において用いたタイプのPVC『SE650』
、アトケム社より入手のメタクリレート−ブタジエン−
スチレン(MBS)を基とする耐衝撃性改良剤2.1p
hr、アトケム社より入手の加工助剤としてのメタクリ
ル酸メチルコポリマー2.0phr、ワックス0.4p
hr、『ロキシオールG−15』1.2phr及び列挙
した錫安定剤を含有する配合物を、例38及び39に記
載した酸塩(I)及び(II)を用いて評価した。結果
を表17にまとめる。
【表17】
【0081】例44及び45 PVC『G−86』、1.5phrの『ロキシオール7
109』、安定剤H及びナトリウム塩NaO(O)C−
CH2CH(CH2CH=CH−C9H19)CO2N
a(III)又は[NaO(O)C−CH=CH−C(
O)O−CH2CH2]2−O (IV)を含有する組
成物を試験した。その結果を表18にまとめる。
【表18】
【0082】例46及び47 PVC『G−86』、1.5phrの『ロキシオール7
109』、安定剤C及びナトリウム塩(V)又は(VI
)を含有する配合物を評価した。(V)ブタン−1,2
,3,4−テトラカルボン酸四ナトリウム塩NaO(O
)CCH2CH[C(O)ONa]−CH[C(O)O
Na]CH2−CO2Na(VI)マレイン酸二ナトリ
ウム二水和物結果を下記の表19にまとめる。
【表19】
【0083】例48及び49 PVC『G−86』、1.45phrの『ロキシオール
7109』、錫系安定剤L又はM及びフタル酸二ナトリ
ウム(VII)を用いて組成物を調製した。結果を下記
の表20にまとめる。
【表20】
【0084】例50及び51 PVC『G−86』、1.5phrの『ロキシオール7
109』、錫系安定剤K又はH及びフタル酸二ナトリウ
ム(VII)を含有する組成物を調製した。安定性試験
の結果を下記の表21に示す。
【表21】
【0085】例52〜57 PVC『G−86』、1.5phrの『ロキシオール』
、安定剤C又はL及び下記の種々の酸ナトリウム塩を含
有する組成物を調製した。 (VIII)1,2,4−ベンゼントリカルボン酸ナト
リウム塩 (XXXV)1,2,4,5−ベンゼンテトラカルボン
酸ナトリウム塩 (IX)  琥珀酸二ナトリウム (X)  テレフタル酸二ナトリウム (XI)  蓚酸二ナトリウム (XII)  安息香酸ナトリウム ブラベンダー安定性試験に従ってこれらの塩を評価した
。前記のように試験を実施した。2分毎に試料を取り出
し、プレスして小円板の形にし、色について検査した。 結果はチップを黒変する時間(分)で報告する。結果を
下記の表22にまとめる。
【表22】
【0086】例58及び59 PVC『G−86』、1.5phrの『ロキシオール7
109』、安定剤L及びナトリウム塩(安息香酸ナトリ
ウム(XII)、及びチオグリコール酸ナトリウムHS
−CH2−COONa(XIII))を含有する組成物
を溶融ブレンドした。結果を下記の表23にまとめる。
【表23】
【0087】例60〜63 PVC『G−86』、1.5phrの『ロキシオール7
109』、安定剤C又はL及び次のナトリウム塩を含有
する組成物を溶融ブレンドした。 (XIII)チオグリコール酸ナトリウムHS−CH2
−COONa(XIV)  t−ブチル安息香酸ナトリ
ウムt−C4 H9−C6 H4−COONa(XV)
  3−メチル安息香酸ナトリウム3−CH3−C6 
H4−COONa結果を下記の表24にまとめる。
【表24】
【0088】例64〜66 PVC『G−86』、1.5phrの『ロキシオール7
109』、安定剤C及び次のナトリウム塩を含有する組
成物を溶融ブレンドした。 (IX)  琥珀酸二ナトリウムNaO(O)C−(C
H2)2−COONa(XVI)  グルタル酸二ナト
リウムNaO(O)C−(CH2)3−COONa(X
VII)グリコール酸ナトリウムNaO(O)C−CH
2−OH結果を下記の表25にまとめる。
【表25】
【0089】例67〜72 PVC『G−86』、1.5phrの『ロキシオール7
109』、安定剤L又はC及び次のナトリウム塩を含有
する溶融ブレンドされた組成物を調製した。 (XVI)  グルタル酸二ナトリウムNaO(O)C
−(CH2)3−COONa(XVIII)グルタル酸
二カリウムKO(O)C−(CH2)3−COOK(X
IX)  フタル酸二カリウムKO(O)C−(C6 
H4)−COOK結果を下記の表26にまとめる。
【表26】
【0090】例73〜82 シンテック社製のポリ(塩化ビニル)『PVC750』
(これは59のK値を有する)、1部の『ロキシオール
7111』(これは簡単な脂肪酸と飽和脂肪酸の複合エ
ステルポリマーとの混合物である)、2部のポリメタク
リレート系加工助剤『メタブレン(Metablen)
P−550』、10部の『メタブレンC−201』(前
記したメタクリレート−ブタジエン−スチレン耐衝撃性
改良剤)、0.3部の『ロキシオールG−70S』(こ
れは飽和脂肪酸のポリマー状複合エステルである)、0
.15部のアライド・シグナル社(Allied−Si
gnal Inc.)製のポリエチレンワックス『A−
C629』、0.02部の部の群青色有機顔料ウルトラ
・マリーン・トナー(Ultra Marine To
ner)並びに下記の群から選択されるナトリウム塩を
含有する組成物を溶融ブレンドした。 (XX)    マレイン酸ヘキシルナトリウム(XX
I)    マレイン酸オクチルナトリウム(XXII
)  マレイン酸デシルナトリウム(XXIII)  
マレイン酸ドデシルナトリウム(XXIV)  マレイ
ン酸イソオクチルナトリウム(XXV)    マレイ
ン酸ブチルナトリウム(XXVI)  ヘキサン酸ナト
リウム(XXVII)  オクタン酸ナトリウム(XX
VIII)デカン酸ナトリウム (XXIX)  琥珀酸イソオクチルナトリウム結果を
下記の表27にまとめる。
【表27】
【0091】例83〜85 PVC『G−86』、1.5phrの『ロキシオール』
、安定剤C及び次のナトリウム塩を含有する組成物を溶
融ブレンドした。 (XXIV)セバシン酸二ナトリウムNaO(O)C−
(CH2)2−COONa(XVI)  グルタル酸二
ナトリウムNaO(O)C−(CH2)3−COONa
(XVII)グリコール酸ナトリウムNaO(O)C−
CH2−OH結果を下記の表28にまとめる。
【表28】
【0092】例86〜89 シンテック社製のポリ(塩化ビニル)『PVC650A
』(これは57のK値を有する)、0.45部の『ロキ
シオールG−70』(これは飽和脂肪酸のポリマー状複
合エステルである)、1.05部の『ロキシオールG−
30』(これは簡単な脂肪族エステルである)、0.3
部のステアリン酸カルシウム、3部の炭酸カルシウム、
1部の二酸化チタン及び安定剤Fを溶融ブレンドするこ
とによって配合物を調製した。組成物中に用いた塩は次
のものである。 (XXX)  デヒドロ酢酸ナトリウム塩(XXXI)
アジピン酸二ナトリウム (XXXII)アジピン酸カリウム (IX)  琥珀酸二ナトリウム 結果を下記の表29にまとめる。
【表29】
【0093】例90 67のK値を持つビー・エフ・グッドリッチ社製のPV
C『103EP』、5部の『デュラストレングスD−2
00』(アトケム社より入手の改質アクリル系耐衝撃性
改良剤)、2部の『XL−165』{ヘキスト−セラニ
ーズ(Hoechst−Celanese)より入手の
パラフィンワックス滑剤}、1.5部のステアリン酸カ
ルシウム、1部のポリメタクリレート系加工助剤『メタ
ブレンP−501』(アトケム社より入手)及び安定剤
Fを溶融ブレンドすることによって配合物を調製した。 用いた酸塩はフタル酸二カリウム(XXXIII)であ
る。結果を下記の表30にまとめる。
【表30】
【0094】例91〜95 シンテック社製のポリ(塩化ビニル)『PVC650A
』(これは57のK値を有する)、0.45phrの『
ロキシオールG−70』(これは飽和脂肪酸のポリマー
状複合エステルである)、1.05部の『ロキシオール
G−30』(これは簡単な脂肪酸エステルである)、0
.3部のステアリン酸カルシウム、3部の炭酸カルシウ
ム、1部の二酸化チタン及び安定剤Eを溶融ブレンドす
ることによって組成物を調製した。用いた塩は次のもの
である。 (DSA)    アジピン酸二ナトリウム(XXXI
V)  ポリアクリル酸100%ナトリウム塩(分子量
1000) (XXXIII)フタル酸二カリウム (VII)    フタル酸二ナトリウム(NaIOM
)  マレイン酸イソオクチルナトリウム結果を下記の
表31にまとめる。
【0095】
【表31】
【0096】例96〜97 シンテック社製のPVC『PVC650A』(これは5
7のK値を有する)、0.45phrの『ロキシオール
G−70』、1.05部の『ロキシオールG−30』(
これらは共に前記した)、0.3部のステアリン酸カル
シウム、3phrの炭酸カルシウム、1phrの二酸化
チタン及び酸塩としてのアジピン酸二ナトリウムを基と
する組成物を調製した。結果を下記の表32にまとめる
【表32】
【0097】比較例4〜6 これら比較例は、ASTM法D−1243−66に従っ
て測定して1.03の内部粘度を持つビー・エフ・グッ
ドリッチ社より『ジェオン(Geon)103EP』と
して市販されているポリ(塩化ビニル)ホモポリマーを
評価した。比較例4においてはPVC樹脂100部をア
ジピン酸二ナトリウム(DSA)3部によって安定化さ
せた。比較例5においてはPVC樹脂100部をマレイ
ン酸二ナトリウム(DSM)3部によって安定化させた
。 比較例6においてはPVC樹脂100部を安定剤R3部
によって安定化させた。物質の被検試料を混合し、2本
ロールミルによって165℃(325°F)において4
分間圧延した。チップを作り、190℃(375°F)
のオーブン中に入れた。様々な時間間隔でチップをオー
ブンから取り出した。老化させる前は比較例4は茶色、
比較例5はピンク色、比較例6は白色だった。190℃
(375°F)のオーブン中での試験の前にアジピン酸
二ナトリウムを用いる比較例4の試料は茶色、比較例5
の試料はピンク色、比較例6の試料は白色だった。12
0分間にわたって比較例4及び6についてほとんど変化
が観察されなかった。比較例5は僅かに暗色化した。オ
ーブンは設定温度にならなかったと思われる。このオー
ブン老化試験には疑問点があったので、比較例5及び6
の試料を別のオーブン中で375℃において老化させた
。比較例4は老化がなくても不満足だったので繰り返さ
なかった。比較例5及び6の初期の色は前記と同じだっ
た。比較例5は5分後に茶色になり、暗色化し続け、1
20分でほとんど黒色になった。比較例6は試験初期に
おいて白色であり、90分でかなり黄変し、120分で
黒変した。これらの結果から、アジピン酸二ナトリウム
単独ではPVC中で不充分であるということが示された
【0098】例98〜99 比較例4〜6において用いたPVC樹脂を基とする組成
物を調製した。この組成物には、下記の表33に示した
ようにアジピン酸二ナトリウム、安定剤S及び『XL−
165』ワックスを含有させた。ブラベンダートルク流
動計を30rpmで200℃において用いて組成物を混
合した。黒変時間(分)を測定した。組成及び結果を表
33にまとめる。
【表33】
【0099】比較例9〜12 樹脂100部当たりに錫0.39部で有機錫安定剤を含
有する塩素化ポリ(塩化ビニル)(CPVC)において
様々な安定剤を比較するために研究を実施した。ブラベ
ンダートルク流動計を60rpmで200℃において装
入物62gで用いて組成物を混合した。試料の黄色度指
数を測定し、暗色化するまでの時間によって安定性(分
)を決定した。組成(phr)及び結果を下記の表34
に報告する。
【表34】 *1  燐酸水素二ナトリウムDSP 2  アトケム・エヌ・エイ(Atochem N. 
A. )社製のDSA 3  60rpmで200℃において装入物62gでブ
ラベンダートルク流動計 を用いて曲線及びチップを取った。
【0100】これらの結果から、DSPは有機錫と共に
用いた場合にDSAより良好な安定化特性を有し、DS
AはCPVC中で実際に安定時間を短くするということ
が示された。錫単独で安定化させた塩素化ポリ(塩化ビ
ニル)を含有する対照用組成物は17.5分のブラベン
ダー安定性及び22の黄色度指数を有していた。燐酸二
ナトリウムを用いた比較例9及び11においては、ブラ
ベンダー安定時間及び黒変時間が増大した。比較例9及
び12は、アジピン酸二ナトリウムが塩素化ポリ(塩化
ビニル)中で燐酸二ナトリウムほど有効でないことを示
す。このことは、ポリマーの違いが安定化ポリマー組成
物の安定性の違いをもたらすことがあるということを示
唆する。
【0101】以上、本発明の例示的な具体例を記載した
が、本発明の真の範囲は特許請求の範囲から決められる
べきである。

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  60容量%より多くポリ(塩化ビニル
    )を含む硬質ポリマー材料、金属を基とする安定剤、及
    びアジピン酸二ナトリウムを含む安定化されたポリマー
    組成物。
  2. 【請求項2】  金属を基とする安定剤との相乗的熱安
    定化効果をもたらす量でアジピン酸二ナトリウムを存在
    させた、請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】  アジピン酸二ナトリウムの量がポリ(
    塩化ビニル)を基として約0.01〜10重量%である
    、請求項1記載の組成物。
  4. 【請求項4】  アジピン酸二ナトリウムの量がポリ(
    塩化ビニル)を基として約0.1〜5.0重量%である
    、請求項3記載の組成物。
  5. 【請求項5】  アジピン酸二ナトリウムの量がポリ(
    塩化ビニル)を基として約0.1〜約2.0重量%であ
    る、請求項4記載の組成物。
  6. 【請求項6】  金属を基とする安定剤の量がポリ(塩
    化ビニル)を基として約0.1〜約2.0重量%である
    、請求項1記載の組成物。
  7. 【請求項7】  金属を基とする安定剤が錫を基とする
    ものである、請求項1記載の組成物。
  8. 【請求項8】  金属を基とする安定剤がアルキル錫メ
    ルカプチド、アルキル錫メルカプトエステル及びアルキ
    ル錫硫黄橋含有錫化合物より成る群から選択される、請
    求項7記載の組成物。
  9. 【請求項9】  金属を基とする安定剤が有機金属化合
    物、金属−有機化合物、炭酸鉛、硫酸鉛、酸化鉛、燐酸
    鉛及び珪酸鉛より成る群から選択される、請求項1記載
    の組成物。
  10. 【請求項10】  ポリマー材料が100%ポリ(塩化
    ビニル)である、請求項1記載の組成物。
  11. 【請求項11】  ポリ(塩化ビニル)がホモポリマー
    である、請求項1記載の組成物。
  12. 【請求項12】  60容量%より多くポリ(塩化ビニ
    ル)を含む硬質ポリマー材料、錫を基とする安定剤、及
    び前記の錫を基とする安定剤との相乗的熱安定化効果を
    もたらす量で存在するアジピン酸二ナトリウムから本質
    的に成る、安定化されたポリマー組成物。
  13. 【請求項13】  アジピン酸二ナトリウムの量がポリ
    (塩化ビニル)を基として約0.01〜約10重量%で
    ある、請求項12記載の組成物。
  14. 【請求項14】  アジピン酸二ナトリウムの量がポリ
    (塩化ビニル)を基として約0.1〜約5.0重量%で
    ある、請求項13記載の組成物。
  15. 【請求項15】  アジピン酸二ナトリウムの量がポリ
    (塩化ビニル)を基として約0.1〜約2.0重量%で
    ある、請求項14記載の組成物。
  16. 【請求項16】  錫を基とする安定剤の量がポリ(塩
    化ビニル)を基として約0.01〜約5.0重量%であ
    る、請求項12記載の組成物。
  17. 【請求項17】  錫を基とする安定剤がアルキル錫メ
    ルカプチド、アルキル錫メルカプトエステル及びアルキ
    ル錫硫黄橋含有錫化合物より成る群から選択される、請
    求項12記載の組成物。
  18. 【請求項18】  ポリマー材料が100%ポリ(塩化
    ビニル)である、請求項12記載の組成物。
  19. 【請求項19】  ポリ(塩化ビニル)がホモポリマー
    である、請求項12記載の組成物。
  20. 【請求項20】  60容量%より多くポリ(塩化ビニ
    ル)を含む硬質ポリマー材料、金属を基とする安定剤、
    及びアジピン酸二ナトリウムを含む混合物を加熱し、こ
    の混合物を造形構造部材にすることを含む、造形構造部
    材の形成方法。
  21. 【請求項21】  連続方法である、請求項20記載の
    方法。
  22. 【請求項22】  金属を基とする安定剤との相乗的熱
    安定化効果をもたらす量でアジピン酸二ナトリウムを存
    在させた、請求項21記載の方法。
  23. 【請求項23】  金属を基とする安定剤が錫を基とす
    るものである、請求項22記載の方法。
  24. 【請求項24】  錫を基とする安定剤がアルキル錫メ
    ルカプチド、アルキル錫メルカプトエステル及びアルキ
    ル錫硫黄橋含有錫化合物より成る群から選択される、請
    求項23記載の方法。
  25. 【請求項25】  形成される構造部材がビニールハウ
    スサイジングである、請求項21記載の方法。
  26. 【請求項26】  形成される構造部材が管である、請
    求項21記載の方法。
  27. 【請求項27】  射出成形によって造形物品が形成さ
    れる、請求項20記載の方法。
  28. 【請求項28】  60容量%より多くハロゲン含有ポ
    リマーを含むポリマー材料、錫を基とする安定剤、アジ
    ピン酸二ナトリウム、及び非塩素化可塑剤から本質的に
    成る組成物。
  29. 【請求項29】  60容量%より多くポリ(塩化ビニ
    ル)を含む硬質ポリマー材料、金属を基とする安定剤、
    並びに炭素数1〜22のアルコール部分を有するマレイ
    ン酸モノエステルのナトリウム塩;ポリアクリル酸のナ
    トリウム塩、ポリメタクリル酸のナトリウム塩、ポリ(
    2−エチルヘキシル)アクリレートのナトリウム塩及び
    部分的に鹸化されたポリアクリレートのナトリウム塩;
    桂皮酸ナトリウム;(CH2)n(CO2Me)2(こ
    こで、nは2〜18であり、Meはナトリウム又はカリ
    ウムである);NaO(O)CCH2CH(CH2CH
    =CHC9H19)CO2Na;[NaO(O)CCH
    =CHC(O)OCH2CH2]2−O;NaO(O)
    CCH2CH[C(O)ONa]−CH[C(O)ON
    a]CH2−CO2Na;マレイン酸二ナトリウム二水
    和物;フタル酸二ナトリウム;1,2,4−ベンゼント
    リカルボン酸ナトリウム塩;1,2,4,5−ベンゼン
    テトラカルボン酸ナトリウム塩;テレフタル酸二ナトリ
    ウム;蓚酸二ナトリウム;安息香酸ナトリウム;チオグ
    リコール酸ナトリウム;t−ブチル安息香酸ナトリウム
    、3−メチル安息香酸ナトリウム;グリコール酸ナトリ
    ウム;フタル酸二カリウム;ヘキサン酸ナトリウム;オ
    クタン酸ナトリウム;デカン酸ナトリウム;琥珀酸イソ
    オクチルナトリウム;デヒドロ酢酸ナトリウム塩;及び
    アジピン酸カリウムより成る群から選択される塩を含む
    安定化されたポリマー組成物。
  30. 【請求項30】  塩が(CH2)n(CO2Na)2
    であり且つnが2〜10である、請求項29記載の安定
    剤。
JP3358112A 1990-12-27 1991-12-27 安定化されたハロゲン含有ポリマー組成物 Pending JPH04304255A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/634,446 US5100946A (en) 1990-12-27 1990-12-27 Stabilized halogen containing polymer compositions
US634446 1990-12-27

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04304255A true JPH04304255A (ja) 1992-10-27

Family

ID=24543822

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3358112A Pending JPH04304255A (ja) 1990-12-27 1991-12-27 安定化されたハロゲン含有ポリマー組成物

Country Status (15)

Country Link
US (1) US5100946A (ja)
EP (1) EP0492803B1 (ja)
JP (1) JPH04304255A (ja)
KR (1) KR920012240A (ja)
CN (1) CN1062912A (ja)
AR (1) AR246977A1 (ja)
AU (1) AU645621B2 (ja)
BR (1) BR9105570A (ja)
CA (1) CA2054908A1 (ja)
DE (1) DE69120234T2 (ja)
ES (1) ES2090261T3 (ja)
HK (1) HK167796A (ja)
IL (1) IL99880A0 (ja)
MX (1) MX9102850A (ja)
TW (1) TW200507B (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010248507A (ja) * 2009-04-15 2010-11-04 Rohm & Haas Co 安定化されたポリマー組成物
JP2010248506A (ja) * 2009-04-15 2010-11-04 Rohm & Haas Co 安定化されたポリマー組成物
JP2015500358A (ja) * 2011-11-30 2015-01-05 ローム アンド ハース カンパニーRohm And Haas Company ハロゲン化ポリマーの安定化組成物
CN108350116A (zh) * 2015-10-23 2018-07-31 开米森聚合物与助剂股份公司 用于增材制造的氯乙烯聚合物和组合物
JP2022120447A (ja) * 2021-02-05 2022-08-18 積水化学工業株式会社 塩化ビニル系樹脂組成物及び塩化ビニル系樹脂成形体
WO2024203040A1 (ja) * 2023-03-27 2024-10-03 日本ゼオン株式会社 積層体及び積層体の製造方法
WO2026048796A1 (ja) * 2024-08-29 2026-03-05 積水化学工業株式会社 塩化ビニル系樹脂組成物、塩化ビニル系樹脂成形体、塩化ビニル系樹脂用安定剤組成物及び塩化ビニル系樹脂組成物の製造方法

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5451628A (en) * 1994-06-01 1995-09-19 Synthetic Products Company Heat stabilization of PVC compositions containing a mixed metal stabilizer and antimony trioxide
FR2732028B1 (fr) * 1995-03-22 1997-04-30 Atochem Elf Sa Procede pour ameliorer la tenue a la chaleur des pvc
US6887926B1 (en) 2001-11-16 2005-05-03 Oatey Co. Bonding compositions for chlorinated polymers and methods of using the same
US20030176544A1 (en) * 2002-03-15 2003-09-18 Polyone Corporation Rigid PVC compounding compositions exhibiting weather resistance and PVC degradation resistance in hot sunny climates
US7476443B2 (en) * 2005-09-19 2009-01-13 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Photo-stable and surface-functionalizable colorant particles
CN100422257C (zh) * 2006-03-21 2008-10-01 中国科学院广州化学研究所 二元羧酸盐作为pvc热稳定剂的应用
ITMI20080097A1 (it) * 2008-01-23 2009-07-24 Reagens Spa Composizione per la stabilizzazione di polimeri contenenti alogeno
US20090137172A1 (en) * 2008-12-04 2009-05-28 Lei Huang Colorant media and articles having photo-stable and surface-functionalizable colorant particles
WO2011054537A1 (de) 2009-11-06 2011-05-12 Akdeniz Kimya Sanayi Ve Ticaret A.S. Nafumarate-namalonate
EP2363431A1 (en) 2010-02-25 2011-09-07 Reagens S.p.A. Composition comprising alkali metal carboxylates for stabilizing halogen-containing polymers
US8513340B2 (en) 2010-04-09 2013-08-20 Georgia Gulf Corporation Method of reducing chatter
CN102432958B (zh) * 2010-11-03 2014-05-07 如皋市中如化工有限公司 一种耐寒阻燃级pvc电缆料
WO2012143794A1 (en) 2011-04-18 2012-10-26 Galata Chemicals Gmbh Polymer stabilizer system for polymers containing halogen
CN102733254B (zh) * 2012-07-02 2014-10-01 川渝中烟工业有限责任公司 一种具有减害功能的卷烟纸添加剂及其应用
CN103122109A (zh) * 2013-01-16 2013-05-29 江苏爱特恩高分子材料有限公司 Pvc复合热稳定剂及其应用
EP2970630B1 (en) * 2013-03-15 2019-05-08 Lubrizol Advanced Materials, Inc. Heavy metal free halogenated polymer compounds
CN104710334B (zh) * 2013-12-13 2017-01-25 湖北南星化工总厂 一种用于稳定pvc的金属硫醇盐化合物及制备方法
CN104098856A (zh) * 2014-06-27 2014-10-15 方小超 一种塑料制品
CN104910555B (zh) * 2015-06-08 2017-07-28 湖北南星化工总厂 一种二元羧酸碱金属盐作为锌烧抑制剂的应用
EP3445817A1 (en) * 2016-04-20 2019-02-27 Rohm and Haas Company Polyvinyl chloride pipe
TWI799376B (zh) * 2016-04-20 2023-04-21 美商羅門哈斯公司 聚氯乙烯管道
CN106398038B (zh) * 2016-08-31 2018-08-28 湖北犇星化工有限责任公司 一种用于制备pvc的有机锡复合稳定剂及其制备方法
US11339233B2 (en) 2017-09-15 2022-05-24 Geon Performance Solutions, Llc Flame retardant poly(vinyl chloride) compounds
CN111138671B (zh) * 2018-11-02 2021-09-14 四川大学 一种金属-有机高分子化合物及其制备方法
WO2021173697A1 (en) * 2020-02-24 2021-09-02 Pmc Organometallix, Inc. Alkyl-bridged tin-based thermal stabilizers for halogenated resins and synthesis and uses therof

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2564646A (en) * 1950-02-08 1951-08-14 Argus Chemical Lab Inc Haze resistant vinyl chloride polymers
US2782176A (en) * 1951-05-14 1957-02-19 Monsanto Chemicals Halogen containing vinylidene resins stabilized with a mixture of zinc and calcium salts of phenyl carboxylic acids
US2777826A (en) * 1953-06-30 1957-01-15 Harshaw Chem Corp Vinyl chloride polymers stabilized with metal salts of carboxylic acids mixed with organic titanates
US2934507A (en) * 1954-06-18 1960-04-26 Monsanto Chemicals Polyvinyl chloride resins stabilized with mixtures of phosphonate esters, epoxy compounds and metallic salts of fatty acids
US2894979A (en) * 1957-08-21 1959-07-14 Pfizer & Co C Stabilized polycarboxylic acid esters
US3054771A (en) * 1959-08-12 1962-09-18 Du Pont Stabilizing polyvinyl chloride with terpenes and organometallic carboxylic acid salts
US3236793A (en) * 1961-10-02 1966-02-22 Minnesota Mining & Mfg Bis(tributyltin) adipate and antifouling compositions comprising same
GB1046650A (en) * 1964-10-20 1966-10-26 Bakelite Xylonite Ltd Chlorine-containing polymer compositions
NL132370C (ja) * 1965-01-22 1900-01-01
NL133448C (ja) * 1965-05-21
US3567581A (en) * 1968-06-04 1971-03-02 Ca Atomic Energy Ltd Uranium-silicon fuel elements for a nuclear reactor
US3642677A (en) * 1969-01-10 1972-02-15 Argus Chem Polyvinyl chloride resin and stabilizer combinations comprising a diorganotin oxide a tetravalent organotin mercaptocarboxylic acid compound and a divalent stannous tin salt
US3644246A (en) * 1969-12-11 1972-02-22 Pfizer & Co C Lubricating stabilizers for chlorine-containing polymers
US3824210A (en) * 1972-01-12 1974-07-16 Exxon Research Engineering Co Organotin salts of hydroxy-substituted alkanoic acids:stabilizers for polyvinyl chloride
GB1520499A (en) * 1974-11-27 1978-08-09 Sekisui Chemical Co Ltd Chlorine-containing resin composition
JPS5263958A (en) * 1975-11-21 1977-05-26 Kao Corp Manufacture of resinous molded articles with improved resistance to hy drolysis
AU1904283A (en) * 1982-09-28 1984-04-05 B.F. Goodrich Company, The Stabilization of polymers using citrate salts
US4681907A (en) * 1984-11-20 1987-07-21 Morton Thiokol, Inc. Stabilizers for halogen-containing organic polymers comprising an organotin mercaptide and a diester of an unsaturated dicarboxylic acid

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010248507A (ja) * 2009-04-15 2010-11-04 Rohm & Haas Co 安定化されたポリマー組成物
JP2010248506A (ja) * 2009-04-15 2010-11-04 Rohm & Haas Co 安定化されたポリマー組成物
JP2015500358A (ja) * 2011-11-30 2015-01-05 ローム アンド ハース カンパニーRohm And Haas Company ハロゲン化ポリマーの安定化組成物
CN108350116A (zh) * 2015-10-23 2018-07-31 开米森聚合物与助剂股份公司 用于增材制造的氯乙烯聚合物和组合物
JP2018533669A (ja) * 2015-10-23 2018-11-15 ケムソン ポリマー アディティブ アーゲー 積層造形用の塩化ビニルポリマー及び組成物
US10829629B2 (en) 2015-10-23 2020-11-10 Chemson Polymer-Additive Ag Vinyl chloride polymers and compositions for additive manufacturing
US11542389B2 (en) 2015-10-23 2023-01-03 Akdeniz Chemson Additives Ag Vinyl chloride polymers and compositions for additive manufacturing
JP2022120447A (ja) * 2021-02-05 2022-08-18 積水化学工業株式会社 塩化ビニル系樹脂組成物及び塩化ビニル系樹脂成形体
WO2024203040A1 (ja) * 2023-03-27 2024-10-03 日本ゼオン株式会社 積層体及び積層体の製造方法
WO2026048796A1 (ja) * 2024-08-29 2026-03-05 積水化学工業株式会社 塩化ビニル系樹脂組成物、塩化ビニル系樹脂成形体、塩化ビニル系樹脂用安定剤組成物及び塩化ビニル系樹脂組成物の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP0492803A1 (en) 1992-07-01
US5100946A (en) 1992-03-31
IL99880A0 (en) 1992-08-18
CN1062912A (zh) 1992-07-22
AU8690691A (en) 1992-07-02
BR9105570A (pt) 1992-09-01
ES2090261T3 (es) 1996-10-16
TW200507B (ja) 1993-02-21
HK167796A (en) 1996-09-13
DE69120234D1 (de) 1996-07-18
DE69120234T2 (de) 1996-11-07
KR920012240A (ko) 1992-07-25
EP0492803B1 (en) 1996-06-12
AU645621B2 (en) 1994-01-20
MX9102850A (es) 1992-06-01
CA2054908A1 (en) 1992-06-28
AR246977A1 (es) 1994-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04304255A (ja) 安定化されたハロゲン含有ポリマー組成物
EP2298835B1 (en) Stabilized polymer compositions
US4062881A (en) Sulfide containing tin stabilizers
JPH069598A (ja) エポキシ含有化合物の部分エステル及び関連するハロゲン含有ポリマー組成物
US6462116B2 (en) Combination of an organothio compound and a zinc mercapto ester as a heat stabilizer in PVC processing
EP0406349B1 (en) Improved stabilizers for halogen-containing polymers
US3803083A (en) New synergistic organotin mercaptocarboxylic acid ester stabilizers
US3644246A (en) Lubricating stabilizers for chlorine-containing polymers
JPH04233910A (ja) 改良されたバリヤーpvc樹脂、化合物、およびそれから誘導させた物品
US4515916A (en) Stabilizers for halogen containing polymers comprising zinc mercaptoesters, basic inorganic alkali or alkaline earth metal compounds and, substituted dihydropyridines
US3810868A (en) Dimethyltin mercapto ester stabilizers for halogenated resins
EP0070092B1 (en) Stabilising materials for halogen-containing polymers, polymer compositions containing the same and shaped articles formed therefrom
US5340862A (en) Stabilizers for halogen containing polymers
US4508863A (en) Stabilization of polyvinyl chloride
US4358555A (en) Stabilizers for halogen containing polymers comprising alkyltin compounds, zinc mercaptoesters and basic alkali or alkaline earth metal compounds
JP2511101B2 (ja) 塩素含有樹脂の安定化法
US20260071064A1 (en) Processable polyvinyl chloride compounds
JPH01168747A (ja) 安定化ポリマー組成物
JPH0693160A (ja) 有機錫化合物により安定化されたポリ塩化ビニル成形組成物
JPH08208923A (ja) ポリ塩化ビニル樹脂組成物
JPH0337578B2 (ja)
JP2511030B2 (ja) 塩素含有樹脂の安定化法
JPH0337579B2 (ja)
JPH10120919A (ja) 含ハロゲン樹脂組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020430