JPH0430449B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0430449B2 JPH0430449B2 JP60196641A JP19664185A JPH0430449B2 JP H0430449 B2 JPH0430449 B2 JP H0430449B2 JP 60196641 A JP60196641 A JP 60196641A JP 19664185 A JP19664185 A JP 19664185A JP H0430449 B2 JPH0430449 B2 JP H0430449B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- discharge machining
- alloy
- electrode
- wire
- electrical discharge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
この発明は、高強度を有し、したがつて高張力
下でのワイヤーカツト放電加工を可能とするCu
合金製電極材に関するものである。 〔従来の技術〕 一般に、0.05〜0.3mmの直径を有する線状電極
と被加工材との間で放電現象を起させ、この放電
により生ずる熱で被加工材を連続的に溶融切断す
るワイヤーカツト放電加工法が知られており、こ
の方法は、任意の形状の加工ができることから、
例えば一般金型の抜き加工や切断加工などに広く
用いられている。 また、このワイヤーカツト放電加工に用いられ
る電極材として、例えば特公昭59−9298号公報や
特開昭59−134624号公報、さらに特開昭60−
80526号公報などに記載されるCu合金や、硬銅お
よび65/35黄銅製のものが知られている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、上記の従来Cu合金製電極材は、いず
れも十分な強度を具備するものでなく、このため
ワイヤーカツト放電を電極に高張力を付加した状
態で行なうのは難しいことから、放電加工の高速
化、切断加工面の美麗化、および被加工材の寸法
精度の向上の点で十分満足する結果が得られない
のが現状である。 〔問題点を解決するための手段〕 そこで、本発明者等は、上述のような観点か
ら、塑性加工性の良好なCu合金製電極材に着目
し、より一段と高強度を有するCu合金製電極材
を開発すべく研究を行なつた結果、重量%で(以
下%は重量%を示す)、 Zn:15〜38%、Al:0.6〜4%、 Ti:0.6〜1.5%、Ni:0.03〜1.5% を含有し、残りがCuと不可避不純物からなる組
成を有するCu合金は、高強度とすぐれた塑性加
工性を有し、したがつて、このCu合金をワイヤ
ーカツト放電加工用電極として適用すれば、ワイ
ヤー(細線)の製造を速い加工速度で行なうこと
ができるほか、電極としての実用に際しても高い
張力下でのワイヤーカツト放電加工が可能となる
ことから、放電加工の高速化、切断加工面の美麗
化、および被加工材の寸法精度の向上をはかるこ
とができるようになるという研究結果を得たので
ある。 この発明は、上記の研究結果にもとづいてなさ
れたものであつて、 Zn:15〜38%、Al:0.6〜4%、 Ti:0.6〜1.5%、Ni:0.03〜1.5% を含有し、残りがCuと不可避不純物からなる組
成を有するCu合金で構成してなるワイヤーカツ
ト放電加工用Cu合金製電極材に特徴を有するも
のである。 つぎに、この発明のCu合金製電極材において、
これを構成するCu合金の成分組成を上記の通り
に限定した理由を説明する。 (a) Zn Zn成分には、塑性加工性を向上させ、細線
への加工を容易にする作用があるほか、放電性
の安定化に寄与して、電極消耗の均一性、寸法
精度の向上、さらに切断加工面の肌荒れ防止を
はかる作用があるが、その含有量が15%未満で
は前記作用に所望の効果が得られず、一方その
含有量が38%を越えると、塑性加工性が低下す
るようになることから、その含有量を15〜38%
と定めた。 (b) Al Al成分には、電極材の強度と耐熱性を向上
させ、もつて高い張力下でのワイヤーカツト放
電加工を可能とする作用があるが、その含有量
が0.6%未満では、特に耐熱性が不十分で、高
付加張力下で安定した放電加工を行なうことが
できず、一方その含有量が4%を越えると、塑
性加工性が劣化し、電極材への伸線加工が著し
く困難になることから、その含有量を0.6〜4
%と定めた。 (c) Ti Ti成分には、Niと金属間化合物を形成して、
電気伝導度をそこなうことなく、強度を向上さ
せ、もつて高い張力下でのワイヤーカツト放電
加工を可能とする作用があるが、その含有量が
0.6%未満では高張力放電加工に十分に耐え得
る高強度を確保することができず、一方その含
有量が1.5%を越えると、鋳造性が低下するよ
うになることから、その含有量を0.6〜1.5%と
定めた。 (d) Ni Ni成分には、上記のようにTiとの共存にお
いて金属間化合物を形成し、強度を向上させる
作用があるが、その含有量が0.03%未満では、
十分な強度向上効果が得られず、一方その含有
量が1.5%を越えると、Tiと同様に鋳造性が低
下するようになることから、その含有量を0.03
〜1.5%と定めた。 〔実施例〕 つぎに、この発明のCu合金製電極材を実施例
により具体的に説明する。 高周波誘導炉を用い、黒鉛るつぼにて、湯面を
黒鉛粉末で覆いながら、それぞれ第1表に示され
る成分組成をもつたCu合金溶湯を調製し、上面
直径:60mm×底面直径:50mm×高さ:150mmの寸
法をもつたインゴツトに鋳造し、皮むき処理を行
なつた後、800℃に加熱して熱間鍛造と熱間溝ロ
ール加工を施して直径:8mmの線材とし、引続い
て、これに冷間伸線加工と焼鈍とを繰り返し施し
て、直径:0.2mmの本発明電極線材1〜11、比
較電極線材1〜3、および従来電極線材1,2を
それぞれ製造した。
下でのワイヤーカツト放電加工を可能とするCu
合金製電極材に関するものである。 〔従来の技術〕 一般に、0.05〜0.3mmの直径を有する線状電極
と被加工材との間で放電現象を起させ、この放電
により生ずる熱で被加工材を連続的に溶融切断す
るワイヤーカツト放電加工法が知られており、こ
の方法は、任意の形状の加工ができることから、
例えば一般金型の抜き加工や切断加工などに広く
用いられている。 また、このワイヤーカツト放電加工に用いられ
る電極材として、例えば特公昭59−9298号公報や
特開昭59−134624号公報、さらに特開昭60−
80526号公報などに記載されるCu合金や、硬銅お
よび65/35黄銅製のものが知られている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、上記の従来Cu合金製電極材は、いず
れも十分な強度を具備するものでなく、このため
ワイヤーカツト放電を電極に高張力を付加した状
態で行なうのは難しいことから、放電加工の高速
化、切断加工面の美麗化、および被加工材の寸法
精度の向上の点で十分満足する結果が得られない
のが現状である。 〔問題点を解決するための手段〕 そこで、本発明者等は、上述のような観点か
ら、塑性加工性の良好なCu合金製電極材に着目
し、より一段と高強度を有するCu合金製電極材
を開発すべく研究を行なつた結果、重量%で(以
下%は重量%を示す)、 Zn:15〜38%、Al:0.6〜4%、 Ti:0.6〜1.5%、Ni:0.03〜1.5% を含有し、残りがCuと不可避不純物からなる組
成を有するCu合金は、高強度とすぐれた塑性加
工性を有し、したがつて、このCu合金をワイヤ
ーカツト放電加工用電極として適用すれば、ワイ
ヤー(細線)の製造を速い加工速度で行なうこと
ができるほか、電極としての実用に際しても高い
張力下でのワイヤーカツト放電加工が可能となる
ことから、放電加工の高速化、切断加工面の美麗
化、および被加工材の寸法精度の向上をはかるこ
とができるようになるという研究結果を得たので
ある。 この発明は、上記の研究結果にもとづいてなさ
れたものであつて、 Zn:15〜38%、Al:0.6〜4%、 Ti:0.6〜1.5%、Ni:0.03〜1.5% を含有し、残りがCuと不可避不純物からなる組
成を有するCu合金で構成してなるワイヤーカツ
ト放電加工用Cu合金製電極材に特徴を有するも
のである。 つぎに、この発明のCu合金製電極材において、
これを構成するCu合金の成分組成を上記の通り
に限定した理由を説明する。 (a) Zn Zn成分には、塑性加工性を向上させ、細線
への加工を容易にする作用があるほか、放電性
の安定化に寄与して、電極消耗の均一性、寸法
精度の向上、さらに切断加工面の肌荒れ防止を
はかる作用があるが、その含有量が15%未満で
は前記作用に所望の効果が得られず、一方その
含有量が38%を越えると、塑性加工性が低下す
るようになることから、その含有量を15〜38%
と定めた。 (b) Al Al成分には、電極材の強度と耐熱性を向上
させ、もつて高い張力下でのワイヤーカツト放
電加工を可能とする作用があるが、その含有量
が0.6%未満では、特に耐熱性が不十分で、高
付加張力下で安定した放電加工を行なうことが
できず、一方その含有量が4%を越えると、塑
性加工性が劣化し、電極材への伸線加工が著し
く困難になることから、その含有量を0.6〜4
%と定めた。 (c) Ti Ti成分には、Niと金属間化合物を形成して、
電気伝導度をそこなうことなく、強度を向上さ
せ、もつて高い張力下でのワイヤーカツト放電
加工を可能とする作用があるが、その含有量が
0.6%未満では高張力放電加工に十分に耐え得
る高強度を確保することができず、一方その含
有量が1.5%を越えると、鋳造性が低下するよ
うになることから、その含有量を0.6〜1.5%と
定めた。 (d) Ni Ni成分には、上記のようにTiとの共存にお
いて金属間化合物を形成し、強度を向上させる
作用があるが、その含有量が0.03%未満では、
十分な強度向上効果が得られず、一方その含有
量が1.5%を越えると、Tiと同様に鋳造性が低
下するようになることから、その含有量を0.03
〜1.5%と定めた。 〔実施例〕 つぎに、この発明のCu合金製電極材を実施例
により具体的に説明する。 高周波誘導炉を用い、黒鉛るつぼにて、湯面を
黒鉛粉末で覆いながら、それぞれ第1表に示され
る成分組成をもつたCu合金溶湯を調製し、上面
直径:60mm×底面直径:50mm×高さ:150mmの寸
法をもつたインゴツトに鋳造し、皮むき処理を行
なつた後、800℃に加熱して熱間鍛造と熱間溝ロ
ール加工を施して直径:8mmの線材とし、引続い
て、これに冷間伸線加工と焼鈍とを繰り返し施し
て、直径:0.2mmの本発明電極線材1〜11、比
較電極線材1〜3、および従来電極線材1,2を
それぞれ製造した。
第1表に示される結果から、本発明電極線材1
〜11は、いずれも硬銅および65/35黄銅製の従
来電極線材1,2に比して高強度を有するので、
これに比して1段と高い張力での放電加工を行な
うことができ、この結果切断加工速度の高速化が
可能となることが明らかである。 また、比較電極線材1〜3に見られるように、
Cu合金の構成成分であるAl、Ti、およびNiのう
ちのいずれかの成分でも含有しないと、所望の高
強度が得られず、従来電極線材1,2の場合と同
様に高張力下での放電加工が不可能となることか
ら、切断加工の高速化は期待できないものであ
る。 さらに、被加工材の切断加工面の状況を観察し
たところ、本発明電極線材1〜11による場合に
は、切断加工面が美麗で、加工代も一定している
ので、高い寸法精度を確保することができるのに
対して、従来電極線材1,2および比較電極線材
1〜3による場合は切断加工面に肌荒れがあり、
その分だけ寸法精度の劣るものであつた。 上述のように、この発明のCu合金製電極材は、
高強度を有するので、高い張力下でのワイヤーカ
ツト放電を行なうことができ、この結果速い速度
での放電加工が可能となるほか、きれいな切断加
工面が得られると共に、寸法精度が向上し、さら
に塑性加工性にもすぐれているので、電極材への
加工が容易であることから、安いコストでの製造
が可能であるなど工業上有用な特性を有するので
ある。
〜11は、いずれも硬銅および65/35黄銅製の従
来電極線材1,2に比して高強度を有するので、
これに比して1段と高い張力での放電加工を行な
うことができ、この結果切断加工速度の高速化が
可能となることが明らかである。 また、比較電極線材1〜3に見られるように、
Cu合金の構成成分であるAl、Ti、およびNiのう
ちのいずれかの成分でも含有しないと、所望の高
強度が得られず、従来電極線材1,2の場合と同
様に高張力下での放電加工が不可能となることか
ら、切断加工の高速化は期待できないものであ
る。 さらに、被加工材の切断加工面の状況を観察し
たところ、本発明電極線材1〜11による場合に
は、切断加工面が美麗で、加工代も一定している
ので、高い寸法精度を確保することができるのに
対して、従来電極線材1,2および比較電極線材
1〜3による場合は切断加工面に肌荒れがあり、
その分だけ寸法精度の劣るものであつた。 上述のように、この発明のCu合金製電極材は、
高強度を有するので、高い張力下でのワイヤーカ
ツト放電を行なうことができ、この結果速い速度
での放電加工が可能となるほか、きれいな切断加
工面が得られると共に、寸法精度が向上し、さら
に塑性加工性にもすぐれているので、電極材への
加工が容易であることから、安いコストでの製造
が可能であるなど工業上有用な特性を有するので
ある。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 Zn:15〜38%、Al:0.6〜4%、 Ti:0.6〜1.5%、Ni:0.03〜1.5%、 を含有し、残りがCuと不可避不純物からなる組
成(以上重量%)を有するCu合金で構成したこ
とを特徴とするワイヤーカツト放電加工用Cu合
金製電極材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19664185A JPS6257822A (ja) | 1985-09-05 | 1985-09-05 | ワイヤーカット放電加工用Cu合金製電極材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19664185A JPS6257822A (ja) | 1985-09-05 | 1985-09-05 | ワイヤーカット放電加工用Cu合金製電極材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6257822A JPS6257822A (ja) | 1987-03-13 |
| JPH0430449B2 true JPH0430449B2 (ja) | 1992-05-21 |
Family
ID=16361149
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19664185A Granted JPS6257822A (ja) | 1985-09-05 | 1985-09-05 | ワイヤーカット放電加工用Cu合金製電極材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6257822A (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS599298A (ja) * | 1982-07-05 | 1984-01-18 | 三菱製紙株式会社 | 金属蒸着紙の製造方法 |
| JPS59134624A (ja) * | 1983-01-19 | 1984-08-02 | Sumitomo Electric Ind Ltd | ワイヤカツト放電加工用複合電極線およびその製造法 |
| JPS6080526A (ja) * | 1983-10-05 | 1985-05-08 | Furukawa Electric Co Ltd:The | ワイヤ放電加工用電極線 |
-
1985
- 1985-09-05 JP JP19664185A patent/JPS6257822A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6257822A (ja) | 1987-03-13 |
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