JPH04306253A - 熱硬化性フェノール系樹脂組成物、及びそれを用いたプリプレグ並びにハニカムサンドウィッチパネルと積層板 - Google Patents

熱硬化性フェノール系樹脂組成物、及びそれを用いたプリプレグ並びにハニカムサンドウィッチパネルと積層板

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JPH04306253A
JPH04306253A JP9805791A JP9805791A JPH04306253A JP H04306253 A JPH04306253 A JP H04306253A JP 9805791 A JP9805791 A JP 9805791A JP 9805791 A JP9805791 A JP 9805791A JP H04306253 A JPH04306253 A JP H04306253A
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JP
Japan
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prepreg
resin composition
phenolic resin
honeycomb
thermosetting phenolic
Prior art date
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Pending
Application number
JP9805791A
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English (en)
Inventor
Hiromitsu Kimura
木村 裕光
Yasuyuki Shindo
恭行 神藤
Shinichi Inaba
稲場 伸一
Yohei Machida
陽平 町田
Yoichi Kurihara
陽一 栗原
Yoshiaki Kubota
義昭 久保田
Yoshiaki Hirai
良明 平井
Naoto Yoshinaga
直人 吉永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、接着性,加工性および
難燃性に優れ、航空機、車両、船舶、建築物などの内装
材および構造材の製造に好適な難燃性フェノール系樹脂
組成物およびそれを用いたプリプレグ並びにハニカムサ
ンドウィッチパネルと積層板に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、航空機の内装材は、火災時の乗客
の安全性確保のため、超難燃性、即ち燃焼時にヒートリ
リースおよびスモークリリースの低い材料が求められて
いる。
【0003】特に、航空機の内装に用いるパネルには、
ノーメックス(Nomex:デュポン社製芳香族ポリア
ミド不織布)ハニカムやガラス繊維、ケブラー繊維もし
くは炭素繊維で強化されたプラスチック表面材料が多く
用いられており、これらの材料の超難燃化が必要となっ
ている。
【0004】従来、これらの強化材の織物に、マトリッ
クス樹脂として、エポキシ樹脂を含浸させてプリプレグ
となし、ハニカムに加圧加熱してハニカムサンドウィッ
チパネルとしていた。
【0005】しかし、エポキシ樹脂は、接着性は良好で
あるが、難燃時のヒートリリースおよびスモークリリー
スが大きくて好ましくない。
【0006】また、マトリックス樹脂としてフェノール
樹脂を用いることが試みられたが、フェノール樹脂は低
スモークリリースであるが、ヒートリリースが大きく、
しかもハニカムパネルの表面材に用いた場合には接着剥
離強度が低いという欠点があった。
【0007】そこで、接着剥離強度の向上をさせるため
に、フェノール系樹脂接着剤で行なわれている様な、フ
ェノール樹脂に、ポリビニルアセタール、アクリロニト
リルブタジエンゴム(NBR)、ポリアミドおよびポリ
アクリレート等の熱可塑性ポリマーを混合した樹脂を用
いる方法が考えられた。
【0008】しかしながら、これらの樹脂は、流動性が
低く、ハニカムコアとの濡れが悪くなり、接着面積が小
さくなるため接着剥離強度の小さいものとなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上記問
題点に鑑み、鋭意研究した結果、熱硬化性フェノール系
樹脂とポリビニルブチラールに特定のシリコーンオイル
を配合したマトリックス樹脂を用いると、難燃性でかつ
接着性に優れ、就中難燃時に低ヒートリリース、低スモ
ークリリースであることを見出し、更に特定の高分子シ
リコーン樹脂を添加することで、塗りむらの発生が押え
られることを見出し、本発明を完成したものである。
【0010】本発明の目的は、接着剥離強度が大きく、
燃焼時に低ヒートリリースかつ低スモークリリースであ
って、塗りむらのない良好な外観のプリプレグを得るこ
とができる熱硬化性フェノール系樹脂組成物、およびそ
れを用いたプリプレグ、並びにハニカムサンドウィッチ
パネルと積層板を提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
、本発明の熱硬化性フェノール系樹脂組成物は、熱硬化
性フェノール樹脂、ポリビニルブチラール、変性シリコ
ーンオイル、ハロゲン系難燃剤、アンチモン化合物およ
び一般式
【化3】 (式中、R1 は
【化4】 であり、ここでRはアルキル基、x,zは1以上の整数
、n,yは0以上の整数を示す)で表わされる変性高分
子シリコン樹脂を含むことを特徴としている。
【0012】本発明のプリプレグは、合成樹脂を基材に
含浸させてなるプリプレグにおいて、前記樹脂が上記本
発明の熱硬化性フェノール系樹脂組成物であることを特
徴としている。
【0013】また、本発明のハニカムサンドウィッチパ
ネルは、合成樹脂を基材に含浸させてなるプリプレグ、
及びハニカムコアとを積層接着してなるハニカムサンド
ウィッチパネルにおいて、前記合成樹脂が上記本発明の
熱硬化性フェノール系樹脂組成物であることを特徴とし
ている。
【0014】更に、本発明の積層板は、合成樹脂を基材
に含浸させてなるプリプレグを積層形成してなる積層板
において、前記合成樹脂が上記本発明の熱硬化性フェノ
ール系樹脂組成物であることを特徴としている。
【0015】本発明において、熱硬化性フェノール樹脂
とは、アルデヒド類とフェノール類から製造される樹脂
であり、例えばレゾールを挙げることができるが、発熱
性、発煙性の点から好ましくは架橋度指数が60以上で
かつフリーフェノール指数が30以下、より好ましくは
架橋度指数80以上でかつフリーフェノール指数30以
下であり、更に好ましくは架橋度指数が90以上でかつ
フリーフェノール指数が15以下である。
【0016】上記架橋度指数とは、フェノール樹脂Ag
(約10g)をアルミトレーに取り、オーブン中120
℃で1時間硬化せしめた後、アセトン中で30分間浸漬
処理した際の未溶解物の重量をBgとし、架橋度指数=
B/A×100 で求められる値である。
【0017】また、フリーフェノール指数とは、ガスク
ロマトグラフィー法で定量したフリーフェノールの量を
C%、フェノール系樹脂の固形分濃度をD%とし、フリ
ーフェノール指数=C/D×100で求められる値のこ
とである。
【0018】本発明においては、粒状又は粉末状をした
特殊フェノール樹脂(例えば、商品名「ベルパール」、
鐘紡製)あるいはノボラックをレゾールと併用してもよ
い。
【0019】本発明に用いられるポリビニルブチラール
とは、例えば、ポリビニルアルコールにブチルアルデヒ
ドを反応させて得られるポリビニルアセタール樹脂であ
り、重合度1500以上のものが接着性の良い点で好ま
しい。
【0020】本発明に用いられるポリビニルブチラール
は、通常、ビニルブチラール成分とビニルアルコール成
分および酢酸ビニル成分の3成分を有しているが、特に
第4成分としてカルボキシル変性されたものが高接着性
となり好ましい。
【0021】本発明に用いられる変性シリコーンオイル
とは一般式
【化5】 (ここで、Xは
【化6】 、ROH、RNH2 であり、Rは−(CH2 )n 
−であり、mは1以上の整数、nは0以上の整数をあら
わす)で表わされる末端に反応性の基を有する化合物、
もしくは、一般式
【化7】 (ここで、Yは
【化8】 、R1 OH、R1 NHR2 NH2 、R1 CO
OHであり、R1 およびR2 は−(CH2 )n 
−であり、m1 ,m2 は1以上の整数、nは0以上
の整数であり、
【化9】 および
【化10】 はランダムなブロック結合であってもよく、R1 とR
2 は同一でも異なるものであってもよい)で表わされ
る側鎖に反応性の基を有する化合物である。
【0022】本発明に用いられるハロゲン系難燃剤には
、塩素系難燃剤および臭素系難燃剤があり、好ましくは
難燃性の点から臭素系難燃剤が挙げられる。また、硬化
後の成型体からブリージング防止の点から反応型難燃剤
が好ましい。
【0023】更に好ましくは、一般式
【化11】 (ここで、R1 はHまたは
【化12】 または−(CH2 CH2 O)n −Hであり、R2
 はHまたはCH3 であり、mは1〜3、nは1〜3
をあらわす)で表わされる臭素化フェノール誘導体また
は、一般式
【化13】 (ここで、nは0〜2をあらわす)で表わされる臭素化
ビスフェノールA誘導体を挙げることができる。
【0024】本発明に用いられるアンチモン化合物とし
ては、樹脂組成物中で分散されるものであれば特に限定
されないが、例えば三酸化アンチモン、五酸化アンチモ
ン、アンチモン酸ナトリウム等を挙げることができ、通
常粒径が0.1〜10μのもの、好ましくは0.5〜5
μのものである。就中、五酸化アンチモンの表面に安定
な親水性あるいは疎水性を付与して分散性を向上せしめ
たコロイドタイプのものが好適である。
【0025】本発明において上記アンチモン化合物を配
合することで、難燃性が更に向上する効果を奏する。
【0026】本発明の樹脂組成物は、通常、溶液として
用いられるが、懸濁液として用いてもよく、また無溶剤
で即ちホットメルトにより用いてもよい。溶剤としては
一般に、有機溶剤が用いられるが水媒体を用いてもよい
【0027】本発明に用いる有機溶剤としては、例えば
、アルコール類、エーテル類、ケトン類、エステル類、
アミド類あるいはそれら2種以上の混合溶剤が挙げられ
る。具体的には、例えば、メタノール、プロパノール、
ブタノール、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトン、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ
、ブチルセロソルブ、ジエチルエーテル、テトラヒドロ
フラン、エチルカルビトール、ブチルカルビトール、酢
酸エチル、エチルカルビトールの酢酸エステル、ブチル
カルビトールの酢酸エステル、ジメチルホルムアミド、
ジメチルスルホキシドまたはそれら2種以上の混合溶剤
を挙げることができる。
【0028】本発明の組成物中の各成分の配合比率は、
特に限定されることはなく、所望の性能に応じて選定す
ればよい。
【0029】組成物中の熱硬化性フェノール系樹脂の成
分割合は、多ければ多いほど、難燃性は高くなるので所
望の難燃性に応じて配合比率を選べばよく、通常固形分
の50重量%以上、好ましくは60〜95重量%の量で
用いられる。
【0030】ポリビニルブチラールの成分割合は、多け
れば多いほど接着性は良好となるが、あまり多くなると
組成物の粘度が上昇したり、難燃性が低下したりするの
で、好ましくは固形分の1〜15重量%、より好ましく
は2〜12重量%、更に好ましくは3〜10重量%であ
る。1重量%未満では接着性が悪くなり、15重量%よ
り多いと樹脂組成物の粘度が高くなる。
【0031】変性シリコーンオイルの成分割合は、多け
れば多いほど流動性が良好となり接着性も良くなるが、
多過ぎると熱硬化後の成型体からのブリージング(にじ
み出し)が見られ、燃焼時の発煙性も増大する。変性シ
リコーンオイルの成分割合は、好ましくは固形分の0.
1〜10重量%、より好ましくは0.3〜5重量%であ
る。
【0032】ハロゲン系難燃剤の成分割合は、多いほど
燃焼時の発熱量(ヒートリリース)は小さくなるが、多
過ぎると発煙量(スモークリリース)が大きくなり、好
ましくは固形分の0.1〜30重量%である。
【0033】アンチモン化合物の成分割合は、好ましく
は0.1〜30重量%、更に好ましくは1〜15重量%
で、多過ぎると流動性が悪くなる。
【0034】変性高分子シリコン樹脂の成分割合は、多
いほど塗りむらの発生を押え、表面外観の良好なプリプ
レグを得ることができるが、多過ぎると接着性が悪くな
り、好ましくは固形分の0.01〜1.0重量%、更に
好ましくは0.02〜0.5重量%である。
【0035】本発明のフェノール系樹脂組成物を溶液あ
るいは懸濁液として用いる場合、溶剤の量は用途に応じ
て適宜選定すればよいが、例えばプリプレグに用いる場
合は、固形分/溶剤=5/95〜80/20、また接着
剤として用いる場合は固形分/溶剤=20/80〜98
/2であってよい。
【0036】本発明の樹脂組成物には、前述の必須成分
以外に、他の有機成分、無機成分、添加剤、着色剤およ
び安定剤を配合してもよい。
【0037】本発明の熱硬化性フェノール系樹脂組成物
およびそれを用いたプリプレグは、例えば、次のように
して製造することができる。即ち、上記熱硬化性フェノ
ール樹脂、ポリビニルブチラールを有機溶剤に添加し、
溶解して溶液とする。ポリビニルブチラールは予め有機
溶剤に溶解して添加してもよい。続いてこの溶液に、変
性シリコーンオイル、ハロゲン系難燃剤、アンチモン化
合物および変性高分子シリコン樹脂を添加し、充分攪拌
して完全に溶解分散せしめることで、本発明の熱硬化性
フェノール系樹脂組成物を得ることができる。
【0038】引き続き、得られた樹脂組成物をプリプレ
グマシーン等で、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維
等からなる基材に含浸し、乾燥させると本発明のプリプ
レグが得られる。得られたプリプレグは自己接着性を有
し、且つ塗りむらがなく表面が平滑で良好なる外観をし
ている。このプリプレグを例えばノーメックス製ハニカ
ムコアと重ね合わせて加熱加圧すると、ハニカムサンド
ウィッチパネルとすることができる。また、得られたプ
リプレグを複数枚重ね合わせた後、加熱加圧すると積層
板とすることができる。
【0039】本発明の熱硬化性フェノール系樹脂組成物
を、例えばガラス繊維の薄い基材に含浸させ、乾燥させ
ることによりフィルム状接着剤が得られる。このフィル
ム状接着剤を、ハニカムコアと自己接着性をもたない表
面材との間に挟みこみ、加圧加熱すれば、ハニカムコア
と表面材とを強力に接着することができる。
【0040】本発明の熱硬化性フェノール系樹脂組成物
を銅箔に、加熱溶融して施与するか、もしくは有機溶剤
溶液として塗布した後乾燥して施与するかした後、紙/
フェノール等の積層板に重ね合わせ、加圧加熱すること
で、接着剥離強度の良好な銅張り積層板を得ることがで
きる。
【0041】本発明の熱硬化性フェノール系樹脂組成物
は、加熱溶融させるか、もしくは有機溶剤溶液として、
金属、木、プラスチック等の表面に塗布した後、加熱硬
化させることで、表面コーティング剤として使用できる
。この表面コーティング剤は、流動性が良好なため、塗
布すべき表面での伸びが良く、接着性も良好であり、且
つ難燃性にも優れている。
【0042】
【発明の効果】本発明の熱硬化性フェノール系樹脂組成
物は、低ヒートリリースかつ低スモークリリースで、流
動性が良く、接着性および加工性に優れている。本発明
のプリプレグは自己接着性を有し、塗りむらがなく表面
外観も良好であり、ハニカムコアと固着し、ハニカムサ
ンドウィッチパネルとすることができる。
【0043】本発明のハニカムサンドウィッチパネルは
、難燃性であって、低ヒートリリースかつ低スモークリ
リースであり、しかも表面材とコアとの接着剥離強度は
極めて高い。
【0044】このようなハニカムサンドウィッチパネル
は、航空機の内装材のほか、船舶や車両および建造物な
どの内装用としても極めて好適に用いられる。
【0045】また、本発明の樹脂組成物は、フィルム状
接着剤、銅張り積層板用接着剤、表面コーティング剤な
どの用途にも適用でき、極めて有用である。
【0046】更に、本発明のプリプレグは、積層体、F
RPなどの用途にも使用でき、極めて有用である。
【0047】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳述する。なお
その前に本明細書における種々の特性値の測定法を記述
する。また、本明細書において、「部」とあるのは、特
に断りのない限り、「重量部」を意味する。
【0048】<ヒートリリース>米国連邦規格FAR(
Federal Acquisition Regul
ation)25.853(A)に基づいて測定したサ
ンドウィッチパネルのヒートリリースで、2分間のトー
タル値および5分間のピーク値で評価した。
【0049】<スモークリリース>NBS法(ASTM
−E−662)のフレーム法で測定したサンドウィッチ
パネルでのDs値である。チェンバー内の透過率がT%
のとき、Ds=131  log(100/T)
【00
50】<接着剥離強度(ドラムピール強度)>ドラムピ
ール法(MIL−STD−401B法)でハニカムサン
ドウィッチパネルについて測定した。
【0051】<樹脂固形分>レゾール樹脂Ag(約0.
5g)をアルミカップに取り、オーブン中で150℃で
1時間硬化させた時の、固形分の重量をBgとすると、
樹脂固形分=B/A×100(%)
【0052】実施例1 フェノール系樹脂としてショウノールBRS−325(
昭和高分子製、樹脂固形分62%)149部、ポリビニ
ルブチラールとしてデンカブチラール6000EP(電
気化学工業製、重合度2400、カルボキシル変性タイ
プ、10%MEK溶液)60部、ハロゲン系難燃剤とし
てプラセフティEB−200B(マナック製、ジブロモ
フェノールモノエポキシ誘導体、Br含量51%)7.
8部、変性シリコーンオイルBY16−855(東レダ
ウコーニングシリコーン製、末端エポキシ変性タイプ、
50%MEK溶液)1.95部、更に変性高分子シリコ
ン樹脂Byk−306(ビックケミージャパン製、12
.5%キシレンヒドロキシベンゼン溶液)0.4部を冷
却ジャケットおよびホモディスパーを装着した溶解釜に
投入し、攪拌溶解した。次に、アンチモン化合物として
サンコロイドAME−130(日産化学工業製、五酸化
アンチモン、表面処理品、31%MEK分散液)17.
1部を投入し、攪拌し、分散した。最後に、メチルエチ
ルケトンで濃度調整した。
【0053】得られた樹脂組成物は、粘度が110cp
sで固形分濃度が38重量%であった。この樹脂組成物
をガラスクロスKS181/S920NM(鐘紡製)に
含浸した後、乾燥機により110℃で22分間乾燥し、
樹脂付着分43重量%プリプレグを得た。
【0054】得られたプリプレグは、塗りむらのない良
好な外観であった。次に、このプリプレグをノーメック
ス製ハニカムSAH1/8−3.0(昭和飛行機工業製
)の両側に貼り合わせ、減圧下で加熱加圧して、ハニカ
ムサンドウィッチパネルを製造した。
【0055】得られたハニカムサンドウィッチパネルの
ヒートリリース、スモークリリース、ドラムピール強度
は表2に示す通りであり、低ヒートリリース、低スモー
クリリースで、かつ接着剥離強度が大きく、良好な特性
結果を示した。
【0056】実施例2 実施例1における変性シリコーンオイルの量を6.05
部に変えた以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物、
プリプレグおよびハニカムサンドウィッチパネルを得た
。結果は表1,表2の通りであり、接着性が少し向上し
たが、スモークリリースがやや大きくなった。
【0057】比較例1 実施例1において、変性シリコーンオイルを配合しない
ほかは、実施例1と同様にして樹脂組成物、プリプレグ
およびハニカムサンドウィッチパネルを得た。結果は表
1,表2の通りであり、接着性が悪くなった。
【0058】比較例2 実施例1において、ハロゲン系難燃剤および五酸化アン
チモンを配合しないほかは、実施例1と同様にして樹脂
組成物、プリプレグおよびハニカムサンドウィッチパネ
ルを得た。結果は表1,表2の通りであり難燃性が低下
し、特にヒートリリースが高くなった。
【0059】
【表1】 備考:他の成分の配合量 フェノール樹脂149部、ポリビニルブチラール60部
、変性高分子シリコン樹脂0.4部
【0060】
【表2】
【0061】実施例3〜5 実施例1で用いたフェノール系樹脂に代えて、架橋度指
数およびフリーフェノール指数の異なるフェノール系樹
脂、ショウノールBRS324(昭和高分子製、固形分
濃度57%)、ショウノールBLS352(昭和高分子
製、固形分濃度51%)、ショウノールBRS310S
(昭和高分子製、固形分濃度62.5%)104部とシ
ョウノールBRL274(昭和高分子製、固形分濃度6
7.5%)44部との混合品を用いて実施例1と同様に
して樹脂組成物、プリプレグおよびハニカムサンドウィ
ッチパネルを得た。
【0062】得られた樹脂組成物の性状は表3に示す通
りであり、プリプレグは塗りむらのない良好な外観であ
った。また、得られたハニカムサンドウィッチパネルの
ヒートリリース、スモークリリースおよびドラムピール
強度は表4に示す通りであった。
【0063】
【表3】
【0064】
【表4】
【0065】実施例6〜7 実施例1における変性シリコーンオイルに代えて、末端
アミン基変性タイプの変性シリコーンオイルBY16−
853(東レダウコーニングシリコーン製、アミン当量
650)、あるいは側鎖カルボキシル変性タイプの変性
シリコーンオイルSF8418(東レダウコーニングシ
リコーン製、カルボキシル当量3500)を用いた以外
は、実施例1と同様にして、樹脂組成物、プリプレグお
よびハニカムサンドウィッチパネルを得た。結果は表5
,表6の通りであり、いずれの変性シリコーンオイルを
用いても、ほぼ同様の性能を示した。また、プリプレグ
はいずれも塗りむらのない良好な外観であった。
【0066】
【表5】
【0067】
【表6】
【0068】実施例8 実施例1におけるポリビニルブチラールの量を100部
に変えた以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物、プ
リプレグおよびハニカムサンドウィッチパネルを得た。 結果は表7,表8の通りであり、接着性は一層良くなっ
たが、樹脂組成物の粘度がやや高くなった。
【0069】実施例9 実施例1におけるポリビニルブチラールに代えて、非カ
ルボキシル変性タイプのデンカブチラール6000C(
電気化学工業製、重合度2400、10%MEK溶液)
を用いた以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物、プ
リプレグおよびハニカムサンドウィッチパネルを得た。 結果は表7,表8の通りであり、カルボキシルタイプの
樹脂より接着性はやや劣るものの、十分に良好な接着性
を示した。また、プリプレグは塗りむらのない良好な外
観であった。
【0070】
【表7】
【0071】
【表8】
【0072】実施例10〜11 実施例1で用いたハロゲン系難燃剤に代えて、ピロガー
ドSR324(第一工業製薬製、トリブロモフェノール
エチレンオキサイド付加物、Br含量57%)7.0部
またはエポトートYDB400(東都化成製、テトラブ
ロモビスフェノールA誘導体、Br含量49%)8.2
部を用いて、実施例1と同様にして樹脂組成物、プリプ
レグおよびハニカムサンドウィッチパネルを作成した。 結果は、表9,表10に示す通りであり、いずれも良好
なる性能であった。
【0073】
【表9】
【0074】
【表10】
【0075】実施例12〜13 実施例1で用いた五酸化アンチモンに代えて、サンコロ
イドAMT−130(日産化学工業製、表面処理品、3
0%メタノール溶液)17.7部、またはサンエポック
EFR−6NJ(日産化学工業製、非処理品、粒径1μ
粉末)5.3部を用いて、実施例1と同様にして樹脂組
成物、プリプレグおよびハニカムサンドウィッチパネル
を作成した。
【0076】結果は、表11,表12に示す通りであり
、表面処理品を用いた方がやや良好な性能を示した。 また、プリプレグはいずれも塗りむらのない良好な外観
であった。
【0077】尚、非処理品を用いた樹脂組成物は保管中
に沈澱を生じ、使用に際しては攪拌し再分散させる必要
があった。一方、表面処理品を用いた樹脂組成物は、保
管中に若干沈降したが、容易に再分散できた。
【0078】実施例14 アンチモン化合物として実施例1で用いた五酸化アンチ
モンに代えて、三酸化アンチモンPATOX−C(日本
精鉱製、粒径1.8μ)4.7倍を用いる以外は、実施
例1と同様にして、樹脂組成物、プリプレグおよびハニ
カムサンドウィッチパネルを得た。結果は表11,表1
2に示す通りであった。
【0079】
【表11】
【0080】
【表12】
【0081】実施例15 実施例1で用いたガラスクロスに代えて、カーボンクロ
ス、CF3101(鐘紡製)を用い、ガラスクロスの場
合と単位面積あたりの樹脂付着量を同じにした以外は、
実施例1と同様の方法で作成したプリプレグを用いてハ
ニカムサンドウィッチパネルを得た。
【0082】結果は、表13,表14に示す通りであり
、基材の種類が異っても同等の効果を示した。またプリ
プレグは、塗りむらのない良好な外観であった。
【0083】
【表13】
【0084】
【表14】
【0085】実施例16 実施例1と同様にして得たプリプレグを8枚積層し、真
空バッグ内において加圧加熱して積層板を製造した。
【0086】得られた積層板のヒートリリースは、トー
タルが30kW・min/m2 、ピークが29kW/
m2 であり、スモークリリースはDs値が10であり
、難燃性に優れた積層板であった。
【0087】比較例3 実施例1において配合した変性高分子シリコン樹脂を配
合しない以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物およ
びプリプレグを得た。
【0088】得られたプリプレグは、表面が凹凸で樹脂
のたれた様な斑が発生し、表面の平滑性に欠け、外観も
不良であった。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  熱硬化性フェノール樹脂、ポリビニル
    ブチラール、変性シリコーンオイル、ハロゲン系難燃剤
    、アンチモン化合物および一般式 【化1】 (式中、R1 は 【化2】 であり、ここでRはアルキル基、x,zは1以上の整数
    、n,yは0以上の整数を示す)で表わされる変性高分
    子シリコン樹脂を含むことを特徴とする熱硬化性フェノ
    ール系樹脂組成物。
  2. 【請求項2】  合成樹脂を基材に含浸させてなるプリ
    プレグにおいて、前記合成樹脂が請求項1記載の熱硬化
    性フェノール系樹脂組成物であることを特徴とするプリ
    プレグ。
  3. 【請求項3】  合成樹脂を基材に含浸させてなるプリ
    プレグ、及びハニカムコアとを積層接着してなるハニカ
    ムサンドウィッチパネルにおいて、前記合成樹脂が請求
    項1記載の熱硬化性フェノール系樹脂組成物であること
    を特徴とするハニカムサンドウィッチパネル。
  4. 【請求項4】  合成樹脂を基材に含浸させてなるプリ
    プレグを積層形成してなる積層板において、前記合成樹
    脂が請求項1規制の熱硬化性フェノール系樹脂組成物で
    あることを特徴とする積層板。
JP9805791A 1991-04-02 1991-04-02 熱硬化性フェノール系樹脂組成物、及びそれを用いたプリプレグ並びにハニカムサンドウィッチパネルと積層板 Pending JPH04306253A (ja)

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