JPH0525363A - 熱硬化性フエノール系樹脂組成物、及びそれを用いたプリプレグ並びにハニカムサンドウイツチパネルと積層板 - Google Patents
熱硬化性フエノール系樹脂組成物、及びそれを用いたプリプレグ並びにハニカムサンドウイツチパネルと積層板Info
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- JPH0525363A JPH0525363A JP20477391A JP20477391A JPH0525363A JP H0525363 A JPH0525363 A JP H0525363A JP 20477391 A JP20477391 A JP 20477391A JP 20477391 A JP20477391 A JP 20477391A JP H0525363 A JPH0525363 A JP H0525363A
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- silicone oil
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 樹脂組成物が熱硬化性フェノール樹脂、ポリ
ビニルブチラール、ハロゲン系難燃剤、アンチモン化合
物及び変性シリコーンオイルよりなる。変性シリコーン
オイルが、末端アルコール変性シリコーンオイルとそれ
以外の変性シリコーンオイルとを混合したものからなる
ことを特徴とする。 【効果】 燃焼時の発熱量、発煙量が小さい。流動性が
よく、接着力が強く、加工しやすい。プリプレグは、樹
脂の付着むらがなく、表面が平滑に仕上がる。
ビニルブチラール、ハロゲン系難燃剤、アンチモン化合
物及び変性シリコーンオイルよりなる。変性シリコーン
オイルが、末端アルコール変性シリコーンオイルとそれ
以外の変性シリコーンオイルとを混合したものからなる
ことを特徴とする。 【効果】 燃焼時の発熱量、発煙量が小さい。流動性が
よく、接着力が強く、加工しやすい。プリプレグは、樹
脂の付着むらがなく、表面が平滑に仕上がる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、接着性および加工性に
優れ、難燃性であって、燃焼時のヒートリリース(熱放
散)およびスモークリリース(発煙)が少なく、航空
機、車両、船舶、建築物などの内装材および構造材の製
造に好適な難燃性フェノール系樹脂組成物およびそれを
用いたプリプレグ並びにハニカムサンドウィッチパネル
と積層板に関する。
優れ、難燃性であって、燃焼時のヒートリリース(熱放
散)およびスモークリリース(発煙)が少なく、航空
機、車両、船舶、建築物などの内装材および構造材の製
造に好適な難燃性フェノール系樹脂組成物およびそれを
用いたプリプレグ並びにハニカムサンドウィッチパネル
と積層板に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、航空機の内装材は、火災時の乗客
の安全性確保のため、超難燃性、即ち燃焼時にヒートリ
リースおよびスモークリリースの低い材料が求められて
いる。
の安全性確保のため、超難燃性、即ち燃焼時にヒートリ
リースおよびスモークリリースの低い材料が求められて
いる。
【0003】特に、航空機の内装に用いるパネルには、
ノーメックス(Nomex:デュポン社製芳香族ポリア
ミド不織布)ハニカムやガラス繊維、ケブラー繊維もし
くは炭素繊維で強化されたプラスチック表面材料が多く
用いられており、これらの材料の超難燃化が必要となっ
ている。
ノーメックス(Nomex:デュポン社製芳香族ポリア
ミド不織布)ハニカムやガラス繊維、ケブラー繊維もし
くは炭素繊維で強化されたプラスチック表面材料が多く
用いられており、これらの材料の超難燃化が必要となっ
ている。
【0004】従来、これらの強化材の織物に、マトリッ
クス樹脂として、エポキシ樹脂を含浸させてプリプレグ
となし、ハニカムに加圧加熱してハニカムサンドウィッ
チパネルとしていた。
クス樹脂として、エポキシ樹脂を含浸させてプリプレグ
となし、ハニカムに加圧加熱してハニカムサンドウィッ
チパネルとしていた。
【0005】しかし、エポキシ樹脂は、接着性は良好で
あるが、難燃時のヒートリリースおよびスモークリリー
スが大きくて好ましくない。
あるが、難燃時のヒートリリースおよびスモークリリー
スが大きくて好ましくない。
【0006】また、マトリックス樹脂としてフェノール
樹脂を用いることが試みられたが、フェノール樹脂は低
スモークリリースであるが、ヒートリリースが大きく、
しかもハニカムパネルの表面材に用いた場合には接着剥
離強度が低いという欠点があった。
樹脂を用いることが試みられたが、フェノール樹脂は低
スモークリリースであるが、ヒートリリースが大きく、
しかもハニカムパネルの表面材に用いた場合には接着剥
離強度が低いという欠点があった。
【0007】そこで、接着剥離強度の向上をさせるため
に、フェノール系樹脂接着剤で行なわれている様な、フ
ェノール樹脂に、ポリビニルアセタール、アクリロニト
リルブタジエンゴム(NBR)、ポリアミドおよびポリ
アクリレート等の熱可塑性ポリマーを混合した樹脂を用
いる方法が考えられた。
に、フェノール系樹脂接着剤で行なわれている様な、フ
ェノール樹脂に、ポリビニルアセタール、アクリロニト
リルブタジエンゴム(NBR)、ポリアミドおよびポリ
アクリレート等の熱可塑性ポリマーを混合した樹脂を用
いる方法が考えられた。
【0008】しかしながら、これらの樹脂は、流動性が
低く、ハニカムコアとの濡れが悪くなり、接着面積が小
さくなるため接着剥離強度の小さいものであった。
低く、ハニカムコアとの濡れが悪くなり、接着面積が小
さくなるため接着剥離強度の小さいものであった。
【0009】そこで、本発明者らは特願平2−4120
96号において、熱硬化性フェノール樹脂、ポリビニル
ブチラール、変性シリコーンオイル、ハロゲン系難燃剤
およびアンチモン化合物よりなる熱硬化性フェノール系
樹脂組成物を提案した。
96号において、熱硬化性フェノール樹脂、ポリビニル
ブチラール、変性シリコーンオイル、ハロゲン系難燃剤
およびアンチモン化合物よりなる熱硬化性フェノール系
樹脂組成物を提案した。
【0010】この熱硬化性フェノール系樹脂組成物は、
難燃性で就中燃焼時に低ヒートリリース、低スモークリ
リースであり、かつ接着性に優れるものであったが、こ
れを基材に含浸させプリプレグとした際に基材への濡れ
性不良による樹脂の付着むらが生じるという欠点があっ
た。
難燃性で就中燃焼時に低ヒートリリース、低スモークリ
リースであり、かつ接着性に優れるものであったが、こ
れを基材に含浸させプリプレグとした際に基材への濡れ
性不良による樹脂の付着むらが生じるという欠点があっ
た。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、上記問
題点に鑑み鋭意研究した結果、変性シリコーンオイルと
して、末端アルコール変性シリコーンオイルとそれ以外
の変性シリコーンオイルを併用することでプリプレグと
した際の樹脂の付着むらが解消されることを見出し本発
明を完成した。
題点に鑑み鋭意研究した結果、変性シリコーンオイルと
して、末端アルコール変性シリコーンオイルとそれ以外
の変性シリコーンオイルを併用することでプリプレグと
した際の樹脂の付着むらが解消されることを見出し本発
明を完成した。
【0012】本発明の目的は、接着剥離強度が大きく、
プリプレグとした際に樹脂の付着むらが生じず、燃焼時
に低ヒートリリース且つ低スモークリリースであるハニ
カムサンドウィッチパネル製造用の難燃性フェノール系
樹脂組成物およびそれを用いたプリプレグ並びにハニカ
ムサンドウィッチパネルと積層板を提供するにある。
プリプレグとした際に樹脂の付着むらが生じず、燃焼時
に低ヒートリリース且つ低スモークリリースであるハニ
カムサンドウィッチパネル製造用の難燃性フェノール系
樹脂組成物およびそれを用いたプリプレグ並びにハニカ
ムサンドウィッチパネルと積層板を提供するにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の熱硬化性フェノール系樹脂組成物は、熱硬
化性フェノール樹脂、ポリビニルブチラール、ハロゲン
系難燃剤、アンチモン化合物及び変性シリコーンオイル
よりなるものであって、前記変性シリコーンオイルが末
端アルコール変性シリコーンオイルとそれ以外の変性シ
リコーンオイルとからなるものであることを特徴として
いる。
め、本発明の熱硬化性フェノール系樹脂組成物は、熱硬
化性フェノール樹脂、ポリビニルブチラール、ハロゲン
系難燃剤、アンチモン化合物及び変性シリコーンオイル
よりなるものであって、前記変性シリコーンオイルが末
端アルコール変性シリコーンオイルとそれ以外の変性シ
リコーンオイルとからなるものであることを特徴として
いる。
【0014】本発明のプリプレグは、合成樹脂を基材に
含浸させてなるプリプレグにおいて、前記樹脂が上記本
発明の熱硬化性フェノール系樹脂組成物であることを特
徴としている。
含浸させてなるプリプレグにおいて、前記樹脂が上記本
発明の熱硬化性フェノール系樹脂組成物であることを特
徴としている。
【0015】また、本発明のハニカムサンドウィッチパ
ネルは、合成樹脂を基材に含浸させてなるプリプレグ、
及びハニカムコアとを積層接着してなるハニカムサンド
ウィッチパネルにおいて、前記合成樹脂が上記本発明の
熱硬化性フェノール系樹脂組成物であることを特徴とし
ている。
ネルは、合成樹脂を基材に含浸させてなるプリプレグ、
及びハニカムコアとを積層接着してなるハニカムサンド
ウィッチパネルにおいて、前記合成樹脂が上記本発明の
熱硬化性フェノール系樹脂組成物であることを特徴とし
ている。
【0016】更に、本発明の積層板は、合成樹脂を基材
に含浸させてなるプリプレグを積層形成してなる積層板
において、前記合成樹脂が上記本発明の熱硬化性フェノ
ール系樹脂組成物であることを特徴としている。
に含浸させてなるプリプレグを積層形成してなる積層板
において、前記合成樹脂が上記本発明の熱硬化性フェノ
ール系樹脂組成物であることを特徴としている。
【0017】本発明において、熱硬化性フェノール樹脂
とは、アルデヒド類とフェノール類から製造される樹脂
であり、例えばレゾールを挙げることができるが、発熱
性、発煙性の点から好ましくは架橋度指数が60以上で
かつフリーフェノール指数が30以下、より好ましくは
架橋度指数80以上でかつフリーフェノール指数30以
下であり、更に好ましくは架橋度指数が90以上でかつ
フリーフェノール指数が15以下である。
とは、アルデヒド類とフェノール類から製造される樹脂
であり、例えばレゾールを挙げることができるが、発熱
性、発煙性の点から好ましくは架橋度指数が60以上で
かつフリーフェノール指数が30以下、より好ましくは
架橋度指数80以上でかつフリーフェノール指数30以
下であり、更に好ましくは架橋度指数が90以上でかつ
フリーフェノール指数が15以下である。
【0018】上記架橋度指数とは、フェノール樹脂Ag
(約10g)をアルミトレーに取り、オーブン中120
℃で1時間硬化せしめた後、アセトン中で30分間浸漬
処理した際の未溶解物の重量をBgとし、 架橋度指数=B/A×100 で求められる値である。
(約10g)をアルミトレーに取り、オーブン中120
℃で1時間硬化せしめた後、アセトン中で30分間浸漬
処理した際の未溶解物の重量をBgとし、 架橋度指数=B/A×100 で求められる値である。
【0019】また、フリーフェノール指数とは、ガスク
ロマトグラフィー法で定量したフリーフェノールの量を
C%、フェノール系樹脂の固形分濃度をD%とし、 フリーフェノール指数=C/D×100 で求められる値である。
ロマトグラフィー法で定量したフリーフェノールの量を
C%、フェノール系樹脂の固形分濃度をD%とし、 フリーフェノール指数=C/D×100 で求められる値である。
【0020】本発明においては、熱硬化性フェノール樹
脂として粒状又は粉末状をした特殊フェノール樹脂(例
えば、商品名「ベルパール」、鐘紡製)を用いてもよ
く、あるいはノボラックをレゾールと併用したものでも
よい。
脂として粒状又は粉末状をした特殊フェノール樹脂(例
えば、商品名「ベルパール」、鐘紡製)を用いてもよ
く、あるいはノボラックをレゾールと併用したものでも
よい。
【0021】本発明に用いられるポリビニルブチラール
とは、例えば、ポリビニルアルコールにブチルアルデヒ
ドを反応させて得られるポリビニルアセタール樹脂であ
り、重合度1500以上のものが接着性の良い点で好ま
しい。
とは、例えば、ポリビニルアルコールにブチルアルデヒ
ドを反応させて得られるポリビニルアセタール樹脂であ
り、重合度1500以上のものが接着性の良い点で好ま
しい。
【0022】本発明に用いられるポリビニルブチラール
は、通常、ビニルブチラール成分とビニルアルコール成
分および酢酸ビニル成分の3成分を有しているが、特に
第4成分としてカルボキシル変性されたものは、特に高
接着性となり好ましい。
は、通常、ビニルブチラール成分とビニルアルコール成
分および酢酸ビニル成分の3成分を有しているが、特に
第4成分としてカルボキシル変性されたものは、特に高
接着性となり好ましい。
【0023】本発明に用いられる末端アルコール変性シ
リコーンオイルとは、一般式
リコーンオイルとは、一般式
【化1】
(ここでR,R′は−(CH2 )n−であり、mは1以
上の整数、nは0以上の整数をあらわす)で表わされる
化合物である。
上の整数、nは0以上の整数をあらわす)で表わされる
化合物である。
【0024】本発明に用いられる末端アルコール変性以
外の変性シリコーンオイルとは、例えばアルキル変性、
アミノ変性、エポキシ変性、カルボキシル変性等の各変
性シリコーンオイルを挙げることができる。
外の変性シリコーンオイルとは、例えばアルキル変性、
アミノ変性、エポキシ変性、カルボキシル変性等の各変
性シリコーンオイルを挙げることができる。
【0025】このようなものとしては、一般式
【化2】
(ここで、Xは
【化3】
【化4】
RNH2 であり、Rは−(CH2 )n−であり、mは1
以上の整数、nは0以上の整数をあらわす)で表わされ
る末端にアルコール以外の官能基を有する化合物、
以上の整数、nは0以上の整数をあらわす)で表わされ
る末端にアルコール以外の官能基を有する化合物、
【0026】もしくは、一般式
【化5】
(ここで、Yは
【化6】
【化7】
R1 NHR2 NH2 ,R1 OH,R1 COOH,−(R
1 O)n1 −R2 CH3 であり、R1 ,R2 は−(CH
2 )n2 −であり、m1 は0以上の整数、m2 は1以上
の整数、n1 は1以上の整数、n2 は0以上の整数であ
り、
1 O)n1 −R2 CH3 であり、R1 ,R2 は−(CH
2 )n2 −であり、m1 は0以上の整数、m2 は1以上
の整数、n1 は1以上の整数、n2 は0以上の整数であ
り、
【化8】
および
【化9】
はランダムなブロック結合であってもよく、R1 とR2
は同一であっても異なるものであってもよい)で表わさ
れる側鎖に官能基を有する化合物である。
は同一であっても異なるものであってもよい)で表わさ
れる側鎖に官能基を有する化合物である。
【0027】本発明に用いられるハロゲン系難燃剤に
は、塩素系難燃剤および臭素系難燃剤があり、特に限定
されるものではないが、好ましくは難燃性の点から臭素
系難燃剤が挙げられる。また硬化後の成形体からブリー
ジングを防止する点で、反応型難燃剤が好ましい。
は、塩素系難燃剤および臭素系難燃剤があり、特に限定
されるものではないが、好ましくは難燃性の点から臭素
系難燃剤が挙げられる。また硬化後の成形体からブリー
ジングを防止する点で、反応型難燃剤が好ましい。
【0028】更に好ましくは、
一般式
【化10】
(ここで、R1 はH又は
【化11】
又は
【化12】
であり、R2 はH又はCH3 であり、mは1〜3、nは
1〜3をあらわす)で表わされる臭素化フェノール誘導
体または、
1〜3をあらわす)で表わされる臭素化フェノール誘導
体または、
【0029】一般式
【化13】
(ここで、nは0〜2をあらわす)で表わされる臭素化
ビスフェノールA誘導体を挙げることができる。
ビスフェノールA誘導体を挙げることができる。
【0030】本発明に用いられるアンチモン化合物とし
ては、樹脂組成物中で分散されるものであれば特に限定
されないが、例えば三酸化アンチモン、五酸化アンチモ
ン、アンチモン酸ナトリウム等を挙げることができ、通
常粒径が0.1〜10μのもの、好ましくは0.5〜5
μのものである。就中、五酸化アンチモンの表面に安定
な親水性あるいは疎水性を付与して分散性を向上せしめ
たコロイドタイプのものが好適である。
ては、樹脂組成物中で分散されるものであれば特に限定
されないが、例えば三酸化アンチモン、五酸化アンチモ
ン、アンチモン酸ナトリウム等を挙げることができ、通
常粒径が0.1〜10μのもの、好ましくは0.5〜5
μのものである。就中、五酸化アンチモンの表面に安定
な親水性あるいは疎水性を付与して分散性を向上せしめ
たコロイドタイプのものが好適である。
【0031】本発明において上記アンチモン化合物を配
合することで、難燃性が更に向上する効果を奏する。
合することで、難燃性が更に向上する効果を奏する。
【0032】本発明の樹脂組成物は、通常、溶液として
用いられるが、懸濁液として用いてもよく、また無溶剤
で即ちホットメルトにより用いてもよい。溶剤としては
一般に、有機溶剤が用いられるが水媒体を用いてもよ
い。
用いられるが、懸濁液として用いてもよく、また無溶剤
で即ちホットメルトにより用いてもよい。溶剤としては
一般に、有機溶剤が用いられるが水媒体を用いてもよ
い。
【0033】本発明に用いる有機溶剤としては、例え
ば、アルコール類、エーテル類、ケトン類、エステル
類、アミド類あるいはそれら2種以上の混合溶剤が挙げ
られる。具体的には、例えば、メタノール、プロパノー
ル、ブタノール、アセトン、メチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトン、メチルセロソルブ、エチルセロソ
ルブ、ブチルセロソルブ、ジエチルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、エチルカルビトール、ブチルカルビトー
ル、酢酸エチル、エチルカルビトールの酢酸エステル、
ブチルカルビトールの酢酸エステル、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルスルホキシドまたはそれら2種以上の混
合溶剤が挙げられる。
ば、アルコール類、エーテル類、ケトン類、エステル
類、アミド類あるいはそれら2種以上の混合溶剤が挙げ
られる。具体的には、例えば、メタノール、プロパノー
ル、ブタノール、アセトン、メチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトン、メチルセロソルブ、エチルセロソ
ルブ、ブチルセロソルブ、ジエチルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、エチルカルビトール、ブチルカルビトー
ル、酢酸エチル、エチルカルビトールの酢酸エステル、
ブチルカルビトールの酢酸エステル、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルスルホキシドまたはそれら2種以上の混
合溶剤が挙げられる。
【0034】本発明の組成物中の各成分の配合比率は、
特に限定されることはなく、所望の性能に応じて選定す
ればよい。
特に限定されることはなく、所望の性能に応じて選定す
ればよい。
【0035】組成物中の熱硬化性フェノール系樹脂の成
分割合は、多ければ多いほど、難燃性は高くなるので所
望の難燃性に応じて配合比率を選べばよく、通常固形分
の50重量%以上、好ましくは60〜95重量%の量で
用いられる。
分割合は、多ければ多いほど、難燃性は高くなるので所
望の難燃性に応じて配合比率を選べばよく、通常固形分
の50重量%以上、好ましくは60〜95重量%の量で
用いられる。
【0036】ポリビニルブチラールの成分割合は、多け
れば多いほど接着性は良好となるが、あまり多くなると
組成物の粘度が上昇したり、難燃性が低下したりするの
で、好ましくは固形分の1〜15重量%、より好ましく
は2〜12重量%、更に好ましくは3〜10重量%であ
る。1重量%未満では接着性が悪くなり、15重量%よ
り多いと樹脂組成物の粘度が高くなる。
れば多いほど接着性は良好となるが、あまり多くなると
組成物の粘度が上昇したり、難燃性が低下したりするの
で、好ましくは固形分の1〜15重量%、より好ましく
は2〜12重量%、更に好ましくは3〜10重量%であ
る。1重量%未満では接着性が悪くなり、15重量%よ
り多いと樹脂組成物の粘度が高くなる。
【0037】本発明の特徴のひとつは、変性シリコーン
オイルとして末端アルコール変性シリコーンオイルとそ
れ以外の変性シリコーンオイルを併用する点にある。変
性シリコーンオイルとして末端アルコール変性シリコー
ンオイルのみを用いた場合は十分な接着性が得られず、
また末端アルコール変性シリコーンオイルを配合しない
と、プリプレグとしたときに表面の平滑性に欠けるもの
となる。
オイルとして末端アルコール変性シリコーンオイルとそ
れ以外の変性シリコーンオイルを併用する点にある。変
性シリコーンオイルとして末端アルコール変性シリコー
ンオイルのみを用いた場合は十分な接着性が得られず、
また末端アルコール変性シリコーンオイルを配合しない
と、プリプレグとしたときに表面の平滑性に欠けるもの
となる。
【0038】末端アルコール変性シリコーンオイルの成
分割合は、好ましくは固形分の0.01〜1.0重量
%、更に好ましくは0.02〜0.5重量%である。少
な過ぎる場合には、表面が平滑なプリプレグを得られな
くなり、逆に多過ぎる場合には、接着性が低下する。
分割合は、好ましくは固形分の0.01〜1.0重量
%、更に好ましくは0.02〜0.5重量%である。少
な過ぎる場合には、表面が平滑なプリプレグを得られな
くなり、逆に多過ぎる場合には、接着性が低下する。
【0039】末端アルコール変性以外の変性シリコーン
オイルの成分割合は、多ければ多いほど流動性が良好と
なり接着性も良くなるが、多過ぎると熱硬化後の成形体
からのブリージング(にじみ出し)が見られ、燃焼時の
発煙量も増大する。末端アルコール変性シリコーンオイ
ル以外の変性シリコーンオイルの成分割合は、好ましく
は固型分の0.1〜10重量%、更に好ましくは、0.
3〜5重量%である。
オイルの成分割合は、多ければ多いほど流動性が良好と
なり接着性も良くなるが、多過ぎると熱硬化後の成形体
からのブリージング(にじみ出し)が見られ、燃焼時の
発煙量も増大する。末端アルコール変性シリコーンオイ
ル以外の変性シリコーンオイルの成分割合は、好ましく
は固型分の0.1〜10重量%、更に好ましくは、0.
3〜5重量%である。
【0040】ハロゲン系難燃剤の成分割合は、多いほど
燃焼時の発熱量(ヒートリリース)は小さくなるが、多
過ぎると発煙量(スモークリリース)が大きくなり、好
ましくは固形分の0.1〜30重量%である。
燃焼時の発熱量(ヒートリリース)は小さくなるが、多
過ぎると発煙量(スモークリリース)が大きくなり、好
ましくは固形分の0.1〜30重量%である。
【0041】アンチモン化合物の成分割合は、好ましく
は0.1〜30重量%、更に好ましくは1〜15重量%
で、多過ぎると流動性が悪くなる。
は0.1〜30重量%、更に好ましくは1〜15重量%
で、多過ぎると流動性が悪くなる。
【0042】本発明のフェノール系樹脂組成物を溶剤あ
るいは懸濁液として用いる場合、溶剤の量は用途に応じ
て適宜選定すればよいが、例えばプリプレグに用いる場
合は、固形分/溶剤=5/95〜80/20、また接着
剤として用いる場合は固形分/溶剤=20/80〜99
/1が好ましい。
るいは懸濁液として用いる場合、溶剤の量は用途に応じ
て適宜選定すればよいが、例えばプリプレグに用いる場
合は、固形分/溶剤=5/95〜80/20、また接着
剤として用いる場合は固形分/溶剤=20/80〜99
/1が好ましい。
【0043】本発明の樹脂組成物には、前述の必須成分
以外に、他の有機成分、無機成分、添加剤、着色剤およ
び安定剤等を配合してもよい。
以外に、他の有機成分、無機成分、添加剤、着色剤およ
び安定剤等を配合してもよい。
【0044】本発明の熱硬化性フェノール系樹脂組成物
およびそれを用いたプリプレグは、例えば、次のように
して製造することができる。即ち、上記熱硬化性フェノ
ール樹脂とポリビニルブチラールを有機溶剤に添加し、
溶解して溶液とする。ポリビニルブチラールは予め有機
溶剤に溶解して添加してもよい。続いてこの溶液に、変
性シリコーンオイル、ハロゲン系難燃剤、アンチモン化
合物を添加し、充分攪拌して完全に溶解分散せしめるこ
とで、本発明の熱硬化性フェノール系樹脂組成物を得る
ことができる。
およびそれを用いたプリプレグは、例えば、次のように
して製造することができる。即ち、上記熱硬化性フェノ
ール樹脂とポリビニルブチラールを有機溶剤に添加し、
溶解して溶液とする。ポリビニルブチラールは予め有機
溶剤に溶解して添加してもよい。続いてこの溶液に、変
性シリコーンオイル、ハロゲン系難燃剤、アンチモン化
合物を添加し、充分攪拌して完全に溶解分散せしめるこ
とで、本発明の熱硬化性フェノール系樹脂組成物を得る
ことができる。
【0045】引き続き、得られた樹脂組成物をプリプレ
グマシーン等で、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維
等からなる基材に含浸し、乾燥させると本発明のプリプ
レグが得られる。得られたプリプレグは自己接着性を有
し、例えばノーメックス製ハニカムコアと重ね合わせた
後に、加圧加熱すると、ハニカムサンドウィッチパネル
とすることができる。また、得られたプリプレグを複数
枚重ね合わせた後、加圧加熱すると積層板とすることが
できる。
グマシーン等で、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維
等からなる基材に含浸し、乾燥させると本発明のプリプ
レグが得られる。得られたプリプレグは自己接着性を有
し、例えばノーメックス製ハニカムコアと重ね合わせた
後に、加圧加熱すると、ハニカムサンドウィッチパネル
とすることができる。また、得られたプリプレグを複数
枚重ね合わせた後、加圧加熱すると積層板とすることが
できる。
【0046】本発明の熱硬化性フェノール系樹脂組成物
を、例えばガラス繊維の薄い基材に含浸させ、乾燥させ
ることによりフィルム状接着剤が得られる。このフィル
ム状接着剤を、ハニカムコアと自己接着性をもたない表
面材との間に挟みこみ、加圧加熱すれば、ハニカムコア
と表面材とを強力に接着することができる。
を、例えばガラス繊維の薄い基材に含浸させ、乾燥させ
ることによりフィルム状接着剤が得られる。このフィル
ム状接着剤を、ハニカムコアと自己接着性をもたない表
面材との間に挟みこみ、加圧加熱すれば、ハニカムコア
と表面材とを強力に接着することができる。
【0047】本発明の熱硬化性フェノール系樹脂組成物
を銅箔に、加熱溶融して施与するか、もしくは有機溶剤
溶液として塗布した後乾燥して施与するかした後、紙/
フェノール等の積層板に重ね合わせ、加圧加熱すること
で、接着剥離強度の良好な銅張り積層板を得ることがで
きる。
を銅箔に、加熱溶融して施与するか、もしくは有機溶剤
溶液として塗布した後乾燥して施与するかした後、紙/
フェノール等の積層板に重ね合わせ、加圧加熱すること
で、接着剥離強度の良好な銅張り積層板を得ることがで
きる。
【0048】本発明の熱硬化性フェノール系樹脂組成物
は、加熱溶融させるか、もしくは有機溶剤溶液として、
金属、木、プラスチック等の表面に塗布した後、加熱硬
化させることで、表面コーティング剤として使用でき
る。この表面コーティング剤は、流動性が良好なため、
塗布すべき表面での伸びが良く、接着性も良好であり、
且つ難燃性にも優れている。
は、加熱溶融させるか、もしくは有機溶剤溶液として、
金属、木、プラスチック等の表面に塗布した後、加熱硬
化させることで、表面コーティング剤として使用でき
る。この表面コーティング剤は、流動性が良好なため、
塗布すべき表面での伸びが良く、接着性も良好であり、
且つ難燃性にも優れている。
【0049】
【発明の効果】本発明の樹脂組成物は、低ヒートリリー
スかつ低スモークリリースで、流動性が良く、接着性お
よび加工性にすぐれている。本発明の熱硬化性フェノー
ル系樹脂プリプレグは、樹脂の付着むらがなく表面平滑
なものである。またこのプリプレグは、自己接着性を有
し、ハニカムコアと固着し、ハニカムサンドウィッチパ
ネルとすることができる。
スかつ低スモークリリースで、流動性が良く、接着性お
よび加工性にすぐれている。本発明の熱硬化性フェノー
ル系樹脂プリプレグは、樹脂の付着むらがなく表面平滑
なものである。またこのプリプレグは、自己接着性を有
し、ハニカムコアと固着し、ハニカムサンドウィッチパ
ネルとすることができる。
【0050】得られたハニカムサンドウィッチパネル
は、難燃性で低ヒートリリースかつ低スモークリリース
であり、しかも表面材とコアとの接着剥離強度は高強度
である。
は、難燃性で低ヒートリリースかつ低スモークリリース
であり、しかも表面材とコアとの接着剥離強度は高強度
である。
【0051】このようなハニカムサンドウィッチパネル
は、航空機の内装材のほか、船舶や車両および建造物な
どの内装用としても極めて好適に用いられる。
は、航空機の内装材のほか、船舶や車両および建造物な
どの内装用としても極めて好適に用いられる。
【0052】また、本発明のプリプレグは、積層体、F
RPなどの用途にも使用でき、極めて有用である。
RPなどの用途にも使用でき、極めて有用である。
【0053】更に、本発明の樹脂組成物は、フィルム状
接着剤、銅張り積層板用接着剤、表面コーティング剤な
どの用途にも適用でき、極めて有用である。
接着剤、銅張り積層板用接着剤、表面コーティング剤な
どの用途にも適用でき、極めて有用である。
【0054】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳しく説
明する。なお、本明細書における種々の特性値の測定は
次の方法に依った。また、本明細書において、「部」と
あるは、特に断りのない限り、「重量部」を意味する。
明する。なお、本明細書における種々の特性値の測定は
次の方法に依った。また、本明細書において、「部」と
あるは、特に断りのない限り、「重量部」を意味する。
【0055】<ヒートリリース>米国連邦規格FAR
(Federal Acquisition Regu
lation)25.853(A)に基づいて測定した
サンドウィッチパネルのヒートリリースで、2分間のト
ータル値および5分間のピーク値で評価した。
(Federal Acquisition Regu
lation)25.853(A)に基づいて測定した
サンドウィッチパネルのヒートリリースで、2分間のト
ータル値および5分間のピーク値で評価した。
【0056】<スモークリリース>NBS法(ASTM
−E−662)のフレーム法で測定したサンドウィッチ
パネルでのDs値である。チェンバー内の透過率がT%
のとき、 Ds=131 log(100/T)
−E−662)のフレーム法で測定したサンドウィッチ
パネルでのDs値である。チェンバー内の透過率がT%
のとき、 Ds=131 log(100/T)
【0057】<接着剥離強度(ドラムピール強度)>ド
ラムピール法(MIL−STD−401 B法)でハニ
カムサンドウィッチパネルについて測定した。
ラムピール法(MIL−STD−401 B法)でハニ
カムサンドウィッチパネルについて測定した。
【0058】<樹脂固形分>レゾール樹脂Ag(約0.
5g)をアルミカップに取り、オーブン中で150℃で
1時間硬化させた時の、固形分の重量をBgとすると、 樹脂固形分=(B/A)×100(%)
5g)をアルミカップに取り、オーブン中で150℃で
1時間硬化させた時の、固形分の重量をBgとすると、 樹脂固形分=(B/A)×100(%)
【0059】実施例1
フェノール系樹脂、ショウノールBRS−325(昭和
高分子製、樹脂固形分62%)149部、ポリビニルブ
チラール、デンカブチラール6000EP(電気化学工
業製、重合度2400、カルボキシル変性タイプ、10
%MEK溶液)60部、ハロゲン系難燃剤、プラセフテ
ィEB−200B(マナック製、ジブロモフェノールモ
ノエポキシ誘導体、Br含量51%)7.8部を冷却ジ
ャケットおよびホモディスパーを装着した溶解釜に投入
し、攪拌溶解した。
高分子製、樹脂固形分62%)149部、ポリビニルブ
チラール、デンカブチラール6000EP(電気化学工
業製、重合度2400、カルボキシル変性タイプ、10
%MEK溶液)60部、ハロゲン系難燃剤、プラセフテ
ィEB−200B(マナック製、ジブロモフェノールモ
ノエポキシ誘導体、Br含量51%)7.8部を冷却ジ
ャケットおよびホモディスパーを装着した溶解釜に投入
し、攪拌溶解した。
【0060】次に五酸化アンチモン、サンコロイドAM
E−130(日産化学工業製、表面処理品、31%ME
K分散液)17.1部を投入し、攪拌し、分散した。更
に、末端エポキシ変性シリコーンオイルBY16−85
5(東レ・ダウコーニングシリコーン製、エポキシ当量
650、50%MEK溶液)2.0部および末端アルコ
ール変性シリコーンオイルSF8427(東レ・ダウコ
ーニングシリコーン製、OH当量1200、50%ME
K溶液)0.05部を投入し、攪拌溶解した。最後に、
メチルエチルケトンで濃度調整をした。
E−130(日産化学工業製、表面処理品、31%ME
K分散液)17.1部を投入し、攪拌し、分散した。更
に、末端エポキシ変性シリコーンオイルBY16−85
5(東レ・ダウコーニングシリコーン製、エポキシ当量
650、50%MEK溶液)2.0部および末端アルコ
ール変性シリコーンオイルSF8427(東レ・ダウコ
ーニングシリコーン製、OH当量1200、50%ME
K溶液)0.05部を投入し、攪拌溶解した。最後に、
メチルエチルケトンで濃度調整をした。
【0061】得られた樹脂組成物は、固型分濃度が40
重量%で、粘度が115cpsであった。この樹脂組成
物をガラスクロスKS181/s・920NM(鐘紡
製)に含浸した後、乾燥機により100℃で22分乾燥
させ樹脂付着分42重量%のプリプレグを得た。このプ
リプレグは樹脂の付着むらもなく、表面が平滑なもので
あった。
重量%で、粘度が115cpsであった。この樹脂組成
物をガラスクロスKS181/s・920NM(鐘紡
製)に含浸した後、乾燥機により100℃で22分乾燥
させ樹脂付着分42重量%のプリプレグを得た。このプ
リプレグは樹脂の付着むらもなく、表面が平滑なもので
あった。
【0062】次に、得られたプリプレグをノーメックス
製ハニカム、SAH1/8−3.0(昭和飛行機工業
製)の両側に貼り合わせ、減圧下で加圧加熱して、ハニ
カムサンドウィッチパネルを製造した。
製ハニカム、SAH1/8−3.0(昭和飛行機工業
製)の両側に貼り合わせ、減圧下で加圧加熱して、ハニ
カムサンドウィッチパネルを製造した。
【0063】得られたハニカムサンドウィッチパネルの
ヒートリリース、スモークリリース、ドラムピール強度
は表2に示す通りであり、低ヒートリリース、低スモー
クリリースで、かつ接着剥離強度が大きく、良好な特性
結果を示した。
ヒートリリース、スモークリリース、ドラムピール強度
は表2に示す通りであり、低ヒートリリース、低スモー
クリリースで、かつ接着剥離強度が大きく、良好な特性
結果を示した。
【0064】実施例2〜3
実施例1における末端アルコール変性シリコーンオイル
の割合を、0.02重量%および2.0重量%とした以
外は実施例1と同様にして樹脂組成物、プリプレグおよ
びハニカムサンドウィッチパネルを得た。いずれの場合
もプリプレグの樹脂付着むらは発生しなかった。結果は
表1,表2に示す通りであり、実施例1とほぼ同様の性
能を示した。
の割合を、0.02重量%および2.0重量%とした以
外は実施例1と同様にして樹脂組成物、プリプレグおよ
びハニカムサンドウィッチパネルを得た。いずれの場合
もプリプレグの樹脂付着むらは発生しなかった。結果は
表1,表2に示す通りであり、実施例1とほぼ同様の性
能を示した。
【0065】実施例4
実施例1における末端エポキシ変性シリコーンオイルB
Y16−855の配合量を6.0部にかえた以外は実施
例1と同様にして樹脂組成物、プリプレグおよびハニカ
ムサンドウィッチパネルを得た。結果は表1,表2に示
す通りであり、接着性が少し向上したが、スモークリリ
ースがやや大きくなり、表面からのシリコーン成分のに
じみ出しがみられた。
Y16−855の配合量を6.0部にかえた以外は実施
例1と同様にして樹脂組成物、プリプレグおよびハニカ
ムサンドウィッチパネルを得た。結果は表1,表2に示
す通りであり、接着性が少し向上したが、スモークリリ
ースがやや大きくなり、表面からのシリコーン成分のに
じみ出しがみられた。
【0066】比較例1
実施例1において、末端アルコール変性シリコーンオイ
ルを配合しないほかは実施例1と同様にして樹脂組成
物、プリプレグおよびハニカムサンドウィッチパネルを
得た。結果は表1,表2に示す通りであり、良好な性能
が得られたが、プリプレグに樹脂付着むらができた。
ルを配合しないほかは実施例1と同様にして樹脂組成
物、プリプレグおよびハニカムサンドウィッチパネルを
得た。結果は表1,表2に示す通りであり、良好な性能
が得られたが、プリプレグに樹脂付着むらができた。
【0067】比較例2
実施例1において配合した、末端エポキシ変性シリコー
ンオイルを配合しない以外は実施例1と同様にして樹脂
組成物、プリプレグおよびハニカムサンドウィッチパネ
ルを得た。結果は表1,表2に示す通りであり、接着性
が悪くなった。
ンオイルを配合しない以外は実施例1と同様にして樹脂
組成物、プリプレグおよびハニカムサンドウィッチパネ
ルを得た。結果は表1,表2に示す通りであり、接着性
が悪くなった。
【0068】比較例3
実施例1において配合した、ハロゲン系難燃剤および五
酸化アンチモンを配合しない以外は、実施例1と同様に
して樹脂組成物、プリプレグおよびハニカムサンドウィ
ッチパネルを得た。結果は表1,表2に示す通りであ
り、難燃性が低下し、特にヒートリリースが高くなっ
た。
酸化アンチモンを配合しない以外は、実施例1と同様に
して樹脂組成物、プリプレグおよびハニカムサンドウィ
ッチパネルを得た。結果は表1,表2に示す通りであ
り、難燃性が低下し、特にヒートリリースが高くなっ
た。
【0069】
【表1】
備考=他の成分の配合量
フェノール樹脂 149部
ポリビニルブチラール 60部
【0070】
【表2】
【0071】実施例5〜7
実施例1で用いたフェノール系樹脂に代えて、フェノー
ル樹脂として架橋度指数およびフリーフェノール指数の
異なるフェノール系樹脂、ショウノールBRS324
(昭和高分子製、固形分濃度57%)165部、ショウ
ノールBLS352(昭和高分子製、固形分濃度51
%)184部、あるいはショウノールBRS−310S
(昭和高分子製、固形分濃度62.5%)104部とシ
ョウノールBRL274(昭和高分子製、固形分濃度6
7.5%)44部との混合品、を用いて実施例1と同様
にして、樹脂組成物、プリプレグおよびハニカムサンド
ウィッチパネルを得た。結果は表3,表4に示す通りで
あり、いずれのフェノール樹脂を用いても、ほぼ同様の
性能を示した。
ル樹脂として架橋度指数およびフリーフェノール指数の
異なるフェノール系樹脂、ショウノールBRS324
(昭和高分子製、固形分濃度57%)165部、ショウ
ノールBLS352(昭和高分子製、固形分濃度51
%)184部、あるいはショウノールBRS−310S
(昭和高分子製、固形分濃度62.5%)104部とシ
ョウノールBRL274(昭和高分子製、固形分濃度6
7.5%)44部との混合品、を用いて実施例1と同様
にして、樹脂組成物、プリプレグおよびハニカムサンド
ウィッチパネルを得た。結果は表3,表4に示す通りで
あり、いずれのフェノール樹脂を用いても、ほぼ同様の
性能を示した。
【0072】
【表3】
【0073】
【表4】
【0074】実施例8〜9
実施例1で用いた末端エポキシ変性シリコーンオイルに
代えて、末端アミノ変性タイプの変性シリコーンオイル
BY16−853(東レ・ダウコーニングシリコーン
製、アミノ当量650)、あるいは側鎖カルボキシル変
性タイプの変性シリコーンオイルSF8418(東レ・
ダウコーニングシリコーン製、カルボキシル当量350
0)を用いた以外は、実施例1と同様にして、樹脂組成
物、プリプレグおよびハニカムサンドウィッチパネルを
得た。
代えて、末端アミノ変性タイプの変性シリコーンオイル
BY16−853(東レ・ダウコーニングシリコーン
製、アミノ当量650)、あるいは側鎖カルボキシル変
性タイプの変性シリコーンオイルSF8418(東レ・
ダウコーニングシリコーン製、カルボキシル当量350
0)を用いた以外は、実施例1と同様にして、樹脂組成
物、プリプレグおよびハニカムサンドウィッチパネルを
得た。
【0075】結果は表5,表6に示す通りであり、いず
れの変性シリコーンオイルを用いても、ほぼ同様の性能
を示し、またプリプレグの樹脂付着むらも発生しなかっ
た。
れの変性シリコーンオイルを用いても、ほぼ同様の性能
を示し、またプリプレグの樹脂付着むらも発生しなかっ
た。
【0076】
【表5】
【0077】
【表6】
【0078】実施例10〜11
実施例1で用いた末端アルコール変性シリコーンオイル
SF8427に代えてOH当量の異なる末端アルコール
変性シリコーンオイルBY16−848(東レ・ダウコ
ーニングシリコン製、OH当量650)又はBX16−
011(東レ・ダウコーニング製、OH当量3000)
を用いた以外は実施例1と同様にして樹脂組成物、プリ
プレグおよびハニカムサンドウィッチパネルを得た。結
果は表7,表8に示す通りであり、いずれの末端アルコ
ール変性シリコーンオイルを用いてもほぼ同様の性能が
得られ、プリプレグの樹脂付着むらも発生しなかった。
SF8427に代えてOH当量の異なる末端アルコール
変性シリコーンオイルBY16−848(東レ・ダウコ
ーニングシリコン製、OH当量650)又はBX16−
011(東レ・ダウコーニング製、OH当量3000)
を用いた以外は実施例1と同様にして樹脂組成物、プリ
プレグおよびハニカムサンドウィッチパネルを得た。結
果は表7,表8に示す通りであり、いずれの末端アルコ
ール変性シリコーンオイルを用いてもほぼ同様の性能が
得られ、プリプレグの樹脂付着むらも発生しなかった。
【0079】
【表7】
【0080】
【0081】実施例12
実施例1におけるポリビニルブチラール量を100部に
変えた以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物、プリ
プレグおよびハニカムサンドウィッチパネルを得た。結
果は表9,表10に示す通りであり、接着性は一層良く
なったが、樹脂組成物の粘度がやや高くなった。
変えた以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物、プリ
プレグおよびハニカムサンドウィッチパネルを得た。結
果は表9,表10に示す通りであり、接着性は一層良く
なったが、樹脂組成物の粘度がやや高くなった。
【0082】実施例13
実施例1で用いたポリビニルブチラールに代えて、非カ
ルボキシル変性タイプのデンカブチラール6000C
(電気化学工業製、重合度2400、10%MEK溶
液)を用いた以外は、実施例1と同様にして樹脂組成
物、プリプレグおよびハニカムサンドウィッチパネルを
得た。結果は表9,表10に示す通りであり、カルボキ
シル変性タイプの樹脂より接着性はやや劣るものの、十
分に良好な接着性を示した。
ルボキシル変性タイプのデンカブチラール6000C
(電気化学工業製、重合度2400、10%MEK溶
液)を用いた以外は、実施例1と同様にして樹脂組成
物、プリプレグおよびハニカムサンドウィッチパネルを
得た。結果は表9,表10に示す通りであり、カルボキ
シル変性タイプの樹脂より接着性はやや劣るものの、十
分に良好な接着性を示した。
【0083】
【表9】
【0084】
【表10】
【0085】実施例14〜15
実施例1で用いたハロゲン系難燃剤に代えて、ピロガー
ドSR324(第一工業製薬製、トリブロモフェノール
エチレンオキサイド付加物、Br含量57%)7.0
部、またはエポトートYDB400(東都化成製、テト
ラブロモビスフェノールA誘導体、Br含量49%)
8.2部を用いて、実施例1と同様にして樹脂組成物、
プリプレグおよびハニカムサンドウィッチパネルを得
た。結果は、表11,表12に示す通りであり、いずれ
も良好な性能であった。
ドSR324(第一工業製薬製、トリブロモフェノール
エチレンオキサイド付加物、Br含量57%)7.0
部、またはエポトートYDB400(東都化成製、テト
ラブロモビスフェノールA誘導体、Br含量49%)
8.2部を用いて、実施例1と同様にして樹脂組成物、
プリプレグおよびハニカムサンドウィッチパネルを得
た。結果は、表11,表12に示す通りであり、いずれ
も良好な性能であった。
【0086】
【表11】
【0087】
【表12】
【0088】実施例16〜17
実施例1で用いた五酸化アンチモンに代えて、サンコロ
イドAMT−130(日産化学工業製、表面処理品、3
0%メタノール溶液)17.7部、またはサンエポック
EFR−6NJ(日産化学工業製、非処理品、粒径1μ
粉末)5.3部を用いて、実施例1と同様にして樹脂組
成物、プリプレグおよびハニカムサンドウィッチパネル
を得た。
イドAMT−130(日産化学工業製、表面処理品、3
0%メタノール溶液)17.7部、またはサンエポック
EFR−6NJ(日産化学工業製、非処理品、粒径1μ
粉末)5.3部を用いて、実施例1と同様にして樹脂組
成物、プリプレグおよびハニカムサンドウィッチパネル
を得た。
【0089】結果は表13,表14に示す通りであり、
表面処理品を用いた方がやや良好な性能を示した。尚、
非処理品を用いた樹脂組成物は保管中に沈澱を生じ、使
用に際しては攪拌し再分散させる必要があった。一方、
表面処理品を用いた樹脂組成物は、保管中に若干沈降し
たが、容易に再分散できた。
表面処理品を用いた方がやや良好な性能を示した。尚、
非処理品を用いた樹脂組成物は保管中に沈澱を生じ、使
用に際しては攪拌し再分散させる必要があった。一方、
表面処理品を用いた樹脂組成物は、保管中に若干沈降し
たが、容易に再分散できた。
【0090】実施例18
アンチモン化合物として実施例1で用いた五酸化アンチ
モンに代えて、三酸化アンチモンPATOX−C(日本
精鉱製、粒径1.8μ)4.7部を用いる以外は、実施
例1と同様にして樹脂組成物、プリプレグおよびハニカ
ムサンドウィッチパネルを得た。結果は表13,表14
に示す通りであった。
モンに代えて、三酸化アンチモンPATOX−C(日本
精鉱製、粒径1.8μ)4.7部を用いる以外は、実施
例1と同様にして樹脂組成物、プリプレグおよびハニカ
ムサンドウィッチパネルを得た。結果は表13,表14
に示す通りであった。
【0091】
【表13】
【0092】
【表14】
【0093】実施例19
実施例1で用いたガラスクロスに代えて、カーボンクロ
スCF3101(鐘紡製)を用い、ガラスクロスの場合
と単位面積あたりの樹脂付着量を同じにした以外は、実
施例1と同様の方法で作成したプリプレグを用いてハニ
カムサンドウィッチパネルを得た。結果は、表15,表
16に示す通りであり、基材の種類が異なっても同等の
効果を示した。
スCF3101(鐘紡製)を用い、ガラスクロスの場合
と単位面積あたりの樹脂付着量を同じにした以外は、実
施例1と同様の方法で作成したプリプレグを用いてハニ
カムサンドウィッチパネルを得た。結果は、表15,表
16に示す通りであり、基材の種類が異なっても同等の
効果を示した。
【0094】
【表15】
【0095】
【表16】
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所
C08L 83/04 LRS 8319−4J
Claims (4)
- 【請求項1】 熱硬性フェノール樹脂、ポリビニルブチ
ラール、ハロゲン系難燃剤、アンチモン化合物及び変性
シリコーンオイルよりなるものであって、前記変性シリ
コーンオイルが末端アルコール変性シリコーンオイルと
それ以外の変性シリコーンオイルとからなるものである
ことを特徴とする熱硬化性フェノール系樹脂組成物。 - 【請求項2】 合成樹脂を基材に含浸させてなるプリプ
レグにおいて、前記合成樹脂が請求項1記載の熱硬化性
フェノール系樹脂組成物であることを特徴とするプリプ
レグ。 - 【請求項3】 合成樹脂を基材に含浸させてなるプリプ
レグ、及びハニカムコアとを積層接着してなるハニカム
サンドウィッチパネルにおいて、前記合成樹脂が請求項
1記載の熱硬化性フェノール系樹脂組成物であることを
特徴とするハニカムサンドウィッチパネル。 - 【請求項4】 合成樹脂を基材に含浸させてなるプリプ
レグを積層形成してなる積層板において、前記合成樹脂
が請求項1記載の熱硬化性フェノール系樹脂組成物であ
ることを特徴とする積層板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20477391A JPH0525363A (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 熱硬化性フエノール系樹脂組成物、及びそれを用いたプリプレグ並びにハニカムサンドウイツチパネルと積層板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20477391A JPH0525363A (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 熱硬化性フエノール系樹脂組成物、及びそれを用いたプリプレグ並びにハニカムサンドウイツチパネルと積層板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0525363A true JPH0525363A (ja) | 1993-02-02 |
Family
ID=16496111
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20477391A Pending JPH0525363A (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 熱硬化性フエノール系樹脂組成物、及びそれを用いたプリプレグ並びにハニカムサンドウイツチパネルと積層板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0525363A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112175210A (zh) * | 2020-09-30 | 2021-01-05 | 山东大学 | 一种基于多酚化合物交联的有机硅弹性体的制备方法 |
-
1991
- 1991-07-19 JP JP20477391A patent/JPH0525363A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112175210A (zh) * | 2020-09-30 | 2021-01-05 | 山东大学 | 一种基于多酚化合物交联的有机硅弹性体的制备方法 |
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