JPH0431384B2 - - Google Patents
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- JPH0431384B2 JPH0431384B2 JP60081288A JP8128885A JPH0431384B2 JP H0431384 B2 JPH0431384 B2 JP H0431384B2 JP 60081288 A JP60081288 A JP 60081288A JP 8128885 A JP8128885 A JP 8128885A JP H0431384 B2 JPH0431384 B2 JP H0431384B2
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- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/087—Binders for toner particles
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- G03G9/08793—Crosslinked polymers
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、静電潜像もしくは磁気潜像等を現像
するための正帯電性トナーに関するものである。 〔従来の技術〕 現在、与えられた画像情報から可視画像を形成
するための方法としては、静電潜像を経由する方
法が広く利用され、また磁気潜像を経由する方法
も利用されるようになつてきている。そしてこれ
らの潜像の現像においては、潜像に従つて付着し
て潜像を可視化する粉末状のトナーが用いられ
る。 かかるトナーにおいては、それが可視画像の形
成に至るまでに経験する各プロセスにおいて良好
な結果が得られるよう、帯電特性、定着特性など
の諸特性において優れていることが要求される。 ところで、トナーによる現像によつて形成され
た印刷物を長期にわたつて、あるいは半永久的に
保存すべき場合が少なくない。このような場合に
おいては、通常、紙に可視画像が形成されてなる
印刷物は、樹脂フイルムよりなるいわゆる書類ホ
ルダーに入れられて、あるいは印刷物の一面もし
くは両面に樹脂フイルムがラミネートにより被覆
されて保存されることが多い。 しかるに、このような樹脂カバーによつて保存
を行つた場合には、時間の経過とともに、印刷物
の表面に密接する樹脂カバーに画像を形成するト
ナーが固着し、印刷物をカバーから分離すると印
刷物よりトナーが剥離するようになり、かえつて
印刷物を損なう事故がしばしば生ずる。 これは、通常、保存用樹脂カバーとして用いら
れる樹脂材料が塩化ビニル系重合体であつて必ず
可塑剤を含有しており、この可塑剤がトナーを構
成するバインダー樹脂に作用してこれを可塑化し
てしまうことによるものと考えられる。 〔発明が解決すべき問題点〕 本発明は、上述の問題点、すなわち印刷物とビ
ニル系重合体などの樹脂フイルムとが接触したと
きに、印刷物の可視画像を構成するトナーが樹脂
成分の影響を受けて変質するという問題点を解消
し、優れた帯電特性ならびに定着特性を有し、潜
像の現像および定着を良好に行うことができ、し
かも対樹脂耐久性が大きく、保存性の良好な可視
画像を形成することのできるトナーを提供するこ
とにある。 〔問題点を解決するための手段〕 以上の問題点は、バインダーが、架橋性ポリエ
ステルと、エポキシ当量が1500〜3000のビスフエ
ノールA型エポキシ樹脂とを含有し、前記架橋性
ポリエステルは、単量体成分全体に対し10〜30モ
ル%の炭素数が8〜22の脂肪族不飽和炭化水素基
を有するこはく酸と、エーテル化ビスフエノール
類ジオールと、脂肪族ジカルボン酸と、単量体成
分全体に対し10〜80モル%の芳香族トリカルボン
酸とを含む単量体組成物の重合によつて得られる
架橋性ポリエステルであり、前記ビスフエノール
A型エポキシ樹脂の含有割合が、バインダーに対
し60〜90重量%であり、かつ、正帯電性の荷電制
御剤が、トナーに対し4〜12重量%の含有割合で
添加されていることを特徴とする正帯電性トナー
によつて解決される。 以下本発明について詳細に説明する。 本発明においては、特定の組成による単量対組
成物を重合して得られる架橋性ポリエステルと、
エポキシ当量が1500〜3000のビスフエノールA型
エポキシ樹脂とを特定の割合で混合したものをバ
インダーとし、これに特定の割合の正帯電性の荷
電制御剤ならびに着色剤その他の必要な成分を含
有させてトナーを構成する。 以上において、架橋性ポリエステルの合成に用
いられるアルコールとしては、例えばポリオキシ
エチレン化ビスフエノールA、ポリオキシプロピ
レン化ビスフエノールA等のエーテル化ビスフエ
ノール類ジオールが用いられる。 また架橋性ポリエステルを得るためのカルボン
酸としては、例えばマレイン酸、フマル酸、メサ
コン酸、シトラコン酸、イタコン酸、グルタコン
酸、シクロヘキサンジカルボン酸、コハク酸、ア
ジピン酸、セバチン酸、マロン酸、これらの無水
物、その他の脂肪族ジカルボン酸が用いられる。 また上記架橋性ポリエステルを得るためのカル
ボン酸として、その側鎖に炭素数が8〜22の脂肪
族不飽和炭化水素基を有するこはく酸が必須の成
分として用いられる。具体的には、例えばn−ド
デセニルこはく酸、イソドデセニルこはく酸、n
−ドデシルこはく酸、イソ−オクチルこはく酸、
n−オクチルこはく酸等が用いられる。この特定
の脂肪族不飽和炭化水素基を有するこはく酸は、
単量体成分全体に対して10〜30モル%の割合で使
用される。これにより、得られる架橋性ポリエス
テルはブランチ化された非線状のものとなるの
で、トナーに良好な非オフセツト性が得られる。
この特定のこはく酸の単量体成分全体に対する割
合が過大であるとトナーの非凝集性が不十分とな
り、逆に過小であるとトナーの低温定着性が不十
分となる。 ポリエステルの架橋化に関与する3価以上の多
官能性単量体成分としては、例えば1,2,4−
ベンゼントリカルボン酸、1,2,5−ベンゼン
トリカルボン酸、2,5,7−ナフタレントリカ
ルボン酸、1,2,4−ナフタレントリカルボン
酸およびこれらの酸無水物などの芳香族トリカル
ボン酸が用いられる。 このポリエステルの架橋化に関与する3価以上
の多官能性単量体成分は、単量体成分全体に対し
て10〜80モル%の割合とされる。 本発明において用いられるエポキシ樹脂は、エ
ポキシ当量が1500〜3000のビスフエノールA型エ
ポキシ樹脂である。ここにおいて、エポキシ当量
とはエポキシ基1個当たりの当量数(g/eq)
をいい、具体的には平均分子量を1分子当たりの
エポキシ基で割つた値である。エポキシ当量の測
定は、主としてα−エポキシ基の直接滴定法によ
つて行われる。 さらに、本発明において用いられるエポキシ樹
脂は、デユラン水銀法による融点が60〜160℃、
好ましくは115〜140℃の範囲内にあり、ガラス転
移点が55℃以上であるものが好ましい。 本発明において好適に用いることのできるエポ
キシ樹脂の具体例としては、 商品名「エピコート」として販売されている
1007、1009のもの(油化シエルエポキシ社製)、 商品名「Araldite GY」として販売されている
7097、6097、6099のもの(チバガイギー社製)、 商品名「D.E.R.」として販売されている667、
668のもの(ダウケミカルインターナシヨナル社
製)、 その他を挙げることができる。 上記エポキシ樹脂の含有割合は、バインダーに
対して60〜90重量%である。このエポキシ樹脂の
バインダーに対する割合が過大であると、オフセ
ツト現象を生じやすく、また、エポキシ樹脂に含
まれていて人体の皮膚に対して刺激性を有するビ
ス〔4−(2,3−エポキシプロポキシ)プロパ
ン(CasNO.167−54−3)(以下、「DGBA」と
いう)の濃度が高くなり、好ましくない。また、
エポキシ樹脂のバインダーに対する含有割合が過
小であると、相対的に負帯電性の架橋性ポリエス
テルの含有割合が大きくなるのでトナーの負帯電
傾向が大きくなり、そのため正帯電性が良好で摩
擦による帯電量の増加速度の大きい正帯電性トナ
ーを得ることが困難となるばかりでなく、トナー
の軟化点が高くなつて低温定着性が不十分とな
る。 本発明のトナーは、上述の架橋性ポリエステル
とエポキシ樹脂との混合物をバインダーとし、こ
れに正帯電性の荷電制御剤、着色剤および必要に
応じて加えられる特性改良剤を含有して構成さ
れ、磁性トナーとする場合には、着色剤ととも
に、あるいは着色剤のかわりに磁性体が含有され
る。 本発明において用いられる正帯電性の荷電制御
剤とは、トナーが摩擦されたときに当該トナーが
正に帯電するよう作用するものである。かかる正
帯電性の荷電制御剤の具体例としては、ニグロシ
ン、炭素数2〜16のアルキル基を含むアジン系染
料、塩基性染料(例えばC.I.Basic Yellow 2(C.
I.No.41000)、C.I.Basic Yellow3、C.I.Basic Red
1(C.I.No.45160)、C.I.Basic Violet1(C.I.No.
42535)、C.I.Basic Blue1(C.I.No.42025)、C.I.
Basic Green1(C.I.No.42040)、その他、これらの
塩基性染料のレーキ顔料(レーキ化剤としては、
リンタングステン酸、リンモリブデン酸、リンタ
ングステンモリブデン酸、タンニン酸、ラウリン
酸、没食子酸、フエリシアン化物などが用いられ
る。)C.I.Solvent Black3(C.I.No.26150)、ハンザ
イエローG(C.I.No.11680)、C.I.Pigment Black1、
その他を挙げることができる。 本発明において好適に用いることのできる正帯
電性の荷電制御剤の具体例としては、商品名「ボ
ントロン」として販売されているN−1、N−
2、N−4、N−5、N−7、N−11、その他を
挙げることができる。 上記正帯電性の荷電制御剤の使用割合は、トナ
ーに対し4〜12重量%である。この使用割合が過
小であると、荷電制御剤を添加する効果が不十分
となり、帯電のたちあがりが非常に悪くなる。ま
た使用割合が過大であると、トナーの電気抵抗が
不十分となつて帯電量が低くなり、適性な帯電状
態を得ることができなくなる。 前記着色剤としては、カーボンブラツク、ニグ
ロシン染料(C.I.No.50415B)、アニリンブルー
(C.I.No.50405)、カルコオイルブルー(C.I.No.
azoecBlue3)、クロムイエロー(C.I.No.14090)、
ウルトラマリンブルー(C.I.No.77103)、デユポン
オイルレツド(C.I.No.26105)、キノリンイエロー
(C.I.No.47005)、メチレンブルークロライド(C.I.
No.52015)、フタロシアニンブルー(C.I.No.
74160)、マラカイトグリーンオクサレート(C.I.
No.42000)、ランプブラツク(C.I.No.77266)、ロー
ズベンガル(C.I.No.45435)、ペリレンスカーレツ
ト(C.I.No.71137)、これらの混合物、その他を挙
げることができる。これら着色剤は、十分な濃度
の可視像が形成されるに十分な割合で含有される
ことが必要であり、通常バインダー100重量部に
対して1〜20重量部程度の割合とされる。 前記磁性体としては、フエライト、マグネタイ
トを始めとする鉄、コバルト、ニツケルなどの強
磁性を示す金属もしくは合金またはこれらの元素
を含む化合物、あるいは強磁性元素を含まないが
適当な熱処理を施すことによつて強磁性を示すよ
うになる合金、例えばマンガン−銅−アルミニウ
ム、マンガン−銅−錫などのマンガンと銅とを含
むホイスラー合金と呼ばれる種類の合金、または
二酸化クロム、その他を挙げることができる。こ
れらの磁性体は平均粒径0.1〜1ミクロンの微粉
末の形でバインダー中に均一に分散される。そし
てその含有量は、トナー100重量部当り20〜70重
量部、好ましくは40〜70重量部である。 前記特性改良剤としては、オフセツト防止剤、
流動性改善用滑剤その他がある。 本発明トナーは、鉄粉、フエライト粉、ガラス
ビーズ等より成るキヤリアあるいはこれら粒子の
表面を特定の樹脂によつて被覆処理してその耐久
性、荷電制御性等を改善したキヤリアと混合され
て二成分現像剤として、あるいは磁性体が含有さ
れるときはそのまま一成分現像剤として静電潜像
あるいは磁気潜像の現像に供される。 〔実施例〕 以下、本発明の実施例について説明するが、本
発明がこれらに限定されるものではない。 合成例1 (架橋性ポリエステルA) ポリオキシプロピレン(2.2)−ビス(4−ヒド
ロキシフエニル)プロパン 211g テレフタル酸 299g ペンタエリスリトール 82g 以上の物質を、温度計、ステンレススチール製
攪拌器、ガラス製ガス導入管および流下式コンデ
ンサを備えた丸底フラスコ内に入れ、このフラス
コをマントルヒータにセツトし、ガス導入管より
窒素ガスを導入してフラスコ内を不活性雰囲気に
保つた状態で昇温させる。そして0.05gのジブチ
ルスズオキシドを加え、軟化点において反応を追
跡しながら温度200℃で反応させた。 このようにして得られた架橋性ポリエステルA
の環球法(JISK2531−1960の方法による。以下
において同じ。)による軟化点は135℃であり、ク
ロロホルム不溶分は17重量%であつた。 合成例2 (架橋性ポリエステルB) ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス
(4ヒドロキシフエニル)プロパン 700g フマル酸 150g n−ドデセニル無水こはく酸 55.4g ハイドロキノン 0.1g 以上の物質を、温度計、ステンレススチール製
攪拌器、ガラス製ガス導入管および流下式コンデ
ンサを備えた丸底フラスコ内に入れ、このフラス
コをマントルヒータにセツトし、ガス導入管より
窒素ガスを導入してフラスコ内を不活性雰囲気に
保つた状態で昇温させ、攪拌下において温度250
℃で反応を行つた。反応により生成する水が流出
しなくなつた時点で酸価を測定すると1.5であつ
た。 さらに、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸
の無水物65.4gを加えて約8時間にわたつて反応
させ、酸価が20になつた時点で反応を終了させ
た。 このようにして得られた架橋性ポリエステルB
の環球法による軟化点は128℃であつた。 合成例3 (架橋性ポリエステルC) ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス
(4ヒドロキシフエニル)プロパン 650g フマル酸 120g イソドデセニル無水こはく酸 55.4g 以上の物質を、温度計、ステンレススチール製
攪拌器、ガラス製ガス導入管および流下式コンデ
ンサを備えた丸底フラスコ内に入れ、このフラス
コをマントルヒータにセツトし、ガス導入管より
窒素ガスを導入してフラスコ内を不活性雰囲気に
保つた状態で昇温させ、攪拌下において温度220
℃で反応を行つた。反応により生成する水が流出
しなくなつた時点で酸価を測定すると1.5であつ
た。 さらに、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸
の無水物79gを加え、温度200℃において反応さ
せ、環球法による軟化点が130℃に達した時点で
反応を終了させた。 実施例 1 架橋性ポリエステルB 40重量部 ビスフエノールA型エポキシ樹脂「エピコート
1007」(エポキシ当量2051) 60重量部 荷電制御剤「ボントロンN−11」(オリエント
化学社製) 9重量部 ポリプロピレン「ビスコール660P」(三洋化成
社製) 3重量部 カーボンブラツク「#30」(三菱化成社製)
6重量部 以上の処方による混合物をヘンシエルミキサー
で15分間予備混合した後、二軸エクストルーダで
溶融混練した。そして室温まで冷却固化させた後
ハンマーミルで粗砕し、引き続きI式ミルで微粉
砕を行つた。得られた微粉末を風力分級機で分級
し、平均粒径が10.4〜11.8μmのトナーを得た。 実施例2〜4および比較例1〜5 下記の処方に従い、実施例1と同様にして種々
のトナーを得た。 実施例 2 架橋性ポリエステルC 40重量部 ビスフエノールA型エポキシ樹脂「エピコート
1007」 60重量部 荷電制御剤「ボントロンN−4」(オリエント
化学社製) 12重量部 ポリプロピレン「ビスコール660P」 3重量部 カーボンブラツク「#30」 6重量部 実施例 3 架橋性ポリエステルB 30重量部 ビスフエノールA型エポキシ樹脂「エピコート
1007」 70重量部 荷電制御剤「ボントロンN−1」(オリエント
化学社製) 4重量部 ポリプロピレン「ビスコール660P」 3重量部 カーボンブラツク「#30」 6重量部 実施例 4 架橋性ポリエステルB 40重量部 ビスフエノールA型エポキシ樹脂「エピコート
1007」 60重量部 荷電制御剤「ボントロンN−11」 9重量部 カーボンブラツク「#30」 6重量部 比較例 1 架橋性ポリエステルA 4重量部 ビスフエノールA型エポキシ樹脂「エピコート
1007」 96重量部 荷電制御剤「ボントロンN−11」 5重量部 ポリプロピレン「ビスコール660P」 3重量部 カーボンブラツク「#30」 6重量部 比較例 2 架橋性ポリエステルB 55重量部 ビスフエノールA型エポキシ樹脂「エピコート
1007」 45重量部 荷電制御剤「ボントロンN−1」 15重量部 ポリプロピレン「ビスコール660P」 3重量部 カーボンブラツク「#30」 6重量部 比較例 3 架橋性ポリエステルA 10重量部 ビスフエノールA型エポキシ樹脂「エピコート
1007」 90重量部 荷電制御剤「ボントロンN−2」 2重量部 ポリプロピレン「ビスコール660P」 3重量部 カーボンブラツク「#30」 6重量部 比較例 4 スチレン−アクリル樹脂(スチレン/メチルメ
タクリレート/ブチルアクリレート=75/10/
15) 100重量部 荷電制御剤「ボントロンN−4」 4重量部 ポリプロピレン「ビスコール660P」 3重量部 カーボンブラツク「#30」 6重量部 比較例 5 架橋性ポリエステルA 20重量部 ビスフエノールA型エポキシ樹脂「エピコー
ト1007」 80重量部 荷電制御剤「ボントロンN−2」 7重量部 ポリプロピレン「ビスコール660P」 3重量部 カーボンブラツク「#30」 6重量部 以上のトナーの各々について、次の項目につい
てテストを行つた。 (1) 帯電特性 上記トナーの各々と、100〜200メツシユの導電
性球形キヤリアとを混合してトナー濃度が2.0重
量%の現像剤を調製した。これらの各現像剤を振
とう機「New−YS」(ヤヨイ社製)で1分間混
合した後、ブローオフ法によつてトナーにおける
単位重量当たりの帯電量Q/M(単位:マイクロ
クーロン/g)を測定した。さらに混合時間を10
分間として同様にトナーにおける単位重量当たり
の帯電量Q/M(単位:マイクロクーロン/g)
を測定し、摩擦による帯電電荷の増加(以下、こ
れを「帯電の立ち上がり」という。)が速やかで
あるか否かの点について検討した。 (2) 軟化点 各トナーの軟化点を、高化式フローテスター
「CTF−500」(島津製作所製)によつて測定し
た。 (3) 定着特性 トナーの各々と、スチレン−アクリル樹脂によ
つて樹脂被覆が施された鉄粉より成る100〜200メ
ツシユのキヤリアとを混合してトナー濃度が2.5
重量%の現像剤を調製し、その各々により、電子
写真複写機「U−Bix 4500」(小西六写真工業社
製)を用いて静電潜像の現像、転写紙へのトナー
像の転写およびトナー像の熱ローラ定着器による
定着の工程による実写テストを行ない、すべての
トナーの各々について、その最低定着温度および
オフセツト発生温度を求めた。 ()最低定着温度 最低定着温度については、表層がテフロン(デ
ユポン社製ポリテトラフルオロエチレン)で形成
された熱ローラと、表層がシリコーンゴム「KE
−1300RTV」(信越化学工業社製)で形成された
圧着ローラとより成る定着器により、64g/m2の
転写紙に転写せしめた試料トナーによるトナー像
を線速度350m/秒の高速で定着せしめる操作を、
熱ローラの設定温度を100℃より10℃づつ段階的
に高くして各温度において繰り返し、形成された
定着画像に対してキムワイプ摺擦を施し、十分な
耐摺擦性を示す定着画像に係る最低の設定温度を
もつて最低定着温度とした。なおここに用いた定
着器はシリコンオイル供給機構を有さぬものであ
る。 ()オフセツト発生温度 オフセツト発生温度の測定は、最低定着温度の
測定に準じ、トナー像を転写して上述の定着器に
より定着処理を行ない、次いで白紙の転写紙を同
様の条件下で定着器に送つてこれにトナー汚れが
生ずるか否かを観察する操作を、前記定着器の熱
ローラの設定温度を順次上昇させた状態で繰り返
し、トナーによる汚れの生じた最低の設定温度を
もつてオフセツト発生温度とした。 (4) 対樹脂耐久性 対樹脂耐久性は、連続コピーテストにより形成
された印刷物の表面に市販のポリ塩化ビニルより
なるカバーフイルムを密着させて100g/cm2の荷
重をかけ、温度70℃の雰囲気下で3時間放置し、
その後室温まで冷却してカバーフイルムを印刷物
より剥離させ、このときのカバーフイルムへのト
ナーの転移の程度を目視で判定することにより調
べた。判定の結果については、転移が全く認めら
れなかつた場合を「○」、転移がわずかに認めら
れた場合を「△」、転移が著しく認められた場合
を「×」と表示する。 (5) DGBA濃度 各トナーにおける、エポキシ樹脂に含まれる
DGBAの濃度を液体クロマトグラフイーによつ
て測定した。このとき用いたサンプルは、トナー
試料200mgを50mlのメタノール中で5時間にわた
つて抽出したものである。 DGBAは、人体の皮膚に対し刺激性を有する
ので、その含有割合はできるだけ少ないことが望
まれ、一応の基準として1%以下であることが好
ましいとされる。 以上の結果を第1表に示す。
するための正帯電性トナーに関するものである。 〔従来の技術〕 現在、与えられた画像情報から可視画像を形成
するための方法としては、静電潜像を経由する方
法が広く利用され、また磁気潜像を経由する方法
も利用されるようになつてきている。そしてこれ
らの潜像の現像においては、潜像に従つて付着し
て潜像を可視化する粉末状のトナーが用いられ
る。 かかるトナーにおいては、それが可視画像の形
成に至るまでに経験する各プロセスにおいて良好
な結果が得られるよう、帯電特性、定着特性など
の諸特性において優れていることが要求される。 ところで、トナーによる現像によつて形成され
た印刷物を長期にわたつて、あるいは半永久的に
保存すべき場合が少なくない。このような場合に
おいては、通常、紙に可視画像が形成されてなる
印刷物は、樹脂フイルムよりなるいわゆる書類ホ
ルダーに入れられて、あるいは印刷物の一面もし
くは両面に樹脂フイルムがラミネートにより被覆
されて保存されることが多い。 しかるに、このような樹脂カバーによつて保存
を行つた場合には、時間の経過とともに、印刷物
の表面に密接する樹脂カバーに画像を形成するト
ナーが固着し、印刷物をカバーから分離すると印
刷物よりトナーが剥離するようになり、かえつて
印刷物を損なう事故がしばしば生ずる。 これは、通常、保存用樹脂カバーとして用いら
れる樹脂材料が塩化ビニル系重合体であつて必ず
可塑剤を含有しており、この可塑剤がトナーを構
成するバインダー樹脂に作用してこれを可塑化し
てしまうことによるものと考えられる。 〔発明が解決すべき問題点〕 本発明は、上述の問題点、すなわち印刷物とビ
ニル系重合体などの樹脂フイルムとが接触したと
きに、印刷物の可視画像を構成するトナーが樹脂
成分の影響を受けて変質するという問題点を解消
し、優れた帯電特性ならびに定着特性を有し、潜
像の現像および定着を良好に行うことができ、し
かも対樹脂耐久性が大きく、保存性の良好な可視
画像を形成することのできるトナーを提供するこ
とにある。 〔問題点を解決するための手段〕 以上の問題点は、バインダーが、架橋性ポリエ
ステルと、エポキシ当量が1500〜3000のビスフエ
ノールA型エポキシ樹脂とを含有し、前記架橋性
ポリエステルは、単量体成分全体に対し10〜30モ
ル%の炭素数が8〜22の脂肪族不飽和炭化水素基
を有するこはく酸と、エーテル化ビスフエノール
類ジオールと、脂肪族ジカルボン酸と、単量体成
分全体に対し10〜80モル%の芳香族トリカルボン
酸とを含む単量体組成物の重合によつて得られる
架橋性ポリエステルであり、前記ビスフエノール
A型エポキシ樹脂の含有割合が、バインダーに対
し60〜90重量%であり、かつ、正帯電性の荷電制
御剤が、トナーに対し4〜12重量%の含有割合で
添加されていることを特徴とする正帯電性トナー
によつて解決される。 以下本発明について詳細に説明する。 本発明においては、特定の組成による単量対組
成物を重合して得られる架橋性ポリエステルと、
エポキシ当量が1500〜3000のビスフエノールA型
エポキシ樹脂とを特定の割合で混合したものをバ
インダーとし、これに特定の割合の正帯電性の荷
電制御剤ならびに着色剤その他の必要な成分を含
有させてトナーを構成する。 以上において、架橋性ポリエステルの合成に用
いられるアルコールとしては、例えばポリオキシ
エチレン化ビスフエノールA、ポリオキシプロピ
レン化ビスフエノールA等のエーテル化ビスフエ
ノール類ジオールが用いられる。 また架橋性ポリエステルを得るためのカルボン
酸としては、例えばマレイン酸、フマル酸、メサ
コン酸、シトラコン酸、イタコン酸、グルタコン
酸、シクロヘキサンジカルボン酸、コハク酸、ア
ジピン酸、セバチン酸、マロン酸、これらの無水
物、その他の脂肪族ジカルボン酸が用いられる。 また上記架橋性ポリエステルを得るためのカル
ボン酸として、その側鎖に炭素数が8〜22の脂肪
族不飽和炭化水素基を有するこはく酸が必須の成
分として用いられる。具体的には、例えばn−ド
デセニルこはく酸、イソドデセニルこはく酸、n
−ドデシルこはく酸、イソ−オクチルこはく酸、
n−オクチルこはく酸等が用いられる。この特定
の脂肪族不飽和炭化水素基を有するこはく酸は、
単量体成分全体に対して10〜30モル%の割合で使
用される。これにより、得られる架橋性ポリエス
テルはブランチ化された非線状のものとなるの
で、トナーに良好な非オフセツト性が得られる。
この特定のこはく酸の単量体成分全体に対する割
合が過大であるとトナーの非凝集性が不十分とな
り、逆に過小であるとトナーの低温定着性が不十
分となる。 ポリエステルの架橋化に関与する3価以上の多
官能性単量体成分としては、例えば1,2,4−
ベンゼントリカルボン酸、1,2,5−ベンゼン
トリカルボン酸、2,5,7−ナフタレントリカ
ルボン酸、1,2,4−ナフタレントリカルボン
酸およびこれらの酸無水物などの芳香族トリカル
ボン酸が用いられる。 このポリエステルの架橋化に関与する3価以上
の多官能性単量体成分は、単量体成分全体に対し
て10〜80モル%の割合とされる。 本発明において用いられるエポキシ樹脂は、エ
ポキシ当量が1500〜3000のビスフエノールA型エ
ポキシ樹脂である。ここにおいて、エポキシ当量
とはエポキシ基1個当たりの当量数(g/eq)
をいい、具体的には平均分子量を1分子当たりの
エポキシ基で割つた値である。エポキシ当量の測
定は、主としてα−エポキシ基の直接滴定法によ
つて行われる。 さらに、本発明において用いられるエポキシ樹
脂は、デユラン水銀法による融点が60〜160℃、
好ましくは115〜140℃の範囲内にあり、ガラス転
移点が55℃以上であるものが好ましい。 本発明において好適に用いることのできるエポ
キシ樹脂の具体例としては、 商品名「エピコート」として販売されている
1007、1009のもの(油化シエルエポキシ社製)、 商品名「Araldite GY」として販売されている
7097、6097、6099のもの(チバガイギー社製)、 商品名「D.E.R.」として販売されている667、
668のもの(ダウケミカルインターナシヨナル社
製)、 その他を挙げることができる。 上記エポキシ樹脂の含有割合は、バインダーに
対して60〜90重量%である。このエポキシ樹脂の
バインダーに対する割合が過大であると、オフセ
ツト現象を生じやすく、また、エポキシ樹脂に含
まれていて人体の皮膚に対して刺激性を有するビ
ス〔4−(2,3−エポキシプロポキシ)プロパ
ン(CasNO.167−54−3)(以下、「DGBA」と
いう)の濃度が高くなり、好ましくない。また、
エポキシ樹脂のバインダーに対する含有割合が過
小であると、相対的に負帯電性の架橋性ポリエス
テルの含有割合が大きくなるのでトナーの負帯電
傾向が大きくなり、そのため正帯電性が良好で摩
擦による帯電量の増加速度の大きい正帯電性トナ
ーを得ることが困難となるばかりでなく、トナー
の軟化点が高くなつて低温定着性が不十分とな
る。 本発明のトナーは、上述の架橋性ポリエステル
とエポキシ樹脂との混合物をバインダーとし、こ
れに正帯電性の荷電制御剤、着色剤および必要に
応じて加えられる特性改良剤を含有して構成さ
れ、磁性トナーとする場合には、着色剤ととも
に、あるいは着色剤のかわりに磁性体が含有され
る。 本発明において用いられる正帯電性の荷電制御
剤とは、トナーが摩擦されたときに当該トナーが
正に帯電するよう作用するものである。かかる正
帯電性の荷電制御剤の具体例としては、ニグロシ
ン、炭素数2〜16のアルキル基を含むアジン系染
料、塩基性染料(例えばC.I.Basic Yellow 2(C.
I.No.41000)、C.I.Basic Yellow3、C.I.Basic Red
1(C.I.No.45160)、C.I.Basic Violet1(C.I.No.
42535)、C.I.Basic Blue1(C.I.No.42025)、C.I.
Basic Green1(C.I.No.42040)、その他、これらの
塩基性染料のレーキ顔料(レーキ化剤としては、
リンタングステン酸、リンモリブデン酸、リンタ
ングステンモリブデン酸、タンニン酸、ラウリン
酸、没食子酸、フエリシアン化物などが用いられ
る。)C.I.Solvent Black3(C.I.No.26150)、ハンザ
イエローG(C.I.No.11680)、C.I.Pigment Black1、
その他を挙げることができる。 本発明において好適に用いることのできる正帯
電性の荷電制御剤の具体例としては、商品名「ボ
ントロン」として販売されているN−1、N−
2、N−4、N−5、N−7、N−11、その他を
挙げることができる。 上記正帯電性の荷電制御剤の使用割合は、トナ
ーに対し4〜12重量%である。この使用割合が過
小であると、荷電制御剤を添加する効果が不十分
となり、帯電のたちあがりが非常に悪くなる。ま
た使用割合が過大であると、トナーの電気抵抗が
不十分となつて帯電量が低くなり、適性な帯電状
態を得ることができなくなる。 前記着色剤としては、カーボンブラツク、ニグ
ロシン染料(C.I.No.50415B)、アニリンブルー
(C.I.No.50405)、カルコオイルブルー(C.I.No.
azoecBlue3)、クロムイエロー(C.I.No.14090)、
ウルトラマリンブルー(C.I.No.77103)、デユポン
オイルレツド(C.I.No.26105)、キノリンイエロー
(C.I.No.47005)、メチレンブルークロライド(C.I.
No.52015)、フタロシアニンブルー(C.I.No.
74160)、マラカイトグリーンオクサレート(C.I.
No.42000)、ランプブラツク(C.I.No.77266)、ロー
ズベンガル(C.I.No.45435)、ペリレンスカーレツ
ト(C.I.No.71137)、これらの混合物、その他を挙
げることができる。これら着色剤は、十分な濃度
の可視像が形成されるに十分な割合で含有される
ことが必要であり、通常バインダー100重量部に
対して1〜20重量部程度の割合とされる。 前記磁性体としては、フエライト、マグネタイ
トを始めとする鉄、コバルト、ニツケルなどの強
磁性を示す金属もしくは合金またはこれらの元素
を含む化合物、あるいは強磁性元素を含まないが
適当な熱処理を施すことによつて強磁性を示すよ
うになる合金、例えばマンガン−銅−アルミニウ
ム、マンガン−銅−錫などのマンガンと銅とを含
むホイスラー合金と呼ばれる種類の合金、または
二酸化クロム、その他を挙げることができる。こ
れらの磁性体は平均粒径0.1〜1ミクロンの微粉
末の形でバインダー中に均一に分散される。そし
てその含有量は、トナー100重量部当り20〜70重
量部、好ましくは40〜70重量部である。 前記特性改良剤としては、オフセツト防止剤、
流動性改善用滑剤その他がある。 本発明トナーは、鉄粉、フエライト粉、ガラス
ビーズ等より成るキヤリアあるいはこれら粒子の
表面を特定の樹脂によつて被覆処理してその耐久
性、荷電制御性等を改善したキヤリアと混合され
て二成分現像剤として、あるいは磁性体が含有さ
れるときはそのまま一成分現像剤として静電潜像
あるいは磁気潜像の現像に供される。 〔実施例〕 以下、本発明の実施例について説明するが、本
発明がこれらに限定されるものではない。 合成例1 (架橋性ポリエステルA) ポリオキシプロピレン(2.2)−ビス(4−ヒド
ロキシフエニル)プロパン 211g テレフタル酸 299g ペンタエリスリトール 82g 以上の物質を、温度計、ステンレススチール製
攪拌器、ガラス製ガス導入管および流下式コンデ
ンサを備えた丸底フラスコ内に入れ、このフラス
コをマントルヒータにセツトし、ガス導入管より
窒素ガスを導入してフラスコ内を不活性雰囲気に
保つた状態で昇温させる。そして0.05gのジブチ
ルスズオキシドを加え、軟化点において反応を追
跡しながら温度200℃で反応させた。 このようにして得られた架橋性ポリエステルA
の環球法(JISK2531−1960の方法による。以下
において同じ。)による軟化点は135℃であり、ク
ロロホルム不溶分は17重量%であつた。 合成例2 (架橋性ポリエステルB) ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス
(4ヒドロキシフエニル)プロパン 700g フマル酸 150g n−ドデセニル無水こはく酸 55.4g ハイドロキノン 0.1g 以上の物質を、温度計、ステンレススチール製
攪拌器、ガラス製ガス導入管および流下式コンデ
ンサを備えた丸底フラスコ内に入れ、このフラス
コをマントルヒータにセツトし、ガス導入管より
窒素ガスを導入してフラスコ内を不活性雰囲気に
保つた状態で昇温させ、攪拌下において温度250
℃で反応を行つた。反応により生成する水が流出
しなくなつた時点で酸価を測定すると1.5であつ
た。 さらに、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸
の無水物65.4gを加えて約8時間にわたつて反応
させ、酸価が20になつた時点で反応を終了させ
た。 このようにして得られた架橋性ポリエステルB
の環球法による軟化点は128℃であつた。 合成例3 (架橋性ポリエステルC) ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス
(4ヒドロキシフエニル)プロパン 650g フマル酸 120g イソドデセニル無水こはく酸 55.4g 以上の物質を、温度計、ステンレススチール製
攪拌器、ガラス製ガス導入管および流下式コンデ
ンサを備えた丸底フラスコ内に入れ、このフラス
コをマントルヒータにセツトし、ガス導入管より
窒素ガスを導入してフラスコ内を不活性雰囲気に
保つた状態で昇温させ、攪拌下において温度220
℃で反応を行つた。反応により生成する水が流出
しなくなつた時点で酸価を測定すると1.5であつ
た。 さらに、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸
の無水物79gを加え、温度200℃において反応さ
せ、環球法による軟化点が130℃に達した時点で
反応を終了させた。 実施例 1 架橋性ポリエステルB 40重量部 ビスフエノールA型エポキシ樹脂「エピコート
1007」(エポキシ当量2051) 60重量部 荷電制御剤「ボントロンN−11」(オリエント
化学社製) 9重量部 ポリプロピレン「ビスコール660P」(三洋化成
社製) 3重量部 カーボンブラツク「#30」(三菱化成社製)
6重量部 以上の処方による混合物をヘンシエルミキサー
で15分間予備混合した後、二軸エクストルーダで
溶融混練した。そして室温まで冷却固化させた後
ハンマーミルで粗砕し、引き続きI式ミルで微粉
砕を行つた。得られた微粉末を風力分級機で分級
し、平均粒径が10.4〜11.8μmのトナーを得た。 実施例2〜4および比較例1〜5 下記の処方に従い、実施例1と同様にして種々
のトナーを得た。 実施例 2 架橋性ポリエステルC 40重量部 ビスフエノールA型エポキシ樹脂「エピコート
1007」 60重量部 荷電制御剤「ボントロンN−4」(オリエント
化学社製) 12重量部 ポリプロピレン「ビスコール660P」 3重量部 カーボンブラツク「#30」 6重量部 実施例 3 架橋性ポリエステルB 30重量部 ビスフエノールA型エポキシ樹脂「エピコート
1007」 70重量部 荷電制御剤「ボントロンN−1」(オリエント
化学社製) 4重量部 ポリプロピレン「ビスコール660P」 3重量部 カーボンブラツク「#30」 6重量部 実施例 4 架橋性ポリエステルB 40重量部 ビスフエノールA型エポキシ樹脂「エピコート
1007」 60重量部 荷電制御剤「ボントロンN−11」 9重量部 カーボンブラツク「#30」 6重量部 比較例 1 架橋性ポリエステルA 4重量部 ビスフエノールA型エポキシ樹脂「エピコート
1007」 96重量部 荷電制御剤「ボントロンN−11」 5重量部 ポリプロピレン「ビスコール660P」 3重量部 カーボンブラツク「#30」 6重量部 比較例 2 架橋性ポリエステルB 55重量部 ビスフエノールA型エポキシ樹脂「エピコート
1007」 45重量部 荷電制御剤「ボントロンN−1」 15重量部 ポリプロピレン「ビスコール660P」 3重量部 カーボンブラツク「#30」 6重量部 比較例 3 架橋性ポリエステルA 10重量部 ビスフエノールA型エポキシ樹脂「エピコート
1007」 90重量部 荷電制御剤「ボントロンN−2」 2重量部 ポリプロピレン「ビスコール660P」 3重量部 カーボンブラツク「#30」 6重量部 比較例 4 スチレン−アクリル樹脂(スチレン/メチルメ
タクリレート/ブチルアクリレート=75/10/
15) 100重量部 荷電制御剤「ボントロンN−4」 4重量部 ポリプロピレン「ビスコール660P」 3重量部 カーボンブラツク「#30」 6重量部 比較例 5 架橋性ポリエステルA 20重量部 ビスフエノールA型エポキシ樹脂「エピコー
ト1007」 80重量部 荷電制御剤「ボントロンN−2」 7重量部 ポリプロピレン「ビスコール660P」 3重量部 カーボンブラツク「#30」 6重量部 以上のトナーの各々について、次の項目につい
てテストを行つた。 (1) 帯電特性 上記トナーの各々と、100〜200メツシユの導電
性球形キヤリアとを混合してトナー濃度が2.0重
量%の現像剤を調製した。これらの各現像剤を振
とう機「New−YS」(ヤヨイ社製)で1分間混
合した後、ブローオフ法によつてトナーにおける
単位重量当たりの帯電量Q/M(単位:マイクロ
クーロン/g)を測定した。さらに混合時間を10
分間として同様にトナーにおける単位重量当たり
の帯電量Q/M(単位:マイクロクーロン/g)
を測定し、摩擦による帯電電荷の増加(以下、こ
れを「帯電の立ち上がり」という。)が速やかで
あるか否かの点について検討した。 (2) 軟化点 各トナーの軟化点を、高化式フローテスター
「CTF−500」(島津製作所製)によつて測定し
た。 (3) 定着特性 トナーの各々と、スチレン−アクリル樹脂によ
つて樹脂被覆が施された鉄粉より成る100〜200メ
ツシユのキヤリアとを混合してトナー濃度が2.5
重量%の現像剤を調製し、その各々により、電子
写真複写機「U−Bix 4500」(小西六写真工業社
製)を用いて静電潜像の現像、転写紙へのトナー
像の転写およびトナー像の熱ローラ定着器による
定着の工程による実写テストを行ない、すべての
トナーの各々について、その最低定着温度および
オフセツト発生温度を求めた。 ()最低定着温度 最低定着温度については、表層がテフロン(デ
ユポン社製ポリテトラフルオロエチレン)で形成
された熱ローラと、表層がシリコーンゴム「KE
−1300RTV」(信越化学工業社製)で形成された
圧着ローラとより成る定着器により、64g/m2の
転写紙に転写せしめた試料トナーによるトナー像
を線速度350m/秒の高速で定着せしめる操作を、
熱ローラの設定温度を100℃より10℃づつ段階的
に高くして各温度において繰り返し、形成された
定着画像に対してキムワイプ摺擦を施し、十分な
耐摺擦性を示す定着画像に係る最低の設定温度を
もつて最低定着温度とした。なおここに用いた定
着器はシリコンオイル供給機構を有さぬものであ
る。 ()オフセツト発生温度 オフセツト発生温度の測定は、最低定着温度の
測定に準じ、トナー像を転写して上述の定着器に
より定着処理を行ない、次いで白紙の転写紙を同
様の条件下で定着器に送つてこれにトナー汚れが
生ずるか否かを観察する操作を、前記定着器の熱
ローラの設定温度を順次上昇させた状態で繰り返
し、トナーによる汚れの生じた最低の設定温度を
もつてオフセツト発生温度とした。 (4) 対樹脂耐久性 対樹脂耐久性は、連続コピーテストにより形成
された印刷物の表面に市販のポリ塩化ビニルより
なるカバーフイルムを密着させて100g/cm2の荷
重をかけ、温度70℃の雰囲気下で3時間放置し、
その後室温まで冷却してカバーフイルムを印刷物
より剥離させ、このときのカバーフイルムへのト
ナーの転移の程度を目視で判定することにより調
べた。判定の結果については、転移が全く認めら
れなかつた場合を「○」、転移がわずかに認めら
れた場合を「△」、転移が著しく認められた場合
を「×」と表示する。 (5) DGBA濃度 各トナーにおける、エポキシ樹脂に含まれる
DGBAの濃度を液体クロマトグラフイーによつ
て測定した。このとき用いたサンプルは、トナー
試料200mgを50mlのメタノール中で5時間にわた
つて抽出したものである。 DGBAは、人体の皮膚に対し刺激性を有する
ので、その含有割合はできるだけ少ないことが望
まれ、一応の基準として1%以下であることが好
ましいとされる。 以上の結果を第1表に示す。
本発明のトナーは、以上のように、特定の架橋
性ポリエステルとエポキシ樹脂とを特定の割合で
ブレンドしたものをバインダーとし、さらに正常
電性の荷電制御剤を特定の割合で有するものであ
るため、現像剤として優れた特性、特に優れた現
像性と定着性とを有していて良好な可視画像を形
成することができるとともに、対樹脂耐久性が大
きくて保存のためあるいは他の目的で樹脂フイル
ム等のカバーを設けたときにもこれによつて悪影
響を受けることがなく、したがつて半永久的に保
存可能な可視画像が形成される。 以下、本発明の効果を具体的に説明する。 (1) 帯電特性が優れている。 一般にポリエステル樹脂は負の帯電性が強いも
のであるけれども、本発明においては、架橋性ポ
リエステルにエポキシ樹脂が混合されることによ
つてポリエステル樹脂自体の有する負の帯電傾向
が弱められてトナーが負の帯電性の小さいものと
なる。さらに本発明においては、正帯電性の荷電
制御剤を添加しているので、摩擦による帯電の立
ち上がりがきわめて速やかであつて帯電処理を高
速で行うことができ、しかも帯電量の経時的変化
が少ない。その結果、正帯電トナーによつて現像
すべき場合、例えば負電荷によつて形成された静
電潜像を現像する場合、あるいはレーザプリンタ
ーにおけるように潜像支持体として光導電性に優
れたセレン感光体を用いて形成した正の静電潜像
を反転現像する場合において、複写処理の高速
化、現像器の簡素化などを図るうえできわめて有
利に用いられる。 (2) 定着特性が優れている。 ポリエステル樹脂は一般に軟化点が低いもので
あるため、これをバインダーとするトナーは定着
に必要な温度が低い特色を有する。本発明におい
てバインダーとして用いる架橋性ポリエステル
は、3官能以上の多官能性成分を含有する単量体
組成物により得られるものであつて分子的には分
岐架橋した構造を有するため、トナーは上述のよ
うなポリエステル樹脂の特色である低温定着性を
保有しながら定着時におけるオフセツト現象が生
じにくいものとなる。また、エポキシ樹脂もトナ
ーの低軟化点化に大きく寄与する。 したがつて、トナー像の定着を、多くの利点を
有する熱ローラ定着方式によつて行うことによ
り、少ない消費エネルギーでしかも高速で十分な
定着を達成することができる。 (3) 対樹脂耐久性が優れている。 本発明においてバインダーとして用いる架橋性
ポリエステルおよびエポキシ樹脂は、いずれも対
薬品性に優れているので、本発明のトナーは、通
常保存用カバーとして用いられる塩化ビニル系重
合体などの樹脂と接触したときに、この樹脂に含
まれている可塑剤などの影響を受けにくく、した
がつて保存性の良好なトナー像を形成することが
できる。 (4) 耐久性が優れている。 本発明においてバインダーとして用いる架橋性
ポリエステルおよびエポキシ樹脂はいずれも機械
的強度が優れており、これらをブレンドして用い
ることにより、本発明のトナーは優れた耐衝撃性
を有し、したがつて長期間にわたつて良好な画像
を形成することができる。
性ポリエステルとエポキシ樹脂とを特定の割合で
ブレンドしたものをバインダーとし、さらに正常
電性の荷電制御剤を特定の割合で有するものであ
るため、現像剤として優れた特性、特に優れた現
像性と定着性とを有していて良好な可視画像を形
成することができるとともに、対樹脂耐久性が大
きくて保存のためあるいは他の目的で樹脂フイル
ム等のカバーを設けたときにもこれによつて悪影
響を受けることがなく、したがつて半永久的に保
存可能な可視画像が形成される。 以下、本発明の効果を具体的に説明する。 (1) 帯電特性が優れている。 一般にポリエステル樹脂は負の帯電性が強いも
のであるけれども、本発明においては、架橋性ポ
リエステルにエポキシ樹脂が混合されることによ
つてポリエステル樹脂自体の有する負の帯電傾向
が弱められてトナーが負の帯電性の小さいものと
なる。さらに本発明においては、正帯電性の荷電
制御剤を添加しているので、摩擦による帯電の立
ち上がりがきわめて速やかであつて帯電処理を高
速で行うことができ、しかも帯電量の経時的変化
が少ない。その結果、正帯電トナーによつて現像
すべき場合、例えば負電荷によつて形成された静
電潜像を現像する場合、あるいはレーザプリンタ
ーにおけるように潜像支持体として光導電性に優
れたセレン感光体を用いて形成した正の静電潜像
を反転現像する場合において、複写処理の高速
化、現像器の簡素化などを図るうえできわめて有
利に用いられる。 (2) 定着特性が優れている。 ポリエステル樹脂は一般に軟化点が低いもので
あるため、これをバインダーとするトナーは定着
に必要な温度が低い特色を有する。本発明におい
てバインダーとして用いる架橋性ポリエステル
は、3官能以上の多官能性成分を含有する単量体
組成物により得られるものであつて分子的には分
岐架橋した構造を有するため、トナーは上述のよ
うなポリエステル樹脂の特色である低温定着性を
保有しながら定着時におけるオフセツト現象が生
じにくいものとなる。また、エポキシ樹脂もトナ
ーの低軟化点化に大きく寄与する。 したがつて、トナー像の定着を、多くの利点を
有する熱ローラ定着方式によつて行うことによ
り、少ない消費エネルギーでしかも高速で十分な
定着を達成することができる。 (3) 対樹脂耐久性が優れている。 本発明においてバインダーとして用いる架橋性
ポリエステルおよびエポキシ樹脂は、いずれも対
薬品性に優れているので、本発明のトナーは、通
常保存用カバーとして用いられる塩化ビニル系重
合体などの樹脂と接触したときに、この樹脂に含
まれている可塑剤などの影響を受けにくく、した
がつて保存性の良好なトナー像を形成することが
できる。 (4) 耐久性が優れている。 本発明においてバインダーとして用いる架橋性
ポリエステルおよびエポキシ樹脂はいずれも機械
的強度が優れており、これらをブレンドして用い
ることにより、本発明のトナーは優れた耐衝撃性
を有し、したがつて長期間にわたつて良好な画像
を形成することができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 バインダーが、架橋性ポリエステルと、エポ
キシ当量が1500〜3000のビスフエノールA型エポ
キシ樹脂とを含有し、 前記架橋性ポリエステルは、単量体成分全体に
対し10〜30モル%の炭素数が8〜22の脂肪族不飽
和炭化水素基を有するこはく酸と、エーテル化ビ
スフエノール類ジオールと、脂肪族ジカルボン酸
と、単量体成分全体に対し10〜80モル%の芳香族
トリカルボン酸とを含む単量体組成物の重合によ
つて得られる架橋性ポリエステルであり、 前記ビスフエノールA型エポキシ樹脂の含有割
合が、バインダーに対し60〜90重量%であり、か
つ、 正帯電性の荷電制御剤が、トナーに対し4〜12
重量%の含有割合で添加されていることを特徴と
する正帯電性トナー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60081288A JPS61240254A (ja) | 1985-04-18 | 1985-04-18 | 正帯電性トナー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60081288A JPS61240254A (ja) | 1985-04-18 | 1985-04-18 | 正帯電性トナー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61240254A JPS61240254A (ja) | 1986-10-25 |
| JPH0431384B2 true JPH0431384B2 (ja) | 1992-05-26 |
Family
ID=13742188
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60081288A Granted JPS61240254A (ja) | 1985-04-18 | 1985-04-18 | 正帯電性トナー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61240254A (ja) |
-
1985
- 1985-04-18 JP JP60081288A patent/JPS61240254A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61240254A (ja) | 1986-10-25 |
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