JPH04314766A - 水性防錆塗料組成物 - Google Patents

水性防錆塗料組成物

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JPH04314766A
JPH04314766A JP10849491A JP10849491A JPH04314766A JP H04314766 A JPH04314766 A JP H04314766A JP 10849491 A JP10849491 A JP 10849491A JP 10849491 A JP10849491 A JP 10849491A JP H04314766 A JPH04314766 A JP H04314766A
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vinylidene chloride
epoxy resin
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Norihide Fujiki
法秀 藤基
Shigeki Tanaka
茂樹 田中
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Shinto Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鉄、亜鉛、アルミニウム
、マグネシウムをはじめとする各種金属製品の防錆を目
的とした塗膜を形成するための水性防錆塗料組成物に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より一般に鉄をはじめとして各種金
属素材(めっき鋼板を含む)の防錆を目的として、アル
キド樹脂系又はメラミン−アルキド樹脂系の水性塗料を
スプレー又は浸漬塗装する方法、又はアニオンもしくは
カチオン型電着塗料を電着塗装する方法等が用いられて
いる。
【0003】しかしながらアルキド樹脂系又はメラミン
−アルキド樹脂系の塗料の場合、最近の高防錆性能の要
求を満足することができないことが多く、特に膜厚の薄
い部分で防錆力が不足する欠点を有している。
【0004】又これらに比べて電着塗料の場合には優れ
た防錆力が得られるものの、焼付け工程に多くのエネル
ギーを必要とし、また被塗物素地の端部及び凹凸面の凸
部の膜厚が焼付け時の流動により薄くなり防錆力が劣る
等の欠点を有している。
【0005】これらに対し、最近塩化ビニリデン共重合
体による塗膜が、緻密性、更には水分及び酸素が塗膜中
を透過するのを遮断する能力(以下バリヤー性と称する
)に優れているといった特性を利用して錯体化剤を含む
塩化ビニリデン共重合体ラテツクスを用いた水性防錆塗
料が提案されている(特開昭63−105073号、特
開平1−198669号)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
塩化ビニリデン共重合体ラテツクスを用いた塗料組成物
もソルトスプレーテストを行った場合、クロスカツト部
の防錆は充分であっても、それ以外の部分にふくれが発
生したり、密着性が劣るといった欠点を有し、特に亜鉛
めっき鋼板に塗装した場合この欠点が著しい。
【0007】従って本発明の目的は鉄、亜鉛、アルミニ
ウム、マグネシウム、更には亜鉛めっき鋼等各種の金属
製品素地に塗装した場合極めて優れた防錆力を有する水
性防錆塗料組成物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は塩化ビニリデン
重合体または塩化ビニリデン及びそれと共重合可能なビ
ニル基含有単量体との共重合体のラテツクス(A)、及
び水中に溶解又は分散し得るエポキシ樹脂(B)、及び
金属イオンと錯化合物を形成し得る官能基を有する化合
物である錯体化剤(C)を含有する水性防錆塗料組成物
である。
【0009】本発明者等は前記ラテツクス(A)とエポ
キシ樹脂(B)と錯体化剤(C)とを後述する如く一定
割合で併用することにより、前述した如き種々の金属製
品素地に塗装した場合極めて優れた防錆力を発揮する水
性防錆塗料組成物を得、本発明を完成させた。
【0010】本発明で使用する前記ラテツクス(A)は
、塩化ビニリデン単量体、又は塩化ビニリデン単量体及
びこれと共重合し得るビニル基含有単量体の混合物を、
公知の方法で、例えば乳化剤の存在下で重合開始剤を用
いて乳化重合することによって得られる。
【0011】ここで使用する乳化剤及び重合開始剤は従
来より使用されているものが使用できる、しかしながら
本発明の水性防錆塗料組成物を用いて得られる塗膜の性
能上乳化剤としてはノニオン系乳化剤が好ましく、中で
も塩化ビニリデンと共重合可能なビニル基をその分子中
に有する反応性ノニオン系乳化剤が特に好ましい。
【0012】前記ラテツクス(A)は一般にラテツクス
100重量部中、不揮発分、即ち樹脂固形分が40〜6
0重量部のものを使用するとよい、残余60〜40重量
部は水又は水と少量の水溶性有機溶剤例えばアルコール
類、セロソルブ類、カルビトール類、エーテル類等の混
合液で構成できる。
【0013】前記ラテツクス(A)中の塩化ビニリデン
重合体または共重合体の粒径は50nm〜200nmの
ものが形成される塗料組成物の安定性、塗装作業性の良
いこと等の理由から好ましい。
【0014】ラテツクス(A)で塩化ビニリデン共重合
体を用いる場合塩化ビニリデンと共重合可能なビニル基
含有単量体としては、例えば(メタ)アクリル酸メチル
、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロ
ピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸
2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキ
シエチル、(メタ)アクリル酸グリシジル等の(メタ)
アクリル酸のエステル類、及び(メタ)アクリル酸、及
び塩化ビニル、酢酸ビニル、スチレン、アクリロニトリ
ル、ビニルトルエン、弗化ビニル、弗化ビニリデン等の
ビニル化合物の1種又は2種以上の混合物を使用できる
【0015】本発明の前記ラテツクス(A)においては
塩化ビニリデンのみの重合体も使用できるが、塩化ビニ
リデンと上述した塩化ビニリデンと共重合可能なビニル
基含有単量体との共重合体を使用する場合、この共重合
体中の塩化ビニリデンの含有率は30重量%以上が好ま
しく、特に50重量%以上であるのが好ましい。
【0016】前記塩化ビニリデン共重合体中の塩化ビニ
リデンの含有率が30重量%未満になると、塩化ビニリ
デン共重合体の結晶度が低くなり、形成される塗膜のバ
リヤー性が劣るようになるので好ましくない。
【0017】従来塩化ビニリデン重合体又は塩化ビニリ
デンを約95重量%以上含有する塩化ビニリデン共重合
体を含有するラテツクスを用いると、形成される塗膜中
での塩化ビニリデン重合体又は共重合体の結晶度が高く
なり過ぎ、被塗物への付着性が劣るという欠点を有して
いた。
【0018】しかるに本発明による塗料組成物では、後
述する(B)成分のエポキシ樹脂及び(C)成分の錯体
化剤を含有併用することにより、塩化ビニリデンを95
重量%以上含有する共重合体は勿論塩化ビニリデンのみ
の重合体も使用できることが見出された。
【0019】本発明の塗料組成物において使用する水中
に溶解又は分散し得るエポキシ樹脂(B)としてはポリ
アルキレンオキサイドのジグリシジルエーテル又はポリ
フエノールへのポリアルキレンオキサイド付加物のジグ
リシジルエーテル、又はポリフエノールのポリグリシジ
ルエーテルと第2アミンの反応生成物を使用できる。
【0020】使用し得るポリアルキレンオキサイドのジ
グリシジルエーテルには例えばポリエチレンオキサイド
のジグリシジルエーテル、ポリプロピレンオキサイドの
ジグリシジルエーテル等を挙げることができる。
【0021】又ポリフエノールへのポリアルキレンオキ
サイド付加物のジグリシジルエーテルには例えば2,2
−ビス(4−ヒドロキシフエニル)−プロパンへのポリ
エチレンオキサイド付加物のジグリシジルエーテル、2
,2−ビス(4−ヒドトキシフエニル)−プロパンへの
ポリプロピレンオキサイド付加物のジグリジシルエーテ
ル、2,2−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキサン)−
プロパンへのポリプロピレンオキサイド付加物のジグリ
シジルエーテル等を挙げることができる。
【0022】これらのポリアルキレンオキサイドを骨格
中に有するエポキシ樹脂は親水性が強く、それ自体で水
中への分散が可能であるが、本発明塗料組成物で形成し
た塗膜の耐水性、防錆性の見地から分子量は大きい方が
好ましく、通常800〜5000の分子量を有するもの
が特に好ましい。
【0023】又前記ポリフエノールのポリグリシジルエ
ーテルは、一般に例えばアルカリの存在下にエピクロロ
ヒドリン又はジクロロヒドリンとポリフエノールとのエ
ーテル化によって製造される。ポリフエノールとしては
例えば2,2−ビス(4−ヒドロキシフエニル)−プロ
パン、4,4′−ジヒドロキシベンゾフエノン、1,1
−ビス(4−ヒドロキシフエニル)エタン、1,1−ビ
ス(4−ヒドロキシフエニル)−イソブタン、2,2−
ビス(4−ヒドロキシ−t−ブチルフエニル)−プロパ
ン、ビス(2−ヒドロキシナフチル)メタン等を挙げる
ことができる。かかるエポキシ樹脂はそれ単独では親水
性がないため、アミンと反応させて親水性を与える必要
がある。使用し得るアミンとしては第1アミン、第2ア
ミン、第3アミンの何れも使用できるが、特に第2アミ
ンが好ましく、これらの反応生成物を無機酸又は有機酸
で中和して親水性にするとよい。
【0024】上記第2アミンとしては脂肪族又は環式脂
肪族のアミン、例えばジエチルアミン、ジプロピルアミ
ン、ジブチルアミン、エチルプロピルアミン、及びアル
カノールアミン例えばメチルエタノールアミン、エチル
エタノールアミン、メチルイソプロパノールアミン、ジ
エタノールアミン、ジイソプロパノールアミン、及び環
式アミン例えばピロリジン、ピペリジン、モルフオリン
を挙げることができ、これは2種以上の混合物も使用で
きる。
【0025】ポリフエノールのポリグリシジルエーテル
と第2アミンはグリシジル基とアミンの当量比が1/1
もしくはそれ以上、即ちグリシジル基が当量以上となる
割合で無溶剤又は適当な溶剤例えばアルコール、セロソ
ルブ、ケトン、トルエン、キシレン等の存在下で通常4
0〜120℃の温度で反応させて、アミン変性エポキシ
樹脂とする。このアミン変性エポキシ樹脂はその固形分
1Kg当り、アミノ基が0.3モル〜2モルとなるよう
にするのが好ましい。
【0026】ポリフエノールのポリグリシジルエーテル
と第2アミンの反応生成物である樹脂を中和するための
酸としてはギ酸、酢酸、プロピオン酸、乳酸等の有機酸
、又は塩酸、硫酸、硝酸、リン酸等の無機酸が使用でき
、これらの酸で中和した後樹脂を水中に分散させて使用
する。
【0027】本発明の塗料組成物において使用する金属
イオンと錯化合物を形成し得る官能基を有する化合物で
ある錯体化剤(C)としては、例えばメルカプトプロピ
オン酸とネオペンチルグリコール、トリメチロールプロ
パン又はペンタエリスリトール等のアルコールとのエス
テルの如きチオール基含有化合物、タンニン酸、没食子
酸、ピロガロール、カテコール等のフエノール性水酸基
含有化合物、リン酸又はフイチン酸等のリン酸基含有化
合物が挙げられ、これらは1種又は2種以上の混合物の
形で使用できる。
【0028】上述した錯体化剤(C)は、そのまま又は
アルコール等の水溶性溶剤に溶解して、本発明塗料組成
物の前記ラテツクス(A)中に予め分散させて使用して
もよく、又は前述した水中に分散し得るエポキシ樹脂(
B)に、一部又は全部を反応させて、エポキシ樹脂骨格
に結合した状態で使用しよもよい。後者の方法が塗膜形
成後、被塗物と塗膜の密着性が優れるため好ましい。 この時は、エポキシ樹脂中のエポキシ基と、錯体化剤中
のエポキシ基と反応し得る官能基、例えばチオール基、
フエノール性水酸基、リン酸基、カルボキシル基(例え
ば没食子酸中に含まれる)等とを反応させて目的の化合
物を得る。
【0029】かかる反応の方法は、エポキシ樹脂(B)
のエポキシ基に対し、錯体化剤(C)の上記エポキシ基
と反応し得る官能基、例えばチオール基、フエノール性
水酸基、カルボキシル基、リン酸基等を反応させるもの
で、錯化合物形成能を保つためと、反応時のゲル化を防
ぐため、エポキシ基の数に対し、上記各官能基の数を過
剰にして行うとよい。通常反応温度は40〜120℃で
無溶剤で、又は必要に応じて例えばアルコール類、エス
テル類、エーテル類、ケトン類等の有機溶剤中で反応さ
せる。又前記アミンで変性する時、同時にこれらの錯体
化剤を加えて反応させる方が反応時のゲル化を防止でき
るので好ましい。
【0030】本発明による水性防錆塗料組成物は、前述
した塩化ビニリデン重合体又は塩化ビニリデン共重合体
ラテツクス(A)、及び前述したエポキシ樹脂(B)及
び前述した錯体化剤(C)を水中で充分に混合し、安定
なエマルシヨンとしたものである。
【0031】このとき必要に応じて着色顔料、防錆顔料
、体質顔料、メラミン又はブロツクドイソシアネート化
合物等の硬化剤、その他塗料に通常使用される種々の添
加剤例えば可塑剤、界面活性剤、湿潤剤等、及び有機溶
剤を添加してもよい。
【0032】本発明による水性防錆塗料組成物において
は、(A)成分の固形分がそれに含まれる塩化ビニリデ
ン含有量で30〜65重量部、(B)成分の固形分が1
〜30重量部、(C)成分の固形分が5〜40重量部の
割合になるように使用する。
【0033】前記(A)成分の固形分に含まれる塩化ビ
ニリデン含有量が30重量部未満の場合、塩化ビニリデ
ンに由来する塗膜のバリヤー性が充分に得られず、その
結果防錆力が劣るようになるので好ましくない。又65
重量部を超えると形成される塗膜が硬くなりすぎ、熱を
付与したとき塩化ビニリデンが分解し、塩酸の放出量が
多くなり、塗膜の耐熱性が劣るようになるので好ましく
ない。
【0034】又前記(B)成分の固形分は、反応させた
場合のアミン、錯体化剤を除いた前記エポキシ樹脂固形
分として、1〜30重量部、好ましくは5〜25重量部
使用する、これが1重量部未満の場合には、形成される
塗膜の被塗物金属素地との接着性が悪くなるので好まし
くない。又30重量部を超えると前記(A)成分の塩化
ビニリデン重合体又は共重合体の結晶性を低下させ、こ
のため塗膜のバリヤー性を劣化させ、防錆力を劣化させ
るので好ましくない。
【0035】又前記(C)成分の錯体化剤固形分は、前
述した如くその一部又は全部が前記エポキシ樹脂と結合
している場合には、その錯体化剤の分も含めて、5〜4
0重量部、好ましくは10〜30重量部使用する。これ
が5重量部未満の場合には、被塗物金属との錯化合物の
量が不足し、形成される塗膜の接着性及び防錆力が劣る
ようになるので好ましくない。又40重量部を超えると
、均一な塗膜が得難くなり、防錆テストを行ったとき、
塗膜にブリスターや点状錆が発生することがあって好ま
しくない。
【0036】本発明による水性防錆塗料組成物の塗装に
は、刷毛塗り、スプレー塗装、浸漬塗装、電着塗装を使
用でき、塗装後室温〜170℃の温度、好ましくは40
〜100℃の温度で約5〜約40分、好ましくは10〜
30分乾燥して硬化膜を得る。
【0037】塗装するに当って、それぞれの塗装方法に
適した塗料粘度にするため、水で稀釈したり、増粘剤を
加えたりして粘度を調整するとよい。
【0038】なお浸漬塗装する場合には、室温〜約60
℃の塗料液中に被塗物を5秒〜3分、好ましくは10秒
〜60秒間浸漬し、塗膜を付着させた後室温〜約40℃
の温度で1〜40分、好ましくは2〜10分放置し、次
いで前述した如く乾燥する。
【0039】又電着塗装を行うに当っては、被塗物に対
向させて電気導体(好ましくはステンレス板、白金板又
は炭素棒を使用できる)を浸漬し、これらを電極として
直流電圧を印加することにより電着塗装することができ
る。このとき被塗物を陰極とした場合には、被塗物表面
近傍が還元性環境になり、エマルシヨンの粒子の安定化
が破壊されて、凝集、析出が生じて塗膜が形成される。 逆に被塗物を陽極とした場合には、被塗物金属が塗料中
に溶出するため、被塗物表面で錯体化反応が進行し、塗
料粒子の結合が生じ、やはり析出塗膜が形成される。
【0040】電着塗装時の印加電圧は通常1〜500V
、好ましくは10〜300Vで、時間は通常1秒〜5分
、好ましくは20秒〜3分である。
【0041】
【作用】本発明の水性防錆塗料組成物を用いて、前述し
た如く各種金属被塗物に塗装すると、塩化ビニリデン重
合体又は塩化ビニリデン共重合体の結晶性のため塗膜の
緻密性が得られ、高バリヤー性が得られることに加えて
、エポキシ樹脂が有する水酸基その他の極性基による被
塗物素地との良好な密着性が得られる。更に本発明によ
る塗料組成物は錯体化剤を含有しているため、塗膜と被
塗物金属の間に錯体結合が生じ、極めて強い密着力が加
えられると同時に、金属分子を介して樹脂分子同志が結
合して高分子化又は3次元架橋構造を形成するため、よ
り緻密で強靱な塗膜が得られる。又腐蝕性環境下で発生
した錆成分(金属イオン)を錯体化し、安定化合物を形
成し、錆の成長を抑制する。
【0042】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明はこれらに限定するものではない。なお文中部及
び%は全て重量である。
【0043】 製造例  1(塩化ビニリデン共重合体ラテツクスA−
1の製造)        原    料      
              部          
固形分(部)    ───────────────
──────────────    ■脱イオン水 
                 96.3    
■アクアロンRN−20          1.0 
       1.0      (第一工業製薬(株
)製、      ビニル基含有ポリオキシ       エチレンアルキルフエノ       ールエーテル)     ■過硫酸カリウム             
   0.2        0.2    ■塩化ビ
ニリデン                80   
       80    ■アクリル酸ブチル   
           16          16
    ■メタクリル酸グリシジル         
 4            4    ■過硫酸カリ
ウム              0.05     
   0.05    ■脱イオン水        
          4.95    ───────
──────────────────────   
     合    計              
  202.5      101.25
【0044】
攪拌機付きガラスライニングオートクレーブ中に、上記
原料■,■,■を仕込み45℃に昇温し、容器内をN2
 ガスで充分に置換した後、■,■,■の混合物を18
時間にわたり等速度で連続的に添加した。その後45℃
で1時間攪拌し、次いで■,■の混合物を1時間で等速
添加した。更に45℃で3時間攪拌して固形分50%(
塩化ビニリデン含有率79.0%)のラテツクスA−1
を得た。
【0045】製造例  2(塩化ビニリデン共重合体ラ
テツクスA−2の製造)製造例1において重合性モノマ
ーのみを下記の如く変更した他は全く同様にして、固形
分50%(塩化ビニリデン含有率59.3%)のラテツ
クスA−2を得た。         原    料           
     部          固形分(部)   
 ────────────────────────
──    塩化ビニリデン            
60            60    アクリル酸
ブチル          35          
  35    メタクリル酸           
     5              5
【0046】 製造例  3(塩化ビニリデンを含まないアクリルエマ
ルシヨン溶液A−3の製造            )         原    料           
         部          固形分(部
)    ────────────────────
─────────    ■脱イオン水      
            98.3    ■アクアロ
ンRN−20          2.0      
  2.0    ■過硫酸カリウム        
        0.2        0.2   
 ■メタクリル酸メチル            80
          80    ■アクリル酸ブチル
              16         
 16    ■メタクリル酸グリシジル      
    4            4    ■過硫
酸カリウム              0.05  
      0.05    ■脱イオン水     
             4.95    ────
─────────────────────────
        合    計           
     205.5      102.25
【00
47】攪拌機、冷却管、温度計のついた1l4ツ口フラ
スコに■,■,■を仕込み、N2 ガスを流しながら、
60℃に保温した。次に■,■,■の混合物を1時間に
わたり、等速滴下した後、60℃で1時間攪拌した。次
に■,■の混合物を加え、さらに60℃で1時間攪拌を
続け、固形分50%(塩化ビニリデン0%)のアクリル
エマルシヨン溶液A−3を得た。
【0048】 製造例  4(アミン変性エポキシ樹脂の水分散液B−
1の製造)        原  料        
            部      固形分(部)
  固形分比    ───────────────
────────────────    ■ESA−
011P          950      95
0      81.9      (住友化学(株)
製ビ       スフエノールA型エポ       キシ樹脂、エポキシ当       量475)     ■メトキシプロパノール      497 
   ■ジエタノールアミン        210 
     210      18.1    ───
─────────────────────────
───        合    計        
      1657    1160      1
00
【0049】攪拌機、冷却管、温度計付き2l4ツ
口フラスコに■,■を仕込み、100℃に加温して■を
溶解させた後、■を添加し、120℃で2時間反応させ
て、エポキシ樹脂固形分比81.9%で、固形分70%
のアミン変性エポキシ樹脂液C−1を得た。
【0050】         原    料           
         部            固形分
(部)    ──────────────────
───────────    ■上記アミン変性エポ
キシ      1500        1050 
     樹脂液C−1     ■酢    酸              
      37.8    ■脱イオン水     
           1087.2    ────
─────────────────────────
        合    計           
       2625        1050
【0
051】次に5lステンレス製円筒容器に■,■を仕込
み、デイスパーで攪拌しながら■を徐々に加え、固形分
40%の安定なエマルシヨン溶液B−1を得た。
【0052】 製造例  5(チオール基含有アミン変性エポキシ樹脂
の水分散液B−2の製造)        原  料 
                   部     
 固形分(部)  固形分比    ────────
───────────────────────  
  ■ESA−011P          950 
     950      61.5    ■メト
キシプロパノール      662    ■ペンタ
エリスリトール      489      489
      31.7      テトラ(メルカプト
プ       ロピオン酸)エステル     ■ジエタノールアミン        105
      105        6.8    ─
─────────────────────────
─────        合    計      
        2206    1544     
 100
【0053】攪拌機、冷却管、温度計付き3l
4ツ口フラスコに■,■を仕込み、100℃に加温して
■を溶解させた後、50℃に冷却した。さらに■,■を
添加し、65℃で2時間保持後、120℃に昇温し、2
時間保持し、エポキシ樹脂固形分比61.5%、錯体化
剤固形分比31.7%で固形分70%のチオール基含有
アミン変性エポキシ樹脂液C−2を得た。
【0054】         原    料           
         部            固形分
(部)    ──────────────────
───────────    ■上記エポキシ樹脂液
        1000            7
00      C−2     ■酢    酸              
      25.2    ■脱イオン水     
           724.8    ─────
──────────────────────── 
       合    計            
      1750          700
【0
055】次に3lステンレス製円筒容器に■,■を仕込
み、デイスパーで攪拌しながら■を徐々に添加して、固
形分40%のエマルシヨン溶液B−2を得た。
【0056】 製造例  6(フエノール性水酸基含有アミン変性エポ
キシ樹脂の水分散液B−3          の製造
)         原  料             
       部      固形分(部)  固形分
比    ────────────────────
───────────    ■ESA−011P 
         950      950    
  77.5    ■メトキシプロパノール    
519.4    ■没食子酸           
       170      170      
13.9    ■トリブチルアミン        
    5.6    ■ジエタノールアミン    
    105      105        8
.6    ───────────────────
────────────        小    
計              1750    12
25      100
【0057】攪拌機、冷却管、
温度計付き3l4ツ口コルベンに■,■を仕込み、10
0℃に加温して■を溶解させ、■,■を加えて還流温度
まで昇温し、5時間反応させた。さらに100℃まで冷
却後■を加え100℃で2時間反応させてエポキシ樹脂
固形分比77.5%、錯体化剤固形分比13.9%で固
形分70%のフエノール性水酸基含有アミン変性エポキ
シ樹脂液C−3を得た。
【0058】         原    料           
         部            固形分
(部)    ──────────────────
───────────    ■上記エポキシ樹脂液
        1000            7
00      C−3     ■酢    酸              
      25.2    ■脱イオン水     
           724.8    ─────
──────────────────────── 
       合    計            
    1750            700
【0
059】次に3lステンレス製円筒容器に■,■を仕込
み、デイスパーで攪拌しながら■を徐々に添加して、固
形分40%のエマルシヨン溶液B−3を得た。
【0060】実施例  1〜9、比較例  1〜3表1
に示した配合割合で塩化ビニリデン共重合体ラテツクス
、エポキシ樹脂または上記製造例2で示した変性エポキ
シ樹脂の水分散溶液及び、金属イオンと錯化合物を形成
し得る官能基を有する化合物を、ステンレス製円筒容器
に仕込み、充分攪拌し安定なエマルシヨン溶液を得た後
、カーボンブラツクをエマルシヨン溶液100部に対し
0.5部の割合で添加し、ビーズミルにて顔料分散し塗
料化を行った。
【0061】こうして得られた塗料に、冷延鋼板と合金
化溶融亜鉛めっき鋼板を、30秒間浸漬して塗装して室
温で10分放置した後、さらに60℃に保持した乾燥炉
で20分間乾燥させた。
【0062】この様にして得られた塗装板を、各種試験
に供し、得られた結果を表1に示す。
【0063】実施例  10 上記実施例と同様にして調整した塗料にさらに水を加え
固形分を20%とした後、被塗物の対極として同じ大き
さのステンレス鋼板を浸漬し、被塗物を陰極として、1
00Vの直流を2分間印加して電着塗装を行った後、他
の実施例と同様な乾燥を行った。
【0064】この様にして得られた塗装板を各種試験に
供し、得た結果を表1に示す。
【0065】
【表1】
【0066】
【表2】
【0067】
【表3】
【0068】
【表4】
【0069】
【表5】
【0070】 (注1)  変性エポキシ樹脂液B−2中に含まれる。 (注2)  変性エポキシ樹脂液B−3中に含まれる。 (注3)  上記固形分100重量部に対する各成分の
固形分重量部。 (注4)  (イ):冷延鋼板  幅70mm、長さ1
50mm、厚さ0.8mm、 (ロ):(イ)に合金化溶融亜鉛めっきを45g/m2
 施した物、 (イ),(ロ)とも日本テストパネル(株)製。 (注5)  1mm角の正方形100個中テープ剥離し
た個数。 (注6)  JIS  K−5400−9−1  クロ
スカツト部からの錆およびふくれの最大片幅〔mm〕。
【0071】
【発明の効果】本発明の水性防錆塗料組成物を用いると
鉄をはじめ、各種金属に対し優れた密着性と優れた防錆
力を持った塗膜を形成することができる。塗装方法は、
刷毛塗り、スプレー塗装、浸漬塗装、電着塗装のいずれ
でも用いることができ、乾燥は室温〜120℃の比較的
低温で行うことができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  塩化ビニリデン重合体又は塩化ビニリ
    デン及びそれと共重合可能なビニル基含有単量体との共
    重合体のラテツクス(A)、及び水中に溶解又は分散し
    得るエポキシ樹脂(B)、及び金属イオンと錯化合物を
    形成し得る官能基を有する化合物である錯体化剤(C)
    を含有することを特徴とする水性防錆塗料組成物。
  2. 【請求項2】  (A)の固形分が塩化ビニリデン含有
    量で30〜65重量部、(B)の固形分が1〜30重量
    部、(C)の固形分が5〜40重量部の割合であること
    を特徴とする請求項1の水性防錆塗料組成物。
  3. 【請求項3】  水中に溶解又は分解し得るエポキシ樹
    脂(B)が、ポリアルキレンオキサイドのジグリシジル
    エーテル又はポリフエノールへのポリアルキレンオキサ
    イド付加物のジグリシジルエーテルであることを特徴と
    する請求項1の水性防錆塗料組成物。
  4. 【請求項4】  水中に溶解又は分散し得るエポキシ樹
    脂(B)がポリフエノールのポリグリシジルエーテルと
    第2アミンとの反応生成物を有機酸又は無機酸で中和し
    たものであることを特徴とする請求項1の水性防錆塗料
    組成物。
  5. 【請求項5】  金属イオンと錯化合物を形成し得る官
    能基がフエノール性水酸基、チオール基又はリン酸基で
    ある化合物を使用することを特徴とする請求項1の水性
    防錆塗料組成物。
  6. 【請求項6】  錯体化剤(C)が請求項3又は請求項
    4のエポキシ樹脂と請求項5の官能基を有する化合物の
    一部又は全部と反応させたのもであることを特徴とする
    請求項1の水性防錆塗料組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102838914A (zh) * 2012-09-10 2012-12-26 北方涂料工业研究设计院 一种可以带锈涂装的水性铁锈转化底漆
CN110305562A (zh) * 2019-07-23 2019-10-08 西安华泽道路材料有限公司 长效环保型混凝土防腐涂层和制备方法
WO2022253588A1 (en) * 2021-06-01 2022-12-08 Shell Internationale Research Maatschappij B.V. Coating composition

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