JPH04334487A - 感熱記録用材料 - Google Patents

感熱記録用材料

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JPH04334487A
JPH04334487A JP3135962A JP13596291A JPH04334487A JP H04334487 A JPH04334487 A JP H04334487A JP 3135962 A JP3135962 A JP 3135962A JP 13596291 A JP13596291 A JP 13596291A JP H04334487 A JPH04334487 A JP H04334487A
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JP
Japan
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sensitizer
recording material
heat
layer
sensitive recording
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Application number
JP3135962A
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English (en)
Inventor
Akira Fukunishi
福西 彬
Takafumi Horiie
尚文 堀家
Mitsusachi Mori
光幸 森
Risa Fujiwara
藤原 理佐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感熱記録用材料に関する
。さらに詳しくは感熱記録紙用、ラベル用などの感熱記
録用材料に関する。
【0002】
【従来の技術】近年情報の高速化が著しく要望され、種
々の高速機器が開発されてきた。これに伴い高感度の感
熱記録用材料が求められている。従来、感熱記録紙など
の感熱記録用材料としては紙などの支持体上に電子供与
性無色発色剤と電子受容性顕色剤と、ベンジルビフェニ
ル類、1,2−ビス(フェノキシ)エタンなどの増感剤
とを含有する層を形成させた感熱記録用材料などが提案
されている(例えば、特開昭60−82382号公報お
よび特開昭60−56588号公報など)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記感熱記録
用材料ではまだ発色感度が不十分であり、とくにスティ
ッキング防止のためにステアリン酸亜鉛、ステアリン酸
カルシウムなどの高級脂肪酸金属塩などの滑剤が添加さ
れた場合、発色感度が低下するという問題があった。ま
た感度アップによる副作用、すなわち白色度、耐光性、
耐湿性および耐可塑剤性の低下を免れないという問題が
あった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、これらの
問題を解決すべく鋭意検討した結果、増感剤と発色剤の
溶解パラメーターが近似しているものを用い、かつ特定
の増感剤を用いることによりこれらの問題が解決できる
ことを見いだし、本発明に到達した。すなわち、本発明
は、支持体上に少なくとも下記増感剤(A)、フルオラ
ン系電子供与性無色発色剤(B)および電子受容性顕色
剤(C)を含有する層が形成されてなる感熱記録用材料
である。増感剤(A)は溶解パラメーターが、10.5
〜12.5であり、一般式 R1X(Y)aOCOR2−NO2         
    (1)[式中、Yは、炭素数1〜4のアルキレ
ン基または炭素数2〜4のアルケニレン基;Xは、O原
子、S原子、−COO−、−COS−または−OCO−
;R1,R2は、置換基を有してもよいフェニル基;a
は1から4の整数を表す]で示される増感剤である。
【0005】本発明において溶解パラメ−タ−(以下S
Pと略記)とは凝集エネルギ−密度〔Cohesive
 Energy Density(以下CEDと略記)
〕の平方根を示す。またこのCEDは下式の通り、物理
化学的に1cm3の物質を蒸発せしめるに必要なエネル
ギ−量を示す。 (SP)2=CED=△E/V=(△H−RT)/V△
E=蒸発エネルギ−      (cal/モル)V=
モル容量              (cm3/モル
)△H=蒸発潜熱            (cal/
モル)R=ガス恒数              (1
.987cal/モル゜k)T=絶対温度      
        (゜k)
【0006】SPは分子の極
性の程度を示す。すなわちSPの値が溶液の熱力学的性
質を支配し、この値から溶解度などを定量的に予測した
り、説明したりすることができる。SPの計算方法はロ
バ−ト・エフ・フェ−ダ−ス筆「ポリマ−エンジニアリ
ングアンドサイエンス」1974年2月発行、第14巻
、No.2、あるいは「溶液と溶解度」篠田耕三著、丸
善(株)発行、92頁〜106頁に記載されている。
【0007】本発明においてYを示す基のうち炭素数1
〜4のアルキレン基としてはメチレン、エチレン、プロ
ピレン、ブチレン基などのアルキレン基(これらの基は
直鎖でも分岐状でもよい。)があげられる。またYを示
す基のうち、炭素数2〜4のアルケニレン基としてはビ
ニレン(エチニレン)、プロペニレン基などがあげられ
る。これらYを示す基のうち好ましいものはメチレン、
エチレンおよびプロピレン基、特にメチレンおよびエチ
レン基である。
【0008】aは、1から4の整数である。好ましくは
1である。
【0009】Xは、O原子、S原子、−COO−、−C
OS−、または−OCO−であり、好ましくはO原子ま
たは−OCO−である。
【0010】R1,R2で示される置換基を有してもよ
いフェニル基における置換基の具体例としては、炭素数
1〜22のアルキル基[メチル、エチル、n−プロピル
、n−ブチル、tert−ブチル、ヘキシル、オクチル
、ノニル、デシル基など]、アルケニル基[イソプロペ
ニル、アリル基など]、アラルキル基[ベンジル、フェ
ネチル基など]、アリール基[フェニル、トリル、キシ
リル、ビフェニル、ナフチル、クミル基など]、シクロ
アルキル基[シクロヘキシル基など]、アルコキシ基[
メトキシ、エトキシ基など]、アリールオキシ基[フェ
ノキシ基など]、アルキルチオ基[メチルチオ、エチル
チオ基など]、アリールチオ基[フェニルチオ基など]
、アルコキシカルボニル基[メトキシカルボニル、エト
キシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル基など
]、アリールオキシカルボニル基[フェノキシカルボニ
ル基など]、アシル基[アセチル、プロピオニル、ブチ
リル、イソブチリル基など]、アリーロイル基[ベンゾ
イル基など]、ハロゲン基[クロル、ブロム基など]、
シアノ基、ニトロ基などがあげられる。これら置換基は
2個以上でもよい。Arで示される基のうち好ましいも
のはフェニル基、アルキルフェニル基、アルコキシフェ
ニル基である。該増感剤(A)の具体例とその溶解パラ
メーター(SP)を下記表1に示す。
【0011】
【表1】
【0012】以上例示した増感剤(A)のうち好ましい
ものは、エチレングリコールモノフェニルエーテル類と
ニトロ置換フェニルカルボン酸類とのエステルであり、
特に好ましいものはエチレングリコールモノ(アルキル
またはアルコキシ置換フェニル)エーテルとニトロフェ
ニルカルボン酸類とのエステルである。増感剤(A)は
公知の種類の異なるものを二種以上併用してもよい。
【0013】本発明における増感剤(A)は、公知の任
意の方法で製造することができ、例えばフェノール類に
苛性ソーダ、苛性カリ、金属ナトリウム、メチラートな
どのアルカリ性触媒を用いアルキレンオキサイドを付加
させ、次いで 硫酸、p−トルエンスルホン酸、燐酸な
どの酸性触媒の存在下にニトロ安息香酸とエステル化反
応させることによって得ることができる。
【0014】本発明においてフルオラン系電子供与性無
色発色剤(B)としては例えば、3−ジメチルアミノ−
7−メトキシフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−メ
トキシフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−メトキシ
フルオラン、 3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオ
ラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−クロロフ
ルオラン、3−ジエチルアミノ−6,7−ジメチルフル
オラン、3−(N−エチル−p−トルイジノ)−7−メ
チルフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−N−アセチ
ル−N−メチルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ
−7−N−メチルアミノフルオラン、3−ジエチルアミ
ノ−7−ジベンジルアミノフルオラン、3−ジエチルア
ミノ−7−N−メチル−N−ベンジルアミノフルオラン
、3−ジエチルアミノ−7−N−クロロエチル−N−メ
チルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−N−
ジエチルアミノフルオラン、 3−(N−エチル−p−
トルイジノ)−6−メチル−7−フェニルアミノフルオ
ラン、3−(N−エチル−p−トルイジノ)−6−メチ
ル−7−(p−トルイジノ)フルオラン、3−ジエチル
アミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、
3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−フェニルアミノ
フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(2−カルボメ
トキシフェニルアミノ)フルオラン、3−(Nーシクロ
ヘキシル−N−メチルアミノ)−6−メチル−7−フェ
ニルアミノフルオラン、3−ピロリジノ−6−メチル−
7−フェニルアミノフルオラン、3−ピペリジノ−6−
メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3−ジエチル
アミノ−6−メチル−7−キシリジノフルオラン、3−
ジエチルアミノ−7−(o−クロロフェニルアミノ)フ
ルオラン、3−ジブチルアミノ−7−(o−クロロフェ
ニルアミノ)フルオラン、3−ピロリジノ−6−メチル
−7−p−ブチルフェニルアミノフルオラン、3−(N
−メチル−N−n−アミル)アミノ−6−メチル−7−
フェニルアミノフルオラン、3−(N−エチル−N−n
−アミル)アミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフ
ルオラン、3−(N−エチル−N−iso−アミル)ア
ミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3
−(N−メチル−N−n−ヘキシル)アミノ−6−メチ
ル−7−フェニルアミノフルオラン、3−(N−エチル
−N−n−ヘキシル)アミノ−6−メチル−7−フェニ
ルアミノフルオランおよび3−(N−エチル−N−β−
エチルヘキシル)アミノ−6−メチル−7−フェニルア
ミノフルオラン等が挙げられる。これらは2種以上併用
してもよい。これらのうち好ましいものは3−ジエチル
アミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、
3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−フェニルアミノ
フルオラン、3−(N−エチル−N−iso−アミル)
アミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオランで
ある。(B)とともに他の電子供与性無色発色剤(B’
)を用いてもよい。この発色剤としては例えば、1)ト
リアリルメタン系発色剤、2)ジフェニルメタン系発色
剤、3)チアジン系発色剤、4)スピロ系発色剤、5)
ラクタム系発色剤が挙げられる。1)トリアリルメタン
系発色剤としては3,3−ビス(p−ジメチルアミノフ
ェニル)−6−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス
(p−ジメチルアミノフェニル)フタリド、 3−(p
−ジメチルアミノフェニル)−3−(1,2−ジメチル
インドール−3−イル)フタリド、3−(p−ジメチル
アミノフェニル)−3−(2−メチルインドール−3−
イル)フタリド、3,3−ビス(1,2−ジメチルイン
ドール−3−イル)−5−ジメチルアミノフタリド、3
,3−ビス(1,2−ジメチルインドール−3−イル)
−6−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス(9−エ
チルカルバゾール−3−イル)−6−ジメチルアミノフ
タリド、3,3−ビス(2−フェニルインドール−3−
イル)−6−ジメチルアミノフタリド、3−p−ジメチ
ルアミノフェニル−3−(1−メチルピロール−3−イ
ル)−6−ジメチルアミノフタリド等、2)ジフェニル
メタン系発色剤としては4,4’−ビス−ジメチルアミ
ノベンズヒドリルベンジルエーテル、N−ハロフェニル
−ロイコオーラミン、N−2,4,5−トリクロロフェ
ニルロイコオーラミン等、3)チアジン系発色剤として
はベンゾイルロイコメチレンブルー、p−ニトロベンゾ
イルロイコメチレンブルー等、4)スピロ系発色剤とし
ては3−メチル−スピロ−ジナフトピラン、3−エチル
−スピロ−ジナフトピラン、3−フェニル−スピロ−ジ
ナフトピラン、3−ベンジル−スピロ−ジナフトピラン
、3−メチル−ナフト(6’−メトキシベンゾ)スピロ
ピラン、3−プロピル−スピロ−ジベンゾピラン等、5
)ラクタム系発色剤としてはローダミン−B−アニリノ
ラクタム、ローダミン(p−ニトロアニリノ)ラクタム
、ローダミン(o−クロロアニリノ)ラクタム等を挙げ
ることができる。(B)と(B’)を併用する場合、(
B’)は(B)の重量100部に対し通常100部以下
である。
【0015】一方、該電子受容性顕色剤(C)(以下顕
色剤と略記)としては、発色剤に対して加熱時に反応し
てこれを発色させる種々の電子受容性顕色剤が適用され
る。このような顕色剤としてはたとえばフェノール性物
質、有機または無機の酸性物質あるいはその塩などがあ
げられる。またその具体例としては、たとえば「紙パル
プ技術タイムス、(株)テツクタイム、30巻6号〜3
1巻3号」にて連載されている「感熱記録紙用顕色剤(
1)〜(完)、志賀喬著」および「同誌32巻4号〜3
2巻10号」の「感熱記録紙用顕色剤(1)〜(完)、
志賀喬著」に記載されているものがあげられる。具体的
には特願平2−303176号明細書に記載のビスフェ
ノ−ル系顕色剤、ヒドロキシアリ−ルカルボン酸系顕色
剤、スルホン系顕色剤などがあげられる。これらの顕色
剤は二種以上混合して用いてもよい。
【0016】増感剤(A)と電子供与性発色剤(B)、
増感剤(A)と電子受容性顕色剤(C)は予め混合し感
熱記録用材料に用いてもよい。例えば(A),(B)の
混合方法を例示すると、(1)各成分を微粉にし、混合
する方法、(2)(A)、(B)各々を熱溶融し混合し
て冷却後微粉にする方法、(3)(A)、(B)を溶剤
にて均一に溶解後、混合溶液とし、次いで脱溶剤あるい
は混合溶液が溶解しない大量の溶剤中に投入し、共沈を
生起させ微粉にする方法などがあげられるが、(1)ま
たは(2)の方法が好ましい。
【0017】(3)の方法における溶剤としてはアルコ
−ル類(メタノール、エタノール、イソプロパノールな
ど)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン、シク
ロヘキサノンなど)、アミド類(N,N’−ジメチルホ
ルムアミド、N,N’−ジメチルアセトアミド)、スル
ホキシド類(ジメチルスルホキシドなど)、エーテル類
(テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリコー
ルモノメチルエーテルなど)、エステル類(酢酸メチル
、酢酸エチル、酢酸ブチルなど)、脂肪酸ハロゲン化炭
化水素類(クロロホルム、塩化メチレン、ジクロルエチ
レン、四塩化炭素、トリクロルエチレンなど)、芳香族
炭化水素類(ベンゼン、トルエン、キシレンなど)、脂
肪族炭化水素類(リグロインなど)、芳香族ハロゲン化
炭化水素類(モノクロルベンゼン、ジクロルベンゼンな
ど)およびこれらの二種以上の混合溶剤を用いることが
できる。
【0018】本発明の感熱記録用材料において、(A)
、(B)および(C)の重量比は通常100:(10〜
800):(10〜800)、好ましくは100:(4
0〜300):(40〜300)である。 (B)が10未満の場合は発色温度が低くなり、(B)
が800を越えると発色感度が低下傾向になる。(C)
が10未満の場合は発色濃度が低下し、また800重量
部を越えると発色濃度は平衡に達し、もはやこれ以上の
使用は不経済である。
【0019】各々の化合物にはSPがあり、感熱記録用
材料に使用される薬剤において電子供与性無色発色剤に
関しては、たとえば7−フェニルアミノ−6−メチル−
3−(N−エチル−N−イソアミル)アミノフルオラン
は11.50;7−フェニルアミノ−6−メチル−3−
ジエチルアミノフルオランは11.94;7−フェニル
アミノ−6−メチル−3−ジブチルアミノフルオランは
11.44、電子受容性顕色剤に関しては、たとえばビ
スフェノールAは13.64;ビスフェノールSは18
.94;サリチル酸ベンジルエステルは12.69、滑
剤に関しては、たとえばステアリン酸亜鉛は9.16;
ステアリン酸アルミニウムは9.71;ステアリン酸鉛
は9.22;ステアリン酸カドミウムは9.20である
【0020】上述のように電子供与性無色発色剤、電子
受容性顕色剤、滑剤の各々のSPはかなりかけはなれて
おり、熱による瞬時の溶解に対応しにくいことが判る。 増感剤(固体溶剤)の役割はこれらのSPのかけはなれ
た化合物でも容易に溶解させることであり、熱溶解にお
ける溶解時間が短ければ短い程、優れた増感剤といえる
【0021】感度のすぐれた感熱記録紙を作成するには
溶解のすぐれた各薬剤の選定およびその組合せが必要で
ある。電子供与性無色発色剤、電子受容性顕色剤、滑剤
などにおいて、各々のSPの近似しているものを選定し
、且つ各々の薬剤のSPの中間に位置する増感剤を用い
ることが好ましい。本発明の感熱記録用材料における増
感剤(A)のSPは10.5〜12.5とフルオラン系
電子供与性発色剤(B)のSPに近似しており、非常に
良好な感度を得ることができる。
【0022】本発明の感熱記録用材料の製造方法の例と
しては限定されるものではないが1)増感剤(A)、発
色剤(B)、顕色剤(C) 各々の懸濁溶液を単独で支
持体上に塗工する方法、2)増感剤(A)、発色剤(B
)、顕色剤(C)の組合せからなる懸濁溶液混合物を塗
工液とし支持体上に塗工する方法、3)増感剤(A)、
発色剤(B)、顕色剤(C)を予め混合し塗工液を作成
し支持体上に塗工する方法等を挙げることができる。例
えば塗工液は下記表2で示すように各種の塗工方法に応
じ、懸濁溶液3液混合、2液混合または1液単独のもの
とすることができる。
【0023】
【表2】
【0024】次に各懸濁溶液の製法を例示する。増感剤
と結合剤、発色剤と結合剤、顕色剤と結合剤各々を水中
で必要により界面活性剤(2−エチルヘキシルスルホサ
クシネートソーダ塩、ナフタレンスルホン酸ソーダ塩ホ
ルマリン縮合物など)と共にボールミル、アトライダー
またはサンドグラインダーなどの粉砕機によって10μ
以下、好ましくは3μ以下の粒子に粉砕、分散し各懸濁
溶液が得られる。
【0025】上記結合剤としては、たとえば特願平2−
303176号明細書に記載の結合剤(水溶性高分子や
ラテックス)を用いることが出来る。
【0026】また各塗工液に必要に応じてこの種の感熱
記録用材料に通常用いられている補助添加成分、たとえ
ば、填料、滑剤などを併用することができる。
【0027】填料としては、たとえば炭酸カルシウム、
シリカ、酸化亜鉛、酸化チタン、水酸化アルミニウム、
水酸化亜鉛、硫酸バリウム、クレー、カオリン、タルク
、表面処理された炭酸カルシウムやシリカなどの無機系
微粉末の他、尿素/ホルマリン樹脂、スチレン/メタク
リル酸共重合体、ポリスチレン樹脂などの有機系の微粉
末があげられる。
【0028】滑剤としてはステアリン酸亜鉛、ステアリ
ン酸カルシウム塩、ステアリン酸マグネシウム塩、ステ
アリン酸鉛、ステアリン酸カドミニウム塩、ステアリン
酸バリウム塩、ステアリン酸アルミニウムなどの高級脂
肪酸金属塩の他に、ステアリン酸、ポリエチレン、カル
ナバロウ、密ロウ、パラフィンワックスなどのワックス
類があげられる。
【0029】滑剤の使用量は顕色剤(C)100重量部
に対して、通常0〜300重量部、好ましくは10〜2
00重量部である。滑剤の使用量が300重量部を越え
るとサーマルヘッドカスの発生が多くなり好ましくない
【0030】塗工液を支持体に塗工する方法としては、
たとえば支持体に塗工液をエアナイフコーター、ブレー
ドコーター、ロールコーター、ワイブプレスなどの方法
により塗工しする。また、感熱記録層の形成方法として
は、たとえば表2に示す塗工液a〜gから選ばれる組合
せを各々変えた下記〈1〉〜〈7〉の方法で感熱記録層
を形成することができる。
【0031】〈1〉支持体上に塗工液(a)を塗工する
。 図1に得られた感熱記録用材料を示す。図1において、
1は支持体、2は増感剤と発色剤と顕色剤の混合した層
である。
【0032】〈2〉支持体上に塗工液(d)を塗工しさ
らにその上層に塗工液(e)を塗工する。図2に得られ
た感熱記録用材料を示す。図2において、5は発色剤と
顕色剤の混合した層、6は増感剤の層である。
【0033】〈3〉支持体上に塗工液(e)を塗工し、
さらにその上層に塗工液(d)を塗工する。図3に得ら
れた感熱記録用材料を示す。図3において、6は増感剤
の層、5は発色剤と顕色剤の混合した層である。
【0034】〈4〉支持体上に塗工液(g)、塗工液(
e)、塗工液(f)を順次積層するように塗工する。図
4に得られた感熱記録用材料を示す。図4において、8
は顕色剤の層、6は増感剤の層、7は発色剤の層である
【0035】〈5〉支持体上に塗工液(f)、塗工液(
e)、塗工液(g)を順次積層するように塗工する。得
られた感熱記録用材料を図5に示す。図5において、6
は増感剤の層、7は発色剤の層、8は顕色剤の層である
【0036】〈6〉支持体上に塗工液(b)を塗工し、
さらにその上層に塗工液(c)を塗工する。得られた感
熱記録用材料を図6に示す。図6において、3は増感剤
と発色剤の混合した層、4は増感剤と顕色剤の混合した
層である。
【0037】〈7〉支持体上に塗工液(c)を塗工し、
さらにその上層に塗工液(b)を塗工する。得られた感
熱記録用材料を第7図に示す。第7図において、4は増
感剤と顕色剤の混合した層、3は増感剤と発色剤の混合
した層である。
【0038】これらのうち、好ましい感熱記録層の形成
方法は、〈2〉〈6〉および〈7〉である。
【0039】各層の塗工厚は、感熱記録用材料の形態お
よびその他の条件により決定される。塗工量は特に限定
されるものではないが、乾燥重量で通常0.5〜20g
/m2、好ましくは1〜15g/m2、特に好ましくは
  3〜10g/m2である。
【0040】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。実施例中
の部および%は重量基準である。また実施例中の試験法
を下記に示す。
【0041】(試験法) (1)発色性 1)動的発色性試験 作成した感熱記録紙をMSI型サーマルヘッド発色装置
を用い動作時間(パルス幅)と発色濃度の関係を試験し
た。0.1〜1.0msec,電圧22V。発色濃度は
マクベス濃度計(マクベス社製)を用い反射濃度を測定
した。この値は数値が大きい程発色濃度の高いことを示
す。
【0042】2)静的発色性試験 作成した感熱記録紙を熱傾斜ヒートシーラーを用い温度
幅70゜C〜100゜C、印圧2kg/cm、圧着時間
  2秒の条件で発色させ反射濃度を測定した。濃度計
は1)に同じ。
【0043】(2)白色度(地肌カブリ)感熱記録紙の
発色させる前のハンター白度、B値をMulti Sp
ectro Colour Meter  MSC−2
型を用い測定した。この値は数値が大きい程白色度の高
いことを示す。
【0044】(3)耐光性 発色性試験で発色させた画像部をキセノンランプを用い
30℃,7時間照射し、照射部反射濃度を測定した。濃
度計は1)に同じ。
【0045】(4)耐湿性試験 発色性試験で発色させた画像部を45℃,90%RHの
恒温恒湿槽中に24時間放置後画像部の反射濃度を測定
した。濃度計は1)に同じ。
【0046】(5)耐可塑剤性試験 プラスチック消しゴムを発色性試験で予め発色させた画
像部の上にのせ24時間放置後、画像部の反射濃度を測
定した。濃度計は1)に同じ。
【0047】製造例1〜4および比較製造例1〜3表3
に示す各化合物を各々細粉砕し、各々表3に示す本発明
の増感剤イ〜ニを得た。また比較製造例の増感剤は各々
表3に示す増感剤ホ〜トを細粉砕して得た。
【0048】
【表3】
【0049】実施例1〜4、比較例1〜3表3〜5に示
すAA−1〜AA−4液、BB−1〜BB−3液および
CC液をそれぞれボールミルにて24時間粉砕、分散し
た後、表8に示す重量比で充分混合し実施例1〜4の塗
工液を作成した。この塗工液を上質紙(坪量50g/m
2)上に乾燥固形分量6g/m2となるようにドクター
ブレードで塗工し、乾燥後、実施例1〜4の本発明の感
熱記録用材料を作成した。また、AA液をHH液にする
以外は実施例1〜4と同様に操作し比較例1〜3の塗工
液および感熱記録用材料を作成した。
【0050】
【表4】
【0051】
【表5】
【0052】実施例5〜7、比較例4 表6および表7のDDおよびEE液をボールミルにて2
4時間粉砕、分散し懸濁溶液を得た。この溶液を上質紙
(坪量60g/m2)に〈1〉、〈6〉および〈7〉の
方法、すなわち〈1〉は紙にDD液とEE液の混合液(
1/1重量比)を乾燥固形分量8g/m2となるように
ドクターブレードにて塗工し乾燥した。〈6〉は紙に塗
工液DD液を乾燥固形分量4g/m2となるようにドク
ターブレードにて塗工し、続いてこの層上に塗工液EE
液を同様に塗工、乾燥した。〈7〉は〈6〉の逆で、先
にEE液を塗工し、次いでDD液を塗工した。塗工量は
〈6〉と同じとした。
【0053】
【表6】
【0054】
【表7】
【0055】
【表8】
【0056】塗工方法〈1〉、〈6〉および〈7〉で作
成した感熱記録材料をそれぞれ実施例5,6および7と
した。また比較例4として、DDおよびEE液の1−(
p−ニトロベンゾイルオキシ)−2−(4ーメチルフェ
ノキシ)エタンの代わりに、p−ベンジルビフェニルを
用いて〈1〉の塗工方法で塗工し感熱記録材料(比較例
4)を作成した。
【0057】実施例8 1−(p−ニトロベンゾイルオキシ)−2−(4−メチ
ルフェノキシ)エタン10部と3−ジエチルアミノ−6
−メチル−7−フェニルアミノフルオラン10部を15
0゜Cで加熱溶融し冷却後細粉砕し溶融混合組成物を得
た。この組成物30部と炭酸カルシウム20部ヒドロキ
シエチルセルロース(10%水溶液)70部、水80部
をボールミルで粉砕、分散した懸濁溶液を得た。この懸
濁溶液20部と、CC液10部と充分混合し塗工液とし
実施例1の方法と同様の方法で塗工し実施例8の感熱記
録用材料を得た。
【0058】表9及び10に実施例1〜9及び比較例1
〜3の感熱記録用材料の各性能を測定した結果を示す。 本発明の感熱記録材料の動的発色試験にもとづく発色感
度、白色度、耐光性、耐湿性および耐可塑剤性は従来の
感熱記録材料に比べすぐれていた。
【0059】
【表9】
【0060】
【表10】
【0061】
【発明の効果】本発明の感熱記録用材料は、発色感度が
著しく高く、特に滑剤を添加した場合でも従来のように
発色感度が低下することがない。白色度(地肌カブリ)
にもすぐれており、従来のように滑剤を添加した場合で
も白色度は低下しない。また、画像部は耐光性、耐湿性
および耐可塑剤性など高品位の性能を提供する。すなわ
ち、従来のような感度アップに伴う副作用(白色度、耐
光性、耐湿性および耐可塑剤性)の低下がない。これら
の効果を奏することから、本発明の感熱記録用材料はフ
ァクシミリ、POSラベルなどの各種の記録用材料に有
用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】感熱記録用材料の1実施例を示す断面図
【図2
】感熱記録用材料の1実施例を示す断面図
【図3】感熱
記録用材料の1実施例を示す断面図
【図4】感熱記録用
材料の1実施例を示す断面図
【図5】感熱記録用材料の
1実施例を示す断面図
【図6】感熱記録用材料の1実施
例を示す断面図
【図7】感熱記録用材料の1実施例を示
す断面図
【符号の説明】
1  支持体 2  増感剤と発色剤と顕色剤の混合した層3  増感
剤と発色剤の混合した層 4  増感剤と顕色剤の混合した層 5  発色剤と顕色剤の混合した層 6  増感剤の層 7  発色剤の層 8  顕色剤の層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  支持体上に少なくとも下記増感剤(A
    )、フルオラン系電子供与性無色発色剤(B)および電
    子受容性顕色剤(C)を含有する層が形成されてなる感
    熱記録用材料。 増感剤(A):溶解パラメーターが、10.5〜12.
    5であり、一般式 R1X(Y)aOCOR2−NO2         
        (1)[式中、Yは、炭素数1〜4のアルキレ
    ン基または炭素数2〜4のアルケニレン基;Xは、O原
    子、S原子、−COO−、−COS−または−OCO−
    ;R1,R2は、置換基を有してもよいフェニル基;a
    は1から4の整数を表す]で示される増感剤。
  2. 【請求項2】  該層が(B)および(C)を含有する
    下層と(A)を含有する上層とを積層した層である請求
    項1記載の感熱記録用材料。
  3. 【請求項3】  該層が(A)および(B)を含有する
    下層と、(A)および(C)を含有する上層とを積層し
    た層である請求項1記載の感熱記録用材料。
  4. 【請求項4】  該層が(A)および(C)を含有する
    下層と、(A)および(B)を含有する上層とを積層し
    た層である請求項1記載の感熱記録用材料。
  5. 【請求項5】  該層が更に滑剤を含有する層である請
    求項1〜4のいずれか記載の感熱記録用材料。
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