JPH0433826B2 - - Google Patents

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JPH0433826B2
JPH0433826B2 JP15611183A JP15611183A JPH0433826B2 JP H0433826 B2 JPH0433826 B2 JP H0433826B2 JP 15611183 A JP15611183 A JP 15611183A JP 15611183 A JP15611183 A JP 15611183A JP H0433826 B2 JPH0433826 B2 JP H0433826B2
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JP
Japan
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ink
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present
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JP15611183A
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English (en)
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JPS6049068A (ja
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Yutaka Kurita
Hiroshi Imakomi
Tomoyuki Nitsuta
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hodogaya Chemical Co Ltd
Mitsubishi Pencil Co Ltd
Original Assignee
Hodogaya Chemical Co Ltd
Mitsubishi Pencil Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、着色剤として塩基性アゾ系染料を含
有するインキを容易に消色することができ、また
消色後に復色することがなく、しかも長期間貯蔵
してもその効力を減じることのない新規なインキ
用消色剤に関するものである。
万年筆、サインペン、ボールペンなど液体着色
組成物を用いて文字や図形を記載する筆記具によ
り筆記する際、書き損じなどを生じて、いつたん
書いた描線などを消去しなければならない場合が
しばしばみられる。
このため、これまでに塩基性染料を含有するイ
ンキを、還元的に消色するものとして、亜硫酸水
素塩又は亜硫酸塩を主剤とした消色剤(特公昭56
−37076号公報)や亜二チオン酸塩を主剤とした
消色剤(特公昭54−22345号公報)が提案されて
いる。
しかしながら、これらの消色剤の主剤として用
いられている亜硫酸水素塩、亜硫酸塩、亜二チオ
ン酸塩などは、水分の存在下では非常に不安定な
ため、水溶液状態で保存すると短期間のうちに急
速にその効力を失なうという欠点がある上に、使
用するインキによつてはいつたん消去したものを
酸化条件下にさらすと復元する場合があるなどの
欠点を伴なう。したがつて、長期間にわたつて水
溶液状態で保存しても効力が低下することがな
く、しかもいつたん消去した文字や図形が復元す
ることのない消色剤を開発することが、この技術
分野における重要な課題の一つとなつていた。
本発明者らは、このような事情のもとで、容易
に入手しうる物質を原料とし、長期間にわたつて
安定に保存することができ、かついつたん消去し
た文字や図形が復元することのない消色剤を開発
すべく鋭意研究を重ねた結果、スルホキシル酸塩
のアルデヒド付加物を主剤とした消色剤が、特に
塩基性アゾ系染料含有インキに対して有効であ
り、上記の目的を達成しうることを見出し、この
知見に基づいて本発明をなすに至つた。
すなわち、本発明は、スルホキシル酸塩のアル
デヒド付加物を主剤としてなる塩基性アゾ系染料
含有インキ用消色剤を提供するものである。
本発明の主剤として用いられるスルホキシル酸
塩のアルデヒド付加物は、一般式 M2SO2・RCHO・nH2O (式中のMのうちの少なくとも1個は、一価に相
当する金属原子、残りは水素原子であり、Rは有
機残基であり、nは1又はそれ以上の整数であ
る)で示されるスルホキシル酸塩とアルデヒドと
の付加物である。上記の式中のM2SO2の例とし
ては、スルホキシル酸ナトリウム(Na2SO2)、
スルホキシル酸水素ナトリウム(NaHSO2)、ス
ルホキシル酸カリウム(K2SO2)、スルホキシル
酸水素カリウム(KHSO2)などがある。また、
これと付加物を形成するアルデヒド(RCHO)
の例としてはホルムアルデヒド、アセトアルデヒ
ド、プロピオンアルデヒド、ベンズアルデヒド、
クロロベンズアルデヒド、アニスアルデヒド、フ
ルフラールなどを挙げることができる。
このスルホキシル酸塩とアルデヒドとの付加物
は、例えば次亜硫酸塩溶液にアルデヒドを加え反
応させることによつて通常水和物として得られ
る。この際、亜硫酸水素塩とアルデヒドとの付加
物が副生することがあるが、本発明においては、
これを分離することなく使用することができる。
本発明で用いるスルホキシル酸塩のアルデヒド
付加物の中で特に有利なのは、ナトリウムホルム
アルデヒドスルホキシレートNaHSO2・CH2O・
2H2O(ロンガリツトC)、ナトリウムベンズアル
デヒドスルホキシレートである。
次に本発明の消色剤により消去しうるインキ
は、特に塩基性アゾ系染料を着色剤として含有す
るものでなければならない。万年筆、サインペ
ン、ボールペンなどのインキとしては、通常、ジ
フエニルメタン系、トリフエニルメタン系、シア
ニン系、アゾ系、アントラキノン系、メチン系の
塩基性染料を着色剤としたものが用いられている
が、本発明の消色剤により効果的に消去しうるの
は、塩基性アゾ系染料を含有するインキのみであ
り、それ以外の染料を含有するものは、全く消去
しないかあるいは単に退色するだけであるし、ま
たこのようにしていつたん退色しても時間の経過
とともに復色するので実用に供し得ない。
本発明の消色剤により効果的に消色しうるイン
キは、塩基性アゾ系染料を含有するインキのみで
あつて、それ以外の染料を含有するインキでは完
全な消色がなされない。この塩基性アゾ系染料
は、チアゾール系、ピリジン系、イミダゾール
系、トリアゾール系、チアジアゾール系などいず
れのものでもよく、またいわゆるカチオン染料と
して知られるアゾ系染料でもよい。このような塩
基性アゾ系染料の例としては、カラーインデツク
ス(以下C.I.と略記する)ベーシツクイエロー
19,36,41,73,25及び67、C.I.ベーシツクオレ
ンジ28及び30、C.I.ベーシツクレツド18,22,
23,24,29,38,39,40,46,46:1,69,70及
び82、C.I.ベーシツクバイオレツト28、C.I.ベー
シツクブルー41,42,54,57,65,66,67,93,
129,149及び117などを挙げることができる。
これらの塩基性アゾ系染料を含有するインキ
は、常法に従い、適当なベヒクル例えばエチレン
グリコール、グリセリン、ジエチレングリコー
ル、セルロース誘導体、脂肪酸、ロジン、アラビ
ヤゴムなどと水やアルコールとの混合物に、塩基
性アゾ系染料を3〜30重量%の濃度で溶解させる
ことによつて調製される。この際、クエン酸、コ
ハク酸のような有機酸を添加すれば、本発明の消
色剤の効果がいつそう発揮されるので有利であ
る。
次に、本発明の消色剤は、通常、水又はアルコ
ールのような有機溶剤に溶かし、濃度1〜30重量
%程度の溶液として調製される。
本発明の消色剤は、使用に際して、温度を上げ
ることにより、消去速度を促進することができ
る。
本発明の消色剤には、前記した主剤の外に、所
望に応じ蒸発乾燥抑制剤、溶解助剤、粘度調整
剤、滲み防止剤などとして、有機又は無機酸類、
アルキレングリコール、ポリアルキレングリコー
ル、多価アルコール類、界面活性剤、アルカリ性
物質などを添加することができる。
本発明の消色剤を用いて、インキの描線を消去
するには、常法に従い例えばガラス棒、スポン
ジ、毛筆などにより必要な個所に塗布し、所望に
応じ加熱してインキを消色させ、常法により残留
した液を吸取紙などで除去する。このようにし
て、用紙上に全く黄ばみを残さずにインキの描線
を消去することができる。
本発明における消色機構は、単に染料の酸化還
元反応を利用したものとは異なり、アゾ構造の分
解に基づく発色系の破壊によるものと考えられ、
大気中に放置しておいても空気酸化による復色は
全く認められない。
本発明によると、長期間にわたつて効力の低下
のない、しかも消色速度が大きく、また消色後に
全く黄ばみや復色のない優れた消色剤を得ること
ができる。
次に実施例により本発明をさらに詳細に説明す
る。
実施例 1 アイゼンカチロンデイスチヤージイエロー
NLH(C.I.ベーシツクイエロー41保土谷化学工業
株式会社製品)とアイゼンカチロンレツドCD−
FGLH(C.I.ベーシツクレツド46:1,保土谷化
学工業株式会社製品)とアイゼンカチロンブルー
BRLH(C.I.ベーシツクブルー149,保土谷化学工
業株式会社製品)とを重量比43:14:43の割合で
混合した染料6.0重量部を、エチレングリコール
20重量%、ジエチレングリコール20重量部及び水
54重量部から成るベヒクルに溶解し、黒色インキ
を調製した。上記の染料はいずれも塩基性アゾ系
染料に包含されるものである。
別にロンガリツトC10重量部とエチレングリコ
ール67重量部と水23重量部とを混合してインキ消
色剤を調製した。
次に、前記の黒色インキを用いて、白色紙上に
文字を描き、10分間風乾させたのち、前記のイン
キ消色剤をガラス棒で塗布したところ、文字は完
全に消去した。
実施例 2 アイゼンカチロンレツドCD−FGLH4重量部と
エチレングリコール20重量部とジエチレングリコ
ール20重量部とクエン酸2重量部と水54重量部と
を混合して、赤色インキを調製した。
別にスルホキシル酸ナトリウムのアセトアルデ
ヒド、ベンズアルデヒド、クロロベンズアルデヒ
ド、アニスアルデヒド及びフルフラールの付加物
をそれぞれ10重量部ずつ使用し、実施例1と同様
にしてインキ消色剤を調製した。
前記の赤色インキで白色紙上に描いた文字を、
前記の各インキ消色剤で処理したところ、ベンズ
アルデヒド、クロロベンズアルデヒド、アニスア
ルデヒドの付加物の場合は、完全に消去した。ま
た、アセトアルデヒド、フルフラールの付加物の
場合は、30分間放置後に消去した。
実施例 3 ロンガリツトCの濃度1%,4%及び10%水溶
液を調製し、室温で開放下70時間放置したのち、
実施例2で用いたものと同じ赤色インキに対する
消色作用をテストした。
すなわち、ガラス板上に赤色インキ1滴を採り
その上に、所定の消色剤の1滴を加え、その色の
消失状態を観察したところ、いずれの濃度の場合
も1時間以内に完全に消色した。
なお、比較のために、ハイドロサルフアイトの
1%、4%及び10%水溶液を調製し、ただちにイ
ンキ消色テストを行つたところ1時間以内に完全
に消色したが、70時間前記と同様の条件下で放置
したのち、同様のインキ消色テストを行つたとこ
ろ、完全に消色するのに10%濃度のもので約6時
間、4%濃度のもので約24時間、1%濃度のもの
で約30時間を要した。
このことから、本発明のインキ消色剤は、従来
のものよりも、はるかに貯蔵安全性がすぐれてい
ることが分る。
実施例 4 アイゼンカチロンマリンブルーGRLH(C.I.ベ
ーシツクブルー117,保土谷化学工業株式会社製
品)4重量部とエチレングリコール20重量部とジ
エチレングリコール20重量部とクエン酸2重量部
と水54重量部とを混合して、青色インキを調製し
た。
別にロンガリツトC4重量部とエチレングリコ
ール67重量部と水29重量部とを混合してインキ消
色剤を調製し、1か月間大気中に開放して保存し
た。
前記の青色インキを用いて白色紙上に文字を描
き、乾燥後その文字上に前記の保存インキ消色剤
を塗布し、加熱したところ、ただちに文字は消失
した。
なお、比較のために、ロンガリツトCの代りに
ナトリウムハイドロサルフアイトを用いて同様に
して調製し、1か月間同様に保存したインキ消色
剤を用いてテストしたところ、加熱しても文字は
全然消失しなかつた。
参考例 アイゼンカチロンレツド6BH(保土化学谷工業
株式会社製品、メチン系染料)9重量部、エチレ
ングリコール25重量部、ジエチレングリコール25
重量部及び水39重量部から成る赤色インキを用い
て白色紙に文字を描き、実施例1で用いたのと同
じインキ消色剤をガラス棒で塗布したところ、そ
の文字の色にはほとんど変化なく、消色は認めら
れなかつた。
また、前記のアイゼンカチロンレツド6BHの
代りにマラカイトグリーン(トリフエニルメタン
系染料)を用いて調製したインキについて同様の
消色テストを行つたが、消色は認められなかつ
た。
このことから明らかなように、本発明のインキ
消色剤は、塩基性アゾ系染料以外の染料を含有す
るインキに対しては効果を示さない。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 スルホキシル酸塩のアルデヒド付加物を主剤
    としてなる塩基性アゾ系染料含有インキ用消色
    剤。
JP15611183A 1983-08-26 1983-08-26 塩基性アゾ系染料含有インキ用消色剤 Granted JPS6049068A (ja)

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JP15611183A JPS6049068A (ja) 1983-08-26 1983-08-26 塩基性アゾ系染料含有インキ用消色剤

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JP15611183A JPS6049068A (ja) 1983-08-26 1983-08-26 塩基性アゾ系染料含有インキ用消色剤

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JPS6049068A JPS6049068A (ja) 1985-03-18
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JP15611183A Granted JPS6049068A (ja) 1983-08-26 1983-08-26 塩基性アゾ系染料含有インキ用消色剤

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