JPH04346759A - 蛋白性食品 - Google Patents
蛋白性食品Info
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- JPH04346759A JPH04346759A JP3116490A JP11649091A JPH04346759A JP H04346759 A JPH04346759 A JP H04346759A JP 3116490 A JP3116490 A JP 3116490A JP 11649091 A JP11649091 A JP 11649091A JP H04346759 A JPH04346759 A JP H04346759A
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- JP
- Japan
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- protein
- heat
- food
- coagulable
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- General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
- Jellies, Jams, And Syrups (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蛋白性食品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、エマルジョン様の食感を有す
る食品を蛋白質原料から製造する方法として、加熱凝固
性の蛋白質原料を加熱しつつ剪断して微細な球状に形成
する方法が知られている。
る食品を蛋白質原料から製造する方法として、加熱凝固
性の蛋白質原料を加熱しつつ剪断して微細な球状に形成
する方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、加熱しつつ剪
断して製造する方法は、そのための特殊な装置を必要と
するので製造が容易でないと言う問題がある。本発明の
目的は、その製造に際して前記の問題がなく、エマルジ
ョン様の食感を有する新規な蛋白性食品を提供すること
である。
断して製造する方法は、そのための特殊な装置を必要と
するので製造が容易でないと言う問題がある。本発明の
目的は、その製造に際して前記の問題がなく、エマルジ
ョン様の食感を有する新規な蛋白性食品を提供すること
である。
【0004】
【課題を解決する手段】本発明者は前記の目的を達しよ
うと種々検討して本発明に到達した。すなわち、本発明
の蛋白性食品は、加熱凝固性蛋白質原料の蛋白変性物を
含み、前記加熱凝固性蛋白質原料の変性度合が、加熱凝
固性蛋白質原料の蛋白質中、食塩濃度3%の0.1Mリ
ン酸バッフアー溶液による可溶性蛋白質の割合として5
0%以下であり、また、食塩濃度3%かつSDS濃度0
.5%の0.1Mリン酸バッフアー溶液による可溶性蛋
白質の割合として25%以上であることを特徴とする。
うと種々検討して本発明に到達した。すなわち、本発明
の蛋白性食品は、加熱凝固性蛋白質原料の蛋白変性物を
含み、前記加熱凝固性蛋白質原料の変性度合が、加熱凝
固性蛋白質原料の蛋白質中、食塩濃度3%の0.1Mリ
ン酸バッフアー溶液による可溶性蛋白質の割合として5
0%以下であり、また、食塩濃度3%かつSDS濃度0
.5%の0.1Mリン酸バッフアー溶液による可溶性蛋
白質の割合として25%以上であることを特徴とする。
【0005】以下、本発明を詳細に説明する。まず、本
発明の蛋白性食品は、加熱凝固性蛋白質原料の蛋白変性
物を含む。加熱凝固性蛋白質原料とは、加熱により凝固
する性質のある蛋白質原料のことを言い、具体的には、
卵白、大豆蛋白、ラクトアルブミンなどがあげられる。 これらの加熱凝固性蛋白質原料の中では、風味上くせが
出にくい点から卵白が最も好ましい。また、変性物とは
、天然の状態から不可逆的に変化した状態のものを言う
。蛋白性食品が加熱により凝固する蛋白質原料を含んで
できており、その蛋白質原料が水で溶解しない粒子状ま
たは塊状になっていれば蛋白変成物である。変性は通常
加熱による変性であるが、加熱以外による変性であって
も差し支えない。
発明の蛋白性食品は、加熱凝固性蛋白質原料の蛋白変性
物を含む。加熱凝固性蛋白質原料とは、加熱により凝固
する性質のある蛋白質原料のことを言い、具体的には、
卵白、大豆蛋白、ラクトアルブミンなどがあげられる。 これらの加熱凝固性蛋白質原料の中では、風味上くせが
出にくい点から卵白が最も好ましい。また、変性物とは
、天然の状態から不可逆的に変化した状態のものを言う
。蛋白性食品が加熱により凝固する蛋白質原料を含んで
できており、その蛋白質原料が水で溶解しない粒子状ま
たは塊状になっていれば蛋白変成物である。変性は通常
加熱による変性であるが、加熱以外による変性であって
も差し支えない。
【0006】本発明においては、前記の加熱凝固性蛋白
質原料の変性度合が、その加熱凝固性蛋白質原料の蛋白
質中、食塩濃度3%の0.1Mリン酸バッフアー溶液に
よる可溶性蛋白質の割合として50%以下である。50
%以下としたのは、50%を超えると蛋白性食品の食感
が、エマルジョン様のなめらかな食感から遠ざかり、水
様の食感となる傾向があるからである。
質原料の変性度合が、その加熱凝固性蛋白質原料の蛋白
質中、食塩濃度3%の0.1Mリン酸バッフアー溶液に
よる可溶性蛋白質の割合として50%以下である。50
%以下としたのは、50%を超えると蛋白性食品の食感
が、エマルジョン様のなめらかな食感から遠ざかり、水
様の食感となる傾向があるからである。
【0007】なお、本発明において、食塩濃度3%の0
.1Mリン酸バッフアー溶液による可溶性蛋白質とは、
蛋白性食品などの試料に食塩濃度3%の0.1Mリン酸
バッフアー溶液(pH7.4)を9倍量加え、ワーリン
グブレンダーなどの均質機により均質化した後、遠心分
離または濾過して上澄液を得た際に、その上澄液中に含
まれる蛋白質(以下たんに食塩可溶性蛋白質という)を
言う。蛋白性食品中の加熱凝固性蛋白質原料が含有する
食塩可溶性蛋白質の割合を、蛋白性食品が加熱非凝固性
蛋白質原料(例えば、カゼインなど)を含有する場合も
含めて測定・算出するには、蛋白性食品中の食塩可溶性
蛋白質には、加熱凝固性蛋白質原料中の食塩可溶性蛋白
質以外に加熱非凝固性蛋白質が全て含まれてくるので、
次式によればよい。 {(蛋白性食品中の食塩可溶性蛋白質量 ─ 蛋白
性食品中の加熱非凝固性蛋白質量)/蛋白性食品中の加
熱凝固性蛋白質量}×100%
.1Mリン酸バッフアー溶液による可溶性蛋白質とは、
蛋白性食品などの試料に食塩濃度3%の0.1Mリン酸
バッフアー溶液(pH7.4)を9倍量加え、ワーリン
グブレンダーなどの均質機により均質化した後、遠心分
離または濾過して上澄液を得た際に、その上澄液中に含
まれる蛋白質(以下たんに食塩可溶性蛋白質という)を
言う。蛋白性食品中の加熱凝固性蛋白質原料が含有する
食塩可溶性蛋白質の割合を、蛋白性食品が加熱非凝固性
蛋白質原料(例えば、カゼインなど)を含有する場合も
含めて測定・算出するには、蛋白性食品中の食塩可溶性
蛋白質には、加熱凝固性蛋白質原料中の食塩可溶性蛋白
質以外に加熱非凝固性蛋白質が全て含まれてくるので、
次式によればよい。 {(蛋白性食品中の食塩可溶性蛋白質量 ─ 蛋白
性食品中の加熱非凝固性蛋白質量)/蛋白性食品中の加
熱凝固性蛋白質量}×100%
【0008】ここで、蛋白性食品中の加熱非凝固性蛋白
質量の測定は、本発明においては、次による。すなわち
、その蛋白性食品のpHを中性付近(pH6〜8)に調
整し、(試料中の糖濃度が20%を超えるときは、加熱
により凝固する性質が低下するのを防ぐため、透析によ
り糖濃度を20%以下に低めて、)120℃で20分間
加熱し、加熱後の試料を清水で適宜希釈し、ワーリング
ブレンダーなどの均質機により均質化した後、遠心分離
または濾過により上澄液を得、この上澄液中の蛋白質量
を測定する。
質量の測定は、本発明においては、次による。すなわち
、その蛋白性食品のpHを中性付近(pH6〜8)に調
整し、(試料中の糖濃度が20%を超えるときは、加熱
により凝固する性質が低下するのを防ぐため、透析によ
り糖濃度を20%以下に低めて、)120℃で20分間
加熱し、加熱後の試料を清水で適宜希釈し、ワーリング
ブレンダーなどの均質機により均質化した後、遠心分離
または濾過により上澄液を得、この上澄液中の蛋白質量
を測定する。
【0009】なお、加熱凝固性蛋白質原料の蛋白質(す
なわち、蛋白性食品中の全蛋白質から加熱非凝固性蛋白
質を除いたもの)という場合の蛋白質は、変性していな
い蛋白質以外に、変性して凝固性が低下したり、消失し
たりした蛋白質も含めた意味に用いている。また、本発
明において蛋白質量の測定は、ケルダール法(蛋白質濃
度が高い場合の測定に適する)またはローリー法(蛋白
質濃度が低い場合の測定に適する)による。
なわち、蛋白性食品中の全蛋白質から加熱非凝固性蛋白
質を除いたもの)という場合の蛋白質は、変性していな
い蛋白質以外に、変性して凝固性が低下したり、消失し
たりした蛋白質も含めた意味に用いている。また、本発
明において蛋白質量の測定は、ケルダール法(蛋白質濃
度が高い場合の測定に適する)またはローリー法(蛋白
質濃度が低い場合の測定に適する)による。
【0010】本発明においては、前記の変性度合は、さ
らに、加熱凝固性蛋白質原料の蛋白質中、食塩濃度3%
かつSDS(ドデシル硫酸ソーダ)濃度0.5%の0.
1Mリン酸バッフアー溶液による可溶性蛋白質の割合と
して25%以上である。25%以上としたのは、25%
未満では、蛋白性食品の食感がざらつく傾向となるから
である。本発明において、食塩濃度3%かつSDS濃度
0.5%の0.1Mリン酸バッフアー溶液による可溶性
蛋白質とは、蛋白性食品などの試料に食塩濃度3%かつ
SDS濃度0.5%の0.1Mリン酸バッフアー溶液(
pH7.4)を9倍量加え、ワーリングブレンダーなど
の均質機により均質化した後、遠心分離または濾過によ
り上澄液を得た際の、上澄液中の蛋白質(以下たんにS
DS可溶性蛋白質という)を言う。
らに、加熱凝固性蛋白質原料の蛋白質中、食塩濃度3%
かつSDS(ドデシル硫酸ソーダ)濃度0.5%の0.
1Mリン酸バッフアー溶液による可溶性蛋白質の割合と
して25%以上である。25%以上としたのは、25%
未満では、蛋白性食品の食感がざらつく傾向となるから
である。本発明において、食塩濃度3%かつSDS濃度
0.5%の0.1Mリン酸バッフアー溶液による可溶性
蛋白質とは、蛋白性食品などの試料に食塩濃度3%かつ
SDS濃度0.5%の0.1Mリン酸バッフアー溶液(
pH7.4)を9倍量加え、ワーリングブレンダーなど
の均質機により均質化した後、遠心分離または濾過によ
り上澄液を得た際の、上澄液中の蛋白質(以下たんにS
DS可溶性蛋白質という)を言う。
【0011】蛋白性食品中の加熱凝固性蛋白質原料に含
まれるSDS可溶性蛋白質の割合を、蛋白性食品が加熱
非凝固性蛋白質原料を含有する場合も含めて測定・算出
するには、蛋白性食品中のSDS可溶性蛋白質には、加
熱凝固性蛋白質原料中の食塩可溶性蛋白質以外に加熱非
凝固性蛋白質が全て含まれてくるので、次式によればよ
い。 {(蛋白性食品中のSDS可溶性蛋白質量 ─ 蛋
白性食品中の加熱非凝固性蛋白質量)/蛋白性食品中の
加熱凝固性蛋白質量}×100%
まれるSDS可溶性蛋白質の割合を、蛋白性食品が加熱
非凝固性蛋白質原料を含有する場合も含めて測定・算出
するには、蛋白性食品中のSDS可溶性蛋白質には、加
熱凝固性蛋白質原料中の食塩可溶性蛋白質以外に加熱非
凝固性蛋白質が全て含まれてくるので、次式によればよ
い。 {(蛋白性食品中のSDS可溶性蛋白質量 ─ 蛋
白性食品中の加熱非凝固性蛋白質量)/蛋白性食品中の
加熱凝固性蛋白質量}×100%
【0012】本発明で加熱凝固性蛋白質原料(蛋白質が
変性しているか否かは問わない)の含有割合は、製品で
ある蛋白性食品をエマルジョン様のなめらかな食感とす
るために、蛋白性食品中蛋白質換算で一般的に1.0%
以上であり、好ましくは2〜10%である。 本発明
の蛋白性食品は、それが流動状であり酸性であるときに
は、乳化状のドレッシングやマヨネーズなどに類似した
食感の食品となる。
変性しているか否かは問わない)の含有割合は、製品で
ある蛋白性食品をエマルジョン様のなめらかな食感とす
るために、蛋白性食品中蛋白質換算で一般的に1.0%
以上であり、好ましくは2〜10%である。 本発明
の蛋白性食品は、それが流動状であり酸性であるときに
は、乳化状のドレッシングやマヨネーズなどに類似した
食感の食品となる。
【0013】蛋白性食品はその性状を問わないので、固
形状でも支障はないが、流動状が普通である。本発明の
蛋白性食品は、本発明の目的を損なわないかぎり、上記
した以外の任意の成分・原料を、蛋白変性物と一体的に
(すなわち、蛋白変性物中に取り込んだ形で)または蛋
白変性物とは別個に含んでいても差し支えない。
形状でも支障はないが、流動状が普通である。本発明の
蛋白性食品は、本発明の目的を損なわないかぎり、上記
した以外の任意の成分・原料を、蛋白変性物と一体的に
(すなわち、蛋白変性物中に取り込んだ形で)または蛋
白変性物とは別個に含んでいても差し支えない。
【0014】このような成分・原料としては、例えば、
調味料(食酢、食塩、砂糖、グルタミン酸ソーダなど)
、香辛料(辛子粉、こしょうなど)、増粘剤(ガム質、
デンプンなど)、清水、油脂などが挙げられる。増粘剤
を含むときは、製品の離水を図るのに効果的である。故
に、本発明の蛋白性食品は、必ずしも蛋白質原料が主原
料であるものに限らず、蛋白質原料以外の成分・原料(
例えばデンプン)が蛋白質原料より多く含まれたもので
も差し支えない。
調味料(食酢、食塩、砂糖、グルタミン酸ソーダなど)
、香辛料(辛子粉、こしょうなど)、増粘剤(ガム質、
デンプンなど)、清水、油脂などが挙げられる。増粘剤
を含むときは、製品の離水を図るのに効果的である。故
に、本発明の蛋白性食品は、必ずしも蛋白質原料が主原
料であるものに限らず、蛋白質原料以外の成分・原料(
例えばデンプン)が蛋白質原料より多く含まれたもので
も差し支えない。
【0015】次に、本発明の蛋白性食品の代表的な製造
方法を説明する。卵白、全卵、大豆蛋白、ラクトアルブ
ミン、卵黄などの加熱凝固性蛋白質原料(蛋白質換算で
全原料中1%以上、通常2〜10%)を、その他の任意
の副原料、例えば、調味料(食酢、食塩、砂糖、グルタ
ミン酸ソーダなど)、香辛料(辛子粉、こしょうなど)
、増粘剤(ガム質、デンプンなど)および清水などと混
合する。混合に際して、加熱変性度合を管理し易くする
ため、食酢などの酸性調味料の添加量を調節して、混合
物のpHを、加熱凝固性蛋白質の等電点より1くらい低
いpH4前後の値に保つ。次いで、全体が流動状になる
ように十分混合した原料を加熱凝固する。
方法を説明する。卵白、全卵、大豆蛋白、ラクトアルブ
ミン、卵黄などの加熱凝固性蛋白質原料(蛋白質換算で
全原料中1%以上、通常2〜10%)を、その他の任意
の副原料、例えば、調味料(食酢、食塩、砂糖、グルタ
ミン酸ソーダなど)、香辛料(辛子粉、こしょうなど)
、増粘剤(ガム質、デンプンなど)および清水などと混
合する。混合に際して、加熱変性度合を管理し易くする
ため、食酢などの酸性調味料の添加量を調節して、混合
物のpHを、加熱凝固性蛋白質の等電点より1くらい低
いpH4前後の値に保つ。次いで、全体が流動状になる
ように十分混合した原料を加熱凝固する。
【0016】加熱凝固のための温度と時間は、加熱凝固
性蛋白質原料の変性度合が、加熱凝固性蛋白質原料の蛋
白質中、食塩濃度3%の0.1Mリン酸バッフアー溶液
による可溶性蛋白質の割合として50%以下であり、ま
た、食塩濃度3%かつSDS濃度0.5%の0.1Mリ
ン酸バッフアー溶液による可溶性蛋白質の割合として2
5%以上であるように、配合する原料の種類や割合に応
じて個々の食品ごとに決定すればよい。
性蛋白質原料の変性度合が、加熱凝固性蛋白質原料の蛋
白質中、食塩濃度3%の0.1Mリン酸バッフアー溶液
による可溶性蛋白質の割合として50%以下であり、ま
た、食塩濃度3%かつSDS濃度0.5%の0.1Mリ
ン酸バッフアー溶液による可溶性蛋白質の割合として2
5%以上であるように、配合する原料の種類や割合に応
じて個々の食品ごとに決定すればよい。
【0017】もっとも、一般的には、混合された原料を
、サーモシリンダーなどの連続式の攪拌加熱装置により
加熱する場合には、品温が80〜100℃に達するまで
加熱する。この加熱に際して、配合原料中に糖類が4〜
7%含まれるときには、糖類の含有により加熱変性がし
にくくなることを考慮し、加熱温度は高めの90〜10
0℃とする。また、連続式の加熱装置を使用しない場合
には、混合した原料を、ジャケット付きミキサーの中に
入れたり、容器に封入した後熱湯中に浸漬したりして、
70℃では60〜70分間くらい、75℃では40〜5
0分間くらい、80℃では10〜40分間くらい、また
85℃では20〜35間分くらい、それぞれ加熱する。 加熱により蛋白質原料を変性させた後は、必要に応じ、
ホモゲナイザーなどの均質機を用いて均質化してもよい
。このようにして、本発明の蛋白性食品が製造される。
、サーモシリンダーなどの連続式の攪拌加熱装置により
加熱する場合には、品温が80〜100℃に達するまで
加熱する。この加熱に際して、配合原料中に糖類が4〜
7%含まれるときには、糖類の含有により加熱変性がし
にくくなることを考慮し、加熱温度は高めの90〜10
0℃とする。また、連続式の加熱装置を使用しない場合
には、混合した原料を、ジャケット付きミキサーの中に
入れたり、容器に封入した後熱湯中に浸漬したりして、
70℃では60〜70分間くらい、75℃では40〜5
0分間くらい、80℃では10〜40分間くらい、また
85℃では20〜35間分くらい、それぞれ加熱する。 加熱により蛋白質原料を変性させた後は、必要に応じ、
ホモゲナイザーなどの均質機を用いて均質化してもよい
。このようにして、本発明の蛋白性食品が製造される。
【0018】
【作用】本発明においては、加熱凝固性蛋白質原料の変
性度合を適度に保つことにより、凝固により変性した蛋
白質の硬度を一定以上にしないことが寄与するのか、蛋
白性食品にエマルジョン様のなめらかな食感が生ずる。 以下、本発明の実施例、および試験例を説明する。なお
、本発明において、「%」はすべて「重量%」を示す。 また、「量」はすべて「重量」を示す。
性度合を適度に保つことにより、凝固により変性した蛋
白質の硬度を一定以上にしないことが寄与するのか、蛋
白性食品にエマルジョン様のなめらかな食感が生ずる。 以下、本発明の実施例、および試験例を説明する。なお
、本発明において、「%」はすべて「重量%」を示す。 また、「量」はすべて「重量」を示す。
【0019】
【実施例】実施例1
下記配合の原料を混合して、ポリエチレン製の袋に厚さ
1cmにして収容し、75℃の湯中で40分間加熱し、
蛋白性食品(pH4.2)を製造した。この蛋白性食品
に含まれる加熱凝固性蛋白質原料(蛋白質として製品中
約7.4%)中の蛋白質について、■食塩可溶性蛋白質
の割合は15%であり、また、■SDS可溶性蛋白質の
割合は43%であった。また、この食品は、食感がエマ
ルジョン様でなめらかであり、また、食感・風味とも、
マヨネーズに似ていた。
1cmにして収容し、75℃の湯中で40分間加熱し、
蛋白性食品(pH4.2)を製造した。この蛋白性食品
に含まれる加熱凝固性蛋白質原料(蛋白質として製品中
約7.4%)中の蛋白質について、■食塩可溶性蛋白質
の割合は15%であり、また、■SDS可溶性蛋白質の
割合は43%であった。また、この食品は、食感がエマ
ルジョン様でなめらかであり、また、食感・風味とも、
マヨネーズに似ていた。
【0020】
原料の種類 配合(%
)卵白液(固形分約10%)40.0 卵黄液 12.0
食酢(酸度6%) 10.0食塩
2.0辛子粉
0.6清水
残量─
────────────────────合計
100.0(%)なお
、蛋白質含量はローリー法により測定算出した。 (加熱非凝固性蛋白質原料は含んでいない。実施例2、
3についても同様である。)
)卵白液(固形分約10%)40.0 卵黄液 12.0
食酢(酸度6%) 10.0食塩
2.0辛子粉
0.6清水
残量─
────────────────────合計
100.0(%)なお
、蛋白質含量はローリー法により測定算出した。 (加熱非凝固性蛋白質原料は含んでいない。実施例2、
3についても同様である。)
【0021】実施例2
下記配合の原料を混合して、サーモシリンダーを使用し
て、80℃に達するまで加熱し、次いで冷却して、蛋白
性食品(pH4.0)を製造した。この蛋白性食品に含
まれる加熱凝固性蛋白質原料(蛋白質として製品中約7
.4%)中の蛋白質について、■食塩可溶性蛋白質の割
合は約36%であり、また、■SDS可溶性蛋白質の割
合は約98%であった。また、この食品は、食感がエマ
ルジョン様でなめらかであり、また、風味・食感ともサ
ウザンアイランドドレッシングに似ていた。
て、80℃に達するまで加熱し、次いで冷却して、蛋白
性食品(pH4.0)を製造した。この蛋白性食品に含
まれる加熱凝固性蛋白質原料(蛋白質として製品中約7
.4%)中の蛋白質について、■食塩可溶性蛋白質の割
合は約36%であり、また、■SDS可溶性蛋白質の割
合は約98%であった。また、この食品は、食感がエマ
ルジョン様でなめらかであり、また、風味・食感ともサ
ウザンアイランドドレッシングに似ていた。
【0022】
原料の種類 配合(%
)卵白液(固形分約10%)30.0 食酢(酸度約6%) 15.8液糖(固形分
約50%) 18.0 トマトペースト 2.0食塩
2.0調
味野菜 11.0清水
残量─
────────────────────合計
100.0(%)なお
、蛋白質含量はローリー法により測定算出した。
)卵白液(固形分約10%)30.0 食酢(酸度約6%) 15.8液糖(固形分
約50%) 18.0 トマトペースト 2.0食塩
2.0調
味野菜 11.0清水
残量─
────────────────────合計
100.0(%)なお
、蛋白質含量はローリー法により測定算出した。
【0023】実施例3
下記配合の原料を混合して、サーモシリンダーを使用し
て、100℃に達するまで加熱し、次いで冷却して、蛋
白性食品(pH4.0)を製造した。この蛋白性食品に
含まれる加熱凝固性蛋白質原料(蛋白質として約2.6
%)中の蛋白質について、■食塩可溶性蛋白質の割合は
約21%であり、また、■SDS可溶性蛋白質の割合は
約98%であった。また、この食品は、食感がエマルジ
ョン様でなめらかであり、また、食感・風味ともフレン
チドレッシングに似ていた。
て、100℃に達するまで加熱し、次いで冷却して、蛋
白性食品(pH4.0)を製造した。この蛋白性食品に
含まれる加熱凝固性蛋白質原料(蛋白質として約2.6
%)中の蛋白質について、■食塩可溶性蛋白質の割合は
約21%であり、また、■SDS可溶性蛋白質の割合は
約98%であった。また、この食品は、食感がエマルジ
ョン様でなめらかであり、また、食感・風味ともフレン
チドレッシングに似ていた。
【0024】
原料の種類 配合(%
)卵白液(固形分約10%)25.0 食酢(酸度約6%) 8.5液糖(固形
分約50%) 6.0食塩
2.0清水
残量─────────
────────────合計
100.0(%)なお、蛋白質含量はロ
ーリー法により測定算出した。
)卵白液(固形分約10%)25.0 食酢(酸度約6%) 8.5液糖(固形
分約50%) 6.0食塩
2.0清水
残量─────────
────────────合計
100.0(%)なお、蛋白質含量はロ
ーリー法により測定算出した。
【0025】
【試験例】実施例1において、加熱の温度および時間を
種々変えることにより、加熱凝固性蛋白質原料中の蛋白
質の、■食塩可溶性蛋白質の割合、および■SDS可溶
性蛋白質の割合を、下記表1に示すとおりに変化させて
、8種類の蛋白性食品を製造した。 製造された蛋白
性食品(製品)について、各可溶性蛋白質の割合および
食感を調査した結果、表1に示すとおりとなった。
種々変えることにより、加熱凝固性蛋白質原料中の蛋白
質の、■食塩可溶性蛋白質の割合、および■SDS可溶
性蛋白質の割合を、下記表1に示すとおりに変化させて
、8種類の蛋白性食品を製造した。 製造された蛋白
性食品(製品)について、各可溶性蛋白質の割合および
食感を調査した結果、表1に示すとおりとなった。
【0026】
【表1】
【0027】注:イ)表中、◎、○、△、#および×は
、以下のことを示す。 ◎ :エマルジョン様の食感あり。(○印品よりなめ
らか) ○ :エマルジョン様の食感あり。 △1 :エマルジョン様の食感があるが、少しざらつき
あり。 △2 :エマルジョン様の食感があるが、少し水様の食
感あり。 × :ざらつきあり。(△1 印品よりざらつきが大
きい) # :エマルジョン様の食感はほとんどなく、水様の
食感あり。
、以下のことを示す。 ◎ :エマルジョン様の食感あり。(○印品よりなめ
らか) ○ :エマルジョン様の食感あり。 △1 :エマルジョン様の食感があるが、少しざらつき
あり。 △2 :エマルジョン様の食感があるが、少し水様の食
感あり。 × :ざらつきあり。(△1 印品よりざらつきが大
きい) # :エマルジョン様の食感はほとんどなく、水様の
食感あり。
【0028】
【発明の効果】本発明により、特別な装置が要らないた
めに製造が容易で、しかもエマルジョン様の食感を有す
る新規な蛋白性食品が提供される。
めに製造が容易で、しかもエマルジョン様の食感を有す
る新規な蛋白性食品が提供される。
Claims (1)
- 【請求項1】 加熱凝固性蛋白質原料の蛋白変性物を
含み、前記加熱凝固性蛋白質原料の変性度合が、加熱凝
固性蛋白質原料の蛋白質中、食塩濃度3%の0.1Mリ
ン酸バッフアー溶液による可溶性蛋白質の割合として5
0%以下であり、また、食塩濃度3%かつSDS濃度0
.5%の0.1Mリン酸バッフアー溶液による可溶性蛋
白質の割合として25%以上であることを特徴とする蛋
白性食品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3116490A JP2983683B2 (ja) | 1991-05-22 | 1991-05-22 | 蛋白性食品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3116490A JP2983683B2 (ja) | 1991-05-22 | 1991-05-22 | 蛋白性食品 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04346759A true JPH04346759A (ja) | 1992-12-02 |
| JP2983683B2 JP2983683B2 (ja) | 1999-11-29 |
Family
ID=14688418
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3116490A Expired - Fee Related JP2983683B2 (ja) | 1991-05-22 | 1991-05-22 | 蛋白性食品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2983683B2 (ja) |
-
1991
- 1991-05-22 JP JP3116490A patent/JP2983683B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2983683B2 (ja) | 1999-11-29 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |