JPH04361611A - ポリアリーレンスルフィド系ブロックコポリマー繊維とその製造方法 - Google Patents

ポリアリーレンスルフィド系ブロックコポリマー繊維とその製造方法

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JPH04361611A
JPH04361611A JP13280191A JP13280191A JPH04361611A JP H04361611 A JPH04361611 A JP H04361611A JP 13280191 A JP13280191 A JP 13280191A JP 13280191 A JP13280191 A JP 13280191A JP H04361611 A JPH04361611 A JP H04361611A
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block copolymer
polyphenylene sulfide
stretching
polyarylene sulfide
melt
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JP13280191A
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Yoshiyuki Ono
善之 小野
Kazutaka Murata
一高 村田
Takahiro Kawabata
隆広 川端
Yoshifumi Noto
能登 好文
Toheiji Kawabata
川端 十平次
Fumihiro Furuhata
古畑 文弘
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DIC Corp
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐薬品性、難燃性、寸
法安定性等に優れ、靱性、耐熱性、成形安定性が大幅に
改良されたポリアリーレンスルフィド系ブロックコポリ
マー繊維とその製造方法に関する。かかる繊維は耐熱性
、耐薬品性、難燃性等を必要とするバグフィルター、ネ
ット、不織布、航空機用内装材、コンクリート補強用強
化繊維等として利用される。
【0002】
【従来の技術】耐熱性、耐薬品性、電気絶縁性、難燃性
、寸法安定性に優れた性質を有するポリアリーレンスル
フィド(以下、PASと略す)系樹脂を用いた繊維につ
いては数多く知られている。例えば、代表的なPAS系
樹脂であるポリフェニレンスルフィド(以下、PPSと
略す)については、特公昭52−30609、同54−
8719、特開昭61−215715号各公報に開示さ
れている。いかし該PPSは靱性に劣っている、糸切れ
が発生し易くて紡糸安定性に劣っている、PPSのガラ
ス転移温度Tgが約70〜90℃付近と低いためにTg
以上の温度域では弾性率が著しく低下する、更には融点
Tmが280〜290℃と使用する目的によっては不十
分である等の問題があった。このため該PPSの靱性を
改善するために柔軟性に富んだ樹脂を添加する方法も知
られているが、該PPSは他樹脂との親和性に劣るため
改善効果はほとんど見られなかった。
【0003】また、特開昭64−45813号公報には
、ポリフェニレンスルフィドケトン(以下、PPSKと
略す)を用いる場合について開示されているが、この樹
脂の場合、耐熱性に非常に優れるものの、熱安定性が悪
く、ゲル物の発生が著しく、紡糸時、或は延伸時に糸切
れし易いという問題があった。また、特開平2−234
912号公報では、PPSとPPSKのブロック共重合
体の場合について開示されているが、該ブロック共重合
体においてもPPSのTg以上では弾性率が低下すると
いう問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
PPS、PPSK等の繊維でみられた問題点を解決した
、耐熱性、耐薬品性、難燃性、寸法安定性に優れる上に
、高いTgや引張強度を有し、且つ他ポリマーとの親和
性や成形安定性にも優れるPAS系繊維を得ることにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はポリフェニレン
スルフィドスルホン部分とポリフェニレンスルフィドケ
トン部分からなるブロック共重合体の単独或いはこれと
混和可能な他の樹脂からなる樹脂組成物を用い、これを
溶融紡糸してなる繊維、及びこれら繊維の製造方法に関
するものである。
【0006】本発明のポリフェニレンスルフィドスルホ
ン部分とポリフェニレンスルフィドケトン部分からなる
ブロック共重合体(以下、PPSS/PPSKと略す)
は、主として、(−φ−SO2−φ−S−) を繰り返
し単位とする部分(PPSS部分)と、主として、(−
φ−CO−φ−S−)を繰り返し単位とする部分(PP
SK部分)から成るブロック共重合体である(但し、−
 φ −はp−フェニレン基であり、以下同様に表わす
)。このPPSS/PPSKは、他のPAS系樹脂同様
、耐薬品性、寸法安定性、難燃性、成形性等に優れると
共に、融点が300℃以上と非常に高く、PPSなどで
問題であった電子・電気部品の耐ハンダ特性を十分満足
し得る超高機能性のポリマーである。
【0007】該PPSS/PPSKは、下記に示すよう
な製造方法やその他各種の製造方法によって得ることが
できる。例えば、特開昭63−113020号公報や同
64−54031号公報等に開示されているような方法
で、ジハロベンゾフェノンとアルカリ金属硫化物を有機
アミド溶媒中で反応させて末端クロルフェニレン基(或
いは、ナトリウムスルフィド基)型PPSKを合成し、
米国特許第4102875号や同4301274号に開
示されているような方法で、ジハロ芳香族スルホンとア
ルカリ金属硫化物を有機アミド溶媒中で反応させて末端
ナトリウムスルフィド基(或いは、クロルフェニレン基
)型PPSSを合成し、両者を有機アミド溶媒中で反応
させてブロック共重合体を製造する方法等が挙げられる
。
【0008】ブロック共重合体の合成に用いるPPSK
又はPPSSを所定の末端基構造を有する重合物とする
ためには、PPSS(又は、PPSK)の重合反応時に
ジハロ芳香族スルホン(又は、ジハロベンゾフェノン)
とアルカリ金属硫化物のどちらかを多少過剰に配合する
ことによって得ることができる。例えば、末端クロルフ
ェニレン基型PPSSを得る場合、ジハロ芳香族スルホ
ンをアルカリ金属硫化物より、5モル%程度過剰にする
ことにより得ることが可能となる。
【0009】PPSSの重合に用いるジハロ芳香族スル
ホンとしては、ビス(4−ブロモフェニル)スルホン、
ビス(4−クロロフェニル)スルホン、ビス(4−フル
オロフェニル)スルホン等が好適であり、一方、PPS
Kの重合に用いるジハロベンゾフェノンとしては、4,
4′−ジクロロベンゾフェノン、4,4′−ジフルオロ
ベンゾフェノン、4,4′−ジブロムベンゾフェノン等
が好適である。
【0010】また、アルカリ金属硫化物としては硫化リ
チウム、硫化ナトリウムなどが好ましく、更に、水硫化
アルカリ金属と水酸化アルカリ金属の反応によって得ら
れたものを用いても差し支えない。
【0011】また、有機アミド溶媒としては、N−メチ
ル−2−ピロリドン、N−エチル−2−ピロリドン等が
好ましく用いられる。
【0012】ブロック共重合体における、PPSS部分
とPPSK部分の割合は使用目的等により異なるため一
概には規定できないが、PPSS部分は20〜80モル
%、好ましくは25〜75モル%の範囲が望ましい。か
かる範囲では熱安定性、靱性、或いは他ポリマーを添加
した場合の親和性等の性能バランスがよい。
【0013】該PPSS/PPSKには、製造上から含
まれ得るPPSSのホモポリマー、PPSKのホモポリ
マーを、本発明の効果を損なわない範囲内であれば含ん
でいても構わない。また、PPSS部分における(−φ
−SO2−φ−) の部分には下記に示すような構造で
あるポリアリーレンスルフィド部分を30モル%以下、
好ましくは10モル%以下含んでいても構わない。該ポ
リアリーレンスルフィド部分としては、p−フェニレン
、m−フェニレン、o−フェニレン、2,6−ナフタレ
ン、4,4′−ビフェニレン等の2価芳香族残基、或い
は、(−φ−O−φ−) 、(−φ−CH2 −φ−)
  、(−φ−C(CH3)2−φ−)等の如き少なく
とも2個の炭素数6の芳香環を含む2価の芳香族残基や
、更に、各芳香環にF、Cl、Br、CH3 、COO
H、OH、NH2 、CN、NO2 等の置換基が導入
されたものが挙げられる。
【0014】該PPSS/PPSKの溶融粘度は、融点
プラス20℃、10 rad/secでの動的粘性率[
η′]が200〜105 ポイズ、好ましくは300〜
5×104 ポイズのものが用いられる。また、該PP
SS/PPSKは非架橋型、或いは架橋の度合いが低い
、実質的に非架橋型のタイプが好ましい。
【0015】本発明に用いるPPSS/PPSKは他ポ
リマーとの親和性に優れるために、混和可能な他の樹脂
を添加することが可能である。例えば、PPS、PPS
K、PPSS;ナイロン66、ナイロン6、ナイロン4
6等に代表されるポリアミド;ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリブチレンテレフタレート等に代表される熱可
塑性ポリエステル;ポリエーテルサルホン、ポリアリー
ルサルホン、ポリサルホン;ポリフェニレンオキサイド
;ポリエーテルイミド;ポリエーテルケトン、ポリエー
テルエーテルケトン;ポリアリーレート;ポリカーボネ
ート;フェノキシ樹脂;エチレン、プロピレン、ブチレ
ン、ペンテンの単量体の単独重合物や共重合物、或いは
これら単量体とブタジエン、イソプレン、スチレン、(
メタ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリロニトリル
、(メタ)アクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸等
との共重合体であるα−オレフィン共重合体;スチレン
/ブタジエンゴムなどの共役ジエン系共重合体水添物;
スチレン系共重合体;ABS系樹脂;テトラフルオロエ
チレン等のフッ素系樹脂;エポキシ樹脂;フェノール樹
脂等々が挙げられる。中でも特に好ましい樹脂としてP
PS、PPSK、PPSSが用いられる。
【0016】これらの樹脂は通常、PPSS/PPSK
 100重量部に対して、エポキシ樹脂やフェノール樹
脂の場合、10重量部以下、好ましくは5重量部以下、
α−オレフィン共重合体、共役ジエン系共重合体、スチ
レン系共重合体、フェノキシ樹脂の場合は60重量部、
好ましくは50重量部以下、特に好ましい樹脂として挙
げたPPS、PPSK、PPSSでは100重量部以下
、好ましくは80重量部以下の範囲で使用される。
【0017】また、本発明の目的を逸脱しない範囲で少
量のポリエチレンワックス等の離型剤、各種顔料類等の
着色剤、酸化防止剤、耐熱安定剤、紫外線安定剤、発泡
剤、難燃剤、難燃助剤、防錆剤、アミノシランやエポキ
シシラン等のシランカップリング剤やチタネートカップ
リング剤を含有せしめることが可能である。尚、耐熱安
定剤としては、マグネシウムを除く周期律表第IIa属
金属の水酸化物、酸化物、芳香族カルボン酸塩、及び周
期律表Ia属金属の芳香族カルボン酸塩、炭酸塩、水酸
化物、リン酸塩、ホウ酸塩等の塩基性化合物、中でもカ
ルシウムやバリウムの水酸化物や酸化物が、酸化防止剤
としては、ヒンダードフェノール系化合物、ヒンダード
アミン系樹脂、リン系化合物、中でも3価のリン化合物
が、防錆剤はリチウム、カリウム等のアルカリ金属の炭
酸塩、マグネシウム、カルシュウム或いは亜鉛等の周期
律表IIa、b族に属する金属の酸化物や炭酸塩など、
中でも特に酸化亜鉛や炭酸亜鉛などが好適に用いられる
。
【0018】本発明の繊維は、PPSS/PPSK単独
或いはPPSS/PPSKと混和可能な他の樹脂から成
る樹脂組成物を溶融紡糸し、必要によっては、紡出糸を
延伸、熱固定することによって得られる。溶融紡糸は、
通常の紡糸用ノズルを装着した押出機に樹脂を供給し、
押出温度290〜380℃、好ましくは300〜360
℃で押出し、ドラフト比(巻取り速度と吐出速度の比)
1〜5000、好ましくは5〜3000で巻取ることに
よって紡出糸を得る。溶融紡糸の際、ノズル表面温度、
糸を巻取るまでの紡糸筒内の温度及び湿度の変動をでき
る限り小さくするとよい。紡糸筒内の温度、湿度は、冷
却風温度、風速等によってコントロールすることが可能
である。
【0019】又、他の紡糸方法として、特公昭58−5
7374号公報などに記載されている渦流法等によって
繊維を得ることも可能である。尚、渦流法による場合、
PPSS/PPSKの溶融粘度が50〜200ポイズの
範囲でも紡糸可能である。
【0020】溶融紡糸して得られる紡出糸の複屈折は、
5×10−2以下、特に好ましくは1×10−2以下で
あることが好ましい。
【0021】また、巻取り前に、適当な油剤を用いてオ
イリングを行なうことも好ましい。オイリング液として
は、例えば、二塩基酸エステル系、含硫黄芳香族エステ
ル系等のベースオイルが挙げられる。
【0022】紡出糸は、必要に応じて、延伸処理するこ
とによって、配向度、結晶化度等を向上させ、強度等を
高めることができる。延伸は、通常、多段階工程からな
り、必要に応じて、工程数が決められる。例えば、二段
階による延伸の場合、第一段階の延伸は、配向度を高め
るための延伸で、120〜250℃の温度域で、1.5
 〜16倍延伸する。第二段階は熱固定のための延伸で
、前段温度〜320℃で、0.8 〜2倍の延伸を行う
。また、三段階延伸の場合、第一段階は120〜200
℃で、1.5 〜10倍、第二段階は、180〜250
℃で、2〜10倍、第三段階は、前段温度〜320℃、
0.8 〜2倍で行う。
【0023】繊維の加熱方式としては、熱ローラー、熱
風炉、温水浴、水蒸気浴、赤外線加熱炉などが使用され
る。また、そのほかの延伸方式としては、繊維の局所的
部分を延伸するゾーン延伸等の方法がある。ゾーン延伸
の場合は、延伸温度は120〜250℃の範囲に設定、
延伸倍率は使用目的に応じて、糸切れ、毛羽立ちが生じ
ない最大延伸倍率の95〜50%の倍率に設定、延伸す
る。ゾーン延伸は、目的に応じ、上述した多段延伸の一
工程として組み合わせることが可能である。また、延伸
工程は、紡糸工程と連続して行うことも可能である。
【0024】
【実施例】以下に、本発明を実施例により具体的に説明
するが、本発明はこれら実施例にのみ限定されるもので
はない。
【0025】〔参考例1〕  (PPSS/PPSKの
合成例)10LオートクレーブにN−メチルピロリドン
(NMP)1980g、硫化ナトリウム2.7水塩(N
a2S)656g、水酸化ナトリウム(NaOH)を2
g、及びビス(p−クロロフェニル)スルホン1436
gを仕込み、窒素雰囲気下、200℃で6時間反応させ
た。更に、ビス(p−クロロフェニル)スルホン72g
とNMP200gを加え、210℃で1時間反応させ、
末端クロル基型のPPSS反応物スラリーを得た。
【0026】次に、10LオートクレーブにNMP 2
940g、Na2S 964g、及びNaOH 3.6
gを仕込み、窒素雰囲気化、190℃まで約2時間かけ
て水を流出させながら昇温し、100℃に冷却した後、
4,4′−ジクロロベンゾフェノン 1750gとNM
P 700gを加え、更に、240℃で3時間反応させ
、末端ナトリウムスルフィド基型のPPSK反応物スラ
リーを得た。
【0027】上記PPSK反応物スラリーとPPSS反
応物スラリーとNMPをオートクレーブに仕込み、21
0℃で3時間反応させ、公知の方法で精製し、PPSK
部分が40モル%のブロック共重合体(PPSS/PP
SK)を得た。走査型示差熱量計(DSC)で求めたP
PSS/PPSKのTgは195℃、融点は338℃で
あり、PPSのTg 80℃、Tm 285℃に比べて
非常に高いTg、Tmとなっている。また、360℃、
10rad/secでの動的粘性率は700ポイズであ
った。
【0028】〔実施例1〕PPSS/PPSKを350
℃、引取り速度450m/min、 吐出量1200g
/hrで紡糸した。紡出糸の糸径は28μm、複屈折が
3×10−3であった。215℃(Tgプラス25℃の
温度)に設定した加熱炉で10倍延伸し、炉温280℃
で1.1 倍延伸し、繊維を得た。糸切れすることもな
く安定に延伸を行うことができた。引張試験と35℃と
150℃でのヤング率の測定を行った。引張強度65K
g/mm2、ヤング率は35℃が12GPa、150℃
が10GPaであった。また、DSCで糸のTmを求め
たが、334℃であった。
【0029】〔比較例1〕PPSS/PPSKの代わり
にPPSを用いた場合について、実施例1と同様な検討
を行った。但し、紡糸温度は320℃、延伸温度は11
5℃(PPSのTg90℃プラス25℃)と250℃と
した。100℃での延伸は8倍まで可能であり、安定に
延伸するためには6倍とする必要があった。また、紡出
糸の糸径は28μm、複屈折が4×10−3であった。 引張強度は50Kg/mm2、ヤング率は35℃が8.
8 GPa、150℃が1.3 GPaであった。また
、糸の融点は287℃であった。また、370℃、10
rad/sec での動的粘性率が1500ポイズのP
PSKを用い、370℃で溶融紡糸を試みたが、ゲル物
の発生が著しく、糸切れのため、ドラフト比を下げても
紡糸できなかった。
【0030】尚、PPSはフィリップ・ペトロリアム社
製のライトンGR−01を用いた。
【0031】〔実施例2、比較例2〕実施例1及び比較
例1で得た紡出糸の35℃と150℃のヤング率を測定
した。実施例では、35℃が8.4 GPa、150℃
が8.1 GPaであり、比較例では35℃が6.4 
GPa、150℃が0.86 GPaであった。
【0032】〔実施例3〕実施例1で得た紡出糸を用い
て、150℃で2.5 倍、210℃で6倍、280℃
で1.0 倍(定長)延伸することによって繊維を得た
。糸切れすることもなく、延伸は安定に行うことができ
た。 引張強度は70Kg/mm2、ヤング率は35℃が14
GPa、150℃が13GPaであった。
【0033】〔実施例4〕PTEKとPPSを7対3に
配合し、実施例3と同様な検討を行った。糸切れするこ
ともなく、安定に延伸を行うことが可能であった。紡出
糸の糸径は30μm、複屈折が4×10−3であった。 引張強度は62Kg/mm2、35℃でのヤング率が9
.3GPa、150℃が7.6 GPaであった。
【0034】〔実施例5〕実施例1、3で得た繊維をガ
ソリン、オイル、アセトン、トルエン、20%水酸化ナ
トリウムに10日間浸漬させたが、全く侵されなかった
。また、マッチで火を付けたところ、火は直ちに消え、
自己消火性が見られた。
【0035】
【発明の効果】本発明のPPSS/PPSK繊維は、耐
薬品性、寸法安定性、難燃性に優れ、特に高温域での弾
性率、引張強度が著しく改良されたものである。そのた
め、本発明の繊維は、例えば、耐熱性、耐薬品性、難燃
性、寸法安定性が要求されるバグフィルター、ネット、
不織布、衣類等の織物用繊維、航空機用内装材、コンク
リート補強用強化繊維等として利用に適する。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリフェニレンスルフィドスルホン部分と
    ポリフェニレンスルフィドケトン部分から成るブロック
    共重合体を溶融紡糸してなることを特徴とするポリアリ
    ーレンスルフィド系ブロックコポリマー繊維。
  2. 【請求項2】(A)ポリフェニレンスルフィドスルホン
    部分とポリフェニレンスルフィドケトン部分から成るブ
    ロック共重合体と(B)混和可能な他の樹脂から成る樹
    脂組成物を溶融紡糸してなることを特徴とするポリアリ
    ーレンスルフィド系ブロックコポリマー繊維。
  3. 【請求項3】(B)混和可能な他の樹脂として、ポリフ
    ェニレンスルフィド、ポリフェニレンスルフィドスルホ
    ン、ポリフェニレンスルフィドケトンより選ばれる少な
    くとも1種の熱可塑性樹脂を用いる請求項2記載のポリ
    アリーレンスルフィド系ブロックコポリマー繊維。
  4. 【請求項4】溶融紡糸によって得られる紡出糸の複屈折
    率が5×10−2以下である請求項1〜3記載のポリア
    リーレンスルフィド系ブロックコポリマー繊維。
  5. 【請求項5】ポリフェニレンスルフィドスルホン部分と
    ポリフェニレンスルフィドケトン部分から成るブロック
    共重合体を290〜380℃で溶融紡糸することを特徴
    とするポリアリーレンスルフィド系ブロックコポリマー
    繊維の製造方法。
  6. 【請求項6】(A)ポリフェニレンスルフィドスルホン
    部分とポリフェニレンスルフィドケトン部分から成るブ
    ロック共重合体と(B)混和可能な他の樹脂から成る樹
    脂組成物を290〜380℃で溶融紡糸することを特徴
    とするポリアリーレンスルフィド系ブロックコポリマー
    繊維の製造方法。
  7. 【請求項7】(B)混和可能な他の樹脂として、ポリフ
    ェニレンスルフィド、ポリフェニレンスルフィドスルホ
    ン、ポリフェニレンスルフィドケトンより選ばれる少な
    くとも1種の熱可塑性樹脂を用いる請求項6記載のポリ
    アリーレンスルフィド系ブロックコポリマー繊維の製造
    方法。
  8. 【請求項8】請求項5、6または7のポリアリーレンス
    ルフィド系ブロックコポリマー繊維の製造方法において
    、290〜380℃で溶融紡糸後、第一段階として12
    0〜250℃で1.5 〜16倍延伸し、更に第二段階
    として前段温度〜320℃で0.8 〜2倍延伸するこ
    とを特徴とするポリアリーレンスルフィド系ブロックコ
    ポリマー繊維の製造方法。
  9. 【請求項9】請求項5、6または7のポリアリーレンス
    ルフィド系ブロックコポリマー繊維の製造方法において
    、290〜380℃で溶融紡糸後、第一段階として12
    0〜200℃で1.5 〜10倍延伸し、第二段階とし
    て180〜250℃で2〜10倍延伸し、更に第三段階
    として前第二段温度〜320℃で0.8 〜2倍延伸す
    ることを特徴とするポリアリーレンスルフィド系ブロッ
    クコポリマー繊維の製造方法。
  10. 【請求項10】溶融紡糸して得られる紡出糸の複屈折率
    が5×10−2以下である請求項5〜9記載のポリアリ
    ーレンスルフィド系ブロックコポリマー繊維の製造方法
    。
JP13280191A 1991-03-05 1991-06-04 ポリアリーレンスルフィド系ブロックコポリマー繊維とその製造方法 Pending JPH04361611A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106283333A (zh) * 2015-05-21 2017-01-04 上海钱丰纺织品有限公司 一种电解隔膜、其制备方法及用途

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CN106283333A (zh) * 2015-05-21 2017-01-04 上海钱丰纺织品有限公司 一种电解隔膜、其制备方法及用途

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