JPH0439385Y2 - - Google Patents

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JPH0439385Y2
JPH0439385Y2 JP1985121301U JP12130185U JPH0439385Y2 JP H0439385 Y2 JPH0439385 Y2 JP H0439385Y2 JP 1985121301 U JP1985121301 U JP 1985121301U JP 12130185 U JP12130185 U JP 12130185U JP H0439385 Y2 JPH0439385 Y2 JP H0439385Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、例えば農用コンバイン等のように多
塵雰囲気内で使用される作業車輛に搭載されるエ
ンジンにおいて、エンジンの冷却風に混入する塵
埃を防塵吸風箱で予め除去する防塵装置に関し、
防塵吸風箱に塵埃が早期に付着堆積する事を防ぐ
ものである。
〈従来技術〉 本考案は、上記防塵装置の中でも、前提構造と
して、エンジンの冷却風の吸風口の前面に防塵吸
風箱を連通し、防塵吸風箱の一部を、吸風口の前
面に平行な方向であつて吸風口周縁よりも外側方
向へ突出する状態に設け、防塵吸風箱の前面のほ
ぼ全面に吸風開口を形成するとともに、突出部の
後面に吸風開口を形成し、各吸風開口に防塵網を
設けた種類のものに関する。
この前提構造を有する従来例1では、防塵吸風
箱内が単なる空洞状に形成されているだけであつ
た。
また、前記前提構造とは少し異る従来例2とし
て、本出願人が先に第6図及び第7図に示すもの
を提案した(実開昭59−105824号)。
即ち、防塵吸風箱14が、前面箱部分14aの
左右両側縁から左右の各箱部分14cを後ろ向き
に連出させた、平面コの字状に形成されている。
エンジン8の冷却風の吸風口13の前面に前面箱
部分14aが連通する。
前面箱部分14aの前面、左箱部分14cの左
面及び右箱部分14cの右面にそれぞれ吸風開口
25,26及びこれを覆う防塵網27,28,2
8が設けられている。
各箱部分25,26,26内にそれぞれ風速規
正板19,19,19が設けられ、各風速規正板
19の全面に亘つて多数の吸風孔22,22,2
2があけられている。そして、これらの吸風孔2
2,22,22の開口率を、前面側風速規正板1
9よりも左右両側の風速規正板19,19の方が
大きな値となるように設定することにより、各防
塵網27,28,28の全面に亘つて冷却風の吸
風速度をほぼ等しくしたものである。
さらに従来例3として、本出願人が別の冷却風
防塵装置を先に実願昭58−139515号で提案した。
この装置は、防塵吸風箱の一部を吸風口の前面
から上部に突出させ、防塵吸風箱の前面及び突出
部の後面を開口して防塵網を設け、各防塵網の内
方にそれぞれ風速規正板を設けてある。そして、
この風速規正板には全面に亘つて多数の吸風孔を
設け、この吸風孔の開口率を吸風口に近い部分よ
りも遠い部分の方が大きくなるように設定したも
のである。
〈考案が解決しようとする問題点〉 上記従来例1では、防塵網のうち、エンジン冷
却風の吸風口の前側に位置する網部分で吸風速度
が最大となるため、ここから塵埃が早期に付着堆
積していく。
上記従来例2では、上記実施例1と比べて、エ
ンジン冷却風の吸風口の前側の網部分における吸
風速度が大幅に低下することから、塵埃の付着堆
積速度を格段に遅くできる利点がある。しかし、
防塵吸風箱が大形になる事、これに伴い車輛上の
スペースを広くとる事、及び、塵埃が防塵網に付
着堆積する速度が左右の両側部分よりも前面箱部
分で次の理由により速くなる事、などの問題があ
る。
その理由とは、例えば第2図、第6図及び第7
図に示すように、エンジンが作業車輛に搭載され
た状態では、一般的に前面箱部分が車輛外側の塵
埃の非常に多い空間に臨むのに対し、左右両箱部
分が車体上の塵埃の比較的少ない空間に臨むから
である。
上記従来例3では、上記従来例2に比べて装置
を小型化できるものの、後面側にも風速規正板を
配設していることから、後面の防塵網からの吸風
速度を速くすることができず、総吸風量を多くで
きないうえ、塵埃の比較的少ない空間に臨むの後
面よりも、塵埃の非常に多い空間に臨む前面の防
塵網の方が塵埃を速く付着堆積してしまう問題が
ある。
本考案は、さらにこれらの問題をも解決して、
防塵吸風箱を特に大形化する必要を無くしながら
も、冷却風を充分多量に吸風できるとともに、塵
埃の付着堆積速度を遅らせるようにする事を目的
とする。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、上記目的を達成するために、例えば
第1図乃至第5図に示すように、防塵吸風箱14
の内部に風速規正板19を縦断状に設けて、防塵
吸風箱14の内部を風速規正板19の前側の1次
室20とその後側の2次室21とに区分し、風速
規正板19のほぼ全面に亘つて多数の吸風孔22
をあけるとともに、その吸風孔22の開口率を吸
風口13に近い部分よりも遠い部分の方が大きな
値となるように設定して、前面側の防塵網15の
ほぼ全面に亘つて冷却風の吸風速度がほぼ等しく
なるように構成し、後面側の防塵網16から直接
2次室21に吸入した冷却風を上記吸風口13と
風速規正板19との間に案内するとともに、前面
側の防塵網15での吸風速度よりも後面側の防塵
網16での吸風速度の方が速くなるように吸風口
13と風速規正板19との間の寸法23を設定し
た事を特徴とするものである。
〈考案の作用効果〉 本考案は、次の作用効果を奏する。
一般に、作業車輛1にエンジン8が搭載された
状態では、例えば第1図及び第2図に示すよう
に、防塵吸風箱14の前面が車輛外側の塵埃の非
常に多い空間に臨み、その後面が車輛上の塵埃の
比較的少ない空間に臨んでいる。
前面側の防塵網15での吸風速度よりも後面側
の防塵網16での吸風速度の方が風速規正板19
を通過せずに吸風口13へ案内されるので速くな
り、この結果、冷却風の総吸風量が多くなり、エ
ンジン8を強力に冷却できる。
また、前面側の防塵網では、風速規正板19に
よりその全面に亘つて吸風速度が均一化されるう
え、この均一化された吸風速度が上記総吸風量の
割に遅くなるため、塵埃が付着堆積しにくい。
しかも、後面側の防塵網16では、吸入された
冷却風が風速規正板19を通過せずに吸風口13
へ案内されるため吸風速度が速いが、車輛上の塵
埃の比較的少ない空気を吸うので、塵埃の付着堆
積速度が遅く、前面側の防塵網15の場合とほぼ
同じ位に遅くなる。
そして、防塵吸風箱は1枚の偏平状に形成する
ものであるから、上記従来例2のコ字形に形成す
るものと比べて、小形にできるとともに、車輛上
のスペースを広く取らない。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
第1図は防塵吸風箱部分の縦断側面図、第2図
は乗用型コンバインの概略斜視図を示す。
図において、符号1はコンバイン全体を示し、
このコンバイン1は機台2の中央左側に操縦座席
3が設けられている。操縦座席3の前方には操縦
塔4が、操縦塔4の右側に刈取・搬送装置5がそ
れぞれ設けられており、操縦座席3の右側方から
後方にかけて、こぎ装置6及び排わら装置7が設
けられている。
そして、操縦座席3は、内部にエンジン8を設
置したボンネツト9の上面に取付けられている。
このエンジン8は水冷縦形エンジンで構成され
ており、エンジン8の左方にエンジン8で駆動さ
れるラジエータフアン10と、ラジエータフアン
10で冷却風を通風冷却されるラジエータ11か
らなる冷却装置12が設けられている。
ラジエータ11の前方の吸風口13には防塵吸
風箱14が取付けられている。
この防塵吸風箱14は、上部がボンネツト9の
上方に突出させてあり、防塵吸風箱14の前面1
4a及びボンネツト9の上方に突出する部分の後
面14bにそれぞれ防塵網15,16を張設した
吸風開口17,18が設けられている。
防塵吸風箱14の内部には風速規正板19が斜
め縦断状に設けられ、防塵吸風箱14内を前側の
1次室20と後側の2次室21とに区分してあ
り、風速規正板19の略全面には多数の吸風孔2
2を設けてある。
この吸風孔22は、第3図に示すように、吸風
口13に近い部分の開口率よりも吸風口13から
遠い部分の開口率が大きくなるように形成してあ
る。
また、風速規正板19は防塵吸風箱14の前面
14aと後面14bとに設けられた各吸風開口1
7,18から吸入される冷却風の風速を、吸風口
13との間の隙間23で制限して前面14aの吸
風開口17の防塵網15を流れる冷却風の風速よ
りも、後面14bの吸風開口18の防塵網16を
流れる冷却風の風速が早くなるようにしてある。
尚、吸風口13及び吸風口13に近い部分の吸
風孔22は第4図に示すように、吸風口13と同
心円状にあけるようにしてもよい。
上記のように構成したエンジンの冷却風防塵装
置は、エンジン8でラジエータフアン10が駆動
されると、防塵吸風箱14の前面14a及び後面
14bの各吸風開口17,18から冷却風が吸入
される。
このとき、ラジエータフアン10で起された吸
引力が規正板19と吸風口13との隙間23で1
次室20側と2次室21側に分配され、1次室2
0側へ働く吸引力は規正板19の吸風孔22によ
り、防塵吸風箱14の前面14aの防塵網15の
全面に作用してこの防塵網15の全面からゆつく
りと冷却風を吸入する。従つて、コンバイン1の
周辺で浮遊塵埃の多い場所に面している防塵箱1
4の前面14aの防塵網15に塵埃が付着堆積す
ることが少ない。
また、2次室21に分配されたラジエータフア
ン10の吸引力は大きく、比較的浮遊塵埃の少な
い防塵吸風箱14の後面14bの吸風開口18か
ら多量の冷却風を吸入し、前面14aの吸風開口
17から吸入された冷却風とともに、吸風口13
に供給されてラジエータ11を強力に冷却する。
尚、第5図に示すものは、防塵網31に通風孔
32を明けた環状の板材33を取付けて構成され
た防塵板30であり、第1図中想像線Aで示すよ
うに、吸風口13に取付けると各吸風開口17,
18の防塵網15,16をかいくぐつて防塵吸風
箱14内に入つた塵埃がラジエータ11のコア
(図示略)に付着するのを防止するのに有効であ
る。
また、上記実施例では規正板19を斜め縦断状
に設けてあるが、これを垂直姿勢に取付けるよう
にしてもよいことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案の実施例を示し、第
1図は防塵吸風箱部分の縦断側面図、第2図はコ
ンバインの概略斜視図、第3図は規正板の正面
図、第4図は規正板の変形例を示す正面図、第5
図は防塵板の正面図を示し、第6図及び第7図は
先考案に係るものの縦断側面図と横断平面図であ
る。 8……エンジン、13……吸風口、14……防
塵吸風箱、14a……14の前面、14b……1
4の後面、15,16……防塵網、17,18…
…吸風開口、19……風速規正板、20……1次
室、21……2次室、22……吸風孔、23……
吸風口と風速規正板との間の寸法。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 エンジン8の冷却風の吸風口13の前面に防塵
    吸風箱14を連通し、防塵吸風箱14の一部を、
    吸風口13の前面に平行な方向であつて吸風口1
    3周縁よりも外側方向へ突出する状態に設け、 防塵吸風箱14の前面のほぼ全面に吸風開口1
    7を形成するとともに、突出部の後面に吸風開口
    18を形成し、 各吸風開口17,18に防塵網15,16を設
    けたエンジンの冷却風防塵装置において、 防塵吸風箱14の内部に風速規正板19を縦断
    状に設けて、防塵吸風箱14の内部を風速規正板
    19の前側の1次室20とその後側の2次室21
    とに区分し、 風速規正板19のほぼ全面に亘つて多数の吸風
    孔22をあけるとともに、その吸風孔22の開口
    率を吸風口13に近い部分よりも遠い部分の方が
    大きな値となるように設定して、前面側の防塵網
    15のほぼ全面に亘つて冷却風の吸風速度がほぼ
    等しくなるように構成し、 後面側の防塵網16から直接2次室21に吸入
    した冷却風を上記吸風口13と風速規正板19と
    の間に案内するとともに、前面側の防塵網15で
    の吸風速度よりも後面側の防塵網16での吸風速
    度の方が速くなるように吸風口13と風速規正板
    19との間の寸法23を設定した事を特徴とする
    エンジンの冷却風防塵装置。
JP1985121301U 1985-08-07 1985-08-07 Expired JPH0439385Y2 (ja)

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