JPH0439435Y2 - - Google Patents

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JPH0439435Y2
JPH0439435Y2 JP1483687U JP1483687U JPH0439435Y2 JP H0439435 Y2 JPH0439435 Y2 JP H0439435Y2 JP 1483687 U JP1483687 U JP 1483687U JP 1483687 U JP1483687 U JP 1483687U JP H0439435 Y2 JPH0439435 Y2 JP H0439435Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はスクロール型圧縮機に関し、特に固定
スクロール部材の固定装置の改良に関する。
〔従来の技術〕
一般にスクロール型圧縮機は、一対のスクロー
ル部材を互いに噛み合わせて重ね、この一対のス
クロール部材の相対的な円軌道運動により、スク
ロール部材間に形成される流体ポケツトをうず巻
中心方向に移動させつつ容積を減少させて、流体
等の圧縮を行うものである。
この一対のスクロール部材の相対的な円軌道運
動は、一対のスクロール部材のうち、一方を固定
して固定スクロール部材とし、他方を円軌道運動
可能な可動スクロール部材として用いることによ
り行なわれている。
さて、第3図に示すとおり、従来のスクロール
型圧縮機1は、アルミニウム合金等でつくられた
フロントエンドプレート2と、ボルト21によつ
てフロントエンドプレート2に取り付けられたカ
ツプ状ケース3′とから成る圧縮機ハウジングを
有している。カツプ状ケース3′は筒状部31を
有している。
フロントエンドプレート2によつて開口部を閉
じられたカツプ状ケース3′内には、固定スクロ
ール部材4、可動スクロール部材5、可動スクロ
ール駆動機構6及び可動スクロール回転阻止機構
7が設けられている。22はフロントエンドプレ
ート2とカツプ状ケース3′の間からの流体漏れ
を防ぐシールリングである。
固定スクロール部材4は、一般に側板41とそ
の一面に固定されたうずまき体42とから構成さ
れ、カツプ状ケース3′の筒状部31内に収納さ
れている。固定スクロール部材4は、固定装置に
よつてカツプ状ケース3′の底部に固定されてい
る。
次に、上記固定装置の構成について詳述する。
先ず、側板41の他面、すなわち裏面に中心軸
方向に沿つて突出する円筒状の隔壁43を形成
し、この隔壁43の等角度間隔の数カ所の位置で
壁厚を厚くし、固定スクロール部材4の取付脚4
4を形成する。そして、この取付脚44にカツプ
状ケース3の底壁に設けた貫通孔を通してボルト
8′をねじ込んで、固定スクロール部材4を筒状
部31に内接した状態にて固定している。ここ
で、側板41の外周面には周方向に溝を形成して
この溝内にシールリング32を配設し、側板4の
外周面と筒状部31の内面との間をシールしてい
る。また、ボルト8′に沿つた流体の漏れを防止
するためにカツプ状ケース3′の底部外壁にはボ
ルト8′用の貫通孔の周囲に溝を形成してこの溝
内にシールリング33を配設している。この種の
スクロール型圧縮機は例えば、実公昭59−2800号
公報に示されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、上述したタイプのスクロール型圧縮
機では、その組付けに際し、固定スクロール部材
4のうずまき体42の軸方向端面と可動スクロー
ル部材5の側板51との間隙、及び可動スクロー
ル部材5のうずまき体52の軸方向端面と固定ス
クロール部材4の側板41との間隙を最適値に調
整する必要がある。この調整は、フロントエンド
プレート2とカツプ状ケース3′の開口端縁との
間に介在されるシム23の厚さを変えて固定スク
ロール部材4の軸方向位置を調整することで行わ
れる。しかしながら、上記間隙を最適値にするま
でにはシム23の厚さを何度も変えなければなら
ず多くの手間を要する。
また、固定スクロール部材4の取付脚44には
ボルト8′をねじ込むためのタツプ穴を所要長確
保しなければならない。このため、取付脚44の
長さは、側板41とカツプ状ケース3′の底部と
の間に高圧流体吐出空間をつくるために必要な寸
法より大きくしなければならない。これは、スク
ロール型圧縮機の軸方向寸法が大きくなることを
意味する。
更に、ボルト8′に沿つた流体の漏れを防止す
るシールリング33が、高温、高圧の吐出流体に
よつて熱劣化し易く、長期にわたつて完全なシー
ル効果を得ることができない。
以上のような問題点に鑑み、本考案の第1の目
的は、固定スクロール部材の軸方向位置調整を容
易に行うことのできるスクロール型圧縮機を提供
することにある。
本考案の第2の目的は、軸方向寸法を縮小する
ことのできるスクロール型圧縮機を提供すること
にある。
本考案の第3の目的は、流体漏れを確実に防止
することのできるスクロール型圧縮機を提供する
ことにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、筒状部を有したケーシングと、該筒
状部の内部に配された第1のスクロール部材と、
該第1のスクロール部と上記筒状部との間を密閉
したシール部材と、上記第1のスクロール部材を
上記ケーシングに固定する固定装置と、上記第1
のスクロール部材の筒軸方向一側に径方向で可動
に配され、移動時に上記第1のスクロール部材と
協働して該第1のスクロール部材の筒軸方向一側
の流体を他側へ移す可動の第2のスクロール部材
とを含むスクロール型圧縮機において、上記筒状
部は上記第1のスクロール部材の上記シール部材
よりも筒軸方向一側部分に対向した1つ以上の貫
通孔を有し、上記第1のスクロール部材は上記貫
通孔に対向したねじ穴を有し、上記固定装置は、
上記貫通孔を通して上記ねじ穴にねじ込まれ、こ
れにより上記第1のスクロール部材を上記ケーシ
ングに固定した固定ボルトを有していることを特
徴とする。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例を示し、第3図と同
一部分には同一番号を付し、説明は省略する。
カツプ状ケース3の筒状部31には、固定スク
ロール部材4の側板41の外周面に対応する位置
であつてシールリング32よりもフロントエンド
プレート2に近い位置に貫通孔34を設けてい
る。この貫通孔34は1個以上設けられるが、2
個以上の場合は周方向に間隔をおいて設けられ
る。側板41には、貫通孔34に対向する位置に
径方向にタツプ穴45が設けられている。貫通孔
34を通してタツプ穴45にはボルト8がねじ込
まれ、このことにより固定スクロール部材4はカ
ツプ状ケース3の筒状部31に固定される。な
お、筒状部31における貫通孔34の口縁部には
段部が設けられ、この段部にはシールリング35
が配置されてボルト8の頭部との間に挟まれる。
第2図はカツプ状ケース3の筒状部31に設け
る貫通孔34の好ましい例を示す。貫通孔34を
筒状部31の軸方向に長い、換言すれば周方向よ
り軸方向の径の方が長い長穴とすることにより、
ボルト8を筒状部31に対して軸方向に位置調整
できる。このことにより、固定スクロール部材4
の軸方向位置を容易に微調整することができる。
これはまた、固定スクロール部材4の軸方向位置
の調整に際して、従来必要であつたシムを省略で
きることを意味する。
ところで、本考案では固定スクロール部材4の
固定を、カツプ状部材3の筒状部31で行なつて
いるので、従来必要であつた側板41の裏面側の
取付脚は不要である。このことにより、本考案に
よるスクロール型圧縮機の軸方向寸法は、第1図
中破線で示した従来装置の寸法に比して大幅に短
縮できる。
また、筒状部31の内壁と固定スクロール部材
4との間からの流体漏れはシールリング32で阻
止される。そして、ボルト8の設置位置は、シー
ルリング32を間にして高温高圧流体吐出空間と
は反対側にあるので、シールリングが熱劣化する
ようなことがなく、ボルト8に沿う流体の漏れは
シールリング35で完全に防止できる。
〔考案の効果〕
以上説明してきたように本考案によれば、固定
スクロール部材の固定をカツプ状ケースの筒状部
で行うようにしたことにより、次のような効果が
得られる。
圧縮機の軸方向寸法を短縮できる。
フロントエンドプレートとカツプ状ケースの
開口端縁との間に必要であつたシムを省略でき
る。
上記により、シムの厚さ調整作業が不要と
なり、組立工程を短縮できる。
圧縮機ケーシング、特に高温高圧流体吐出空
間側からの流体漏れをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の縦断面図、第2図
は本考案によりカツプ状ケースの筒状部に設けら
れる貫通孔とその周辺の構造を説明するための
図、第3図は従来例の縦断面図。 図中、1はスクロール型圧縮機、2はフロント
エンドプレート、3はカツプ状ケース、4は固定
スクロール部材、5は可動スクロール部材、可動
スクロール駆動機構、7は可動スクロール回転阻
止機構、32,35はシールリング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 筒状部を有したケーシングと、該筒状部の内
    部に配された第1のスクロール部材と、該第1
    のスクロール部材と上記筒状部との間を密閉し
    たシール部材と、上記第1のスクロール部材を
    上記ケーシングに固定する固定装置と、上記第
    1のスクロール部材の筒軸方向一側に径方向で
    可動に配され、移動時に上記第1のスクロール
    部材と協働して該第1のスクロール部材の筒軸
    方向一側の流体を他側へ移す可動の第2のスク
    ロール部材とを含むスクロール型圧縮機におい
    て、上記筒状部は上記第1のスクロール部材の
    上記シール部材よりも筒軸方向一側部分に対向
    した1つ以上の貫通孔を有し、上記第1のスク
    ロール部材は上記貫通孔に対向したねじ穴を有
    し、上記固定装置は、上記貫通孔を通して上記
    ねじ穴にねじ込まれ、これにより上記第1のス
    クロール部材を上記ケーシングに固定した固定
    ボルトを有していることを特徴とするスクロー
    ル型圧縮機。 (2) 上記貫通孔は、上記筒状部の筒軸方向におけ
    る寸法が周方向における寸法よりも大きく作ら
    れたものであることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項記載のスクロール型圧縮機。
JP1483687U 1987-02-05 1987-02-05 Expired JPH0439435Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1483687U JPH0439435Y2 (ja) 1987-02-05 1987-02-05

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JP1483687U JPH0439435Y2 (ja) 1987-02-05 1987-02-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63123787U JPS63123787U (ja) 1988-08-11
JPH0439435Y2 true JPH0439435Y2 (ja) 1992-09-16

Family

ID=30805201

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