JPH0441909B2 - - Google Patents
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- JPH0441909B2 JPH0441909B2 JP7007387A JP7007387A JPH0441909B2 JP H0441909 B2 JPH0441909 B2 JP H0441909B2 JP 7007387 A JP7007387 A JP 7007387A JP 7007387 A JP7007387 A JP 7007387A JP H0441909 B2 JPH0441909 B2 JP H0441909B2
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Landscapes
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
この発明は、車両等の床面に敷設施工される複
合制振防音材に関するものである。 (従来の技術) この種の従来技術としての特開昭58−183330号
公報に開示するものがある。このものは、多孔質
で、クツシヨン性を有するシートを中央にして、
加熱により融着性を呈する熱融着性制振シートを
この多孔質のシートの上下に配置し、これらの重
ね代を仮止め手段にて接合した複合型の制振防音
材である。そして、車両床面に合致する所定の形
状の成形したもとで、多孔質シート及び床面に熱
融着させるのである。この防音材は制振防音効果
が良好であり、制振シート自体が熱融着されるも
のであるので施工が容易であり、現在のところ、
多方面で活用されている。 (考案が解決しようとする課題) この複合制振防音材では、車両床面に熱融着さ
れる下層側の制振シートも、上層側のシートも共
に瀝青系材料を主成分として含んでいる。アスフ
アルト材は一般に温度に対する弾粘性の変化が大
きく、低温下では、弾性が低下して、クツシヨン
性を損ないやすい。このため、上層側制振シート
の上面に配置されるカーペツトの性質によつて
は、低温時の上方か荷重の作用により多孔質シー
ト内に沈み込んだままの状態で上層側シートが変
形して亀裂が生じるという問題があつた。 そこで、本発明の課題は低温時の荷重による変
形、亀裂等を防止することができる複合制振防音
材を提案することである。 (課題を解決するための手段) 上記技術的課題を解決するために、本発明で
は、上層側制振シートと下層側制振シート間にク
ツシヨン性を有する多孔質シートが挟まれ、かつ
前記多孔質シートの範囲外で前記上層側と下層側
のシートが仮止めされた複合性振防音材であり、
前記下層側制振シートはアスフアルト材と無機材
料と合成ゴムの混合物であり、前記上層側制振シ
ートはアスフアルト材と無機材料と合成ゴムとス
チレン系熱可塑性エラストマーの混合物で、該ス
チレン系熱可塑性エラストマーが5〜30重量%含
まれたものであることを特徴とする複合制振防音
材を手段とする。 (作用) この複合制振防音材によれば、車両の床鋼板に
載置して、加熱炉を通過させ、上下の制振シート
の融着温度にて加熱すると、両制振シートは多孔
質シートを包み込むと同時に床鋼板の形状に倣つ
て接着される。 そして、かかる制振防音材の上層側の制振シー
トの材料に加熱により可塑性を有し、特に低温下
で弾性を有するスチレン系の熱可塑性のエラスト
マーを添加することにより、上層側の制振シート
の弾性を低温下でも維持することができる。ま
た、このエラストマーが熱可塑性であるため、熱
融着時の融着制及び床鋼板の成形形状へのなじみ
やすさも損なうことがない。 実施例 1 次に、本考案の一実施例について図面に基づい
て説明する。 まず図1には、複合制振防音材1の断面図が示
されている。この制振防音材1は多孔質シート2
とこれを挟んで融着される制振シート3,4から
なつている。 多孔質シート2は、厚さ4mm、比重0.06〜0.08
のレジンフエルトが使用されおり、良好なクツシ
ヨン性を有し、所定の大きさ及び形状に形成され
ている。 下層側の制振シート4は、重量比でアスフアル
ト材40%、無機材料(マイカ、タルク、炭酸カル
シウム等)50%、合成ゴム(ブチルゴム等)10%
を混合した熱融着性材料から構成されている。多
孔質シート2よりもやや大きく形成され、密度は
1.5g/cm3、厚さは4mmに形成されている。また、
これらの材料は約100℃程度で軟化し、約140℃で
床鋼板5へ融着されるように調整されている。な
お、この融着温度は床鋼板5及び多孔質シート2
との熱融着が可能で、制振シート3,4及び多孔
質シート2が変質しない程度であればよい。した
がつて、実際の融着温度の範囲としては110℃〜
150℃となる。 上層側の制振シート3は下層側の制振シート4
組成に加え、スチレン系熱可塑性エラストマーを
9重量%含んでいる。このスチレン系熱可塑性エ
ラストマーとは、スチレンを共重合体に必須のモ
ノマーとし、ポリオレフイン系炭化水素をソフト
セグメントとするブロツク共重合体である。熱可
塑性エラストマーは、一般的にエラストマーとし
ての性質と熱可塑性樹脂としての性質を合わせ持
つ。分子構造としては長鎖分子からなり、長鎖分
子の絡まりと各分子間のフアンデルワールス力に
よつて結合され、外力のない状態では無定形なも
のである。したがつて、低粘性であり、低温下に
おいては分子間力が大きいので強い弾性を有す
る。 スチレン系熱可塑性エラストマーの添加量は、
上層側制振シート3に対して5重量%〜30重量%
である。5重量%未満では低温下での弾性の向上
を効果が得られない。一方、30重量%を越える
と、熱融着の際の床鋼板へのなじみ具合が悪くな
るとともに、シート製造時の混練負荷が大きくな
つてしまう。 上層側の制振シート3では、このエラストマー
に対応する分量のアスフアルト材が減量されてい
る。他の成分及び分量は下層側の制振シート4の
材料と同様である。密度、形状及び厚みは下層側
の制振シート4と同様に調整されている。また、
融着温度も下層側シート4と同様に調整されてい
る。 このように形成された多孔質シート2と上下層
の制振シート3,4は多孔質シート2の周囲に形
成される重ね代が仮止め手段により重ね合わされ
て複合制振防音材1となつている。 次にこの複合制振防音材1の作用について説明
する。 このように形成された制振防音材1は図2に示
されるように、床鋼板の形状にあわせて成形され
る。そしてプレスされた状態の制振防音材1は約
140℃の加熱炉に導入され、所定の時間放置され
る。この加熱工程では、下層側の制振シート4は
加熱され溶融状態となつて、床鋼板5の形状に沿
つて床鋼板5に融着されるとともに、シート4上
側の多孔質シート2下面側にも融着される。 一方、上層側の制振シート3も同様に加熱され
溶融状態となつて多孔質シート2の形状に沿つて
その上面に融着される。このとき、上層側のシー
ト3には、添加されたエラストマーが熱可塑性で
ありその他の材料とともに溶融されるので、制振
シート3が多孔質シート2の形状に沿つてなじみ
よく融着されるのを防げない。また、熱可塑性の
ためエラストマー自体接着剤としても機能する。 また、上下層のシート3,4の溶融によつて、
相互の重ね代も融着される。このときも添加され
た熱可塑性エラストマーは相互の融着を妨げな
い。 なお、加熱工程において、熱可塑性エラストマ
ーを含んだ上層側シート3は融着温度において、
過度に流動せずに多孔質シート2に融着される。 さらに、この複合制振防音材1と比較例1、23
及び4の複合制振防音材とを試験体として、以下
に述べる検査方法により低温下での性能比較試験
を行つた。 比較例 1:図3参照 多孔質シート2して、厚さ4mm、目付400g/
m3としたレジンフエルト、上下層シート3,4と
して実施例の下層側シートと同じ組成のものを用
い、上層側シート3は2mm、下層側シート4は3
mmの厚さとし、多孔質シートを挟んで上下層のシ
ートの重ね代が仮止められた複合制振防音材であ
る。 比較例 2:図4参照 上記比較例1における多孔質シート2及び上層
の制振シート3の間にアスフアルト材を含浸させ
たルーフイング材6を介在させて、上下層のシー
トの重ね代が仮止めされた複合制振防音材であ
る。 比較例 3 実施例1における上層側シート3加えられた熱
可塑性エストマーとして、スチレン−ポリブタジ
エン系のものを用い、その添加量を4重量%とし
て調整したものである。他については実施例1と
同様である。 比較例 4 実施例1における上層側シート3に加えられた
熱可塑性エラストマーとして、スチレン−ポリブ
タジエン系のものを用い、その添加量を31重量%
として調整したものである。他については実施例
1と同様である。 鋼球落下試験 試験体(本実施例の制振防音材1、比較例
1、比較例2、比較例3及び比較例4以下同
じ)を140℃で30分間加熱し放冷した後、−30℃
に1時間放置したものを、30mm間隔毎に高さ10
mmの凹凸のある床鋼板に載置する。さらにこの
上にカーペツトを敷き、凸の部分及び凹の部分
に200gの鋼球を落下させ、割れの発生する高
さ(距離)を求める。 踏みつけ試験 上記試験体を平らな面に載置し、カーペツト
をこの上に敷き、試験者が革靴にて10回踏みつ
けて上層側シートの割れの発生の有無を調べ
る。 なじみ性試験 上記試験体を床鋼板(ミツシヨン部分)に対
し、140℃で30分間加熱して融着させて、目視
により床鋼板に対するなじみ具合を調べる。 試験の結果は表1に示す通りであり、本実施
例の性振防音材1が低温下での荷重に対して亀
裂が発生しにくく、しかも床鋼板5に対しての
なじみ具合も良好であることがわかつた。 なお、比較例3及び4の試験結果に示されるよ
うに、熱可塑性エラストマーが5重量%未満であ
れば割れが発生し、30重量%を越えると床鋼板に
対するなじみ性が悪くなることが明らかである。 これにより、スチレン系熱可塑性エラストマー
が上層で制振シート3に所定量添加されることで
低温下で上層側シート3の弾性を向上させる一
方、床鋼板5へのなじみ具合及び融着性が維持さ
れることが確認された。 実施例 2 本実施例の複合制振防音材は実施例1の多孔質
シート、下層側シートとを用いている。実施例1
における上層側シートに添加される熱可塑性エラ
ストマーとして、スチレン−ブタジエン系のブロ
ツク共重合体を用いる。そして、添加される分量
は第1実施例の下層側シートの成分に対し、13重
量%とし、この分量に対する量のアスフアルト材
を減量した熱融着材料からなる制振シートを上層
側シートとする。 作用効果は実施例1と同様である。 実施例 3 本実施例の複合制振防音材は実施例1の多孔質
シート、下層側シートとを用いている。実施例1
における上層側シートに添加される熱可塑性エラ
ストマーとして、スチレン−イソプレン系のブロ
ツク共重合体を用いる。そして、添加される分量
は第1実施例の下層側シートの成分に対し、22重
量%とし、この分量に対する量のアスフアルト材
を減量した熱融着材料からなる制振シートを上層
側シートとする。 作用効果は実施例1と同様である。 なお、実施例2、実施例3についても実施例1
と同一の試験を行つた。その結果は表1に合わせ
て示されているとおりである。すなわち、両実施
例とも良好な結果が得られ、スチレン系熱可塑性
エラストマーの添加の効果が確認された。
合制振防音材に関するものである。 (従来の技術) この種の従来技術としての特開昭58−183330号
公報に開示するものがある。このものは、多孔質
で、クツシヨン性を有するシートを中央にして、
加熱により融着性を呈する熱融着性制振シートを
この多孔質のシートの上下に配置し、これらの重
ね代を仮止め手段にて接合した複合型の制振防音
材である。そして、車両床面に合致する所定の形
状の成形したもとで、多孔質シート及び床面に熱
融着させるのである。この防音材は制振防音効果
が良好であり、制振シート自体が熱融着されるも
のであるので施工が容易であり、現在のところ、
多方面で活用されている。 (考案が解決しようとする課題) この複合制振防音材では、車両床面に熱融着さ
れる下層側の制振シートも、上層側のシートも共
に瀝青系材料を主成分として含んでいる。アスフ
アルト材は一般に温度に対する弾粘性の変化が大
きく、低温下では、弾性が低下して、クツシヨン
性を損ないやすい。このため、上層側制振シート
の上面に配置されるカーペツトの性質によつて
は、低温時の上方か荷重の作用により多孔質シー
ト内に沈み込んだままの状態で上層側シートが変
形して亀裂が生じるという問題があつた。 そこで、本発明の課題は低温時の荷重による変
形、亀裂等を防止することができる複合制振防音
材を提案することである。 (課題を解決するための手段) 上記技術的課題を解決するために、本発明で
は、上層側制振シートと下層側制振シート間にク
ツシヨン性を有する多孔質シートが挟まれ、かつ
前記多孔質シートの範囲外で前記上層側と下層側
のシートが仮止めされた複合性振防音材であり、
前記下層側制振シートはアスフアルト材と無機材
料と合成ゴムの混合物であり、前記上層側制振シ
ートはアスフアルト材と無機材料と合成ゴムとス
チレン系熱可塑性エラストマーの混合物で、該ス
チレン系熱可塑性エラストマーが5〜30重量%含
まれたものであることを特徴とする複合制振防音
材を手段とする。 (作用) この複合制振防音材によれば、車両の床鋼板に
載置して、加熱炉を通過させ、上下の制振シート
の融着温度にて加熱すると、両制振シートは多孔
質シートを包み込むと同時に床鋼板の形状に倣つ
て接着される。 そして、かかる制振防音材の上層側の制振シー
トの材料に加熱により可塑性を有し、特に低温下
で弾性を有するスチレン系の熱可塑性のエラスト
マーを添加することにより、上層側の制振シート
の弾性を低温下でも維持することができる。ま
た、このエラストマーが熱可塑性であるため、熱
融着時の融着制及び床鋼板の成形形状へのなじみ
やすさも損なうことがない。 実施例 1 次に、本考案の一実施例について図面に基づい
て説明する。 まず図1には、複合制振防音材1の断面図が示
されている。この制振防音材1は多孔質シート2
とこれを挟んで融着される制振シート3,4から
なつている。 多孔質シート2は、厚さ4mm、比重0.06〜0.08
のレジンフエルトが使用されおり、良好なクツシ
ヨン性を有し、所定の大きさ及び形状に形成され
ている。 下層側の制振シート4は、重量比でアスフアル
ト材40%、無機材料(マイカ、タルク、炭酸カル
シウム等)50%、合成ゴム(ブチルゴム等)10%
を混合した熱融着性材料から構成されている。多
孔質シート2よりもやや大きく形成され、密度は
1.5g/cm3、厚さは4mmに形成されている。また、
これらの材料は約100℃程度で軟化し、約140℃で
床鋼板5へ融着されるように調整されている。な
お、この融着温度は床鋼板5及び多孔質シート2
との熱融着が可能で、制振シート3,4及び多孔
質シート2が変質しない程度であればよい。した
がつて、実際の融着温度の範囲としては110℃〜
150℃となる。 上層側の制振シート3は下層側の制振シート4
組成に加え、スチレン系熱可塑性エラストマーを
9重量%含んでいる。このスチレン系熱可塑性エ
ラストマーとは、スチレンを共重合体に必須のモ
ノマーとし、ポリオレフイン系炭化水素をソフト
セグメントとするブロツク共重合体である。熱可
塑性エラストマーは、一般的にエラストマーとし
ての性質と熱可塑性樹脂としての性質を合わせ持
つ。分子構造としては長鎖分子からなり、長鎖分
子の絡まりと各分子間のフアンデルワールス力に
よつて結合され、外力のない状態では無定形なも
のである。したがつて、低粘性であり、低温下に
おいては分子間力が大きいので強い弾性を有す
る。 スチレン系熱可塑性エラストマーの添加量は、
上層側制振シート3に対して5重量%〜30重量%
である。5重量%未満では低温下での弾性の向上
を効果が得られない。一方、30重量%を越える
と、熱融着の際の床鋼板へのなじみ具合が悪くな
るとともに、シート製造時の混練負荷が大きくな
つてしまう。 上層側の制振シート3では、このエラストマー
に対応する分量のアスフアルト材が減量されてい
る。他の成分及び分量は下層側の制振シート4の
材料と同様である。密度、形状及び厚みは下層側
の制振シート4と同様に調整されている。また、
融着温度も下層側シート4と同様に調整されてい
る。 このように形成された多孔質シート2と上下層
の制振シート3,4は多孔質シート2の周囲に形
成される重ね代が仮止め手段により重ね合わされ
て複合制振防音材1となつている。 次にこの複合制振防音材1の作用について説明
する。 このように形成された制振防音材1は図2に示
されるように、床鋼板の形状にあわせて成形され
る。そしてプレスされた状態の制振防音材1は約
140℃の加熱炉に導入され、所定の時間放置され
る。この加熱工程では、下層側の制振シート4は
加熱され溶融状態となつて、床鋼板5の形状に沿
つて床鋼板5に融着されるとともに、シート4上
側の多孔質シート2下面側にも融着される。 一方、上層側の制振シート3も同様に加熱され
溶融状態となつて多孔質シート2の形状に沿つて
その上面に融着される。このとき、上層側のシー
ト3には、添加されたエラストマーが熱可塑性で
ありその他の材料とともに溶融されるので、制振
シート3が多孔質シート2の形状に沿つてなじみ
よく融着されるのを防げない。また、熱可塑性の
ためエラストマー自体接着剤としても機能する。 また、上下層のシート3,4の溶融によつて、
相互の重ね代も融着される。このときも添加され
た熱可塑性エラストマーは相互の融着を妨げな
い。 なお、加熱工程において、熱可塑性エラストマ
ーを含んだ上層側シート3は融着温度において、
過度に流動せずに多孔質シート2に融着される。 さらに、この複合制振防音材1と比較例1、23
及び4の複合制振防音材とを試験体として、以下
に述べる検査方法により低温下での性能比較試験
を行つた。 比較例 1:図3参照 多孔質シート2して、厚さ4mm、目付400g/
m3としたレジンフエルト、上下層シート3,4と
して実施例の下層側シートと同じ組成のものを用
い、上層側シート3は2mm、下層側シート4は3
mmの厚さとし、多孔質シートを挟んで上下層のシ
ートの重ね代が仮止められた複合制振防音材であ
る。 比較例 2:図4参照 上記比較例1における多孔質シート2及び上層
の制振シート3の間にアスフアルト材を含浸させ
たルーフイング材6を介在させて、上下層のシー
トの重ね代が仮止めされた複合制振防音材であ
る。 比較例 3 実施例1における上層側シート3加えられた熱
可塑性エストマーとして、スチレン−ポリブタジ
エン系のものを用い、その添加量を4重量%とし
て調整したものである。他については実施例1と
同様である。 比較例 4 実施例1における上層側シート3に加えられた
熱可塑性エラストマーとして、スチレン−ポリブ
タジエン系のものを用い、その添加量を31重量%
として調整したものである。他については実施例
1と同様である。 鋼球落下試験 試験体(本実施例の制振防音材1、比較例
1、比較例2、比較例3及び比較例4以下同
じ)を140℃で30分間加熱し放冷した後、−30℃
に1時間放置したものを、30mm間隔毎に高さ10
mmの凹凸のある床鋼板に載置する。さらにこの
上にカーペツトを敷き、凸の部分及び凹の部分
に200gの鋼球を落下させ、割れの発生する高
さ(距離)を求める。 踏みつけ試験 上記試験体を平らな面に載置し、カーペツト
をこの上に敷き、試験者が革靴にて10回踏みつ
けて上層側シートの割れの発生の有無を調べ
る。 なじみ性試験 上記試験体を床鋼板(ミツシヨン部分)に対
し、140℃で30分間加熱して融着させて、目視
により床鋼板に対するなじみ具合を調べる。 試験の結果は表1に示す通りであり、本実施
例の性振防音材1が低温下での荷重に対して亀
裂が発生しにくく、しかも床鋼板5に対しての
なじみ具合も良好であることがわかつた。 なお、比較例3及び4の試験結果に示されるよ
うに、熱可塑性エラストマーが5重量%未満であ
れば割れが発生し、30重量%を越えると床鋼板に
対するなじみ性が悪くなることが明らかである。 これにより、スチレン系熱可塑性エラストマー
が上層で制振シート3に所定量添加されることで
低温下で上層側シート3の弾性を向上させる一
方、床鋼板5へのなじみ具合及び融着性が維持さ
れることが確認された。 実施例 2 本実施例の複合制振防音材は実施例1の多孔質
シート、下層側シートとを用いている。実施例1
における上層側シートに添加される熱可塑性エラ
ストマーとして、スチレン−ブタジエン系のブロ
ツク共重合体を用いる。そして、添加される分量
は第1実施例の下層側シートの成分に対し、13重
量%とし、この分量に対する量のアスフアルト材
を減量した熱融着材料からなる制振シートを上層
側シートとする。 作用効果は実施例1と同様である。 実施例 3 本実施例の複合制振防音材は実施例1の多孔質
シート、下層側シートとを用いている。実施例1
における上層側シートに添加される熱可塑性エラ
ストマーとして、スチレン−イソプレン系のブロ
ツク共重合体を用いる。そして、添加される分量
は第1実施例の下層側シートの成分に対し、22重
量%とし、この分量に対する量のアスフアルト材
を減量した熱融着材料からなる制振シートを上層
側シートとする。 作用効果は実施例1と同様である。 なお、実施例2、実施例3についても実施例1
と同一の試験を行つた。その結果は表1に合わせ
て示されているとおりである。すなわち、両実施
例とも良好な結果が得られ、スチレン系熱可塑性
エラストマーの添加の効果が確認された。
【表】
(発明の効果)
以上説明したように、複合制振防音材の上層側
シートとして、アスフアルト材、合成ゴム及び無
機材料を含む熱融着性材料にスチレン系の熱可塑
性エラストマーを添加することにより、上層側シ
ートの弾性を低温時においても維持して低温時の
荷重による変形及び亀裂を防止することができ
る。
シートとして、アスフアルト材、合成ゴム及び無
機材料を含む熱融着性材料にスチレン系の熱可塑
性エラストマーを添加することにより、上層側シ
ートの弾性を低温時においても維持して低温時の
荷重による変形及び亀裂を防止することができ
る。
第1図は、実施例1の複合制振防音材の断面
図、第2図は床鋼板に融着させた状態を示す断面
図、第3図は比較例1の複合制振防音材の断面
図、第4図は比較例2の複合制振防音材の断面図
である。 1……複合制振防音材、2……多孔質シート、
3……上層側制振シート、4……下層側制振シー
ト、5……床鋼板。
図、第2図は床鋼板に融着させた状態を示す断面
図、第3図は比較例1の複合制振防音材の断面
図、第4図は比較例2の複合制振防音材の断面図
である。 1……複合制振防音材、2……多孔質シート、
3……上層側制振シート、4……下層側制振シー
ト、5……床鋼板。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 上層側制振シートと下層側制振シート間にク
ツシヨン性を有する多孔質シートが挟まれ、かつ
前記多孔質シートの範囲外で前記上層側と下層側
のシートが仮止めされた複合制振防音材であり、 前記下層側制振シートはアスフアルト材と無機
材料と合成ゴムの混合物であり、 前記上層側制振シートはアスフアルト材と無機
材料と合成ゴムとスチレン系熱可塑性エラストマ
ーの混合物で、該スチレン系熱可塑性エラストマ
ーが5〜30重量%含まれたものであることを特徴
とする複合制振防音材。 2 前記スチレン系熱可塑性エラストマーは、ス
チレンとブタジエンまたはイソプレンまたはオレ
フインのいずれかをソフトセグメントとするブロ
ツク共重合体であることを特徴とする前記特許請
求の範囲第1項記載の複合制振防音材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7007387A JPS63236632A (ja) | 1987-03-24 | 1987-03-24 | 複合制振防音材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7007387A JPS63236632A (ja) | 1987-03-24 | 1987-03-24 | 複合制振防音材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63236632A JPS63236632A (ja) | 1988-10-03 |
| JPH0441909B2 true JPH0441909B2 (ja) | 1992-07-09 |
Family
ID=13421002
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7007387A Granted JPS63236632A (ja) | 1987-03-24 | 1987-03-24 | 複合制振防音材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63236632A (ja) |
-
1987
- 1987-03-24 JP JP7007387A patent/JPS63236632A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63236632A (ja) | 1988-10-03 |
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