JPH0443063B2 - - Google Patents

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JPH0443063B2
JPH0443063B2 JP23141983A JP23141983A JPH0443063B2 JP H0443063 B2 JPH0443063 B2 JP H0443063B2 JP 23141983 A JP23141983 A JP 23141983A JP 23141983 A JP23141983 A JP 23141983A JP H0443063 B2 JPH0443063 B2 JP H0443063B2
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JP
Japan
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tetra
organic solvent
temperature
allylamine
allyl
Prior art date
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JP23141983A
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JPS60126260A (ja
Inventor
Masanori Sasaki
Shusuke Niizeki
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Nippon Carbide Industries Co Inc
Original Assignee
Nippon Carbide Industries Co Inc
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Publication date
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 近年、強塩基性で不飽和基を有するグアニジン
は、ウレタン樹脂およびエポキシ樹脂などの硬化
触媒兼性能改良剤としての用途に、その特性を発
揮する。また、シリコンオイル、シリコンゴムな
どの各種の用途を持つシリコン樹脂の性能改良剤
としての反応性を富む強塩基性のグアニジン化合
物の出現が要望されるに至つている。 本発明は、上記のごとき用途に最適な新規化合
物であるN″−アリル−N,N′−テトラ置換グア
ニジンに関し、また、その製造法に関する。 詳しくは、本発明は、下記一般式、 [式中、R1,R2,R3およびR4は、それぞれ独
立にメチル基またはエチル基を示す] で表されるN,N′−テトラ置換尿素(例えば、
テトラメチル尿素)、五塩化燐、オキシ臭化燐の
如き反応剤およびアリルアミンを原料とし、ベン
ゼン、トルエン等の如き有機溶媒中で、一旦、
N,N′−テトラメチル尿素等のN,N′−テトラ
置換尿素と、該反応剤とからなる付加反応物を生
成させ、次いでアリルアミンを反応させることに
より、不飽和基を有する強塩基性の新規化合物で
ある、下記一般式、 [式中、R1,R2,R3およびR4は、それぞれ独
立にメチル基またはエチル基を示す] で表されるN″−アリル−N,N′−テトラ置換グ
アニジン(以下、ATAGと略記することがある)
を提供するものである。 〔従来の技術〕 従来より、ペンターN−置換グアニジンの製法
として次の方法が知られている。 第一は、“フアインケミカル”,第11巻(1982
年),第15頁に記載された方法である。これは、
ベンゼンまたはエーテル中、0℃〜室温で、テト
ラアルキル尿素にホスゲンのトルエン溶液を反応
させてビルスマイヤー塩を形成させ、溶媒を減圧
で溜去し、次に飽和アルキルアミンであるt−ブ
チルアミンを反応させることによるペンタ−N−
置換グアニジンの製造方法である。 第二には、特開昭58−128363号公報(「固体グ
アニジン類の製造方法」)に記載の、イソシアニ
ド類の塩化第2水銀錯体と第1級アミンまたは第
2級アミンとを反応させる方法である。 しかしながらこれら2つの提案では、N″−置
換基の導入に際して、重合して樹脂状となりやす
いアリル基などの不飽和基を含有する化合物の使
用については検討されておらず、該N″−置換基
としては飽和のアルキル基など化学的には比較的
不活性な基についてのみ開示している。また、後
者の方法は比較的高価で且つ毒性が強く後処理が
厄介な塩化第2水銀を用いる必要があるうえに、
得られるN,N′−ジフエニル−N″−t−ブチル
グアニジン等の収率が低く工業的製法として有利
といえない欠点があり、強塩基性で不飽和基を有
するグアニジンは供給されていないのが現状であ
る。 〔発明が解決すべき問題点〕 本発明者は、高収率で工業的に有利に製造する
ことが困難であるとして顧みられなかつた、不飽
和基を有する強塩基性の新規なN″−アリル−N,
N′−テトラ置換グアニジンを、高収率で得る製
造方法に関し種々研究を続けた結果、全く意外に
も、N,N′−テトラ置換尿素とホスゲンとの所
謂ビルスマイヤー塩に対してはもとより、それ以
外の付加反応物、すなわち、該N,N′−テトラ
置換尿素と五塩化燐、オキシ塩化燐、オキシ臭化
燐、塩化チオニルの酸ハライドまたは塩化アルミ
ニウムとの付加反応物に対しても、極めて容易に
アリルアミンが反応することを見出だし本発明を
完成するに至つたのである。 〔問題を解決するための手段〕 本発明は、下記一般式、 [式中、R1,R2,R3およびR4は、それぞれ独
立にメチル基またはエチル基を示す] で表される新規化合物N″−アリル−N,N′−テ
トラ置換グアニジンの提供を目的とするものであ
り、また、下記一般式、 [式中、R1,R2,R3およびR4は、それぞれ独
立にメチル基またはエチル基を示す] で表されるN,N′−テトラ置換尿素を有機溶媒
中で、五塩化燐、オキシ塩化燐、オキシ臭化燐、
塩化チオニル、臭化チオニル、塩化アルミニウム
およびホスゲンよりなる群から選ばれた反応剤を
反応させ、次いでアリルアミンと反応させること
を特徴とするN″−アリル−N,N′−テトラ置換
グアニジンの製造法の提供を目的とするものであ
る。 本発明で使用するN,N′−テトラ置換尿素は、
下記一般式、 で表され、R1,R2,R3およびR4は、それぞれ独
立にメチル基またはエチル基であり、常温で液状
の化合物である。これらの化合物のうち特に好適
なものとしては、例えば、沸点約177℃を有する
1,1,3,3−テトラメチル尿素を挙げること
ができる。 本発明で使用する反応剤は、五塩化燐、オキシ
塩化燐、オキシ臭化燐、塩化チオニル、臭化チオ
ニル、塩化アルミニウムおよびホスゲンよりなる
群から選ばれたもので、これらのものとして工業
用薬品、試薬等いずれも使用することができる。
また、所望するならこれらの反応剤を2種以上併
用することもできる。これらの中でも、取り扱い
容易で毒性が少なく且つ高収率でATAGを得る
ことができる五塩化燐、オキシ塩化燐または塩化
チオニルの使用が好ましい。 さらに、本発明で使用する有機溶剤としては、
N,N′−テトラ置換尿素、反応剤、中間体たる
所謂ビルスマイヤー塩等、アリスアミン及び
ATAGの、いずれの化合物とも実質的に反応し
ない有機溶媒であれば、いずれの有機溶媒も目的
に応じ制限なく使用することができる。これらの
有機溶媒は、それぞれ単独で、或いは、2種以上
混合して使用することもできる。このような有機
溶媒としては、例えば、ベンゼン、トルエン、キ
シレン、クロルベンゼン等の芳香族炭化水素類ま
たはそのハロゲン化物;例えば、n−ヘキサン、
シクロヘキサン、イソオクタン、石油エーテル、
リグロイン等の脂肪族炭化水素類、例えば、メチ
ルクロラオド、クロロホルム、四塩化炭素、エチ
レンクロライド等の脂肪族炭化水素類のハロゲン
化物;等を挙げることができる。これらの有機溶
媒は、その水分含有量が1重量%以下であるのが
好ましい。 本発明に係るATAGは、通常、次のようにし
て作ることができる。 還流冷却器、撹拌機、原料投入口及び滴下器を
装備した反応器中に、適量の有機溶媒および反応
剤を入れ、温度約0℃〜約50℃の一定条件下で撹
拌する。反応剤が五塩化燐の如き常温で固体のも
のでは、該反応剤の大部分が溶解するに要する量
の有機溶媒を用いるか、それよりやや過剰量の有
機溶媒を用い、反応剤の溶液または懸濁液とす
る。 反応剤の使用モル数は、前記N,N′−テトラ
置換尿素のモル数よりやや過剰量とし、予め調製
したN,N′−テトラ置換尿素の有機溶媒(例え
ば、トルエン)溶液を、撹拌下に徐々に滴下器か
ら該反応剤の溶液または懸濁液に滴下する。滴下
により付加反応物が生成して、一般に、反応器中
の反応剤溶液は白濁し始める。 N,N′−テトラ置換尿素の溶液を滴下完了し
た後(滴下全所要時間約1時間)、引続き撹拌を
所定時間行い、付加反応物の生成を完成させるよ
うにする。特にホスゲンより生成するビルスマイ
ヤー塩は、比較的に不安定で、脱炭酸してジクロ
ロアミジン体に変化していくので、ホスゲンを使
用する場合には、次のアリルアミンとの反応はビ
ルスマイヤー塩に直接に反応させてもよく、或い
は、ジクロロアミジン体に変化終了するものを持
つて反応させてもよい。生成する付加反応物は、
次の構造を有するものと思われる。 次いで撹拌しながら前記の如く一定温度に保持
しつつ、付加反応物により懸濁した有機溶媒溶液
中に、N,N′−テトラ置換尿素の使用モル数に
対して数倍量のモル数のアリルアミンを滴下器よ
り極めてゆつくりと滴下した後、引続き撹拌を所
定時間行い、その後温度約10℃〜約20℃に冷却し
て中和し、水層をアルカリ性にする。 この際、析出する多量の析出結晶を濾別して除
き、有機溶媒層液と水溶液層とを分別採取し、水
溶液層は有機溶媒を用いて該水溶液層中に溶解し
たATAGを抽出し、該抽出液と該有機溶媒層液
とを一緒にし、これを無水硫酸ナトリウム等の乾
燥剤を用いて乾燥する。 かくして得た乾燥有機溶媒溶液から該有機溶媒
溶液中に含まれるアリルアミンおよび有機溶媒を
蒸溜で除去し、残溜液を減圧下に精溜して、目的
とするATAGを得る。 本発明の製造法における、有機溶媒中でのアリ
ルアミン付加反応の反応温度としては、20℃〜50
℃であるのが好ましい。該反応温度が20℃末満で
は粘稠化して反応が厄介になる傾向があり、50℃
を超えてはアリルアミンの損失が増大する傾向等
があるので、該温度範囲で反応させるのがよい。 前記反応剤の使用量としては、N,N′−テト
ラ置換尿素1モルに対して、好ましくは0.95〜
1.4モル、一層好ましくは1.05〜1.2モルであり、
アリルアミンの使用量としては、特に限定される
ものではなく、N,N′−テトラ置換尿素と反応
剤との付加反応物の種類等に応じ適宜その量を定
めることができる。 本発明によつて得られる、例えば、2−アリル
−1,1,3,3−テトラメチルグアニジンは次
の物性を示す。 沸点;88〜89℃/23mmHg 性状;無色透明な液体で、水および殆どの有機
溶媒に易溶であり、放置すると徐々に黄変す
る。 上記の沸点および性状を有する物質の純度分
析、元素分析等の結果は次の通りである。 純度分析 (イ) 0.1N−HClによるメチルレツド指示薬使用
の中和滴定純度;99%、 (ロ) ガスクロマトグラフイー分析;98%以上、 条 件 液相:Ucon−Cil(50HB5100)20%+NaOH6
% 担体:Celite545、40〜60メツシユ カラム:3mmφ×2mm(ガラス) 注入温度:150℃で4分間保ち、32℃/minで
200℃まで昇温する。 キヤリアーガス:ヘリウム40ml/min (2−アリル−1,1,3,3−テトラメチル
グアニジンのリテンシヨンタイムは5分であつ
た。) 元素分析等 (イ) 元素分析 次のようにC8H17N3から求めた理論値と実測
値はよく一致した。
【表】 (ロ) 質量分析 室温、25eVで測定した結果、分子量と一致
するM+=155を得た。 (ハ) 核磁気共鳴分析 CDCl3、内標としてトリメチルシランを用い
60MHzで測定する。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げ本発明を更に詳しく説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。 実施例 1 容量2の4つ口フラスコに、五塩化燐281.6
g(1.05モル)とトルエン500mlを入れ撹拌し、
ほぼ五塩化燐を溶解した懸濁液とする。 反応温度を35℃に保ち、この懸濁液中に、予め
調製したテトラメチル尿素116.2g(1モル)と
トルエン100mlとからなる溶液を、1時間にわた
つて徐々に滴下ロートから滴下する。この溶液を
滴下すると、直ちに付加反応物が生成し白濁す
る。 滴下終了後、更に30分間、35℃で撹拌を継続し
た後、該反応条件を保持しつつアリルアミン428
g(7.5モル)を2時間かけて滴下し、更に30分
間その状態を保つ。その後、反応系の温度を35℃
から10℃に下げ、該温度を保ちながら10分間で50
重量%の苛性ソーダ水溶液650g(8.1モル)を滴
下する。この際多量の結晶が析出する。析出した
結晶は濾別し、得られたトルエン層と水層を分液
し、該水層に対してはトルエン200mlを用い2回
振盪抽出を行い、分液してトルエン層を採取す
る。 かくして得た両トルエン層を一緒にし、無水硫
酸ナトリウムで乾燥し、次いで先ず常圧で蒸溜
し、アリルアミンとトルエンを回収した後、その
残溜液を26mmHgの減圧下に蒸溜した。88〜91℃
の溜分の収量は130gで、テトラメチル尿素から
の収率は83%であつた。 上記溜分について、前記の方法で分析した結
果、2−アリル−1,1,3,3−テトラメチル
グアニジンであることが確認され、純度は98.3%
であつた。 実施例 2 10重量%のホスゲンを含有するトルエン溶液
1087.9g(ホスゲンとして1.1モル)を4つ口フ
ラスコに入れ、5℃に保ち撹拌しつつ、該溶液中
にテトラメチル尿素116.2g(1モル)を1時間
にたつて徐々に滴下ロートから滴下する。この滴
下により、直ちに付加反応物が生成して白濁する
一方で炭酸ガスが発生し始める。 テトラメチル尿素の滴下を終了した後、徐々に
温度を上げ、撹拌下、35℃で3時間その状態を保
つ。次いで該温度を保ちつつ、アリルアミン143
g(2.5モル)を1時間かけて徐々に滴下し滴下
終了後更に1時間その状態を保つ。 その後、反応系の温度を35℃から10℃に冷却
し、該温度を保ちながら10分間で50重量%の苛性
ソーダ水溶液200g(2.5モル)を滴下し、析出し
た塩化ナトリウムを濾別し、以下実施例1と同様
に処理して、26mmHgの減圧下で88〜91℃の溜分
を125g得た(テトラメチル尿素からの収率とし
て80%)。 上記溜分の分析結果は、2−アリル−1,1,
3,3−テトラメチルグアニジンであり、純度
99.1%であつた。 なお、実施例1の五塩化燐を用いるかわりに、
オキシ塩化燐または塩化チオニルを用いる以外は
実施例1に準じて反応を行つて得た26mmHg、88
〜91℃の溜分は、いずれも2−アリル−1,1,
3,3−テトラメチルグアニジンであり、その純
度、収率とも実施例1と同様の結果を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記一般式、 [式中、R1,R2,R3およびR4は、それぞれ独
    立にメチル基またはエチル基を示す] で表されるN″−アリル−N,N′−テトラ置換グ
    アニジン。 2 下記一般式、 [式中、R1,R2,R3およびR4は、それぞれ独
    立にメチル基またはエチル基を示す] で表されるN,N′−テトラ置換尿素を有機溶媒
    中で、五塩化燐、オキシ塩化燐、オキシ臭化燐、
    塩化チオニル、臭化チオニル、塩化アルミニウム
    およびホスゲンよりなる群から選ばれた反応剤を
    反応させ、次いでアリルアミンと反応させること
    を特徴とするN″−アリル−N,N′−テトラ置換
    グアニジンの製造法。
JP23141983A 1983-12-09 1983-12-09 Ν”−アリル−ν,ν’−テトラ置換グアニジンおよびその製造法 Granted JPS60126260A (ja)

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