JPH0443196Y2 - - Google Patents

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JPH0443196Y2
JPH0443196Y2 JP10157686U JP10157686U JPH0443196Y2 JP H0443196 Y2 JPH0443196 Y2 JP H0443196Y2 JP 10157686 U JP10157686 U JP 10157686U JP 10157686 U JP10157686 U JP 10157686U JP H0443196 Y2 JPH0443196 Y2 JP H0443196Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、差動送りミシンに関し、特に副送り
台が加工布の送り方向に延出する案内棒を介して
主送り台に支持された差動送りミシンに関する。
[従来の技術] 従来、この種の差動送りミシンとして、米国特
許第2720853号の明細書及び図面に記載されたミ
シンが知られている。このミシンにおいては、主
送り台上に案内棒が摺動可能に支持され、その案
内棒の一端に副送り台が固着されており、その副
送り台はミシン運転中に案内棒に案内されて移動
し、主送り台に対して調節設定された量の相対運
動を行う。そして、副送り台に妄動が生じないよ
うに主送り台の挿通孔と案内棒とは精度良く加工
成形されている。
[考案が解決しようとする問題点] 通常、大気中の塵や加工布の切りくず等はミシ
ン機枠内に侵入して各部分に堆積することが多
く、特に潤滑剤が供給される前記案内棒には塵等
が付着して主送り台に対する案内棒の摺動抵抗を
増大させることがあり、この摺動抵抗の増大によ
り副送り台の円滑な運動が妨げられ、場合によつ
ては主送り台と案内棒との間が異常に発熱して焼
き付けを起こす危険性がある。
[考案の目的] 本考案は、前述した従来ミシンの問題点に鑑み
て為されたものであり、その目的は主副両送り台
の間に位置する案内棒に塵等が堆積することを簡
単な構成にて防止し、副送り台の円滑な運動を長
期にわたつて保証することができる差動送りミシ
ンを提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案は、主送り
歯を載置支持した主送り台と、副送り歯を載置支
持した副送り台と、両送り台の一方の送り台に固
着されると共に他方の送り台に摺動可能に挿通さ
れ、加工布の送り方向に延出する案内棒とを備
え、主送り歯と副送り歯との相対的位置を変化さ
せながら加工布を移送する差動送りミシンにおい
て、前記両送り台の間に位置する前記案内棒を被
覆するために多孔質弾性体を設けたことを特徴と
している。
[作用] 本考案の差動送りミシンにおいては、主副両送
り台の間に位置する案内棒が多孔質弾性体により
常時被覆され、ミシン機枠外から侵入した塵等が
案内棒に付着することはない。また、ミシン運転
中において、主副両送り台の間に相対運動が発生
した場合でも、多孔質弾性体が伸縮して前述の被
覆状態を保持し案内棒を露出させることはない。
[実施例] 本考案の一実施例を具体化した図面を参照して
以下に説明する。
第1図は、本実施例の差動送りミシンの送り機
構を示す平面図であり、第2図はその送り機構の
正面図である。第1図及び第2図に示すように、
主送り台10はその右端上面に主送り歯12を載
置支持し、左端が主揺動腕14に連結軸16を介
して回動可能に連結されている。その主揺動腕1
4は、ミシン機枠に固定支持された固定軸18に
より揺動可能に取付けられ、その固定軸18より
下方において長手方向に延びる長溝20が形成さ
れている。
駆動軸22は、ミシン機枠内に回転可能に支持
され、図示しないミシンモータにより回転駆動さ
れる。その駆動軸22上には、前後送り用の回転
体24が固着されると共に、上下送り用の運動体
26が図示しない偏心体を介して取付けられてい
る。その運動体26は第2図に示すように下端に
おいて図示しない軸を介して主送り台10と連結
されており、この構成により運動体26は駆動軸
22の回転に伴つて上下動し、その上下動を上下
送り運動として主送り台10に付与する。主調節
リンク28は、一端が回転体24の側端部にその
回転体24の回転中心と偏心した状態にて段ねじ
30により回動可能に取付けられ、他端がクラン
プ装置40を介して主揺動腕14に連結されてい
る。この構成により、駆動軸22の回転に伴つ
て、主調節リンク28はその長手方向に往復動し
て主揺動腕14を介して主送り台10に前後送り
運動を付与する。
次に、クランプ装置40について第3図を参照
して詳述する。クランプ装置40は、主調節レバ
ー42にピン44により連結された軸46と、ク
ランプばね48とを有している。その軸46は、
調節リンク28の他端の嵌合孔32に嵌挿された
ブツシユ34の貫通孔36と、主揺動腕14の長
溝20とにそれぞれ挿通されると共に、更にクラ
ンプばね48を貫通して、第3図における上方に
突出しており、そして軸46の端部には止めピン
50が固着されている。また、ブツシユ34は、
主揺動腕14と主調節リンク28とが接触しない
ように両者の間に位置する鍔部34aと共に一体
形成され、焼入処理された金属製ブツシユから構
成されている。主調節レバー42は、座金52と
係合可能な2つの係合面42a,42bを有して
おり、係合面42aはピン44の配置位置に関し
て係合面42bよりも離れた位置に形成され、第
3図に示すように係合面42aが座金52と係合
している締付状態に主調節レバー42が操作され
ている時には、主揺動腕14とブツシユ34とが
クランプばね48のばね作用により圧接される。
前記係合面42bが座金52と係合するように主
調節レバー42が回動操作された時には、クラン
プばね48のばね作用が解除され、主調節リンク
28は主揺動腕14の長溝20に沿つて位置を変
化させることができる。従つて、クランプばね4
8のばね作用の解除状態において、作業者は主調
節リンク28の位置を任意に変化させて主送り台
10の前後送り量を調節設定することができる。
例えば、主調節リンク28を主揺動腕14の自由
端側に位置させることにより、主送り台10の前
後送り量を減少させることができる。
第1図及び第2図に示すように、2本の案内棒
54,56が主送り台10の右端下方に平行に固
着されると共に、加工布の送り方向、即ち前後送
り方向に延出している。副送り歯58を載置支持
した副送り台60は、両案内棒54,56に嵌挿
され、主送り台10に対して相対的に移動し得る
ように構成されている。副揺動腕62は、ミシン
機枠に固定支持された固定軸64により揺動可能
に支持され、その中間部に長溝66が穿設されて
る。案内体68は、副揺動腕62と同様に軸64
に揺動可能に支持され、その上端がねじ70によ
り副揺動腕62に取付けられており、長手方向に
延びる図示しない案内溝を有している。副送り台
60には、案内棒54,56と直交する軸72が
穿設されており、その軸72には、案内体68の
案内溝に嵌合する角駒74が回動可能に取付けら
れている。この構成により、副送り台60は、副
揺動腕62及び案内体68の揺動に従う前後方向
の送り運動が付与されると共に、案内体68に対
する上下方向の運動が許容されるようになつてい
る。副調節リンク76は、一端が連結軸16を介
して主揺動腕14に連結され、他端がクランプ装
置80を介して副揺動腕62に連結されている。
クランプ装置80は、第4図に示すようにクラ
ンプ装置40と同様な構成を有しており、副調節
レバー82にピン84により連結された軸86
と、クランプばね88とを備えている。副調節リ
ンク76の他端の嵌合孔100には、前記ブツシ
ユ34と同様なブツシユ102が嵌挿され、軸8
6はブツシユ102の貫通孔104と、副揺動腕
62の長溝66とに挿通されると共にクランプば
ね88を貫通して突出しており、その突出端部に
クランプばね88を押圧する止めピン90が固着
されている。ブツシユ102は、副揺動腕62と
副調節リンク76との間に位置する鍔部102a
と共に一体形成されており、また調節レバー82
は主調節レバー42と同様に座金106と係合可
能な2つの係合面82a,82bを有している。
主送り台10の自由端が加工布の送り方向と直
行する方向に、即ち第1図における上下方向に振
れるのを防止するために、防止板110が主送り
台10の中間部上面にねじ112により固設さ
れ、その自由端に形成された折曲部114が回転
体24の周囲に穿設された溝116に嵌入されて
いる。
また、主送り台10と副送り台60との間には
多孔質弾性体120が介装されており、その弾性
体120はスポンジ、ポリウレタンホーム等の弾
性材から構成され、第5図に示すように、両案内
棒54,56が挿通される孔122,124を有
している。また、多孔質弾性体120は、ミシン
運転中において両送り台10,60が最も離隔す
る距離より充分に大きな幅を有しており、両送り
台10,60の間に位置する案内棒54,56を
常時被覆することができる。更に、多孔質弾性体
120に潤滑油を含浸させることにより、案内棒
54,56への潤滑油の供給を長期にわたつて行
うことができる。
本考案は、前述した実施例に限定されるもので
はなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々
の変更を加えることができる。
例えば、本実施例においては、案内棒54,5
6が主送り台10に固定され、副送り台60がそ
の案内棒54,56に沿つて摺動する構成である
が、案内棒を副送り台に固着し、主送り台上に案
内棒を摺動可能に支持する構成であつてもよい。
[考案の効果] 以上詳述したことから明らかなように、本考案
は、主副両送り台の間に位置する案内棒を多孔質
弾性体により被覆する構成であることから、塵等
が案内棒に付着することを完全に防止することが
でき、副送り台の円滑な運動を長期にわたつて保
証することができる。しかも、ミシン運転中にお
いて両送り台の相対位置が変化した場合でも、多
孔質弾性体の伸縮作用により両送り台の間を常時
密封することができ、この密封動作を簡単な構成
にて達成することができる。更に、多孔質弾性体
に潤滑油を吸収させることにより、案内棒への潤
滑油の供給を長期にわたつて行うことができ、ま
たミシン機枠内部の運動部材、例えばルーパー等
が多孔質弾性体と接触した場合でも、その運動部
材の運動を妨げることはなく、ミシン機枠内の狭
いスペースに容易に配置することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例である差動送りミシン
を示すもので、第1図は上記ミシンの送り機構を
示す平面図、第2図は上記送り機構の正面図、第
3図は第2図に示す矢印Aの方向から見たクラン
プ装置の拡大側面図、第4図は第2図の4−4線
に従うクランプ装置の拡大断面図、第5図は多孔
質弾性体及び案内棒の横断面図である。 10……主送り台、12……主送り歯、54,
56……案内棒、58……副送り歯、60……副
送り台、120……多孔質弾性体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 主送り歯12を載置支持した主送り台10と、
    副送り歯58を載置支持した副送り台60と、両
    送り台10,60の一方の送り台10に固着され
    ると共に他方の送り台60に摺動可能に挿通さ
    れ、加工布の送り方向に延出する案内棒54,5
    6とを備え、主送り歯12と副送り歯58との相
    対的位置を変化させながら加工布を移送する差動
    送りミシンにおいて、 前記両送り台10,60の間に位置する前記案
    内棒54,56を被覆するために多孔質弾性体1
    20を設けたことを特徴とする差動送りミシン。
JP10157686U 1986-07-02 1986-07-02 Expired JPH0443196Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10157686U JPH0443196Y2 (ja) 1986-07-02 1986-07-02

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JP10157686U JPH0443196Y2 (ja) 1986-07-02 1986-07-02

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Publication Number Publication Date
JPS638878U JPS638878U (ja) 1988-01-21
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