JPH0447003Y2 - - Google Patents

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JPH0447003Y2
JPH0447003Y2 JP1986035158U JP3515886U JPH0447003Y2 JP H0447003 Y2 JPH0447003 Y2 JP H0447003Y2 JP 1986035158 U JP1986035158 U JP 1986035158U JP 3515886 U JP3515886 U JP 3515886U JP H0447003 Y2 JPH0447003 Y2 JP H0447003Y2
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webbing
cover
holder
webbing cover
cylindrical
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はシートベルト装置用ウエビングを覆う
ウエビングカバーの端部に取り付けられてウエビ
ングカバーをウエビングに係止するウエビングカ
バー用保持具に関する。
[従来の技術] 車輌緊急時に乗員をウエビングで拘束するシー
トベルト装置では、従来、乗員とウエビングとの
直接摺接を防止するためにウエビング中間部、特
に乗員の上体を拘束するシヨルダウエビング部を
筒状のウエビングカバーで覆うことが考えられて
いた。
従来考えられていたウエビングカバーでは、ボ
タン等を介して筒状に形成され、洗濯する場合等
に容易にウエビングから脱着することができる構
成となつているのが一般的である。また、ウエビ
ングカバーの取付に際しては、ウエビングカバー
の上端部に保持具を取り付け、保持具を介してウ
エビングカバーの上端部をウエビング又は車体へ
係止して、ウエビングカバーのずり落ちを防止す
る構成となつているのが一般的である。
例えば、第12図に示されるウエビングカバー
10では、幅方向両端部がボタン12を介して接
合されて筒状に形成され、上端部には、保持具1
4が取り付けられている。保持具14のウエビン
グカバー10への取り付けは、ウエビングカバー
10の接合部連結部を保持具14の離間部14A
に一致させてウエビングカバー10の上端部を保
持具14の周方向に沿つて形成された係合溝14
Bに嵌入することによつてなされる。保持具14
の取付状態では、第13図に示される如く、フイ
ルム16を挟んでウエビングカバー10の上端部
を折り曲げて縫製された厚肉剛体部18が保持具
14に係止されて保持具14とウエビングカバー
10とを確実に連結するようになつている。
ウエビングカバー10をウエビング20に取り
付ける場合には、ボタン12を外して保持具14
の離間部14Aと連通する開口をウエビングカバ
ー長手方向に沿つて形成し、この開口からウエビ
ング20を通した後、ボタン12によつてウエビ
ングカバー10を筒状に形成すればよい。ウエビ
ング20への取付状態では保持具14係止突起と
しての係止部14Cの先端がウエビング20に摩
擦接触され、これによつて、ウエビングカバー1
0が保持具14を介してずり落ちることがないよ
うにウエビング20に係止されるようになつてい
る。
ところで、保持具14とウエビングカバー10
とを確実に連結するためには、保持具14の係合
溝14Bをウエビングカバー10の厚肉剛体部1
8と嵌着可能に幅挟とすることが好ましく、従来
では、保持具14の離間部14Aの周方向長さを
ウエビングカバー10の接合部の周方向長さより
も長く設定して離間部14Aをウエビングカバー
10の接合部の逃げとすることによつて、保持具
14の係合溝14Bを幅挟とすることが考えられ
ていた。
ところが、上記のようにウエビングカバー10
の接合部の逃げを保持具14の離間部14Aにの
み設けただけでは、保持具14は離間部14Aが
ウエビングカバー10の接合部と一致する位置で
のみウエビングカバー10に取り付けられ、ウエ
ビングカバー10への取付位置が一定であつた。
一方、シートベルト装置では、ウエビング20
が、車体側壁に軸支されたスリツプジヨイント1
9(第14図乃至第17図に示す)を通つて乗員
の上体を拘束するシヨルダウエビング部を構成す
るようになつているが、その際、次のタイプがあ
る。その1は、第14図及び第15図に示すよう
に、ウエビング20がスリツプジヨイント19を
通つた後にねじられ、すなわちシヨルダウエビン
グ部の上部がねじられるタイプであり、他の1
は、第16図及び第17図に示すように、ウエビ
ング20がスリツプジヨイント19を通つた後に
ねじられず、すなわちシヨルダウエビング部の上
部がねじられないタイプである。ねじられるタイ
プのものは、主に、2ドア車のようにスリツプジ
ヨイント19が乗員より後方に位置する場合に採
用され、一方、ねじられないタイプのものは、主
に、4ドア車のようにスリツプジヨイント19が
乗員の側方近くに位置する場合に採用され、この
ように使い分けることによつて、シヨルダウエビ
ング部を乗員にほどよくフイツトさせることがで
きる。
また、ウエビング20は、第13図乃至第17
図に示すように、スリツプジヨイント19におい
て折り返され屈曲されて通るが、保持具14の係
止部14cは、そのウエビング20の折り返し側
と反対側の面(第14図及び第15図に示すシヨ
ルダウエビング部の上部がねじられるタイプで
は、ウエビング20の乗員と接触面であり、第1
6図及び第17図に示すシヨルダウエビング部の
上部がねじられないタイプでは、ウエビング20
の乗員との接触面と反対側の面である。)に位置
して当該面に係止するようにしてあり、ウエビン
グ装着時には、係止部14cがそのウエビング2
0の直線部に係止してウエビングカバー10がず
り落ちることのないようにするものの、ウエビン
グ装着解除後のウエビング巻取時には、その巻取
に伴いウエビングカバー10が移動して係止部1
4cがスリツプジヨイント19の近傍にきたとき
に、ウエビング20の屈曲によつて係止部14c
がウエビング20と離れてウエビング20との係
止が解除され、ウエビングカバー10がその後の
ウエビング20の巻取に追随せずに、巻取りがス
ムーズに続行されるようになつている。
従つて、ウエビング20がねじられるタイプの
ものに適切に装着されウエビングカバー10の連
結部が乗員側と対向しているウエビングカバー1
0を、ウエビング20がねじられないタイプのも
のに装着する場合には、ウエビングカバー10の
連結部を乗員側に対向させると、係止部14cの
位置がウエビング20の折り返し側の面に位置す
ることになり不都合が生じる。これを回避しよう
とすれば、ウエビングカバー10の連結部を乗員
側と反対側に向けなければならない。しかしなが
ら、ウエビングカバー10の連結部を乗員側と反
対側に向けさせるのは、その連結部が露出される
ことから、見場の点で好ましくないとされる場合
がある。
勿論、ウエビングカバー10の連結部を乗員側
ではなく乗員と反対側に向けることは、見場の点
を除けば何ら問題となるものではなく、逆に、趣
味等によつては、ウエビングカバー10の連結部
を乗員側ではなく乗員と反対側に向けることを欲
する場合も考えられる。しかしながら、例えば、
ウエビングカバー10の連結部が乗員側と対向し
て装着されているウエビングカバー10につい
て、その連結部を乗員と反対側に向けることを欲
しても、ウエビング20の折り返し側と反対側の
面に係止部14cを位置させる必要がある点から
して、それはできないことであつた。
したがつて、ウエビングカバー10の装着向き
(乗員に対する接合部の向き)を変えることがで
きなかつた。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は上記事実を考慮し、ウエビングカバー
の連結部を逃げてウエビングカバーの保持を確実
に維持するともに、係止突起のウエビングの同一
面側に維持してウエビングカバーの装着向きを変
えることができ、例えば、ウエビングカバーの装
着向きの変更に拘らず、係止突起がスリツプジヨ
イントにおけるウエビングの折り返し側と反対側
の面に常に位置されて、ウエビング装着時には、
係止突起がウエビングを係止してウエビングカバ
ーがずり落ちることのないようにするものの、ウ
エビング装着解除後のウエビング巻取時には、ス
リツプジヨイントにおいて係止突起がウエビング
から離れてウエビングとの係止が解除され、ウエ
ビングの巻取りにウエビングカバーが追随せずに
巻取が円滑に行われるようになることを目的とす
る。
[問題点を解決するための手段] 本考案に係るウエビングカバー用保持具では、
ウエビング長手方向に沿う両側縁部が互いに連結
されて筒状とされたウエビングカバーの長手方向
端部に取り付けられるウエビングカバー用保持具
であつて、偏平な筒状に形成されウエビングカバ
ーの端部を偏平な筒状に形状保持してウエビング
カバーの端部と係合される筒状部と、筒状部に設
けられウエビングのいずれか一面側に位置して当
該一面を係止しウエビングカバーをずり落ちさせ
ないようにする係止突起と、筒状部の一方の広幅
面に設けられウエビングカバー連結部が位置され
る空間である第1の逃げ部と、筒状部の他方の広
幅面に設けられウエビングカバー連結部が位置さ
れる空間である第2の逃げ部と、を備えている。
[作用] 上記構成のウエビングカバー用保持具では、筒
状部がウエビングカバーの端部と係合されること
によつて、ウエビングカバーと確実に連結され
る。筒状部とウエビングカバーの端部との係合状
態では、ウエビングカバー連結部が筒状部の第
1、第2の逃げ部のうちのどちらか一方に位置さ
れる。
ウエビングカバー連結部が筒状部の第1の逃げ
部に位置されている場合と、ウエビングカバー連
結部が筒状部の第2の逃げ部に位置されている場
合とでは、筒状部に対するウエビングカバー連結
部の向きが異なる。
したがつて、筒状部とウエビングカバーの端部
とは筒状部に対するウエビングカバーの連結部の
向きを変えても互いに係合可能となる。従つて、
ウエビングカバーに対して筒状部の位置が変わつ
ても、ウエビングカバーの連結部は第1の逃げ部
又は第2の逃げ部に逃げてウエビングカバーの保
持が確実に維持され、また、係止突起は筒状部と
共にウエビングカバーに対して位置が変化するこ
とにより、ウエビングカバーの装着向きに拘らず
係止突起の位置はウエビングの同一面側に維持さ
れる。これにより、例えば、ウエビングカバーの
装着向きの変更に拘らず、係止突起がスリツプジ
ヨイントにおけるウエビングの折り返し側と反対
側の面に常に位置されて、ウエビング装着時に
は、係止突起がウエビングを係止してウエビング
カバーがずり落ちることのないようにするもの
の、ウエビング装着解除後のウエビング巻取時に
は、スリツプジヨイントにおいて係止突起がウエ
ビングから離れてウエビングとの係止が解除さ
れ、ウエビングの巻取にウエビングカバーが追随
せずに巻取りが円滑に行われる。
[実施例] 第1図から第3図には、本考案に係るウエビン
グカバー用保持具の第1実施例が示されている。
第4図には、本考案実施例が適用されたシートベ
ルト装置が示されている。
第4図に示される如く、このシートベルト装置
では、ウエビング22は一端がアンカープレート
24を介して車体側壁26へ係止されており、他
端がタングプレート28、スリツプジヨイント3
0の各開口を通つて巻取装置32へ付勢力で巻き
取られている。
タングプレート28は車体床部34から立設さ
れたバツクル装置36へ係合可能となつている。
スリツプジヨイント30は図示しない取付金具
を介して取付ボルト(図示省略)により車体側壁
26に揺動自在に軸支されている。この取付ボル
ト及び取付金具はカバー38で覆われている。
巻取装置32は車体側壁26の上下方向中間部
へ取り付けられている。この巻取装置32には、
車両緊急時にウエビング22の引き出しを瞬時に
停止させるイナーシアロツク機構(図示省略)が
内蔵されている。
このウエビング22はタングプレート28とス
リツプジヨイント30との間のウエビング中間部
がウエビングカバー40で覆われている。
ウエビングカバー40は1枚の布材から形成さ
れており、第1図に示される如く長手方向に沿う
両端部が接合されて筒状となつている。この接合
は一方の接合面に固着されたホツク42と、他方
の接合面に固着されたホツク42A(第2図に図
示)との係合によりなされている。
このウエビングカバー40の上端部は、フイル
ム44を挟んで折り曲げられており、折曲部が厚
肉剛体部46となつている。
このウエビングカバー40の上端部には、保持
具48が取り付けられている。保持具48には、
筒状部である短筒体50と、係止突起52とが形
成されている。
短筒体50は偏平な筒状に形成されているとと
もに一方の広幅面側が広幅面周方向略中央で互い
に離間されており、軸線方向直角断面形状が偏平
な略C形となつている。この短筒体50の離間部
54は周方向の離間長さがウエビングカバー40
の連結部(接合部)の周方向長さよりも若干長く
なつており、第1の逃げ部となつている。離間部
54に対向する部分には、切欠部56が形成され
ている。切欠部56は周方向の切欠長さが離間部
54の周方向の離間長さと同一となつており、第
2の逃げ部となつている。すなわち、切欠部56
の周方向の切欠長さはウエビングカバー40の連
結部(接合部)の周方向長さよりも若干長くなつ
ている。
また、短筒体50には、切欠58,60,6
2,64が形成されている。切欠58,60は短
筒体50の離間部54を挟む両部分に形成され、
切欠62,64は切欠58,60と対向するよう
に切欠部56を挟む両部分に形成されている。こ
の切欠58,60,62,64の切欠底部から
は、突起66,68,70,72が切欠58,6
0,62,64を塞ぐように短筒体50の側面に
沿つて突出されている。
突起66,68,70,72の先端部には、爪
突起66A,68A,70A,72Aが短筒体5
0の外方へ向つて突出されている。
この短筒体50はウエビングカバー40の厚肉
剛体部46に係合されている。短筒体50ウエビ
ングカバー40の厚肉剛体部46に係合された状
態では、第2図に示される如く、ウエビングカバ
ー40の連結部(接合部)が短筒体50の離間部
54に位置され、ウエビングカバー40の厚肉剛
体部46は突起66,68,70,72の短筒体
50周方向に沿う端部両側のそれぞれの隙間に嵌
入され、切欠58,60,62,64の部分で湾
曲されて短筒体50の内方から外方へ突出されて
いる。切欠58,60,62,64の部分でのウ
エビングカバー40の厚肉剛体部46は始端部4
6Aが爪突起66A,68A,70A,72Aに
係止されて短筒体50と一体的に連結されてい
る。また、ウエビングカバー40の厚肉剛体部4
6は突起66,68,70,72により肉厚方向
への変形量が制限されて始端部46Aの爪突起6
6A,68A,70A,72Aからの離脱が阻止
されており、短筒体50はウエビングカバー40
の厚肉剛体部46を偏平な筒状に形状保持してウ
エビングカバー40の厚肉剛体部46と係合され
ている。
係止突起52は短筒体50の上端部の離間部5
4に対向する部分から上方へ突出され、先端部が
短筒体50の軸線に交差する方向へ向けて略直角
に屈曲されている。
保持具48及びウエビングカバー40がウエビ
ング22へ取り付けられた状態では、第3図に示
される如く、保持具48の係止突起52がウエビ
ング22を肉厚方向へ押圧してウエビング22に
摩擦接触され、ウエビングカバー40が保持具4
8でウエビング22に係止されている。
なお、図4に示すシートベルト装置では、保持
具48の係止突起52はウエビング22の乗員と
の接触面の反対側の面に摩擦接触されており、ウ
エビングカバー40は連結部(接合部)側の面が
乗員と接するように取り付けられている。
次に本実施例の作用を説明する。
第4図に示されているのは、乗員がウエビング
22を装着している状態である。この状態では、
ウエビング22はスリツプジヨイント30とタン
グプレート28との間が乗員の胸部に位置してシ
ヨルダウエビングとして作用し、タングプレート
28をアンカプレート24との間が乗員の腰部に
位置してラツプウエビングとして作用している。
また、保持具48は、第3図に示される如く、係
止突起52がウエビング22に摩擦接触されてお
り、ウエビングカバー40をずり落ちることがな
いように係止している。ウエビングカバー40は
ウエビング22のシヨルダウエビング部を略全域
にわたつて覆つており、ウエビング22と乗員と
の直接摺接を防止している。
この状態の保持具48の係止突起52はウエビ
ング22の乗員との接触面の反対側の面に摩擦接
触されている。なお、第4図に示すシートベルト
装置は、ウエビング22がスリツプジヨイント3
0の部位でねじられない、すなわちシヨルダウエ
ビングの上部がねじられないタイプのものであ
り、係止突起52は、スリツプジヨイント30に
おいて折り返されて屈曲されるウエビング22の
折り返し側と反対側の面に位置して当該面に係止
するようになつている。これにより、ウエビング
装着解除後のウエビング22の巻取時には、それ
に伴いウエビングカバー40が移動して係止突起
52がスリツプジヨイント30の近傍にきたとき
に、ウエビング22の屈曲によつて係止突起52
がウエビング22と離れてウエビング22との係
止が解除され、ウエビングカバー40がその後の
ウエビング22の巻取に追随せずウエビング22
の巻取がスムーズに行われ、巻取りに不都合が生
じないようにしている。また、ウエビングカバー
40の連結部(接合部)はその上端部が保持具4
8の離間部54に逃げるように位置されており、
ウエビングカバー40は連結部(接合部)側の面
が乗員と接している。
ここで、ウエビングカバー40の装着向き(乗
員に対するウエビングカバー40の連結部、すな
わち接合部の向き)を変える場合には、始めにウ
エビングカバー40をウエビング22から取り外
す。
ウエビングカバー40をウエビング22から取
り外す場合には、保持具48及びウエビングカバ
ー40をウエビング22から取り外せばよい。
保持具48及びウエビングカバー40をウエビ
ング22から取り外す場合には、ウエビングカバ
ー40のホツク42をホツク42Aから取り外す
ことで、ウエビングカバー40の長手方向に保持
具48の離間部54と連通する開口を形成し、こ
の開口及び離間部54からウエビング22を引つ
張り出せばよい。
保持具48及びウエビングカバー40をウエビ
ング22から取り外した後は、保持具48をウエ
ビングカバー40から取り外した後にウエビング
カバー40に対する保持具48の向きを変えて保
持具48をウエビングカバー40へ取り付ける。
保持具48をウエビングカバー40から取り外
す場合には、保持具48の突起66,68,7
0,72を短筒体50内方に押し込んで弾性変形
することで、ウエビングカバー40の厚肉剛体部
46の始端部46Aと保持具48の爪突起66
A,68A,70A,72Aとの係止状態を解除
可能とし、この状態でウエビングカバー40を下
方へ引つ張ればよい。
ウエビングカバー40に対する保持具48の向
きを変えて保持具48をウエビングカバー40へ
取り付ける場合には、あらかじめウエビングカバ
ー40の連結部(接合部)と反対側の面がウエビ
ング22の乗員と接する側の面に位置するように
ウエビングカバー40のみをウエビング22へ取
り付ける。ウエビングカバー40のウエビング2
2への取付は、ウエビングカバー40の長手方向
に形成された開口からウエビング22を通した後
に、ウエビング22の乗員と接する側の面の反対
側の面側でホツク42をホツク42Aへ係合させ
ることでなされる。
ウエビングカバー40のみをウエビング22へ
取り付けた後は、保持具48の係止突起52がウ
エビング22の乗員と接する面の反対側の面に接
するように保持具48のみをウエビング22へ取
り付ける。保持具48のウエビング22への取付
は、保持具48の離間部54からウエビング22
を通すことによつてなされる。
この状態の保持具48とウエビングカバー40
との相対位置は、第5図に示される如く、ウエビ
ングカバー40の連結部(接合部)の上方に保持
具48の切欠部56が位置され、切欠部56にウ
エビングカバー40の連結部が逃げるようにされ
る。
保持具48をウエビング22へ取り付けた後
は、保持具48をウエビングカバー40へ取り付
ける。保持具48をウエビングカバー40へ取り
付ける場合には、上記保持具48をウエビングカ
バー40から取り外した場合の手順と逆に組み付
けていけばよい。
保持具48がウエビングカバー40へ取り付け
られた状態では、上記同様に保持具48の係止突
起52がウエビング22の乗員との接触面の反対
側の面に摩擦接触されてウエビングカバー40を
ずり落ちることがないように係止するが、ウエビ
ングカバー40は連結部(接合部)が保持具48
の切欠56に位置され、第6図に示される如く、
連結部(接合部)側の面の反対側の面が乗員と接
し、連結部(接合部)側の面がウエビング22の
乗員との接触面の反対側に位置される。
なお、ウエビングカバー40の装着向きを変え
るためにウエビングカバー40を取り外す場合に
は、ウエビングカバー40を保持具48から取り
外し後にウエビングカバー40のみをウエビング
22から取り外すようにしてもよい。
このように本実施例では、保持具48に離間部
54及び離間部54と対向する切欠56を設け、
ウエビングカバー連結部(接合部)が保持具48
の離間部54に位置する位置とウエビングカバー
連結部(接合部)が切欠56に位置する位置との
二位置でウエビングカバー40を保持具48へ取
付可能としたので、ウエビングカバー40の装着
向き(乗員に対するウエビングカバー40の連結
部すなわち、接合部の向き)を変えることができ
る。すなわち、ウエビングカバー40に対して短
筒体50の位置が変わつても、ウエビングカバー
40の連結部は補助部材66の離間部54又は切
欠部56に逃げてウエビングカバー40の保持が
確実に維持され、また係止突起52は短筒体50
と共にウエビングカバー40に対して位置が変化
することにより、ウエビングカバー40の装着向
きに拘らず係止突起52の位置はウエビングの同
一面側に維持される。これにより、ウエビングカ
バー40の装着向きの変更に拘らず、係止突起5
2がスリツプジヨイント30におけるウエビング
22の折り返し側と反対側の面に常に位置され
て、ウエビング装着時には、係止突起52がウエ
ビング22を係止してウエビングカバー40がず
り落ちることのないようにするものの、ウエビン
グ装着解除後のウエビング巻取時には、スリツプ
ジヨイント30において係止突起52がウエビン
グ22から離れてウエビング22との係止が解除
され、ウエビング22の巻取りにウエビングカバ
ー40が追随せずに巻取りが円滑に行われる。な
お、本実施例では、ウエビング22がスリツプジ
ヨイント30の部位でねじられない、すなわちシ
ヨルダウエビングの上部がねじられないタイプの
シートベルト装置において、ウエビングカバー4
0の装着の向きを変更する場合について説明した
が、ウエビング22がスリツプジヨイント30の
部位でねじられ、すなわちシヨルダウエビングの
上部がねじられるタイプのシートベルト装置にお
いてウエビングカバー40の装着の向きを変更す
る場合についても、または、シヨルダウエビング
の上部がねじられないタイプとシヨルダウエビン
グの上部がねじられるタイプとの間でウエビング
カバー40を付け替えする場合についても、同様
である。但し、係止突起52は、常に、スリツプ
ジヨイント30におけるウエビング22の折り返
し側と反対側の面に位置されることが必要であ
る。
第7図から第9図には、本考案に係るウエビン
グカバー用保持具の第2実施例が示されている。
なお、上記第1実施例と同一符号を付与したもの
は上記第1実施例と同一のものを示すので、説明
は省略する。
この実施例では、保持具48の短筒体50は軸
線方向に沿う断面形状が上方へ開口する略コ字形
に形成されており、上方へ開口するコ字形溝74
を形成している。溝74の一部を構成する外周壁
50Aと底壁50Bとは離間部54と対向する部
分が第8図に示される如く、切り欠かれており、
この切欠部76は周方向切欠長さが離間部54の
周方向の離間長さと同一となつている。
保持具48は第9図に示される如く、溝74内
にウエビングカバー40の厚肉剛体部46を収容
してウエビングカバー40と係合されている。保
持具48とウエビングカバー40との係合状態で
は、ウエビングカバー40が保持具48から外れ
ることがないようにウエビングカバー40の厚肉
剛体部46が保持具48の溝74内に嵌着されて
いる。
次に本実施例の作用を説明する。なお、基本的
作用効果は上記第1実施例と同様なので、要部の
みを説明する。
保持具48をウエビングカバー40から取り外
す場合には、ウエビングカバー40の上部を引つ
張り上げてウエビングカバー40の厚肉剛体部4
6を保持具48の溝74内から引つ張り出すだけ
てよい。
また、保持具48をウエビングカバー40へ取
り付ける場合には、ウエビングカバー40の厚肉
剛体部46をウエビングカバー40内方へ折り曲
げて保持具48の溝74内へ嵌入するだけでよ
い。
ウエビングカバー40の連結部(接合部)がウ
エビング22の乗員と接する面の反対側の面に位
置されたウエビングカバー装着状態では、ウエビ
ングカバー40の連結部(接合部)は保持具48
の切欠部76に位置される。
第10図及び第11図には、本考案に係るウエ
ビングカバー用保持具の第3実施例が示されてい
る。なお、上記第1実施例と同一符号を付与した
ものは上記第1実施例と同一のものを示すので、
説明は省略する。
この実施例では、保持具48の短筒体50は軸
線方向に沿う断面形状が側方へ開口する略コ字形
に形成されており、側方へ開口するコ字形溝78
を形成している。溝78の一部を構成する下方側
の溝側壁78Aは離間部54と対向する部分が第
11図に示される如く、切り欠かれており、この
切欠部80は周方向切欠長さが離間部54の周方
向の離間長さと同一となつている。
溝78に対応して略U字形状の一対のクリツプ
82が取り付けられており、保持具48はクリツ
プ82とで溝78内にウエビングカバー40の厚
肉剛体部46を収容して挟持している。なお、取
付状態では、一対のクリツプ82の先端は離間部
54及び切欠部80に突出しないようになつてい
る。
次に本実施例の作用を説明する。なお、基本的
作用効果は上記第1実施例と同様なので、要部の
みを説明する。
保持具48をウエビングカバー40から取り外
す場合には、一対のクリツプ82をそれぞれ引つ
張つて取り外せばよい。
また、保持具48をウエビングカバー40へ取
り付ける場合には、ウエビングカバー40の厚肉
剛体部46を保持具48の溝78内に収容した後
に、ウエビングカバー40の厚肉剛体部46を覆
うようにクリツプ82を差し込めばよい。
ウエビングカバー40の連結部(接合部)がウ
エビング22の乗員と接する面の反対側に位置さ
れたウエビングカバー装着状態では、ウエビング
カバー40の連結部(接合部)は保持具48の切
欠部80に位置される。
なお、この場合、切欠部80を第10図に二点
鎖線で示される如く、大きく切り欠くようにして
もよい。
[考案の効果] 以上説明した如く、本考案に係るウエビングカ
バー用保持具では、偏平な筒状に形成されウエビ
ングカバーの端部を偏平な筒状に形状保持してウ
エビングカバーの端部と係合される筒状部と、筒
状部に設けられウエビングのいずれか一面側に位
置して当該一面に係止しウエビングカバーをずり
落ちさせないようにする係止突起と、筒状部の一
方の広幅面に設けられウエビングカバー連結部が
位置される空間である第1の逃げ部と、筒状部の
他方の広幅面に設けられウエビングカバー連結部
が位置される空間である第2の逃げ部と、を備え
ているので、ウエビングカバーに対して筒状部の
位置が変わつても、ウエビングカバーの連結部は
第1の逃げ部又は第2の逃げ部に逃げてウエビン
グカバーの保持が確実に維持され、また、係止突
起は筒状部と共にウエビングカバーに対して位置
が変化することにより、ウエビングカバーの装着
向きに拘らず係止突起の位置はウエビングの同一
面側に維持される。これにより、例えば、ウエビ
ングカバーの装着向きの変更に拘らず、係止突起
がスリツプジヨイントにおけるウエビングの折り
返し側と反対側の面に常に位置されて、ウエビン
グ装着時には、係止突起がウエビングを係止して
ウエビングカバーがずり落ちることのないように
するものの、ウエビング装着解除後のウエビング
巻取時には、スリツプジヨイントにおいて係止突
起がウエビングから離れてウエビングとの係止が
解除され、ウエビングの巻取にウエビングカバー
が追随せずに巻取りが円滑に行われる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るウエビングカバー用保持
具の第1実施例を示し第4図の保持具を示す斜視
図、第2図は第4図の−線に沿う断面図、第
3図は第4図の−線に沿う断面図、第4図は
本考案実施例が適用されたシートベルト装置を車
両前方からみた正面図、第5図は第4図に示され
る状態からウエビングカバーの装着向きを変える
場合のウエビングカバーと保持具との相対位置を
第1図に対応して示した斜視図、第6図は第4図
に示される状態からウエビングカバーの装着向き
を変えた場合のウエビングカバー装着状態を第4
図に対応して示した正面図、第7図から第9図は
第2実施例を示し、第7図は第1図に対応して示
した斜視図、第8図は第5図に対応して示した斜
視図、第9図は第3図に対応して示した断面図、
第10図及び第11図は第3実施例を示し、第1
0図は第1図に対応して示した斜視図、第11図
は第5図に対応して示した斜視図、第12図は従
来考えられていたウエビングカバー及び保持具を
示す斜視図、第13図は第12図の取付状態を示
す断面図、第14図はウエビング装着状態でウエ
ビングのシヨルダウエビング部の上部がねじられ
るタイプのシートベルト装置を車両前方からみた
正面図、第15図は第14図のウエビングのねじ
れ部分を示す斜視図、第16図はウエビング装着
状態でウエビングのシヨルダウエビング部の上部
がねじられることがないタイプのシートベルト装
置を第14図に対応して示した正面図、第17図
は第16図を第15図に対応して示して斜視図で
ある。 22……ウエビング、40……ウエビングカバ
ー、48……保持具、50……短筒体、54……
離間部、56,76,80……切欠部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ウエビング長手方向に沿う両側縁部が互いに
    連結されて筒状とされたウエビングカバーの長
    手方向端部に取り付けられるウエビングカバー
    用保持具であつて、扁平な筒状に形成されウエ
    ビングカバーの端部を偏平な筒状に形状保持し
    てウエビングカバーの端部と係合される筒状部
    と、筒状部に設けられウエビングのいずれか一
    面側に位置して当該一面に係止しウエビングカ
    バーをずり落ちさせないようにする係止突起
    と、筒状部の一方の広幅面に設けられウエビン
    グカバー連結部が位置される空間である第1の
    逃げ部と、筒状部の他方の広幅面に設けられウ
    エビングカバー連結部が位置される空間である
    第2の逃げ部と、を備えていることを特徴とす
    るウエビングカバー用保持具。 (2) 前記筒状部は軸線方向直角断面形状が偏平な
    略C形に形成され、この離間部に対向する部分
    には、切欠部が形成されており、離間部が第1
    の逃げ部、切欠部が第2の逃げ部とされている
    ことを特徴とする前記実用新案登録請求の範囲
    第(1)項に記載のウエビングカバー用保持具。
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JPS62146659U JPS62146659U (ja) 1987-09-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6114152U (ja) * 1984-07-02 1986-01-27 株式会社東海理化電機製作所 シ−トベルト装置用ウエビングカバ−

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