JPH044936B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH044936B2 JPH044936B2 JP59138291A JP13829184A JPH044936B2 JP H044936 B2 JPH044936 B2 JP H044936B2 JP 59138291 A JP59138291 A JP 59138291A JP 13829184 A JP13829184 A JP 13829184A JP H044936 B2 JPH044936 B2 JP H044936B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- termite
- tube
- heat
- cables
- pvc
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Cable Accessories (AREA)
Description
(発明の技術分野)
本発明は、例えば埋設されるプラスチツクパイ
プ或は電線・ケーブル、又はこれらの接続部等に
おける白蟻による食害を防止するために用いられ
る防蟻性熱収縮チユーブに関するものである。 (発明の背景) 電線・ケーブルは、種々の使用条件、収用環境
下におかれるが、その寿命は通常外被及び絶縁体
の電気的、機械的劣化により決定される。その中
において、かなりの頻度で、白蟻、鼠、コウモリ
蛾等の食害により、突然、通電、通信が不能にな
る事故が多数報告されている。 又、上水或は下水用に配管されるプラスチツク
パイプについても白蟻による食害が発生する。 電線・ケーブルの防蟻方法は、白蟻の種類、環
境等で若干の差はあるものの、基本的には、(イ)電
線・ケーブルそのものに防蟻性を付与する及び(ロ)
電線・ケーブルの布設周辺に防蟻性を付与するの
2つに大別できる。 即ち、(イ)の方法では、電線・ケーブルの構造や
材料に工夫を凝らしたり、防蟻剤を配合した層を
設けたり、防蟻剤を塗布するといつた方法があげ
られ、(ロ)の方法では、布設ルートの土壌に防蟻処
理を施すといつた方法があげられる。 これらの方法のうち、従来は電線・ケーブルの
加工及び主としてコストの点から、電線・ケーブ
ルのシース材料に防蟻剤を配合する方法が最も一
般的に採用されていた。特にアルドリン、デイル
ドリン、エンドリン等のいわゆるドリン系薬剤が
主として使用されていたが、人畜に対して有害で
環境汚染の原因となることが明らかとなり現在、
使用禁止となつている(昭和56年10月2日政令第
302号)。 従つて、現在は、薬剤の使用に代つて、構造設
計、材料設計の点からの対応が多くなつてきた。
即ち、ケーブル自体を金属シースで保護する又は
ケーブルシース上に例えばナイロンなどの被覆層
を追加する等の方法が採用されはじめている。 所が電線・ケーブルの接続部は上記いずれのケ
ーブル構造のものであつても、必ず、独立に防蟻
処理が必要である。即ち、ケーブル接続部は通常
鉛テープ等を施しており、かなり防蟻性が高いが
万全ではない。そこでケーブル接続部の最外装に
防蟻剤を配合した防食チユーブを施すことは、防
蟻性をより完全にするために有効である。 特に防食チユーブが熱収縮性であると、被覆を
施こす際に作業が容易である。即ち、熱収縮チユ
ーブは、ケーブル接続部に挿通した後に、ガスバ
ーナ、トーチランプ等で加熱するだけで、熱収縮
を起こし、ケーブル接続部上に完全、確実に被覆
できるからである。 ここに、熱収縮チユーブとは、熱可塑性樹脂組
成物からなるチユーブ成形品を加熱下に拡張変形
させ、その変形歪を保たせたまま冷却固化させた
もので、例えば次のようにして作られる。架橋ポ
リエチレン等の熱可塑性樹脂組成物からできたチ
ユーブ成形品を、その軟化点或は結晶融点温度以
上に加熱し、内圧などの外力を加えて膨脹せし
め、加圧したままで軟化点或は結晶融点温度以下
に冷却する。この操作によつてチユーブに与えら
れた変形歪は固定化して、内圧などの外力を除去
しても元の形状に殆ど戻らず、膨張された形状を
保持している。これをプラスチツクパイプ、電
線・ケーブル等に挿通した後、ガスバーナ、トー
チランプなどの加熱具により、チユーブをその軟
化点或は結晶融点以上に加熱すると内部に凍結固
定化された変形歪が解消され、ほぼ元の形状に回
復する。 上記の様な熱収縮チユーブに防蟻性を付与する
には、使用される熱可塑性樹脂組成物に防蟻剤を
配合すればよい。 防蟻性熱収縮チユーブに利用できる熱可塑性樹
脂組成物として、ヒノキアスナロ材の抽出物を配
合したプラスチツク(実公昭52−34623号公報)
クレオソート油を10重量%以上配合したプラスチ
ツク(特公昭57−30787号公報)、ポリエステル系
可塑剤(分子量3000以上)を配合したPVC(特公
昭55−8810号公報)、 XはBr m=1〜4 YはC1〜C4のアルキリデン基 又は で示される化合物1種又は2種以上5〜50重量部
を含有させた樹脂組成物(実開昭57−140016号公
報)、フエニトロチオン又はホキシム又はクロル
ピリホスとオクチル酸亜鉛又はバーサテイク酸亜
鉛等を混入したPVC(特開昭58−25012号公報又
は特開昭58−142927号公報、特開昭58−169810号
公報)等が知られている。 電線・ケーブルの接続部防食用熱収縮チユーブ
に使用される防蟻剤は、プラスチツクパイプ、電
線・ケーブルが長期間使用される為、当然のこと
ながら防蟻効力持続性に優れていなければならな
い。特に材料の混合やチユーブ押出及び加熱下で
の膨張加工工程における揮散が極く少なく、具体
的には160〜220℃程度の温度で数分間〜1時間程
度の条件においても熱安定性を有することが望ま
しい。成形後もブルーミング等の生じないものが
望ましい。施工時においてバーナ等で加熱収縮す
る際においても、優れた熱安定性が必要である。
ケーブル接続部にあつては装着された後、材料の
機械的特性、電気的特性その他の基材の特性が損
われることは、当然のことながら望ましくない。 しかし乍ら、上記諸特性を満し、しかも防蟻効
果にも優れた防蟻剤を配合した防食用の熱収縮チ
ユーブはなかつた。 (発明の開示) 本発明者らは、種々研究の結果、防蟻効果に優
れ、特に高温時における熱分解性が低い特定の有
機リン剤を、プラスチツクパイプ材料或は電線・
ケーブル用ジヨイント材料に広く使用される塩化
ビニル樹脂(PVC)に配合したところ、ブルー
ミング等を生じさせないことを見出し、この知見
に基づいて本発明である防蟻性熱収縮チユーブを
完成した。即ち、本発明は、イソプロピル2−
〔エトキシ(イソプロピルアミノ)チオホスホリ
ルオキシ〕ベンゾアートを含有してなる防蟻性熱
収縮チユーブである。 尚本発明に係るイソプロピル2−〔エトキシ
(イソプロピルアミノ)チオホスホリルオキシ〕
ベンゾアートは、一般名イソフエンホスと称され
ているものである。 本発明においては、このイソフエンホスを熱収
縮チユーブの熱可塑性樹脂組成物中に通常0.01〜
10重量%、好ましくは0.05〜5重量%含有させ
る。樹脂との混合は、従来の方法(例えばカレン
ダロール、バンバリー等による方法)により行う
ことができる。 本発明において、熱可塑性樹脂組成物のベース
となる樹脂として、例えば、PVC以外にもポリ
エチレン、エチレン−αオレフイン共重合体など
のポリオレフインに、エチレン−酢酸ビニル共重
合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体、
或は塩素化ポリエチレンその他各種合成ゴムを配
合してイソフエンホスを混合しやすくした組成物
を使うことができる。 上記熱可塑性樹脂組成物を押出成形して、チユ
ーブ成型品を得た後は、化学架橋、或は電子線照
射架橋が施される。PVCを電子線照射架橋する
場合は、予め多官能性モノマーを必要量(例えば
2〜10重量部)配合しておくとよい。 熱可塑性樹脂組成物には、必要に応じて、顔
料、充填剤、安定剤、架橋剤などを配合させても
よい。 架橋されたチユーブ成型品を、上記樹脂組成物
の軟化点或は結晶融点温度以上に加熱して、チユ
ーブ成型品の径を機械的に拡大膨張させる。次い
で、膨張させた状態で、室温まで冷却すれば、本
発明の熱収縮チユーブが得られる。 イソフエンホスをチユーブ材料に配合して成る
本発明の防蟻性熱収縮チユーブが、他の防蟻剤を
使用したものに比較して、防蟻効力はもちろんの
こと、電線・ケーブル用に必要な電気的性質等に
も優れていることを以下の実験により示す。 (供試防蟻剤) 供試防蟻剤として使用したものを第1表に示
す。
プ或は電線・ケーブル、又はこれらの接続部等に
おける白蟻による食害を防止するために用いられ
る防蟻性熱収縮チユーブに関するものである。 (発明の背景) 電線・ケーブルは、種々の使用条件、収用環境
下におかれるが、その寿命は通常外被及び絶縁体
の電気的、機械的劣化により決定される。その中
において、かなりの頻度で、白蟻、鼠、コウモリ
蛾等の食害により、突然、通電、通信が不能にな
る事故が多数報告されている。 又、上水或は下水用に配管されるプラスチツク
パイプについても白蟻による食害が発生する。 電線・ケーブルの防蟻方法は、白蟻の種類、環
境等で若干の差はあるものの、基本的には、(イ)電
線・ケーブルそのものに防蟻性を付与する及び(ロ)
電線・ケーブルの布設周辺に防蟻性を付与するの
2つに大別できる。 即ち、(イ)の方法では、電線・ケーブルの構造や
材料に工夫を凝らしたり、防蟻剤を配合した層を
設けたり、防蟻剤を塗布するといつた方法があげ
られ、(ロ)の方法では、布設ルートの土壌に防蟻処
理を施すといつた方法があげられる。 これらの方法のうち、従来は電線・ケーブルの
加工及び主としてコストの点から、電線・ケーブ
ルのシース材料に防蟻剤を配合する方法が最も一
般的に採用されていた。特にアルドリン、デイル
ドリン、エンドリン等のいわゆるドリン系薬剤が
主として使用されていたが、人畜に対して有害で
環境汚染の原因となることが明らかとなり現在、
使用禁止となつている(昭和56年10月2日政令第
302号)。 従つて、現在は、薬剤の使用に代つて、構造設
計、材料設計の点からの対応が多くなつてきた。
即ち、ケーブル自体を金属シースで保護する又は
ケーブルシース上に例えばナイロンなどの被覆層
を追加する等の方法が採用されはじめている。 所が電線・ケーブルの接続部は上記いずれのケ
ーブル構造のものであつても、必ず、独立に防蟻
処理が必要である。即ち、ケーブル接続部は通常
鉛テープ等を施しており、かなり防蟻性が高いが
万全ではない。そこでケーブル接続部の最外装に
防蟻剤を配合した防食チユーブを施すことは、防
蟻性をより完全にするために有効である。 特に防食チユーブが熱収縮性であると、被覆を
施こす際に作業が容易である。即ち、熱収縮チユ
ーブは、ケーブル接続部に挿通した後に、ガスバ
ーナ、トーチランプ等で加熱するだけで、熱収縮
を起こし、ケーブル接続部上に完全、確実に被覆
できるからである。 ここに、熱収縮チユーブとは、熱可塑性樹脂組
成物からなるチユーブ成形品を加熱下に拡張変形
させ、その変形歪を保たせたまま冷却固化させた
もので、例えば次のようにして作られる。架橋ポ
リエチレン等の熱可塑性樹脂組成物からできたチ
ユーブ成形品を、その軟化点或は結晶融点温度以
上に加熱し、内圧などの外力を加えて膨脹せし
め、加圧したままで軟化点或は結晶融点温度以下
に冷却する。この操作によつてチユーブに与えら
れた変形歪は固定化して、内圧などの外力を除去
しても元の形状に殆ど戻らず、膨張された形状を
保持している。これをプラスチツクパイプ、電
線・ケーブル等に挿通した後、ガスバーナ、トー
チランプなどの加熱具により、チユーブをその軟
化点或は結晶融点以上に加熱すると内部に凍結固
定化された変形歪が解消され、ほぼ元の形状に回
復する。 上記の様な熱収縮チユーブに防蟻性を付与する
には、使用される熱可塑性樹脂組成物に防蟻剤を
配合すればよい。 防蟻性熱収縮チユーブに利用できる熱可塑性樹
脂組成物として、ヒノキアスナロ材の抽出物を配
合したプラスチツク(実公昭52−34623号公報)
クレオソート油を10重量%以上配合したプラスチ
ツク(特公昭57−30787号公報)、ポリエステル系
可塑剤(分子量3000以上)を配合したPVC(特公
昭55−8810号公報)、 XはBr m=1〜4 YはC1〜C4のアルキリデン基 又は で示される化合物1種又は2種以上5〜50重量部
を含有させた樹脂組成物(実開昭57−140016号公
報)、フエニトロチオン又はホキシム又はクロル
ピリホスとオクチル酸亜鉛又はバーサテイク酸亜
鉛等を混入したPVC(特開昭58−25012号公報又
は特開昭58−142927号公報、特開昭58−169810号
公報)等が知られている。 電線・ケーブルの接続部防食用熱収縮チユーブ
に使用される防蟻剤は、プラスチツクパイプ、電
線・ケーブルが長期間使用される為、当然のこと
ながら防蟻効力持続性に優れていなければならな
い。特に材料の混合やチユーブ押出及び加熱下で
の膨張加工工程における揮散が極く少なく、具体
的には160〜220℃程度の温度で数分間〜1時間程
度の条件においても熱安定性を有することが望ま
しい。成形後もブルーミング等の生じないものが
望ましい。施工時においてバーナ等で加熱収縮す
る際においても、優れた熱安定性が必要である。
ケーブル接続部にあつては装着された後、材料の
機械的特性、電気的特性その他の基材の特性が損
われることは、当然のことながら望ましくない。 しかし乍ら、上記諸特性を満し、しかも防蟻効
果にも優れた防蟻剤を配合した防食用の熱収縮チ
ユーブはなかつた。 (発明の開示) 本発明者らは、種々研究の結果、防蟻効果に優
れ、特に高温時における熱分解性が低い特定の有
機リン剤を、プラスチツクパイプ材料或は電線・
ケーブル用ジヨイント材料に広く使用される塩化
ビニル樹脂(PVC)に配合したところ、ブルー
ミング等を生じさせないことを見出し、この知見
に基づいて本発明である防蟻性熱収縮チユーブを
完成した。即ち、本発明は、イソプロピル2−
〔エトキシ(イソプロピルアミノ)チオホスホリ
ルオキシ〕ベンゾアートを含有してなる防蟻性熱
収縮チユーブである。 尚本発明に係るイソプロピル2−〔エトキシ
(イソプロピルアミノ)チオホスホリルオキシ〕
ベンゾアートは、一般名イソフエンホスと称され
ているものである。 本発明においては、このイソフエンホスを熱収
縮チユーブの熱可塑性樹脂組成物中に通常0.01〜
10重量%、好ましくは0.05〜5重量%含有させ
る。樹脂との混合は、従来の方法(例えばカレン
ダロール、バンバリー等による方法)により行う
ことができる。 本発明において、熱可塑性樹脂組成物のベース
となる樹脂として、例えば、PVC以外にもポリ
エチレン、エチレン−αオレフイン共重合体など
のポリオレフインに、エチレン−酢酸ビニル共重
合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体、
或は塩素化ポリエチレンその他各種合成ゴムを配
合してイソフエンホスを混合しやすくした組成物
を使うことができる。 上記熱可塑性樹脂組成物を押出成形して、チユ
ーブ成型品を得た後は、化学架橋、或は電子線照
射架橋が施される。PVCを電子線照射架橋する
場合は、予め多官能性モノマーを必要量(例えば
2〜10重量部)配合しておくとよい。 熱可塑性樹脂組成物には、必要に応じて、顔
料、充填剤、安定剤、架橋剤などを配合させても
よい。 架橋されたチユーブ成型品を、上記樹脂組成物
の軟化点或は結晶融点温度以上に加熱して、チユ
ーブ成型品の径を機械的に拡大膨張させる。次い
で、膨張させた状態で、室温まで冷却すれば、本
発明の熱収縮チユーブが得られる。 イソフエンホスをチユーブ材料に配合して成る
本発明の防蟻性熱収縮チユーブが、他の防蟻剤を
使用したものに比較して、防蟻効力はもちろんの
こと、電線・ケーブル用に必要な電気的性質等に
も優れていることを以下の実験により示す。 (供試防蟻剤) 供試防蟻剤として使用したものを第1表に示
す。
【表】
ンホス
第1表の薬剤そのものの防蟻性について、下記
の殺蟻効力試験を行ない、第2表に示す通りの結
果が得られた。 殺蟻効力試験(ノツクダウン試験) (イ)希釈溶剤:アセトン薬剤濃度を0.1%及び1%
とした。 (ロ)供試白蟻:イエシロアリ職蟻 (ハ)試験方法:日本しろあり対策協会指定の方法に
準じ24時間後の死虫率(25℃)を以つて、薬
剤の殺蟻性を評価した。
第1表の薬剤そのものの防蟻性について、下記
の殺蟻効力試験を行ない、第2表に示す通りの結
果が得られた。 殺蟻効力試験(ノツクダウン試験) (イ)希釈溶剤:アセトン薬剤濃度を0.1%及び1%
とした。 (ロ)供試白蟻:イエシロアリ職蟻 (ハ)試験方法:日本しろあり対策協会指定の方法に
準じ24時間後の死虫率(25℃)を以つて、薬
剤の殺蟻性を評価した。
【表】
(試験シート)
PVC(重合度:約1100〜1300) 100部
可塑剤(フタル酸エステル) 50部
充填剤(重質炭酸カルシウム) 30部
安定剤(三塩基性硫酸鉛) 5部
よりなるPVCコンパウンドに第1表に示す防蟻
剤を可塑剤と共に混入し、160℃で約10分間ロー
ルにて混合し、1mm厚シート状に取り出し、更に
160℃で予熱10分、加圧10分のプレス加工を施し、
防蟻剤3%添加の13cm×17cmサンプルシートを得
た。この1mm厚PVCシートを30mm角の松の辺材
の上に被覆し、重なり部及び端末部は金属テープ
付粘着テープで完全にシールし、フイールドテス
トに供した。フイールドテストは3年間行ない、
その結果を第3表に示す。
剤を可塑剤と共に混入し、160℃で約10分間ロー
ルにて混合し、1mm厚シート状に取り出し、更に
160℃で予熱10分、加圧10分のプレス加工を施し、
防蟻剤3%添加の13cm×17cmサンプルシートを得
た。この1mm厚PVCシートを30mm角の松の辺材
の上に被覆し、重なり部及び端末部は金属テープ
付粘着テープで完全にシールし、フイールドテス
トに供した。フイールドテストは3年間行ない、
その結果を第3表に示す。
【表】
又、同様にして得たPVCシートの電気特性
(絶縁抵抗)を第4表に示す。
(絶縁抵抗)を第4表に示す。
【表】
【表】
先ず、第3表から分ることは、プロチオホスは
薬剤そのものとしては防蟻性、殺蟻性は充分であ
るが、フイールドテストでは3%添加したPVC
シートでも1mm厚が貫通されてしまつた。従つて
電線・ケーブル用被覆物に混入しても防蟻効果は
期待できない。 クロルピリホスは、第4表に示す様に、3%添
加PVCシートの絶縁抵抗値が無添加品の約1/143
3に低下してしまい(3桁以上の低下)、電線・ケ
ーブルの防食材料としては不適である。 この点、イソフエンホス及びフエニトロチオン
は、2桁台の低下にとどまり、電線・ケーブル用
防食材料として一般に必要をされる1012Ω・cmは
保つことができるる。 (チユーブ押出試験) 試験シートと同様の配合のPVCコンパウンド
をチユーブ材料として押出機にて押出加工し、チ
ユーブを得、更に電子線照射により架橋を施し、
これを加熱しチユーブの径を約2倍膨張させ、そ
の膨張の状態を維持したまま、室温まで冷却して
熱収縮チユーブを得た。この熱収縮チユーブより
適当量のサンプルを採取し、PVC中の添加防蟻
剤の残量を定量した。この結果は第5表に示す通
りである。
薬剤そのものとしては防蟻性、殺蟻性は充分であ
るが、フイールドテストでは3%添加したPVC
シートでも1mm厚が貫通されてしまつた。従つて
電線・ケーブル用被覆物に混入しても防蟻効果は
期待できない。 クロルピリホスは、第4表に示す様に、3%添
加PVCシートの絶縁抵抗値が無添加品の約1/143
3に低下してしまい(3桁以上の低下)、電線・ケ
ーブルの防食材料としては不適である。 この点、イソフエンホス及びフエニトロチオン
は、2桁台の低下にとどまり、電線・ケーブル用
防食材料として一般に必要をされる1012Ω・cmは
保つことができるる。 (チユーブ押出試験) 試験シートと同様の配合のPVCコンパウンド
をチユーブ材料として押出機にて押出加工し、チ
ユーブを得、更に電子線照射により架橋を施し、
これを加熱しチユーブの径を約2倍膨張させ、そ
の膨張の状態を維持したまま、室温まで冷却して
熱収縮チユーブを得た。この熱収縮チユーブより
適当量のサンプルを採取し、PVC中の添加防蟻
剤の残量を定量した。この結果は第5表に示す通
りである。
【表】
第5表に示す様に、フエニトロチオンは、その
添加量の殆どが分解、揮散してしまい実用的でな
いことが分る。もつとも押出時の材料温度を極力
低下させることにより、その残存率の向上はある
程度期待できるが、その為には押出機での発熱を
抑える必要があることから、スクリユー回転数を
低下せざるを得ず、押出速度の低下を来たし、押
出加工時間の増加、即ち押出加工費用の増大は避
けられない。他方、イソフエンホスを添加した
PVCコンパウンドは、その殆どが残存しており、
この点からも極めて有効な防蟻剤であることが判
る。 イソフエンホスは、成形後もチユーブ表面から
ブルーミングが生ずることがない。 以上、イソフエンホスを有効成分として含有す
る熱可塑性樹脂組成物からなる熱収縮チユーブ
は、防蟻効果に優れているばかりでなく、押出加
工時、及び加熱収縮時においても防蟻剤の揮散お
よび分解が極めて少ないものである。
添加量の殆どが分解、揮散してしまい実用的でな
いことが分る。もつとも押出時の材料温度を極力
低下させることにより、その残存率の向上はある
程度期待できるが、その為には押出機での発熱を
抑える必要があることから、スクリユー回転数を
低下せざるを得ず、押出速度の低下を来たし、押
出加工時間の増加、即ち押出加工費用の増大は避
けられない。他方、イソフエンホスを添加した
PVCコンパウンドは、その殆どが残存しており、
この点からも極めて有効な防蟻剤であることが判
る。 イソフエンホスは、成形後もチユーブ表面から
ブルーミングが生ずることがない。 以上、イソフエンホスを有効成分として含有す
る熱可塑性樹脂組成物からなる熱収縮チユーブ
は、防蟻効果に優れているばかりでなく、押出加
工時、及び加熱収縮時においても防蟻剤の揮散お
よび分解が極めて少ないものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 イソプロピル2−〔エトキシ(イソプロピル
アミノ)チオホスホリルオキシ〕ベンゾアートを
含有してなる防蟻性熱収縮チユーブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59138291A JPS6116833A (ja) | 1984-07-03 | 1984-07-03 | 防蟻性熱収縮チユ−ブ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59138291A JPS6116833A (ja) | 1984-07-03 | 1984-07-03 | 防蟻性熱収縮チユ−ブ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6116833A JPS6116833A (ja) | 1986-01-24 |
| JPH044936B2 true JPH044936B2 (ja) | 1992-01-29 |
Family
ID=15218453
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59138291A Granted JPS6116833A (ja) | 1984-07-03 | 1984-07-03 | 防蟻性熱収縮チユ−ブ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6116833A (ja) |
-
1984
- 1984-07-03 JP JP59138291A patent/JPS6116833A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6116833A (ja) | 1986-01-24 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4721832A (en) | Electrical connection sealing device | |
| JPH0322416B2 (ja) | ||
| WO2019013976A1 (en) | CABLE CABLE RESISTANT TO PESTS | |
| JPH044936B2 (ja) | ||
| JPH0326891B2 (ja) | ||
| JPH0547225A (ja) | 防蟻ケーブル | |
| EP0163819B1 (en) | Polyolefin compounds having improved thermal stability and conductors coated therewith | |
| US4631301A (en) | Method for incorporating chlorpyrifos into thermoplastic resins | |
| CN1113081C (zh) | 掺有杀虫添加剂的塑料封套 | |
| JPH046682B2 (ja) | ||
| JPH055260B2 (ja) | ||
| JPH047042B2 (ja) | ||
| JPH0326882B2 (ja) | ||
| JPS61162576A (ja) | 防食テ−プ | |
| JP2860811B2 (ja) | 防蟻ケーブル | |
| JP2869568B2 (ja) | 防蟻ケーブル | |
| JPH01100803A (ja) | 電線・ケーブル用電気絶縁体 | |
| JPH03153602A (ja) | 防蟻剤 | |
| JPH0469185B2 (ja) | ||
| JP3178265B2 (ja) | 耐放射線性電線・ケーブル用絶縁組成物 | |
| JPS628100Y2 (ja) | ||
| JPS60179442A (ja) | 難燃性樹脂組成物 | |
| JPS5864704A (ja) | ケーブルの製造方法 | |
| JPH03205441A (ja) | 防鼠剤の残存性に優れる塩化ビニル組成物 | |
| JPS63226814A (ja) | 電気絶縁性組成物 |