JPH0450418B2 - - Google Patents

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JPH0450418B2
JPH0450418B2 JP59033912A JP3391284A JPH0450418B2 JP H0450418 B2 JPH0450418 B2 JP H0450418B2 JP 59033912 A JP59033912 A JP 59033912A JP 3391284 A JP3391284 A JP 3391284A JP H0450418 B2 JPH0450418 B2 JP H0450418B2
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JP
Japan
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film
resin
coating
plasticizer
coating film
Prior art date
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JP59033912A
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JPS60181361A (ja
Inventor
Tadamitsu Hirata
Yoshihiko Nishimura
Jun Nakajima
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ASAHI PEN
Original Assignee
ASAHI PEN
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Publication date
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  • Paints Or Removers (AREA)
  • Manufacturing Of Multi-Layer Textile Fabrics (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) この発明はビニルクロス用塗料組成物に関し、
より詳しくは合成樹脂製床シート材、合成樹脂製
天井シート材、合成樹脂製壁紙材の表面塗膜とし
てコーテイングしても、これらの所謂ビニルクロ
ス材から可塑剤が表面塗膜に移行して、表面塗膜
に粘着性が生じることのないビニルクロス用塗料
組成物の提供にある。 (従来技術及びその問題点) 従来より、一般に所謂ビニルクロスの主体とな
つている塩化ビニール製品は、多様化への対応か
らデザイン、立体感、ソフト感などを出すため、
柔軟性が要求されその結果非常に多くの可塑剤が
配合されている。 このような、所謂ビニルクロス即ち塩化ビニー
ル製品の可塑剤としては、通常DOP(ジオクチル
フタレート),DOA(ジオクチルアヂペート)が
主として使用され、配合量としては樹脂100重量
部に対し50〜90部混入されているのが一般的であ
る。 しかしながら、これらの可塑剤は本来の目的で
ある堅いビニルクロスを軟くするという効果にお
いては何らの支障をもたらすものではないが、所 謂ビニルクロスの表面にコーテイング剤、特に光
沢を持つエマルジヨン系塗料を塗布すると、この
塗膜中にビニルクロス中の可塑剤が移行し、延い
ては塗膜を軟くし塗膜を粘着化させるという弊害
をもたらした。 特に、現在一般用に使用される有光沢エマルジ
ヨン塗料の樹脂組成は、アクリル樹脂又は、アク
リルースチレン共重合エマルジヨン樹脂が殆ど
で、このアクリル系樹脂は前記DOP,DOA等の
可塑剤と相溶性が良く、可塑剤移行が著しいとい
う欠点があつた。 また、光沢がない艶なしエマルジヨン塗料は一
般にアクリル系樹脂の樹脂量が少なくかつ含有し
ている体質顔料が塗膜のべたつきをおさえる役目
をするため、可塑剤が移行してもその使用初期に
はほとんど粘着性を生じない。 しかし、艶なしエマルジヨン塗料をビニルクロ
スの外層塗膜とした際には、艶なしのため汚れや
すく、特に塗料PVCの高い艶なし塗料ほど付着
性に問題が多く、ビニルクロス用塗料としては不
適当であつた。 更には、特開昭56−99666号公報にはアクリル
系樹脂に1〜40重量部の可塑剤を含有させた水性
分散液を被覆剤とする塩化ビニル樹脂用被覆剤に
関する技術が開示されている。 しかしながら、この技術は被覆剤を塗布し、
100℃以上を好適温度として硬い被覆膜を形成さ
せて、特に農業フイルム等の保護膜として使用す
るものであり、誰でもが簡単に利用できる塗料に
使用できる技術ではなかつた。 尚、この被覆剤に関する技術は、アクリル系樹
脂単独では、塩化ビニル樹脂からの可塑剤の移行
を防止できない技術であり、アクリル系樹脂と可
塑剤との相互作用によりはじめて可塑剤の移行を
防止するという特殊な技術である。 従つて、この技術は前記有光沢エマルジヨン塗
料と同様、アクリル系樹脂で可塑剤の移行等を防
止できる技術ではなかつた。 更には、上記説明した塗布する以外の方法で、
塩化ビニルからの可塑剤等の移行を防止する手段
として、実開昭56−31031号公報にアクリル系樹
脂フイルムを塩化ビニルに貼着した軟質シートに
関する技術が開示されている。 しかし、この技術もアクリル系樹脂フイルムを
塩化ビニルに貼着させた2層構造を形成させるこ
とにより、可塑剤の移行を防止できる技術であ
り、自在な模様等を施すためには、そのつど模様
を施した軟質シートを作成する必要があつた。 従つて、この技術も誰でもが簡便に刷毛等で塗
布でき、且つ各種色を用いて自在な模様等を描け
るという塗料に使用できる技術ではなかつた。 (発明の解決手段) この発明は以上のような従来の欠点を解消せん
としなされたもので、すなわちこの発明は、主鎖
中に30乃至50%モルのアクリロニトリル基を含有
しかつガラフ転移点温度が30乃至70℃の範囲にあ
るアクリル樹脂あるいはアクリルスチレン共重合
体樹脂が乳化重合されてなる組成物を必須成分と
し可塑剤を含有しないビニルクロス用塗料組成物
を提供することにより上記問題点を解決するもの
である。 (発明の構成) この発明で、アクリロニトリル基を主鎖中に30
乃至50モル%含有しかつガラス転移点温度が30乃
至70℃の範囲にあるアクリル樹脂あるいはアクリ
ルスチレン共重合体樹脂とは、一般式 (但しR1は水素またはメチル基、R2は炭素数
1乃至18のアルキル基をあらわす)で表わされ
る、従来公知のアクリル酸エステルまたはメタク
リル酸エステル等のモノマーから重合された合成
樹脂であつてこの合成樹脂の主鎖中にアクリロニ
トリル基が30乃至50%含まれている合成樹脂をい
い、しかもR1基及びR2基の選択組合せで、合成
樹脂のガラス転移点温度が30乃至70℃に設定され
たものであれば全て好ましく使用できる。 この発明で使用できる合成樹脂を、上記樹脂と
する理由は、主鎖中にアクリロニトリル基を含む
ことにより、このアクリロニトリル基の分子間凝
集力によつて塗膜が網目構造が形成され更にガラ
ス転移点温度を高くすることにより合成樹脂の分
子の熱運動が鈍くなり、従つて双方の効果により
塗膜の緻密性が高くなりビニルクロス中の可塑剤
が塗膜へ移行しにくくなるからである。 この発明において、主鎖中に含まれるアクリロ
ニトリル基の含有量を30モル%以上50モル%以下
とする理由は、アクリロニトリル基が30モル%以
下になれば、塗膜の緻密性が低くなつて可塑剤移
行抑制の効果がなくなり、また逆に50モル%以上
になれば親水性のアクリロニトリル基が多すぎて
エマルジヨン重合に適さず、いずれの場合も好ま
しくない。 この発明において、前記樹脂のガラス転移点温
度を30℃以上70℃以下とする理由は、ガラス転移
点温度が30℃以下になると塗膜の緻密性が弱めら
れ可塑剤移行抑制効果がなくなり、逆に70℃以上
になると塗膜が固くなり保護被膜としての物性上
クラツクが生じる等の問題が生じ、いずれの場合
も望ましくない。 この発明に係るビニルクロス用塗料組成物は、
可塑剤を含まない。 この発明において、可塑剤とは、ジメチルフタ
レート、ジエチルフタレート、ジブチルフタレー
ト、ジシクロヘキシルフタレート、ジベンジルフ
タレート、ブチルベンジルフタレート、ブチルラ
ウリルフタレート、ジカブリルフタレート、ジオ
クチルフタレート、ジオクチルアジベート、ジオ
クチルセバケート、トリクレジルフオスフエー
ト、その他ポリグリコールエステル類、セバシン
酸エステル類等のことである。 この可塑剤を含まない理由は、可塑剤を配合す
れば塗膜形成後も可塑剤が塗膜中に残存し、ビニ
ルクロスからの可塑剤の移行を抑制しないばかり
か、寧ろビニルクロス中の可塑剤の移行を促進す
るからである。 尚、この発明に係る塗料組成物には着色顔料、
体質顔料等を乳化剤とともに添加して、塗料を着
色してもよい。 更には、この塗料組成物を室温等で乾燥させる
場合は、塗膜がひび割れ等することがあるのでこ
のような場合には、成膜助剤としてイーストマン
コダツク社製の商品名テキサノール(2,4,−
トリメチル−1,3,−ペンタンジオールモノイ
ソブチロール)、ベンジルアルコール、メチルセ
ロソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソル
ブ、エチルカルビトール、ブチルカルビトール、
ヘキシレングリコール等を添加すればよい。 尚、この膜形成を補助する成膜助剤は、乾燥時
に飛散し、形成された塗膜内に残留することはな
く、成膜助剤を配合せず得られた塗膜の組成、物
性と全く同様である。 この発明に於いては、成膜助剤を全く必要とし
ない場合もある。 そのような場合とは、工場内に於いて生産性を
上げるために短時間で塗膜を形成させる場合等で
あり、このような場合には塩ビシートを形成する
と同時にこの発明に係るビニルクロス用塗料組成
物の塗膜を形成させるため、塗膜を通常100℃以
上で加熱乾燥させるので成膜助剤を必要としな
い。 以上のような構成からなるこの発明に係る塗料
は、公知の塗装器、即ちハケ、ローラー、スプレ
ーなどの器具を用いて常法で塗布すればよい。 以下実施例および比較例を記載することにより
この発明の効果をより一層明確なものとする。 実施例 1 メタクリル酸メチル 43部(重量) アクリル酸2エチルヘキシル 21部 〃 スチレン 13部 〃 アクリロニトリル 23部 〃 上記モノマー配合から成るアクリルスチレン共
重合樹脂を乳化重合し、不揮発分46%、ガラス転
移点温度37℃、アクリロニトリル基配合量39.2モ
ル%の組成物を得た。 この組成物に成膜助剤としてテキサノールを5
%加え、次の試験に供した。 実施例 2 メタクリル酸メチル 60部(重量) アクリル酸エチル 20 〃 アクリロニトリル 20 〃 上記モノマー配合から成るアクリル樹脂を乳化
重合し、不揮発分46%、ガラス転移点温度69℃、
アクリロニトリル基配合量32モル%の組成物を得
た。 このものに成膜助剤テキサノール/ベンジルア
ルコール=1/1を10%加え、次の試験に供し
た。 比較例 1 メタクリル酸メチル 50部(重量) アクリル酸2エチルヘキシル 21部 〃 スチレン 13部 〃 アクリロニトリル 16部 〃 上記モノマー配合から成るアクリルスチレン共
重合樹脂を乳化重合し、不揮発分46%、ガラス転
移点温度37℃、アクリロニトリル基29モル%の組
成物を得た。 この組成物に成膜助剤としてテキサノールを5
%を加え、次の試験に供した。 比較例 2 メタクリル酸メチル 10部(重量) アクリル酸エチル 55 〃 アクリロニトリル 35 〃 上記モノマー配合から成るアクリル樹脂を乳化
重合し、不揮発分46%、ガラス転移点温度21℃、
アクリロニトリル基50モル%の組成物を得、この
組成物に成膜助剤としてテキサノール5%加え次
の試験に供した。 比較例 3 メタクリル酸メチル 30部(重量) アクリル酸2エチルヘキシル 10部 〃 スチレン 20部 〃 アクリロニトリル 40部 〃 以上のモノマー配合より成るアクリルスチレン
共重合樹脂を、乳化重合してガラス転移点温度67
℃、アクリロニトリル基配合量58モル%の組成物
を得ようとしたが、重合出来なかつた。 比較例 4 メタクリル酸メチル 57部(重量) アクリル酸エチル 15 〃 アクリロニトリル 28 〃 上記モノマー配合から成るアクリル樹脂を乳化
重合し、不揮発分46%、ガラス転移点温度77℃、
アクリロニトリル基配合量42モル%の組成物を得
た、この組成物に成膜助剤としてテキサノール/
ベンジルアルコール=1/1を10%加え、次の試
験に供した。 比較例 5 前記実施例1のアクリルスチレン共重合体樹脂
に10重量部のジオクチルフタレーートを滴下させ
ながら撹拌した。 以下、実施例1と同用にして、次の試験に供し
た。 (試験例 1) 試験方法 実施例1〜2、及び比較例1〜5で得た各クリ
アー樹脂を6ミルアプリケーターを用い軟質塩ビ
シート上に塗布し、室温(20℃)で2時間放置し
50℃の乾燥機に入れ、以下の方法で粘着性テスト
を行つた。 (粘着テスト)チリ紙を適当な大きさに破り右
親指で10秒間押さえ続け、紙が残るかとれるかの
判定で粘着性を調べた。 とれる:〇とれるがセンイが残る:△ 紙がつく:× 結果をまとめて第1表に示す。
【表】 * 比較例4のものは塗膜が固すぎて塩ビシート
上に塗布するとクラツクが生じやすかつ
た。
** 比較例5のものは白化して塗膜がきれいに形
成されなかつた。
(試験例 2) 試験例1に於いて、実施例1〜2及び比較例1
〜4の各クリアー樹脂の代わりに、実施例1〜2
及び比較例1〜4で得たクリアー樹脂から成膜助
剤を除去した各クリアー樹脂をそれぞれ調整し
て、そそれぞれ順に実施例3,4、比較例6,
7,8,9として用いた点と、室温(20℃)で放
置した代わりに加熱乾燥(100℃)した以外は、
試験例1と同様にして試験した。 これらの結果を第2表にまとめて示す。
【表】 * 比較例4のものは塗膜が固すぎて塩ビシ
ート上に塗布するとクラツクが生
じやすかつた。
(参考例) この発明に係るビニルクロス用塗料組成物に成
膜助剤を添加した場合、その乾燥して得られる塗
膜から成膜助剤が飛散していることを以下の方法
で確認した。 試験例1で使用した実施例1のクリアー樹脂
(テキサノール5%配合)と実施例2のクリアー
樹脂(テキサノール/ベンジルアルコール=1/
1を10%配合)を軟質塩ビシートの代わりにアル
ミ箔に塗布した以外は試験例1と同様にして、ア
ルミ箔に塗膜を形成した。 この塗膜を250℃で5秒間加熱し、それにより
生じたガスをガスクロマトグラフイーで分析し
た。 ガスクロマトグラフイーの測定条件を以下に示
す。 インジエクシヨン温度: 220℃ カラム温度 70℃ キヤリアガス 窒素ガス(50ml/分) チヤートスピード 10mm/分 カラム Thermon3000(3m) 尚、この測定条件でのテキサノールの保持時間
は16.7分、ベンジルアルコールの保持時間は17.0
分である。 このようにして分析した結果、実施例1のクリ
アー樹脂(テキサノール5%配合)と実施例2の
クリアー樹脂(テキサノール/ベンジルアルコー
ル=1/1を10%配合)を使用した塗膜には、成
膜助剤が確認されなかつた。 従つて、テキサノール及びベンジルアルコール
は飛散し、塗膜中に存在しないことが判つた。 (発明の効果) 以上の試験例の結果から判るように、この発明
に係るビニルクロス用塗料組成物は、ビニルクロ
ス材から可塑剤が表面塗膜に移行して、表面塗膜
に粘着性が生じることのないビニルクロス用塗料
組成物である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 主鎖中に30乃至50%モルのアクリロニトリル
    基を含有しかつガラス転移点温度が30乃至70℃の
    範囲にあるアクリル樹脂あるいはアクリルスチレ
    ン共重合体樹脂が乳化重合されてなる組成物を必
    須成分とし可塑剤を含有しないビニルクロス用塗
    料組成物。
JP3391284A 1984-02-23 1984-02-23 ビニルクロス用塗料組成物 Granted JPS60181361A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0650555Y2 (ja) * 1992-08-27 1994-12-21 オカモト株式会社 壁 紙

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5699666A (en) * 1980-01-11 1981-08-11 Mitsui Toatsu Chemicals Covering material for vinyl chloride resin

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