JPH0450936B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0450936B2 JPH0450936B2 JP1714385A JP1714385A JPH0450936B2 JP H0450936 B2 JPH0450936 B2 JP H0450936B2 JP 1714385 A JP1714385 A JP 1714385A JP 1714385 A JP1714385 A JP 1714385A JP H0450936 B2 JPH0450936 B2 JP H0450936B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- parts
- flame
- resin
- vinyl acetate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
この発明は、難燃性の熱可塑性樹脂発泡体を製
造する方法に関する。 〔従来の技術〕 樹脂発泡体は断熱性に優れ、建材その他各分野
に利用されているが、火災の延焼防止、人命等保
護のため不燃材料化に対する要望が強くなり、ま
た法的規制も次第に強化されつつある。 ところで、樹脂成形体を難燃化するのに、樹脂
に無機物を多量に添加したり、難燃剤を添加して
成形すること等は公知のことである。しかし、樹
脂発泡体の場合には、無機物を多量に添加すると
発泡性が悪くなり、かつ独立気泡構造のものが得
難く、難燃剤のみでは難燃性の十分なものが得ら
れない。 そこで、特開昭56−116727号公報、特開昭59−
81345号公報には、樹脂の主成分に酢酸ビニル−
エチレン共重合体を使用し、独立気泡の難燃性発
泡性を製造することが提案されている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 前記した従来方法は、酢酸ビニル−エチレン共
重合体の酢酸ビニル含有量が20%以上になると、
粘着性が増加し発泡体の引き取り等の処理が難し
く発泡成形性が難しく、また、高温時に熱分解が
生じて遊離酢酸が発生しやすく、樹脂の溶融混練
時に樹脂が劣化し発泡体の物性を低下させる欠点
がある。 また、酢酸ビニル含有量が20%未満の酢酸ビニ
ル−エチレン共重合体では、結晶性樹脂のため充
填される無機物との密着性が十分でなくて物性が
低下し、また発泡体能も悪く微細な独立気泡の発
泡体を成形することは難しい。 この発明は、上記の酢酸ビニル−エチレン共重
合体を用いることの欠点を解消した難燃性樹脂発
泡体の製造方法を提供しようとするものである。 〔問題点を解決するための手段〕 この発明は、一酸化炭素含有量2〜15重量%の
エチレン−酢酸ビニル−一酸化炭素三元共重合体
単独を樹脂分として用いるか、または前記三元共
重合体に他に樹脂を混合した樹脂分を用いること
により、前記酢酸ビニル−エチレン共重合体を樹
脂主成分とするものの問題点を解消するものであ
る。 即ち、この発明は、一酸化炭素含有量2〜15重
量%のエチレン−酢酸ビニル−一酸化炭素三元共
重合体または前記三元共重合体に他に樹脂を混合
した樹脂分100重量部に対して、水和金属酸化物
70〜300重量部、ハロゲン系難燃剤10〜40重量部
および熱分解型化学発泡剤からなる組成物を、電
離性放射線にて架橋した後加熱発泡させることを
特徴とする難燃性樹脂発泡体の製造方法である。 この発明における樹脂分は、一酸化炭素含有量
が2〜15%のエチレン−酢酸ビニル−一酸化炭素
三元共重合体または前記三元共重合体に他の樹脂
を混合したものである。 この三元共重合体は190℃におけるメルトイン
デツクス(以下,MIという)が0.1〜40g/10分
の範囲のものであつて、その密度は0.96〜1.2g/
cm2の範囲のものが好適に使用される。 この三元共重合体に他の熱可塑性樹脂をブレン
ドすることも可能であり、結晶性の熱可塑性樹脂
をブレンドすると、柔軟性、粘着性を改良できる
利点がある。 そして、特に、断熱折板用として折板に貼着し
て用いる場合、難燃性樹脂発泡体と鉄板を機械で
貼合せることを考慮すると低密度ポリエチレン、
線状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレンを
ブレンドするときその効果が著しい。 そのなかでも特に線状低密度ポリエチレンが好
ましく、そのMIは0.2〜20g/10分、密度0.900〜
0.930gcm2のものが好適である。 この発明で使用する水和金属酸化物は、加熱に
より脱水して難燃化作用を示すものであり、水酸
化アルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化カ
ルシウム、塩基性炭酸マグネシウム、ハートクレ
ー、タルク、マイカ、カオリンクレー、アスベス
ト、含水ケイ酸カルシウム、アタパルジヤイト等
が単独もしくは2種以上が併用される。なお、水
酸化アルミニウムが加熱脱水する温度は、樹脂成
分のエチレン−酢酸ビニル−一酸化炭素三元共重
合体の引火温度より低く、これを混合するとき優
れた難燃性を呈することになり水酸化アルミニウ
ムが好適に使用される。 これらの水和金属酸化物は通常微粉末状態で用
いられ、その平均径は発泡倍率の点から、0.01〜
20μ好ましくは0.05〜10μのものが用いられる。そ
して、その添加量は、樹脂分100重量部に対し、
70〜300重量部である。70重量部未満では発煙性
と燃焼熱を低くすることができず、また300重量
部を超えると十分な倍率の発泡体とならないから
である。 この発明方法で用いられるハロゲン系難燃剤と
しては、ハロゲン化芳香族系、ハロゲン化樹脂
族・芳香族系、ハロゲン化脂環系等のハロゲン系
難燃剤であり、例えば、デカブロムジフエニール
エーテル、ヘキサブロムベンゼン、トリス(2、
3−ジブロモプロピル)イソシアルヌレート、
2、2−ビス(4−ヒドロキシ−3、5ジブロモ
フエニル)プロパン等が用いられ、特にデカブロ
ムデイフエニールエーテルが効果的に優れてい
る。 これらのハロゲン系難燃剤の添加量は、樹脂分
100重量部に対して10〜40重量部であり、10重量
部未満では十分な難燃性を発揮しないし、40重量
部を超えるとコスト的に不経済である。また、難
燃剤に難燃助剤として、三酸化アンチモン、ホウ
酸亜鉛、赤リン等を併用してもよい。また、発泡
剤としては、熱分解型化学発泡剤、例えばアゾカ
ルボンアミド、重炭酸ソーダ、ジニトロソペンタ
メチレンテトラミン、p、p−オキシビスベンゼ
ンスルホニルヒドラジンが用いられる。発泡剤の
添加量は求める発泡体の密度により相違するが、
通常10〜50部である。得られる発泡体の密度は通
常0.1〜0.02g/cm2程度である。 この発明方法においては、樹脂を架橋する手段
として電離性放射線を照射する。 電離性放射線としては、電子線、γ線、X線、
中性子線等あるが電子線が最も好ましく用いら
れ、照射線量は1〜5Mradの範囲が普通である。 その他、必要に応じて各種の添加剤例えば、酸
化防止剤、着色剤、カーボンブラツク、滑剤等の
加工助剤、無機物の表面処理剤を使用することが
できる。 この発明方法においては、前述の如き樹脂、水
和金属酸化物、ハロゲン系難燃剤、発泡剤および
その他の添加剤例えば、難燃助剤等からなる配合
物をバンバリーミキサー、ニーダーもしくは2本
のロールミル等により混合してペレツト化するか
または、ペレツト化せずに押出機により押出して
発泡性シートを形成する。 この発泡性シートに電子線を照射して架橋させ
た後、これを空気恒温槽、熱風炉、溶融塩浴等の
加熱装置に導いて加熱して発泡させる。 〔作用及び効果〕 この発明方法においては、樹脂分に一酸化炭素
含有量2〜15重量%のエチレン−酢酸ビニル−一
酸化炭素三元共重合体を用いることを特徴とし、
上記三元共重合体は従来のエチレン−酢酸ビニル
共重合体に比し、遊離酢酸の発生温度が20℃以上
高いので、加熱混合時に遊離酢酸の発生が少な
い。従つて成形時に樹脂の劣化がなく水和金属酸
化物他の添加物を大量に添加しても強度低下が殆
ど見られない。かつ、粘着性が低いので、発泡性
シートの取扱い等が容易であつて成形時に優れ
る。 また、上記三元共重合体はアミン化合物の存在
下に網目構造を形成するので、アゾジカルボンア
ミドのような熱分解型発泡剤を用いることによ
り、発泡剤の熱分解時にも架橋が進行し好都合で
ある。 この発明方法によつて得られる発泡体は、可燃
性の熱可塑性樹脂の発泡体でありながら、前記し
た三元共重合体に水和金属酸化物およびハロゲン
系難燃剤との併用添加することによつて高度な難
燃性と低発煙性を呈する。即ち、カラー鉄板、亜
鉛鉄板等の折板に、この発明方法によつて得られ
た発泡体を接着した断熱折板について、JIS A
1321−1975「建築物の内装材料及び工法の難燃性
試験方法」第3項の表面試験に準じて燃焼試験を
行つた結果、燃焼時に発生する発煙量を示す発煙
係数CAと、燃焼により発生する燃焼熱量を示す
時間温度面積tdθとが、CAが30以下でかつtdθ=
0となり、かつ他の要件も満足して「難燃1級」
建設省告示では「不燃材料」に相当」)に規定さ
れるものとなる。以下に述べる実施例においてそ
の効果が実証されている。 〔実施例〕 (実施例1〜4、比較例1) 一酸化炭素の含有量3重量%で、密度1.00g/
cm2、MI20g/分のエチレン−酢酸ビニル−一酸化
炭素三元共重合体(デユポン社製;エルバロイ
944)100重量部、水酸化アルミニウム微粉末(昭
和金属製ハイジライトH−42M)50〜200重量部、
発泡剤アゾジカルボンアミド23重量部、難燃助剤
三酸化アンチモン3重量部、防煙剤ホウ酸亜鉛3
重量部、さらにフエノール系抗酸化剤1重量部か
らなる組成物を、100〜110℃に温度調節されたミ
キシングロールで混練し、120℃で1.5mm厚みのシ
ートにプレス成形した。 このシートを電子線加速機を用いて、吸収線量
が2.3Mradに相当する線量を照射した。次いでこ
のシートを230℃に温度調節された熱風乾燥機に
投入し発泡させた。 こうして得られた発泡シートの性状と難燃性試
験結果を表1に示すとおりであつた。 なお、難燃性試験は、発泡シート試片を22cm×
22cmのサイズに切断し、同サイズの厚さ0.8mmの
亜鉛鉄板に加熱貼合せ、JIS A−1321−1975に規
定する方法により表面試験を行つた。
造する方法に関する。 〔従来の技術〕 樹脂発泡体は断熱性に優れ、建材その他各分野
に利用されているが、火災の延焼防止、人命等保
護のため不燃材料化に対する要望が強くなり、ま
た法的規制も次第に強化されつつある。 ところで、樹脂成形体を難燃化するのに、樹脂
に無機物を多量に添加したり、難燃剤を添加して
成形すること等は公知のことである。しかし、樹
脂発泡体の場合には、無機物を多量に添加すると
発泡性が悪くなり、かつ独立気泡構造のものが得
難く、難燃剤のみでは難燃性の十分なものが得ら
れない。 そこで、特開昭56−116727号公報、特開昭59−
81345号公報には、樹脂の主成分に酢酸ビニル−
エチレン共重合体を使用し、独立気泡の難燃性発
泡性を製造することが提案されている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 前記した従来方法は、酢酸ビニル−エチレン共
重合体の酢酸ビニル含有量が20%以上になると、
粘着性が増加し発泡体の引き取り等の処理が難し
く発泡成形性が難しく、また、高温時に熱分解が
生じて遊離酢酸が発生しやすく、樹脂の溶融混練
時に樹脂が劣化し発泡体の物性を低下させる欠点
がある。 また、酢酸ビニル含有量が20%未満の酢酸ビニ
ル−エチレン共重合体では、結晶性樹脂のため充
填される無機物との密着性が十分でなくて物性が
低下し、また発泡体能も悪く微細な独立気泡の発
泡体を成形することは難しい。 この発明は、上記の酢酸ビニル−エチレン共重
合体を用いることの欠点を解消した難燃性樹脂発
泡体の製造方法を提供しようとするものである。 〔問題点を解決するための手段〕 この発明は、一酸化炭素含有量2〜15重量%の
エチレン−酢酸ビニル−一酸化炭素三元共重合体
単独を樹脂分として用いるか、または前記三元共
重合体に他に樹脂を混合した樹脂分を用いること
により、前記酢酸ビニル−エチレン共重合体を樹
脂主成分とするものの問題点を解消するものであ
る。 即ち、この発明は、一酸化炭素含有量2〜15重
量%のエチレン−酢酸ビニル−一酸化炭素三元共
重合体または前記三元共重合体に他に樹脂を混合
した樹脂分100重量部に対して、水和金属酸化物
70〜300重量部、ハロゲン系難燃剤10〜40重量部
および熱分解型化学発泡剤からなる組成物を、電
離性放射線にて架橋した後加熱発泡させることを
特徴とする難燃性樹脂発泡体の製造方法である。 この発明における樹脂分は、一酸化炭素含有量
が2〜15%のエチレン−酢酸ビニル−一酸化炭素
三元共重合体または前記三元共重合体に他の樹脂
を混合したものである。 この三元共重合体は190℃におけるメルトイン
デツクス(以下,MIという)が0.1〜40g/10分
の範囲のものであつて、その密度は0.96〜1.2g/
cm2の範囲のものが好適に使用される。 この三元共重合体に他の熱可塑性樹脂をブレン
ドすることも可能であり、結晶性の熱可塑性樹脂
をブレンドすると、柔軟性、粘着性を改良できる
利点がある。 そして、特に、断熱折板用として折板に貼着し
て用いる場合、難燃性樹脂発泡体と鉄板を機械で
貼合せることを考慮すると低密度ポリエチレン、
線状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレンを
ブレンドするときその効果が著しい。 そのなかでも特に線状低密度ポリエチレンが好
ましく、そのMIは0.2〜20g/10分、密度0.900〜
0.930gcm2のものが好適である。 この発明で使用する水和金属酸化物は、加熱に
より脱水して難燃化作用を示すものであり、水酸
化アルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化カ
ルシウム、塩基性炭酸マグネシウム、ハートクレ
ー、タルク、マイカ、カオリンクレー、アスベス
ト、含水ケイ酸カルシウム、アタパルジヤイト等
が単独もしくは2種以上が併用される。なお、水
酸化アルミニウムが加熱脱水する温度は、樹脂成
分のエチレン−酢酸ビニル−一酸化炭素三元共重
合体の引火温度より低く、これを混合するとき優
れた難燃性を呈することになり水酸化アルミニウ
ムが好適に使用される。 これらの水和金属酸化物は通常微粉末状態で用
いられ、その平均径は発泡倍率の点から、0.01〜
20μ好ましくは0.05〜10μのものが用いられる。そ
して、その添加量は、樹脂分100重量部に対し、
70〜300重量部である。70重量部未満では発煙性
と燃焼熱を低くすることができず、また300重量
部を超えると十分な倍率の発泡体とならないから
である。 この発明方法で用いられるハロゲン系難燃剤と
しては、ハロゲン化芳香族系、ハロゲン化樹脂
族・芳香族系、ハロゲン化脂環系等のハロゲン系
難燃剤であり、例えば、デカブロムジフエニール
エーテル、ヘキサブロムベンゼン、トリス(2、
3−ジブロモプロピル)イソシアルヌレート、
2、2−ビス(4−ヒドロキシ−3、5ジブロモ
フエニル)プロパン等が用いられ、特にデカブロ
ムデイフエニールエーテルが効果的に優れてい
る。 これらのハロゲン系難燃剤の添加量は、樹脂分
100重量部に対して10〜40重量部であり、10重量
部未満では十分な難燃性を発揮しないし、40重量
部を超えるとコスト的に不経済である。また、難
燃剤に難燃助剤として、三酸化アンチモン、ホウ
酸亜鉛、赤リン等を併用してもよい。また、発泡
剤としては、熱分解型化学発泡剤、例えばアゾカ
ルボンアミド、重炭酸ソーダ、ジニトロソペンタ
メチレンテトラミン、p、p−オキシビスベンゼ
ンスルホニルヒドラジンが用いられる。発泡剤の
添加量は求める発泡体の密度により相違するが、
通常10〜50部である。得られる発泡体の密度は通
常0.1〜0.02g/cm2程度である。 この発明方法においては、樹脂を架橋する手段
として電離性放射線を照射する。 電離性放射線としては、電子線、γ線、X線、
中性子線等あるが電子線が最も好ましく用いら
れ、照射線量は1〜5Mradの範囲が普通である。 その他、必要に応じて各種の添加剤例えば、酸
化防止剤、着色剤、カーボンブラツク、滑剤等の
加工助剤、無機物の表面処理剤を使用することが
できる。 この発明方法においては、前述の如き樹脂、水
和金属酸化物、ハロゲン系難燃剤、発泡剤および
その他の添加剤例えば、難燃助剤等からなる配合
物をバンバリーミキサー、ニーダーもしくは2本
のロールミル等により混合してペレツト化するか
または、ペレツト化せずに押出機により押出して
発泡性シートを形成する。 この発泡性シートに電子線を照射して架橋させ
た後、これを空気恒温槽、熱風炉、溶融塩浴等の
加熱装置に導いて加熱して発泡させる。 〔作用及び効果〕 この発明方法においては、樹脂分に一酸化炭素
含有量2〜15重量%のエチレン−酢酸ビニル−一
酸化炭素三元共重合体を用いることを特徴とし、
上記三元共重合体は従来のエチレン−酢酸ビニル
共重合体に比し、遊離酢酸の発生温度が20℃以上
高いので、加熱混合時に遊離酢酸の発生が少な
い。従つて成形時に樹脂の劣化がなく水和金属酸
化物他の添加物を大量に添加しても強度低下が殆
ど見られない。かつ、粘着性が低いので、発泡性
シートの取扱い等が容易であつて成形時に優れ
る。 また、上記三元共重合体はアミン化合物の存在
下に網目構造を形成するので、アゾジカルボンア
ミドのような熱分解型発泡剤を用いることによ
り、発泡剤の熱分解時にも架橋が進行し好都合で
ある。 この発明方法によつて得られる発泡体は、可燃
性の熱可塑性樹脂の発泡体でありながら、前記し
た三元共重合体に水和金属酸化物およびハロゲン
系難燃剤との併用添加することによつて高度な難
燃性と低発煙性を呈する。即ち、カラー鉄板、亜
鉛鉄板等の折板に、この発明方法によつて得られ
た発泡体を接着した断熱折板について、JIS A
1321−1975「建築物の内装材料及び工法の難燃性
試験方法」第3項の表面試験に準じて燃焼試験を
行つた結果、燃焼時に発生する発煙量を示す発煙
係数CAと、燃焼により発生する燃焼熱量を示す
時間温度面積tdθとが、CAが30以下でかつtdθ=
0となり、かつ他の要件も満足して「難燃1級」
建設省告示では「不燃材料」に相当」)に規定さ
れるものとなる。以下に述べる実施例においてそ
の効果が実証されている。 〔実施例〕 (実施例1〜4、比較例1) 一酸化炭素の含有量3重量%で、密度1.00g/
cm2、MI20g/分のエチレン−酢酸ビニル−一酸化
炭素三元共重合体(デユポン社製;エルバロイ
944)100重量部、水酸化アルミニウム微粉末(昭
和金属製ハイジライトH−42M)50〜200重量部、
発泡剤アゾジカルボンアミド23重量部、難燃助剤
三酸化アンチモン3重量部、防煙剤ホウ酸亜鉛3
重量部、さらにフエノール系抗酸化剤1重量部か
らなる組成物を、100〜110℃に温度調節されたミ
キシングロールで混練し、120℃で1.5mm厚みのシ
ートにプレス成形した。 このシートを電子線加速機を用いて、吸収線量
が2.3Mradに相当する線量を照射した。次いでこ
のシートを230℃に温度調節された熱風乾燥機に
投入し発泡させた。 こうして得られた発泡シートの性状と難燃性試
験結果を表1に示すとおりであつた。 なお、難燃性試験は、発泡シート試片を22cm×
22cmのサイズに切断し、同サイズの厚さ0.8mmの
亜鉛鉄板に加熱貼合せ、JIS A−1321−1975に規
定する方法により表面試験を行つた。
【表】
【表】
(実施例5〜15、比較例2〜3)
実施例1〜4と同じエチレン−酢酸ビニル−一
酸化炭素三元共重合体100重量部、水酸化アルミ
ニウム微粉末(昭和軽金属社製ハイジライトH−
42M)または水酸化マグネシウム微粉末(協和化
学工業社製キスマ5B)100重量部、発泡剤アゾカ
ルボンアミド25重量部、難燃剤ジデカブロモジフ
エニルエーテル、難燃助剤三酸化アンチモンおよ
び防煙剤ホウ酸亜鉛を表2に示す割合で配合し、
実施例1〜4と同様にして発泡シートを作成し
た。 こうして得られた発泡シートの性状と難燃性試
験結果を表3に示すとおりであつた。
酸化炭素三元共重合体100重量部、水酸化アルミ
ニウム微粉末(昭和軽金属社製ハイジライトH−
42M)または水酸化マグネシウム微粉末(協和化
学工業社製キスマ5B)100重量部、発泡剤アゾカ
ルボンアミド25重量部、難燃剤ジデカブロモジフ
エニルエーテル、難燃助剤三酸化アンチモンおよ
び防煙剤ホウ酸亜鉛を表2に示す割合で配合し、
実施例1〜4と同様にして発泡シートを作成し
た。 こうして得られた発泡シートの性状と難燃性試
験結果を表3に示すとおりであつた。
【表】
【表】
(実施例16〜28、比較例4〜12)
表4に示す樹脂組成100重量部に対し、水酸化
アルミニウム微粉末(昭和軽金属社製ハイジライ
トH−42M)100重量部、難燃剤デカブロモジフ
エニルエーテル25重量部、難燃助剤三酸化アンチ
モン3重量部、防煙剤ホウ酸亜鉛3重量部、発泡
剤アゾカルボンアミド25重量部、更にフエノール
系抗酸化剤1重量部を実施例1〜4と同様にして
発泡シートを作成した。この発泡シートについて
実施例1〜4と同様にその性状および難燃性試験
を行つた。 また、発泡前の発泡性シートの粘着性試験をお
こなつた。粘着性試験は、発泡性シート25cm2当た
り1Kgの荷重を同一発泡性シートの二枚重ね上に
10分間乗せた後、荷重を取り除きは性シートを手
で剥離した。その時の剥離抵抗を官能で3段階に
評価した。試験環境条件は23℃、65%RHとし
た。 更に、表4に示す配合のうち、実施例16、18、
19、21〜29および比較例6の配合を夫々バンバリ
ーミキサーにて混練した後ベレツト化し、65mm単
軸押出機で厚さ2.5mm、幅400mmのシートを押出
し、電子線加速機で架橋させた。次いでこの発泡
性シートを縦型発泡機に投入し長尺の発泡シート
を得た。 この発泡シートを厚さ約4mmにスライスし、片
面のみ表皮を有する発泡シートを得た。 この試料を厚さ0.8mmの亜鉛鉄板に加熱貼着し
た。次いでこの複合体を1山〜3山の折板折り曲
げ機により折り曲げて折板に加工した。その時の
発泡シートの破損状態を観察した。 これらの試験結果を表5、表6に示したとおり
であつた。なお、表4中のエバスレン450Pは、
酢酸ビニル61重量%、MI30〜50のエチレン−酢
酸ビニル共重合体(大日本インキ会社製)、表4
中のLDPE又はL−LDPEの*を示したものは、
MI8、密度0.920のL−LDPEであり、無印のもの
は、MI4、密度0.924のLDPEを示している。 更に、エバスレンの欄中*、**印は三井ポケ
ミカル社のエバフレツクス40X、45X、*3はエ
チレン−酢酸ビニル共重合体の部分鹸化物(デユ
ミランC−1570武田薬品工業社製)、*4はエチ
レン−α−オレフイン共重合体(タフマー880P
三井石油化学製)を示している。
アルミニウム微粉末(昭和軽金属社製ハイジライ
トH−42M)100重量部、難燃剤デカブロモジフ
エニルエーテル25重量部、難燃助剤三酸化アンチ
モン3重量部、防煙剤ホウ酸亜鉛3重量部、発泡
剤アゾカルボンアミド25重量部、更にフエノール
系抗酸化剤1重量部を実施例1〜4と同様にして
発泡シートを作成した。この発泡シートについて
実施例1〜4と同様にその性状および難燃性試験
を行つた。 また、発泡前の発泡性シートの粘着性試験をお
こなつた。粘着性試験は、発泡性シート25cm2当た
り1Kgの荷重を同一発泡性シートの二枚重ね上に
10分間乗せた後、荷重を取り除きは性シートを手
で剥離した。その時の剥離抵抗を官能で3段階に
評価した。試験環境条件は23℃、65%RHとし
た。 更に、表4に示す配合のうち、実施例16、18、
19、21〜29および比較例6の配合を夫々バンバリ
ーミキサーにて混練した後ベレツト化し、65mm単
軸押出機で厚さ2.5mm、幅400mmのシートを押出
し、電子線加速機で架橋させた。次いでこの発泡
性シートを縦型発泡機に投入し長尺の発泡シート
を得た。 この発泡シートを厚さ約4mmにスライスし、片
面のみ表皮を有する発泡シートを得た。 この試料を厚さ0.8mmの亜鉛鉄板に加熱貼着し
た。次いでこの複合体を1山〜3山の折板折り曲
げ機により折り曲げて折板に加工した。その時の
発泡シートの破損状態を観察した。 これらの試験結果を表5、表6に示したとおり
であつた。なお、表4中のエバスレン450Pは、
酢酸ビニル61重量%、MI30〜50のエチレン−酢
酸ビニル共重合体(大日本インキ会社製)、表4
中のLDPE又はL−LDPEの*を示したものは、
MI8、密度0.920のL−LDPEであり、無印のもの
は、MI4、密度0.924のLDPEを示している。 更に、エバスレンの欄中*、**印は三井ポケ
ミカル社のエバフレツクス40X、45X、*3はエ
チレン−酢酸ビニル共重合体の部分鹸化物(デユ
ミランC−1570武田薬品工業社製)、*4はエチ
レン−α−オレフイン共重合体(タフマー880P
三井石油化学製)を示している。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一酸化炭素含有量2〜15重量%のエチレン−
酢酸ビニル−一酸化炭素三元共重合体または前記
三元共重合体に他の樹脂を混合した樹脂分100重
量部に対して、水和金属酸化物70〜300重量部、
ハロゲン系難燃剤10〜40重量部および熱分解型化
学発泡剤からなる組成物を、電離性放射線にて架
橋した後加熱発泡させることを特徴とする難燃性
樹脂発泡体の製造方法。 2 エチレン−酢酸ビニル−一酸化炭素三元共重
合体が樹脂分全体に占める割合が20〜100重量%
である特許請求の範囲第1項記載の難燃性樹脂発
泡体の製造方法。 3 他の樹脂が線状低密度ポリエチレンである特
許請求の範囲第1項または第2項記載の難燃性樹
脂発泡体の製造方法。 4 線状低密度ポリエチレンが、メルトインデツ
クス0.2〜20g/分、密度0.900〜0.930g/cm2である
特許請求の範囲第3項記載の難燃性樹脂発泡体の
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1714385A JPS61176637A (ja) | 1985-01-30 | 1985-01-30 | 難燃性樹脂発泡体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1714385A JPS61176637A (ja) | 1985-01-30 | 1985-01-30 | 難燃性樹脂発泡体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61176637A JPS61176637A (ja) | 1986-08-08 |
| JPH0450936B2 true JPH0450936B2 (ja) | 1992-08-17 |
Family
ID=11935775
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1714385A Granted JPS61176637A (ja) | 1985-01-30 | 1985-01-30 | 難燃性樹脂発泡体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61176637A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014132439A1 (ja) | 2013-03-01 | 2014-09-04 | 古河電気工業株式会社 | ポリオレフィン系樹脂発泡体 |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AU1375997A (en) * | 1995-12-11 | 1997-07-03 | Shell Internationale Research Maatschappij B.V. | Cross-linked polyketones |
| US5705539A (en) * | 1995-12-11 | 1998-01-06 | Shell Oil Company | Curing polyketones with high energy radiation |
| US6329464B1 (en) | 1997-04-23 | 2001-12-11 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Flexible thermoplastic polyolefin compositions |
| EP0874022A1 (en) * | 1997-04-23 | 1998-10-28 | Du Pont De Nemours International S.A. | Flexible thermoplastic polyolefin compositions |
| WO2001070859A2 (en) | 2000-03-17 | 2001-09-27 | Dow Global Technologies Inc. | Preparation of a macrocellular acoustic foam |
| JP5621487B2 (ja) * | 2010-10-06 | 2014-11-12 | 日立化成株式会社 | シルクフィブロイン多孔質体及びその製造方法 |
-
1985
- 1985-01-30 JP JP1714385A patent/JPS61176637A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014132439A1 (ja) | 2013-03-01 | 2014-09-04 | 古河電気工業株式会社 | ポリオレフィン系樹脂発泡体 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61176637A (ja) | 1986-08-08 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0450936B2 (ja) | ||
| WO1998058993A1 (en) | Non-halogenated, flame-retardant resin foam | |
| PL187967B1 (pl) | Miękkie poliolefinowe tworzywo piankowe o zamkniętych komórkach oraz sposób wytwarzania miękkiego poliolefinowego tworzywa piankowego o zamkniętych komórkach | |
| JPWO1998058993A1 (ja) | ノンハロゲン系難燃性樹脂発泡体 | |
| JPS6216216B2 (ja) | ||
| JP3354674B2 (ja) | ポリオレフィン系樹脂発泡体の製造方法 | |
| JPH03287637A (ja) | 難燃性樹脂発泡体の製造方法 | |
| JP3516731B2 (ja) | 難燃性ポリオレフィン系樹脂発泡体 | |
| JP3308633B2 (ja) | 発泡性難燃樹脂組成物 | |
| JPH0456057B2 (ja) | ||
| JPH08193141A (ja) | 難燃性ポリオレフィン系樹脂発泡体 | |
| JPS6280033A (ja) | 不燃断熱複合材料 | |
| JPS62236838A (ja) | 難燃性ポリオレフイン系樹脂発泡体 | |
| JP3276169B2 (ja) | 発泡性ポリオレフィン系樹脂組成物及び難燃性ポリオレフィン系樹脂発泡体 | |
| JPH1053661A (ja) | 難燃性ポリオレフィン系樹脂発泡体 | |
| JPH02187434A (ja) | 難燃性発泡シート | |
| JP3542907B2 (ja) | オレフィン系樹脂架橋発泡体及びその製造方法 | |
| JPH01126347A (ja) | 無機物含有エチレン−酢酸ビニル共重合体系発泡体の製造方法 | |
| JPS6151541B2 (ja) | ||
| JPS6226653B2 (ja) | ||
| JPS6226654B2 (ja) | ||
| JPH0686543B2 (ja) | 連続気泡型架橋エチレン系樹脂発泡体用組成物 | |
| JPH10251429A (ja) | 内装材、発泡体の製造方法及び車両用内装成型品 | |
| JPH0544203Y2 (ja) | ||
| JPH03247632A (ja) | 無機物が充填されたポリオレフイン系樹脂発泡体及びその製造方法 |