JPH045412Y2 - - Google Patents
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- JPH045412Y2 JPH045412Y2 JP2788988U JP2788988U JPH045412Y2 JP H045412 Y2 JPH045412 Y2 JP H045412Y2 JP 2788988 U JP2788988 U JP 2788988U JP 2788988 U JP2788988 U JP 2788988U JP H045412 Y2 JPH045412 Y2 JP H045412Y2
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Landscapes
- Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
A 考案の目的
(1) 産業上の利用分野
本考案は、シリンダ本体と、このシリンダ本体
のシリンダ孔に摺動自在に嵌合してシリンダ孔内
に油圧室を画成するピストンとからなり、このピ
ストンの中間部によりシリンダ孔内に油槽と連通
する補給油室を画成したマスタシリンダのリリー
フポート弁であつて、油圧室及び補給油室間を連
通するようにピストンに穿設されたリリーフポー
トを開閉し得るポペツト弁と、このポペツト弁を
閉弁方向に付勢する弁ばねと、ピストンの中間部
を横方向に貫通する透孔に遊嵌され、ピストンの
後退限でポペツト弁を開弁すべく該弁に対向する
開弁棒と、この開弁棒の両端を支持する一対の支
孔を有し、ピストンの後部を摺動自在に支承する
固定の軸受に当接してピストンの後退限を規制す
べくピストンに装着されるストツパ環と、このス
トツパ環及びピストン間に介装されて両者を離反
方向へ付勢する離反ばねとからなるものの改良に
関する。
のシリンダ孔に摺動自在に嵌合してシリンダ孔内
に油圧室を画成するピストンとからなり、このピ
ストンの中間部によりシリンダ孔内に油槽と連通
する補給油室を画成したマスタシリンダのリリー
フポート弁であつて、油圧室及び補給油室間を連
通するようにピストンに穿設されたリリーフポー
トを開閉し得るポペツト弁と、このポペツト弁を
閉弁方向に付勢する弁ばねと、ピストンの中間部
を横方向に貫通する透孔に遊嵌され、ピストンの
後退限でポペツト弁を開弁すべく該弁に対向する
開弁棒と、この開弁棒の両端を支持する一対の支
孔を有し、ピストンの後部を摺動自在に支承する
固定の軸受に当接してピストンの後退限を規制す
べくピストンに装着されるストツパ環と、このス
トツパ環及びピストン間に介装されて両者を離反
方向へ付勢する離反ばねとからなるものの改良に
関する。
(2) 従来の技術
この種リリーフポート弁は、本出願人によつて
既に提案されている(実願昭62−32922号参照)。
既に提案されている(実願昭62−32922号参照)。
(3) 考案が解決しようとする課題
既に提案のリリーフポート弁では、開弁棒のス
トツパ環からの抜出しを防止するために、開弁棒
の両端に内周面が対向するコイルばねをストツパ
環外周の環状溝に巻装しているが、そのコイルば
ねは小部品であつて取付作業が非常に面倒であ
る。
トツパ環からの抜出しを防止するために、開弁棒
の両端に内周面が対向するコイルばねをストツパ
環外周の環状溝に巻装しているが、そのコイルば
ねは小部品であつて取付作業が非常に面倒であ
る。
本考案は、かかる事情に鑑みてなされたもの
で、組立性が良好であり、しかも構造が簡単な前
記リリーフポート弁を提供することを目的とす
る。
で、組立性が良好であり、しかも構造が簡単な前
記リリーフポート弁を提供することを目的とす
る。
B 考案の構成
(1) 課題を解決するための手段
上記目的を達成するために、本考案は、内周面
を開弁棒の両端に対向させる円筒部と、この円筒
部の後端から起立して離反ばねの後端を受けるフ
ランジとを有するリテーナをストツパ環の外周に
嵌装し、このリテーナには、後方及び半径方向内
方へ延びてストツパ環外周の環状溝に係合する弾
性係止爪を設けたことを特徴とする。
を開弁棒の両端に対向させる円筒部と、この円筒
部の後端から起立して離反ばねの後端を受けるフ
ランジとを有するリテーナをストツパ環の外周に
嵌装し、このリテーナには、後方及び半径方向内
方へ延びてストツパ環外周の環状溝に係合する弾
性係止爪を設けたことを特徴とする。
(2) 作用
上記構成によれば、リテーナは、弾性係止爪後
端の環状溝後側壁への当接、及び離反ばねのフラ
ンジに与える反発力によつてストツパ環にガタ無
く保持される。そして、このリテーナは開弁棒の
ストツパ環からの抜止めと離反ばねの受座の二様
の機能を発揮する。
端の環状溝後側壁への当接、及び離反ばねのフラ
ンジに与える反発力によつてストツパ環にガタ無
く保持される。そして、このリテーナは開弁棒の
ストツパ環からの抜止めと離反ばねの受座の二様
の機能を発揮する。
また、このリテーナの組付けに際しては、これ
を離反ばねと共にストツパ環外周にその後端側か
ら単に嵌合するだけで、弾性係止爪をその弾性に
よりストツパ環の環状溝に係合することができ
る。
を離反ばねと共にストツパ環外周にその後端側か
ら単に嵌合するだけで、弾性係止爪をその弾性に
よりストツパ環の環状溝に係合することができ
る。
(3) 実施例
以下、図面により本考案の一実施例について説
明すると、第1図のマスタシリンダMは、自動車
の2系統式油圧ブレーキ用のタンデム型マスタシ
リンダであつて、そのシリンダ本体1のシリンダ
孔1aには前部ピストン21及び後部ピストン22
が直列に摺合され、前部ピストン21とシリンダ
1aの前端壁間に前部油圧室31が、また両ピス
トン21,22間に後部油圧室32がそれぞれ画成
され、そしてこれら油圧室31,32に連なる出力
ポート41,42に2系統のブレーキ油圧回路がそ
れぞれ接続される。
明すると、第1図のマスタシリンダMは、自動車
の2系統式油圧ブレーキ用のタンデム型マスタシ
リンダであつて、そのシリンダ本体1のシリンダ
孔1aには前部ピストン21及び後部ピストン22
が直列に摺合され、前部ピストン21とシリンダ
1aの前端壁間に前部油圧室31が、また両ピス
トン21,22間に後部油圧室32がそれぞれ画成
され、そしてこれら油圧室31,32に連なる出力
ポート41,42に2系統のブレーキ油圧回路がそ
れぞれ接続される。
各ピストン21,22は、シリンダ孔1aに密接
するカツプシール51,52をそれぞれ備えてお
り、またそれぞれの中間部はシリンダ孔1a内に
前部及び後部補給油室61,62を画成すべく小径
になつている。そしてこれら補給油室61,62を
カツプシール51,52の背部に連通させる油孔7
1,72が各ピストン21,22に穿設される。
するカツプシール51,52をそれぞれ備えてお
り、またそれぞれの中間部はシリンダ孔1a内に
前部及び後部補給油室61,62を画成すべく小径
になつている。そしてこれら補給油室61,62を
カツプシール51,52の背部に連通させる油孔7
1,72が各ピストン21,22に穿設される。
前部油圧室31には前部ピストン21を後退方向
へ弾発する戻しばね81が、また両ピストン21,
22間には後部ピストン22を後退方向へ弾発する
戻しばね82がそれぞれ縮設される。
へ弾発する戻しばね81が、また両ピストン21,
22間には後部ピストン22を後退方向へ弾発する
戻しばね82がそれぞれ縮設される。
シリンダ本体1の上部には、前部補給油室61
に隣接して円筒状の補助油槽9が一体に連設さ
れ、その上端部に合成樹脂製の主油槽10が嵌合
して連結される。
に隣接して円筒状の補助油槽9が一体に連設さ
れ、その上端部に合成樹脂製の主油槽10が嵌合
して連結される。
補助油槽9内はシリンダ本体1と一体の隔壁1
1により前、後部油溜室91,92に画成されてお
り、前部油溜室91は、その底壁を貫通する通孔
121を介して前部補給油室61と連通し、更にこ
の前部補給油室61は、前部ピストン21の中間部
を横方向に貫通する透孔131と、この透孔131
からピストン21の中心部を通つてその前面の弁
座191に開口するリリーフポート141とを介し
て前部油圧室31と連通する。前記透孔131は、
前部ピストン21の摺動ストロークよりも長い長
径を前部ピストン21の軸方向に向けて穿設され
る。
1により前、後部油溜室91,92に画成されてお
り、前部油溜室91は、その底壁を貫通する通孔
121を介して前部補給油室61と連通し、更にこ
の前部補給油室61は、前部ピストン21の中間部
を横方向に貫通する透孔131と、この透孔131
からピストン21の中心部を通つてその前面の弁
座191に開口するリリーフポート141とを介し
て前部油圧室31と連通する。前記透孔131は、
前部ピストン21の摺動ストロークよりも長い長
径を前部ピストン21の軸方向に向けて穿設され
る。
上記リリーフポート141を開閉するために従
来型のリリーフポート弁V1が前部ピストン21に
設けられる。このリリーフポート弁V1は、弁函
151、ポペツト弁161、弁ばね171及び開弁
棒181から構成される。
来型のリリーフポート弁V1が前部ピストン21に
設けられる。このリリーフポート弁V1は、弁函
151、ポペツト弁161、弁ばね171及び開弁
棒181から構成される。
弁函151は、カツプ形をなしていて、前部ピ
ストン21の前端部にシール部材201を介して嵌
着される。
ストン21の前端部にシール部材201を介して嵌
着される。
ポペツト弁161は、ゴム製の傘部211と、こ
の傘部211を支持する弁杆222とからなつてお
り、その傘部211を弁座151に対向させると共
に弁杆221をリリーフポート141に遊挿するよ
うに配設される。
の傘部211を支持する弁杆222とからなつてお
り、その傘部211を弁座151に対向させると共
に弁杆221をリリーフポート141に遊挿するよ
うに配設される。
弁ばね171はポペツト弁161を弁座191側
へ、即ち閉弁方向へ付勢するように弁函151に
装着される。
へ、即ち閉弁方向へ付勢するように弁函151に
装着される。
開弁棒181は、前部ピストン21の透孔131
を貫通してシリンダ本体1に固定され、前部ピス
トン21の後退限でポペツト弁161を開弁するよ
うに弁杆221の後端を受止めるようになつてい
る。
を貫通してシリンダ本体1に固定され、前部ピス
トン21の後退限でポペツト弁161を開弁するよ
うに弁杆221の後端を受止めるようになつてい
る。
一方、後部油溜室92は、シリンダ本体1の上
壁中を通る通孔122を介して後部補給油室62と
連通し、更にこの後部補給油室62は、後部ピス
トン22の中間部を横方向に貫通する透孔132
と、そこから後部ピストン22の中心部を通つて
その前面の弁座192に開口するリリーフポート
142とを介して後部油圧室32と連通する。
壁中を通る通孔122を介して後部補給油室62と
連通し、更にこの後部補給油室62は、後部ピス
トン22の中間部を横方向に貫通する透孔132
と、そこから後部ピストン22の中心部を通つて
その前面の弁座192に開口するリリーフポート
142とを介して後部油圧室32と連通する。
後部ピストン22は、前記カツプシール52を装
着したピストン部24と、このピストン部24の
後端に連設されたロツド部25とからなつてい
る。そのロツド部25は、シリンダ本体1の後端
部にシリンダ孔1aと同心上で嵌着された軸受2
7にシール部材28を介して摺動自在に支承され
ると共に、図示しない倍力装置の出力杆に後端を
連接される。前記透孔132はこのロツド部に穿
設される。
着したピストン部24と、このピストン部24の
後端に連設されたロツド部25とからなつてい
る。そのロツド部25は、シリンダ本体1の後端
部にシリンダ孔1aと同心上で嵌着された軸受2
7にシール部材28を介して摺動自在に支承され
ると共に、図示しない倍力装置の出力杆に後端を
連接される。前記透孔132はこのロツド部に穿
設される。
前記リリーフポート142の開閉のために本考
案のリリーフポート弁V2が後部ピストン22に設
けられる。
案のリリーフポート弁V2が後部ピストン22に設
けられる。
このリリーフポート弁V2は第2図及び第3図
に明示するように、弁函152、ポペツト弁16
2、弁ばね172、開弁棒182、ストツパ環29、
リテーナ31及び離反ばね32とから構成され
る。
に明示するように、弁函152、ポペツト弁16
2、弁ばね172、開弁棒182、ストツパ環29、
リテーナ31及び離反ばね32とから構成され
る。
弁函152は、カツプ形をなしていて、後部ピ
ストン22の前端部にシール部材202を介して嵌
着される。
ストン22の前端部にシール部材202を介して嵌
着される。
ポペツト弁162は、ゴム製の傘部212と、こ
の傘部212を支持する弁杆222とからなつてお
り、傘部212を弁座192に対向させると共に弁
杆222をリリーフポート142に遊挿するように
配設される。
の傘部212を支持する弁杆222とからなつてお
り、傘部212を弁座192に対向させると共に弁
杆222をリリーフポート142に遊挿するように
配設される。
弁ばね172は、ポペツト弁162を弁座192
側、即ち閉弁方向へ付勢するように弁函152に
装着される。
側、即ち閉弁方向へ付勢するように弁函152に
装着される。
開弁棒182は、ポペツト弁162の弁杆222
の後端を押動したりそれらから離間したりし得る
ように、後部ピストン22の透孔132に遊挿され
る。
の後端を押動したりそれらから離間したりし得る
ように、後部ピストン22の透孔132に遊挿され
る。
ストツパ環29は合成樹脂製であつて、前記軸
受27の前方でロツド部25に摺動自在に嵌装さ
れ、軸受27の前端に当接してピストン部24を
受止めることにより後部ピストン22の後退限を
規制することができる。このストツパ環29には
開弁棒182の両端を支持する一対の支孔33,
33が設けられている。
受27の前方でロツド部25に摺動自在に嵌装さ
れ、軸受27の前端に当接してピストン部24を
受止めることにより後部ピストン22の後退限を
規制することができる。このストツパ環29には
開弁棒182の両端を支持する一対の支孔33,
33が設けられている。
リテーナ31は鋼管製であつて、支孔33,3
3に嵌合された開弁棒182の両端に内周面を対
向させるようにストツパ環29外周に嵌合される
円筒部31aと、この円筒部31aの後端から起
立させたフランジ31bとからなつており、その
円筒部31aには、後方及び半径方向内方へ延び
るように切起こされた複数の弾性係止爪34,3
4……が周方向等間隔置きに設けられ、これらは
ストツパ環29外周面の環状溝35に係合され
る。
3に嵌合された開弁棒182の両端に内周面を対
向させるようにストツパ環29外周に嵌合される
円筒部31aと、この円筒部31aの後端から起
立させたフランジ31bとからなつており、その
円筒部31aには、後方及び半径方向内方へ延び
るように切起こされた複数の弾性係止爪34,3
4……が周方向等間隔置きに設けられ、これらは
ストツパ環29外周面の環状溝35に係合され
る。
離反ばね32は前記円筒部31aを囲繞するよ
うにしてピストン部24及びフランジ31b間に
縮設される。この離反ばね32はリテーナ31を
介してピストン部24及びストツパ環29相互に
離反方向の弾発力を与えるもので、そのセツト荷
重は前記戻しばね82のそれよりも弱く設定され
る。したがつて離反ばね32は戻しばね82によ
る後部ピストン22の後退動作を何等妨げない。
うにしてピストン部24及びフランジ31b間に
縮設される。この離反ばね32はリテーナ31を
介してピストン部24及びストツパ環29相互に
離反方向の弾発力を与えるもので、そのセツト荷
重は前記戻しばね82のそれよりも弱く設定され
る。したがつて離反ばね32は戻しばね82によ
る後部ピストン22の後退動作を何等妨げない。
次にこの実施例の作用について説明する。
リリーフポート弁V2の組立に当つては、先ず
ピストン部24にポペツト弁162、弁ばね172
及び弁函152を取付け、次いでロツド部25に
ストツパ環29を嵌めて支孔33,33及び透孔
132に開弁棒182を挿入し、その開弁棒182
の両端面をストツパ環29の外周面に合わせる。
こうしてからリテーナ31を離反ばね32と共に
ストツパ環29にその後端側から嵌合すれば、係
止爪34,34……群はストツパ環29の環状溝
35に到達するまでは拡径方向に弾性変形されて
ストツパ環29の外周面を滑り、環状溝35に達
すると自己の弾性により縮径して各溝35に係合
する。この段階で離反ばね32はピストン部24
及びフランジ31b間で規定量圧縮され、セツト
荷重が与えられる。
ピストン部24にポペツト弁162、弁ばね172
及び弁函152を取付け、次いでロツド部25に
ストツパ環29を嵌めて支孔33,33及び透孔
132に開弁棒182を挿入し、その開弁棒182
の両端面をストツパ環29の外周面に合わせる。
こうしてからリテーナ31を離反ばね32と共に
ストツパ環29にその後端側から嵌合すれば、係
止爪34,34……群はストツパ環29の環状溝
35に到達するまでは拡径方向に弾性変形されて
ストツパ環29の外周面を滑り、環状溝35に達
すると自己の弾性により縮径して各溝35に係合
する。この段階で離反ばね32はピストン部24
及びフランジ31b間で規定量圧縮され、セツト
荷重が与えられる。
かくして、リテーナ31は、係止爪34,34
……群後端の環状溝35後側壁への当接、及び離
反ばね32のフランジ31bに与える反発力によ
つて、ストツパ環29にガタ無く保持される。そ
して、開弁棒182の抜止めと離反ばね32の受
座の二様の機能を持つことができる。
……群後端の環状溝35後側壁への当接、及び離
反ばね32のフランジ31bに与える反発力によ
つて、ストツパ環29にガタ無く保持される。そ
して、開弁棒182の抜止めと離反ばね32の受
座の二様の機能を持つことができる。
後部ピストン22が後退限にあるときは、第2
図に示すように、離反ばね32は戻しばね82の
戻し力によりピストン部24及びフランジ31b
間で圧縮され、ストツパ環29はピストン部24
及び軸受27間に挟止され、これに伴い開弁棒1
82は固定される。ポペツト弁162はこの開弁棒
182に後端を受止められて開弁状態となつてい
る。
図に示すように、離反ばね32は戻しばね82の
戻し力によりピストン部24及びフランジ31b
間で圧縮され、ストツパ環29はピストン部24
及び軸受27間に挟止され、これに伴い開弁棒1
82は固定される。ポペツト弁162はこの開弁棒
182に後端を受止められて開弁状態となつてい
る。
いま、図示しない倍力装置の作動により後部ピ
ストン22を前進させれば、当初、離反ばね32
はピストン部24及びストツパ環29の当接面間
に介在する作動油の粘着力に抗してその両者2
4,29を離反させて、ストツパ環29を軸受2
7との当接位置に保持し、これによつて透孔13
2での遊びの範囲内で開弁棒182の移動を阻止す
る。
ストン22を前進させれば、当初、離反ばね32
はピストン部24及びストツパ環29の当接面間
に介在する作動油の粘着力に抗してその両者2
4,29を離反させて、ストツパ環29を軸受2
7との当接位置に保持し、これによつて透孔13
2での遊びの範囲内で開弁棒182の移動を阻止す
る。
したがつて、後部ピストン22の前進と同時に
ポペツト弁162は開弁棒182から開放されて弁
ばね172により弁座192との着座位置、即ち閉
弁位置へ移行し、リリーフポート142を閉じる
ことができる。ポペツト弁162が閉弁すると、
引続く後部ピストン22の前進により透孔132の
後側壁が開弁棒182に当接するので、開弁棒1
82、ストツパ環29等を伴つて後部ピストン22
は前進する。
ポペツト弁162は開弁棒182から開放されて弁
ばね172により弁座192との着座位置、即ち閉
弁位置へ移行し、リリーフポート142を閉じる
ことができる。ポペツト弁162が閉弁すると、
引続く後部ピストン22の前進により透孔132の
後側壁が開弁棒182に当接するので、開弁棒1
82、ストツパ環29等を伴つて後部ピストン22
は前進する。
このような後部ピストン22の前進により後部
油圧室32に油圧が発生し、この油圧は出力ポー
ト42より出力されて対応する車輪ブレーキを作
動する。
油圧室32に油圧が発生し、この油圧は出力ポー
ト42より出力されて対応する車輪ブレーキを作
動する。
一方、前部ピストン21は、戻しばね82に加え
られる後部ピストン22の前進力と、後部油圧室
32に発生する油圧とを受けて前進し、これに伴
いポペツト弁161は開弁棒181から開放されて
弁ばね171により閉弁位置へ移行し、リリーフ
ポート141を閉じるので、引続く前部ピストン
21の前進により前部油圧室31に油圧が発生し、
その油圧は出力ポート41よる出力されて対応す
る車輪ブレーキを作動する。この間、開弁棒18
1は透孔131内を相対的に移動して前部ピストン
21の前進を妨げない。
られる後部ピストン22の前進力と、後部油圧室
32に発生する油圧とを受けて前進し、これに伴
いポペツト弁161は開弁棒181から開放されて
弁ばね171により閉弁位置へ移行し、リリーフ
ポート141を閉じるので、引続く前部ピストン
21の前進により前部油圧室31に油圧が発生し、
その油圧は出力ポート41よる出力されて対応す
る車輪ブレーキを作動する。この間、開弁棒18
1は透孔131内を相対的に移動して前部ピストン
21の前進を妨げない。
倍力装置の作動を解除すれば、両ピストン21,
22は各戻しばね81,82の戻し力により所定の
後退限まで戻され、その戻り過程で油圧室31,
32が減圧すれば、カツプシール51,52の外周
部がその前後の圧力差により前方へ撓んでシリン
ダ孔1a内面との間に隙間を生じ、その隙間と各
ピストン21,22の油孔71,72とを通して補給
油室61,62から油圧室31,32へ作動油の補給
が行われる。その際、過剰補給が行われれば、そ
の過剰分は、各ピストン21,22が後退限に戻つ
たとき、ポペツト弁161,162により開かれる
リリーフポート141,142を通して補給油室6
1,62へ戻される。
22は各戻しばね81,82の戻し力により所定の
後退限まで戻され、その戻り過程で油圧室31,
32が減圧すれば、カツプシール51,52の外周
部がその前後の圧力差により前方へ撓んでシリン
ダ孔1a内面との間に隙間を生じ、その隙間と各
ピストン21,22の油孔71,72とを通して補給
油室61,62から油圧室31,32へ作動油の補給
が行われる。その際、過剰補給が行われれば、そ
の過剰分は、各ピストン21,22が後退限に戻つ
たとき、ポペツト弁161,162により開かれる
リリーフポート141,142を通して補給油室6
1,62へ戻される。
C 考案の効果
以上のように本考案によれば、内周面を開弁棒
の両端に対向させる円筒部と、この円筒部の後端
から起立して離反ばねの後端を受けるフランジと
を有するリテーナをストツパ環の外周に嵌装し、
このリテーナには、後方及び半径方向内方へ延び
てストツパ環外周の環状溝に係合する弾性係止爪
を設けたので、リテーナを離反ばねと共にストツ
パ環にその後端側に嵌合するといつた極めて簡単
な操作によつて、開弁棒のストツパ環からの抜止
めと離反ばねのセツトを同時に行うことができ、
組立性が極めて良好であり、しかも、一個のリテ
ーナが開弁棒の抜止めと離反ばねの受座の二様の
機能を持つことから構造が簡単でコスト低減にも
寄与し得る。
の両端に対向させる円筒部と、この円筒部の後端
から起立して離反ばねの後端を受けるフランジと
を有するリテーナをストツパ環の外周に嵌装し、
このリテーナには、後方及び半径方向内方へ延び
てストツパ環外周の環状溝に係合する弾性係止爪
を設けたので、リテーナを離反ばねと共にストツ
パ環にその後端側に嵌合するといつた極めて簡単
な操作によつて、開弁棒のストツパ環からの抜止
めと離反ばねのセツトを同時に行うことができ、
組立性が極めて良好であり、しかも、一個のリテ
ーナが開弁棒の抜止めと離反ばねの受座の二様の
機能を持つことから構造が簡単でコスト低減にも
寄与し得る。
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
はタンデム型マスタシリンダの縦断側面図、第2
図はそのマスタシリンダにおける本考案のリリー
フポート弁の要部拡大図、第3図はその要部の分
解斜視図である。 M……マスタシリンダ、V2……リリーフポー
ト弁、1……シリンダ本体、1a……シリンダ
孔、22……ピストン、32……油圧室、62……
補給油室、132……透孔、142……リリーフポ
ート、152……弁函、162……ポペツト弁、1
72……弁ばね、182……開弁棒、27……軸
受、29……ストツパ環、31……リテーナ、3
1a……円筒部、31b……フランジ、32……
離反ばね、33……支孔、34……弾性係止爪、
35……環状溝。
はタンデム型マスタシリンダの縦断側面図、第2
図はそのマスタシリンダにおける本考案のリリー
フポート弁の要部拡大図、第3図はその要部の分
解斜視図である。 M……マスタシリンダ、V2……リリーフポー
ト弁、1……シリンダ本体、1a……シリンダ
孔、22……ピストン、32……油圧室、62……
補給油室、132……透孔、142……リリーフポ
ート、152……弁函、162……ポペツト弁、1
72……弁ばね、182……開弁棒、27……軸
受、29……ストツパ環、31……リテーナ、3
1a……円筒部、31b……フランジ、32……
離反ばね、33……支孔、34……弾性係止爪、
35……環状溝。
Claims (1)
- シリンダ本体と、このシリンダ本体のシリンダ
孔に摺動自在に嵌合してシリンダ孔内に油圧室を
画成するピストンとからなり、このピストンの中
間部によりシリンダ孔内に油槽と連通する補給油
室を画成したマスタシリンダのリリーフポート弁
であつて、油圧室及び補給油室間を連通するよう
にピストンに穿設されたリリーフポートを開閉し
得るポペツト弁と、このポペツト弁を閉弁方向に
付勢する弁ばねと、ピストンの中間部を横方向に
貫通する透孔に遊嵌され、ピストンの後退限でポ
ペツト弁を開弁すべく該弁に対向する開弁棒と、
この開弁棒の両端を支持する一対の支孔を有し、
ピストンの後部を摺動自在に支承する固定の軸受
に当接してピストンの後退限を規制すべくピスト
ンに装着されるストツパ環と、このストツパ環及
びピストン間に介装されて両者を離反方向へ付勢
する離反ばねとからなるものにおいて、内周面を
開弁棒の両端に対向させる円筒部と、この円筒部
の後端から起立して離反ばねの後端を受けるフラ
ンジとを有するリテーナをストツパ環の外周に嵌
装し、このリテーナには、後方及び半径方向内方
へ延びてストツパ環外周の環状溝に係合する弾性
係止爪を設けたことを特徴とする、マスタシリン
ダのリリーフポート弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2788988U JPH045412Y2 (ja) | 1988-03-02 | 1988-03-02 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2788988U JPH045412Y2 (ja) | 1988-03-02 | 1988-03-02 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01130867U JPH01130867U (ja) | 1989-09-06 |
| JPH045412Y2 true JPH045412Y2 (ja) | 1992-02-17 |
Family
ID=31250781
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2788988U Expired JPH045412Y2 (ja) | 1988-03-02 | 1988-03-02 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH045412Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-03-02 JP JP2788988U patent/JPH045412Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01130867U (ja) | 1989-09-06 |
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