JPH0454348Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0454348Y2 JPH0454348Y2 JP1986076408U JP7640886U JPH0454348Y2 JP H0454348 Y2 JPH0454348 Y2 JP H0454348Y2 JP 1986076408 U JP1986076408 U JP 1986076408U JP 7640886 U JP7640886 U JP 7640886U JP H0454348 Y2 JPH0454348 Y2 JP H0454348Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch
- clutch case
- rotor
- output shaft
- hydraulic oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Arrangement Of Transmissions (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
技術分野
本考案は湿式クラツチ装置の改良に関するもの
である。
である。
従来技術
入力軸および出力軸と、それら入力軸および出
力軸の一方とともに回転するクラツチケースと、
該クラツチケース内に設けられ、油圧が作用させ
られることにより係合作動する摩擦係合装置とを
備え、前記クラツチケース内を冷却するために作
動油が循環させられる形式の湿式クラツチ装置が
知られている。これによれば、摩擦作用により熱
を発生する摩擦係合装置が、クラツチケース内に
おいて循環させられる作動油によつて冷却される
利点がある。
力軸の一方とともに回転するクラツチケースと、
該クラツチケース内に設けられ、油圧が作用させ
られることにより係合作動する摩擦係合装置とを
備え、前記クラツチケース内を冷却するために作
動油が循環させられる形式の湿式クラツチ装置が
知られている。これによれば、摩擦作用により熱
を発生する摩擦係合装置が、クラツチケース内に
おいて循環させられる作動油によつて冷却される
利点がある。
考案が解決すべき問題点
しかしながら、斯る従来の湿式クラツチ装置に
おいては、たとえば第3図に示すように、作動油
を前記クラツチケース内へ流入させる流入口と、
該作動油を該クラツチケース外へ流出させる流出
口とが、クラツチケースの回転中心近傍において
回転中心から同様の距離に配設されるのが一般的
である。このため、未だ低温の作動油が外部へ排
出されるので循環効率が充分に得られず、クラツ
チケース外周部における冷却が充分に行われなか
つた。したがつて、局部的熱膨張による変形に起
因して摩擦係合装置の作動不良が発生したり、作
動油の粘性変化に起因して摩擦係数が変化するこ
とにより係合作動が不安定となる欠点があつた。
おいては、たとえば第3図に示すように、作動油
を前記クラツチケース内へ流入させる流入口と、
該作動油を該クラツチケース外へ流出させる流出
口とが、クラツチケースの回転中心近傍において
回転中心から同様の距離に配設されるのが一般的
である。このため、未だ低温の作動油が外部へ排
出されるので循環効率が充分に得られず、クラツ
チケース外周部における冷却が充分に行われなか
つた。したがつて、局部的熱膨張による変形に起
因して摩擦係合装置の作動不良が発生したり、作
動油の粘性変化に起因して摩擦係数が変化するこ
とにより係合作動が不安定となる欠点があつた。
これに対し、クラツチケース内へ流入する作動
油の流量を増加させることが考えられるが、通常
作動油を圧送するためのポンプはエンジンによつ
て駆動されるため、エンジンの動力損失を増加さ
せて燃費の低下を招くおそれがある。
油の流量を増加させることが考えられるが、通常
作動油を圧送するためのポンプはエンジンによつ
て駆動されるため、エンジンの動力損失を増加さ
せて燃費の低下を招くおそれがある。
問題点を解決するための手段
本考案は以上の事情を背景として為されたもの
であり、その要旨とするところは、入力軸および
出力軸と、それら入力軸および出力軸の一方とと
もに回転するクラツチケースと、そのクラツチケ
ース内において前記入力軸および出力軸の他方と
ともに回転するロータと、そのクラツチケース内
においてロータに隣接した位置に固設された摩擦
プレートと、ロータを摩擦プレートとの間で挟圧
するためにそのクラツチケース内において摺動可
能に嵌合された押圧プレートとを備え、前記クラ
ツチケース内に作動油が満たされる形式の湿式ク
ラツチ装置において、前記作動油を前記クラツチ
ケース内へ流入させる流入口を、その作動油をそ
のクラツチケース外へ流出させる流出口よりも外
周側に配設する一方、前記摩擦プレートおよび押
圧プレートの外周部に軸方向に貫通する連通孔を
それぞれ設け、その連通孔を通過する作動油の循
環経路を前記流入口および流出口との間に形成し
たことにある。
であり、その要旨とするところは、入力軸および
出力軸と、それら入力軸および出力軸の一方とと
もに回転するクラツチケースと、そのクラツチケ
ース内において前記入力軸および出力軸の他方と
ともに回転するロータと、そのクラツチケース内
においてロータに隣接した位置に固設された摩擦
プレートと、ロータを摩擦プレートとの間で挟圧
するためにそのクラツチケース内において摺動可
能に嵌合された押圧プレートとを備え、前記クラ
ツチケース内に作動油が満たされる形式の湿式ク
ラツチ装置において、前記作動油を前記クラツチ
ケース内へ流入させる流入口を、その作動油をそ
のクラツチケース外へ流出させる流出口よりも外
周側に配設する一方、前記摩擦プレートおよび押
圧プレートの外周部に軸方向に貫通する連通孔を
それぞれ設け、その連通孔を通過する作動油の循
環経路を前記流入口および流出口との間に形成し
たことにある。
作用および考案の効果
このようにすれば、作動油を前記クラツチケー
ス内へ流入させる流入口が、そのクラツチケース
外へ作動油を流出させる流出口よりも外周側に配
設されていることから、相対的に比重が小さく且
つ遠心力に従つて内周側へ滞留する高温の作動油
が効率よく流出口からクラツチケース外へ流出さ
せられるだけでなく、摩擦プレートおよび押圧プ
レートの外周部を貫通する連通孔を経ることによ
つてロータと摩擦プレートとの摩擦による発熱部
付近を通過する作動油の循環経路がそれらの流入
口と流出口との間に形成されていることから、熱
の発生源であるロータおよび摩擦プレート付近が
積極的に冷却される。したがつて、局部的熱膨張
による変形に起因する摩擦係合装置の作動不良、
作動油の粘性変化によつて摩擦係数が変化するこ
とによる係合作動の不安定がきわめて好適に解消
されるのである。
ス内へ流入させる流入口が、そのクラツチケース
外へ作動油を流出させる流出口よりも外周側に配
設されていることから、相対的に比重が小さく且
つ遠心力に従つて内周側へ滞留する高温の作動油
が効率よく流出口からクラツチケース外へ流出さ
せられるだけでなく、摩擦プレートおよび押圧プ
レートの外周部を貫通する連通孔を経ることによ
つてロータと摩擦プレートとの摩擦による発熱部
付近を通過する作動油の循環経路がそれらの流入
口と流出口との間に形成されていることから、熱
の発生源であるロータおよび摩擦プレート付近が
積極的に冷却される。したがつて、局部的熱膨張
による変形に起因する摩擦係合装置の作動不良、
作動油の粘性変化によつて摩擦係数が変化するこ
とによる係合作動の不安定がきわめて好適に解消
されるのである。
実施例
以下、本考案の一実施例を示す図面に基づいて
詳細に説明する。
詳細に説明する。
第1図において、車両のエンジン10の動力は
湿式の複クラツチ装置12、図示しないトランス
ミツシヨンおよび差動歯車装置などを経て駆動輪
へ伝達されるようになつている。上記トランスミ
ツシヨンは、たとえば特願昭60−254353号に記載
のものと同様である。
湿式の複クラツチ装置12、図示しないトランス
ミツシヨンおよび差動歯車装置などを経て駆動輪
へ伝達されるようになつている。上記トランスミ
ツシヨンは、たとえば特願昭60−254353号に記載
のものと同様である。
複クラツチ装置12は、エンジン10のクラン
ク軸である入力軸16と有段変速機の入力軸に連
結される出力軸18とを備えており、その入力軸
16と出力軸18との間に、2組の摩擦係合装
置、すなわちエンジン10から有段変速機に向か
う方向のみ動力を伝達する一方向クラツチ20を
有する動力伝達用の第1クラツチ22と、入力軸
16と出力軸18との間を直接的に連結するエン
ジンブレーキ用の第2クラツチ24とを並列的に
備えている。
ク軸である入力軸16と有段変速機の入力軸に連
結される出力軸18とを備えており、その入力軸
16と出力軸18との間に、2組の摩擦係合装
置、すなわちエンジン10から有段変速機に向か
う方向のみ動力を伝達する一方向クラツチ20を
有する動力伝達用の第1クラツチ22と、入力軸
16と出力軸18との間を直接的に連結するエン
ジンブレーキ用の第2クラツチ24とを並列的に
備えている。
入力軸16には第1クラツチ22、第2クラツ
チ24、および出力軸18の軸端を収容するクラ
ツチケース26が固定されている。このクラツチ
ケース26は、互いに一体的に結合された構成部
材26a,26b,26c,26d,26e,2
6fから成り、本実施例では後述の摩擦プレート
40、押圧プレート42、ピストン46,50な
どと共に駆動側回転体を構成している。出力軸1
8とクラツチケース26とは相対回転可能に設け
られており、その出力軸18には第2ダンパ28
を介して第2ロータ30を支持する第2ハブ32
がスプライン嵌合されている。また、第2ハブ3
2の外周面には一方向クラツチ20を介して第1
ハブ34が相対回転可能に設けられており、この
第1ハブ34により第1ロータ38が第1ダンパ
36を介して支持されている。前記クラツチケー
ス26内には、第1ロータ38および第2ロータ
30の間に位置する環状の摩擦プレート40が固
設されるとともに、その摩擦プレート40との間
で第1ロータ38を挟圧するための押圧プレート
42が軸方向に移動可能に設けられている。上記
摩擦プレート40の両側に配設された第1ロータ
38および第2ロータ30は本実施例では第1ク
ラツチ22および第2クラツチ24のクラツチ板
として機能するものであり、摩擦材を備えてい
る。また、押圧プレート42は本実施例では駆動
側回転体および従動側回転体を互いに摩擦係合さ
せるために移動させられる。
チ24、および出力軸18の軸端を収容するクラ
ツチケース26が固定されている。このクラツチ
ケース26は、互いに一体的に結合された構成部
材26a,26b,26c,26d,26e,2
6fから成り、本実施例では後述の摩擦プレート
40、押圧プレート42、ピストン46,50な
どと共に駆動側回転体を構成している。出力軸1
8とクラツチケース26とは相対回転可能に設け
られており、その出力軸18には第2ダンパ28
を介して第2ロータ30を支持する第2ハブ32
がスプライン嵌合されている。また、第2ハブ3
2の外周面には一方向クラツチ20を介して第1
ハブ34が相対回転可能に設けられており、この
第1ハブ34により第1ロータ38が第1ダンパ
36を介して支持されている。前記クラツチケー
ス26内には、第1ロータ38および第2ロータ
30の間に位置する環状の摩擦プレート40が固
設されるとともに、その摩擦プレート40との間
で第1ロータ38を挟圧するための押圧プレート
42が軸方向に移動可能に設けられている。上記
摩擦プレート40の両側に配設された第1ロータ
38および第2ロータ30は本実施例では第1ク
ラツチ22および第2クラツチ24のクラツチ板
として機能するものであり、摩擦材を備えてい
る。また、押圧プレート42は本実施例では駆動
側回転体および従動側回転体を互いに摩擦係合さ
せるために移動させられる。
クラツチケース26内の出力軸18側部分の内
周面にはシリンダボア44が形成されており、そ
のシリンダボア44には、ミツシヨンハウジング
45に形成された図示しない油路を通して供給さ
れる作動油圧が作用させられることにより軸方向
へ移動する環状の第1ピストン46が摺動可能に
嵌合され、上記押圧プレート42はこの第ピスト
ン46によつて直接的に駆動されるようになつて
いる。同様に、クラツチケース26内のエンジン
10側部分に形成されたシリンダボア47には、
ミツシヨンハウジング45内に形成された図示し
ない他の油路と連通し且つ出力軸18内に形成さ
れた油路48を通して供給される作動油圧が作用
させられることにより軸方向へ移動する環状の第
2ピストン50が摺動可能に嵌合されており、こ
の第2ピストン50と摩擦プレート40との間で
前記第2ロータ30が挟圧されるようになつてい
る。なお、52はベアリング、53はオイルシー
ル、54は第1ピストン46を付勢する第1リタ
ーンスプリング、55は第2ピストン50を付勢
する第2リターンスプリングである。また、ミツ
シヨンハウジング45は、ハウジングの形式によ
りクラツチハウジングとなる場合もある。
周面にはシリンダボア44が形成されており、そ
のシリンダボア44には、ミツシヨンハウジング
45に形成された図示しない油路を通して供給さ
れる作動油圧が作用させられることにより軸方向
へ移動する環状の第1ピストン46が摺動可能に
嵌合され、上記押圧プレート42はこの第ピスト
ン46によつて直接的に駆動されるようになつて
いる。同様に、クラツチケース26内のエンジン
10側部分に形成されたシリンダボア47には、
ミツシヨンハウジング45内に形成された図示し
ない他の油路と連通し且つ出力軸18内に形成さ
れた油路48を通して供給される作動油圧が作用
させられることにより軸方向へ移動する環状の第
2ピストン50が摺動可能に嵌合されており、こ
の第2ピストン50と摩擦プレート40との間で
前記第2ロータ30が挟圧されるようになつてい
る。なお、52はベアリング、53はオイルシー
ル、54は第1ピストン46を付勢する第1リタ
ーンスプリング、55は第2ピストン50を付勢
する第2リターンスプリングである。また、ミツ
シヨンハウジング45は、ハウジングの形式によ
りクラツチハウジングとなる場合もある。
第1ピストン46には、前記シリンダボア44
内に形成された圧力室56とドレンへ連通する図
示しない排出油路とを接続する制御油路62が形
成されている。また、この制御油路62には、常
時制御油路62を閉じるが、第1ピストン46が
押圧プレート42に対して予め定められた一定の
位置へ接近させられたとき、この第1ピストン4
6と押圧プレート42との相対位置に関連して制
御油路62を開く開閉弁64が設けられている。
すなわち、第1ピストン46の受圧面、換言すれ
ば圧力室56に対向する面には、凹陥穴、すなわ
ち比較的浅い円穴66が形成されており、この円
穴66の底面には制御油路62が開口させられる
とともに、第1ピストン46を貫通する貫通穴6
8が開口させられている。この貫通穴68には、
弁子70の軸部72が軸方向の移動可能かつ液密
に嵌合されている。弁子70は円穴66内に遊嵌
される円板状のフランジ部74を備えており、こ
のフランジ部74が制御油路62の開口を塞いだ
状態では軸部72が第1ピストン46の入力軸1
6側端部よりも僅かな寸法C、たとえば0.5mm程
度突き出すように形成されている。このため、第
1ピストン46が押圧プレート42に対して接近
させられると、押圧プレート42に接触する軸部
72を介して弁子70が板ばね76の付勢力に抗
して押し戻されるので、フランジ部74が制御油
路62の開口を0.5mm程度開く。これにより、本
実施例では、圧力室56へ作動油圧が供給される
と第1ピストン46が押圧開始点に位置させられ
る。また、上記制御油路62とドレンとの間が閉
じられることにより第1クラツチ22が係合状態
とされる。
内に形成された圧力室56とドレンへ連通する図
示しない排出油路とを接続する制御油路62が形
成されている。また、この制御油路62には、常
時制御油路62を閉じるが、第1ピストン46が
押圧プレート42に対して予め定められた一定の
位置へ接近させられたとき、この第1ピストン4
6と押圧プレート42との相対位置に関連して制
御油路62を開く開閉弁64が設けられている。
すなわち、第1ピストン46の受圧面、換言すれ
ば圧力室56に対向する面には、凹陥穴、すなわ
ち比較的浅い円穴66が形成されており、この円
穴66の底面には制御油路62が開口させられる
とともに、第1ピストン46を貫通する貫通穴6
8が開口させられている。この貫通穴68には、
弁子70の軸部72が軸方向の移動可能かつ液密
に嵌合されている。弁子70は円穴66内に遊嵌
される円板状のフランジ部74を備えており、こ
のフランジ部74が制御油路62の開口を塞いだ
状態では軸部72が第1ピストン46の入力軸1
6側端部よりも僅かな寸法C、たとえば0.5mm程
度突き出すように形成されている。このため、第
1ピストン46が押圧プレート42に対して接近
させられると、押圧プレート42に接触する軸部
72を介して弁子70が板ばね76の付勢力に抗
して押し戻されるので、フランジ部74が制御油
路62の開口を0.5mm程度開く。これにより、本
実施例では、圧力室56へ作動油圧が供給される
と第1ピストン46が押圧開始点に位置させられ
る。また、上記制御油路62とドレンとの間が閉
じられることにより第1クラツチ22が係合状態
とされる。
ここで、ミツシヨンハウジング45内には、前
記クラツチケース26内へ作動油を流入させるた
めの流入油路78と、クラツチケース26内から
作動油を流出させるためにドレンと接続された流
出油路80が形成されており、クラツチケース2
6を冷却するために作動油が循環させられるよう
になつている。第2図にも示すように、ミツシヨ
ンハウジング45の一部である円筒状突部82と
クラツチケース26の構成部材26bとは相対回
転可能に嵌合させられており、流入油路78を通
して供給される作動油は上記円筒状突部82の端
面に設けられた流入口84からクラツチケース2
6内に流入させられるようになつている。
記クラツチケース26内へ作動油を流入させるた
めの流入油路78と、クラツチケース26内から
作動油を流出させるためにドレンと接続された流
出油路80が形成されており、クラツチケース2
6を冷却するために作動油が循環させられるよう
になつている。第2図にも示すように、ミツシヨ
ンハウジング45の一部である円筒状突部82と
クラツチケース26の構成部材26bとは相対回
転可能に嵌合させられており、流入油路78を通
して供給される作動油は上記円筒状突部82の端
面に設けられた流入口84からクラツチケース2
6内に流入させられるようになつている。
また、前記第2ハブ32は円筒状突部82の内
周側まで延設された円筒部86を備える一方、ミ
ツシヨンハウジング45の一部である円筒状突部
82内にはスリーブ88が嵌着されており、この
スリーブ88には、上記円筒部86のトランスミ
ツシヨン側に形成された環状の空間90に開口す
る流出口92が形成されている。前記流出油路8
0はこの流出口92を通してクラツチケース26
内と連通させられているのである。この流出口9
2はスリーブ88の内周面に開口させられている
ので、円筒状突部82の端面に設けられた流入口
84よりも内周側に位置させられている。
周側まで延設された円筒部86を備える一方、ミ
ツシヨンハウジング45の一部である円筒状突部
82内にはスリーブ88が嵌着されており、この
スリーブ88には、上記円筒部86のトランスミ
ツシヨン側に形成された環状の空間90に開口す
る流出口92が形成されている。前記流出油路8
0はこの流出口92を通してクラツチケース26
内と連通させられているのである。この流出口9
2はスリーブ88の内周面に開口させられている
ので、円筒状突部82の端面に設けられた流入口
84よりも内周側に位置させられている。
さらに、本実施例ではクラツチケース26内に
おける作動油の循環路を好適に形成するための
種々の工夫が施されている。すなわち、第1ピス
トン46の外周部には径方向に連通する複数の連
通孔94が形成されるとともに、クラツチケース
26の構成部材26d、押圧プレート42の外周
部、摩擦プレート40の外周部にも連通孔96,
98,100がそれぞれ形成されている。また、
スリーブ88の内周面との間は極めて狭い通路と
されているから、前記環状の空間90は第2ハブ
32のエンジン10側に位置する空間とも第2ハ
ブ32と出力軸18とのスプライン嵌合部を通し
て良好に連通させられている。このため、第1図
に点線の矢印に示すように作動油が循環させられ
るようになつている。
おける作動油の循環路を好適に形成するための
種々の工夫が施されている。すなわち、第1ピス
トン46の外周部には径方向に連通する複数の連
通孔94が形成されるとともに、クラツチケース
26の構成部材26d、押圧プレート42の外周
部、摩擦プレート40の外周部にも連通孔96,
98,100がそれぞれ形成されている。また、
スリーブ88の内周面との間は極めて狭い通路と
されているから、前記環状の空間90は第2ハブ
32のエンジン10側に位置する空間とも第2ハ
ブ32と出力軸18とのスプライン嵌合部を通し
て良好に連通させられている。このため、第1図
に点線の矢印に示すように作動油が循環させられ
るようになつている。
本実施例の湿式クラツチ装置は、上述のように
構成されているから、流入油路78を通して作動
油が所定圧でクラツチケース26内へ流入させら
れ且つクラツチケース26内の作動油が流出油路
80を通して流出させられるとき、流入口84が
流出口92よりも外周側に設けられているから、
遠心力によつて比較的低温の作動油が外周側へ移
動する一方、比較的高温の作動油が内周側へ集ま
つて流出口92より順次流出させられる。このた
め、クラツチケース26内へ流入する作動油の流
量を増加させることなく、摩擦係合装置を効率良
く冷却することができ、局部的熱膨張による変形
に起因して摩擦係合装置の作動不良が発生した
り、作動油の粘性変化に起因して摩擦係数が変化
することにより係合作動が不安定となることが解
消されるのである。
構成されているから、流入油路78を通して作動
油が所定圧でクラツチケース26内へ流入させら
れ且つクラツチケース26内の作動油が流出油路
80を通して流出させられるとき、流入口84が
流出口92よりも外周側に設けられているから、
遠心力によつて比較的低温の作動油が外周側へ移
動する一方、比較的高温の作動油が内周側へ集ま
つて流出口92より順次流出させられる。このた
め、クラツチケース26内へ流入する作動油の流
量を増加させることなく、摩擦係合装置を効率良
く冷却することができ、局部的熱膨張による変形
に起因して摩擦係合装置の作動不良が発生した
り、作動油の粘性変化に起因して摩擦係数が変化
することにより係合作動が不安定となることが解
消されるのである。
また、本実施例によれば、第1ピストン46、
クラツチケース26の構成部材26d、押圧プレ
ート42の外周部、摩擦プレート40の外周部
に、連通孔94,96,98,100がそれぞれ
形成され、且つ、スリーブ88の内周面との間は
極めて狭い通路とされていることにより、第1図
の破線の矢印に示すように、作動油の循環経路が
積極的に形成されているので、一層好適に作動油
の循環が行われる利点がある。すなわち、その循
環経路は、第1図に示すように、押圧プレート4
2および摩擦プレート40の外周部を貫通する連
通孔98および100を経ることによつて、熱の
発生源である第1ロータ38、摩擦プレート4
0、および第2ロータ30の近傍を通過している
ことから、それらの付近が積極的に冷却されるの
で、局部的熱膨張による変形に起因する摩擦係合
装置の作動不良、作動油の粘性変化によつて摩擦
係数が変化することによる係合作動の不安定が一
層好適に解消されるのである。
クラツチケース26の構成部材26d、押圧プレ
ート42の外周部、摩擦プレート40の外周部
に、連通孔94,96,98,100がそれぞれ
形成され、且つ、スリーブ88の内周面との間は
極めて狭い通路とされていることにより、第1図
の破線の矢印に示すように、作動油の循環経路が
積極的に形成されているので、一層好適に作動油
の循環が行われる利点がある。すなわち、その循
環経路は、第1図に示すように、押圧プレート4
2および摩擦プレート40の外周部を貫通する連
通孔98および100を経ることによつて、熱の
発生源である第1ロータ38、摩擦プレート4
0、および第2ロータ30の近傍を通過している
ことから、それらの付近が積極的に冷却されるの
で、局部的熱膨張による変形に起因する摩擦係合
装置の作動不良、作動油の粘性変化によつて摩擦
係数が変化することによる係合作動の不安定が一
層好適に解消されるのである。
因に、従来の油圧式クラツチ装置は、たとえば
第3図に示すように、流出口92が流入口84と
同様に円筒状突起部82の端面に形成されて回転
中心からの位置が流入口84と同じ位置であつ
た。また、クラツチケース26内において作動油
の流通路が積極的に形成されておらず、冷却用の
作動油の循環効率が充分に得られなかつたのであ
る。
第3図に示すように、流出口92が流入口84と
同様に円筒状突起部82の端面に形成されて回転
中心からの位置が流入口84と同じ位置であつ
た。また、クラツチケース26内において作動油
の流通路が積極的に形成されておらず、冷却用の
作動油の循環効率が充分に得られなかつたのであ
る。
以上、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
したが、本考案はその他の態様においても適用さ
れる。
したが、本考案はその他の態様においても適用さ
れる。
たとえば、前述の実施例では、摩擦プレート4
0が入力軸16とともに回転し、第1ロータ38
および第2ロータ30が出力軸18とともに回転
するように構成されているが、逆であつてもよ
い。すなわち、第1図の複クラツチ装置12が動
力伝達方向が逆の場合に適用されたものでも差支
えないのである。
0が入力軸16とともに回転し、第1ロータ38
および第2ロータ30が出力軸18とともに回転
するように構成されているが、逆であつてもよ
い。すなわち、第1図の複クラツチ装置12が動
力伝達方向が逆の場合に適用されたものでも差支
えないのである。
また、前述の実施例のクラツチケース26内に
は2個の第1クラツチ22および第2クラツチ2
4が備えられているが、1個であつてもよく、逆
に第3のクラツチが配設されても差支えない。
は2個の第1クラツチ22および第2クラツチ2
4が備えられているが、1個であつてもよく、逆
に第3のクラツチが配設されても差支えない。
また、前述の複クラツチ装置12の第1ピスト
ン46に開閉弁64が設けられているが、除去さ
れても差支えない。
ン46に開閉弁64が設けられているが、除去さ
れても差支えない。
なお、上述したのはあくまでも本考案の一実施
例であり、本考案はその精神を逸脱しない範囲で
種々変更が加えられ得るものである。
例であり、本考案はその精神を逸脱しない範囲で
種々変更が加えられ得るものである。
第1図は本考案の一実施例の複クラツチ装置を
示す断面図である。第2図は第1図の複クラツチ
装置においてクラツチケースを取り外した状態の
ミツシヨンハウジングをエンジン側から見た図で
ある。第3図は従来の複クラツチ装置の構造を示
す第1図に相当する図である。 12……複クラツチ装置(湿式クラツチ装置)、
16……入力軸、18……出力軸、22……第1
クラツチ(摩擦係合装置)、24……第2クラツ
チ(摩擦係合装置)、26……クラツチケース、
38……第1ロータ、40……摩擦プレート、8
4……流入口、92……流出口、98,100…
…連通孔。
示す断面図である。第2図は第1図の複クラツチ
装置においてクラツチケースを取り外した状態の
ミツシヨンハウジングをエンジン側から見た図で
ある。第3図は従来の複クラツチ装置の構造を示
す第1図に相当する図である。 12……複クラツチ装置(湿式クラツチ装置)、
16……入力軸、18……出力軸、22……第1
クラツチ(摩擦係合装置)、24……第2クラツ
チ(摩擦係合装置)、26……クラツチケース、
38……第1ロータ、40……摩擦プレート、8
4……流入口、92……流出口、98,100…
…連通孔。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 入力軸および出力軸と、それら入力軸および出
力軸の一方とともに回転するクラツチケースと、
該クラツチケース内において前記入力軸および出
力軸の他方とともに回転するロータと、該クラツ
チケース内において該ロータに隣接した位置に固
設された摩擦プレートと、該ロータを該摩擦プレ
ートとの間で挟圧するために該クラツチケース内
において摺動可能に嵌合された押圧プレートとを
備え、前記クラツチケース内に作動油が満たされ
る形式の湿式クラツチ装置において、 前記作動油を前記クラツチケース内へ流入させ
る流入口を、該作動油を該クラツチケース外へ流
出させる流出口よりも外周側に配設する一方、前
記摩擦プレートおよび押圧プレートの外周部に軸
方向に貫通する連通孔をそれぞれ設け、該連通孔
を通過する作動油の循環経路を前記流入口および
流出口との間に形成したことを特徴とする湿式ク
ラツチ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986076408U JPH0454348Y2 (ja) | 1986-05-21 | 1986-05-21 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986076408U JPH0454348Y2 (ja) | 1986-05-21 | 1986-05-21 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62188629U JPS62188629U (ja) | 1987-12-01 |
| JPH0454348Y2 true JPH0454348Y2 (ja) | 1992-12-21 |
Family
ID=30923456
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986076408U Expired JPH0454348Y2 (ja) | 1986-05-21 | 1986-05-21 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0454348Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS572951A (en) * | 1980-06-09 | 1982-01-08 | Hitachi Ltd | Combustion heat exchanger for use in hot water heating |
-
1986
- 1986-05-21 JP JP1986076408U patent/JPH0454348Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62188629U (ja) | 1987-12-01 |
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