JPH0456859B2 - - Google Patents
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- JPH0456859B2 JPH0456859B2 JP58087366A JP8736683A JPH0456859B2 JP H0456859 B2 JPH0456859 B2 JP H0456859B2 JP 58087366 A JP58087366 A JP 58087366A JP 8736683 A JP8736683 A JP 8736683A JP H0456859 B2 JPH0456859 B2 JP H0456859B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyester
- ppm
- cobalt
- amount
- range
- Prior art date
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- Artificial Filaments (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、耐光性の優れたポリブチレンテレフ
タレート系(以下PBT系と略す)ポリエステル
に関する。
タレート系(以下PBT系と略す)ポリエステル
に関する。
PBT系ポリエステルは、従来エンジニアリン
グ用プラスチツクとして用いられてきたが、その
優れた伸長回復特性などから衣料用としても注目
されてきている。しかしながら、これを衣料用し
て用いた場合、その染色物の耐光堅牢性は十分で
はなく、とくに螢光性を持つ染料、とりわけ白色
螢光染料を用いた場合にその耐光堅牢性は極めて
不十分なものである。
グ用プラスチツクとして用いられてきたが、その
優れた伸長回復特性などから衣料用としても注目
されてきている。しかしながら、これを衣料用し
て用いた場合、その染色物の耐光堅牢性は十分で
はなく、とくに螢光性を持つ染料、とりわけ白色
螢光染料を用いた場合にその耐光堅牢性は極めて
不十分なものである。
すなわち、PBT系ポリエステルはその光化学
的特性して紫外部の波長314nm付近の光を吸収
し、この吸収した光エルギーを波長300〜450nm
の光として放射し螢光を示す。つまり、同一の光
を照射しても波長300〜450nmの部分の光強度の
高い光を照射していることに見掛上対応すること
になる。一方、多くの染料が波波長300〜450nm
に吸収を持つためにPBT系ポリエステルをこの
ような染料で染色した場合、染料分子がより高い
レベルまで励起されることとなり、より鮮やかな
発色を示す反面、その耐光堅牢性は低下し、とく
にPBT系ポリエステルの螢光の主ピーク位置
370nmの近くに主な吸収ピークを持つ白色染料
(螢光増白剤)を用いた場合などでは、その耐光
堅牢性は著しく悪化しJIS L−0842に従つて評価
すると1級程度となり、事実上、商品価値を認め
難いものとなつてしまうのである。
的特性して紫外部の波長314nm付近の光を吸収
し、この吸収した光エルギーを波長300〜450nm
の光として放射し螢光を示す。つまり、同一の光
を照射しても波長300〜450nmの部分の光強度の
高い光を照射していることに見掛上対応すること
になる。一方、多くの染料が波波長300〜450nm
に吸収を持つためにPBT系ポリエステルをこの
ような染料で染色した場合、染料分子がより高い
レベルまで励起されることとなり、より鮮やかな
発色を示す反面、その耐光堅牢性は低下し、とく
にPBT系ポリエステルの螢光の主ピーク位置
370nmの近くに主な吸収ピークを持つ白色染料
(螢光増白剤)を用いた場合などでは、その耐光
堅牢性は著しく悪化しJIS L−0842に従つて評価
すると1級程度となり、事実上、商品価値を認め
難いものとなつてしまうのである。
そこで本発明者らは、この重大な欠点を改良す
べく鋭意研究の結果、コバルト化合物または(お
よび)リン化合物を適当量添加すること、PBT
系ポリエステルを合成する際の触媒を選択するこ
と、該ポリエステルの固有粘度〔η〕を適当な範
囲にすることが極めて有効であることを見出し、
本発明に至つたものである。
べく鋭意研究の結果、コバルト化合物または(お
よび)リン化合物を適当量添加すること、PBT
系ポリエステルを合成する際の触媒を選択するこ
と、該ポリエステルの固有粘度〔η〕を適当な範
囲にすることが極めて有効であることを見出し、
本発明に至つたものである。
すなわち、PBT系ポリエステル、コバルト
(Co)化合物をコバルト金属に換算して5〜
50ppmの範囲内の量で添加することにより該ポリ
エステルの染色物の耐光堅牢度が著しく向上する
ことを見出したものであり、さらにコバルト化合
物とともにリン化合物をリン原子に換算して5〜
50ppmの範囲内の量で併用することにより効果が
より増大すること、さらには該ポリエステルの合
成触媒としてチタ化合物を用い、該化合物が0.1
≦〔M〕/〔Ti〕≦0.7…(3)式(ただし、〔M〕、
〔Ti〕はそれれ化合物中に含まれるアルカリ金属
および(または)アルカリ士類金属、チタン原子
の化学当量を表わす)で規定される比率のアルカ
リ金属および(または)アルカリ士類金属を含
み、その添加量をチタン原子に換算して15〜
150ppmの範囲内の量とすることによつてさらに
耐光堅牢性が増し、また、該ポリエステルの固有
粘度〔η〕を0.5〜1.0にすることによつてさらに
効果が発揮されるものである。
(Co)化合物をコバルト金属に換算して5〜
50ppmの範囲内の量で添加することにより該ポリ
エステルの染色物の耐光堅牢度が著しく向上する
ことを見出したものであり、さらにコバルト化合
物とともにリン化合物をリン原子に換算して5〜
50ppmの範囲内の量で併用することにより効果が
より増大すること、さらには該ポリエステルの合
成触媒としてチタ化合物を用い、該化合物が0.1
≦〔M〕/〔Ti〕≦0.7…(3)式(ただし、〔M〕、
〔Ti〕はそれれ化合物中に含まれるアルカリ金属
および(または)アルカリ士類金属、チタン原子
の化学当量を表わす)で規定される比率のアルカ
リ金属および(または)アルカリ士類金属を含
み、その添加量をチタン原子に換算して15〜
150ppmの範囲内の量とすることによつてさらに
耐光堅牢性が増し、また、該ポリエステルの固有
粘度〔η〕を0.5〜1.0にすることによつてさらに
効果が発揮されるものである。
本発明でいうポリエステルとは、その構成単位
の80%以上がブチレンテレフタレート残基である
PBT系ポリエステルであり、たとえば共重合な
どにより改質されていてもよい。改質剤として
は、たとえば酸成分として5−スルホイソフタル
酸ナトリウム塩またはその誘導体、イソフタル酸
またはその誘導体、アジピン酸、セバシン酸など
の脂肪族二塩基酸やそれらの誘導体など、ジオー
ル成分としてエチレングリコール、プロピレング
リコール、ネオペンチルグリコール、ヘキサメチ
レンジオールやこれらの縮合物、ポリメチレング
リコール類などをあげることができるが、これら
に限定されるものではない。
の80%以上がブチレンテレフタレート残基である
PBT系ポリエステルであり、たとえば共重合な
どにより改質されていてもよい。改質剤として
は、たとえば酸成分として5−スルホイソフタル
酸ナトリウム塩またはその誘導体、イソフタル酸
またはその誘導体、アジピン酸、セバシン酸など
の脂肪族二塩基酸やそれらの誘導体など、ジオー
ル成分としてエチレングリコール、プロピレング
リコール、ネオペンチルグリコール、ヘキサメチ
レンジオールやこれらの縮合物、ポリメチレング
リコール類などをあげることができるが、これら
に限定されるものではない。
なお、本発明は、ポリエチレンテレフタレート
(PET)に比べ耐光性の劣るPBTの耐光性を改善
しようとするものであり、本発明をPETに応用
しても実質的に効果は得られない。これは、
PBTがPETと異なり、前述したような特定の吸
光・発光特性を有しているという特殊事情による
ものと推定される。
(PET)に比べ耐光性の劣るPBTの耐光性を改善
しようとするものであり、本発明をPETに応用
しても実質的に効果は得られない。これは、
PBTがPETと異なり、前述したような特定の吸
光・発光特性を有しているという特殊事情による
ものと推定される。
本発明に用いられるコバルト化合物としては、
ギ酸コバルト、酢酸コバルトなどのコバルトの有
機酸塩がその溶解性などから好ましいものではあ
るが、必ずしもこれに限定されるものではない。
ギ酸コバルト、酢酸コバルトなどのコバルトの有
機酸塩がその溶解性などから好ましいものではあ
るが、必ずしもこれに限定されるものではない。
本発明に用いられるリン化合物としては、亜リ
ン酸、正リン酸またはこれらのエステル類たとえ
ば亜リン酸トリフエニル、亜リン酸トリ−n−ブ
チル、リン酸トリメチル、リン酸トリ−n−ブチ
ルなどがあげることができるが、これらに限定さ
れるものではない。
ン酸、正リン酸またはこれらのエステル類たとえ
ば亜リン酸トリフエニル、亜リン酸トリ−n−ブ
チル、リン酸トリメチル、リン酸トリ−n−ブチ
ルなどがあげることができるが、これらに限定さ
れるものではない。
本発明に用いられるPBT系ポリエステルの合
成触媒としてのチタン化合物としては、酒石酸チ
タンカリウム、シユウ酸チタンカリウム、酒石酸
チタンナトリウム、シユウ酸チタンナトリウムま
たはこれらの混合物などをあげることができる
が、これに限定されるものではない。
成触媒としてのチタン化合物としては、酒石酸チ
タンカリウム、シユウ酸チタンカリウム、酒石酸
チタンナトリウム、シユウ酸チタンナトリウムま
たはこれらの混合物などをあげることができる
が、これに限定されるものではない。
本発明におけるコバルト化合物の添加量は、コ
バルト原子に換算して5〜50ppmの範囲内の量で
ある。添加量が5ppmより少いとその効果が認め
られず、逆に50ppmより多く添加しても効果が飽
和してしまうばかりかポリマー自体が青黒くな
り、かえつてその価値を損う結果となる。
バルト原子に換算して5〜50ppmの範囲内の量で
ある。添加量が5ppmより少いとその効果が認め
られず、逆に50ppmより多く添加しても効果が飽
和してしまうばかりかポリマー自体が青黒くな
り、かえつてその価値を損う結果となる。
つぎにリン化合物の添加量としては、リン原子
に換算して5〜50ppmの範囲内の量である。添加
量が5ppmより少いとその効果が認められず、逆
に50ppmより多く添加してもその効果が飽和して
しまうばかりか、化合物の種類によつてはポリマ
ーのゲル化や1,4−ブタンジオールのテトラハ
イドロフランへの転化の促進などの弊害をもたら
す結果となる。
に換算して5〜50ppmの範囲内の量である。添加
量が5ppmより少いとその効果が認められず、逆
に50ppmより多く添加してもその効果が飽和して
しまうばかりか、化合物の種類によつてはポリマ
ーのゲル化や1,4−ブタンジオールのテトラハ
イドロフランへの転化の促進などの弊害をもたら
す結果となる。
これらのコバルト化合物およびリン化合物の添
加方法は、同時に添加しても別々に添加してもよ
く、また添加時期は合成反応開始から紡糸工程ま
でのどこで添加してもよいが、合成反応開始前か
ら原料中へ添加するのが容易である。
加方法は、同時に添加しても別々に添加してもよ
く、また添加時期は合成反応開始から紡糸工程ま
でのどこで添加してもよいが、合成反応開始前か
ら原料中へ添加するのが容易である。
本発明にいう合成触媒としてのチタン化合物の
添加量としては、チタン原子に換算して15〜
150ppmの範囲内の量であり、20〜70ppmの範囲
内の量が好ましい。添加量が15ppmより少いと、
反応が十分進行せず目的とするポリマーが得られ
ず、逆に150ppmより多く添加すると合成反応は
確かに急速に進行するが、逆に分解反応も促進す
る結果となり、ポリマーの着色を招いて好ましく
ないばかりでなく、本発明の目的である耐光堅牢
性を著しく損う結果となる。
添加量としては、チタン原子に換算して15〜
150ppmの範囲内の量であり、20〜70ppmの範囲
内の量が好ましい。添加量が15ppmより少いと、
反応が十分進行せず目的とするポリマーが得られ
ず、逆に150ppmより多く添加すると合成反応は
確かに急速に進行するが、逆に分解反応も促進す
る結果となり、ポリマーの着色を招いて好ましく
ないばかりでなく、本発明の目的である耐光堅牢
性を著しく損う結果となる。
チタン化合物中のアルカリ金属および(また
は)アルカリ士類金属の含有量は(1)式で定められ
る範囲がよい。化学当量比が0.1より小さいとそ
の効果が十分でなく、0.7より大きいと触媒とし
ての活性が低下してしまう。
は)アルカリ士類金属の含有量は(1)式で定められ
る範囲がよい。化学当量比が0.1より小さいとそ
の効果が十分でなく、0.7より大きいと触媒とし
ての活性が低下してしまう。
本発明におけるPBT系ポリエステルの固有粘
度〔η〕は0.5〜1.0の範囲が好ましい。〔η〕が
0.5未満であると、確かに耐光堅牢性は十分であ
るが工程性が不十分となつてしまう。逆に〔η〕
が1.0を越えると、高分子量になるために分子が
不安定になるためか耐光堅牢性が低下し、また繊
維化した場合の糸物性の低下を招くなどの弊害が
発生する。本発明にいう固有粘度〔η〕は、フエ
ノール/テトラクロルエタンの重量で50/50に混
合したものを溶媒とし、ウベローデ粘度計を用い
て常法により求めた30℃おける値である。
度〔η〕は0.5〜1.0の範囲が好ましい。〔η〕が
0.5未満であると、確かに耐光堅牢性は十分であ
るが工程性が不十分となつてしまう。逆に〔η〕
が1.0を越えると、高分子量になるために分子が
不安定になるためか耐光堅牢性が低下し、また繊
維化した場合の糸物性の低下を招くなどの弊害が
発生する。本発明にいう固有粘度〔η〕は、フエ
ノール/テトラクロルエタンの重量で50/50に混
合したものを溶媒とし、ウベローデ粘度計を用い
て常法により求めた30℃おける値である。
本発明におけるコバルト化合物の耐光堅牢性に
及ぼす効果についてはその理由を科学的に解明し
たわけではないが、これを推察するに、PBT系
ポリエステルの発する螢光をこれが吸収して弱め
ることによるものではないかと考えられる。また
リン化合物の効果については、リン原子の外殻電
子軌道の効果により、たとえ光エネルギーにより
部分的に染料などが分解しラジカルが生成して
も、これを補捉するためにさらに分解劣化の進行
するのを防止するのではないかと推定される。本
発明にいうチタン化合物の効果についてである
が、一般にチタン化合物の合成触媒としての作用
はチタン酸エステルとして働き、これによりエス
テル化、エステル交換、重合触媒として機能する
のではないかといわれている。従つて、アルカリ
金属、アルカリ士類金属などの原子により中和さ
れている状態でないと、低温、固相の状態でも光
によつて励起されることになり、一方、染料分子
は酸やアルカリに弱いのでそのため耐光堅牢性が
低下するものと推定される。従つて、アルカリ金
属および(または)アルカリ士類金属を含むチタ
ン化合物が耐光堅牢性の向上に効果を持つものと
推定される。
及ぼす効果についてはその理由を科学的に解明し
たわけではないが、これを推察するに、PBT系
ポリエステルの発する螢光をこれが吸収して弱め
ることによるものではないかと考えられる。また
リン化合物の効果については、リン原子の外殻電
子軌道の効果により、たとえ光エネルギーにより
部分的に染料などが分解しラジカルが生成して
も、これを補捉するためにさらに分解劣化の進行
するのを防止するのではないかと推定される。本
発明にいうチタン化合物の効果についてである
が、一般にチタン化合物の合成触媒としての作用
はチタン酸エステルとして働き、これによりエス
テル化、エステル交換、重合触媒として機能する
のではないかといわれている。従つて、アルカリ
金属、アルカリ士類金属などの原子により中和さ
れている状態でないと、低温、固相の状態でも光
によつて励起されることになり、一方、染料分子
は酸やアルカリに弱いのでそのため耐光堅牢性が
低下するものと推定される。従つて、アルカリ金
属および(または)アルカリ士類金属を含むチタ
ン化合物が耐光堅牢性の向上に効果を持つものと
推定される。
以上本発明における各化合物の効果について推
察したが、本発明はこれにより制限されるもので
ないことはいうまでもない。
察したが、本発明はこれにより制限されるもので
ないことはいうまでもない。
以下実施例により本発明を説明する。
実施例 1
テレフタル酸ジメチル(以下DMTと略す)
88.2Kg、1,4−ブタンジオール(以下BDと略
す)49.2Kg、テトライソブチルチタネート70.98
g、酢酸コバルト(以下CoAcと略す)12.7gを
反応容器に仕込み、180℃でメタノールが留出し
なくなるまでエステル交換反応を行なつた。続い
て、260℃まで昇温しつつ除々に減圧し、最終的
には1.0mmHg以下で重合反応を行ない固有粘度
〔η〕0.82のポリマーとし白度良好なチツプを得
た。このチツプを通常のポリエステル用の小型紡
糸機により紡糸し、続いて約2倍に延伸して75デ
ニール、36フイラメントの延伸糸とした。
88.2Kg、1,4−ブタンジオール(以下BDと略
す)49.2Kg、テトライソブチルチタネート70.98
g、酢酸コバルト(以下CoAcと略す)12.7gを
反応容器に仕込み、180℃でメタノールが留出し
なくなるまでエステル交換反応を行なつた。続い
て、260℃まで昇温しつつ除々に減圧し、最終的
には1.0mmHg以下で重合反応を行ない固有粘度
〔η〕0.82のポリマーとし白度良好なチツプを得
た。このチツプを通常のポリエステル用の小型紡
糸機により紡糸し、続いて約2倍に延伸して75デ
ニール、36フイラメントの延伸糸とした。
これを編地とし、白色染料(Uvitex ERN、
チバガイギー社製)2%owfで染色し、これを
JIS L−0482に従つて耐光堅牢度を測定したとこ
ろ3級であり、良好な結果を得た。
チバガイギー社製)2%owfで染色し、これを
JIS L−0482に従つて耐光堅牢度を測定したとこ
ろ3級であり、良好な結果を得た。
実施例 2
亜燐酸5.29gを反応開始前から他の原料と共に
反応容器に仕込む以外は実施例1と同様にしてポ
リマーを得、繊維化し、染色して耐光堅牢度を測
定したところJIS4級であり、実施例1の場合と比
較しさらに良好な結果を得た。
反応容器に仕込む以外は実施例1と同様にしてポ
リマーを得、繊維化し、染色して耐光堅牢度を測
定したところJIS4級であり、実施例1の場合と比
較しさらに良好な結果を得た。
比較例 1
DMT88.2Kg、BD49.2Kg、テトライソブチルチ
タネート70.98gを反応容器に仕込み、以下実施
例1と同様にポリマーを得、繊維化し、染色して
耐光堅牢度を測定したところJIS1級であり、事実
上商品価値の認め難いものであつた。
タネート70.98gを反応容器に仕込み、以下実施
例1と同様にポリマーを得、繊維化し、染色して
耐光堅牢度を測定したところJIS1級であり、事実
上商品価値の認め難いものであつた。
実施例 3
テトライソブチルチタネートの代りにシユウ酸
チタンカリウム73.94gを触媒として用いる以外
は実施例1と同様にし耐光堅牢度を測定したとこ
ろ、JIS2〜3級であり、比較例1と比べて良好な
結果を得た。
チタンカリウム73.94gを触媒として用いる以外
は実施例1と同様にし耐光堅牢度を測定したとこ
ろ、JIS2〜3級であり、比較例1と比べて良好な
結果を得た。
実施例 4
テトライソブチルチタネートの代りにシユウ酸
チタンカリウム73.94gを触媒として用いる以外
は実施例2と同様にし耐光堅牢度を測定したとこ
ろ、JIS4〜5級であり、良好な結果を得た。
チタンカリウム73.94gを触媒として用いる以外
は実施例2と同様にし耐光堅牢度を測定したとこ
ろ、JIS4〜5級であり、良好な結果を得た。
比較例 2
DMT88.2Kg、BD49.2Kg、シユウ酸チタンカリ
ウム150g、CoAc60g、亜燐酸177gを反応容器
に仕込み、実施例1と同様にして固有粘度〔η〕
1.15のチツプを得たが、色調は茶色がかつた青黒
いもので不良なものであつた。さらに実施例1と
同様に繊維化し染色し、耐光堅牢度を測定した
が、JIS1〜2級と不良であつた。なお、染色後の
段階ですでに茶色がかつたくすんだ色調となつて
おり、商品価値の認め難い状態であつた。
ウム150g、CoAc60g、亜燐酸177gを反応容器
に仕込み、実施例1と同様にして固有粘度〔η〕
1.15のチツプを得たが、色調は茶色がかつた青黒
いもので不良なものであつた。さらに実施例1と
同様に繊維化し染色し、耐光堅牢度を測定した
が、JIS1〜2級と不良であつた。なお、染色後の
段階ですでに茶色がかつたくすんだ色調となつて
おり、商品価値の認め難い状態であつた。
参考比較例
エステル交換反応によりポリエチレンテレフタ
レート(以下PETと略す)を合成する通常の方
法により、DMT101.0Kgとエチレングリコール
71.0Kgとエステル交換触媒として酢酸亜鉛40gを
反応容器に仕込み、200℃でメタノールが留出し
なくなるまでエステル交換反応を行つた。この時
点でリン酸26.6g、酸化アンチモン35.0gを添加
し、さらに260℃まで昇温して反応を完結させた。
さらに290℃まで昇温しつつ徐々に減圧し、最終
的に1mmHg以下で重合反応を行い、固有粘度
0.70のPETチツプを得た。これをチツプAとす
る。
レート(以下PETと略す)を合成する通常の方
法により、DMT101.0Kgとエチレングリコール
71.0Kgとエステル交換触媒として酢酸亜鉛40gを
反応容器に仕込み、200℃でメタノールが留出し
なくなるまでエステル交換反応を行つた。この時
点でリン酸26.6g、酸化アンチモン35.0gを添加
し、さらに260℃まで昇温して反応を完結させた。
さらに290℃まで昇温しつつ徐々に減圧し、最終
的に1mmHg以下で重合反応を行い、固有粘度
0.70のPETチツプを得た。これをチツプAとす
る。
同様に、酢酸コバルト12.7gをエステル交換反
応時に原料中に添加する以外は同様にしてコバル
ト含有PETチツプ(固有粘度0.71)を得た。これ
をチツプBとする。
応時に原料中に添加する以外は同様にしてコバル
ト含有PETチツプ(固有粘度0.71)を得た。これ
をチツプBとする。
このチツプAおよびチツプBをそれぞれ紡糸
し、続いて3.5倍に延伸して75デニール/36フイ
ラメントのポリエステル延伸糸AおよびBを得
た。
し、続いて3.5倍に延伸して75デニール/36フイ
ラメントのポリエステル延伸糸AおよびBを得
た。
この延伸糸AおよびBをそれぞれ実施例1と同
様に染色し、耐光堅牢度を測定したところ、A、
B共に4−5級であり、両者に差を認められなか
つた。
様に染色し、耐光堅牢度を測定したところ、A、
B共に4−5級であり、両者に差を認められなか
つた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ポリエステルの構成単位の80%以上がブチレ
ンテレフタレート残基であるポリエステルであつ
て、コバルト(Co)化合物がコバルト原子に換
算して5〜50ppmの範囲内で含有されていること
を特徴とする耐光性の改良されたポリエステル組
成物。 2 ポリエステルの構成単位の80%以上がブチレ
ンテレフタレート残基であるポリエステルであつ
て、コバルト(Co)化合物がコバルト原子に換
算して5〜50ppmの範囲内の量で、かつリン
(P)化合物がリン原子に換算して5〜50ppmの
範囲内の量で含有されていることを特徴とする耐
光性の改良されたポリエステル組成物。 3 ポリエステルの構成単位の80%以上がブチレ
ンテレフタレート残基であるポリエステルであつ
て、コバルト(Co)化合物がコバルト原子に換
算して5〜50ppmの範囲内の量で含有されてお
り、さらに下記(1)式で規定されるアルカリ金属お
よびアルカリ士類金属を含むチタン(Ti)化合
物がチタン原子に換算して15〜150ppmの範囲内
の量で含有されていることを特徴とする耐光性の
改良されたポリエステル組成物。 0.1≦〔M〕/〔Ti〕≦0.7 …(1)式 (ただし、〔M〕、〔Ti〕はそれぞれ化合物中に
含まれるアルカリ金属および(または)アルカリ
士類金属、チタン原子の化学当量を表わす) 4 ポリエステルの構成単位の80%以上がブチレ
ンテレフタレート残基であるポリエステルであつ
て、コバルト(Co)化合物がコバルト原子に換
算して5〜50ppmの範囲内の量で、かつリン
(P)化合物がリン原子に換算して5〜50ppmの
範囲内の量で、さらに下記(1)式で規定されるアル
カリ金属およびアルカリ士類金属を含むチタン
(Ti)化合物がチタン原子に換算して15〜
150ppmの範囲内の量で含有されていることを特
徴とする耐光性の改良されたポリエステル組成
物。 0.1≦〔M〕/〔Ti〕≦0.7 …(1)式 (ただし、〔M〕、〔Ti〕はそれぞれ化合物中に
含まれるアルカリ金属および(または)アルカリ
士類金属、チタン原子の化学当量を表わす)。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8736683A JPS59213756A (ja) | 1983-05-17 | 1983-05-17 | 耐光性の改良されたポリエステル組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8736683A JPS59213756A (ja) | 1983-05-17 | 1983-05-17 | 耐光性の改良されたポリエステル組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59213756A JPS59213756A (ja) | 1984-12-03 |
| JPH0456859B2 true JPH0456859B2 (ja) | 1992-09-09 |
Family
ID=13912892
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8736683A Granted JPS59213756A (ja) | 1983-05-17 | 1983-05-17 | 耐光性の改良されたポリエステル組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59213756A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61179256A (ja) * | 1985-02-04 | 1986-08-11 | Kuraray Co Ltd | 耐光性の改良されたポリエステル成形物及びその製造方法 |
| JPH0621375B2 (ja) * | 1985-02-04 | 1994-03-23 | 株式会社クラレ | ポリエステル繊維 |
| JPS63101447A (ja) * | 1986-10-16 | 1988-05-06 | Kuraray Co Ltd | 耐光性ポリエステル樹脂 |
| AU750299B2 (en) | 1998-06-15 | 2002-07-18 | Kuraray Co., Ltd. | Polyester resin compositions |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS499599A (ja) * | 1972-05-25 | 1974-01-28 | ||
| JPS5149295A (en) * | 1974-10-28 | 1976-04-28 | Teijin Ltd | Horiesuteruno seizohoho |
| JPS54120699A (en) * | 1978-03-10 | 1979-09-19 | Toyobo Co Ltd | Preparation of polyester |
-
1983
- 1983-05-17 JP JP8736683A patent/JPS59213756A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59213756A (ja) | 1984-12-03 |
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