JPH0457705B2 - - Google Patents

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JPH0457705B2
JPH0457705B2 JP61129940A JP12994086A JPH0457705B2 JP H0457705 B2 JPH0457705 B2 JP H0457705B2 JP 61129940 A JP61129940 A JP 61129940A JP 12994086 A JP12994086 A JP 12994086A JP H0457705 B2 JPH0457705 B2 JP H0457705B2
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JP
Japan
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parts
weight
graft
graft copolymer
copolymer
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JP61129940A
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Kazuo Kishida
Isao Tago
Hiroshi Kawasaki
Naoi Yamamoto
Koji Ichinose
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Rayon Co Ltd filed Critical Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Publication of JPH0457705B2 publication Critical patent/JPH0457705B2/ja
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、透光性に優れ、かつメツキ可能な新
規な耐衝撃性可塑性熱樹脂組成物に関する。 〔従来の技術〕 近年、オーデイオ部品、自動車フロントパネル
等の分野で、機能の作動状態をより明確に確認で
きるように、文字や図形をLEDランプ等を使用
して内側から照らし出す表示方法を用いたスイツ
チ類が採用されている。このような材料にはデザ
インの自由度の点から熱可塑性樹脂を用いること
が好ましいが、透光性に加え金属感を出す目的で
メツキを施すことが不可欠である。 従来、このような製品には透光性を有するポリ
スチレンあるいはアクリル樹脂等とメツキ性の優
れたABS樹脂等の二重成形品が使用されていた
が、このものは、特殊な金型を必要とするため多
様化されたデザインに対応することができず、成
形操作が煩雑であり、さらにポリスチレンあるい
はアクリル樹脂とABS樹脂の境界面でメツキ不
良の問題がある。また。従来のABS樹脂はメツ
キ性に優れているものの、透光性が劣つている。
従つてこれらの問題を一挙に解決できる透光性に
優れ、かつメツキ可能な耐衝撃性熱可塑性樹脂の
出現が望まれていた。 一方、ABS樹脂の特殊グレードとして透明
ABS樹脂が知られている(米国特許第2843561
号、同第3029223号明細書及び特公昭35−4889号
公報参照)。しかしこれらの樹脂は、ゴムとマト
リツクス樹脂の屈折率を一致させる目的でメチル
メタクリレートモノマーが使用されており、メツ
キ性が劣つているので、前記の用途には使用でき
ない。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明者らは上述した如き現状に鑑み、透光性
に優れ、かつ高温成形時においてもメツキ性能に
優れた耐衝撃性熱可塑性樹脂組成物を得るべく鋭
意検討した結果、使用するゴムの粒径ならびに架
橋構造、さらにはグラフト率を特定の範囲に設定
した場合に初期の目的が達成せられることを見出
した。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明の要旨は、1,3−ブタジエン50〜100
重量%及びスチレン0〜50重量%から得られるゲ
ル分率60%以上で、かつ0.04〜0.15μの平均粒子
径を有する合成ゴム(A)ラテツクス15〜80重量部
(固形分として)に対し、芳香族ビニルモノマー
60〜80重量%及びシアン化ビニルモノマー20〜40
重量%からなるモノマー混合物(B)20〜85重量%
〔(A)と(B)の合計量は100重量部〕をグラフト重合さ
せて得られる20〜180%のグラフト率を有するグ
ラフト共重合体()と、芳香族ビニルモノマー
60〜80重量%及びシアン化ビニルモノマー20〜40
重量%から得られた共重合体()とが、グラフ
ト共重合体()と共重合体()の合計量中の
合成ゴム(A)の含有量が5〜30重量%となるように
配合された配合物と、0.2〜0.4μの平均粒子径を
有するブタジエン系ゴム(C)ラテツクス15〜75重量
部(固形分として)に対し、芳香族ビニルモノマ
ー60〜80重量%及びシアン化ビニルモノマー20〜
40重量%からなるモノマー混合物(D)25〜85重量部
〔(C)と(D)の合計量は100重量部〕をグラフト重合さ
せて得られる20〜100%のグラフト率を有するグ
ラフト共重合体()とが、全組成物中のブタジ
エン系ゴム(C)の含有量が4〜15重量%になるよう
に配合されてなる良好な透 性及びメツキ性を有
する耐衝撃性熱可塑性樹脂組成物である。 本発明において、合成ゴム(A)のゲル分率及びグ
ラフト共重合体()及び()のグラフト率
は、次のように定義される。 ゲル分率: 凝集し乾燥したゴムを一定量秤取し(W0)、50
倍量のトルエン中で30℃で48時間放置する。トル
エン不溶の凝集ゴムを物別し、これを乾燥し、秤
量する(W1)。ゲル分率は下記の式で示される。 ゲル分率(%)=W1/W0×100 グラフト率: 凝集し乾燥したグラフトゴムを一定量秤取し
(W0)、50倍量のアセトン中で60℃で2時間還流
する。遠心分離によりアセトン不溶のグラフトゴ
ムを分別し、これを乾燥し、秤量する(W1)。グ
ラフトゴム中の合成ゴム(A)の含量をA%とすると
グラフト率は次式により算出される。 グラフト率(%)=W1−〔W0×A/100〕/W0×A/100
×100 本発明におけるグラフト共重合体()を構成
する合成ゴム(A)は、1,3−ブタジエン50〜100
重量%及びスチレン0〜50重量%から構成される
ものであり、60%以上のゲル分率ならびに0.04〜
0.15μの平均粒子径を有する。これらの合成ゴム
は、通常は公知の乳化重合により製造することが
できる。その粒子径が0.15μを超えると透光性が
著しく低下し、また粒子径が0.04μ未満になると
衝撃強度が低下するので好ましくない。さらにゲ
ル分率が60%未満であると成形時にゴムの変形が
生じやすく、表面光沢が悪化する。 グラフト重合において、合成ゴム(A)15〜80重量
%、好ましくは30〜65重量部に対してグラフト重
合用モノマー混合物(B)は20〜85重量部、好ましく
は35〜70重量部〔(A)と(B)の合計量は100重量部〕
の量で使用される。合成ゴム(A)が15重量部未満で
あると生産性に乏しく実用的でなく、また80重量
部を超えるとグラフト共重合体()を芳香族ビ
ニルモノマーシアン化ビニルモノマー共重合体
()及び所望によりグラフト共重合体()と
溶融混合して得られる樹脂組成物中でグラフト共
重合体()が一部凝集したままで分散し、成形
外観、透光性、メツキ特性が低下するおそれがあ
り好ましくない。 グラフト重合用モノマー混合物(B)は芳香族ビニ
ルモノマー及びシアン化ビニルモノマーの混合物
であり、芳香族ビニルモノマー60〜80重量部、好
ましくは65〜75重量%及びシアン化ビニルモノマ
ー20〜40重量%、好ましくは25〜35重量%の混合
比でグラフト重合に用いられる。 芳香族ビニルモノマーとしては、例えばスチレ
ン、α−メチルスチレン、アルキル核置換スチレ
ン等が挙げられ、スチレンが好ましい。またシア
ン化ビニルモノマーとしては、例えばアクリロニ
トリル、メタクリロニトリル等が挙げられ、アク
リロニトリルが好ましい。シアン化ビニルモノマ
ーが40重量%を超える混合比でグラフト重合を行
うと、グラフト重合の際にシアン化ビニル単独重
合体が生成し、得られる組成物の着色の原因とな
り好ましくない。またシアン化ビニルモノマーが
20重量%未満の混合比でグラフト重合を行うと、
得られる組成物のメツキ特性が低下するため好ま
しくない。 この乳化グラフト重合に際しては、通常は公知
の乳化剤、開始剤及び連鎖移動剤が使用される。
なおグラフト重合用モノマー混合物(B)はゴムラテ
ツクス中に一度に加えてもよく、分割添加又は連
続添加を行うこともできるが、分割添加又は連続
添加が好ましい。乳化剤、開始剤、連鎖移動剤等
の種類、添加量ならびにモノマーの添加方法につ
いては、得られるグラフト共重合体()のグラ
フト率が20〜180%となるように選ばれる。グラ
フト率が20%未満であると透光性が著しく低下し
たり、メツキ密着強度も悪くなる傾向となりやす
いため好ましくない。またグラフト率が180%を
超えると衝撃強度が著しく低下し、また流動性も
悪くなることからグラフト共重合体()のグラ
フト率を20〜180%の範囲に制御すことが必要で
ある。 芳香族ビニルモノマー−シアン化ビニルモノマ
ー共重合体()は、芳香族ビニルモノマー60〜
80重量%、好ましくは65〜75重量%及びシアン化
ビニルモノマー20〜40重量%、好ましくは25〜35
重量%を重合させて得られる共重合体である。芳
香族ビニルモノマーとしては、例えばスチレン、
α−メチルスチレン、アルキル核置換スチレンが
挙げられ、スチレンが好ましい。またシアン化ビ
ニルモノマーとしては、アルリロニトリル、メタ
クリロニトリル等が挙げられ、アクリロニトリル
が好ましい。グラフト重合用モノマー混合物の場
合と同様にシアン化ビニルモノマーの量が40重量
%を超えると着色しやすく、また20重量%未満で
はメチキ性が低下するため好ましくない。この芳
香族ビニルモノマー−シアン化ビニルモノマー共
重合体()の重合方法は特に限定されるもので
はなく、公知の塊状重合法、懸濁重合法又は乳化
重合法が用いられる。 本発明の熱可塑性樹脂組成物は上記グラフト共
重合体()と芳香族ビニルモノマー−シアン化
ビニルモノマー共重合体()を上記特定の範囲
となるように配合したものを基本構成とするが、
さらにこの配合物に、0.2〜0.4μの平均粒子径を
有するブタジエン系ゴム(C)ラテツクス15〜75重量
部(固形分として)に対し、芳香族ビニルモノマ
ー60〜80重量%及びシアン化ビニルモノマー20〜
40重量%からなるモノマー混合物(D)25〜85重量部
〔(C)と(D)の合計量は100重量部〕をグラフト重合さ
せて得られる20〜100%のグラフト率を有するグ
ラフト共重合体()を、グラフト共重合体
()、芳香族ビニルモノマー−シアン化ビニルモ
ノマー共重合体()及びグラフト共重合体
()からなる全組成物中におけるグラフト共重
合体()を構成するブタジエン系ゴム(C)の含有
量が4〜15重量%になるように所望により配合す
ることにより、熱可塑性樹脂組成物の特性、特に
耐衝撃性をより高めることができる。 グラフト共重合体()を構成するブタジエン
系ゴム(C)としてはポリブタジエン、ブタジエン−
スチレン共重合体、ブタジエン−アクリロニトリ
ル共重合体、ブタジエン−アクリル酸アルキルエ
ステル共重合体及びブタジエン−メタクリル酸ア
ルキルエステル共重合体等が挙げられる。これら
のブタジエン系ゴムは、通常は公知の乳化重合に
より製造することができる。その粒子径が0.2μ未
満では充分な衝撃強度が得られず、また粒子径が
0.4μを超えると透光性が低下するので好ましくな
い。 グラフト重合において、ブタジエン系ゴム(C)15
〜75重量部に対してグラフト重合用モノマー混合
物(D)は25〜85重量部〔(C)と(D)の合計量は100重量
部〕の量で使用される。ブタジエン系ゴム(C)が15
重量部未満では衝撃強度発現性に乏しく、75重量
部を超えるとグラフト共重合体()及び芳香族
ビニルモノマー−シアン化ビニルモノマー共重合
体()の配合物への分散不良を起し成形外観が
悪くなるので好ましくない。 グラフト重合用モノマー混合物(D)は芳香族ビニ
ルモノマー及びシアン化ビニルモノマーの混合物
であり、芳香族ビニルモノマー60〜80重量%、好
ましくは65〜75重量%及びシアン化ビニルモノマ
ー20〜40重量%、好ましくは25〜35重量%の混合
比でグラフト重合に用いられる。 芳香族ビニルモノマーとしては、例えばスチレ
ン、α−メチルスチレン、アルキル核置換スチレ
ン等が挙げられ、スチレンが好ましい。またシア
ン化ビニルモノマーとしては、例えばアクリロニ
トリル、メタクリロニトリル等が挙げられ、アク
リロニトリルが好ましい。シアン化ビニルモノマ
ーが40重量%を超える混合比でグラフト重合を行
うと、グラフト重合の際にシアン化ビニル単独重
合体が生成し、得られる組成物の着色の原因とな
り好ましくない。またシアン化ビニルモノマーが
20重量%未満の混合比でグラフト重合を行うと、
得られる組成物のメツキ特性が低下するため好ま
しくない。 この乳化グラフト重合に際しては、通常は公知
の乳化剤、開始剤及び連鎖移動剤が使用される。
なおグラフト重合用モノマー混合物(D)はゴムラテ
ツクス中に一度に加えてもよく、分割添加又は連
続添加を行うこともできるが、分割添加又は連続
添加が好ましい。乳化剤、開始剤、連鎖移動剤等
の種類、添加量ならびにモノマーの添加方法につ
いては、得られるグラフト共重合体()のグラ
フト率が20〜100%となるように選ばれる。グラ
フト率が20%未満であると透光性が低下しやすく
なるため好ましくない。またグラフト率が100%
を超えると衝撃強度が低下することからグラフト
共重合体()のグラフト率を20〜100%の範囲
に制御することが必要である。なおグラフト率の
定義はグラフト共重合体()の場合と同じであ
る。 こうして得られたグラフト共重合体()と、
芳香族ビニルモノマー−シアン化ビニルモノマー
共重合体()とが、グラフト共重合体()と
共重合体()の合計量中の合成ゴム(A)の含有量
が5〜30重量%となるように配合され、かつこの
配合物にさらにグラフト共重合体()が全組成
物〔グラフト共重合体()と共重合体()及
びグラフト共重合体()の合計〕中のブタジエ
ンゴム(C)の含有量が4〜15重量%になるように配
合されることにより透光性、メツキ性に優れる耐
衝撃性熱可塑性樹脂組成物が得られる。 グラフト共重合体()と共重合体()の合
計量中の合成メツキ(A)の含有量が5重量%未満に
なると、メツキ性が低下し耐衝撃性が低くなるた
め実用的価値はなくなる。また30重量%を超える
と透光性及びメツキ性が低下し、流動性及び加工
性も悪化するので好ましくない。さらにグラフト
共重合体()は所望により配合されるが、全組
成物〔グラフト共重合体()と共重合体()
及びグラフト共重合体()の合計〕中のブタジ
エンゴム(C)の含有量が4重量%未満になると耐衝
撃性が低下し好ましくなく、また15重量%を超え
ると曇価が上昇し実用上好ましくない。 グラフト共重合体()は単独で、あるいはゴ
ムのゲル分率及び粒子径、グラフト重合用モノマ
ーの種類及び量、グラフト率等が前記の特定の範
囲内にある2種以上のグラフト共重合体()の
混合物として使用することができる。芳香族ビニ
ルモノマー−シアン化ビニルモノマー共重合体
()も2種以上併用してもよい。さらにグラフ
ト共重合体()は単独で、あるいはゴムの粒子
径、グラフト重合用モノマーの種類及び量、グラ
フト率等が前記の特定の範囲内にある2種以上の
グラフト共重合体()の混合物として使用する
ことができる。 グラフト共重合体()と芳香族ビニルモノマ
ー−シアン化ビニルモノマー共重合体()及び
グラフト共重合体()とを配合するには、共重
合体()が乳化重合により製造される場合は三
者をエマルジヨンの状態で配合することが可能で
ある。そのほか三者を粉体として、あるいは粉体
とビーズ、ペレツト等との組み合わせにより、ヘ
ンシエルミキサー、押出機、バンバリーミキサ
ー、加熱ロール等の各種機器を使用して混練配合
することもできる。 本発明の樹脂組成物には、必要により抗酸化
剤、滑剤、着色剤、帯電防止剤、分散剤、充填剤
等の普通の助剤を添加することができる。 〔実施例〕 下記実施例中の「部」及び「%」はそれぞれ重
量部及び重量%を意味する。衝撃強度はASTM
D−256により、光学特性はASTM D−1003−
61に準じ板厚1.5mmの試料について日本精密光学
製の積分球式ヘーズメーターを用いて測定した。
成形外観及びメツキ特性は下記の方法によりそれ
ぞれ測定した。 成形外観: 5オンスのスクリユー型射出成形機(山城製
機株式会社製)を用い、シリンダー温度250℃
及び290℃、金型温度60℃の条件で板厚3mmの
平板を成形し、色調、光沢を観察した。 メツキ特性: 成形外観判定用平板試片を用い、膜厚約35μの
電気銅メツキを施したのち、表面外観を観察し、
メツキ膜を30mm/分の速度で直角方向に剥離する
ことにより密着強度を測定した。 流動性、成形外観及びメツキ表面外観の評価: ◎:非常に良好 ○:良好 △:やや不良 ×:不良 メツキ密着強度の評価: ◎:1.5Kg/cm以上 ○:1.0〜1.5Kg/cm △:0.5〜1.0mm/cm ×:0〜0.5cm/cm 実施例 1 合成ゴム(A−1)の合成: 1.3−ブタジエン 75部 スチレン 25部 1,3−ブチレンメジタクリレート 0.5部 オレイン酸カリウム 1.0部 不均化ロジン酸カリウム 1.0部 ジイソプロピルベンゼンパーオキシド 0.2部 硫酸第1鉄 0.005部 ピロリン酸ソーダ 0.5部 デキストローズ 0.3部 水 200部 上記組成に従つて100オートクレーブを用い、
50℃で重合を行つた。9時間でほぼ重合は完結
し、重合率98%、粒子径0.092μ、ゲル分率99%の
ゴムラテツクスが得られた。 グラフト共重合体(G−1)の合成: ゴムラテツクス(A−1)30(固形分として) スチレン 49部 アクリロニトリル 21部 不均化ロジン酸カリウム 1.0部 クメンヒドロパーオキシド 0.35部 硫酸第1鉄 0.01部 ピロリン酸ソーダ 0.2部 デキストローズ 0.35部 t−ドデシルメルカプタン 0.7部 水 200部(ゴムラテツクス中の水を含む) ゴムラテツクス(A−1)を用いて、上記組成
に従つてグラフト共重合体(G−1)を合成し
た。重合温度は70℃、重合時間は4時間である。
スチレン、アクリロニトリルにクメンヒドロパー
オキシド及びt−ドデシルメルカプタンを混合溶
解し、これをゴムラテツクス(A−1)に2時間
で滴下した。重合率は97.2%、グラフト率は51%
であつた。得られたグラフト共重合体ラテツクス
に抗酸化剤としてブチル化ヒドロキシトルエン2
部及びジラウリルチオプロピオネート0.5部を加
え、5%硫酸水溶液で凝固し、洗浄し、乾燥して
白色粉末を得た。 スチレン−アクリロニトリル共重合体(M−
1)の合成: スチレン 70部 アクリロニトリル 30部 リン酸カルシウム 1.0部 GAFAC GB520(分散助剤、東邦化学(株)製)
0.003部 ラウリルパ−オキシド 0.6部 t−ドデシルメルカプタン 0.5部 水 200部 上記組成に従つてスチレン−アクリロニトリル
共重合体を合成した。重合温度は80℃、重合時間
は6時間である。重合率は98%であつた。
【表】 上記第1表に示す組成及び重合条件に従つてグ
ラフト共重合体(−1)〜(−5)を合成し
た。なお上記グラフト重合時の滴下は上記所定量
のスチレン、アクリロニトリルにクメンヒドロパ
ーオキシド及びt−ドデシルメルカプタンを混合
溶解したものをポリ1,3−ブタジエンラテツク
スに所定の滴下時間で行つた。得られたグラフト
共重合体の各ラテツクスにブチル化ヒドロキシト
ルエン2部、ジラウリルチオプロピオネート0.5
部をそれぞれ加え、5%硫酸水溶液で凝固し、洗
浄し、乾燥して白色粉末を得た。 樹脂組成物の調整及び物性評価: 前記のグラフト共重合体(G−1)とスチレン
−アクリロニトル共重合体(M−1)を第2表に
示すように合成ゴム(A−1)の含有量が15%と
なるように配合した配合物に、上記の方法によつ
て得たグラフト共重合体(−2)を第2表に示
すように全組成物中のグラフト共重合体(−
2)に基づくゴム含有量を7%としヘンシエルミ
キサー3000rpmで5分間ブレンドし、しかる後押
出機によりペレツト賦型した。 これらのペレツトを用い射出成形機により試験
片を作成し諸物性を評価した。これらの結果を第
2表に示す。 実施例 2 グラフト共重合体(G−2)の合成: ゴムラテツクス(A−1)
45部(固形分として) スチレン 38.5部 アクリロニトリル 16.5部 不均化ロジン酸カリウム 1.0部 クメンヒドロパーオキシド 0.2部 硫酸第1鉄 0.008部 ピロリン酸ソーダ 0.2部 デキストローズ 0.4部 t−ドデシルメルカプタン 0.5部 水 160(ゴムラテツクス中の水を含む) 実施例1で得たゴムラテツクス(A−1)を用
いて、上記組成に従つてグラフト共重合体(G−
2)を合成した。重合温度は65℃、重合時間は5
時間である。なおグラフト重合時には上記スチレ
ン、アクリロニトリルにクメンヒドロパーオキシ
ド及びt−ドデシルメルカプタンを混合溶解し、
これをゴムラテツクス(A−1)に3時間で滴下
した。重合率は97.5%、グラフト率は83%であつ
た。得られたグラフト共重合体ラテツクスに抗酸
化剤としてブチル化ヒドロキシトルエン2部及び
ジラウリルチオプロピオネート0.5部を加え、5
%硫酸水溶液で凝固し、洗浄し、乾燥して白色粉
末を得た。 上記グラフト共重合体(G−2)とスチレン−
アクリロニトリル共重合体(M−1)を第2表に
示すように配合し、第1表に示すような方法によ
つて得たグラフト共重合体(−1)を第2表に
示すように配合した以外は、全て実施例1と同様
の条件で樹脂組成物の調整及び物性評価を行つ
た。これらの結果を第2表に示す。 実施例 3 グラフト共重合体(−2)を第2表に示すよ
うに配合した以外は全て実施例2と同様の条件で
樹脂、組成物の調製及び物性評価を行つた。これ
らの結果を第2表に示す。 実施例 4 グラフト重合体(−3)を第2表に示すよう
に配合した以外は全て実施例3と同様の条件で樹
脂組成物の調製及び物性評価を行つた。これらの
結果を第2表に示す。 実施例 5 グラフト共重合体(G−3)の合成: 実施例1で得たゴムラテツクス(A−1)を用
いて下記の組成及び重合条件に従つてグラフト共
重合体(G−3)を合成した。 ゴムラテツクス(A−1)
45部(固形分として) スチレン 38.5部 アクリロニトリル 16.5部 不均化ロジン酸カリウム 1.0部 クメンヒドロパーオキシド 0.2部 硫酸第1鉄 0.01部 ピロリン酸ソーダ 0.2部 デキストローズ 0.4部 t−ドデシルメルカプタン 0.15部 水 160部(ゴムラテツクス中の水を含む) 重合温度 65℃ 重合時間 5時間 滴下時間 3時間 重合率 97.3% グラフト率 150% なお上記のグラフト重合時の滴下は上記所定量
のスチレン、アクリロニトリルにクメンヒドロパ
ーオキシド及びt−ドデシルメルカプタンを混合
溶解し、これをゴムラテツクス(A−1)に所定
の滴下時間で行つた。得られたグラフト共重合体
ラテツクスはグラフト共重合体(G−2)と同様
に処理し、白色粉末を得た。 上記グラフト共重合体(G−3)を第2表に示
すように配合した以外は全て実施例1と同様の条
件で樹脂組成物の調製及び物性評価を行つた。こ
れらの結果を第2表に示す。 実施例 6 全組成物のグラフト重合体(−2)に基づく
ゴム含有量を4%に変えた以外は全て実施例3と
同様の条件で樹脂組成物の調製及び物性評価を行
つた。これらの結果を第2表に示す。 実施例 7 全組成物のグラフト重合体(−2)に基づく
ゴム含有量を10%に変えた以外は全て実施例6と
同様の条件で樹脂組成物の調製及び物性評価を行
つた。これらの結果を第2表に示す。 実施例 8 グラフト共重合体(G−2)とスチレン−アク
リロニトリル共重合体(M−1)を第2表に示す
ように配合し、配合物中の合成ゴム(A−1)の
含有量を20%に変え、全組成物のグラフト共重合
体(−2)に基づくゴム含有量を13%に変えた
以外は、全て実施例7と同様の条件で樹脂組成物
の調製及び物性評価を行つた。これらの結果を第
2表に示す。 比較例 1 グラフト共重合体()の添加をなしにした以
外は全て実施例1と同様の条件で樹脂組成物の調
製及び物性評価を行つた。これらの結果を第2表
に示す。 比較例 2 グラフト共重合体(G−2)を第2表に示すよ
うに配合した以外は全て比較例1と同様の条件で
樹脂組成物の調製及び物性評価を行つた。これら
の結果を第2表に示す。 比較例 3 グラフト共重合体(G−3)を第2表に示すよ
うに配合した以外は全て比較例2と同様の条件で
樹脂組成物の調製及び物性評価を行つた。これら
の結果を第2表に示す。 比較例 4 グラフト共重合体(−5)を第2表に示すよ
うに配合した以外は全て比較例3と同様の条件で
樹脂組成物の調製及び物性評価を行つた。これら
の結果を第2表に示す。 比較例 5 グラフト共重合体(−4)を第2表に示すよ
うに配合した以外は全て比較例4と同様の条件で
樹脂組成物の調製及び物性評価を行つた。これら
の結果を第2表に示す。 比較例 6 グラフト共重合体(−2)を第2表に示すよ
うに配合した以外は全て比較例5と同様の条件で
樹脂組成物の調製及び物性評価を行つた。これら
の結果を第2表に示す。 第2表の結果から明らかなように実施例1〜8
はアイゾツト衝撃強度、透光性及びメツキ性に優
れることがわかる。比較例4ではグラフト共重合
体(−5)のグラフト率が130%と高いため流
動性がやや悪く充分な衝撃強度が得られない。比
較例5ではグラフト共重合体(−4)のグラフ
ト率が15%と低いため表面光沢がやや悪く透光性
に劣る。また比較例6では全組成物中でのグラフ
ト共重合体(−2)を構成するブタジエンゴム
含有量が20%と高いため衝撃強度は充分であるが
光学特性が悪くなることがわかる。
【表】
〔発明の効果〕
本発明の熱可塑性樹脂組成物は従来公知の熱可
塑性樹脂組成物と比較して、特に次の利点により
優れている。 (1) 従来の透明ABS樹脂では良好なメツキ性が
得られないのに対し、通常のABS樹脂と同等
の優れたメツキ性を保持しながら大幅に向上し
た透明性を有する。 (2) 金属感を有する光表示スイツチ類の成形に従
来用いられるポリスチレンとABS樹脂の二重
成形品の場合は、成形金型が複雑で成形操作も
煩雑なため成形加工価格が高く、デザインの多
様化に対応できなかつたのに対し、成形加工価
格を低減でき、デザインの多様化にも対応でき
る。
【特許請求の範囲】
1 平均繊維径(d)が0.5μ以下、平均繊維長(l)が5μ
以下かつl/dが3〜10の無機繊維を下記式を満
足する割合で含有するポリエステルからなり、フ
イルム平均表面粗さ(Ra)が0.005〜0.05μである
ことを特徴とする二軸配向ポリエステルフイル
ム。 0.005≦d×l×w≦1 〔但しd:無機繊維の平均繊維径(μ) l:無機繊維の平均繊維長(μ) w:無機繊維の含有量(重量%)〕 2 無機繊維がチタン酸カリウム、炭酸カルシウ
ム及びハイシリカゼオライトからなる群から選ば
れる少なくとも1種であることを特徴とする特許
請求の範囲第1項記載の二軸配向ポリエステルフ
イルム。

Claims (1)

  1. 合計量は100重量部〕をグラフト重合させて得ら
    れる20〜100%のグラフト率を有するグラフト共
    重合体()とが、全組成物中のブタジエン系ゴ
    ム(C)の含有量が4〜15重量%になるように配合さ
    れてなる良好な透光性及びメツキ性を有する耐衝
    撃性熱可塑性樹脂組成物。
JP12994086A 1985-06-05 1986-06-04 耐衝撃性熱可塑性樹脂組成物 Granted JPS62201959A (ja)

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