JPH0458316B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0458316B2 JPH0458316B2 JP58043742A JP4374283A JPH0458316B2 JP H0458316 B2 JPH0458316 B2 JP H0458316B2 JP 58043742 A JP58043742 A JP 58043742A JP 4374283 A JP4374283 A JP 4374283A JP H0458316 B2 JPH0458316 B2 JP H0458316B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lysine
- producing
- culture
- strain
- acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Description
本発明は発酵法によるL−リジンの製造法に関
し、さらに詳しくは、コリネバクテリウム属また
はブレビバクテリウム属に属し、L−リジン生産
能を有し、かつ、バチルス属細菌の生産するサー
モライシンに対し抵抗性を有する菌株を栄養培地
に培養し、培養物中にこれを生成せしめ、生成蓄
積したL−リジンを該培養物から採取することを
特徴とする発酵法によるL−リジンの製造法に関
する。その目的は、医薬品あるいは飼料や食品へ
の添加剤として需要の大きいL−リジンを工業的
安価に製造する方法を提供することにある。 リジン生産における雑菌汚染は大きな問題で特
に、連続発酵においては汚染による収率低下の解
決が要望されている。その原因について検討の結
果、多くは耐熱性胞子を有するバチルス属の細菌
の混入によつてリジン生産菌の生育が阻害される
ためであることがわかつた。この対策としてバチ
ルス属の生産するサーモライシンに対して抵抗性
を有する変異株を用いることにより被害を大幅に
軽減できることを見出した。 以下、本発明を詳細に説明する。 本発明方法では、コリネバクテリウム属または
ブレビバクテリウム属に属し、バチルス属細菌の
生産するサーモライシンに対して抵抗性を有する
L−リジン生産菌株であれば、いかなる菌株をも
用いることができる。 かかる変異株は、L−リジン生産株に前記性質
を付与することによつて得ることもできるし、逆
に前記性質を有する菌にリジン生産性を付与する
ことによつても得ることができる。本発明に用い
る菌株は上記のごとき性質の他にL−リジン生産
に寄与するいかなる性質を備えていてもよい。 本発明で用いられる菌株としては、コリネバク
テリウム・グルタミクムH−3386(FERMP−
6822)をあげることができる。 該菌株は、リジン生産能を有するコリネバクテ
リウム・グルタミクムFERM BP−158(チアジ
リン、ストレプトマイシン、リフアンピシン及び
6−アザウラシルに抵抗性)の細胞を0.1規定ト
リス・マレイン酸緩衛液(pH6.0)中に
108Cells/mlの濃度に懸濁し、ここにN−メチル
−N´−ニトロ−N−ニトロソグアニジンを最終濃
度0.2mg/mlになるように添加し、室温で30分間
静置した後、サーモライシン(TL)500μg/ml
を含む下記のごとき組成を有する最少寒天平板培
地に塗布し、生育するコロニーの中から選択され
た変異株であり、TL抵抗性を有する点で、第1
表に示すようにと親株と明らかに区別できる。
し、さらに詳しくは、コリネバクテリウム属また
はブレビバクテリウム属に属し、L−リジン生産
能を有し、かつ、バチルス属細菌の生産するサー
モライシンに対し抵抗性を有する菌株を栄養培地
に培養し、培養物中にこれを生成せしめ、生成蓄
積したL−リジンを該培養物から採取することを
特徴とする発酵法によるL−リジンの製造法に関
する。その目的は、医薬品あるいは飼料や食品へ
の添加剤として需要の大きいL−リジンを工業的
安価に製造する方法を提供することにある。 リジン生産における雑菌汚染は大きな問題で特
に、連続発酵においては汚染による収率低下の解
決が要望されている。その原因について検討の結
果、多くは耐熱性胞子を有するバチルス属の細菌
の混入によつてリジン生産菌の生育が阻害される
ためであることがわかつた。この対策としてバチ
ルス属の生産するサーモライシンに対して抵抗性
を有する変異株を用いることにより被害を大幅に
軽減できることを見出した。 以下、本発明を詳細に説明する。 本発明方法では、コリネバクテリウム属または
ブレビバクテリウム属に属し、バチルス属細菌の
生産するサーモライシンに対して抵抗性を有する
L−リジン生産菌株であれば、いかなる菌株をも
用いることができる。 かかる変異株は、L−リジン生産株に前記性質
を付与することによつて得ることもできるし、逆
に前記性質を有する菌にリジン生産性を付与する
ことによつても得ることができる。本発明に用い
る菌株は上記のごとき性質の他にL−リジン生産
に寄与するいかなる性質を備えていてもよい。 本発明で用いられる菌株としては、コリネバク
テリウム・グルタミクムH−3386(FERMP−
6822)をあげることができる。 該菌株は、リジン生産能を有するコリネバクテ
リウム・グルタミクムFERM BP−158(チアジ
リン、ストレプトマイシン、リフアンピシン及び
6−アザウラシルに抵抗性)の細胞を0.1規定ト
リス・マレイン酸緩衛液(pH6.0)中に
108Cells/mlの濃度に懸濁し、ここにN−メチル
−N´−ニトロ−N−ニトロソグアニジンを最終濃
度0.2mg/mlになるように添加し、室温で30分間
静置した後、サーモライシン(TL)500μg/ml
を含む下記のごとき組成を有する最少寒天平板培
地に塗布し、生育するコロニーの中から選択され
た変異株であり、TL抵抗性を有する点で、第1
表に示すようにと親株と明らかに区別できる。
【表】
上記最少寒天平板培地の組成:グルコース10
g/、塩化アンモニウム4g/、KH2PO41
g/、K2HPO43g/、MgSO4・7H2O0.4
g/、FeSO4・7H2O0.01g/、MnSO4・
4H2O0.01g/、尿素2g/、ビオチン50μ
g/、寒天20g/、L−ロイシン200μg/
ml(pH7.2) 本発明に使用する培地組成としては使用菌株の
利用しうる炭素源、窒素源、無機物、その他の必
要な栄養素を程よく含有するものであれば合成培
地、天然培地のいずれも使用できる。すなわち炭
素源としてはグルコース、フラクトース、ソルビ
トール、グリセロール、蔗糖、澱粉、澱粉加水分
解物、糖蜜、果汁などの各種炭水化物、酢酸、フ
マール酸、乳酸、コハク酸などの有機酸、さらに
エタノール、メタノールなどのアルコール類も使
用できる。窒素源としては、アンモニア、塩化ア
ンモニウム、硫酸アンモニウム、酢酸アンモニウ
ム、リン酸ンアンモニウム等の各種無機酸のアン
モニウム塩、尿素、アミン類、その他含窒素化合
物、ならびにペプトン、肉エキス、酵母エキス、
コーン・スチープ・リカー、カゼイン加水分解
物、大豆粕酸加水分解物、各種発酵菌体およびそ
の消化物などが使用できる。さらに無機物として
は、リン酸第一カリウム、リン酸第二カリウム、
リン酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、塩化ナ
トリウム、硫酸第一鉄、硫酸マンガン、炭酸カル
シウムなどが使用される。本発明に使用する微生
物が生育のために特定の栄養素を必要とする場合
には、その栄養素を適当量培地中に存在させなけ
れはならないが、これらの物質は窒素源として例
示した天然物に含まれて添加される場合がある。
また培地中に各種の添加物、例えは各種抗生物
質、α−アミノ酪酸、システイン、ロイシン、ロ
イシン発酵液あるいはアスパラギン酸、グルタミ
ン酸などを添加することによりL−リジン生産量
を増加させうる場合がある。培養は振盪培養ある
いは深部通気撹拌培養などの好気的条件下で行
う。培養温度は通常20〜40℃の範囲で、培地の
pHは3〜9の範囲で、好ましくは中性付近に保
持することが望ましいが、これ以外の条件下でも
使用菌株が生育すれば実施できる。培地のpH調
節は炭酸カルシウム、酸あるいはアルカリ溶液、
pH緩衛剤などによつて行う。通常1〜6日間で
培養液中にL−リジンが生成蓄積する。 培養終了後、培養液より菌体などの沈澱物を除
去し、公知のイオン交換処理法、濃縮法、吸着
法、塩析法などを併用することにより、培養液か
らL−リジンを回収することができる。 本発明を実施することによる効果としては雑菌
汚染が発生した場合の被害を大幅に軽減できるこ
とは言うまでもなく、従来、雑菌汚染を防ぐため
過剰な殺菌を行つていたのを最少限にすることが
でき、蒸気、エネルギーの大幅な節約も可能とな
る。 以下、実施例をあげて本発明を具体的に示す。 実施例 第1表に示す菌株をグルコース40g/、尿素
3g/、KH2PO41.5g/、K2HPO40.5g/
、MgSO4・7H2O0.5g/、ビオチン50μg/
、ペプトン20g/および酵母エキス5g/
からなる種培地(pH7.2)20mlを含む300ml容三
角フラスコに120℃、30分間オートクレーブ殺菌
後接種し、30℃、24時間培養する。 この培養液2mlを廃糖蜜90g/(グルコース
換算)、大豆粕酸加水分解物10g/(大豆粕重
量換算)、硫安20g/、尿素3g/、
MgSO4・7H2O0.5g/、K2HPO40.7g/お
よびCaCO330g/からなる発酵培地(pH7.2)
20mlを含む300ml容三角フラスコ(120℃、30分間
オートクレーブ殺菌)に接種し、30℃で3日間振
盪培養する。培養液中にL−リジン(塩酸塩とし
て、以下同様)が41g/生成蓄積する。対照と
してFERM BP−158を用いる他は上記と同様に
実施して41g/のリジンを得る。 生産培地のオートクレーブ殺菌を100℃20分に
して同様に培養したときの結果も第1表に併せて
示す。
g/、塩化アンモニウム4g/、KH2PO41
g/、K2HPO43g/、MgSO4・7H2O0.4
g/、FeSO4・7H2O0.01g/、MnSO4・
4H2O0.01g/、尿素2g/、ビオチン50μ
g/、寒天20g/、L−ロイシン200μg/
ml(pH7.2) 本発明に使用する培地組成としては使用菌株の
利用しうる炭素源、窒素源、無機物、その他の必
要な栄養素を程よく含有するものであれば合成培
地、天然培地のいずれも使用できる。すなわち炭
素源としてはグルコース、フラクトース、ソルビ
トール、グリセロール、蔗糖、澱粉、澱粉加水分
解物、糖蜜、果汁などの各種炭水化物、酢酸、フ
マール酸、乳酸、コハク酸などの有機酸、さらに
エタノール、メタノールなどのアルコール類も使
用できる。窒素源としては、アンモニア、塩化ア
ンモニウム、硫酸アンモニウム、酢酸アンモニウ
ム、リン酸ンアンモニウム等の各種無機酸のアン
モニウム塩、尿素、アミン類、その他含窒素化合
物、ならびにペプトン、肉エキス、酵母エキス、
コーン・スチープ・リカー、カゼイン加水分解
物、大豆粕酸加水分解物、各種発酵菌体およびそ
の消化物などが使用できる。さらに無機物として
は、リン酸第一カリウム、リン酸第二カリウム、
リン酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、塩化ナ
トリウム、硫酸第一鉄、硫酸マンガン、炭酸カル
シウムなどが使用される。本発明に使用する微生
物が生育のために特定の栄養素を必要とする場合
には、その栄養素を適当量培地中に存在させなけ
れはならないが、これらの物質は窒素源として例
示した天然物に含まれて添加される場合がある。
また培地中に各種の添加物、例えは各種抗生物
質、α−アミノ酪酸、システイン、ロイシン、ロ
イシン発酵液あるいはアスパラギン酸、グルタミ
ン酸などを添加することによりL−リジン生産量
を増加させうる場合がある。培養は振盪培養ある
いは深部通気撹拌培養などの好気的条件下で行
う。培養温度は通常20〜40℃の範囲で、培地の
pHは3〜9の範囲で、好ましくは中性付近に保
持することが望ましいが、これ以外の条件下でも
使用菌株が生育すれば実施できる。培地のpH調
節は炭酸カルシウム、酸あるいはアルカリ溶液、
pH緩衛剤などによつて行う。通常1〜6日間で
培養液中にL−リジンが生成蓄積する。 培養終了後、培養液より菌体などの沈澱物を除
去し、公知のイオン交換処理法、濃縮法、吸着
法、塩析法などを併用することにより、培養液か
らL−リジンを回収することができる。 本発明を実施することによる効果としては雑菌
汚染が発生した場合の被害を大幅に軽減できるこ
とは言うまでもなく、従来、雑菌汚染を防ぐため
過剰な殺菌を行つていたのを最少限にすることが
でき、蒸気、エネルギーの大幅な節約も可能とな
る。 以下、実施例をあげて本発明を具体的に示す。 実施例 第1表に示す菌株をグルコース40g/、尿素
3g/、KH2PO41.5g/、K2HPO40.5g/
、MgSO4・7H2O0.5g/、ビオチン50μg/
、ペプトン20g/および酵母エキス5g/
からなる種培地(pH7.2)20mlを含む300ml容三
角フラスコに120℃、30分間オートクレーブ殺菌
後接種し、30℃、24時間培養する。 この培養液2mlを廃糖蜜90g/(グルコース
換算)、大豆粕酸加水分解物10g/(大豆粕重
量換算)、硫安20g/、尿素3g/、
MgSO4・7H2O0.5g/、K2HPO40.7g/お
よびCaCO330g/からなる発酵培地(pH7.2)
20mlを含む300ml容三角フラスコ(120℃、30分間
オートクレーブ殺菌)に接種し、30℃で3日間振
盪培養する。培養液中にL−リジン(塩酸塩とし
て、以下同様)が41g/生成蓄積する。対照と
してFERM BP−158を用いる他は上記と同様に
実施して41g/のリジンを得る。 生産培地のオートクレーブ殺菌を100℃20分に
して同様に培養したときの結果も第1表に併せて
示す。
Claims (1)
- 1 コリネバクテリウム属またはブレビバクテリ
ウム属に属し、バチルス属細菌の生産するサーモ
ライシンに耐性を有するL−リジン生産菌を栄養
培地に培養し、培養液中にL−リジンを生成せし
め、培養液からL−リジンを採取することを特徴
とするL−リジンの製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58043742A JPS59169497A (ja) | 1983-03-16 | 1983-03-16 | L−リジンの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58043742A JPS59169497A (ja) | 1983-03-16 | 1983-03-16 | L−リジンの製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59169497A JPS59169497A (ja) | 1984-09-25 |
| JPH0458316B2 true JPH0458316B2 (ja) | 1992-09-17 |
Family
ID=12672216
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58043742A Granted JPS59169497A (ja) | 1983-03-16 | 1983-03-16 | L−リジンの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59169497A (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5544597B1 (ja) * | 1969-06-09 | 1980-11-13 |
-
1983
- 1983-03-16 JP JP58043742A patent/JPS59169497A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59169497A (ja) | 1984-09-25 |
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