JPH0459096B2 - - Google Patents
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- JPH0459096B2 JPH0459096B2 JP62196473A JP19647387A JPH0459096B2 JP H0459096 B2 JPH0459096 B2 JP H0459096B2 JP 62196473 A JP62196473 A JP 62196473A JP 19647387 A JP19647387 A JP 19647387A JP H0459096 B2 JPH0459096 B2 JP H0459096B2
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[産業上の利用分野]
この発明は、外部から補充された物品を収容し
た収容箱を、一旦一時貯蔵手段に貯えた上で、必
要に応じて収納手段に補給し、この収納手段から
被供給部に供給するように構成された物品供給装
置に関する。 [従来の技術] (1) 従来において、本願出願の発明者等は、製品
の部品ユニツト等の物品を、組立ステーシヨン
に自動的に供給して、ここで、ロボツトにより
自動的に製品に組立られるようにした物品供給
装置を、特願昭61−200949号及び61−200950号
において、既に提案しているものである。 このような従来の物品供給装置においては、
非ライン方式を採用しており、ロボツトのよう
な多機能作業機構と組み合わせることにより、
占有面積が小さくて済み、多種類の物品に共用
出来ると共に、多種物品の混在収納が可能であ
る等、使い勝手の良い装置である。 (2) また、色々な整列部品を所定の容器に貯蔵
し、順次これらを取り出し、任意の場所に自動
供給する容器の搬送装置として、特開昭60−
171927号公報が知られている。この従来公報に
おいては、整列部品の入つた容器を積み上げ貯
蔵し、下端にて一枚の容器を分離する段ばらし
部と、この分離された容器を前方に押し出し固
定するプツシヤと、供給完了した空の容器を下
方より持ち上げ、前記プツシヤが戻ると、前の
容器の上に積み上げ、次の容器が入るスペース
を確保する位置まで下降可能なリフタと、空の
容器を後方つまり段ばらし部の下方に搬出する
搬出コンベイヤとから構成されている。 (3) また、多数の製品や部品等を載せたトレイ
を、自動的に正編作業部署の作業部へ作業内容
に応じて配送し、製品や部品等の送・受を行な
うトレイ配送装置として、特開昭61−206709号
公報が知られている。この従来公報において
は、トレイを出し入れ及び支持自在な支持部を
垂直方向に複数段備えたトレイ収納部を、トレ
イ収納部の支持部からトレイを取り出す移送機
と、上記支持部から取り出されたトレイを載置
する保持部とよりなる昇降体を、駆動装置を介
して垂直方向で移動自在にトレイ収納体に配し
たトレイ出入り部と、昇降体の発・停を制御
し、トレイの出し入れ位置及び作業部の高さ位
置等を対応させて昇降体の移動位置決め自在な
制御部とを備えるように構成されている。 (4) 更に、物品をトレイ上に搭載して搬送する送
装置において、電子プリント基板用の部品キツ
トを作る自動化された装置として、特開昭60−
56702号公報が知られている。 [発明が解決しようとする問題点] ここで、(1)において説明したような従来の物品
供給装置においては、物品が収容された収容箱を
組立ライン又は組立ステージに供給するものであ
り、ロボツトはこの供給された収容箱から物品を
取り出し、組立るように構成されている。しかし
なから、ロボツトに物品が供給されて、収容箱の
中の物品が無くなると、このように空になつた収
容箱を物品が満載された収容箱と入れ換えなけれ
ば、ロボツトの組立動作が停止してしまうことに
なる。 このため、ロボツト等において、作業の待ちが
生じることになる、作業効率の低下という問題点
が発生することになる。 また、(2)において説明した従来の容器の搬送装
置においては、段ばらし部に積み上げ貯蔵された
容器は、下端のみで分離されることから、同一種
類の部品に限定されており、一旦、プツシヤによ
り前方に押し出された容器は、空になるまで、再
び、段ばらし部に戻ることは無いものである。こ
の結果、この従来技術を用いて、異なる種類の部
品が夫々収容された任意の容器を、被供給部に供
給する機能を持たせることが不可能であり、単一
部品の供給にしか適用することの出来ない問題点
が指摘されている。 また、(3)において説明した従来のトレイ配送装
置においては、所定のトレイにおいて空になつた
場合には、この空トレイは、昇降体の最下方位置
への下降により排出されるように構成されてお
り、このように、空トレイの排出に際して、作業
部への部品供給は一旦停止され、上述した(1)と同
様な作業効率上の問題点が指摘されている。 更に、(4)において説明した従来の電子部品キツ
ト組立装置においては、空になつたトレイの排出
に際して、所定の箇所まで搬送されるように構成
されているので、上述した(1)と同様に、この空ト
レイの排出に際して作業が停滞してしまい、作業
効率上の問題点が存在するものである。 この発明は上述した問題点に鑑みてなされたも
ので、この発明の目的は、多種類の物品の供給に
際して、作業効率の低下を阻止することの出来る
物品供給装置を提供することである。 [問題点を解決するための手段及びその作用] 上述した問題点を解決し、目的を達成するた
め、この発明に係わる物品供給装置は、外部装置
に対して物品を供給するためにその物品を収容し
た複数の収容箱を蓄える一時貯蔵手段と、前記外
部装置と一時貯蔵手段との間に配設され、この外
部装置に物品を供給するために、前記収容箱を複
数収納する収納部を昇降自在に備えた収納手段
と、前記収納手段の前記外部装置に対向する側面
の固定された位置に取りつけられ、前記収納手段
に収納された収容箱を前記外部装置まで引き出す
引き出し手段と前記外部装置から要求された種類
の物品を収容した収容箱が前記引き出し手段によ
り引き出される位置に到達するように前記収納手
段を昇降駆動する昇降手段と、前記収納手段にお
いて空になつた収容箱を対応する収納部から取り
出し、前記一時貯蔵手段内の収容箱を該収納部に
取り入れる入れ替え手段とを具備し、上記種々の
手段を制御する制御手段は、前記収納手段内の何
れかの収容箱内の物品が空になつた情報が出力さ
れると、前記引きだし手段による収容箱の前記外
部装置への引き出し動作中に、前記入れ替え手段
による前記空収容箱の入れ替え動作を実行させる
ように制御する事を特徴とする。 [実施例] 以下に、この発明に係わる一実施例の構成を添
付図面を参照して、詳細に説明する。 尚、以下の説明において、下記の目次に示す順
序により、説明するものである。 目 次 〈概略構成〉 〈無人車の説明〉 〈パレツトの説明〉 〈バツフアの説明〉 〈バツフアの動作〉 〈エレベータの説明〉 エレベータ本体の構成 入れ換え機構の構成 入れ換え機構の動作 −バツフアからの取り込み動作− −空パレツトの引き込み動作− −パレツトの押し出し動作− −空パレツトの搬出動作− 〈ストツカの説明〉 〈システムの動作〉
た収容箱を、一旦一時貯蔵手段に貯えた上で、必
要に応じて収納手段に補給し、この収納手段から
被供給部に供給するように構成された物品供給装
置に関する。 [従来の技術] (1) 従来において、本願出願の発明者等は、製品
の部品ユニツト等の物品を、組立ステーシヨン
に自動的に供給して、ここで、ロボツトにより
自動的に製品に組立られるようにした物品供給
装置を、特願昭61−200949号及び61−200950号
において、既に提案しているものである。 このような従来の物品供給装置においては、
非ライン方式を採用しており、ロボツトのよう
な多機能作業機構と組み合わせることにより、
占有面積が小さくて済み、多種類の物品に共用
出来ると共に、多種物品の混在収納が可能であ
る等、使い勝手の良い装置である。 (2) また、色々な整列部品を所定の容器に貯蔵
し、順次これらを取り出し、任意の場所に自動
供給する容器の搬送装置として、特開昭60−
171927号公報が知られている。この従来公報に
おいては、整列部品の入つた容器を積み上げ貯
蔵し、下端にて一枚の容器を分離する段ばらし
部と、この分離された容器を前方に押し出し固
定するプツシヤと、供給完了した空の容器を下
方より持ち上げ、前記プツシヤが戻ると、前の
容器の上に積み上げ、次の容器が入るスペース
を確保する位置まで下降可能なリフタと、空の
容器を後方つまり段ばらし部の下方に搬出する
搬出コンベイヤとから構成されている。 (3) また、多数の製品や部品等を載せたトレイ
を、自動的に正編作業部署の作業部へ作業内容
に応じて配送し、製品や部品等の送・受を行な
うトレイ配送装置として、特開昭61−206709号
公報が知られている。この従来公報において
は、トレイを出し入れ及び支持自在な支持部を
垂直方向に複数段備えたトレイ収納部を、トレ
イ収納部の支持部からトレイを取り出す移送機
と、上記支持部から取り出されたトレイを載置
する保持部とよりなる昇降体を、駆動装置を介
して垂直方向で移動自在にトレイ収納体に配し
たトレイ出入り部と、昇降体の発・停を制御
し、トレイの出し入れ位置及び作業部の高さ位
置等を対応させて昇降体の移動位置決め自在な
制御部とを備えるように構成されている。 (4) 更に、物品をトレイ上に搭載して搬送する送
装置において、電子プリント基板用の部品キツ
トを作る自動化された装置として、特開昭60−
56702号公報が知られている。 [発明が解決しようとする問題点] ここで、(1)において説明したような従来の物品
供給装置においては、物品が収容された収容箱を
組立ライン又は組立ステージに供給するものであ
り、ロボツトはこの供給された収容箱から物品を
取り出し、組立るように構成されている。しかし
なから、ロボツトに物品が供給されて、収容箱の
中の物品が無くなると、このように空になつた収
容箱を物品が満載された収容箱と入れ換えなけれ
ば、ロボツトの組立動作が停止してしまうことに
なる。 このため、ロボツト等において、作業の待ちが
生じることになる、作業効率の低下という問題点
が発生することになる。 また、(2)において説明した従来の容器の搬送装
置においては、段ばらし部に積み上げ貯蔵された
容器は、下端のみで分離されることから、同一種
類の部品に限定されており、一旦、プツシヤによ
り前方に押し出された容器は、空になるまで、再
び、段ばらし部に戻ることは無いものである。こ
の結果、この従来技術を用いて、異なる種類の部
品が夫々収容された任意の容器を、被供給部に供
給する機能を持たせることが不可能であり、単一
部品の供給にしか適用することの出来ない問題点
が指摘されている。 また、(3)において説明した従来のトレイ配送装
置においては、所定のトレイにおいて空になつた
場合には、この空トレイは、昇降体の最下方位置
への下降により排出されるように構成されてお
り、このように、空トレイの排出に際して、作業
部への部品供給は一旦停止され、上述した(1)と同
様な作業効率上の問題点が指摘されている。 更に、(4)において説明した従来の電子部品キツ
ト組立装置においては、空になつたトレイの排出
に際して、所定の箇所まで搬送されるように構成
されているので、上述した(1)と同様に、この空ト
レイの排出に際して作業が停滞してしまい、作業
効率上の問題点が存在するものである。 この発明は上述した問題点に鑑みてなされたも
ので、この発明の目的は、多種類の物品の供給に
際して、作業効率の低下を阻止することの出来る
物品供給装置を提供することである。 [問題点を解決するための手段及びその作用] 上述した問題点を解決し、目的を達成するた
め、この発明に係わる物品供給装置は、外部装置
に対して物品を供給するためにその物品を収容し
た複数の収容箱を蓄える一時貯蔵手段と、前記外
部装置と一時貯蔵手段との間に配設され、この外
部装置に物品を供給するために、前記収容箱を複
数収納する収納部を昇降自在に備えた収納手段
と、前記収納手段の前記外部装置に対向する側面
の固定された位置に取りつけられ、前記収納手段
に収納された収容箱を前記外部装置まで引き出す
引き出し手段と前記外部装置から要求された種類
の物品を収容した収容箱が前記引き出し手段によ
り引き出される位置に到達するように前記収納手
段を昇降駆動する昇降手段と、前記収納手段にお
いて空になつた収容箱を対応する収納部から取り
出し、前記一時貯蔵手段内の収容箱を該収納部に
取り入れる入れ替え手段とを具備し、上記種々の
手段を制御する制御手段は、前記収納手段内の何
れかの収容箱内の物品が空になつた情報が出力さ
れると、前記引きだし手段による収容箱の前記外
部装置への引き出し動作中に、前記入れ替え手段
による前記空収容箱の入れ替え動作を実行させる
ように制御する事を特徴とする。 [実施例] 以下に、この発明に係わる一実施例の構成を添
付図面を参照して、詳細に説明する。 尚、以下の説明において、下記の目次に示す順
序により、説明するものである。 目 次 〈概略構成〉 〈無人車の説明〉 〈パレツトの説明〉 〈バツフアの説明〉 〈バツフアの動作〉 〈エレベータの説明〉 エレベータ本体の構成 入れ換え機構の構成 入れ換え機構の動作 −バツフアからの取り込み動作− −空パレツトの引き込み動作− −パレツトの押し出し動作− −空パレツトの搬出動作− 〈ストツカの説明〉 〈システムの動作〉
残個数が1になるまで
残個数が1になつたとき
〓バツフアによるパレツト分離〓
〓エレベータによるパレツト引出し〓
〓エレベータによる上下パレツトの合体〓
〓エレベータ入れ換え待機位置〓
〓待機位置への移動〓
〓残個数0の検出〓
〓パレツト入れ換え〓
〓空パレツトの積み上げ〓
〓最終棚の入れ換え〓
[実施例の効果]
《概略構成》
先ず、この一実施例のフレキシブル・アツセン
ブリング・センタ(以下、FACと呼ぶ。)10の
概要に関して、第1図及び第2図を参照して説明
する。 このFAC10は、複数の部品x1,x2,x3…か
ら所定の製品を自動的に組立るための自動組立装
置(以下、単にロボツトと呼ぶ。)12と、この
ロボツト12に、組立順序に応じて必要となる部
品x1,x2,x3…を自動的に供給する部品供給シス
テム14と、このロボツト12及び部品供給シス
テム14に接続され、ロボツト12における組立
動作を効率的に実行出来るよう、両者を駆動制御
するための制御ユニツト16と、この制御ユニツ
ト16に接続され、操作者により組立情報データ
が入力される入出力装置18とを概略備えてい
る。 この部品供給システム14は、図示しない自動
化倉庫に収納されていた種々の部品x1,x2,x3…
を、複数の無人車20(第1図に示す。)を介し
て搬送を受けるように構成されている。即ち、こ
の部品供給システム14は、無人車20から部品
x1,x2,x3…を受け取り、一旦収容しておく一時
貯蔵手段としてのバツフア22と、ロボツト12
に隣接して設けられ、このロボツト12に組立に
必要な部品を組立順序に応じて順次供給する収納
手段としてのストツカ24と、このバツフア22
とストツカ24との間に配設され、ストツカ24
において不足状態となつた部品x1,x2,x3…をバ
ツフア22からストツカ24に移送する渡し手段
の一態様としてのエレベータ26とを基本的に備
えている。 《無人車の説明》 この無人車20は、無人倉庫に収納された多数
の部品x1,x2,x3…の中から、このロボツト1に
おいて組立に供される部品x1,x2,x3…を選択的
にバツフア22に搬送するため備えられている。
即ち、各無人車20は、第1図に概略示すよう
に、枠体から直方体状に形成された筐体28と、
この筐体28の下面に取り付けられた車輪30
と、この筐体28の上面に取り付けられたパレツ
ト載置台32とを備えている。この車輪30は、
図示しない駆動機構により回転駆動されるよう構
成されている。 また、各無人車20は、無人倉庫とバツフア2
2との間を、路面の上に予め設けられた走行路に
沿つて車輪30の駆動を介して走行されるもので
あり、この走行状態は、後述する生産管理コンピ
ユータにより最適に制御されている。また、バツ
フア22に搬送される部品x1,x2,x3…の選択、
及び、各無人車20への載置動作も、前述した制
御ユニツト16により最適に制御されている。 また、前述したパレツト載置台32上には、後
述するパレツトp1,p2,p3…が、内部に部品x1,
x2,x3…を夫々収容した状態で、複数積み上げら
れている。一方、筐体の下面上には、空になつた
パレツトp1′,p2′,p3′…が複数積み重ねられた
状態で載置されるように、空パレツト載置台34
が設けられている。尚、以下の説明において、パ
レツトを代表的に示す場合には、添字を付けず
に、単に「p」で表し、また、空パレツトを代表
的に示す場合にも、添字を付けずに、単に「p′」
で表す事とする。 ここで、パレツト載置台32には、ここに載置
された部品x1,x2,x3…入りのパレツトp1,p2,
p3…を搬出するために、搬出ローラ32aが設け
られている。また、空パレツト載置台34には、
ここに載置された空パレツトp1′,p2′,p3′…を
搬入するために、搬入ローラ34aが設けられて
いる。これら、搬出ローラ32a、搬入ローラ3
4aは、図示しない駆動モータにより回転駆動さ
れるように構成されている。 《パレツトの説明》 パレツトの構成 ここで、各部品x1,x2,x3…は、夫々対応する
パレツトp1,p2,p3…内に収容されており、この
パレツトp1,p2,p3…内に夫々収容された状態
で、無人車20に載置され、バツフア22に一旦
収容され、エレベータ26を介してストツカ24
に収容され、そして、ロボツト12に提供される
よう構成されている。即ち、各パレツトp1,p2,
p3…には、同一種類の部品x1,x2,x3…が夫々収
容されているものであり、第3図に示すように、
対応する部品x1,x2,x3…が上下方向に沿つて抜
き差し可能に収容され、上面が開放されたパレツ
ト本体36と、このパレツト本体36のパレツト
p1,p2,p3…の少なくとも搬送方向dに沿う両側
縁において、外方に張り出し成形されたフランジ
部38とを一体に備えている。尚、図示する形状
から明白なように、このフランジ部38は、実際
の形状としては、パレツト本体36の全周に渡つ
て形成されているものである。また、各パレツト
本体36には、これの上面を開放可能に閉塞する
よう、蓋体40が載置されている。 各フランジ部38には、図示するように、両端
部に位置した状態で、第1及び第2の切り欠き部
38a,38bが、また、中央に位置した状態
で、第3の切り欠き部38cが夫々形成されてい
る。ここで、両側の第1及び第2の切り欠き部3
8a,38bは、後述するように、パレツトp1,
p2,p3…をバツフア22からエレベータ26に取
り出す為に、また、ストツカ24からロボツト1
2又はエレベータ26に取り出し/引き込む為に
設けられている。一方、中央の第3の切り欠き部
38cは、蓋体40を上方に持ち上げて、ストツ
カ24に収納されているパレツト本体36を、こ
れの上面が開放された状態で側方のロボツト12
側に取り出すことが出来るように、後述する持ち
上げ体が挿通する為に設けられている。 尚、第1及び第2の各々の切り欠き部38a,
38bは、平面略等脚台形状に形成された凹部か
ら構成されており、短い方の底辺が凹部の底を規
定するように形成されている。 即ち、この蓋体40は、ロボツト12が部品
x1,x2,x3…を取り扱うことになる最終段階、換
言すれば、パレツトp1,p2,p3…がストツカ24
内の後述する引き出し待機位置に移動されるま
で、対応するパレツトp1,p2,p3…の上面開口部
を覆うように被せられており、部品x1,x2,x3…
が埃等により汚されることが未然に防止されてい
る。 パレツトの寸法 尚、これらパレツトp1,p2,p3…は、第4図に
示すように、これに収容する部品の大きさに応じ
て、その厚さを、25mm,50mm,100mmの3種類に
設定されている。ここで、以下の説明において
は、簡略化のため、部品x1は25mmの厚さを有する
パレツトp1に最大個数を54個に設定された状態
で、部品x2は、厚さ50mmを有するパレツトp2に最
大個数を38個に設定された状態で、また、部品x3
は、厚さ100mmを有するパレツトp3に最大個数を
13個に設定された状態で、夫々収容されているも
のとする。 また、各パレツトp1,p2,p3…においては、フ
ランジ部38の厚さは、共通の12mmに設定されて
いる。尚、各パレツト本体36の内周縁には、第
5図に示すように、直上方に積み上げられるパレ
ツト本体36(図中破線で示す。)の下部が嵌合
されて、互いの横方向の位置ずれを防止するため
の凹部36aが、全周に渡つて形成されている。
ここで、この凹部36aの深さは、7mmに設定さ
れている。このようにして、例えば、3種類のパ
レツトp1,p2,p3…が1個づつ積み上げられた状
態で、この積み上げ体の高さは、 25+50+100−7×2=161mm に設定されることになる。 尚、各パレツトp1,p2,p3…のフランジ部38
の側面には、第3図に示すように、夫々のパレツ
トp1,p2,p3…中に収容されている部品x1,x2,
x3…の種類や個数の情報、及びパレツトの高さ情
報を示すバーコードBが描かれている。 《バツフアの説明》 次に、以上のように構成された無人車20のパ
レツト載置台32から部品x1,x2,x3…入りのパ
レツトp1,p2,p3…を受けて、一旦収納すると共
に、空パレツトp1′,p2′,p3′…を無人車20に
送り出すためのバツフア22を、第6図を参照し
て説明する。 バツフア台の構成 このバツフア22は、図示しない土台上に固定
される基台42と、この基台42の四隅に夫々起
立された支柱44a,44b,44c,44d
と、パレツトp1,p2,p3…の搬送方向dに沿う一
対の支柱44a,44b;44c,44dの夫々
の内面に起立した状態で掛け渡される起立板46
a,46bとを備えている。各起立板46a,4
6bの、互いに対向する面における各起立した側
縁に沿つて、ガイド部材48が固着されている。
そして、各ガイド部材48には、これに沿つて上
下動可能に摺動部材50が取着されている。これ
ら4個の摺動部材50に4隅を夫々支持された状
態で、バツフア台52が取り付けられている。 このバツフア台52は、前述した無人車20か
らの部品x1,x2,x3…入りのパレツトp1,p2,p3
…が載置されるものであり、このバツフア台52
上には、ここに載置される部品x1,x2,x3…入り
のパレツトp1,p2,p3…を無人車20から受ける
ための搬入ローラ群54が両端をローラガイド5
6に回転可能に支持された状態で配設されてい
る。尚、これら搬入ローラ54は、図示しない駆
動モータにより、回転駆動されるように構成され
ている。 一方、第6図中における向う側の起立板46b
の、両ガイド部材48に挟まれた部分には、上下
方向に延出した状態で、スリツト58が形成され
ている。このスリツト58内に突出した状態で、
前述したバツフア台52には、突出片52aが一
体に形成されている。 ここで、このバツフア台52は、この上に載置
したパレツト群p1,p2,p3…の中から、後述する
ように、ストツカ24において部品xの残り個数
が1個となつたパレツトpを補充すべく、これと
入れ換えるために、所定のパレツトpを分離する
ために、上下動可能に構成されている。 即ち、向う側の起立片46bが取着された一対
の支柱44c,44dの上端の間には、上述した
バツフア台52をガイド部材48に沿つて上下動
させるためのサーボモータMBが配設されている。
このサーボモータMBは、上下方向に沿つて延出
した回転軸を備えており、この回転軸は、両支柱
44c,44d間に回転自在に配設され、上下方
向に沿つて延出したボールねじ60を回転駆動す
るように、接続されている。一方、このボールね
じ60の中途部は、前述した突出片52aに螺合
している。このようにして、サーボモータMBの
回転軸の回転により、ボールねじ60が回転駆動
され、もつて、バツフア台52が上下動されるこ
とになる。 尚、このサーボモータMBには、これの回転位
置、即ち、バツフア台52の高さ位置を検出する
ための、エンコーダ62が取り付けられている。 分離機構の構成 以上の構成により、バツフア台52は、任意の
高さ位置に上下動することが出来るものである
が、前述したように、この上に載置されたパレツ
ト群p1,p2,p3…の中から特定のパレツトpを分
離するために、このバツフア22は、分離機構6
4を備えている。 この分離機構64は、各起立板46a,46b
との上端に設けられた一対の第1の分離爪66
と、これら第1の分離爪66より、所定距離だけ
下方に配設された一対の第2の分離爪68とを備
えている。尚、両起立片46a,46bにおける
第1及び第2の分離爪66,68は、同一高さ位
置に設定されている。 ここで、各々の第1及び第2の分離爪66,6
8は、バツフア台52上において積み上げられた
パレツト群p1,p2,p3…のフランジ部38に両側
から掛止可能に設けられている。換言すれば、各
起立板46a,46bに設けられた第1及び第2
の分離爪66,68は、バツフア台52上におい
て積み上げられたパレツト群p1,p2,p3…のフラ
ンジ部38が下方から掛止される突出位置と、こ
れらフランジ部38から離間した引き込み位置と
の間で、往復動可能に設けられている。 即ち、各対の第1の分離爪66は、対応する起
立板46a,46bを突出して裏面に至る支持ロ
ツド70を一体に備えている。両支持ロツド70
は、起立板46a,46bの裏面において、図示
するように、接続板72を介して一体に接続され
ている。そして、この接続板72には、第1の分
離爪66を往復駆動するための第1のエアーシリ
ンダCB1が接続されている。このようにして、こ
の第1のエアーシリンダCB1の駆動に応じて、第
1の分離爪66は、突出位置と引き込み位置との
間で往復駆動されることになる。 一方、第2の分離爪68に関しては、駆動源と
して第2のエアーシリンダCB1を備えている他は、
第1の分離爪66の駆動のための構成と同様であ
るので、その説明を省略する。 尚、上述した第1の分離爪66と第2の分離爪
68との間の距離は、パレツトp1,p2,p3の中の
最大の高さである100mmより僅かに長い110mmに設
定されている。 また、上述した第1の分離爪66に掛止された
状態のパレツトpの側方には、このパレツトpに
描かれたバーコードBを読み取るための、バーコ
ードリーダ74が配設されている。このバーコー
ドリーダ74は、周知の構成であるため、その説
明を省略する。 ここで、基台42上には、エレベータ26の下
方位置(即ち、ストツカ24に隣接する位置)ま
で延出した状態で、搬出機構76が設けられてい
る。この搬出機構76は、ストツカ24において
空になつたパレツトp1′,p2′,p3′…を、前述し
た無人車20の空パレツト載置台34まで搬出す
るために設けられており、複数の搬出ローラ78
から構成されている。これら搬出ローラ78は、
図示しない駆動モータにより回転駆動されるよう
に構成されている。 尚、この搬出機構76の高さ位置は、無人車2
0の空パレツト載置台34と同一高さ位置を取る
ように設定されており、また、バツフア台52の
待機位置は、無人車20のパレツト載置台32の
高さ位置と同一に設定されている。 (バツフアの動作) 以上のような分離機構64を備えたバツフア2
2の構成において、バツフア台52上に載置され
たパレツト群p1,p2,p3…の中から、後述するロ
ボツト12からの要求に基づき、所定のパレツト
paを分離する場合の動作について、第7A図乃至
第7D図を参照して説明する。 先ず、第7A図に示すように、バツフア台52
上には、計12台のパレツトが、下からp1,p2,
p3,p1,p2,p3,p1,p2,p3,p1,p2,p3…の順
序で載置されているものと仮定する。尚、このバ
ツフア台52上には、高さ800mmのパレツト群p1,
p2,p3…が載置されるように設定されており、上
述の場合においては、12個のパレツト群は、 (25+50+100)×4−7×11=623mm と623mmの高さを有することになる。そして、
このような状態において、ロボツト12から、部
品x1が収容されたパレツトp1を分離するよう要求
された場合には、先ず、バツフア台52上に載置
された複数のパレツトp1の中から、先入れ・先出
しの原則の適用により、上から3番目に位置する
パレツトp1を分離するよう指示が送られることと
なる。尚、以下の説明においては、上から3番目
のパレツトp1に、符号paを付し、これの直上側に
位置するパレツト、即ち、上から2番目のパレツ
トに符号pbを付すことにする。 上述したように、ロボツト12からパレツトpa
を分離するよう要求が出された場合には、先ず、
この分離されるパレツトpaの直上方に載置されて
いるパレツトpbを、第7B図に示すように、第1
の分離爪66により、掛止される位置にもたらさ
れるまで、サーボモータMBを回転駆動してバツ
フア台52を移動(この場合には、下降)させ
る。尚、第1及び第2の分離爪66,68は、初
期状態において、共に、引き込み位置に移動され
ている。 この第7B図に示す状態において、第1のエア
ーシリンダCB1が起動して、第1の分離爪66を
引き込み位置から掛止位置に付勢して、押し出
す。これにより、パレツトpbのフランジ部38
は、第1の分離爪66に下方から掛止可能な状態
になる。 この後、第7C図に示すように、サーボモータ
MBは、第7B図に示す状態から、バツフア台5
2を94mmだけ下降するよう、回転駆動する。この
結果、パレツトpaが、第2の分離爪68に掛止さ
れる位置にもたらされることになると共に、パレ
ツトpbは、第1の分離爪66に掛止されることに
なる。即ち、パレツトpbより上方に位置するパレ
ツトは、この第1の分離爪66に掛止されること
になる。 この第7C図に示す状態において、第2のエア
ーシリンダCB2が起動して、第2の分離爪68を
引き込み位置から掛止位置に付勢して、押し出
す。これにより、パレツトpaのフランジ部38
は、第2の分離爪68に下方から掛止可能な状態
になる。 この後、第7D図に示すように、サーボモータ
MBは、第7C図に示す状態から、バツフア台5
2を15mmだけ下降するよう、回転駆動する。この
結果、パレツトpaのみが、第2の分離爪68に掛
止され、このパレツトpaより下方に位置するパレ
ツトは、パレツトpaから離間される位置にもたら
されることになる。このようにして、パレツトpa
のみが、他のパレツトから分離された状態で、第
2の分離爪68に掛止された位置(以下、単に、
分離位置と呼ぶ。)で、単独に取り出し可能な状
態に設定されることになる。 尚、このように分離されたパレツトpaが、後述
するエレベータ24に取り出された後において
は、次に、何のパレツトが分離されても良いよう
に、全てのパレツトはバツフア台52上に載置さ
れた初期状態に復帰動作されることになる。 即ち、この復帰動作に際して、先ず、第2のエ
アーシリンダCB2が前回とは逆に、第2の分離爪
68を掛止位置から引き込み位置へ引き込むよう
に動作する。この後、サーボモータMBが回転駆
動して、バツフア台52を134mm(即ち、バツフ
ア台52が下降したストロークである94+15=
109mmに、取り出したパレツトpaの厚さである25
mmを加えた値。)だけ上昇させる。この上昇によ
り、バツフア台52上のパレツト群の中の最上位
置にあるパレツトは、第1の分離爪66に掛止さ
れているパレツトpbを上に載せて持ち上げた状態
にもたらされることになる。 この状態において、第1のエアーシリンダCB1
が前回とは逆に、第1の分離爪66を掛止位置か
ら引き込み位置へ引き込むように動作する。この
結果、第1の分離爪66に掛止されていたパレツ
トpbより上方のパレツト群は、既にバツフア台5
2上に載置されていたパレツト群の上側に載置さ
れ、全体のパレツト群は、結局、バツフア台52
上に載置される状態にもたらされることになる。
そして、この位置で、待機状態となり、ロボツト
12からの次の分離指示を待つことになる。 《エレベータの説明》 次に、バツフア22とストツカ24との間に配
設され、ストツカ24において空になつたパレツ
トp′を、部品xが満杯に収納されたパレツトpと
入れ換えるためのエレベータ26の構成につい
て、第8図乃至第12G図を参照して説明する。 エレベータ本体の構成 第8図に示すように、このエレベータ26は、
後述するストツカ24と共通の基台142上に固
定されているものであり、この基台142のバツ
フア22側の部分上には、前述したバツフア22
におけるロボツト12側の支柱44a,44cに
隣接して起立した状態で、一対の支柱82a,8
2bと、ロボツト12側へ所定距離離間した状態
で起立して設けられた一対の支柱82c,82d
が備えれれている。これら4本の支柱82a,8
2b,82c,82dの上端は、夫々連結部材8
4により互いに連結されている。このようにし
て、エレベータ26の基本枠体が構成されてい
る。尚、この連結部材84も、後述するストツカ
24と共通に構成されている。 ここで、搬送方向dに沿う一対の支柱82a;
82cと、一対の支柱82b;82dとの間に
は、エレベータ本体86が上下動可能に配設され
ている。 このエレベータ本体86は、パレツトp1,p2,
p3…の搬送方向dと直交する一対の面が開放され
た箱体から構成されている。このエレベータ本体
86は、ロボツト12からの要求(所定のパレツ
ト内の部品の残り個数が「1」になつた場合に出
される要求)に基づいて、分離位置において分離
されたパレツトpaをバツフア22から受けて、エ
レベータ本体86の中に保持すると共に、次に、
ストツカ24からの要求(前述した残り個数1個
の部品が、組立に使用されて、部品が無い状態に
なつた場合に出される要求)に応じて、この保持
したパレツトpaをストツカ24に移し換えるよ
う、構成されている。ここで、パレツトp1,p2,
p3…の搬送方向dに沿う各対の支柱82a,82
c;82b,82dの互いに対向する面には、
夫々上下方向に沿つて、ガイド部材88が固着さ
れている。そして、各ガイド部材88には、これ
に沿つて上下動可能に、上下方向に所定距離離間
した状態で一対の摺動部材90が取着されてい
る。ここで、上方の水平面内にある4個の摺動部
材90に上方の4隅を夫々支持された状態で、ま
た、下方の水平面内にある4個の摺動部材90に
下方の4隅を夫々支持された状態で、上述したエ
レベータ本体86が取り付けられている。 一方、第8図中における向う側の一対の支柱8
2b,82dに挟まれた部分には、上下方向に延
出した状態で、空間が規定されている。この空間
内に突出した状態で、前述したエレベータ本体8
6には、図示しない突出片が一体に形成されてい
る。 また、向う側の一対の支柱82b,82dの上
端を互いに連結している連結部材84の部分に
は、上述したエレベータ本体86をガイド部材8
8に沿つて上下動させるためのサーボモータME1
が配設されている。このサーボモータME1は、上
下方向に沿つて延出した回転軸を備えており、こ
の回転軸は、両支柱82b,82d間に回転自在
に配設され、上下方向に沿つて延出したボールね
じ92を回転駆動するように、接続されている。
一方、このボールねじ92の中途部は、前述した
突出片に螺合している。このようにして、サーボ
モータME1の回転軸の回転により、ボールねじ9
2が回転駆動され、もつて、エレベータ本体86
が上下動されることになる。 尚、このサーボモータME1には、これの回転位
置、即ち、エレベータ本体86の高さ位置を検出
するための、エンコーダ94が取り付けられてい
る。以上の構成により、エレベータ本体86は、
任意の高さ位置に上下動することが出来るもので
ある。 入れ換え機構の構成 以上のように上下動可能に設けられたエレベー
タ本体86には、この中にバツフア22から、分
離された部品が満載されたパレツトpaを取り込む
と共に、このパレツトpaをこの中からストツカ2
4に押し出し、また、ストツカ24から空パレツ
トp′を引き込むための入れ換え機構96が備えら
れている。 この入れ換え機構96は、駆動源としてのサー
ボモータME2をエレベータ本体86の上面上にス
テイ98を介して固着された状態で備えている。
このサーボモータME2の駆動軸には、揺動アーム
100の一端が固定されており、駆動軸の回転に
応じて揺動駆動されるようになされている。この
揺動アーム100の中程には、これの長手軸方向
に沿つて、長溝100aが形成されている。ま
た、この長溝100aの、揺動アーム100が揺
動する際に行き渡る範囲のエレベータ本体86の
上面部分には、前述した搬送方向dに沿つて、ガ
イド溝102が形成されている。このガイド溝1
02は、エレベータ本体86の搬送方向dに沿う
ほぼ全長に渡つて形成されている。 ここで、この長溝100a及びガイド溝102
に共通に上下方向に沿つて挿通された状態で、ガ
イドピン104が設けられている。このガイドピ
ン104の頭部は、径大に形成されており、これ
ら溝100a,102から抜け落ちることが防止
されている。このような構成により、サーボモー
タME2が往復回動駆動することにより、揺動アー
ム100は揺動駆動され、従つて、ガイドピン1
04は、ガイド溝102に沿つて、即ち、搬送方
向dに沿つて往復駆動されることになる。 また、第9図乃至第11図に示すように、この
ガイドピン104の下端には、エレベータ本体8
6内に位置した状態で、スライド板106が固着
されている。このスライド板106は、搬送方向
dに直交する方向に沿つて延出するように、ガイ
ドピン104に取着されている。このスライド板
106のバツフア22側の側面の両端部には、第
1のフツク108が第1のフツクスライド部材1
10を介して、スライド板106の長手軸方向に
沿つて、換言すれば、搬送方向dに直交する方向
に沿つてスライド可能に取り付けられている。こ
の一対の第1のフツク108は、前述した各パレ
ツトp1,p2,p3…のフランジ部38に形成された
エレベータ26側の第1の切り欠き部38aに、
両側から係合可能な形状に形成されている。即
ち、この第1のフツク108の先端部は、切り欠
き形状である等脚台形に相補的に一致する等脚台
形形状に形成されている。 一方、スライド板106の両端には、搬送方向
dに沿つて延出した状態で、エアーシリンダ支持
板112が夫々固着されている。このエアーシリ
ンダ支持板112のバツフア22側端部には、第
1のフツク108を往復駆動するための第1のエ
アーシリンダCE1が取り付けられている。この第
1のエアーシリンダCE1の第1のピストン114
の先端部に、前述した第1のフツク108が接続
されている。このようにして、第1のエアーシリ
ンダCE1の駆動に応じて、第1のフツク108は
フランジ部38の第1の切り欠き部38aに係脱
すべく往復駆動されることになる。 また、このスライド板106のストツカ24側
の側面の両端部には、第2のフツク116が第2
のフツクスライド部材118を介して、スライド
板106の長手軸方向に沿つて、換言すれば、搬
送方向dに直交する方向に沿つてスライド可能に
取り付けられている。この一対の第2のフツク1
16は、前述した各パレツトp1,p2,p3…のフラ
ンジ部38に形成された無人車20側の第2の切
り欠き部38bに、両側から係合可能な形状に形
成されている。 一方、スライド板106の両端に固着されたエ
アーシリンダ支持板112のストツカ24側端部
には、第2のフツク116を往復駆動するための
第2のエアーシリンダCE2が取り付けられている。
この第2のエアーシリンダCE2の第2のピストン
120の先端部に、前述した第2のフツク116
が接続されている。このようにして、第2のエア
ーシリンダCE2の駆動に応じて、第2のフツク1
16はフランジ部38の第2の切り欠き部38b
に係脱すべく往復駆動されることになる。 ここで、エレベータ本体86の下面上には、第
1又は第2のフツク108,116に係合され、
サーボモータME2の回動駆動に応じて引き込み/
押し出しされるパレツトpを摺動自在に支持する
一対の固定スライドガイド122が配設されてい
る。即ち、両固定スライドガイド122は、引き
込み/押し出しされるパレツトpの両側のフラン
ジ部38の下面に摺動自在に設定されている。 尚、両固定スライドガイド122の上端縁の高
さは、最大高さである100mmの高さを有するパレ
ツトp3を摺動自在に支持するに充分な高さに設定
されると共に、このエレベータ本体86の待機位
置は、両固定スライドガイド122の上端面が、
分離位置にあるパレツトpを、水平に受けること
が出来る高さ位置に設定されている。 また、上述した両エアーシリンダ支持板112
の夫々の下部には、スライド板106の延出方向
と同一方向に沿つて延出した状態で、第3のフツ
ク用取り付け板124が固着されている。ここ
で、この取り付け板124のストツカ24側の側
面の両端部には、第3のフツク126が第3のフ
ツクスライド部材128を介して、スライド板1
06の長手軸方向に沿つて、換言すれば、搬送方
向dに直交する方向に沿つてスライド可能に取り
付けられている。この一対の第3のフツク126
は、ストツカ24において空になされた各空パレ
ツトp1′,p2′,p3′…のフランジ部38に形成さ
れた第2の切り欠き部38bに、両側から係合可
能な形状に形成されている。 一方、スライド板106の両端に固着されたエ
アーシリンダ支持板112の下側端部には、第3
のフツク126を往復駆動するための第3のエア
ーシリンダCE3が取り付けられている。この第3
のエアーシリンダCE3の第3のピストン130の
先端部に、前述した第3のフツク126が接続さ
れている。このようにして、第3のエアーシリン
ダCE3の駆動に応じて、第3のフツク126はフ
ランジ部38の第2の切り欠き部38bに係脱す
べく往復駆動されることになる。 尚、両第3のフツク126は、エレベータ本体
86の下面に、搬送方向dに沿つて形成されたガ
イド溝132(第8図に示す。)を介して、エレ
ベータ本体86の下方に取り出されている。ここ
で、エレベータ本体86の下面下には、この第3
のフツク126によりストツカ24から取り出さ
れたパレツトp′を摺動自在に受けるための一対の
可動スライドガイド134が配設されている。 ここで、両可動スライドガイド134は、ここ
に受けた空パレツトp′を前述した搬出機構76の
搬出ローラ78群上に載置するために、搬送方向
dに直交する方向に沿つて、換言すれば、ここに
受けた空パレツトp′から離脱するように、摺動可
能に設定されている。即ち、第9図及び第10図
に示すように、両可動スライドガイド134は、
スライド部材136を夫々介して、エレベータ本
体86の下面下に、摺動可能に取り付けられてい
る。一方、エレベータ本体86の下面下の両側に
は、エアーシリンダ用支持板138が夫々固着さ
れている。各エアーシリンダ支持板138には、
可動スライドガイド134を往復駆動するための
第4のエアーシリンダCE4が取り付けられている。
この第4のエアーシリンダCE4の第4のピストン
140の先端部に、前述した可動スライドガイド
134が接続されている。このようにして、第4
のエアーシリンダCE4の駆動に応じて、可動スラ
イドガイド134は空パレツトp′のフランジ部3
8に係脱すべく往復駆動されることになる。 入れ換え機構の動作 以上のように構成される入れ換え機構96にお
いて、パレツトp及びパレツトp′の入れ換え動作
について、第12A図乃至第12G図を参照して
説明する。 まず、初期状態においては、エレベータ本体8
6は、これの高さ位置が、固定スライドガイド1
22の上端面と、バツフア22の第2の分離爪6
8の上端面とが同一高さを取るように設定されて
いる。また、入れ換え機構96においては、これ
の揺動アーム100が、第8図に示すように、ガ
イド溝102の中間位置にあるように、その初期
状態を設定されている。また、各エアーシリンダ
CE1,CE2,CE3,CE4には、高圧空気が供給されて
おらず、対応するフツク108,116,126
及び可動スライドガイド134は、夫々引き込み
位置に引き込まれた状態に設定されている。 −バツフアからの取り込み動作− このような初期状態が設定されている場合にお
いて、ロボツト12から、前述したように、ロボ
ツト12からの要求、即ち、ストツカ24内の所
定のパレツトpにおいて部品xの残り個数が1個
に至つた場合に、これの入れ換え準備の為の要求
に基づき、バツフア22において所定のパレツト
paを分離する動作が開始されると共に、このエレ
ベータ26においても、バツフア22において分
離されたパレツトpaをエレベータ本体86内に取
り込み動作が実行される。 即ち、上述した要求がロボツト12から出され
ると、このエレベータ26においては、先ず、第
12A図に示す状態から、サーボモータME2が、
第8図において矢印Aで示す方向に回転駆動し、
入れ換え機構96をバツフア22側へ移動させ
る。この移動により、第12B図に示すように、
入れ換え機構96のバツフア22側の第1のフツ
ク108は、バツフア22において分離位置にお
いて分離されるパレツトpaのフランジ部38に形
成されたエレベータ26側の第1の切り欠き部3
8aに、側方から係合可能な状態に設定されるこ
とになる。尚、この第1のフツク108の係合可
能な状態においては、この第1のフツク108が
バツフア22における分離動作を何等阻害しない
様に設定されている。 この状態で、エレベータ26の動作は取り込み
待機状態となり、バツフア22で分離動作が完了
するまで、この取り込み待機状態が継続される。
そして、分離動作の完了に伴ない、バツフア22
から分離完了信号が出されると、この分離完了信
号の出力に応じて、入れ換え機構96は、分離さ
れたパレツトpaの取り込み動作を開始する。 即ち、先ず、第1のエアーシリンダCE1に高圧
空気が供給され、第1のフツク108が分離され
たパレツトpaのフランジ部38に形成された第1
の切り欠き部38aに側方から係合する。この
後、サーボモータME2が、第8図に矢印Bで示す
ように回転駆動し、入れ換え機構96を、搬送方
向dに沿つて、エレベータ本体86内に取り込
む。そして、第12C図に示すように、パレツト
paをエレベータ本体86内に完全に取り込んだ状
態において、サーボモータME2の駆動は停止さ
れ、この後、第1のエアーシリンダCE1は、第1
のフツク108がパレツトpaの第1の切り欠き部
38から離間するよう動作する。 このようにして、バツフア22で分離されたパ
レツトpaは、エレベータ26に取り込まれる。こ
の取り込み状態において、入れ換え機構96は、
その一部を、エレベータ本体86からストツカ2
4側に突出した状態にもたらされている。そこ
で、サーボモータME2が矢印Aで示す方向に回転
駆動して、第12D図に示すように、この入れ換
え機構96をエレベータ本体86内に完全に収容
するように動作される。 −空パレツトの引き込み動作− この後、サーボモータME1が回転駆動して、エ
レベータ本体86をストツカ24に収容されたパ
レツトpの中で、これに収納された部品xが無く
なつて空になるパレツトp′を引き込む位置まで、
下降させ、この引き込み位置で待機して、ストツ
カ24からの空パレツトp′の入れ換え要求を待つ
ことになる。 尚、この引き込み位置は、後述するストツカ2
4におけるパレツトpのロボツト12への供給位
置から、ロボツト12へ部品の供給を終えたパレ
ツト1箱分上方の位置で規定されている。ここ
で、前述したように、このパレツトpの高さは、
3種類設定されているので、この引き込み位置
も、この高さの違いに応じて、3種類存在するこ
とになる。 また、この引き込み位置に対向するエレベータ
本体86の待機位置は、引き込み位置にあるパレ
ツトp′のフランジ部38の第2の切り欠き部38
bに、入れ換え機構96の第3のフツク126が
係合可能な高さ位置を取るよう、設定されてい
る。このようにして、エレベータ26における空
パレツトp′の引き込み待機位置が規定される。 一方、この引き込み待機位置にもたらされたエ
レベータ本体86における入れ換え機構96にお
いては、上述したように、このエレベータ本体8
6内において部品xが満杯に収納されたパレツト
paが一対の固定スライドガイド122上に保持さ
れている。 このような引き込み待機位置において、ストツ
カ24における引き込み位置に、空パレツトp′が
移動されてくると、この引き込み位置への移動完
了に応じて、サーボモータME2が矢印Bで示す方
向に回転駆動されて、第12図に示すように、入
れ換え機構96の第3のフツク126が、引き込
み位置の空パレツトp′のフランジ部38に形成さ
れた第2の切り欠き部38bに係合可能な位置に
移動される。この後、第3及び第4のエアーシリ
ンダCE3,CE4に夫々高圧空気が供給され、第3の
フツク126が空パレツトp′の第2の切り欠き部
38bに係合すると同時に、可動スライドガイド
134が、引き込まれた空パレツトp′をエレベー
タ本体86の下方において支持可能な状態に押し
出される。 この後、サーボモータME2が矢印Aで示す方向
に回転駆動されて、空パレツトp′をエレベータ本
体86の下方に引き込む。このようにして、空パ
レツトp′は、可動スライドガイド134に支持さ
れた状態で、第12F図に示すように、エレベー
タ本体86の下方に保持され、空パレツトp′の引
き込み動作が完了する。そして、第3のエアーシ
リンダCE3が、第3のフツク126が空パレツト
p′の第2の切り欠き部38bから離間するように
動作される。 −パレツトの押し出し動作− ここで、この空パレツトp′の引き込み状態にお
いて、入れ換え機構96の第2のフツク116
は、固定スライドガイド122上に支持されたパ
レツトpaの第2の切り欠き部38bに係合可能な
状態にもたらされている。従つて、この状態か
ら、第2のシリンダCE2に高圧空気を供給して、
第2のフツク116がパレツトpaの第2の切り欠
き部38bに係合するように動作させる。 一方、上述した第2のフツクの係合動作と並行
して、エレベータ26においては、サーボモータ
ME1が回転駆動して、エレベータ本体86を下降
させ、この中のパレツトpaをストツカ24におけ
る引き出し位置に対向する位置にもたらす。そし
て、サーボモータME2が矢印Bで示す方向に回転
駆動して、第12G図に示すように、エレベータ
本体86内からパレツトpaをストツカ24の空に
なされた収容位置に押し出す。この後、第2のエ
アーシリンダCE2は、第2のフツク116がパレ
ツトpの第2の切り欠き部38bから離間するよ
うに動作される。そして、サーボモータME2が矢
印Aで示す方向に回転駆動されて、入れ換え機構
96をエレベータ本体86内に引き込む。このよ
うにして、パレツトpのストツカ24への押し出
し動作が終了する。 −空パレツトの搬出動作− 以上のようにして、空パレツトp′と、部品xが
満載されたパレツトpaとの入れ換え動作が完了し
た時点において、このエレベータ本体86の下方
には、引き込んだ空パレツトp′が支持されてい
る。従つて、この空パレツトp′を搬出機構76の
搬出ローラ78上に載置すべく、パルスモータ
ME1が回転駆動して、エレベータ本体86を下降
させ、この空パレツトp′を、搬出ローラ78上に
空パレツトp′が載置されていない場合には、この
搬出ローラ78の直上方に、また、搬出ローラ7
8上に既に空パレツトp′が載置されている場合に
は、この既に載置されている空パレツトp′の直上
方に移動させる。そして、この後、第4のエアー
シリンダCE4が、可動スライドガイド134を引
き込むように動作し、エレベータ本体86に支持
されていた空パレツトp′は、搬出ローラ78上に
積み上げられることになる。 このようにして、搬出ローラ78上に積み上げ
られた空パレツトp′が所定の個数に達した時点
で、各排出ローラ78は回転駆動され、これら空
パレツトp′の積層体は、バツフア台52の下方ま
で搬送され、その後、無人車20の空パレツト載
置台34上に搬出される。このようにして、一連
の空パレツト搬出動作が終了する。 一方、空パレツトp′を搬出機構76に放出した
後のエレベータ26においては、サーボモータ
ME1が回転駆動して、エレベータ本体86を上昇
させ、前述した初期位置、即ち、バツフア22に
おける分離位置に対向した位置まで、移動され、
ここで、待機されることになる。 《ストツカの説明》 次に、ロボツト12に隣接して設けられ、この
ロボツト12に組立に必要な部品x1,x2,x3…を
組立順序に応じて順次供給するストツカ24の構
成について、第13図を参照して説明する。 ストツカの構成 このストツカ24は、第13図に示すように、
図示しない土台上に固定され、前述したエレベー
タ26と共通の基台142と、この基台142の
4隅に夫々起立された支柱144a,144b,
144c,144dと、これら支柱144a,1
44b,144c,144dの上端を互いに連結
する連結枠84とを備えている。ここで、エレベ
ータ26側及びロボツト12側の各対の支柱14
4a,144b;144c,144dにおける互
いに対向するためにには、上下方向に沿つて延出
した状態で、ガイド部材148が固着されてい
る。そして、各ガイド部材148には、これに沿
つて上下動可能に摺動部材150が取着されてい
る。これら4個の摺動部材150に4隅を支持さ
れた状態で、略直方体状に構成された昇降枠15
2が取り付けられている。 この昇降枠152は、前述したエレベータ26
から押し出されると共に、ロボツト12で組立ら
れるべく後述する引き出し部154に引き出され
るパレツトpを、複数段一括して収容し、また、
後述する引き出し待機位置から1個づつ引き出し
可能に構成されているものである。このため、昇
降枠152の、搬送方向dに沿う内側面には、パ
レツトpのフランジ部38が掛止される複数の棚
板156が夫々水平に延出した状態で、且つ、上
下方向に沿つて約30mm毎に等間隔で配設された状
態で固定されている。 ここで、各棚板156は、図示するように、そ
の中央部(換言すれば、各棚板156に載置され
たパレツトpのフランジ部38の中央に形成され
た第3の切り欠き部38Cに対向する部分)に、
切り欠き部158を形成されている。即ち、この
切り欠き部158は、引き出し部154に引き出
されるパレツトpの蓋体40の開放の為の開放機
構(図示せず。)の持ち上げアームガ挿通される
ために形成されている。 一方、第13図における向う側の一対の支柱1
44b;144dに挟まれた部分には、上下方向
に沿つて延出した状態で、空間が規定されてい
る。この空間内に突出した状態で、前述した昇降
枠152には、突出片162が一体に形成されて
いる。 また、向う側の一対の支柱144c;144d
の上端を互いに連結している連結枠84の部分に
は、上述した昇降枠152をガイド部材148に
沿つて上下動させるためのサーボモータMS1が配
設されている。このサーボモータMS1は、上下方
向に沿つて延出した回転軸を備えており、この回
転軸は、両支柱144c;144d間に回転自在
に配設され、上下方向に沿つて延出したボールね
じ164を回転駆動するように、接続されてい
る。一方、このボールねじ164の中途部は、前
述した突出片162に螺合している。このように
して、サーボモータMS1の回転軸の回転により、
ボールねじ164が回転駆動され、もつて、昇降
枠152が上下動されることになる。尚、この昇
降台152の上下動は、前述した棚板156の配
設ピツチである30mmの整数倍で送り量を設定され
るように設定されている。 尚、このサーボモータMS1には、これの回転位
置、即ち、昇降枠152の高さ位置を検出するた
めの、エンコーダ94が取り付けられている。以
上の構成により昇降枠152は、任意の高さ位置
に上下動することが出来るものである。 引き出し部の構成 次に、第13図を参照して、前述した引き出し
部154の構成について説明する。 この引き出し部154は、ロボツト12で組立
に用いられる部品xを収納したパレツトpを、昇
降枠152から受けて保持する為に設けられてお
り、基本的に、図示しない土台から所定の高さ位
置に固定された引き出し台168と、この引き出
し台168上に、蓋体開放機構により蓋体40を
取り外されたパレツトpを昇降枠152から出し
入れする出し入れ機構172とを備えている。 この引き出し台168は、ロボツト12側の支
柱144a,144cに夫々固着された一対の支
持ステイ174を介して、水平状態に固定されて
いる。この引き出し台168の、ロボツト12側
の端部には、引き出されたパレツトpの先端部が
当接されて、このパレツトpの引き出し位置を規
定するストツパ176が取着されている。また、
この引き出し台168の両側には、搬送方向dに
沿つた状態で、一対のスライドガイド178が設
けられている。尚、これらスライドガイド178
の上端面、即ち、スライド支持面は、間欠送りに
おいて停止された状態の昇降枠152の夫々の棚
板156と、水平方向に整合されるように設定さ
れている。尚、このようにスライドガイド178
と水平方向に整合された状態の棚板156に支持
されたパレツトpが、引き出し待機位置にあるパ
レツトとして規定される。 また、前述した出し入れ機構172は、引き出
し台168の両側部に夫々対称的に配設されてお
り、引き出し台168の側縁上において、搬送方
向dに沿つて延出して設けられたガイド部材18
0と、各ガイド部材180に摺動自在に取り付け
られた摺動部材182と、各摺動部材182の上
面に固着された支持板184とを備えている。各
支持板184上には、昇降枠152の引き出し待
機位置にあるパレツトpのフランジ部38に形成
された第1の切り欠き部38aに係合可能になさ
れたフツク186が、搬送方向dに直交する方向
に沿つて進退自在に設けられている。 一方、この支持板184上には、フツク186
より外側に位置した状態で、フツク186を進退
駆動するためのエアーシリンダCS1が取り付けら
れている。このエアーシリンダCS1のピストンは、
対応するフツク186に接続されており、エアー
シリンダCS1への高圧空気の供給により、上述し
た切り欠き部38aに係合する位置に押し出され
るよう設定されている。 また、引き出し台168の各側縁のロボツト1
2側の端部には、駆動ローラ188が回転自在に
軸止されており、またエレベータ26側の端部に
は、アイドルローラ190が回転自在に軸止され
ている。各側縁における駆動ローラ188とアイ
ドルローラ190とには、エンドレスベルト19
2が捲回されており、駆動ローラ188の回転駆
動により、このエンドレスベルト192は走行駆
動されることになる。尚、両側縁における駆動ロ
ーラ188は、連結軸194を介して一体回転す
るように互いに連結されている。 ここで、各側縁における支持板184は、対応
するエンドレスベルト192に固着されており、
エンドレスベルト192の走行に応じて、引き出
し台168上を、搬送方向dに沿つて往復動され
ることになる。また、駆動ローラ188には、こ
れと同軸に従動ローラ196が固定されている。
一方、引き出し台168の側縁における中央部の
下方には、ステイ198を介してサーボモータ
MS2が取り付けられている。このサーボモータ
MS2の駆動軸には、駆動ローラ202が同軸に固
着されている。そして、この駆動ローラ202
と、前述した従動ローラ196とには、エンドレ
スベルト204が捲回されている。 以上のような構成により、このサーボモータ
MS2が回転駆動することにより、駆動ローラ18
8,202が回転駆動され、従つて、エンドレス
ベルト192が走行駆動され、もつて、フツク1
86が搬送方向dに沿つて往復動されることにな
る。 《システムの動作》 以下本実施例のFACシステムの動作を如何に
制御するかについて説明する。 〈制御ユニツトの構成〉 第15図に、実施例のFACシステムを制御す
る制御ユニツト16(第2図)のモジユール構成
を示す。前述したように、本FACシステムはロ
ボツトとストツカとエレベータとバツフア等を主
な構成要素とする。上記これらの構成要素は、前
述したように機構的にモジユール化されていると
共に、制御的にもモジユール化されている。即
ち、制御ユニツト16内には、ロボツトを制御す
るマイクロプロセサボード、ストツカを制御する
マイクロプロセサボード、エレベータを制御する
マイクロプロセサボード、バツフアを制御するマ
イクロプロセサボードという、4枚のマイクロプ
ロセサボードを有し、これらのマイクロプロセサ
ボードは周知のマルチバスインターフエースで結
合されている。4枚のマイクロプロセサボード
は、その上位に位置する管理用マイクロプロセサ
ボードにより、システム管理がなされる。上記管
理用マイクロプロセサには第2図に示した入出力
装置18が、RS232インターフエースで接続され
ており、この一般的なパーソナルコンピユータを
援用した入出力装置18から、本FACシステム
の組立環境(例えば、パレツト内に含まれる部品
の指定、工程順等)を入力して指定する。 〈組立環境の入力〉 本FACシステムの技術思想は製造だけに限定
はされず、究極的には、あらかじめ用意されてい
る複数の物品群(各物品群は同一手段の物品のみ
を含む)の中から、前もつて決定されていた所定
の順に従つて、1つずつ物品を選択した上で、そ
の選択された1つの物品を、ある一点に向けて
『供給』するというものである。そして、上記あ
らかじめ用意されてある複数の物品群から、上記
一点に向けて物品を供給すると、物品群内の物品
自身が不足する。そこで、本FACシステムの技
術思想は、いかに、この物品群に対して、効率良
く、しかも、上記一点に向けての供給を止めるこ
となく、新たな物品を『補給』するという点に集
約される。本FACシステムの技術思想を製品組
立てに適用したものが、以下詳述するところの
FACの狭義の意味でのロボツトによる自動組立
てであり、この狭義のFACシステムでは、『物品
の供給』がストツカによるロボツトへの『部品の
供給』に相当し、『物品の補給』が、バツフア,
エレベータ(更には、無人車,無人倉庫等も含め
て)によるストツカへの新たな部品の供給に相当
する。 〈部品供給の効率化の変動要因〉 さて、FACシステムでは、『物品の供給』順
(即ち、組立て順である工程順)が、『物品の補
給』の効率化に極めて大きな影響を与える。本
FACシステムの組立環境の前提は、1部品/1
工程である。部品の供給、部品の補給の効率化に
影響を与える要因は、パレツト厚さH[G]及び、
どのパレツトをどの棚位置S[G]に載置するか
である。パレツト厚Hは、ストツカ内に全部で何
個のパレツトを収納可能であるかを限定してしお
まう。本FACシステムは、ストツカの最大棚数
に収納可能なパレツト数の範囲以内で、部品から
製品を組立てる。従つて、パレツト厚Hによつ
て、パレツト数に制限が発生することは、もし、
1つの製品を組立てるのに、複数工程で同じ部品
を使うのであれば、その同一部品を同一パレツト
から取り出すようにして、総パレツト個数を抑制
させる必要に迫られる。複数の異なる工程で同じ
パレツト内の部品を取り出すようにすると、スト
ツカの上下移動がランダムになり、ストツカのロ
ボツトへの供給速度の低下に連がる。このよう
に、工程順Gと、パレツト厚さHと、棚位置S
[G]とは、効率化と大いに関係するのであるの
で、工程順テーブルの作成には、これらの諸用件
を勘案して、慎重に作成する必要がある。又、収
容個数T[G]にも部品毎に決まつているから、
組立てに従つて、空パレツトの発生頻度、発生順
も影響され、空パレツトの入れ換え、即ちエレベ
ータとバツフアの動作の効率化にも影響を与える
からである。 本FACシステムの第13図に示したストツカ
の棚板156は、この実施例では、全部で20段用
意してあり、上から順に第1段,第2段……第20
段とする。第13図,第17図に示すように、各
棚板は等間隔(約30mm)で設けられている。従つ
て、3種類の厚さ(25mm,50mm,100mm)のパレ
ツトをストツカ内に収容する場合は、例えば100
mm厚のパレツトは4つの棚板を占有してしまう。
第16A図に示した具体例では、第1工程のIDX
「1」である「ビス」の入つたパレツトは、第1
番目の棚板上に載置され、第2工程のIDX「3」
である「ワツシヤ」の入つたパレツトは、第3番
目の棚板上に載置され、第3工程のIDX「2」で
ある「ナツト」の入つたパレツトは、第7番目の
棚板上に載置されことになる。あるパレツトが、
どの棚板上に(即ち、第16A図のストツカ位置
番号S)に載置されるかは、前述したように、
夫々のパレツトの厚さを管理プログラムが考慮し
て演算して決定するか、操作者が効率を考慮して
決定して入力し、第16A図のテーブルに順に表
示する。 このように、操作者が部品テーブル、工程順テ
ーブルに所定の最低限の情報を入力すると、管理
プログラムは、部品テーブル中に、工程順、スト
ツカ内載置番号S等を演算して表示してくれるの
で、複雑で膨大な組立環境を極めて操作性の良く
設定でき、しかも、その変更は前記入力情報を変
更するだけであるので、工程変更、部品変更に柔
軟に対応できる。 〈制御に使用される変数〉 第18A図に、各モジユールのマイクロプロセ
サにより共通に使用される(アクセスできる)共
通変数(グローバル変数)を示す。これらの変数
は二次元のアレー状に配列されており、引数G
(工程番号)により索引される。入れ換えフラグ
I[G]は、工程順G(即ち、ストツカ内で上から
G番目の棚)のパレツトが空になつたことを示す
フラグである。その他の共通変数の多くは、第1
6A図,第16B図に示したものと同じなので説
明は省略する。 第18B図は、ロボツトからエレベータ及びバ
ツフアへ送られる入れ換パレツトの準備指示(パ
レツト内の残個数Zが1個になつた時点で、エレ
ベータ及びバツフアに出される)を、キユーイン
グ(待行列化)するために、その工程番号(E1,
E2,D1、D2)の退避エリアである。第18B図
から分るように、キユーの個数は2個である。2
個としたのは、本実施例に使われている各モジユ
ールの機械速度(例えば、モータ速度)等を考慮
すると、最悪でもキユーが3個以上発生しないか
らである。もちろん、使用するデバイスにより実
際にはその速度は変化するから、キユーの数を3
個以上に増やしてもよい。尚、このキユーが本実
施例ではどのように使われるかは、後述する。 〈各モジユールの上下動範囲〉 第19A図を用いて各モジユールが上下に移動
できる範囲を説明する。 バツフアについては、床上900mmの位置で無人
車から積み上げられたパレツトをバツフア台52
が受けとる。第1の分離爪が、分離対象パレツト
の1つ上のパレツトを掛止する位置(「一時預り
位置」と称する)は床上1410mm、分離対象のパレ
ツトを第2の分離爪が掛止する位置(「分離位置」
と称する)は床上1300mmである。但し、上記の一
時預り位置及び分離位置は公称位置であり、前述
したように、パレツトの厚さには許容誤差があ
り、その誤差を考慮したバツフアの上下移動量制
御が後述(第22B図)するようになされる。バ
ツフア台52の下方向の最大降下位置は床上500
mmであり、この位置をバツフア移動制御のテイー
チングの原点としている。バツフア台のパレツト
の最大積載個数は、複数個のパレツトが積み上げ
られた状態で、バツフア台52が一時預り位置ま
で上昇した時点で、最上段のパレツトが床上2225
mmを越えないように、各パレツト厚等を考慮して
設定される。 搬出機構76の設置位置は床上350mmである。
上述したように、バツフア台52は最下位位置で
床上500mmまで下降し得るが、このバツフアが、
搬送機構76に空パレツトが満載されている状態
での空パレツトの搬送を阻害しないように、搬送
時にバツフア台は上昇する。 エレベータの上下動範囲について説明する。エ
レベータの最高上昇位置は、分離位置で第2の分
離爪が分離対象の部品を満載したパレツトと、ス
ライドガイド122とが整合する位置(「パレツ
ト取り出し位置」)であり、このパレツト取り出
し位置をエレベータ制御のテイーチング原点とす
る。かかる設定で、エレベータのストローク範囲
は800mmである。 ストツカの移動範囲について説明する。ストツ
カは前述したように、30mm間隔の棚が20段あり、
従つて、ストツカの上下の幅は600(=30×20)mm
である。第1段目の棚上のパレツトが引き出し部
154に引き出されるときの、20段目の棚位置が
最下位下降位置であり、この位置をテイーチング
の原点として、床上300mmに設定する。 ロボツトテイーチングの上下方向移動の原点は
床上1225(900+175+150)mmであり、ロボツトハ
ンドのフインガーが引き出し部154上のパレツ
トから、1つの部品を把持して、上方に移動し、
更に組立て位置まで水平に移動して、下降する。 〈パレツト入れ換えの動作概略〉 ここで、第19B図を用いて、部品を満載した
1つのパレツトが、エレベータにより、バツフア
から取り出され、更に、ストツカ内の空パレツト
と入れ換えされる様子を説明する。 パレツト内の部品が1つまで減ると、ロボツト
は、バツフアにパレツトと分離を準備させ、エレ
ベータには分離位置まで移動するように指示す
る。すると、バツフアにより分離位置(この位置
は固定である)で分離されたパレツトは、エレベ
ータにより取り出されるのを待つ。エレベータが
分離位置(取り出し位置)まで移動してきて、エ
レベータ本体内にパレツトをバツフアから取り込
むと、このエレベータは、そのスライドガイド1
34が、ストツカ内で空になるであろう(或るい
は、既に空になつた)パレツト(通常、ロボツト
への引き出し部154上に引き出されているパレ
ツトの1つ上に位置している)と整合する位置ま
で下降して待機する。この待機位置は、工程順、
棚位置S[G]によつて異なるが、パレツトを工
程順に上から並べた場合には、この待機位置は、
第19B図のように、実線230で表わされた位
置となる。かくして、エレベータの空パレツトの
入れ換え準備が終了する。 部品残個数が1のパレツトが再びストツカ本体
内から引き出し部154まで引き出され、この最
後の1個をロボツトが把持すると、パレツト内の
残個数は“0”になる。すると、ストツカとエレ
ベータとの間のパレツトの入れ換えが開始する。
即ち、エレベータは前記待機位置状態230で先
ず、空パレツトをエレベータ下部内に引き込む。
その後、エレベータは1段下がつて、部品満載の
パレツトを空いたストツカ棚に押出す。この押出
し状態位置を第19B図の破線232で示す。そ
の後、エレベータは更に下降して、空パレツトを
搬送機構76上に積み上げる。こうして、空パレ
ツトの入れ換えを終了する。 〈各モジユールの制御の詳細説明〉 かくして、FACシステムの各モジユールの概
略動作が把握できたところで、以下各モジユール
の詳細な制御動作を、第20A図以下により説明
する。尚、前述したように、本制御プログラム
は、第14A図〜第14E図のような場合にも柔
軟に対処できるような構造をしているので、複雑
である。そこで、以下説明する各モジユール動作
の説明においては、一般的な構成(組立て順,工
程順,パレツト載置順)を想定して説明し、必要
に応じて、各モジユールがある具体的な初期状態
から出発して、その初期状態が各モジユールによ
る制御により推移していく過程を追つて説明する
こととする。その初期状態とは、 ストツカ内の全棚(即ち、20個の棚全て)
に、同一厚さ厚さのパレツトが載置されてお
り、パレツト内の部品個数はバラバラである。 工程もこの棚順に従つており、1つの工程は
1つのパレツト内の1つの部品のみをつかう。
即ち、全工程数Mはストツカの全棚数に等しい
20工程である。 また、バツフア台52上にも必要な予備のパ
レツトが前もつて積み上げられている。 このような初期状態を擁する構成を、便宜上、
『簡略化構成例』と称することとする。この『簡
略化構成例』から出発して予想されるモジユール
の動作は、 : ロボツトは各パレツトから1個/1工程の
部品の組み付け作業を行ない、 : ストツカは第1番目の棚から第20番目の棚
まで、順に上昇しつつ、引き出し部154まで
パレツトを引き出し、第20番目のパレツトを引
き出したら、ストツカ全体が下がつて、再び、
第1番目の棚のパレツトを引き出す。 : エレベータ、バツフアについては、部品残
個数Zが1個若しくは0個になるのがパレツト
毎にマチマチであるために、必ずしも、ストツ
カの棚順に空パレツトの入れ換え要求が発生す
るものとはならない、等である。 さて、ロボツトが組立作業を開始するところか
ら、説明を開始する。
ブリング・センタ(以下、FACと呼ぶ。)10の
概要に関して、第1図及び第2図を参照して説明
する。 このFAC10は、複数の部品x1,x2,x3…か
ら所定の製品を自動的に組立るための自動組立装
置(以下、単にロボツトと呼ぶ。)12と、この
ロボツト12に、組立順序に応じて必要となる部
品x1,x2,x3…を自動的に供給する部品供給シス
テム14と、このロボツト12及び部品供給シス
テム14に接続され、ロボツト12における組立
動作を効率的に実行出来るよう、両者を駆動制御
するための制御ユニツト16と、この制御ユニツ
ト16に接続され、操作者により組立情報データ
が入力される入出力装置18とを概略備えてい
る。 この部品供給システム14は、図示しない自動
化倉庫に収納されていた種々の部品x1,x2,x3…
を、複数の無人車20(第1図に示す。)を介し
て搬送を受けるように構成されている。即ち、こ
の部品供給システム14は、無人車20から部品
x1,x2,x3…を受け取り、一旦収容しておく一時
貯蔵手段としてのバツフア22と、ロボツト12
に隣接して設けられ、このロボツト12に組立に
必要な部品を組立順序に応じて順次供給する収納
手段としてのストツカ24と、このバツフア22
とストツカ24との間に配設され、ストツカ24
において不足状態となつた部品x1,x2,x3…をバ
ツフア22からストツカ24に移送する渡し手段
の一態様としてのエレベータ26とを基本的に備
えている。 《無人車の説明》 この無人車20は、無人倉庫に収納された多数
の部品x1,x2,x3…の中から、このロボツト1に
おいて組立に供される部品x1,x2,x3…を選択的
にバツフア22に搬送するため備えられている。
即ち、各無人車20は、第1図に概略示すよう
に、枠体から直方体状に形成された筐体28と、
この筐体28の下面に取り付けられた車輪30
と、この筐体28の上面に取り付けられたパレツ
ト載置台32とを備えている。この車輪30は、
図示しない駆動機構により回転駆動されるよう構
成されている。 また、各無人車20は、無人倉庫とバツフア2
2との間を、路面の上に予め設けられた走行路に
沿つて車輪30の駆動を介して走行されるもので
あり、この走行状態は、後述する生産管理コンピ
ユータにより最適に制御されている。また、バツ
フア22に搬送される部品x1,x2,x3…の選択、
及び、各無人車20への載置動作も、前述した制
御ユニツト16により最適に制御されている。 また、前述したパレツト載置台32上には、後
述するパレツトp1,p2,p3…が、内部に部品x1,
x2,x3…を夫々収容した状態で、複数積み上げら
れている。一方、筐体の下面上には、空になつた
パレツトp1′,p2′,p3′…が複数積み重ねられた
状態で載置されるように、空パレツト載置台34
が設けられている。尚、以下の説明において、パ
レツトを代表的に示す場合には、添字を付けず
に、単に「p」で表し、また、空パレツトを代表
的に示す場合にも、添字を付けずに、単に「p′」
で表す事とする。 ここで、パレツト載置台32には、ここに載置
された部品x1,x2,x3…入りのパレツトp1,p2,
p3…を搬出するために、搬出ローラ32aが設け
られている。また、空パレツト載置台34には、
ここに載置された空パレツトp1′,p2′,p3′…を
搬入するために、搬入ローラ34aが設けられて
いる。これら、搬出ローラ32a、搬入ローラ3
4aは、図示しない駆動モータにより回転駆動さ
れるように構成されている。 《パレツトの説明》 パレツトの構成 ここで、各部品x1,x2,x3…は、夫々対応する
パレツトp1,p2,p3…内に収容されており、この
パレツトp1,p2,p3…内に夫々収容された状態
で、無人車20に載置され、バツフア22に一旦
収容され、エレベータ26を介してストツカ24
に収容され、そして、ロボツト12に提供される
よう構成されている。即ち、各パレツトp1,p2,
p3…には、同一種類の部品x1,x2,x3…が夫々収
容されているものであり、第3図に示すように、
対応する部品x1,x2,x3…が上下方向に沿つて抜
き差し可能に収容され、上面が開放されたパレツ
ト本体36と、このパレツト本体36のパレツト
p1,p2,p3…の少なくとも搬送方向dに沿う両側
縁において、外方に張り出し成形されたフランジ
部38とを一体に備えている。尚、図示する形状
から明白なように、このフランジ部38は、実際
の形状としては、パレツト本体36の全周に渡つ
て形成されているものである。また、各パレツト
本体36には、これの上面を開放可能に閉塞する
よう、蓋体40が載置されている。 各フランジ部38には、図示するように、両端
部に位置した状態で、第1及び第2の切り欠き部
38a,38bが、また、中央に位置した状態
で、第3の切り欠き部38cが夫々形成されてい
る。ここで、両側の第1及び第2の切り欠き部3
8a,38bは、後述するように、パレツトp1,
p2,p3…をバツフア22からエレベータ26に取
り出す為に、また、ストツカ24からロボツト1
2又はエレベータ26に取り出し/引き込む為に
設けられている。一方、中央の第3の切り欠き部
38cは、蓋体40を上方に持ち上げて、ストツ
カ24に収納されているパレツト本体36を、こ
れの上面が開放された状態で側方のロボツト12
側に取り出すことが出来るように、後述する持ち
上げ体が挿通する為に設けられている。 尚、第1及び第2の各々の切り欠き部38a,
38bは、平面略等脚台形状に形成された凹部か
ら構成されており、短い方の底辺が凹部の底を規
定するように形成されている。 即ち、この蓋体40は、ロボツト12が部品
x1,x2,x3…を取り扱うことになる最終段階、換
言すれば、パレツトp1,p2,p3…がストツカ24
内の後述する引き出し待機位置に移動されるま
で、対応するパレツトp1,p2,p3…の上面開口部
を覆うように被せられており、部品x1,x2,x3…
が埃等により汚されることが未然に防止されてい
る。 パレツトの寸法 尚、これらパレツトp1,p2,p3…は、第4図に
示すように、これに収容する部品の大きさに応じ
て、その厚さを、25mm,50mm,100mmの3種類に
設定されている。ここで、以下の説明において
は、簡略化のため、部品x1は25mmの厚さを有する
パレツトp1に最大個数を54個に設定された状態
で、部品x2は、厚さ50mmを有するパレツトp2に最
大個数を38個に設定された状態で、また、部品x3
は、厚さ100mmを有するパレツトp3に最大個数を
13個に設定された状態で、夫々収容されているも
のとする。 また、各パレツトp1,p2,p3…においては、フ
ランジ部38の厚さは、共通の12mmに設定されて
いる。尚、各パレツト本体36の内周縁には、第
5図に示すように、直上方に積み上げられるパレ
ツト本体36(図中破線で示す。)の下部が嵌合
されて、互いの横方向の位置ずれを防止するため
の凹部36aが、全周に渡つて形成されている。
ここで、この凹部36aの深さは、7mmに設定さ
れている。このようにして、例えば、3種類のパ
レツトp1,p2,p3…が1個づつ積み上げられた状
態で、この積み上げ体の高さは、 25+50+100−7×2=161mm に設定されることになる。 尚、各パレツトp1,p2,p3…のフランジ部38
の側面には、第3図に示すように、夫々のパレツ
トp1,p2,p3…中に収容されている部品x1,x2,
x3…の種類や個数の情報、及びパレツトの高さ情
報を示すバーコードBが描かれている。 《バツフアの説明》 次に、以上のように構成された無人車20のパ
レツト載置台32から部品x1,x2,x3…入りのパ
レツトp1,p2,p3…を受けて、一旦収納すると共
に、空パレツトp1′,p2′,p3′…を無人車20に
送り出すためのバツフア22を、第6図を参照し
て説明する。 バツフア台の構成 このバツフア22は、図示しない土台上に固定
される基台42と、この基台42の四隅に夫々起
立された支柱44a,44b,44c,44d
と、パレツトp1,p2,p3…の搬送方向dに沿う一
対の支柱44a,44b;44c,44dの夫々
の内面に起立した状態で掛け渡される起立板46
a,46bとを備えている。各起立板46a,4
6bの、互いに対向する面における各起立した側
縁に沿つて、ガイド部材48が固着されている。
そして、各ガイド部材48には、これに沿つて上
下動可能に摺動部材50が取着されている。これ
ら4個の摺動部材50に4隅を夫々支持された状
態で、バツフア台52が取り付けられている。 このバツフア台52は、前述した無人車20か
らの部品x1,x2,x3…入りのパレツトp1,p2,p3
…が載置されるものであり、このバツフア台52
上には、ここに載置される部品x1,x2,x3…入り
のパレツトp1,p2,p3…を無人車20から受ける
ための搬入ローラ群54が両端をローラガイド5
6に回転可能に支持された状態で配設されてい
る。尚、これら搬入ローラ54は、図示しない駆
動モータにより、回転駆動されるように構成され
ている。 一方、第6図中における向う側の起立板46b
の、両ガイド部材48に挟まれた部分には、上下
方向に延出した状態で、スリツト58が形成され
ている。このスリツト58内に突出した状態で、
前述したバツフア台52には、突出片52aが一
体に形成されている。 ここで、このバツフア台52は、この上に載置
したパレツト群p1,p2,p3…の中から、後述する
ように、ストツカ24において部品xの残り個数
が1個となつたパレツトpを補充すべく、これと
入れ換えるために、所定のパレツトpを分離する
ために、上下動可能に構成されている。 即ち、向う側の起立片46bが取着された一対
の支柱44c,44dの上端の間には、上述した
バツフア台52をガイド部材48に沿つて上下動
させるためのサーボモータMBが配設されている。
このサーボモータMBは、上下方向に沿つて延出
した回転軸を備えており、この回転軸は、両支柱
44c,44d間に回転自在に配設され、上下方
向に沿つて延出したボールねじ60を回転駆動す
るように、接続されている。一方、このボールね
じ60の中途部は、前述した突出片52aに螺合
している。このようにして、サーボモータMBの
回転軸の回転により、ボールねじ60が回転駆動
され、もつて、バツフア台52が上下動されるこ
とになる。 尚、このサーボモータMBには、これの回転位
置、即ち、バツフア台52の高さ位置を検出する
ための、エンコーダ62が取り付けられている。 分離機構の構成 以上の構成により、バツフア台52は、任意の
高さ位置に上下動することが出来るものである
が、前述したように、この上に載置されたパレツ
ト群p1,p2,p3…の中から特定のパレツトpを分
離するために、このバツフア22は、分離機構6
4を備えている。 この分離機構64は、各起立板46a,46b
との上端に設けられた一対の第1の分離爪66
と、これら第1の分離爪66より、所定距離だけ
下方に配設された一対の第2の分離爪68とを備
えている。尚、両起立片46a,46bにおける
第1及び第2の分離爪66,68は、同一高さ位
置に設定されている。 ここで、各々の第1及び第2の分離爪66,6
8は、バツフア台52上において積み上げられた
パレツト群p1,p2,p3…のフランジ部38に両側
から掛止可能に設けられている。換言すれば、各
起立板46a,46bに設けられた第1及び第2
の分離爪66,68は、バツフア台52上におい
て積み上げられたパレツト群p1,p2,p3…のフラ
ンジ部38が下方から掛止される突出位置と、こ
れらフランジ部38から離間した引き込み位置と
の間で、往復動可能に設けられている。 即ち、各対の第1の分離爪66は、対応する起
立板46a,46bを突出して裏面に至る支持ロ
ツド70を一体に備えている。両支持ロツド70
は、起立板46a,46bの裏面において、図示
するように、接続板72を介して一体に接続され
ている。そして、この接続板72には、第1の分
離爪66を往復駆動するための第1のエアーシリ
ンダCB1が接続されている。このようにして、こ
の第1のエアーシリンダCB1の駆動に応じて、第
1の分離爪66は、突出位置と引き込み位置との
間で往復駆動されることになる。 一方、第2の分離爪68に関しては、駆動源と
して第2のエアーシリンダCB1を備えている他は、
第1の分離爪66の駆動のための構成と同様であ
るので、その説明を省略する。 尚、上述した第1の分離爪66と第2の分離爪
68との間の距離は、パレツトp1,p2,p3の中の
最大の高さである100mmより僅かに長い110mmに設
定されている。 また、上述した第1の分離爪66に掛止された
状態のパレツトpの側方には、このパレツトpに
描かれたバーコードBを読み取るための、バーコ
ードリーダ74が配設されている。このバーコー
ドリーダ74は、周知の構成であるため、その説
明を省略する。 ここで、基台42上には、エレベータ26の下
方位置(即ち、ストツカ24に隣接する位置)ま
で延出した状態で、搬出機構76が設けられてい
る。この搬出機構76は、ストツカ24において
空になつたパレツトp1′,p2′,p3′…を、前述し
た無人車20の空パレツト載置台34まで搬出す
るために設けられており、複数の搬出ローラ78
から構成されている。これら搬出ローラ78は、
図示しない駆動モータにより回転駆動されるよう
に構成されている。 尚、この搬出機構76の高さ位置は、無人車2
0の空パレツト載置台34と同一高さ位置を取る
ように設定されており、また、バツフア台52の
待機位置は、無人車20のパレツト載置台32の
高さ位置と同一に設定されている。 (バツフアの動作) 以上のような分離機構64を備えたバツフア2
2の構成において、バツフア台52上に載置され
たパレツト群p1,p2,p3…の中から、後述するロ
ボツト12からの要求に基づき、所定のパレツト
paを分離する場合の動作について、第7A図乃至
第7D図を参照して説明する。 先ず、第7A図に示すように、バツフア台52
上には、計12台のパレツトが、下からp1,p2,
p3,p1,p2,p3,p1,p2,p3,p1,p2,p3…の順
序で載置されているものと仮定する。尚、このバ
ツフア台52上には、高さ800mmのパレツト群p1,
p2,p3…が載置されるように設定されており、上
述の場合においては、12個のパレツト群は、 (25+50+100)×4−7×11=623mm と623mmの高さを有することになる。そして、
このような状態において、ロボツト12から、部
品x1が収容されたパレツトp1を分離するよう要求
された場合には、先ず、バツフア台52上に載置
された複数のパレツトp1の中から、先入れ・先出
しの原則の適用により、上から3番目に位置する
パレツトp1を分離するよう指示が送られることと
なる。尚、以下の説明においては、上から3番目
のパレツトp1に、符号paを付し、これの直上側に
位置するパレツト、即ち、上から2番目のパレツ
トに符号pbを付すことにする。 上述したように、ロボツト12からパレツトpa
を分離するよう要求が出された場合には、先ず、
この分離されるパレツトpaの直上方に載置されて
いるパレツトpbを、第7B図に示すように、第1
の分離爪66により、掛止される位置にもたらさ
れるまで、サーボモータMBを回転駆動してバツ
フア台52を移動(この場合には、下降)させ
る。尚、第1及び第2の分離爪66,68は、初
期状態において、共に、引き込み位置に移動され
ている。 この第7B図に示す状態において、第1のエア
ーシリンダCB1が起動して、第1の分離爪66を
引き込み位置から掛止位置に付勢して、押し出
す。これにより、パレツトpbのフランジ部38
は、第1の分離爪66に下方から掛止可能な状態
になる。 この後、第7C図に示すように、サーボモータ
MBは、第7B図に示す状態から、バツフア台5
2を94mmだけ下降するよう、回転駆動する。この
結果、パレツトpaが、第2の分離爪68に掛止さ
れる位置にもたらされることになると共に、パレ
ツトpbは、第1の分離爪66に掛止されることに
なる。即ち、パレツトpbより上方に位置するパレ
ツトは、この第1の分離爪66に掛止されること
になる。 この第7C図に示す状態において、第2のエア
ーシリンダCB2が起動して、第2の分離爪68を
引き込み位置から掛止位置に付勢して、押し出
す。これにより、パレツトpaのフランジ部38
は、第2の分離爪68に下方から掛止可能な状態
になる。 この後、第7D図に示すように、サーボモータ
MBは、第7C図に示す状態から、バツフア台5
2を15mmだけ下降するよう、回転駆動する。この
結果、パレツトpaのみが、第2の分離爪68に掛
止され、このパレツトpaより下方に位置するパレ
ツトは、パレツトpaから離間される位置にもたら
されることになる。このようにして、パレツトpa
のみが、他のパレツトから分離された状態で、第
2の分離爪68に掛止された位置(以下、単に、
分離位置と呼ぶ。)で、単独に取り出し可能な状
態に設定されることになる。 尚、このように分離されたパレツトpaが、後述
するエレベータ24に取り出された後において
は、次に、何のパレツトが分離されても良いよう
に、全てのパレツトはバツフア台52上に載置さ
れた初期状態に復帰動作されることになる。 即ち、この復帰動作に際して、先ず、第2のエ
アーシリンダCB2が前回とは逆に、第2の分離爪
68を掛止位置から引き込み位置へ引き込むよう
に動作する。この後、サーボモータMBが回転駆
動して、バツフア台52を134mm(即ち、バツフ
ア台52が下降したストロークである94+15=
109mmに、取り出したパレツトpaの厚さである25
mmを加えた値。)だけ上昇させる。この上昇によ
り、バツフア台52上のパレツト群の中の最上位
置にあるパレツトは、第1の分離爪66に掛止さ
れているパレツトpbを上に載せて持ち上げた状態
にもたらされることになる。 この状態において、第1のエアーシリンダCB1
が前回とは逆に、第1の分離爪66を掛止位置か
ら引き込み位置へ引き込むように動作する。この
結果、第1の分離爪66に掛止されていたパレツ
トpbより上方のパレツト群は、既にバツフア台5
2上に載置されていたパレツト群の上側に載置さ
れ、全体のパレツト群は、結局、バツフア台52
上に載置される状態にもたらされることになる。
そして、この位置で、待機状態となり、ロボツト
12からの次の分離指示を待つことになる。 《エレベータの説明》 次に、バツフア22とストツカ24との間に配
設され、ストツカ24において空になつたパレツ
トp′を、部品xが満杯に収納されたパレツトpと
入れ換えるためのエレベータ26の構成につい
て、第8図乃至第12G図を参照して説明する。 エレベータ本体の構成 第8図に示すように、このエレベータ26は、
後述するストツカ24と共通の基台142上に固
定されているものであり、この基台142のバツ
フア22側の部分上には、前述したバツフア22
におけるロボツト12側の支柱44a,44cに
隣接して起立した状態で、一対の支柱82a,8
2bと、ロボツト12側へ所定距離離間した状態
で起立して設けられた一対の支柱82c,82d
が備えれれている。これら4本の支柱82a,8
2b,82c,82dの上端は、夫々連結部材8
4により互いに連結されている。このようにし
て、エレベータ26の基本枠体が構成されてい
る。尚、この連結部材84も、後述するストツカ
24と共通に構成されている。 ここで、搬送方向dに沿う一対の支柱82a;
82cと、一対の支柱82b;82dとの間に
は、エレベータ本体86が上下動可能に配設され
ている。 このエレベータ本体86は、パレツトp1,p2,
p3…の搬送方向dと直交する一対の面が開放され
た箱体から構成されている。このエレベータ本体
86は、ロボツト12からの要求(所定のパレツ
ト内の部品の残り個数が「1」になつた場合に出
される要求)に基づいて、分離位置において分離
されたパレツトpaをバツフア22から受けて、エ
レベータ本体86の中に保持すると共に、次に、
ストツカ24からの要求(前述した残り個数1個
の部品が、組立に使用されて、部品が無い状態に
なつた場合に出される要求)に応じて、この保持
したパレツトpaをストツカ24に移し換えるよ
う、構成されている。ここで、パレツトp1,p2,
p3…の搬送方向dに沿う各対の支柱82a,82
c;82b,82dの互いに対向する面には、
夫々上下方向に沿つて、ガイド部材88が固着さ
れている。そして、各ガイド部材88には、これ
に沿つて上下動可能に、上下方向に所定距離離間
した状態で一対の摺動部材90が取着されてい
る。ここで、上方の水平面内にある4個の摺動部
材90に上方の4隅を夫々支持された状態で、ま
た、下方の水平面内にある4個の摺動部材90に
下方の4隅を夫々支持された状態で、上述したエ
レベータ本体86が取り付けられている。 一方、第8図中における向う側の一対の支柱8
2b,82dに挟まれた部分には、上下方向に延
出した状態で、空間が規定されている。この空間
内に突出した状態で、前述したエレベータ本体8
6には、図示しない突出片が一体に形成されてい
る。 また、向う側の一対の支柱82b,82dの上
端を互いに連結している連結部材84の部分に
は、上述したエレベータ本体86をガイド部材8
8に沿つて上下動させるためのサーボモータME1
が配設されている。このサーボモータME1は、上
下方向に沿つて延出した回転軸を備えており、こ
の回転軸は、両支柱82b,82d間に回転自在
に配設され、上下方向に沿つて延出したボールね
じ92を回転駆動するように、接続されている。
一方、このボールねじ92の中途部は、前述した
突出片に螺合している。このようにして、サーボ
モータME1の回転軸の回転により、ボールねじ9
2が回転駆動され、もつて、エレベータ本体86
が上下動されることになる。 尚、このサーボモータME1には、これの回転位
置、即ち、エレベータ本体86の高さ位置を検出
するための、エンコーダ94が取り付けられてい
る。以上の構成により、エレベータ本体86は、
任意の高さ位置に上下動することが出来るもので
ある。 入れ換え機構の構成 以上のように上下動可能に設けられたエレベー
タ本体86には、この中にバツフア22から、分
離された部品が満載されたパレツトpaを取り込む
と共に、このパレツトpaをこの中からストツカ2
4に押し出し、また、ストツカ24から空パレツ
トp′を引き込むための入れ換え機構96が備えら
れている。 この入れ換え機構96は、駆動源としてのサー
ボモータME2をエレベータ本体86の上面上にス
テイ98を介して固着された状態で備えている。
このサーボモータME2の駆動軸には、揺動アーム
100の一端が固定されており、駆動軸の回転に
応じて揺動駆動されるようになされている。この
揺動アーム100の中程には、これの長手軸方向
に沿つて、長溝100aが形成されている。ま
た、この長溝100aの、揺動アーム100が揺
動する際に行き渡る範囲のエレベータ本体86の
上面部分には、前述した搬送方向dに沿つて、ガ
イド溝102が形成されている。このガイド溝1
02は、エレベータ本体86の搬送方向dに沿う
ほぼ全長に渡つて形成されている。 ここで、この長溝100a及びガイド溝102
に共通に上下方向に沿つて挿通された状態で、ガ
イドピン104が設けられている。このガイドピ
ン104の頭部は、径大に形成されており、これ
ら溝100a,102から抜け落ちることが防止
されている。このような構成により、サーボモー
タME2が往復回動駆動することにより、揺動アー
ム100は揺動駆動され、従つて、ガイドピン1
04は、ガイド溝102に沿つて、即ち、搬送方
向dに沿つて往復駆動されることになる。 また、第9図乃至第11図に示すように、この
ガイドピン104の下端には、エレベータ本体8
6内に位置した状態で、スライド板106が固着
されている。このスライド板106は、搬送方向
dに直交する方向に沿つて延出するように、ガイ
ドピン104に取着されている。このスライド板
106のバツフア22側の側面の両端部には、第
1のフツク108が第1のフツクスライド部材1
10を介して、スライド板106の長手軸方向に
沿つて、換言すれば、搬送方向dに直交する方向
に沿つてスライド可能に取り付けられている。こ
の一対の第1のフツク108は、前述した各パレ
ツトp1,p2,p3…のフランジ部38に形成された
エレベータ26側の第1の切り欠き部38aに、
両側から係合可能な形状に形成されている。即
ち、この第1のフツク108の先端部は、切り欠
き形状である等脚台形に相補的に一致する等脚台
形形状に形成されている。 一方、スライド板106の両端には、搬送方向
dに沿つて延出した状態で、エアーシリンダ支持
板112が夫々固着されている。このエアーシリ
ンダ支持板112のバツフア22側端部には、第
1のフツク108を往復駆動するための第1のエ
アーシリンダCE1が取り付けられている。この第
1のエアーシリンダCE1の第1のピストン114
の先端部に、前述した第1のフツク108が接続
されている。このようにして、第1のエアーシリ
ンダCE1の駆動に応じて、第1のフツク108は
フランジ部38の第1の切り欠き部38aに係脱
すべく往復駆動されることになる。 また、このスライド板106のストツカ24側
の側面の両端部には、第2のフツク116が第2
のフツクスライド部材118を介して、スライド
板106の長手軸方向に沿つて、換言すれば、搬
送方向dに直交する方向に沿つてスライド可能に
取り付けられている。この一対の第2のフツク1
16は、前述した各パレツトp1,p2,p3…のフラ
ンジ部38に形成された無人車20側の第2の切
り欠き部38bに、両側から係合可能な形状に形
成されている。 一方、スライド板106の両端に固着されたエ
アーシリンダ支持板112のストツカ24側端部
には、第2のフツク116を往復駆動するための
第2のエアーシリンダCE2が取り付けられている。
この第2のエアーシリンダCE2の第2のピストン
120の先端部に、前述した第2のフツク116
が接続されている。このようにして、第2のエア
ーシリンダCE2の駆動に応じて、第2のフツク1
16はフランジ部38の第2の切り欠き部38b
に係脱すべく往復駆動されることになる。 ここで、エレベータ本体86の下面上には、第
1又は第2のフツク108,116に係合され、
サーボモータME2の回動駆動に応じて引き込み/
押し出しされるパレツトpを摺動自在に支持する
一対の固定スライドガイド122が配設されてい
る。即ち、両固定スライドガイド122は、引き
込み/押し出しされるパレツトpの両側のフラン
ジ部38の下面に摺動自在に設定されている。 尚、両固定スライドガイド122の上端縁の高
さは、最大高さである100mmの高さを有するパレ
ツトp3を摺動自在に支持するに充分な高さに設定
されると共に、このエレベータ本体86の待機位
置は、両固定スライドガイド122の上端面が、
分離位置にあるパレツトpを、水平に受けること
が出来る高さ位置に設定されている。 また、上述した両エアーシリンダ支持板112
の夫々の下部には、スライド板106の延出方向
と同一方向に沿つて延出した状態で、第3のフツ
ク用取り付け板124が固着されている。ここ
で、この取り付け板124のストツカ24側の側
面の両端部には、第3のフツク126が第3のフ
ツクスライド部材128を介して、スライド板1
06の長手軸方向に沿つて、換言すれば、搬送方
向dに直交する方向に沿つてスライド可能に取り
付けられている。この一対の第3のフツク126
は、ストツカ24において空になされた各空パレ
ツトp1′,p2′,p3′…のフランジ部38に形成さ
れた第2の切り欠き部38bに、両側から係合可
能な形状に形成されている。 一方、スライド板106の両端に固着されたエ
アーシリンダ支持板112の下側端部には、第3
のフツク126を往復駆動するための第3のエア
ーシリンダCE3が取り付けられている。この第3
のエアーシリンダCE3の第3のピストン130の
先端部に、前述した第3のフツク126が接続さ
れている。このようにして、第3のエアーシリン
ダCE3の駆動に応じて、第3のフツク126はフ
ランジ部38の第2の切り欠き部38bに係脱す
べく往復駆動されることになる。 尚、両第3のフツク126は、エレベータ本体
86の下面に、搬送方向dに沿つて形成されたガ
イド溝132(第8図に示す。)を介して、エレ
ベータ本体86の下方に取り出されている。ここ
で、エレベータ本体86の下面下には、この第3
のフツク126によりストツカ24から取り出さ
れたパレツトp′を摺動自在に受けるための一対の
可動スライドガイド134が配設されている。 ここで、両可動スライドガイド134は、ここ
に受けた空パレツトp′を前述した搬出機構76の
搬出ローラ78群上に載置するために、搬送方向
dに直交する方向に沿つて、換言すれば、ここに
受けた空パレツトp′から離脱するように、摺動可
能に設定されている。即ち、第9図及び第10図
に示すように、両可動スライドガイド134は、
スライド部材136を夫々介して、エレベータ本
体86の下面下に、摺動可能に取り付けられてい
る。一方、エレベータ本体86の下面下の両側に
は、エアーシリンダ用支持板138が夫々固着さ
れている。各エアーシリンダ支持板138には、
可動スライドガイド134を往復駆動するための
第4のエアーシリンダCE4が取り付けられている。
この第4のエアーシリンダCE4の第4のピストン
140の先端部に、前述した可動スライドガイド
134が接続されている。このようにして、第4
のエアーシリンダCE4の駆動に応じて、可動スラ
イドガイド134は空パレツトp′のフランジ部3
8に係脱すべく往復駆動されることになる。 入れ換え機構の動作 以上のように構成される入れ換え機構96にお
いて、パレツトp及びパレツトp′の入れ換え動作
について、第12A図乃至第12G図を参照して
説明する。 まず、初期状態においては、エレベータ本体8
6は、これの高さ位置が、固定スライドガイド1
22の上端面と、バツフア22の第2の分離爪6
8の上端面とが同一高さを取るように設定されて
いる。また、入れ換え機構96においては、これ
の揺動アーム100が、第8図に示すように、ガ
イド溝102の中間位置にあるように、その初期
状態を設定されている。また、各エアーシリンダ
CE1,CE2,CE3,CE4には、高圧空気が供給されて
おらず、対応するフツク108,116,126
及び可動スライドガイド134は、夫々引き込み
位置に引き込まれた状態に設定されている。 −バツフアからの取り込み動作− このような初期状態が設定されている場合にお
いて、ロボツト12から、前述したように、ロボ
ツト12からの要求、即ち、ストツカ24内の所
定のパレツトpにおいて部品xの残り個数が1個
に至つた場合に、これの入れ換え準備の為の要求
に基づき、バツフア22において所定のパレツト
paを分離する動作が開始されると共に、このエレ
ベータ26においても、バツフア22において分
離されたパレツトpaをエレベータ本体86内に取
り込み動作が実行される。 即ち、上述した要求がロボツト12から出され
ると、このエレベータ26においては、先ず、第
12A図に示す状態から、サーボモータME2が、
第8図において矢印Aで示す方向に回転駆動し、
入れ換え機構96をバツフア22側へ移動させ
る。この移動により、第12B図に示すように、
入れ換え機構96のバツフア22側の第1のフツ
ク108は、バツフア22において分離位置にお
いて分離されるパレツトpaのフランジ部38に形
成されたエレベータ26側の第1の切り欠き部3
8aに、側方から係合可能な状態に設定されるこ
とになる。尚、この第1のフツク108の係合可
能な状態においては、この第1のフツク108が
バツフア22における分離動作を何等阻害しない
様に設定されている。 この状態で、エレベータ26の動作は取り込み
待機状態となり、バツフア22で分離動作が完了
するまで、この取り込み待機状態が継続される。
そして、分離動作の完了に伴ない、バツフア22
から分離完了信号が出されると、この分離完了信
号の出力に応じて、入れ換え機構96は、分離さ
れたパレツトpaの取り込み動作を開始する。 即ち、先ず、第1のエアーシリンダCE1に高圧
空気が供給され、第1のフツク108が分離され
たパレツトpaのフランジ部38に形成された第1
の切り欠き部38aに側方から係合する。この
後、サーボモータME2が、第8図に矢印Bで示す
ように回転駆動し、入れ換え機構96を、搬送方
向dに沿つて、エレベータ本体86内に取り込
む。そして、第12C図に示すように、パレツト
paをエレベータ本体86内に完全に取り込んだ状
態において、サーボモータME2の駆動は停止さ
れ、この後、第1のエアーシリンダCE1は、第1
のフツク108がパレツトpaの第1の切り欠き部
38から離間するよう動作する。 このようにして、バツフア22で分離されたパ
レツトpaは、エレベータ26に取り込まれる。こ
の取り込み状態において、入れ換え機構96は、
その一部を、エレベータ本体86からストツカ2
4側に突出した状態にもたらされている。そこ
で、サーボモータME2が矢印Aで示す方向に回転
駆動して、第12D図に示すように、この入れ換
え機構96をエレベータ本体86内に完全に収容
するように動作される。 −空パレツトの引き込み動作− この後、サーボモータME1が回転駆動して、エ
レベータ本体86をストツカ24に収容されたパ
レツトpの中で、これに収納された部品xが無く
なつて空になるパレツトp′を引き込む位置まで、
下降させ、この引き込み位置で待機して、ストツ
カ24からの空パレツトp′の入れ換え要求を待つ
ことになる。 尚、この引き込み位置は、後述するストツカ2
4におけるパレツトpのロボツト12への供給位
置から、ロボツト12へ部品の供給を終えたパレ
ツト1箱分上方の位置で規定されている。ここ
で、前述したように、このパレツトpの高さは、
3種類設定されているので、この引き込み位置
も、この高さの違いに応じて、3種類存在するこ
とになる。 また、この引き込み位置に対向するエレベータ
本体86の待機位置は、引き込み位置にあるパレ
ツトp′のフランジ部38の第2の切り欠き部38
bに、入れ換え機構96の第3のフツク126が
係合可能な高さ位置を取るよう、設定されてい
る。このようにして、エレベータ26における空
パレツトp′の引き込み待機位置が規定される。 一方、この引き込み待機位置にもたらされたエ
レベータ本体86における入れ換え機構96にお
いては、上述したように、このエレベータ本体8
6内において部品xが満杯に収納されたパレツト
paが一対の固定スライドガイド122上に保持さ
れている。 このような引き込み待機位置において、ストツ
カ24における引き込み位置に、空パレツトp′が
移動されてくると、この引き込み位置への移動完
了に応じて、サーボモータME2が矢印Bで示す方
向に回転駆動されて、第12図に示すように、入
れ換え機構96の第3のフツク126が、引き込
み位置の空パレツトp′のフランジ部38に形成さ
れた第2の切り欠き部38bに係合可能な位置に
移動される。この後、第3及び第4のエアーシリ
ンダCE3,CE4に夫々高圧空気が供給され、第3の
フツク126が空パレツトp′の第2の切り欠き部
38bに係合すると同時に、可動スライドガイド
134が、引き込まれた空パレツトp′をエレベー
タ本体86の下方において支持可能な状態に押し
出される。 この後、サーボモータME2が矢印Aで示す方向
に回転駆動されて、空パレツトp′をエレベータ本
体86の下方に引き込む。このようにして、空パ
レツトp′は、可動スライドガイド134に支持さ
れた状態で、第12F図に示すように、エレベー
タ本体86の下方に保持され、空パレツトp′の引
き込み動作が完了する。そして、第3のエアーシ
リンダCE3が、第3のフツク126が空パレツト
p′の第2の切り欠き部38bから離間するように
動作される。 −パレツトの押し出し動作− ここで、この空パレツトp′の引き込み状態にお
いて、入れ換え機構96の第2のフツク116
は、固定スライドガイド122上に支持されたパ
レツトpaの第2の切り欠き部38bに係合可能な
状態にもたらされている。従つて、この状態か
ら、第2のシリンダCE2に高圧空気を供給して、
第2のフツク116がパレツトpaの第2の切り欠
き部38bに係合するように動作させる。 一方、上述した第2のフツクの係合動作と並行
して、エレベータ26においては、サーボモータ
ME1が回転駆動して、エレベータ本体86を下降
させ、この中のパレツトpaをストツカ24におけ
る引き出し位置に対向する位置にもたらす。そし
て、サーボモータME2が矢印Bで示す方向に回転
駆動して、第12G図に示すように、エレベータ
本体86内からパレツトpaをストツカ24の空に
なされた収容位置に押し出す。この後、第2のエ
アーシリンダCE2は、第2のフツク116がパレ
ツトpの第2の切り欠き部38bから離間するよ
うに動作される。そして、サーボモータME2が矢
印Aで示す方向に回転駆動されて、入れ換え機構
96をエレベータ本体86内に引き込む。このよ
うにして、パレツトpのストツカ24への押し出
し動作が終了する。 −空パレツトの搬出動作− 以上のようにして、空パレツトp′と、部品xが
満載されたパレツトpaとの入れ換え動作が完了し
た時点において、このエレベータ本体86の下方
には、引き込んだ空パレツトp′が支持されてい
る。従つて、この空パレツトp′を搬出機構76の
搬出ローラ78上に載置すべく、パルスモータ
ME1が回転駆動して、エレベータ本体86を下降
させ、この空パレツトp′を、搬出ローラ78上に
空パレツトp′が載置されていない場合には、この
搬出ローラ78の直上方に、また、搬出ローラ7
8上に既に空パレツトp′が載置されている場合に
は、この既に載置されている空パレツトp′の直上
方に移動させる。そして、この後、第4のエアー
シリンダCE4が、可動スライドガイド134を引
き込むように動作し、エレベータ本体86に支持
されていた空パレツトp′は、搬出ローラ78上に
積み上げられることになる。 このようにして、搬出ローラ78上に積み上げ
られた空パレツトp′が所定の個数に達した時点
で、各排出ローラ78は回転駆動され、これら空
パレツトp′の積層体は、バツフア台52の下方ま
で搬送され、その後、無人車20の空パレツト載
置台34上に搬出される。このようにして、一連
の空パレツト搬出動作が終了する。 一方、空パレツトp′を搬出機構76に放出した
後のエレベータ26においては、サーボモータ
ME1が回転駆動して、エレベータ本体86を上昇
させ、前述した初期位置、即ち、バツフア22に
おける分離位置に対向した位置まで、移動され、
ここで、待機されることになる。 《ストツカの説明》 次に、ロボツト12に隣接して設けられ、この
ロボツト12に組立に必要な部品x1,x2,x3…を
組立順序に応じて順次供給するストツカ24の構
成について、第13図を参照して説明する。 ストツカの構成 このストツカ24は、第13図に示すように、
図示しない土台上に固定され、前述したエレベー
タ26と共通の基台142と、この基台142の
4隅に夫々起立された支柱144a,144b,
144c,144dと、これら支柱144a,1
44b,144c,144dの上端を互いに連結
する連結枠84とを備えている。ここで、エレベ
ータ26側及びロボツト12側の各対の支柱14
4a,144b;144c,144dにおける互
いに対向するためにには、上下方向に沿つて延出
した状態で、ガイド部材148が固着されてい
る。そして、各ガイド部材148には、これに沿
つて上下動可能に摺動部材150が取着されてい
る。これら4個の摺動部材150に4隅を支持さ
れた状態で、略直方体状に構成された昇降枠15
2が取り付けられている。 この昇降枠152は、前述したエレベータ26
から押し出されると共に、ロボツト12で組立ら
れるべく後述する引き出し部154に引き出され
るパレツトpを、複数段一括して収容し、また、
後述する引き出し待機位置から1個づつ引き出し
可能に構成されているものである。このため、昇
降枠152の、搬送方向dに沿う内側面には、パ
レツトpのフランジ部38が掛止される複数の棚
板156が夫々水平に延出した状態で、且つ、上
下方向に沿つて約30mm毎に等間隔で配設された状
態で固定されている。 ここで、各棚板156は、図示するように、そ
の中央部(換言すれば、各棚板156に載置され
たパレツトpのフランジ部38の中央に形成され
た第3の切り欠き部38Cに対向する部分)に、
切り欠き部158を形成されている。即ち、この
切り欠き部158は、引き出し部154に引き出
されるパレツトpの蓋体40の開放の為の開放機
構(図示せず。)の持ち上げアームガ挿通される
ために形成されている。 一方、第13図における向う側の一対の支柱1
44b;144dに挟まれた部分には、上下方向
に沿つて延出した状態で、空間が規定されてい
る。この空間内に突出した状態で、前述した昇降
枠152には、突出片162が一体に形成されて
いる。 また、向う側の一対の支柱144c;144d
の上端を互いに連結している連結枠84の部分に
は、上述した昇降枠152をガイド部材148に
沿つて上下動させるためのサーボモータMS1が配
設されている。このサーボモータMS1は、上下方
向に沿つて延出した回転軸を備えており、この回
転軸は、両支柱144c;144d間に回転自在
に配設され、上下方向に沿つて延出したボールね
じ164を回転駆動するように、接続されてい
る。一方、このボールねじ164の中途部は、前
述した突出片162に螺合している。このように
して、サーボモータMS1の回転軸の回転により、
ボールねじ164が回転駆動され、もつて、昇降
枠152が上下動されることになる。尚、この昇
降台152の上下動は、前述した棚板156の配
設ピツチである30mmの整数倍で送り量を設定され
るように設定されている。 尚、このサーボモータMS1には、これの回転位
置、即ち、昇降枠152の高さ位置を検出するた
めの、エンコーダ94が取り付けられている。以
上の構成により昇降枠152は、任意の高さ位置
に上下動することが出来るものである。 引き出し部の構成 次に、第13図を参照して、前述した引き出し
部154の構成について説明する。 この引き出し部154は、ロボツト12で組立
に用いられる部品xを収納したパレツトpを、昇
降枠152から受けて保持する為に設けられてお
り、基本的に、図示しない土台から所定の高さ位
置に固定された引き出し台168と、この引き出
し台168上に、蓋体開放機構により蓋体40を
取り外されたパレツトpを昇降枠152から出し
入れする出し入れ機構172とを備えている。 この引き出し台168は、ロボツト12側の支
柱144a,144cに夫々固着された一対の支
持ステイ174を介して、水平状態に固定されて
いる。この引き出し台168の、ロボツト12側
の端部には、引き出されたパレツトpの先端部が
当接されて、このパレツトpの引き出し位置を規
定するストツパ176が取着されている。また、
この引き出し台168の両側には、搬送方向dに
沿つた状態で、一対のスライドガイド178が設
けられている。尚、これらスライドガイド178
の上端面、即ち、スライド支持面は、間欠送りに
おいて停止された状態の昇降枠152の夫々の棚
板156と、水平方向に整合されるように設定さ
れている。尚、このようにスライドガイド178
と水平方向に整合された状態の棚板156に支持
されたパレツトpが、引き出し待機位置にあるパ
レツトとして規定される。 また、前述した出し入れ機構172は、引き出
し台168の両側部に夫々対称的に配設されてお
り、引き出し台168の側縁上において、搬送方
向dに沿つて延出して設けられたガイド部材18
0と、各ガイド部材180に摺動自在に取り付け
られた摺動部材182と、各摺動部材182の上
面に固着された支持板184とを備えている。各
支持板184上には、昇降枠152の引き出し待
機位置にあるパレツトpのフランジ部38に形成
された第1の切り欠き部38aに係合可能になさ
れたフツク186が、搬送方向dに直交する方向
に沿つて進退自在に設けられている。 一方、この支持板184上には、フツク186
より外側に位置した状態で、フツク186を進退
駆動するためのエアーシリンダCS1が取り付けら
れている。このエアーシリンダCS1のピストンは、
対応するフツク186に接続されており、エアー
シリンダCS1への高圧空気の供給により、上述し
た切り欠き部38aに係合する位置に押し出され
るよう設定されている。 また、引き出し台168の各側縁のロボツト1
2側の端部には、駆動ローラ188が回転自在に
軸止されており、またエレベータ26側の端部に
は、アイドルローラ190が回転自在に軸止され
ている。各側縁における駆動ローラ188とアイ
ドルローラ190とには、エンドレスベルト19
2が捲回されており、駆動ローラ188の回転駆
動により、このエンドレスベルト192は走行駆
動されることになる。尚、両側縁における駆動ロ
ーラ188は、連結軸194を介して一体回転す
るように互いに連結されている。 ここで、各側縁における支持板184は、対応
するエンドレスベルト192に固着されており、
エンドレスベルト192の走行に応じて、引き出
し台168上を、搬送方向dに沿つて往復動され
ることになる。また、駆動ローラ188には、こ
れと同軸に従動ローラ196が固定されている。
一方、引き出し台168の側縁における中央部の
下方には、ステイ198を介してサーボモータ
MS2が取り付けられている。このサーボモータ
MS2の駆動軸には、駆動ローラ202が同軸に固
着されている。そして、この駆動ローラ202
と、前述した従動ローラ196とには、エンドレ
スベルト204が捲回されている。 以上のような構成により、このサーボモータ
MS2が回転駆動することにより、駆動ローラ18
8,202が回転駆動され、従つて、エンドレス
ベルト192が走行駆動され、もつて、フツク1
86が搬送方向dに沿つて往復動されることにな
る。 《システムの動作》 以下本実施例のFACシステムの動作を如何に
制御するかについて説明する。 〈制御ユニツトの構成〉 第15図に、実施例のFACシステムを制御す
る制御ユニツト16(第2図)のモジユール構成
を示す。前述したように、本FACシステムはロ
ボツトとストツカとエレベータとバツフア等を主
な構成要素とする。上記これらの構成要素は、前
述したように機構的にモジユール化されていると
共に、制御的にもモジユール化されている。即
ち、制御ユニツト16内には、ロボツトを制御す
るマイクロプロセサボード、ストツカを制御する
マイクロプロセサボード、エレベータを制御する
マイクロプロセサボード、バツフアを制御するマ
イクロプロセサボードという、4枚のマイクロプ
ロセサボードを有し、これらのマイクロプロセサ
ボードは周知のマルチバスインターフエースで結
合されている。4枚のマイクロプロセサボード
は、その上位に位置する管理用マイクロプロセサ
ボードにより、システム管理がなされる。上記管
理用マイクロプロセサには第2図に示した入出力
装置18が、RS232インターフエースで接続され
ており、この一般的なパーソナルコンピユータを
援用した入出力装置18から、本FACシステム
の組立環境(例えば、パレツト内に含まれる部品
の指定、工程順等)を入力して指定する。 〈組立環境の入力〉 本FACシステムの技術思想は製造だけに限定
はされず、究極的には、あらかじめ用意されてい
る複数の物品群(各物品群は同一手段の物品のみ
を含む)の中から、前もつて決定されていた所定
の順に従つて、1つずつ物品を選択した上で、そ
の選択された1つの物品を、ある一点に向けて
『供給』するというものである。そして、上記あ
らかじめ用意されてある複数の物品群から、上記
一点に向けて物品を供給すると、物品群内の物品
自身が不足する。そこで、本FACシステムの技
術思想は、いかに、この物品群に対して、効率良
く、しかも、上記一点に向けての供給を止めるこ
となく、新たな物品を『補給』するという点に集
約される。本FACシステムの技術思想を製品組
立てに適用したものが、以下詳述するところの
FACの狭義の意味でのロボツトによる自動組立
てであり、この狭義のFACシステムでは、『物品
の供給』がストツカによるロボツトへの『部品の
供給』に相当し、『物品の補給』が、バツフア,
エレベータ(更には、無人車,無人倉庫等も含め
て)によるストツカへの新たな部品の供給に相当
する。 〈部品供給の効率化の変動要因〉 さて、FACシステムでは、『物品の供給』順
(即ち、組立て順である工程順)が、『物品の補
給』の効率化に極めて大きな影響を与える。本
FACシステムの組立環境の前提は、1部品/1
工程である。部品の供給、部品の補給の効率化に
影響を与える要因は、パレツト厚さH[G]及び、
どのパレツトをどの棚位置S[G]に載置するか
である。パレツト厚Hは、ストツカ内に全部で何
個のパレツトを収納可能であるかを限定してしお
まう。本FACシステムは、ストツカの最大棚数
に収納可能なパレツト数の範囲以内で、部品から
製品を組立てる。従つて、パレツト厚Hによつ
て、パレツト数に制限が発生することは、もし、
1つの製品を組立てるのに、複数工程で同じ部品
を使うのであれば、その同一部品を同一パレツト
から取り出すようにして、総パレツト個数を抑制
させる必要に迫られる。複数の異なる工程で同じ
パレツト内の部品を取り出すようにすると、スト
ツカの上下移動がランダムになり、ストツカのロ
ボツトへの供給速度の低下に連がる。このよう
に、工程順Gと、パレツト厚さHと、棚位置S
[G]とは、効率化と大いに関係するのであるの
で、工程順テーブルの作成には、これらの諸用件
を勘案して、慎重に作成する必要がある。又、収
容個数T[G]にも部品毎に決まつているから、
組立てに従つて、空パレツトの発生頻度、発生順
も影響され、空パレツトの入れ換え、即ちエレベ
ータとバツフアの動作の効率化にも影響を与える
からである。 本FACシステムの第13図に示したストツカ
の棚板156は、この実施例では、全部で20段用
意してあり、上から順に第1段,第2段……第20
段とする。第13図,第17図に示すように、各
棚板は等間隔(約30mm)で設けられている。従つ
て、3種類の厚さ(25mm,50mm,100mm)のパレ
ツトをストツカ内に収容する場合は、例えば100
mm厚のパレツトは4つの棚板を占有してしまう。
第16A図に示した具体例では、第1工程のIDX
「1」である「ビス」の入つたパレツトは、第1
番目の棚板上に載置され、第2工程のIDX「3」
である「ワツシヤ」の入つたパレツトは、第3番
目の棚板上に載置され、第3工程のIDX「2」で
ある「ナツト」の入つたパレツトは、第7番目の
棚板上に載置されことになる。あるパレツトが、
どの棚板上に(即ち、第16A図のストツカ位置
番号S)に載置されるかは、前述したように、
夫々のパレツトの厚さを管理プログラムが考慮し
て演算して決定するか、操作者が効率を考慮して
決定して入力し、第16A図のテーブルに順に表
示する。 このように、操作者が部品テーブル、工程順テ
ーブルに所定の最低限の情報を入力すると、管理
プログラムは、部品テーブル中に、工程順、スト
ツカ内載置番号S等を演算して表示してくれるの
で、複雑で膨大な組立環境を極めて操作性の良く
設定でき、しかも、その変更は前記入力情報を変
更するだけであるので、工程変更、部品変更に柔
軟に対応できる。 〈制御に使用される変数〉 第18A図に、各モジユールのマイクロプロセ
サにより共通に使用される(アクセスできる)共
通変数(グローバル変数)を示す。これらの変数
は二次元のアレー状に配列されており、引数G
(工程番号)により索引される。入れ換えフラグ
I[G]は、工程順G(即ち、ストツカ内で上から
G番目の棚)のパレツトが空になつたことを示す
フラグである。その他の共通変数の多くは、第1
6A図,第16B図に示したものと同じなので説
明は省略する。 第18B図は、ロボツトからエレベータ及びバ
ツフアへ送られる入れ換パレツトの準備指示(パ
レツト内の残個数Zが1個になつた時点で、エレ
ベータ及びバツフアに出される)を、キユーイン
グ(待行列化)するために、その工程番号(E1,
E2,D1、D2)の退避エリアである。第18B図
から分るように、キユーの個数は2個である。2
個としたのは、本実施例に使われている各モジユ
ールの機械速度(例えば、モータ速度)等を考慮
すると、最悪でもキユーが3個以上発生しないか
らである。もちろん、使用するデバイスにより実
際にはその速度は変化するから、キユーの数を3
個以上に増やしてもよい。尚、このキユーが本実
施例ではどのように使われるかは、後述する。 〈各モジユールの上下動範囲〉 第19A図を用いて各モジユールが上下に移動
できる範囲を説明する。 バツフアについては、床上900mmの位置で無人
車から積み上げられたパレツトをバツフア台52
が受けとる。第1の分離爪が、分離対象パレツト
の1つ上のパレツトを掛止する位置(「一時預り
位置」と称する)は床上1410mm、分離対象のパレ
ツトを第2の分離爪が掛止する位置(「分離位置」
と称する)は床上1300mmである。但し、上記の一
時預り位置及び分離位置は公称位置であり、前述
したように、パレツトの厚さには許容誤差があ
り、その誤差を考慮したバツフアの上下移動量制
御が後述(第22B図)するようになされる。バ
ツフア台52の下方向の最大降下位置は床上500
mmであり、この位置をバツフア移動制御のテイー
チングの原点としている。バツフア台のパレツト
の最大積載個数は、複数個のパレツトが積み上げ
られた状態で、バツフア台52が一時預り位置ま
で上昇した時点で、最上段のパレツトが床上2225
mmを越えないように、各パレツト厚等を考慮して
設定される。 搬出機構76の設置位置は床上350mmである。
上述したように、バツフア台52は最下位位置で
床上500mmまで下降し得るが、このバツフアが、
搬送機構76に空パレツトが満載されている状態
での空パレツトの搬送を阻害しないように、搬送
時にバツフア台は上昇する。 エレベータの上下動範囲について説明する。エ
レベータの最高上昇位置は、分離位置で第2の分
離爪が分離対象の部品を満載したパレツトと、ス
ライドガイド122とが整合する位置(「パレツ
ト取り出し位置」)であり、このパレツト取り出
し位置をエレベータ制御のテイーチング原点とす
る。かかる設定で、エレベータのストローク範囲
は800mmである。 ストツカの移動範囲について説明する。ストツ
カは前述したように、30mm間隔の棚が20段あり、
従つて、ストツカの上下の幅は600(=30×20)mm
である。第1段目の棚上のパレツトが引き出し部
154に引き出されるときの、20段目の棚位置が
最下位下降位置であり、この位置をテイーチング
の原点として、床上300mmに設定する。 ロボツトテイーチングの上下方向移動の原点は
床上1225(900+175+150)mmであり、ロボツトハ
ンドのフインガーが引き出し部154上のパレツ
トから、1つの部品を把持して、上方に移動し、
更に組立て位置まで水平に移動して、下降する。 〈パレツト入れ換えの動作概略〉 ここで、第19B図を用いて、部品を満載した
1つのパレツトが、エレベータにより、バツフア
から取り出され、更に、ストツカ内の空パレツト
と入れ換えされる様子を説明する。 パレツト内の部品が1つまで減ると、ロボツト
は、バツフアにパレツトと分離を準備させ、エレ
ベータには分離位置まで移動するように指示す
る。すると、バツフアにより分離位置(この位置
は固定である)で分離されたパレツトは、エレベ
ータにより取り出されるのを待つ。エレベータが
分離位置(取り出し位置)まで移動してきて、エ
レベータ本体内にパレツトをバツフアから取り込
むと、このエレベータは、そのスライドガイド1
34が、ストツカ内で空になるであろう(或るい
は、既に空になつた)パレツト(通常、ロボツト
への引き出し部154上に引き出されているパレ
ツトの1つ上に位置している)と整合する位置ま
で下降して待機する。この待機位置は、工程順、
棚位置S[G]によつて異なるが、パレツトを工
程順に上から並べた場合には、この待機位置は、
第19B図のように、実線230で表わされた位
置となる。かくして、エレベータの空パレツトの
入れ換え準備が終了する。 部品残個数が1のパレツトが再びストツカ本体
内から引き出し部154まで引き出され、この最
後の1個をロボツトが把持すると、パレツト内の
残個数は“0”になる。すると、ストツカとエレ
ベータとの間のパレツトの入れ換えが開始する。
即ち、エレベータは前記待機位置状態230で先
ず、空パレツトをエレベータ下部内に引き込む。
その後、エレベータは1段下がつて、部品満載の
パレツトを空いたストツカ棚に押出す。この押出
し状態位置を第19B図の破線232で示す。そ
の後、エレベータは更に下降して、空パレツトを
搬送機構76上に積み上げる。こうして、空パレ
ツトの入れ換えを終了する。 〈各モジユールの制御の詳細説明〉 かくして、FACシステムの各モジユールの概
略動作が把握できたところで、以下各モジユール
の詳細な制御動作を、第20A図以下により説明
する。尚、前述したように、本制御プログラム
は、第14A図〜第14E図のような場合にも柔
軟に対処できるような構造をしているので、複雑
である。そこで、以下説明する各モジユール動作
の説明においては、一般的な構成(組立て順,工
程順,パレツト載置順)を想定して説明し、必要
に応じて、各モジユールがある具体的な初期状態
から出発して、その初期状態が各モジユールによ
る制御により推移していく過程を追つて説明する
こととする。その初期状態とは、 ストツカ内の全棚(即ち、20個の棚全て)
に、同一厚さ厚さのパレツトが載置されてお
り、パレツト内の部品個数はバラバラである。 工程もこの棚順に従つており、1つの工程は
1つのパレツト内の1つの部品のみをつかう。
即ち、全工程数Mはストツカの全棚数に等しい
20工程である。 また、バツフア台52上にも必要な予備のパ
レツトが前もつて積み上げられている。 このような初期状態を擁する構成を、便宜上、
『簡略化構成例』と称することとする。この『簡
略化構成例』から出発して予想されるモジユール
の動作は、 : ロボツトは各パレツトから1個/1工程の
部品の組み付け作業を行ない、 : ストツカは第1番目の棚から第20番目の棚
まで、順に上昇しつつ、引き出し部154まで
パレツトを引き出し、第20番目のパレツトを引
き出したら、ストツカ全体が下がつて、再び、
第1番目の棚のパレツトを引き出す。 : エレベータ、バツフアについては、部品残
個数Zが1個若しくは0個になるのがパレツト
毎にマチマチであるために、必ずしも、ストツ
カの棚順に空パレツトの入れ換え要求が発生す
るものとはならない、等である。 さて、ロボツトが組立作業を開始するところか
ら、説明を開始する。
残個数が1になるまで
ロボツトの制御は第20A図,第20B図のフ
ローチヤートに示されたプログラムに従つてなさ
れる。又、ストツカの制御は第21A図,第21
B図のフローチヤートに示されたプログラムに従
つてなされる。これら2つのモジユールを一緒に
説明するのは、ストツカ内のいずれかのパレツト
の部品の残個数Zが“1”になるまでは、エレベ
ータ、バツフア等は動作しないからである。 前述したように、管理用マイクロプロセサのプ
ログラムは、入出力装置18の「スタート」が押
されると、各モジユールのプログラムを起動す
る。ロボツトモジユールのマイクロプロセサは、
ステツプS8で工程番号引数Gを“1”に初期化
する。この工程番号Gが“1”であるということ
は、ロボツトが工程番号1の部品を要求すること
を意味し、即ち、ストツカに対し、ストツカの第
S[1]番目の棚のパレツトを要求することを意
味する。ステツプS10で、前述のSINGLEフラ
グ(第16C図)の状態を調べる。SINGLEモー
ドであれば、ステツプS10からステツプS12
に進んで、「スタート」キーが押されたときのみ、
以下の制御を実行して、単一動作を行なうように
する。以下の説明においては、主に連続動作につ
いて説明する。 ステツプS14でストツカを起動スタートさせ
る。このような他のモジユールに対する指令は、
前述のマルチバスを介して行なわれる。ロボツト
はストツカを起動させたら、ステツプS16に
て、ストツカがS[G]の番号のパレツトが引き
出し部154に引き出される(即ち、パレツト準
備完)のを待つ。 一方、ロボツトからの起動をステツプS60で
待つていたストツカでは、この起動があると、ス
テツプS62に進んで、いずれかのパレツトが引
き出し部154上に既に引き出されていないかを
確認する。この確認は、引き出し部154上の不
図示のセンサによつて確認される。このような確
認は、何等かの原因でストツカが停止した後の再
始動するときの確認のため、及び、SINGLEモー
ドのときのためである。従つて、パレツトが既に
引き出し部154に引き出されていたのならば、
ステツプS64に進んで、この引き出されていた
パレツト(どのパレツトかは、変数Lにより知れ
る)がロボツトが要求していた工程G=1のパレ
ツトであるかを判断する。もし、ロボツト要求の
パレツトであるのならば、パレツトを引き出す必
要はないので、ステツプS84に進んで、ロボツ
トに対して、パレツト準備完了の通知をマルチバ
スを介して送る。ステツプS64で、既に引き出
されていたパレツトがロボツト要求の工程G(棚
S[G]番目)のパレツトでなかつたのならば、
ステツプS66でそのパレツトをストツカ内に戻
す。尚、このストツカ内への戻しの為に、エアー
シリンダCS4及びモータMS2がどのように動作す
るかは前述してあるので、その説明は省略する。 ステツプS62でパレツトが引き出されていな
いと判断されたか、既に引き出されていたパレツ
トがステツプS66で戻されたかすると、ステツ
プS68に進んで、ロボツトがどのパレツトを要
求しているのかを変数Lに記憶する。ロボツトが
要求したパレツトを示す変数GをストツカがLに
記憶するのは、本FACシステムでロボツトとス
トツカとが、時々同期を取りつつも、基本的には
独立して並行動作ができるようにするためであ
る。 ステツプS70に進んで、ストツカを上下移動
させて、ロボツトが要求したパレツトを引き出し
部154に整合させるために必要なモータMS1の
回転量を計算する。ストツカの各棚の原点(第1
9A図より、床上300mm)からの位置は、第17
図に示したように、前もつてテイーチングさせて
ある。従つて、ロボツトが要求した工程G(=L
=1)のパレツトは、Lの番号で索引したストツ
カ棚番号S[L]に入つているから、第21A図
に示した変数S[L]から、L=1のS[L]を索
引して、その値を引数とするテイーチング位置
TP[S[L]]を第17図のテイーチングポイント
から探して、その値をサーボモータの移動量
STPとする。即ち、 STP=TP[S[L]] とする。そして、ステツプS72で、その移動量
に応じたストツカ移動を行なう。STP位置まで
サーボモータMS1が回転すると、ロボツトが要求
したパレツトの入つた棚は引き出し位置に達す
る。ステツプS74のCHフラグは、ロボツトか
らの入れ換要求があつたことを示すフラグであ
り、G=L=1の場合は入れ換え必要状態が発生
する前であるためにリセツトしているから、ステ
ツプS78に進む。ステツプS78,ステツプS
80で、そのパレツトの蓋を開け、ステツプS8
2で、蓋を開けられたパレツトを既述の制御によ
り引き出し部154にまで引き出す。パレツトが
引き出し部154のストツパ176に当接する
と、ステツプS84でロボツトに対して、パレツ
トが引き出し部154上で準備完了したことを通
知する。そして、ストツカは、ロボツトによる所
定の通知を待つ。 さて、ステツプS16(第20A図)でストツ
カからの準備完了を待つていたロボツトは、完了
通知を受けると、ステツプS18に進み、引き出
し部154上に載置されたパレツト内の部品をピ
ツクするためにその部品上空に移動して、次に下
降して、部品をピツクしようとする。次に、ステ
ツプS20で、当該工程番号Gの部品の残個数Z
[G]を1つ減らす。ステツプS22で、この残
個数Zが1になつたかを調べる。いまだ残個数Z
[G]が1以上のときは、ステツプS28で、ロ
ボツトのフインガーが部品をピツクできたかを調
べる。部品が正常にピツクできなつたとは、フイ
ンガーが部品の把持に失敗した場合の他に、パレ
ツト内の当該場所に部品が挿入されていなかつた
場合等である。このような場合は、部品を正常に
把持できるまで、又は残個数が1個になるまで、
ステツプS18で、ピツクの再試行を行なう。部
品のピツクが正常に行なわれたことが確認される
と、ステツプS32で、ストツカに対し、ピツク
完了の通知をストツカに返す。 ロボツト動作中及びピツク完了の通知を夫々受
けると、ストツカ側では、ステツプS86→ステ
ツプS88→ステツプS90に進んで、引き出し
部154上のパレツトをストツカ内に戻す。更
に、ステツプS92で前記CHフラグを調べる。
いまだ、このフラグはリセツトしているから、ス
テツプS100に進む。ステツプS100でのI
[L]は、前述したところのロボツトに検知され
たL番目のパレツトの残個数Zが零個になつて入
れ換え要求がロボツトから出されたことを示すフ
ラグであるから、今は、このフラグはリセツトし
ている。従つて、ステツプS118に進み、Lを
1つインクリメントする、即ち、 L=L+1 である。 ステツプS118からステツプS126まで
は、ロボツトがステツプS18(第20A図)で
ピツクした部品を組み付けている間に、ストツカ
が次のパレツト(部品)を引き出し部154上に
準備しておくためである。即ち、ステツプS12
0で、現工程が最終工程であるかを調べ、最終工
程(前記の『簡略化構成例』では、総工程数が20
工程であるから、L=20のとき)ではないとき
は、ステツプS126に進み、ロボツトが部品を
ピツクしたパレツトの次のパレツトの棚(Lはス
テツプS118で既に1インクリメントされてい
る)を引き出し部154位置まで移動させる量を
計算する。ステツプS128,S130は、
SINGLEモードのときに、『スタートキー』の押
下毎にストツカを移動させることを行なう制御で
ある。ステツプS130から、第21A図のステ
ツプS72に戻つて、ステツプS126で計算し
たSTPをモータMS1に送つて、次の棚を引き出し
部154位置に整合させる。以下の制御は前述し
た制御を繰り返す。以上の制御を、いずれかのパ
レツトの残個数Z[G]が1個になるまで繰り返
す。尚、第21B図に示したストツカの制御プロ
グラムは、全ての工程で部品を必要とするような
組立を想定してのものである。しかし、実際に
は、例えば、フインガー交換等の如く、部品を必
要としない工程もあり得、そのような場合は、ス
トツカの棚移動(ステツプS126)は必要が無
い。そこで、記述の制御変数(第18A図等)
に、当該工程が部品を必要とする工程か否かを判
別するフラグを設定(若しくは、部品インデツク
スをアルフアベツトにする)して、ステツプS1
26の前で、このフラグの値を調べ、部品を必要
としない工程であれば、ステツプS126に進ま
ないで、ステツプS118に戻つて工程を1つ進
めるようにしてもよい。 残個数が1つになつたとき やがて、棚S[G]のパレツトの残個数Z[G]
が、ある工程Gにおいて1になる。即ち、それま
での部品残個数が2個のパレツトから、ステツプ
S18で1つ部品をピツクすると、残個数は1個
になるから、ステツプS22からステツプS24
に進み、当該工程番号Gを、エレベータ及びバツ
フアの制御プログラムで使うことができるよう
に、工程番号変数E,Dに退避しておく。そして
ステツプS26で、バツフア,エレベータに、も
うすぐ空パレツトができるから、その替りのパレ
ツトの準備を開始するように指示する。この入れ
換え準備指示は、前述のキユーエリアに格納さ
れ、もし、エレベータ,バツフアが、前の入れ換
え準備動作でビジーでなければ、エレベータ,バ
ツフアが、このキユーを取り出して、入れ換え準
備動作を開始する。 バツフア,エレベータへの入れ換え準備の指示
をした後も、ロボツトは、ステツプS16で、ス
トツカからパレツトを引き出し部154位置まで
引き出したことの通知がある限り、ピツク動作を
続ける。 一方、本実施例の制御において、ストツカがそ
の動きを停止するのは、ある工程G(=L)でパ
レツトの残個数Zが零になつたことをロボツトが
検知して、その旨が(I[L]により)ストツカ
に知らされ、ストツカが、次の工程G+1(=L
+1)のパレツトを引き出し部154に引き出し
て、そのG+1のパレツトの部品をロボツトがピ
ツクし、前工程Gで発見された残個数が零のパレ
ツトの入れ換作業が終了していないとき(ステツ
プS94)であるようにしている。即ち、入れ換
動作が終了するまで、ストツカは待機するのであ
る。これは、残個数Z[G]が零になつた工程G
の次の工程G+1のパレツトには部品が残つてい
るから、その場合はロボツトによる工程(G+
1)の部品組立てと工程L(=G)の空パレツト
の入れ換えを並行して行なえるようにしたためで
ある。
ローチヤートに示されたプログラムに従つてなさ
れる。又、ストツカの制御は第21A図,第21
B図のフローチヤートに示されたプログラムに従
つてなされる。これら2つのモジユールを一緒に
説明するのは、ストツカ内のいずれかのパレツト
の部品の残個数Zが“1”になるまでは、エレベ
ータ、バツフア等は動作しないからである。 前述したように、管理用マイクロプロセサのプ
ログラムは、入出力装置18の「スタート」が押
されると、各モジユールのプログラムを起動す
る。ロボツトモジユールのマイクロプロセサは、
ステツプS8で工程番号引数Gを“1”に初期化
する。この工程番号Gが“1”であるということ
は、ロボツトが工程番号1の部品を要求すること
を意味し、即ち、ストツカに対し、ストツカの第
S[1]番目の棚のパレツトを要求することを意
味する。ステツプS10で、前述のSINGLEフラ
グ(第16C図)の状態を調べる。SINGLEモー
ドであれば、ステツプS10からステツプS12
に進んで、「スタート」キーが押されたときのみ、
以下の制御を実行して、単一動作を行なうように
する。以下の説明においては、主に連続動作につ
いて説明する。 ステツプS14でストツカを起動スタートさせ
る。このような他のモジユールに対する指令は、
前述のマルチバスを介して行なわれる。ロボツト
はストツカを起動させたら、ステツプS16に
て、ストツカがS[G]の番号のパレツトが引き
出し部154に引き出される(即ち、パレツト準
備完)のを待つ。 一方、ロボツトからの起動をステツプS60で
待つていたストツカでは、この起動があると、ス
テツプS62に進んで、いずれかのパレツトが引
き出し部154上に既に引き出されていないかを
確認する。この確認は、引き出し部154上の不
図示のセンサによつて確認される。このような確
認は、何等かの原因でストツカが停止した後の再
始動するときの確認のため、及び、SINGLEモー
ドのときのためである。従つて、パレツトが既に
引き出し部154に引き出されていたのならば、
ステツプS64に進んで、この引き出されていた
パレツト(どのパレツトかは、変数Lにより知れ
る)がロボツトが要求していた工程G=1のパレ
ツトであるかを判断する。もし、ロボツト要求の
パレツトであるのならば、パレツトを引き出す必
要はないので、ステツプS84に進んで、ロボツ
トに対して、パレツト準備完了の通知をマルチバ
スを介して送る。ステツプS64で、既に引き出
されていたパレツトがロボツト要求の工程G(棚
S[G]番目)のパレツトでなかつたのならば、
ステツプS66でそのパレツトをストツカ内に戻
す。尚、このストツカ内への戻しの為に、エアー
シリンダCS4及びモータMS2がどのように動作す
るかは前述してあるので、その説明は省略する。 ステツプS62でパレツトが引き出されていな
いと判断されたか、既に引き出されていたパレツ
トがステツプS66で戻されたかすると、ステツ
プS68に進んで、ロボツトがどのパレツトを要
求しているのかを変数Lに記憶する。ロボツトが
要求したパレツトを示す変数GをストツカがLに
記憶するのは、本FACシステムでロボツトとス
トツカとが、時々同期を取りつつも、基本的には
独立して並行動作ができるようにするためであ
る。 ステツプS70に進んで、ストツカを上下移動
させて、ロボツトが要求したパレツトを引き出し
部154に整合させるために必要なモータMS1の
回転量を計算する。ストツカの各棚の原点(第1
9A図より、床上300mm)からの位置は、第17
図に示したように、前もつてテイーチングさせて
ある。従つて、ロボツトが要求した工程G(=L
=1)のパレツトは、Lの番号で索引したストツ
カ棚番号S[L]に入つているから、第21A図
に示した変数S[L]から、L=1のS[L]を索
引して、その値を引数とするテイーチング位置
TP[S[L]]を第17図のテイーチングポイント
から探して、その値をサーボモータの移動量
STPとする。即ち、 STP=TP[S[L]] とする。そして、ステツプS72で、その移動量
に応じたストツカ移動を行なう。STP位置まで
サーボモータMS1が回転すると、ロボツトが要求
したパレツトの入つた棚は引き出し位置に達す
る。ステツプS74のCHフラグは、ロボツトか
らの入れ換要求があつたことを示すフラグであ
り、G=L=1の場合は入れ換え必要状態が発生
する前であるためにリセツトしているから、ステ
ツプS78に進む。ステツプS78,ステツプS
80で、そのパレツトの蓋を開け、ステツプS8
2で、蓋を開けられたパレツトを既述の制御によ
り引き出し部154にまで引き出す。パレツトが
引き出し部154のストツパ176に当接する
と、ステツプS84でロボツトに対して、パレツ
トが引き出し部154上で準備完了したことを通
知する。そして、ストツカは、ロボツトによる所
定の通知を待つ。 さて、ステツプS16(第20A図)でストツ
カからの準備完了を待つていたロボツトは、完了
通知を受けると、ステツプS18に進み、引き出
し部154上に載置されたパレツト内の部品をピ
ツクするためにその部品上空に移動して、次に下
降して、部品をピツクしようとする。次に、ステ
ツプS20で、当該工程番号Gの部品の残個数Z
[G]を1つ減らす。ステツプS22で、この残
個数Zが1になつたかを調べる。いまだ残個数Z
[G]が1以上のときは、ステツプS28で、ロ
ボツトのフインガーが部品をピツクできたかを調
べる。部品が正常にピツクできなつたとは、フイ
ンガーが部品の把持に失敗した場合の他に、パレ
ツト内の当該場所に部品が挿入されていなかつた
場合等である。このような場合は、部品を正常に
把持できるまで、又は残個数が1個になるまで、
ステツプS18で、ピツクの再試行を行なう。部
品のピツクが正常に行なわれたことが確認される
と、ステツプS32で、ストツカに対し、ピツク
完了の通知をストツカに返す。 ロボツト動作中及びピツク完了の通知を夫々受
けると、ストツカ側では、ステツプS86→ステ
ツプS88→ステツプS90に進んで、引き出し
部154上のパレツトをストツカ内に戻す。更
に、ステツプS92で前記CHフラグを調べる。
いまだ、このフラグはリセツトしているから、ス
テツプS100に進む。ステツプS100でのI
[L]は、前述したところのロボツトに検知され
たL番目のパレツトの残個数Zが零個になつて入
れ換え要求がロボツトから出されたことを示すフ
ラグであるから、今は、このフラグはリセツトし
ている。従つて、ステツプS118に進み、Lを
1つインクリメントする、即ち、 L=L+1 である。 ステツプS118からステツプS126まで
は、ロボツトがステツプS18(第20A図)で
ピツクした部品を組み付けている間に、ストツカ
が次のパレツト(部品)を引き出し部154上に
準備しておくためである。即ち、ステツプS12
0で、現工程が最終工程であるかを調べ、最終工
程(前記の『簡略化構成例』では、総工程数が20
工程であるから、L=20のとき)ではないとき
は、ステツプS126に進み、ロボツトが部品を
ピツクしたパレツトの次のパレツトの棚(Lはス
テツプS118で既に1インクリメントされてい
る)を引き出し部154位置まで移動させる量を
計算する。ステツプS128,S130は、
SINGLEモードのときに、『スタートキー』の押
下毎にストツカを移動させることを行なう制御で
ある。ステツプS130から、第21A図のステ
ツプS72に戻つて、ステツプS126で計算し
たSTPをモータMS1に送つて、次の棚を引き出し
部154位置に整合させる。以下の制御は前述し
た制御を繰り返す。以上の制御を、いずれかのパ
レツトの残個数Z[G]が1個になるまで繰り返
す。尚、第21B図に示したストツカの制御プロ
グラムは、全ての工程で部品を必要とするような
組立を想定してのものである。しかし、実際に
は、例えば、フインガー交換等の如く、部品を必
要としない工程もあり得、そのような場合は、ス
トツカの棚移動(ステツプS126)は必要が無
い。そこで、記述の制御変数(第18A図等)
に、当該工程が部品を必要とする工程か否かを判
別するフラグを設定(若しくは、部品インデツク
スをアルフアベツトにする)して、ステツプS1
26の前で、このフラグの値を調べ、部品を必要
としない工程であれば、ステツプS126に進ま
ないで、ステツプS118に戻つて工程を1つ進
めるようにしてもよい。 残個数が1つになつたとき やがて、棚S[G]のパレツトの残個数Z[G]
が、ある工程Gにおいて1になる。即ち、それま
での部品残個数が2個のパレツトから、ステツプ
S18で1つ部品をピツクすると、残個数は1個
になるから、ステツプS22からステツプS24
に進み、当該工程番号Gを、エレベータ及びバツ
フアの制御プログラムで使うことができるよう
に、工程番号変数E,Dに退避しておく。そして
ステツプS26で、バツフア,エレベータに、も
うすぐ空パレツトができるから、その替りのパレ
ツトの準備を開始するように指示する。この入れ
換え準備指示は、前述のキユーエリアに格納さ
れ、もし、エレベータ,バツフアが、前の入れ換
え準備動作でビジーでなければ、エレベータ,バ
ツフアが、このキユーを取り出して、入れ換え準
備動作を開始する。 バツフア,エレベータへの入れ換え準備の指示
をした後も、ロボツトは、ステツプS16で、ス
トツカからパレツトを引き出し部154位置まで
引き出したことの通知がある限り、ピツク動作を
続ける。 一方、本実施例の制御において、ストツカがそ
の動きを停止するのは、ある工程G(=L)でパ
レツトの残個数Zが零になつたことをロボツトが
検知して、その旨が(I[L]により)ストツカ
に知らされ、ストツカが、次の工程G+1(=L
+1)のパレツトを引き出し部154に引き出し
て、そのG+1のパレツトの部品をロボツトがピ
ツクし、前工程Gで発見された残個数が零のパレ
ツトの入れ換作業が終了していないとき(ステツ
プS94)であるようにしている。即ち、入れ換
動作が終了するまで、ストツカは待機するのであ
る。これは、残個数Z[G]が零になつた工程G
の次の工程G+1のパレツトには部品が残つてい
るから、その場合はロボツトによる工程(G+
1)の部品組立てと工程L(=G)の空パレツト
の入れ換えを並行して行なえるようにしたためで
ある。
〓バツフアによるパレツト分離〓
第22A図はバツフアの制御プログラムに用い
られる変数を示す。即ち、これらの変数は、現在
のバツフア台に載置されている最上位のパレツト
段の番号、バーコードリーダーによる読取りデー
タ格納領域B、そして、各段毎のパレツトの高さ
情報、その部品名称等である。最上位のパレツト
段の番号は、これらの変数が、パレツトがバツフ
アからエレベータによつて取り出されるに従つ
て、当該取り出されたパレツトの情報は削除され
るので、これらの変数のどの部分が現在有効かを
示すためである。これらの情報は後述するよう
に、人手を介さないで、本FACシステムが生産
管理コンピユータを介して無人倉庫に必要なパレ
ツトを要求して、そのパレツトが無人車からバツ
フアに渡された場合は、システム(第15図の管
理用マイクロプロセサのプログラム)がバツフア
に与えるようにする。反対に人手によりバツフア
台52上に積み上げる場合は、入出力装置18か
ら上記情報を入力する。 さて、ロボツトが、ステツプS26(第20A
図)にて、キユーを介してバツフアに対し入れ換
え準備を指示している。この入れ換え準備に必要
なパレツトに対応する工程番号は、ステツプS2
4でキユー内の変数Dに退避されている。この入
れ換準備指示をバツフアがステツプS150で受
けると、ステツプS152に進んで、入れ換が必
要になるパレツトの部品名(若しくは部品インデ
ツクスIDX)を、ロボツトから知らされた工程番
号Dにより、第18A図の変数テーブルから検索
する。そして、この部品名(部品IDX)を第22
A図のテーブル内にサーチすることにより、入れ
換えられる部品パレツトが何番目に詰まれたパレ
ツトかを知る。そして、ステツプS154で、こ
のパレツトのバツフア台52からの距離(とす
る)を求める。これは、この段のパレツトまでの
全てのパレツトの厚さ(第22A図のテーブルよ
り知る)を合計して求め、バツフア台52の現在
位置の下端の床からの距離(mとする)を知り、
これらのm,から、入れ換えられるべきパレツ
トが分離位置に移動されるまでの移動距離を、ス
テツプS156で、 {1410−(m+)}mm から求める。ステツプS158では、この求めた
移動距離だけバツフア台52を上下動する。この
移動距離は、第7A図を参照して、入れ換えパレ
ツトを上から3番目のパレツトとしたとすると、
よく理解される。 ステツプS160では、センサ80のセンス状
態を調べる。センサ80がオフしていれば、ステ
ツプS162でこのセンサ80がオンするまで、
バツフア台52を上昇させる。ステツプS160
で、センサ80がオンしていれば、ステツプS1
64でこのセンサがオフするまで下降させる。こ
のような制御がパレツト厚さの公差に関連して行
なわれる。 所望のパレツトが分離位置に達した段階で、確
認のために、バーコードリーダー74によりパレ
ツトに付されたバーコードを読取る。ステツプS
168で、この読取りデータRと、変数テーブル
(第18A図)のB[D]とを比較する。この比較
が一致しない場合は、分離位置に移動してきたパ
レツトは入れ換え対象のパレツトの1つ上のパレ
ツトであるから、ステツプS170に進んで、そ
の1つ上のパレツトの厚さを第22A図のテーブ
ルから求め、ステツプS172でその分だけバツ
フア台52を上昇させて、所望のパレツトを分離
位置に移動させる。ステツプS174,ステツプ
S176で、バーコードリードを再試行して確認
する。ステツプS168若しくはステツプS17
6から、ステツプS178に進んで、第1の分離
爪66を付勢して、ステツプS180で、所定距
離L1(最大厚さのパレツト厚以上の距離、第19
A図の例では94mm)だけバツフア台を下降させ、
第7C図に示した状態にし、ステツプS182で
第2の分離爪68を付勢し、ステツプS184で
更に所定距離L2だけ下降させ、第7D図に示し
た如くバツフアを分離する。そして、ステツプS
186でエレベータに対しバツフア分離が完了し
たことを通知して、ステツプS188にてエレベ
ータがこの分離されたパレツトをエレベータ本体
内に引き込むのを待つ。 〓エレベータによるパレツト引き出し〓 エレベータは、ストツカ内の空パレツトを入れ
換えする必要がないときは、動作する必要がな
い。そして、この入れ換え動作は、必ずバツフア
によつて分離された部品を満載したパレツトを、
エレベータの昇降枠に取り込む作業が最初に必要
になる。従つて、エレベータの昇降枠の通常の待
機位置を、バツフアによる分離位置と整合する位
置(第19A図にも示すエレベータの原点位置)
とすると、いざ、新たなパレツトを準備せよとの
ロボツトからの指示が来て、しかも、バツフア側
で直ちに分離動作が完了したようなときは、移動
に要する時間無しで直ちに昇降枠内へのパレツト
の取り込みが開始できるというメリツトがある。
そこで、本実施例のエレベータ制御も、第23図
のステツプS200に示すように、エレベータの
昇降枠待機位置をバツフアによる分離位置に一致
させている。 さて、バツフアの動きとは独立に、ロボツト
が、ステツプS26(第20A図)にて、エレベ
ータにも対して、キユー(第18B図)を介して
入れ換え準備を指示している。この入れ換準備に
必要なパレツトに対応する工程番号Gは、ステツ
プS24で前記キユー内に変数Eに退避されてい
る。この入れ換準備指示をエレベータが受ける
と、ステツプS204からステツプS206に進
み、バツフアによる分離位置でのパレツト分離完
了の通知を待つ。 前述したように、バツフア側では、ステツプS
186で分離完了通知をエレベータ側に出して、
その通知を出したままステツプS188で、エレ
ベータがパレツトを取り込んでくれるのを待つて
いる。 そこで、この通知を受けたエレベータは、ステ
ツプS208でパレツト引き出し動作を行なう。
この引き出し動作は、第12A図〜第12D図に
関連して詳述したように、先ずエレベータのモー
タME2をA方向に回転させて、第1のフツク10
8をパレツトとの掛止位置まで移動して、次にエ
アシリンダCE1を駆動して、パレツトに前記フツ
ク108を係合し、次に前記モータME2をB方向
に回転させて、パレツトをバツフア側からエレベ
ータ昇降枠内に取り込むものである。バツフアか
らのパレツトの引き出しが完了すると、ステツプ
S210でその旨の通知をバツフアに返す。そし
て、ステツプS212以下に進む。 〓バツフアによる上下パレツトの合体〓 通知を受けたバツフアはステツプS188から
ステツプS190で第2の分離爪68を解除し、
ステツプS192で、 L1+L2+H[D] だけバツフア台52を上昇させて、上下に分離さ
れていたパレツト群を合体して、ステツプS19
6で第1の分離爪66を戻し、ステツプS150
に戻つて、ロボツトからの次のパレツト準備指示
を待つ。尚、このステツプS150でのロボツト
からの指示待機位置を、ステツプS192での
(L1+L2+H[D])だけ上昇した位置ではなく、
原点位置(第19A図の床上500mm)とするよう
にしてもよい。これは、本実施例のようにパレツ
ト内の部品個数がパレツトによつてバラバラであ
ると、残個数が1個になる時期も(予測は可能で
あるにしても)ランダムであるからである。 〓エレベータの入れ換え待機位置〓 入れ換え位置への移動制御の説明をする前に、
入れ換え位置はどのようにして決定されるべきか
を説明する。本FACシステムでは、如何にロボ
ツトの動作を止めないように新たな部品を補給す
るか、且つ組立て手順の変更に如何に容易に対処
するかに主眼が置かれている。このような観点か
らみた場合に、どのように入れ換え位置を決定す
るかは大きな要素になる。 さて、前述した『簡素化構成例』においては、
ロボツトにより部品をピツクされたパレツトは上
方に移動する。ストツカの棚送りが常に上方に行
なわれることを考慮すると、他のパレツトをロボ
ツトが使用している最中に、残個数Zが零のパレ
ツトの入れ換えを行なつて、効率化を図ろうとす
ると、第24A図において、引き出し部154に
引き出されたときに、残個数が1個のときに、エ
レベータ,バツフアにパレツト入れ換え準備指示
を出しておき、その残1個のパレツトが0個にな
るのは、次に引き出し部154に引き出されたと
きであるから、その0個になつたパレツトが上方
に移動されて、下方のパレツトが引き出し部15
4に引き出されている最中に、新たなパレツトと
空のパレツトの入れ換えを行なうのが一番効率的
である。即ち、第24A図では、残個数0個のパ
レツトが図示の位置にあるうちに、エレベータが
パレツトの入れ換えを行なつてくれればよい。そ
こで、エレベータがどの程度の距離を移動下降し
てくれば、図示の入れ換え位置に到達するかを考
察する。 第24A図において、バツフア側の第2の分離
爪68とエレベータのスライド122とはその高
さ位置が整合しており、スムースな引き出しを可
能にしている。134は、空になつたパレツトを
ストツカの棚から引き出してスライドさせるため
の板であり、両スライド板間の距離は固定であ
る。従つて、エレベータが、分離されたパレツト
を枠内に引き込んだときの、スライド板134の
位置は床上から固定距離である(第19A図参
照)。そこで、エレベータが空になつたパレツト
をスライド板134に載せることができるように
移動するには、入れ換え対象のパレツトが載置さ
れている棚の番号Sは容易に知れるから、その棚
のテイーチング位置に至る距離がエレベータの移
動距離である。尚、第24A図では、バツフアか
らエレベータが引き出そうとしているパレツト
と、残個数0個のパレツトとが入れ換えられよう
としてあるかのように描かれているが、これは説
明の便宜上そのようになつたまでで、『簡略化構
成例』では、バツフアからパレツトがエレベータ
に引き出されようとしているときは、残個数0個
のパレツトは通常、入れ換準備指示の原因になつ
た残個数1のパレツトの筈である。 工程順と、パレツトの棚位置とが違つている場
合はどうか。このような場合は、工程がGが、
1,2,3……と推移すると、スタツカはS[G]
に従つて上下に移動する。第24B図において、
そのような一般例で、工程L(=G)のパレツト
がZ[G]=1となつた場合を示す。すると、エレ
ベータがバツフアと共に入れ換え準備を開始し
て、バツフアから分離位置で、新たなパレツトを
受け取り、エレベータの待機位置へ移動しようと
する。さてこのとき、ロボツトは既に次の工程
(L+1)のパレツトを要求しているから、スト
ツカの引き出し部154には、工程L+1のパレ
ツトが引き出されている。このときの工程Lだつ
たパレツトは第24C図に示した位置に移動して
しまつている。ここで留意すべきは、工程Gは、
1からその最大値まで一巡すると、再び同じ順序
で1から開始して同じ順序に従つて、変化する。
即ち、あるサイクルの工程Lで残個数1個になつ
たパレツト(S[L]に載置される)が、次の工
程L+1でS[L+1]のパレツトが引き出し部
154に引き出されているときに、存在する位置
は、工程が一巡して次のサイクルとなつて、再び
工程Lが巡つてきて、残個数が1個だつたパレツ
トの残個数が零個になり、更に、工程L+1でS
[L+1]のパレツトが引き出し部154に引き
出されているときの、工程Lのパレツトの位置に
等しい。従つて、残個数が1個になつたときに、
残個数が零個になつたときの入れ換え待機位置を
予想することは、一向に矛盾しないのである。 このような観点から、入れ換待機位置の演算を
第24D図を用いて説明する。第24D図の左側
には、ストツカの初期位置を示す。即ち、第1段
目の棚が引き出し位置にあるときの、第20段目の
棚の床上からの距離t0が第19A図からも300mm
である。ある工程Lで棚S[L]のパレツトが残
個数1個になつて、更に、工程L+1でS[L+
1]のパレツトが引き出し部154に引き出され
ているときは、工程Lだつた棚のパレツトは第2
4D図のような位置に移動している。この様子を
エレベータ側から見れば、第24D図に示すよう
に、棚S[E+1]の棚が引き出し位置にあると
きの、棚S[E]のパレツトの位置を演算するこ
とに等価である。即ち、第24D図から、その入
れ換え待機位置は、棚間距離が30mm、総棚数が20
個であることを考慮すると、 30×{20+S[E+1]−S[E]}+t0。 である。こうして、エレベータによる入れ換え待
機位置が決定される。 尚、第24C図で、工程L+1のパレツトが引
き出し部154に引き出されて、残個数Z[L+
1]が1個を検出されると、2つ目の入れ換え準
備指示がロボツト制御のステツプS26から出さ
れ、これがキユーイングされることは前述した通
りである。 〓待機位置への移動〓 さて、エレベータ制御プログラムのステツプS
212は、残個数が1個になつた工程Eのパレツ
トのストツカ内の棚位置S[E]が、ストツカ内
でパレツトが積まれている最終棚であるか否かを
判断する。本実施例の総棚数20段のストツカの全
棚に、パレツトが積まれていれば、その最終段は
第20段目である。この判断の必要性は、最終段以
下には、棚そのものがないか、棚があつても、パ
レツトが工程に編入されていない棚(従つて、パ
レツトが無い)であるかも知れないからである。
即ち、本実施例では、最終段であるか否かによ
り、パレツトの入れ換え位置決定のアルゴリズム
を変更している。この最終段か否かの判断は、前
記S[E]の値と、変数テーブル中の棚位置情報
S(第18A図)の全ても値とを比較して、S
[E]が最大であるか否かを判断することによつ
てなされる。 最終段になつたときの制御の説明は後に譲ると
して、今、S[E]が最終段でないと判断された
とすると、ステツプS214に進み、前述した入
れ換え位置、 30×{20+S[E+1]−S[E]}+t0 を計算する。上記のようにして、入れ換え位置が
決定すると、ステツプS216でエレベータを移
動する。そして、この入れ換え待機位置で、スト
ツカからの、入れ換指示を待つ。 つまり、ロボツトが残個数1個のパレツトを検
出して、その検出に従つて、バツフア,エレベー
タに入れ換え準備指示を出し、その指示に応じ
て、エレベータがバツフアから新たなパレツトを
受けとつて、その新たなパレツトを持つて、入れ
換え待機位置までエレベータが移動してきたので
ある。 《残個数0の検出》 ロボツト側は、連続した工程のパレツトに残個
数1個を連続して発見したときは、2つまでの入
れ換準備指示を出せることは、第18B図に関連
して説明した通りである。即ち、それまでは、ロ
ボツトはバツフア,エレベータの動作とは独立し
て、ストツカから次々と部品を取り出しては組立
てる作業を継続する。換言すれば、新たに3つ目
の残個数1個のパレツトを発見するまでに、少な
くとも最初に残個数1個となつたパレツトが先に
零になる筈であるということである。 残個数0の発見はステツプS34(第20A
図)で行なわれる。この検出があると、ステツプ
S36で、フラグI[G]を1にして、次の制御
を続行する。即ち、ロボツトは、全工程の1サイ
クルが一巡して、空になつたパレツトと同じ部品
を要求する工程に進むまでには、そのパレツトが
ストツカでエレベータにより入れ換えられること
を期待している。そして、少なくとも入れ換えら
れていないときは、ステツプS16で、ストツカ
からの準備完了を待つて、ロボツトは停止するこ
とになる。 〓パレツト入れ換え〓 ストツカ側で、ロボツトがセツトしたI[G]=
1を検知するのは、ステツプS100(第21B
図)に来たときである。このフラグを検知したと
きは、前述の『簡易化構成例』の場合において、
ストツカはどのような状態にあるかを、第21C
図により説明する。 第21C図は、ストツカの5段の各パレツト内
に夫々、最初、上から3,2,3,4,5個の部
品が収容されていたとする。 この状態でロボツトによる組立て(全工程)が
一巡すると、その部品個数は2,1,2,3,5
個となる。上から2段目のパレツトの引き出し部
154への引き出し時に、パレツト入れ換え準備
指示をエレベータ,バツフアに送つてあるのは云
うまでもない。さて、次のサイクルで、第1段目
のパレツトから部品を取り出すと、この第1段目
のパレツトも残1個になるから、このパレツト準
備指示はキユーイングされる。次に、第2段目の
パレツトから部品を取出すと、0個になるから、
この時点で、第2段目のI[G]フラグは1にセ
ツトされる。 この点を詳しく説明すると、この第2段目のパ
レツトから最後の部品を取り出すために、ストツ
カがこのパレツトを引き出し部154に引き出す
のは、ステツプS82(第21A図)である。そ
して、ステツプS82ステツプS84と進ん
で、ロボツトにパレツトの引き出し完了を通知す
る。この通知を受けたロボツトでは、ステツプS
16ステツプS18……ステツプS36でI
[G]フラグをセツトする。 ストツカ側では、ステツプS84ステツプS
86ステツプS88ステツプS90ステツ
プS92ステツプS100と進んで、I[L]=
1を検知する。換言すれば、ストツカ側が、残個
数1個になつたパレツトを引き出し部154に引
き出して、それをロボツトがピツクし、ストツカ
がその残個数0個のパレツトを内部に戻した時点
で、I[L]=1を検出するわけである。 I[L]=1をステツプS100で検出すると、
ステツプS102に進んで、CHフラグを“1”
にする。CHフラグをセツトするだけで、直ち
に、入れ換え動作を行なわないのは、この時点で
は、ロボツト側への引き出し位置にあるストツカ
棚には残個数Zが零のパレツトが存在しており、
一方次の工程のパレツトには部品が存在するか
ら、とりあえずストツカが、ロボツトへの引き出
し位置にこの次の工程のパレツトを進めて、ロボ
ツトの動作を阻害しないようにし、その時点で、
入れ換え要求を出せばよいからである。ステツプ
S102からステツプS104に進み、前述のエ
レベータのステツプS212と同じ理由により、
S[L]が最大値であるか、即ち、残個数が零と
なつたパレツトのストツカ棚が、ストツカ内での
最終棚であるかを調べる。 最終棚でない場合には、ステツプS106に進
み、残個数が0個になつた工程番号Lをレジスタ
Pに一時退避させておく。この理由は、前述の、
とりあえずストツカがロボツトの動作を阻害しな
いようにロボツトへの引き出し位置に次の工程
(L+1)のパレツトを進めるために、元の零と
なつた工程番号Lを保持しておくためである。そ
の上で、前述のステツプS118〜ステツプS1
30で、工程番号を先に進め、ステツプS72
で、その次の工程の棚位置にストツカを移動す
る。ステツプS74では、既にCHフラグがセツ
トされているから、ステツプS76で、エレベー
タに空のパレツトと新たなパレツトとの入れ換え
要求を送る。 もし、この時点で、既にエレベータが新たなパ
レツトを持つて入れ換え待機位置に到着していれ
ば、ストツカの制御とは独立して、エレベータに
より直ちにパレツトの入れ換えが開始される筈で
ある。前述したように、パレツトの入れ換え準備
は、残個数が1個になつた時点で開始されている
ので、ステツプS76で、エレベータに入れ換え
要求を出すときは、既にエレベータが入れ換え位
置に到着していることが大いに期待されるところ
である。この点について第24E図を参照。 この入れ換え要求をエレベータに送つた上で、
ストツカ制御は、ステツプS78〜ステツプS8
2で、残個数零のパレツトの次の工程のパレツト
を引き出し部154上に引き出し、ステツプS8
4〜ステツプS92ステツプS94で、ロボツ
トのその次の工程のパレツトの部品を組立てを行
なわせ、ステツプS94で、パレツトの入れ換え
終了を待つ。こうして、なるべくロボツトの動作
を阻害しないかたちで、空パレツトの入れ換えが
行なわれる。 エレベータの制御プログラムに戻る。ステツプ
S218で、ストツカからの入れ換え要求を待つ
ていたエレベータは、上記要求を受けると、ステ
ツプS220でパレツトの入れ換え動作を行な
う。ステツプS220の具体的制御は、第23B
図のステツプS240〜ステツプS256に示さ
れるが、その制御による動作順序は第12A図〜
第12G図に従つているので、その説明は繰り返
さない。第24E図,第24F図と、第23B図
の制御を関連付けると、第24E図が、ステツプ
S240〜ステツプS246に対応し、第24F
図がステツプS248〜ステツプS256に対応
する。また、βは第4図に示したパレツトの38の
厚さであり、本実施例では12mmである。 エレベータがパレツトの入れ換えが終了する
と、ストツカ側に入れ換え完了通知を送る(ステ
ツプS222)。この通知を受けたストツカ側は、
ステツプS94からステツプS96に進み、入れ
換え対象の工程Pのパレツトの残個数を元に戻
す。そして、ステツプS98で、CHフラグをリ
セツトし、同じくI[P]もリセツトする。そし
て、ステツプS100ステツプS118に進ん
で、次の工程L=L+1に進み、ステツプS12
0……ステツプS130ステツプS72に
戻つて、前述動作を繰り返す。 〓空パレツトの積み上げ〓 一方、エレベータ側では、エレベータ下部に保
持した空パレツトを搬送機構76上に積み上げる
動作制御を行なう。 即ち、ステツプS226で、前回までの空パレ
ツトの積み上げ高さQに、今回のパレツト高さH
[E]から、パレツトのエツジβを引いた値を加
えて、エレベータの下降位置を求める。即ち、下
降位置は、 Q+H[E]−β である。これは、第25図を参照すると、了解さ
れる。この下降位置にエレベータを移動して、エ
アーシリンダCE4を解除して、空パレツトを積み
上げる。そして、積み上げると、積み上げ代α
(=7mm)の分だけ、パレツトは下になるから、
更新された積み上げ位置Qは、 Q=Q+H[E]−α である。次にステツプS234で、積み上げた空
パレツトが、エレベータの動きを邪魔しないかを
検出するセンサS4(第1図のエレベータ下部に示
された)位置まで達したかを調べる。もし達して
いれば、ステツプS236で搬送機構76を駆動
して、空パレツトを無人車位置まで搬送する。 かくして、空パレツトの入れ換えが終了し、ロ
ボツトの動作が停止されることなく、ロボツトへ
の部品供給と、ストツカへの部品補給が絶えるこ
となく行なわれる。 以上、本FACシステムの動作制御の基本形を
説明したが、本制御プログラムは、種々の点で、
効率化を追及して、工夫を凝らしてある。 〓最終棚の入れ換え〓 効率化の1つの手法が、最終棚の入れ換え次に
おける制御手順の変更である。本FACシステム
のストツカは、総棚数20段である。従つて、工程
順に上から下にパレツトが棚に載置されていると
きは、第20段目の下には、パレツトはない。ま
た、全工程に使われるパレツトを全て棚に載置し
ても、ストツカを満たさないような場合でも、最
下位置の棚の下にもパレツトがない。このよう
に、工程順に上から下にパレツトが棚に載置され
ているときは、前述した入れ換え位置の決定に従
つて最終段の棚の入れ換えを行なうと、次工程の
棚にはパレツトがないにも関わらず、そのパレツ
トの存在しない棚を引き出し部154位置まで、
移動させて、その上の入れ換え位置で空パレツト
を入れ換えることになる。しかし、これでは、ロ
ボツトは、パレツトの入れ換えが終了するまで
は、ステツプS16で引き出し完了を待つたま
ま、組立て作業を停止させなくてはならない。 この不都合を解消するために、第21B図のス
テツプS104〜ステツプS116と、第23A
図のステツプS212,ステツプS224があ
る。即ち、最終段でパレツトの入れ換えが必要な
場合は、その入れ換え位置をストツカの引き出し
位置(引き出し部154のスライド板178の位
置)で行なうのである。この場合の入れ換え待機
位置は、第24G図に示すように、 30×S[E]+t0 である。従つて、エレベータ側では、ステツプS
212ステツプS224に進んで、上記の式に
従つて、待機位置を演算して、引き出し位置に移
動し、ステツプS218でストツカからの入れ換
え要求を待つ。 一方、ストツカ側では、ステツプS100で、
入れ換えフラグI[L]がセツトしていることを
検出すると、ステツプS102でCHフラグをセ
ツトして、ステツプS104ステツプS108
に進んで、ストツカに対して、入れ換え要求を出
す。 その後の制御は、通常の棚位置の入れ換え動作
と同じであるので、その説明は省略する。 このようにして、入れ換えパレツトが最終であ
る場合には、ストツカのロボツト側への引き出し
位置にて、パレツトの入れ換えを行うので、ロボ
ツトの不必要な待ちが解消する。特に、工程順に
上から下にパレツトが棚に載置されているときに
有効である。 〈実施例の効果〉 以上説明した実施例により、次のような効果が
得られる。 このFAC10は、複数の部品xを横平面内に
収容するパレツトpを棚状に複数個収納し、これ
らのパレツトのなかから所望の1つのものを、固
定された引き出し位置に引き出すために上下動を
行なうストツカ24と、引き出し位置に引き出さ
れたパレツト24から部品xを取り出して、その
部品xから製品に組上げるところのロボツト12
とを基本的に具備している。このため、ロボツト
12は、常に一定の引き出し位置に引き出された
パレツトpから、迅速に部品の供給を受けること
が出来るようになる。 即ち、具体的には、部品をロボツト12に供給
するためには、(1)パレツトpを引き出し部に引き
出す。この引き出し部において、ロボツトが部品
の取り出し動作を行なう;(2)パレツトをストツカ
24に引き戻す;(3)ストツカ24の昇降枠を次に
供給される部品が収容されたパレツトの収納位置
が、引き出し位置に対応するまで上下動させる;
の3動作が必要となるだけである。このようにし
て、ロボツト12における1部品を組立るに要す
る組立動作時間は短縮されると共に、組立動作制
御が簡単化される効果が達成される。 一方、従来技術で説明した特願昭61−200949号
及び61−200905号に関わる物品供給装置において
は、ストツカは固定されており、引き出し部が上
下動可能に配設されている。このため、ストツカ
からロボツトにパレツトを供給するためには、(1)
パレツトpを引き出し部に引き出す。(2)引き出し
部をロボツトによる部品取り出し位置まで上下動
させる;この部品取り出し位置において、ロボツ
トによる部品の取り出し動作を受ける;(3)引き出
し部を、パレツトを引き出した位置まで上下動し
て戻す;(4)パレツトをストツカ24に引き戻す;
(5)引き出し部を、次に供給される部品が収容され
たパレツトの収納位置まで上下動させる:の5動
作が必要となるものである。 尚、次のような構成を更に具備することによ
り、ストツカ24からロボツト12への効率的な
部品の供給が可能となる。 空パレツトと実パレツトとの入れ換え動作の効
率化に関する効果として、以下の内容が上げられ
る。 入れ換え準備を行なつた後に、空パレツトp′と
新たなパレツトpとの実際の入れ換え動作を行な
う構成により、入れ換え動作の効率化が達成され
ることになる。また、この入れ換え動作が、次の
組み立て工程において、引き出し部154にパレ
ツトが引き出され、ここから所定の物品がピツク
アツプされている時間内に行なわれることにな
る。この結果、この入れ換え動作が、何等ピツク
アツプ動作を停止させることなく行なわれること
となり、作業効率が極めて向上することになる。 この入れ換え機構96は、フツク108,11
6,126を用いて、パレツトpの切り欠き部3
8a,38bに機械的に係合した状態で、パレツ
トpを移動させるように構成されている。このよ
うにして、入れ換え動作においては、パレツトp
は、確実に移動されることになると共に、その停
止位置が正確に規定され、入れ換え動作が確実に
実行されることになる効果が達成される。 ここで、フツクの個数に応じて、2つの態様が
有る。即ち、 パレツトpの第1の切り欠き部38aに係合し
てパレツトpをバツフア22から取り出すための
第1のフツク108と、パレツトpの第2の切り
欠き部38aに係合して、パレツトpをストツカ
24に押し出すための第2のフツク116と、空
パレツトp′をストツカ24から引き込むための第
3のフツク126との、3個のフツクを備える構
成においては、第3のフツク126を第2のフツ
ク116の直下方に位置付け、一体に移動するよ
う構成することにより、第1のフツク108の移
動ストロークと、第2のフツク116の移動スト
ロークとを同一距離に設定することが出来、入れ
換え機構96の構成の簡略化と、入れ換え動作の
制御が簡単になる効果が達成されることになる。 更に、3個のフツクを共通のスライド板106
に取り付けることとし、このスライド板106を
1つの駆動モータにより往復駆動することによ
り、3つのフツクが1つの駆動源で駆動されるこ
とになり、制御の簡略化が図られる効果が達成さ
れることになる。 以上説明した実施例としての部品組立装置は、
物品供給装置としてみれば、例えばロボツト組立
装置12などの外部装置に対して物品を供給する
為にその物品を収容した複数の収容箱を蓄える一
時貯蔵手段としてのバツフア22と、外部装置と
してのロボツト組立装置12と一時貯蔵手段とし
てのバツフア22との間に配設され、ロボツト1
2に物品を供給するために、前記収容箱を複数収
納する収納部を昇降自在に備えた収納手段として
のストツカ24と、ストツカ24の前記ロボツト
装置12に対向する側面の固定された位置に取り
つけられ収容箱をロボツト装置12まで引き出す
引き出し手段としての引き出し部154と、ロボ
ツト装置12から要求された物品を収容した収容
箱が引き出し手段としての引き出し部154によ
り引き出される位置に到達するようにストツカ2
4を昇降駆動する昇降手段としてのモータMS1
と、ストツカ24において空になつた収容箱を対
応する収納部から取り出し、バツフア24内の収
容箱を該収納部に取り入れる入れ替え手段として
のエレベータ26とを具備し、制御手段としての
制御ユニツト16は第21A図等の制御手順にし
たがつて、ストツカ24内の何れかの収容箱内の
物品が空になつた旨の情報が出力される(ステツ
プS22)と、引き出し部154による収容箱の
ロボツト装置12への引き出し動作中に、エレベ
ータ26による前記空の収容箱の入れ替え動作を
実行させる(ステツプS68〜ステツプS82)
ようになつている。 [発明の効果] 以上説明したように本発明の物品供給装置は、
外部装置に対して物品を供給するためにその物品
を収容した複数の収容箱を蓄える一時貯蔵手段
と、前記外部装置と一時貯蔵手段との間に配設さ
れ、この外部装置に物品を供給するために、前記
収容箱を複数収納する収納部を昇降自在に備えた
収納手段と、前記収納手段の前記外部装置に対向
する側面の固定された位置に取りつけられ、前記
収納手段に収納された収容箱を前記外部装置まで
引き出す引き出し手段と前記外部装置から要求さ
れた種類の物品を収容した収容箱が前記引き出し
手段により引き出される位置に到達するように前
記収納手段を昇降駆動する昇降手段と、前記収納
手段において空になつた収容箱を対応する収納部
から取り出し、前記一時貯蔵手段内の収容箱を該
収納部に取り入れる入れ替え手段とを具備し、上
記種々の手段を制御する制御手段は、前記収納手
段内の何れかの収容箱内の物品が空になつた情報
が出力されると、前記引きだし手段による収容箱
の前記外部装置への引き出し動作中に、前記入れ
替え手段による前記空収容箱の入れ替え動作を実
行させるように制御する事を特徴としているの
で、収容箱の外部装置への引き出し動作と空の収
容箱の補充動作(入れ替え動作)とが並行して行
なわれるために、効率的な物品供給が可能とな
る。
られる変数を示す。即ち、これらの変数は、現在
のバツフア台に載置されている最上位のパレツト
段の番号、バーコードリーダーによる読取りデー
タ格納領域B、そして、各段毎のパレツトの高さ
情報、その部品名称等である。最上位のパレツト
段の番号は、これらの変数が、パレツトがバツフ
アからエレベータによつて取り出されるに従つ
て、当該取り出されたパレツトの情報は削除され
るので、これらの変数のどの部分が現在有効かを
示すためである。これらの情報は後述するよう
に、人手を介さないで、本FACシステムが生産
管理コンピユータを介して無人倉庫に必要なパレ
ツトを要求して、そのパレツトが無人車からバツ
フアに渡された場合は、システム(第15図の管
理用マイクロプロセサのプログラム)がバツフア
に与えるようにする。反対に人手によりバツフア
台52上に積み上げる場合は、入出力装置18か
ら上記情報を入力する。 さて、ロボツトが、ステツプS26(第20A
図)にて、キユーを介してバツフアに対し入れ換
え準備を指示している。この入れ換え準備に必要
なパレツトに対応する工程番号は、ステツプS2
4でキユー内の変数Dに退避されている。この入
れ換準備指示をバツフアがステツプS150で受
けると、ステツプS152に進んで、入れ換が必
要になるパレツトの部品名(若しくは部品インデ
ツクスIDX)を、ロボツトから知らされた工程番
号Dにより、第18A図の変数テーブルから検索
する。そして、この部品名(部品IDX)を第22
A図のテーブル内にサーチすることにより、入れ
換えられる部品パレツトが何番目に詰まれたパレ
ツトかを知る。そして、ステツプS154で、こ
のパレツトのバツフア台52からの距離(とす
る)を求める。これは、この段のパレツトまでの
全てのパレツトの厚さ(第22A図のテーブルよ
り知る)を合計して求め、バツフア台52の現在
位置の下端の床からの距離(mとする)を知り、
これらのm,から、入れ換えられるべきパレツ
トが分離位置に移動されるまでの移動距離を、ス
テツプS156で、 {1410−(m+)}mm から求める。ステツプS158では、この求めた
移動距離だけバツフア台52を上下動する。この
移動距離は、第7A図を参照して、入れ換えパレ
ツトを上から3番目のパレツトとしたとすると、
よく理解される。 ステツプS160では、センサ80のセンス状
態を調べる。センサ80がオフしていれば、ステ
ツプS162でこのセンサ80がオンするまで、
バツフア台52を上昇させる。ステツプS160
で、センサ80がオンしていれば、ステツプS1
64でこのセンサがオフするまで下降させる。こ
のような制御がパレツト厚さの公差に関連して行
なわれる。 所望のパレツトが分離位置に達した段階で、確
認のために、バーコードリーダー74によりパレ
ツトに付されたバーコードを読取る。ステツプS
168で、この読取りデータRと、変数テーブル
(第18A図)のB[D]とを比較する。この比較
が一致しない場合は、分離位置に移動してきたパ
レツトは入れ換え対象のパレツトの1つ上のパレ
ツトであるから、ステツプS170に進んで、そ
の1つ上のパレツトの厚さを第22A図のテーブ
ルから求め、ステツプS172でその分だけバツ
フア台52を上昇させて、所望のパレツトを分離
位置に移動させる。ステツプS174,ステツプ
S176で、バーコードリードを再試行して確認
する。ステツプS168若しくはステツプS17
6から、ステツプS178に進んで、第1の分離
爪66を付勢して、ステツプS180で、所定距
離L1(最大厚さのパレツト厚以上の距離、第19
A図の例では94mm)だけバツフア台を下降させ、
第7C図に示した状態にし、ステツプS182で
第2の分離爪68を付勢し、ステツプS184で
更に所定距離L2だけ下降させ、第7D図に示し
た如くバツフアを分離する。そして、ステツプS
186でエレベータに対しバツフア分離が完了し
たことを通知して、ステツプS188にてエレベ
ータがこの分離されたパレツトをエレベータ本体
内に引き込むのを待つ。 〓エレベータによるパレツト引き出し〓 エレベータは、ストツカ内の空パレツトを入れ
換えする必要がないときは、動作する必要がな
い。そして、この入れ換え動作は、必ずバツフア
によつて分離された部品を満載したパレツトを、
エレベータの昇降枠に取り込む作業が最初に必要
になる。従つて、エレベータの昇降枠の通常の待
機位置を、バツフアによる分離位置と整合する位
置(第19A図にも示すエレベータの原点位置)
とすると、いざ、新たなパレツトを準備せよとの
ロボツトからの指示が来て、しかも、バツフア側
で直ちに分離動作が完了したようなときは、移動
に要する時間無しで直ちに昇降枠内へのパレツト
の取り込みが開始できるというメリツトがある。
そこで、本実施例のエレベータ制御も、第23図
のステツプS200に示すように、エレベータの
昇降枠待機位置をバツフアによる分離位置に一致
させている。 さて、バツフアの動きとは独立に、ロボツト
が、ステツプS26(第20A図)にて、エレベ
ータにも対して、キユー(第18B図)を介して
入れ換え準備を指示している。この入れ換準備に
必要なパレツトに対応する工程番号Gは、ステツ
プS24で前記キユー内に変数Eに退避されてい
る。この入れ換準備指示をエレベータが受ける
と、ステツプS204からステツプS206に進
み、バツフアによる分離位置でのパレツト分離完
了の通知を待つ。 前述したように、バツフア側では、ステツプS
186で分離完了通知をエレベータ側に出して、
その通知を出したままステツプS188で、エレ
ベータがパレツトを取り込んでくれるのを待つて
いる。 そこで、この通知を受けたエレベータは、ステ
ツプS208でパレツト引き出し動作を行なう。
この引き出し動作は、第12A図〜第12D図に
関連して詳述したように、先ずエレベータのモー
タME2をA方向に回転させて、第1のフツク10
8をパレツトとの掛止位置まで移動して、次にエ
アシリンダCE1を駆動して、パレツトに前記フツ
ク108を係合し、次に前記モータME2をB方向
に回転させて、パレツトをバツフア側からエレベ
ータ昇降枠内に取り込むものである。バツフアか
らのパレツトの引き出しが完了すると、ステツプ
S210でその旨の通知をバツフアに返す。そし
て、ステツプS212以下に進む。 〓バツフアによる上下パレツトの合体〓 通知を受けたバツフアはステツプS188から
ステツプS190で第2の分離爪68を解除し、
ステツプS192で、 L1+L2+H[D] だけバツフア台52を上昇させて、上下に分離さ
れていたパレツト群を合体して、ステツプS19
6で第1の分離爪66を戻し、ステツプS150
に戻つて、ロボツトからの次のパレツト準備指示
を待つ。尚、このステツプS150でのロボツト
からの指示待機位置を、ステツプS192での
(L1+L2+H[D])だけ上昇した位置ではなく、
原点位置(第19A図の床上500mm)とするよう
にしてもよい。これは、本実施例のようにパレツ
ト内の部品個数がパレツトによつてバラバラであ
ると、残個数が1個になる時期も(予測は可能で
あるにしても)ランダムであるからである。 〓エレベータの入れ換え待機位置〓 入れ換え位置への移動制御の説明をする前に、
入れ換え位置はどのようにして決定されるべきか
を説明する。本FACシステムでは、如何にロボ
ツトの動作を止めないように新たな部品を補給す
るか、且つ組立て手順の変更に如何に容易に対処
するかに主眼が置かれている。このような観点か
らみた場合に、どのように入れ換え位置を決定す
るかは大きな要素になる。 さて、前述した『簡素化構成例』においては、
ロボツトにより部品をピツクされたパレツトは上
方に移動する。ストツカの棚送りが常に上方に行
なわれることを考慮すると、他のパレツトをロボ
ツトが使用している最中に、残個数Zが零のパレ
ツトの入れ換えを行なつて、効率化を図ろうとす
ると、第24A図において、引き出し部154に
引き出されたときに、残個数が1個のときに、エ
レベータ,バツフアにパレツト入れ換え準備指示
を出しておき、その残1個のパレツトが0個にな
るのは、次に引き出し部154に引き出されたと
きであるから、その0個になつたパレツトが上方
に移動されて、下方のパレツトが引き出し部15
4に引き出されている最中に、新たなパレツトと
空のパレツトの入れ換えを行なうのが一番効率的
である。即ち、第24A図では、残個数0個のパ
レツトが図示の位置にあるうちに、エレベータが
パレツトの入れ換えを行なつてくれればよい。そ
こで、エレベータがどの程度の距離を移動下降し
てくれば、図示の入れ換え位置に到達するかを考
察する。 第24A図において、バツフア側の第2の分離
爪68とエレベータのスライド122とはその高
さ位置が整合しており、スムースな引き出しを可
能にしている。134は、空になつたパレツトを
ストツカの棚から引き出してスライドさせるため
の板であり、両スライド板間の距離は固定であ
る。従つて、エレベータが、分離されたパレツト
を枠内に引き込んだときの、スライド板134の
位置は床上から固定距離である(第19A図参
照)。そこで、エレベータが空になつたパレツト
をスライド板134に載せることができるように
移動するには、入れ換え対象のパレツトが載置さ
れている棚の番号Sは容易に知れるから、その棚
のテイーチング位置に至る距離がエレベータの移
動距離である。尚、第24A図では、バツフアか
らエレベータが引き出そうとしているパレツト
と、残個数0個のパレツトとが入れ換えられよう
としてあるかのように描かれているが、これは説
明の便宜上そのようになつたまでで、『簡略化構
成例』では、バツフアからパレツトがエレベータ
に引き出されようとしているときは、残個数0個
のパレツトは通常、入れ換準備指示の原因になつ
た残個数1のパレツトの筈である。 工程順と、パレツトの棚位置とが違つている場
合はどうか。このような場合は、工程がGが、
1,2,3……と推移すると、スタツカはS[G]
に従つて上下に移動する。第24B図において、
そのような一般例で、工程L(=G)のパレツト
がZ[G]=1となつた場合を示す。すると、エレ
ベータがバツフアと共に入れ換え準備を開始し
て、バツフアから分離位置で、新たなパレツトを
受け取り、エレベータの待機位置へ移動しようと
する。さてこのとき、ロボツトは既に次の工程
(L+1)のパレツトを要求しているから、スト
ツカの引き出し部154には、工程L+1のパレ
ツトが引き出されている。このときの工程Lだつ
たパレツトは第24C図に示した位置に移動して
しまつている。ここで留意すべきは、工程Gは、
1からその最大値まで一巡すると、再び同じ順序
で1から開始して同じ順序に従つて、変化する。
即ち、あるサイクルの工程Lで残個数1個になつ
たパレツト(S[L]に載置される)が、次の工
程L+1でS[L+1]のパレツトが引き出し部
154に引き出されているときに、存在する位置
は、工程が一巡して次のサイクルとなつて、再び
工程Lが巡つてきて、残個数が1個だつたパレツ
トの残個数が零個になり、更に、工程L+1でS
[L+1]のパレツトが引き出し部154に引き
出されているときの、工程Lのパレツトの位置に
等しい。従つて、残個数が1個になつたときに、
残個数が零個になつたときの入れ換え待機位置を
予想することは、一向に矛盾しないのである。 このような観点から、入れ換待機位置の演算を
第24D図を用いて説明する。第24D図の左側
には、ストツカの初期位置を示す。即ち、第1段
目の棚が引き出し位置にあるときの、第20段目の
棚の床上からの距離t0が第19A図からも300mm
である。ある工程Lで棚S[L]のパレツトが残
個数1個になつて、更に、工程L+1でS[L+
1]のパレツトが引き出し部154に引き出され
ているときは、工程Lだつた棚のパレツトは第2
4D図のような位置に移動している。この様子を
エレベータ側から見れば、第24D図に示すよう
に、棚S[E+1]の棚が引き出し位置にあると
きの、棚S[E]のパレツトの位置を演算するこ
とに等価である。即ち、第24D図から、その入
れ換え待機位置は、棚間距離が30mm、総棚数が20
個であることを考慮すると、 30×{20+S[E+1]−S[E]}+t0。 である。こうして、エレベータによる入れ換え待
機位置が決定される。 尚、第24C図で、工程L+1のパレツトが引
き出し部154に引き出されて、残個数Z[L+
1]が1個を検出されると、2つ目の入れ換え準
備指示がロボツト制御のステツプS26から出さ
れ、これがキユーイングされることは前述した通
りである。 〓待機位置への移動〓 さて、エレベータ制御プログラムのステツプS
212は、残個数が1個になつた工程Eのパレツ
トのストツカ内の棚位置S[E]が、ストツカ内
でパレツトが積まれている最終棚であるか否かを
判断する。本実施例の総棚数20段のストツカの全
棚に、パレツトが積まれていれば、その最終段は
第20段目である。この判断の必要性は、最終段以
下には、棚そのものがないか、棚があつても、パ
レツトが工程に編入されていない棚(従つて、パ
レツトが無い)であるかも知れないからである。
即ち、本実施例では、最終段であるか否かによ
り、パレツトの入れ換え位置決定のアルゴリズム
を変更している。この最終段か否かの判断は、前
記S[E]の値と、変数テーブル中の棚位置情報
S(第18A図)の全ても値とを比較して、S
[E]が最大であるか否かを判断することによつ
てなされる。 最終段になつたときの制御の説明は後に譲ると
して、今、S[E]が最終段でないと判断された
とすると、ステツプS214に進み、前述した入
れ換え位置、 30×{20+S[E+1]−S[E]}+t0 を計算する。上記のようにして、入れ換え位置が
決定すると、ステツプS216でエレベータを移
動する。そして、この入れ換え待機位置で、スト
ツカからの、入れ換指示を待つ。 つまり、ロボツトが残個数1個のパレツトを検
出して、その検出に従つて、バツフア,エレベー
タに入れ換え準備指示を出し、その指示に応じ
て、エレベータがバツフアから新たなパレツトを
受けとつて、その新たなパレツトを持つて、入れ
換え待機位置までエレベータが移動してきたので
ある。 《残個数0の検出》 ロボツト側は、連続した工程のパレツトに残個
数1個を連続して発見したときは、2つまでの入
れ換準備指示を出せることは、第18B図に関連
して説明した通りである。即ち、それまでは、ロ
ボツトはバツフア,エレベータの動作とは独立し
て、ストツカから次々と部品を取り出しては組立
てる作業を継続する。換言すれば、新たに3つ目
の残個数1個のパレツトを発見するまでに、少な
くとも最初に残個数1個となつたパレツトが先に
零になる筈であるということである。 残個数0の発見はステツプS34(第20A
図)で行なわれる。この検出があると、ステツプ
S36で、フラグI[G]を1にして、次の制御
を続行する。即ち、ロボツトは、全工程の1サイ
クルが一巡して、空になつたパレツトと同じ部品
を要求する工程に進むまでには、そのパレツトが
ストツカでエレベータにより入れ換えられること
を期待している。そして、少なくとも入れ換えら
れていないときは、ステツプS16で、ストツカ
からの準備完了を待つて、ロボツトは停止するこ
とになる。 〓パレツト入れ換え〓 ストツカ側で、ロボツトがセツトしたI[G]=
1を検知するのは、ステツプS100(第21B
図)に来たときである。このフラグを検知したと
きは、前述の『簡易化構成例』の場合において、
ストツカはどのような状態にあるかを、第21C
図により説明する。 第21C図は、ストツカの5段の各パレツト内
に夫々、最初、上から3,2,3,4,5個の部
品が収容されていたとする。 この状態でロボツトによる組立て(全工程)が
一巡すると、その部品個数は2,1,2,3,5
個となる。上から2段目のパレツトの引き出し部
154への引き出し時に、パレツト入れ換え準備
指示をエレベータ,バツフアに送つてあるのは云
うまでもない。さて、次のサイクルで、第1段目
のパレツトから部品を取り出すと、この第1段目
のパレツトも残1個になるから、このパレツト準
備指示はキユーイングされる。次に、第2段目の
パレツトから部品を取出すと、0個になるから、
この時点で、第2段目のI[G]フラグは1にセ
ツトされる。 この点を詳しく説明すると、この第2段目のパ
レツトから最後の部品を取り出すために、ストツ
カがこのパレツトを引き出し部154に引き出す
のは、ステツプS82(第21A図)である。そ
して、ステツプS82ステツプS84と進ん
で、ロボツトにパレツトの引き出し完了を通知す
る。この通知を受けたロボツトでは、ステツプS
16ステツプS18……ステツプS36でI
[G]フラグをセツトする。 ストツカ側では、ステツプS84ステツプS
86ステツプS88ステツプS90ステツ
プS92ステツプS100と進んで、I[L]=
1を検知する。換言すれば、ストツカ側が、残個
数1個になつたパレツトを引き出し部154に引
き出して、それをロボツトがピツクし、ストツカ
がその残個数0個のパレツトを内部に戻した時点
で、I[L]=1を検出するわけである。 I[L]=1をステツプS100で検出すると、
ステツプS102に進んで、CHフラグを“1”
にする。CHフラグをセツトするだけで、直ち
に、入れ換え動作を行なわないのは、この時点で
は、ロボツト側への引き出し位置にあるストツカ
棚には残個数Zが零のパレツトが存在しており、
一方次の工程のパレツトには部品が存在するか
ら、とりあえずストツカが、ロボツトへの引き出
し位置にこの次の工程のパレツトを進めて、ロボ
ツトの動作を阻害しないようにし、その時点で、
入れ換え要求を出せばよいからである。ステツプ
S102からステツプS104に進み、前述のエ
レベータのステツプS212と同じ理由により、
S[L]が最大値であるか、即ち、残個数が零と
なつたパレツトのストツカ棚が、ストツカ内での
最終棚であるかを調べる。 最終棚でない場合には、ステツプS106に進
み、残個数が0個になつた工程番号Lをレジスタ
Pに一時退避させておく。この理由は、前述の、
とりあえずストツカがロボツトの動作を阻害しな
いようにロボツトへの引き出し位置に次の工程
(L+1)のパレツトを進めるために、元の零と
なつた工程番号Lを保持しておくためである。そ
の上で、前述のステツプS118〜ステツプS1
30で、工程番号を先に進め、ステツプS72
で、その次の工程の棚位置にストツカを移動す
る。ステツプS74では、既にCHフラグがセツ
トされているから、ステツプS76で、エレベー
タに空のパレツトと新たなパレツトとの入れ換え
要求を送る。 もし、この時点で、既にエレベータが新たなパ
レツトを持つて入れ換え待機位置に到着していれ
ば、ストツカの制御とは独立して、エレベータに
より直ちにパレツトの入れ換えが開始される筈で
ある。前述したように、パレツトの入れ換え準備
は、残個数が1個になつた時点で開始されている
ので、ステツプS76で、エレベータに入れ換え
要求を出すときは、既にエレベータが入れ換え位
置に到着していることが大いに期待されるところ
である。この点について第24E図を参照。 この入れ換え要求をエレベータに送つた上で、
ストツカ制御は、ステツプS78〜ステツプS8
2で、残個数零のパレツトの次の工程のパレツト
を引き出し部154上に引き出し、ステツプS8
4〜ステツプS92ステツプS94で、ロボツ
トのその次の工程のパレツトの部品を組立てを行
なわせ、ステツプS94で、パレツトの入れ換え
終了を待つ。こうして、なるべくロボツトの動作
を阻害しないかたちで、空パレツトの入れ換えが
行なわれる。 エレベータの制御プログラムに戻る。ステツプ
S218で、ストツカからの入れ換え要求を待つ
ていたエレベータは、上記要求を受けると、ステ
ツプS220でパレツトの入れ換え動作を行な
う。ステツプS220の具体的制御は、第23B
図のステツプS240〜ステツプS256に示さ
れるが、その制御による動作順序は第12A図〜
第12G図に従つているので、その説明は繰り返
さない。第24E図,第24F図と、第23B図
の制御を関連付けると、第24E図が、ステツプ
S240〜ステツプS246に対応し、第24F
図がステツプS248〜ステツプS256に対応
する。また、βは第4図に示したパレツトの38の
厚さであり、本実施例では12mmである。 エレベータがパレツトの入れ換えが終了する
と、ストツカ側に入れ換え完了通知を送る(ステ
ツプS222)。この通知を受けたストツカ側は、
ステツプS94からステツプS96に進み、入れ
換え対象の工程Pのパレツトの残個数を元に戻
す。そして、ステツプS98で、CHフラグをリ
セツトし、同じくI[P]もリセツトする。そし
て、ステツプS100ステツプS118に進ん
で、次の工程L=L+1に進み、ステツプS12
0……ステツプS130ステツプS72に
戻つて、前述動作を繰り返す。 〓空パレツトの積み上げ〓 一方、エレベータ側では、エレベータ下部に保
持した空パレツトを搬送機構76上に積み上げる
動作制御を行なう。 即ち、ステツプS226で、前回までの空パレ
ツトの積み上げ高さQに、今回のパレツト高さH
[E]から、パレツトのエツジβを引いた値を加
えて、エレベータの下降位置を求める。即ち、下
降位置は、 Q+H[E]−β である。これは、第25図を参照すると、了解さ
れる。この下降位置にエレベータを移動して、エ
アーシリンダCE4を解除して、空パレツトを積み
上げる。そして、積み上げると、積み上げ代α
(=7mm)の分だけ、パレツトは下になるから、
更新された積み上げ位置Qは、 Q=Q+H[E]−α である。次にステツプS234で、積み上げた空
パレツトが、エレベータの動きを邪魔しないかを
検出するセンサS4(第1図のエレベータ下部に示
された)位置まで達したかを調べる。もし達して
いれば、ステツプS236で搬送機構76を駆動
して、空パレツトを無人車位置まで搬送する。 かくして、空パレツトの入れ換えが終了し、ロ
ボツトの動作が停止されることなく、ロボツトへ
の部品供給と、ストツカへの部品補給が絶えるこ
となく行なわれる。 以上、本FACシステムの動作制御の基本形を
説明したが、本制御プログラムは、種々の点で、
効率化を追及して、工夫を凝らしてある。 〓最終棚の入れ換え〓 効率化の1つの手法が、最終棚の入れ換え次に
おける制御手順の変更である。本FACシステム
のストツカは、総棚数20段である。従つて、工程
順に上から下にパレツトが棚に載置されていると
きは、第20段目の下には、パレツトはない。ま
た、全工程に使われるパレツトを全て棚に載置し
ても、ストツカを満たさないような場合でも、最
下位置の棚の下にもパレツトがない。このよう
に、工程順に上から下にパレツトが棚に載置され
ているときは、前述した入れ換え位置の決定に従
つて最終段の棚の入れ換えを行なうと、次工程の
棚にはパレツトがないにも関わらず、そのパレツ
トの存在しない棚を引き出し部154位置まで、
移動させて、その上の入れ換え位置で空パレツト
を入れ換えることになる。しかし、これでは、ロ
ボツトは、パレツトの入れ換えが終了するまで
は、ステツプS16で引き出し完了を待つたま
ま、組立て作業を停止させなくてはならない。 この不都合を解消するために、第21B図のス
テツプS104〜ステツプS116と、第23A
図のステツプS212,ステツプS224があ
る。即ち、最終段でパレツトの入れ換えが必要な
場合は、その入れ換え位置をストツカの引き出し
位置(引き出し部154のスライド板178の位
置)で行なうのである。この場合の入れ換え待機
位置は、第24G図に示すように、 30×S[E]+t0 である。従つて、エレベータ側では、ステツプS
212ステツプS224に進んで、上記の式に
従つて、待機位置を演算して、引き出し位置に移
動し、ステツプS218でストツカからの入れ換
え要求を待つ。 一方、ストツカ側では、ステツプS100で、
入れ換えフラグI[L]がセツトしていることを
検出すると、ステツプS102でCHフラグをセ
ツトして、ステツプS104ステツプS108
に進んで、ストツカに対して、入れ換え要求を出
す。 その後の制御は、通常の棚位置の入れ換え動作
と同じであるので、その説明は省略する。 このようにして、入れ換えパレツトが最終であ
る場合には、ストツカのロボツト側への引き出し
位置にて、パレツトの入れ換えを行うので、ロボ
ツトの不必要な待ちが解消する。特に、工程順に
上から下にパレツトが棚に載置されているときに
有効である。 〈実施例の効果〉 以上説明した実施例により、次のような効果が
得られる。 このFAC10は、複数の部品xを横平面内に
収容するパレツトpを棚状に複数個収納し、これ
らのパレツトのなかから所望の1つのものを、固
定された引き出し位置に引き出すために上下動を
行なうストツカ24と、引き出し位置に引き出さ
れたパレツト24から部品xを取り出して、その
部品xから製品に組上げるところのロボツト12
とを基本的に具備している。このため、ロボツト
12は、常に一定の引き出し位置に引き出された
パレツトpから、迅速に部品の供給を受けること
が出来るようになる。 即ち、具体的には、部品をロボツト12に供給
するためには、(1)パレツトpを引き出し部に引き
出す。この引き出し部において、ロボツトが部品
の取り出し動作を行なう;(2)パレツトをストツカ
24に引き戻す;(3)ストツカ24の昇降枠を次に
供給される部品が収容されたパレツトの収納位置
が、引き出し位置に対応するまで上下動させる;
の3動作が必要となるだけである。このようにし
て、ロボツト12における1部品を組立るに要す
る組立動作時間は短縮されると共に、組立動作制
御が簡単化される効果が達成される。 一方、従来技術で説明した特願昭61−200949号
及び61−200905号に関わる物品供給装置において
は、ストツカは固定されており、引き出し部が上
下動可能に配設されている。このため、ストツカ
からロボツトにパレツトを供給するためには、(1)
パレツトpを引き出し部に引き出す。(2)引き出し
部をロボツトによる部品取り出し位置まで上下動
させる;この部品取り出し位置において、ロボツ
トによる部品の取り出し動作を受ける;(3)引き出
し部を、パレツトを引き出した位置まで上下動し
て戻す;(4)パレツトをストツカ24に引き戻す;
(5)引き出し部を、次に供給される部品が収容され
たパレツトの収納位置まで上下動させる:の5動
作が必要となるものである。 尚、次のような構成を更に具備することによ
り、ストツカ24からロボツト12への効率的な
部品の供給が可能となる。 空パレツトと実パレツトとの入れ換え動作の効
率化に関する効果として、以下の内容が上げられ
る。 入れ換え準備を行なつた後に、空パレツトp′と
新たなパレツトpとの実際の入れ換え動作を行な
う構成により、入れ換え動作の効率化が達成され
ることになる。また、この入れ換え動作が、次の
組み立て工程において、引き出し部154にパレ
ツトが引き出され、ここから所定の物品がピツク
アツプされている時間内に行なわれることにな
る。この結果、この入れ換え動作が、何等ピツク
アツプ動作を停止させることなく行なわれること
となり、作業効率が極めて向上することになる。 この入れ換え機構96は、フツク108,11
6,126を用いて、パレツトpの切り欠き部3
8a,38bに機械的に係合した状態で、パレツ
トpを移動させるように構成されている。このよ
うにして、入れ換え動作においては、パレツトp
は、確実に移動されることになると共に、その停
止位置が正確に規定され、入れ換え動作が確実に
実行されることになる効果が達成される。 ここで、フツクの個数に応じて、2つの態様が
有る。即ち、 パレツトpの第1の切り欠き部38aに係合し
てパレツトpをバツフア22から取り出すための
第1のフツク108と、パレツトpの第2の切り
欠き部38aに係合して、パレツトpをストツカ
24に押し出すための第2のフツク116と、空
パレツトp′をストツカ24から引き込むための第
3のフツク126との、3個のフツクを備える構
成においては、第3のフツク126を第2のフツ
ク116の直下方に位置付け、一体に移動するよ
う構成することにより、第1のフツク108の移
動ストロークと、第2のフツク116の移動スト
ロークとを同一距離に設定することが出来、入れ
換え機構96の構成の簡略化と、入れ換え動作の
制御が簡単になる効果が達成されることになる。 更に、3個のフツクを共通のスライド板106
に取り付けることとし、このスライド板106を
1つの駆動モータにより往復駆動することによ
り、3つのフツクが1つの駆動源で駆動されるこ
とになり、制御の簡略化が図られる効果が達成さ
れることになる。 以上説明した実施例としての部品組立装置は、
物品供給装置としてみれば、例えばロボツト組立
装置12などの外部装置に対して物品を供給する
為にその物品を収容した複数の収容箱を蓄える一
時貯蔵手段としてのバツフア22と、外部装置と
してのロボツト組立装置12と一時貯蔵手段とし
てのバツフア22との間に配設され、ロボツト1
2に物品を供給するために、前記収容箱を複数収
納する収納部を昇降自在に備えた収納手段として
のストツカ24と、ストツカ24の前記ロボツト
装置12に対向する側面の固定された位置に取り
つけられ収容箱をロボツト装置12まで引き出す
引き出し手段としての引き出し部154と、ロボ
ツト装置12から要求された物品を収容した収容
箱が引き出し手段としての引き出し部154によ
り引き出される位置に到達するようにストツカ2
4を昇降駆動する昇降手段としてのモータMS1
と、ストツカ24において空になつた収容箱を対
応する収納部から取り出し、バツフア24内の収
容箱を該収納部に取り入れる入れ替え手段として
のエレベータ26とを具備し、制御手段としての
制御ユニツト16は第21A図等の制御手順にし
たがつて、ストツカ24内の何れかの収容箱内の
物品が空になつた旨の情報が出力される(ステツ
プS22)と、引き出し部154による収容箱の
ロボツト装置12への引き出し動作中に、エレベ
ータ26による前記空の収容箱の入れ替え動作を
実行させる(ステツプS68〜ステツプS82)
ようになつている。 [発明の効果] 以上説明したように本発明の物品供給装置は、
外部装置に対して物品を供給するためにその物品
を収容した複数の収容箱を蓄える一時貯蔵手段
と、前記外部装置と一時貯蔵手段との間に配設さ
れ、この外部装置に物品を供給するために、前記
収容箱を複数収納する収納部を昇降自在に備えた
収納手段と、前記収納手段の前記外部装置に対向
する側面の固定された位置に取りつけられ、前記
収納手段に収納された収容箱を前記外部装置まで
引き出す引き出し手段と前記外部装置から要求さ
れた種類の物品を収容した収容箱が前記引き出し
手段により引き出される位置に到達するように前
記収納手段を昇降駆動する昇降手段と、前記収納
手段において空になつた収容箱を対応する収納部
から取り出し、前記一時貯蔵手段内の収容箱を該
収納部に取り入れる入れ替え手段とを具備し、上
記種々の手段を制御する制御手段は、前記収納手
段内の何れかの収容箱内の物品が空になつた情報
が出力されると、前記引きだし手段による収容箱
の前記外部装置への引き出し動作中に、前記入れ
替え手段による前記空収容箱の入れ替え動作を実
行させるように制御する事を特徴としているの
で、収容箱の外部装置への引き出し動作と空の収
容箱の補充動作(入れ替え動作)とが並行して行
なわれるために、効率的な物品供給が可能とな
る。
第1図はこの発明に係わる一実施例のFACシ
ステムの全体構成を概略的に示す正面図;第2図
は第1図に示すFACシステムの全体構成を概略
的に示す斜視図;第3図は部品が収納されるパレ
ツトの構成を示す斜視図;第4図は3種類の高さ
を有するパレツトの形状を示す正面図;第5図は
パレツトの段積み状態を示す断面図;第6図はバ
ツフアの構成を示す斜視図;第7A図乃至第7D
図は、バツフアにおける所定のパレツトpaの分離
動作を順次示す正面図;第8図はエレベータの構
成を示す斜視図;第9図はエレベータにおけるエ
レベータ本体を、入れ換え機構と共に示す側面
図;第10図はエレベータ本体を一部破断した状
態で、入れ換え機構の構成を示す正面図;第11
図は入れ換え機構を取り出した状態で示す斜視
図;第12A図乃至第12G図は、エレベータに
おける入れ換え動作を順次示す正面図;第13図
はストツカの構成を示す斜視図;第14A図乃至
第14E図は、工程順及び棚の載置順によつて、
ストツカーなどの動きが変化することを説明する
図;第15図は、実施例の制御部の構成及び、そ
れと生産管理コンピユータ等との接続関係を示し
た図;第16A図乃至第16C図は、入力装置へ
の入力メニユー及びその表示状態を示す図;第1
7図は、ストツカーの各棚位置のテイーチングを
説明する図;第18図は、各制御モジユールで共
通に使われる変数を説明する図;第19A図及び
第19B図は、FACシステムシステムにおける
各モジユール動作の上下位置関係を説明する図;
第20A図及び第20B図は、ロボツト制御プロ
グラムのフローチヤート;第21A図及び第21
B図は、ストツカー制御プログラムのフローチヤ
ート;第21C図は、ストツカー制御において、
工程番号が変遷する様子を説明する図;第22A
図は、バツフアの制御に使われる変数の構成を説
明する図;第22B図及び第22C図はバツフア
制御プログラムにのフローチヤート;第23A図
及び第23B図は、エレベータ制御プログラムの
フローチヤート;第24A図乃至第24G図は、
パレツト入れ換え動作をエレベータ中心にして順
次説明する図;そして第25図は、搬送機構への
空パレツトの積み上げを説明する図である。 図中、10……フレキシブル・アツセンブリン
グ・センタ(FACシステム)、12……ロボツ
ト、14……部品供給システム、16……制御ユ
ニツト、18……入力装置、20……無人車、2
2……バツフア、24……ストツカ、26……エ
レベータ、d……搬送方向、エレベータ26関係
82a〜82d……支柱、84……連結部材、8
6……エレベータ本体、88……ガイド部材、9
0……摺動部材、92……ボールねじ、94……
エンコーダ、96……入れ換え機構、98……ス
テイ、100……揺動アーム、100a……長
溝、102……ガイド溝、104……ガイドピ
ン、106……スライド板、108……第1のフ
ツク、110……第1のフツクスライド部材、1
12……エアーシリンダ用支持板、114……第
1のピストン、116……第2のフツク、118
……第2のフツクスライド部材、120……第2
のピストン、122……固定スライドガイド、1
24……取り付け板、126……第3のフツク、
128……第3のフツクスライド部材、130…
…第3のピストン、132……ガイド溝、134
……可動スライドガイド、136……スライド部
材、138……エアーシリンダ用支持板、140
……第4のピストン、230……空パレツト引き
出し位置にあるエレベータ本体、232……実パ
レツト押し出し位置にあるエレベータ本体、A;
B……サーボモータの回転方向、CE1,CE2,CE3,
CE4……エアーシリンダ、ME1……サーボモータ、
ME2……サーボモータ、ストツカ24関係142
……基台、144a〜144d……支柱、146
……連結枠、148……ガイド部材、150……
摺動部材、152……昇降枠、154……引き出
し部、156……棚板、158……切り欠き部、
160……持ち上げアーム、160a……本体
部、160b……上面、160c……突起部、1
62……突出片、164……ボールねじ、166
……エンコーダ、168……引き出し台、170
……蓋体開放機構、172……出し入れ機構、1
74……支持ステイ、176……ストツパ、17
8……スライドガイド、180……ガイド部材、
182……摺動部材、184……支持板、186
……フツク、188……駆動ローラ、190……
アイドルローラ、192……エンドレスベルト、
194……連結軸、196……従動ローラ、19
8……ステイ、200……駆動軸、202……駆
動ローラ、204……エンドレスベルト、206
……ピストン、208a,208b……入力端、
ロボツト12関係210……組立ステージ、21
2……架台、214……X軸ロボツトアーム、2
16……Y軸ロボツトアーム、218……ロボツ
トハンド、220……フインガ、222……フイ
ンガステーシヨン、224……組立台、CS1,CS2
……エアーシリンダ、MS1……サーボモータ、
MS2……サーボモータである。
ステムの全体構成を概略的に示す正面図;第2図
は第1図に示すFACシステムの全体構成を概略
的に示す斜視図;第3図は部品が収納されるパレ
ツトの構成を示す斜視図;第4図は3種類の高さ
を有するパレツトの形状を示す正面図;第5図は
パレツトの段積み状態を示す断面図;第6図はバ
ツフアの構成を示す斜視図;第7A図乃至第7D
図は、バツフアにおける所定のパレツトpaの分離
動作を順次示す正面図;第8図はエレベータの構
成を示す斜視図;第9図はエレベータにおけるエ
レベータ本体を、入れ換え機構と共に示す側面
図;第10図はエレベータ本体を一部破断した状
態で、入れ換え機構の構成を示す正面図;第11
図は入れ換え機構を取り出した状態で示す斜視
図;第12A図乃至第12G図は、エレベータに
おける入れ換え動作を順次示す正面図;第13図
はストツカの構成を示す斜視図;第14A図乃至
第14E図は、工程順及び棚の載置順によつて、
ストツカーなどの動きが変化することを説明する
図;第15図は、実施例の制御部の構成及び、そ
れと生産管理コンピユータ等との接続関係を示し
た図;第16A図乃至第16C図は、入力装置へ
の入力メニユー及びその表示状態を示す図;第1
7図は、ストツカーの各棚位置のテイーチングを
説明する図;第18図は、各制御モジユールで共
通に使われる変数を説明する図;第19A図及び
第19B図は、FACシステムシステムにおける
各モジユール動作の上下位置関係を説明する図;
第20A図及び第20B図は、ロボツト制御プロ
グラムのフローチヤート;第21A図及び第21
B図は、ストツカー制御プログラムのフローチヤ
ート;第21C図は、ストツカー制御において、
工程番号が変遷する様子を説明する図;第22A
図は、バツフアの制御に使われる変数の構成を説
明する図;第22B図及び第22C図はバツフア
制御プログラムにのフローチヤート;第23A図
及び第23B図は、エレベータ制御プログラムの
フローチヤート;第24A図乃至第24G図は、
パレツト入れ換え動作をエレベータ中心にして順
次説明する図;そして第25図は、搬送機構への
空パレツトの積み上げを説明する図である。 図中、10……フレキシブル・アツセンブリン
グ・センタ(FACシステム)、12……ロボツ
ト、14……部品供給システム、16……制御ユ
ニツト、18……入力装置、20……無人車、2
2……バツフア、24……ストツカ、26……エ
レベータ、d……搬送方向、エレベータ26関係
82a〜82d……支柱、84……連結部材、8
6……エレベータ本体、88……ガイド部材、9
0……摺動部材、92……ボールねじ、94……
エンコーダ、96……入れ換え機構、98……ス
テイ、100……揺動アーム、100a……長
溝、102……ガイド溝、104……ガイドピ
ン、106……スライド板、108……第1のフ
ツク、110……第1のフツクスライド部材、1
12……エアーシリンダ用支持板、114……第
1のピストン、116……第2のフツク、118
……第2のフツクスライド部材、120……第2
のピストン、122……固定スライドガイド、1
24……取り付け板、126……第3のフツク、
128……第3のフツクスライド部材、130…
…第3のピストン、132……ガイド溝、134
……可動スライドガイド、136……スライド部
材、138……エアーシリンダ用支持板、140
……第4のピストン、230……空パレツト引き
出し位置にあるエレベータ本体、232……実パ
レツト押し出し位置にあるエレベータ本体、A;
B……サーボモータの回転方向、CE1,CE2,CE3,
CE4……エアーシリンダ、ME1……サーボモータ、
ME2……サーボモータ、ストツカ24関係142
……基台、144a〜144d……支柱、146
……連結枠、148……ガイド部材、150……
摺動部材、152……昇降枠、154……引き出
し部、156……棚板、158……切り欠き部、
160……持ち上げアーム、160a……本体
部、160b……上面、160c……突起部、1
62……突出片、164……ボールねじ、166
……エンコーダ、168……引き出し台、170
……蓋体開放機構、172……出し入れ機構、1
74……支持ステイ、176……ストツパ、17
8……スライドガイド、180……ガイド部材、
182……摺動部材、184……支持板、186
……フツク、188……駆動ローラ、190……
アイドルローラ、192……エンドレスベルト、
194……連結軸、196……従動ローラ、19
8……ステイ、200……駆動軸、202……駆
動ローラ、204……エンドレスベルト、206
……ピストン、208a,208b……入力端、
ロボツト12関係210……組立ステージ、21
2……架台、214……X軸ロボツトアーム、2
16……Y軸ロボツトアーム、218……ロボツ
トハンド、220……フインガ、222……フイ
ンガステーシヨン、224……組立台、CS1,CS2
……エアーシリンダ、MS1……サーボモータ、
MS2……サーボモータである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 外部装置に対して物品を供給するために、そ
の物品を収容した複数の収容箱を蓄える一時貯蔵
手段と、 前記外部装置と一時貯蔵手段との間に配設さ
れ、この外部装置に物品を供給するために、前記
収容箱を複数収納する収納部を昇降自在に備えた
収納手段と、 前記収納手段の前記外部装置に対向する側面の
固定された位置に取りつけられ、前記収納手段に
収納された収容箱を前記外部装置まで引き出す引
き出し手段と、 前記外部装置から要求された種類の物品を収容
した収容箱が前記引き出し手段により引き出され
る位置に到達するように前記収納手段を昇降駆動
する昇降手段と、 前記収納手段において空になつた収容箱を対応
する収納部から取り出し、前記一時貯蔵手段内の
収容箱を該収納部に取り入れる入れ替え手段と、 前記収納手段内の何れかの収容箱内の物品が空
になつた情報が出力されると、前記引きだし手段
による収容箱の前記外部装置への引き出し動作中
に、前記入れ替え手段による前記空収容箱の入れ
替え動作を実行させる制御手段とを具備する事を
特徴とする物品供給装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19647387A JPS6440230A (en) | 1987-08-07 | 1987-08-07 | Article feeding device |
| US07/668,912 US5232331A (en) | 1987-08-07 | 1991-03-13 | Automatic article feeding system |
| US08/140,964 US5380138A (en) | 1987-08-07 | 1993-10-25 | Automatic article feeding system |
| US08/276,755 US5503516A (en) | 1987-08-07 | 1994-07-18 | Automatic article feeding system |
| US08/657,500 US5868545A (en) | 1987-08-07 | 1996-06-04 | Automatic article feeding system |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19647387A JPS6440230A (en) | 1987-08-07 | 1987-08-07 | Article feeding device |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6440230A JPS6440230A (en) | 1989-02-10 |
| JPH0459096B2 true JPH0459096B2 (ja) | 1992-09-21 |
Family
ID=16358387
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19647387A Granted JPS6440230A (en) | 1987-08-07 | 1987-08-07 | Article feeding device |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6440230A (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0659579B2 (ja) * | 1985-09-04 | 1994-08-10 | キヤノン株式会社 | 物品自動供給装置 |
-
1987
- 1987-08-07 JP JP19647387A patent/JPS6440230A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6440230A (en) | 1989-02-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |