JPH046228B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH046228B2 JPH046228B2 JP60058482A JP5848285A JPH046228B2 JP H046228 B2 JPH046228 B2 JP H046228B2 JP 60058482 A JP60058482 A JP 60058482A JP 5848285 A JP5848285 A JP 5848285A JP H046228 B2 JPH046228 B2 JP H046228B2
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- Japan
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- dyeing
- polycarbonate
- present
- polycarbonate resin
- dyed
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はポリカーボネート樹脂の染色液に関
し、詳しくはポリカーボネート樹脂に均一で、し
かも堅牢な染色を与える染色液に関する。 〔従来の技術及び発明が解決しようとする問題
点〕 従来の熱可塑性樹脂の染色は、熱可塑性樹脂を
染料の入つた染色浴に50〜90℃の高温で15〜60分
もの長時間にわたつて浸漬することにより行なわ
れていた。そのため、得られる染色物は変形した
り表面荒れを生じたりするという欠点があつた。
また、このような高温下での染色には加熱装置が
必要となるなど、染色のために高価な装置を使用
しなければならない等の欠点があつた。 上述の如き欠点を改良するものとして、染料を
脂肪族ケトンと多価アルコールとの混合溶媒に溶
解させたものを用いて、常温で熱可塑性樹脂を染
色する方法が開発されている。しかし、この方法
では染色の堅牢性が充分でないという欠点があ
る。 そこで本発明者は、上記従来技術の欠点を解消
し、ポリカーボネート樹脂に均一かつ堅牢な染色
を緩和な条件にて付与しうる染色液を開発すべく
鋭意研究を重ねた。 〔問題点を解決するための手段〕 その結果、分散染料を環状エーテルと多価アル
コールとの混合溶媒に溶解させたものを用いるこ
とにより、目的を達成しうることを見出し、この
知見に基いて本発明を完成するに至つた。 すなわち本発明は、分散染料を、(A)環状エーテ
ルとして、テトラヒドロフラン或いは1,4−ジ
オキサン20〜40重量%および(B)エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ブチレングリコール
およびグリセリンよりなる群から選ばれた1種の
多価アルコール80〜60重量%からなる混合溶媒に
溶解させてなるポリカーボネート樹脂の染色液を
提供するものである。 本発明の染色液における染料成分は、分散染料
であるが、これは公知のものを広く用いることが
できる。具体的にはアゾ染料,アントラキノン染
料,ニトロアリルアミン染料,アゾメチン染料,
ニトロ染料などをあげることができる。 また、この分散染料を溶解するために用いる混
合溶媒は、(A)環状エーテルと(B)多価アルコールか
らなるものである。ここで(A)環状エーテルとして
は、テトラヒドロフランあるいは1,4−ジオキ
サンが用いられる。 一方、(B)成分としては、エチレングリコール、
プロピレングリコール、ブチレングリコールおよ
びグリセリンよりなる群から選ばれた1種の多価
アルコールを用いる。そのうちエチレングリコー
ル,プロピレングリコールが好ましい。 本発明に用いる混合溶媒は、上記の(A)環状エー
テル20〜40重量%と(B)多価アルコール80〜60重量
%を混合したものである。ここで(A)環状エーテル
が20重量%未満では、得られる染色液で熱可塑性
樹脂を長時間処理してもほとんど染色しない。ま
た40重量%を超えると、染色処理に際して熱可塑
性樹脂の表面が溶解し好ましくない。 本発明の染色液は、前述の分散染料を上記混合
溶媒に溶解すれば得られるが、この際の分散染料
の濃度等については、特に制限はなく、各種状況
に応じて適宜定めればよい。 本発明の染色液にて染色することのできる樹脂
としては、ポリカーボネート樹脂があり、通常の
ポリカーボネートの他、変性ポリカーボネートが
あげられる。 本発明の染色液を用いてポリカーボネート樹脂
を染色するには、染色液にポリカーボネート樹脂
を室温にて数秒〜20分程度単に浸漬するだけでよ
く、浸漬後5〜10分ほど水洗、好ましくは60℃以
上の温水で洗浄し、さらに染色されたポリカーボ
ネート樹脂を大気中で室温にて乾燥すれば、所望
の色調に染色されたポリカーボネート樹脂が得ら
れる。 〔発明の効果〕 このように本発明の染色液にて染色されたポリ
カーボネート樹脂は、その染色が均一かつ堅牢で
あり、樹脂の変形や表面荒れ等もなく、極めて美
麗な外観を呈するものである。しかも本発明の染
色液によれば、温和な条件でまた簡単な操作にて
ポリカーボネート樹脂を染色できるため、染色設
備等も非常に安価であり、工業的に極めて有利で
ある。 したがつて、本発明の染色液は、ポリカーボネ
ート樹脂を染色する染色工業分野、例えばプラス
チツクレンズの染色等の分野に有効に利用でき
る。 〔実施例〕 次に、本発明を実施例により、さらに詳しく説
明する。 実施例 1 分散染料を所定の混合溶媒に溶解した染色液
に、ポリカーボネート(商品名:出光ポリカーボ
ネートA3000,出光石油化学(株)製)の板(たて3
cm,よこ6cm,厚さ3mm)を、所定の温度,時間
にて浸漬した。浸漬後、染色したポリカーボネー
トを充分に水洗、乾燥した。得られた染色物(染
色ポリカーボネート)の堅牢性を表に示す。 なお、ここで用いた分散染料は、カヤロン・フ
アースト・イエローG(Kayalon Fast Yellow
G),カヤロン・フアースト・オレンジGR
(Kayalon Fast Orange GR),カヤロン・フア
ースト・レツドR(Kayalon Fast Red R)およ
びカヤロン・フアースト・ブルーFN(Kayalon
Fast Blue FN)の4種類(いずれも日本化薬(株)
製)であつたが、いずれの分散染料を用いた場合
も、得られた染色物の堅牢性は同じだつたので、
一括して表に示した。 実施例2〜11および比較例1〜4 実施例1において、混合溶媒の混合比率,処理
条件および素材であるポリカーボネートの種類を
変えたこと以外は、実施例1と同様の操作を行な
つた。結果を表に示す。 【表】
し、詳しくはポリカーボネート樹脂に均一で、し
かも堅牢な染色を与える染色液に関する。 〔従来の技術及び発明が解決しようとする問題
点〕 従来の熱可塑性樹脂の染色は、熱可塑性樹脂を
染料の入つた染色浴に50〜90℃の高温で15〜60分
もの長時間にわたつて浸漬することにより行なわ
れていた。そのため、得られる染色物は変形した
り表面荒れを生じたりするという欠点があつた。
また、このような高温下での染色には加熱装置が
必要となるなど、染色のために高価な装置を使用
しなければならない等の欠点があつた。 上述の如き欠点を改良するものとして、染料を
脂肪族ケトンと多価アルコールとの混合溶媒に溶
解させたものを用いて、常温で熱可塑性樹脂を染
色する方法が開発されている。しかし、この方法
では染色の堅牢性が充分でないという欠点があ
る。 そこで本発明者は、上記従来技術の欠点を解消
し、ポリカーボネート樹脂に均一かつ堅牢な染色
を緩和な条件にて付与しうる染色液を開発すべく
鋭意研究を重ねた。 〔問題点を解決するための手段〕 その結果、分散染料を環状エーテルと多価アル
コールとの混合溶媒に溶解させたものを用いるこ
とにより、目的を達成しうることを見出し、この
知見に基いて本発明を完成するに至つた。 すなわち本発明は、分散染料を、(A)環状エーテ
ルとして、テトラヒドロフラン或いは1,4−ジ
オキサン20〜40重量%および(B)エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ブチレングリコール
およびグリセリンよりなる群から選ばれた1種の
多価アルコール80〜60重量%からなる混合溶媒に
溶解させてなるポリカーボネート樹脂の染色液を
提供するものである。 本発明の染色液における染料成分は、分散染料
であるが、これは公知のものを広く用いることが
できる。具体的にはアゾ染料,アントラキノン染
料,ニトロアリルアミン染料,アゾメチン染料,
ニトロ染料などをあげることができる。 また、この分散染料を溶解するために用いる混
合溶媒は、(A)環状エーテルと(B)多価アルコールか
らなるものである。ここで(A)環状エーテルとして
は、テトラヒドロフランあるいは1,4−ジオキ
サンが用いられる。 一方、(B)成分としては、エチレングリコール、
プロピレングリコール、ブチレングリコールおよ
びグリセリンよりなる群から選ばれた1種の多価
アルコールを用いる。そのうちエチレングリコー
ル,プロピレングリコールが好ましい。 本発明に用いる混合溶媒は、上記の(A)環状エー
テル20〜40重量%と(B)多価アルコール80〜60重量
%を混合したものである。ここで(A)環状エーテル
が20重量%未満では、得られる染色液で熱可塑性
樹脂を長時間処理してもほとんど染色しない。ま
た40重量%を超えると、染色処理に際して熱可塑
性樹脂の表面が溶解し好ましくない。 本発明の染色液は、前述の分散染料を上記混合
溶媒に溶解すれば得られるが、この際の分散染料
の濃度等については、特に制限はなく、各種状況
に応じて適宜定めればよい。 本発明の染色液にて染色することのできる樹脂
としては、ポリカーボネート樹脂があり、通常の
ポリカーボネートの他、変性ポリカーボネートが
あげられる。 本発明の染色液を用いてポリカーボネート樹脂
を染色するには、染色液にポリカーボネート樹脂
を室温にて数秒〜20分程度単に浸漬するだけでよ
く、浸漬後5〜10分ほど水洗、好ましくは60℃以
上の温水で洗浄し、さらに染色されたポリカーボ
ネート樹脂を大気中で室温にて乾燥すれば、所望
の色調に染色されたポリカーボネート樹脂が得ら
れる。 〔発明の効果〕 このように本発明の染色液にて染色されたポリ
カーボネート樹脂は、その染色が均一かつ堅牢で
あり、樹脂の変形や表面荒れ等もなく、極めて美
麗な外観を呈するものである。しかも本発明の染
色液によれば、温和な条件でまた簡単な操作にて
ポリカーボネート樹脂を染色できるため、染色設
備等も非常に安価であり、工業的に極めて有利で
ある。 したがつて、本発明の染色液は、ポリカーボネ
ート樹脂を染色する染色工業分野、例えばプラス
チツクレンズの染色等の分野に有効に利用でき
る。 〔実施例〕 次に、本発明を実施例により、さらに詳しく説
明する。 実施例 1 分散染料を所定の混合溶媒に溶解した染色液
に、ポリカーボネート(商品名:出光ポリカーボ
ネートA3000,出光石油化学(株)製)の板(たて3
cm,よこ6cm,厚さ3mm)を、所定の温度,時間
にて浸漬した。浸漬後、染色したポリカーボネー
トを充分に水洗、乾燥した。得られた染色物(染
色ポリカーボネート)の堅牢性を表に示す。 なお、ここで用いた分散染料は、カヤロン・フ
アースト・イエローG(Kayalon Fast Yellow
G),カヤロン・フアースト・オレンジGR
(Kayalon Fast Orange GR),カヤロン・フア
ースト・レツドR(Kayalon Fast Red R)およ
びカヤロン・フアースト・ブルーFN(Kayalon
Fast Blue FN)の4種類(いずれも日本化薬(株)
製)であつたが、いずれの分散染料を用いた場合
も、得られた染色物の堅牢性は同じだつたので、
一括して表に示した。 実施例2〜11および比較例1〜4 実施例1において、混合溶媒の混合比率,処理
条件および素材であるポリカーボネートの種類を
変えたこと以外は、実施例1と同様の操作を行な
つた。結果を表に示す。 【表】
Claims (1)
- 1 分散染料を、(A)環状エーテルとして、テトラ
ヒドロフラン或いは1,4−ジオキサン20〜40重
量%および(B)エチレングリコール、プロピレング
リコール、ブチレングリコールおよびグリセリン
よりなる群から選ばれた1種の多価アルコール80
〜60重量%からなる混合溶媒に溶解させてなるポ
リカーボネート樹脂の染色液。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5848285A JPS61218662A (ja) | 1985-03-25 | 1985-03-25 | ポリカーボネート樹脂の染色液 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5848285A JPS61218662A (ja) | 1985-03-25 | 1985-03-25 | ポリカーボネート樹脂の染色液 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61218662A JPS61218662A (ja) | 1986-09-29 |
| JPH046228B2 true JPH046228B2 (ja) | 1992-02-05 |
Family
ID=13085648
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5848285A Granted JPS61218662A (ja) | 1985-03-25 | 1985-03-25 | ポリカーボネート樹脂の染色液 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61218662A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000248476A (ja) * | 1999-03-03 | 2000-09-12 | Kenji Murakami | ポリカーボネート樹脂を染色によって堅牢度良く着色する方法 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| BE794257A (fr) * | 1972-01-21 | 1973-07-19 | Ciba Geigy | Procede de teinture d'une matiere organique dans des solvants organiques utilisant un rapport de bain court et dispositifs pour la mise en oeuvre de ce procede |
| JPS4930680A (ja) * | 1972-07-24 | 1974-03-19 | ||
| JPS5337461B2 (ja) * | 1974-10-03 | 1978-10-09 | ||
| JPS5439850A (en) * | 1977-09-02 | 1979-03-27 | Omron Tateisi Electronics Co | Electromagnetic relay |
-
1985
- 1985-03-25 JP JP5848285A patent/JPS61218662A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61218662A (ja) | 1986-09-29 |
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