JPH0469525B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0469525B2 JPH0469525B2 JP61270472A JP27047286A JPH0469525B2 JP H0469525 B2 JPH0469525 B2 JP H0469525B2 JP 61270472 A JP61270472 A JP 61270472A JP 27047286 A JP27047286 A JP 27047286A JP H0469525 B2 JPH0469525 B2 JP H0469525B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- concrete
- formwork
- efflorescence
- peelable
- centrifugal force
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)
- Manufacturing Of Tubular Articles Or Embedded Moulded Articles (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
この発明は遠心力成形によるコンクリート成形
物の白華防止方法に関し、更にいえばコンクリー
ト製のポール、パイル、パイプなどに発生する一
次白華および二次白華の発生を防止したコンクリ
ート成形物の製造に関するものである。 (従来の技術) コンクリート成形物にはしばしば「白華」と称
する白い斑点ないし島状のしみが発生する。コン
クリートの表面にわずかでもこの白華が発生する
と著しく外観を損ねる。この白華は、セメント中
の可溶成分を溶解した溶液がコンクリートの表面
に移行するとともに、水分が蒸発して乾燥するの
にともなつてセメント硬化体の表面に、この溶解
成分が白色物質となつて現われたものである。 白華には、コンクリートの練り混ぜ水によつて
発生する一次白華と、コンクリートの硬化後外部
から浸透した水により発生する二次白華とがあ
る。白華発生の条件としては、低温、日陰、多
湿、適度な風、コンクリートの若い材令といつた
ことにある。ポール、パイル、パイプといつた遠
心力成形されたコンクリート製品は、一般のコン
クリート製品よりも組織がち密であるから本来水
が浸透しにくいものであるが、それでも実際は白
華の発生は多い。例えば、遠心力成形されたポー
ルを養生すると全体としては僅かではあるがたわ
むため、型枠とコンクリート表面がわずかに肌ば
なれしてその面に白華が発生する。これがいわゆ
る一次白華である。 脱型後の二次白華の発生は、例えば冬期で雨が
多く湿度が高い場所に1ケ月以上ストツクした場
合などである。早いものでは成形後2〜3週間で
白華が生じる。白華の発生箇所は、成形時に型枠
の継目からペーストが漏れた箇所、離型剤の塗布
によつてピンホールの発生したところ等に多い
が、それ以外にももちろん発生する。こうした白
華は、特にカラーポールの場合などは美観をいつ
そう損ねるので重要な問題となつている。 従来白華防止の対策としては、各種の混和材の
混入、含浸性の表面処理剤の塗布、成形体表面へ
樹脂塗料を塗布してここに薄膜を形成するなどと
いつたことが行われているが、いづれも十分な効
果をあげるにいたつていない。上記の防止策の中
で現在比較的多く採用されているものは、成形体
の硬化後その表面に樹脂塗料を塗布する方法であ
るが、この方法でも被膜にピンホールが発生する
とその効果が減小している。また、コンクリート
成形体の表面は剥離剤の付着や面荒れのために、
樹脂との接着性が悪く、部分的に樹脂剥がれや収
縮してヘアークラツクが生じ、ここから雨水が浸
透して白華を発生させていた。 (発明が解決しようとする問題点) この発明は、遠心力成形されるコンクリート成
形物の表面にピンホールのない連続した被膜を型
枠から反転させることにより形成させ、この被膜
によつてコンクリートの表面から水分の出入を確
実に防ぎ、これによつてコンクリートの白華を防
止しようとするものである。 (問題点を解決するための手段) この発明は、遠心力成形機にセツトされた型枠
の内部に可剥性塗料を注入して型枠を回転させな
がら型枠内面にピンホールのない連続した被膜を
形成させ、ついでこの型枠内にコンクリートを打
設して型枠継目からペースト漏れを防ぎつつ通常
の遠心力成形を行い、成形後型枠を取り外すこと
によつて遠心力成形されたコンクリートの表面に
可剥性被膜をコンクリートに反転させることを特
徴とする遠心力成形によるコンクリート成形物の
白華防止方法である。以下にこの発明をさらに説
明する。 まづ通常のコンクリートの遠心力成形の手順に
従つて、型枠に遠心力成形機にセツトする。次い
で可剥性被膜を型枠内に注入して型枠を回転させ
ながらこの型枠内面にピンホールのない連続した
被膜を形成させる。ここに注入する可剥性塗料は
別名ストリツパブルペイントともいわれ、製品の
表面に塗布することによつてその表面に可剥性の
連続した被膜が形成されるような塗料である。可
剥性塗料のこれまでの一般的な用途は、輸送や保
管中に製品が摩耗、腐蝕するのを一時的に保護す
るために完成品の表面に塗布し、用済後これを剥
ぎ取るというものであつた。この塗料の塗布によ
つて形成された可剥性塗膜は、一般に製品の塗布
面との接着力は弱いものの被膜としての連続性は
よく、しかも比較的軟質であるが強靭でこれを容
易に引き剥がすことが出来るものである。本発明
ではこうした可剥性被膜を遠心力成形のコンクリ
ート型枠の内面に注入して型枠を回転させること
により型枠内面に可剥性塗料の被膜を形成するも
のである。多くの可剥性塗料は塗布後1時間程度
で硬化するが、中には塗布後10分程度で硬化して
被膜を形成する速乾性のものもある。本発明で使
用する可剥性塗料は出来るだけ短い時間で硬化し
てすみやかに被膜を形成するものがよい。可剥性
塗料の主要成分は、塩化ビニル、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、アク
リル等である。これらの樹脂成分からなる可剥性
塗料は、溶剤が揮散すると被膜を形成するので、
これを型枠内に注入して型枠を回転させながら型
枠内面にピンホールのない連続した可剥性塗料の
被膜を形成する。ここでは型枠の回転による遠心
力を当初1G程度の遅い回転として1分程度おこ
なつて塗料をまづ型枠内に均一に塗り付け、その
後型枠の回転による遠心力を1.5G程度にすすめ、
さらに15分程度回転するようにするとよい。なお
この場合、型枠内面に送風すると被膜の形成は一
層促進される。可剥性被膜の厚さは10〜100μが
好適であるが、出来れば膜厚は薄い方がよい。 可剥性被膜が形成されたら、次に通常の方法で
コンクリートを打設し遠心力成形する。可剥性被
膜は、このとき生ずる大きな重力(2〜30G程
度)によつてコンクリートと密着する。即ち、こ
の遠心力成形によつてコンクリートの持つ接着力
が可剥性被膜に強く作用して両者は強力に接着さ
れる一方で、可剥性被膜と型枠との接着はその片
方が型枠のため強固とならず、そのため脱型時に
は可剥性被膜はコンクリート側へ容易に反転する
ことになる。このようにして成形されたポール、
パイル、パイプ等の遠心力成形されたコンクリー
ト成形物は、型枠のまま養生される。養生は従来
と同様に行えばよい。養生の終了後脱型する。す
ると型枠内面に予め形成しておいた可剥性被膜が
コンクリート側へ反転し、ここにピンホールのな
い可剥性被膜が表面に形成されたポール、パイ
ル、パイプ等が一挙に形成される。以下に実施例
をあげてこの発明をさらに説明する。 実施例 鋼製型枠を用いて、外形20cm×高さ30cm×厚さ
4cmの本発明になるコンクリートパイプを作製し
た。可剥性塗料には主成分を塩化ビニルとするス
トリツプペイント(関西ペイント社製、商品名)
を使用した。成形方法は、まづ型枠を遠心力成形
機にセツトし、この型枠内にストリツプペイント
40gとシンナー40gを混合して流動性をよくした
ものを注入した。回転速度120r.p.m.で回転しつ
つ型枠内にドライヤーで送風し、この状態で10分
間回転を続け型枠内面に被膜を形成した。次に第
1表に示す配合のコンクリートを使用し、第2表
に示す成形条件でコンクリートの遠心力成形を行
つた。
物の白華防止方法に関し、更にいえばコンクリー
ト製のポール、パイル、パイプなどに発生する一
次白華および二次白華の発生を防止したコンクリ
ート成形物の製造に関するものである。 (従来の技術) コンクリート成形物にはしばしば「白華」と称
する白い斑点ないし島状のしみが発生する。コン
クリートの表面にわずかでもこの白華が発生する
と著しく外観を損ねる。この白華は、セメント中
の可溶成分を溶解した溶液がコンクリートの表面
に移行するとともに、水分が蒸発して乾燥するの
にともなつてセメント硬化体の表面に、この溶解
成分が白色物質となつて現われたものである。 白華には、コンクリートの練り混ぜ水によつて
発生する一次白華と、コンクリートの硬化後外部
から浸透した水により発生する二次白華とがあ
る。白華発生の条件としては、低温、日陰、多
湿、適度な風、コンクリートの若い材令といつた
ことにある。ポール、パイル、パイプといつた遠
心力成形されたコンクリート製品は、一般のコン
クリート製品よりも組織がち密であるから本来水
が浸透しにくいものであるが、それでも実際は白
華の発生は多い。例えば、遠心力成形されたポー
ルを養生すると全体としては僅かではあるがたわ
むため、型枠とコンクリート表面がわずかに肌ば
なれしてその面に白華が発生する。これがいわゆ
る一次白華である。 脱型後の二次白華の発生は、例えば冬期で雨が
多く湿度が高い場所に1ケ月以上ストツクした場
合などである。早いものでは成形後2〜3週間で
白華が生じる。白華の発生箇所は、成形時に型枠
の継目からペーストが漏れた箇所、離型剤の塗布
によつてピンホールの発生したところ等に多い
が、それ以外にももちろん発生する。こうした白
華は、特にカラーポールの場合などは美観をいつ
そう損ねるので重要な問題となつている。 従来白華防止の対策としては、各種の混和材の
混入、含浸性の表面処理剤の塗布、成形体表面へ
樹脂塗料を塗布してここに薄膜を形成するなどと
いつたことが行われているが、いづれも十分な効
果をあげるにいたつていない。上記の防止策の中
で現在比較的多く採用されているものは、成形体
の硬化後その表面に樹脂塗料を塗布する方法であ
るが、この方法でも被膜にピンホールが発生する
とその効果が減小している。また、コンクリート
成形体の表面は剥離剤の付着や面荒れのために、
樹脂との接着性が悪く、部分的に樹脂剥がれや収
縮してヘアークラツクが生じ、ここから雨水が浸
透して白華を発生させていた。 (発明が解決しようとする問題点) この発明は、遠心力成形されるコンクリート成
形物の表面にピンホールのない連続した被膜を型
枠から反転させることにより形成させ、この被膜
によつてコンクリートの表面から水分の出入を確
実に防ぎ、これによつてコンクリートの白華を防
止しようとするものである。 (問題点を解決するための手段) この発明は、遠心力成形機にセツトされた型枠
の内部に可剥性塗料を注入して型枠を回転させな
がら型枠内面にピンホールのない連続した被膜を
形成させ、ついでこの型枠内にコンクリートを打
設して型枠継目からペースト漏れを防ぎつつ通常
の遠心力成形を行い、成形後型枠を取り外すこと
によつて遠心力成形されたコンクリートの表面に
可剥性被膜をコンクリートに反転させることを特
徴とする遠心力成形によるコンクリート成形物の
白華防止方法である。以下にこの発明をさらに説
明する。 まづ通常のコンクリートの遠心力成形の手順に
従つて、型枠に遠心力成形機にセツトする。次い
で可剥性被膜を型枠内に注入して型枠を回転させ
ながらこの型枠内面にピンホールのない連続した
被膜を形成させる。ここに注入する可剥性塗料は
別名ストリツパブルペイントともいわれ、製品の
表面に塗布することによつてその表面に可剥性の
連続した被膜が形成されるような塗料である。可
剥性塗料のこれまでの一般的な用途は、輸送や保
管中に製品が摩耗、腐蝕するのを一時的に保護す
るために完成品の表面に塗布し、用済後これを剥
ぎ取るというものであつた。この塗料の塗布によ
つて形成された可剥性塗膜は、一般に製品の塗布
面との接着力は弱いものの被膜としての連続性は
よく、しかも比較的軟質であるが強靭でこれを容
易に引き剥がすことが出来るものである。本発明
ではこうした可剥性被膜を遠心力成形のコンクリ
ート型枠の内面に注入して型枠を回転させること
により型枠内面に可剥性塗料の被膜を形成するも
のである。多くの可剥性塗料は塗布後1時間程度
で硬化するが、中には塗布後10分程度で硬化して
被膜を形成する速乾性のものもある。本発明で使
用する可剥性塗料は出来るだけ短い時間で硬化し
てすみやかに被膜を形成するものがよい。可剥性
塗料の主要成分は、塩化ビニル、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、アク
リル等である。これらの樹脂成分からなる可剥性
塗料は、溶剤が揮散すると被膜を形成するので、
これを型枠内に注入して型枠を回転させながら型
枠内面にピンホールのない連続した可剥性塗料の
被膜を形成する。ここでは型枠の回転による遠心
力を当初1G程度の遅い回転として1分程度おこ
なつて塗料をまづ型枠内に均一に塗り付け、その
後型枠の回転による遠心力を1.5G程度にすすめ、
さらに15分程度回転するようにするとよい。なお
この場合、型枠内面に送風すると被膜の形成は一
層促進される。可剥性被膜の厚さは10〜100μが
好適であるが、出来れば膜厚は薄い方がよい。 可剥性被膜が形成されたら、次に通常の方法で
コンクリートを打設し遠心力成形する。可剥性被
膜は、このとき生ずる大きな重力(2〜30G程
度)によつてコンクリートと密着する。即ち、こ
の遠心力成形によつてコンクリートの持つ接着力
が可剥性被膜に強く作用して両者は強力に接着さ
れる一方で、可剥性被膜と型枠との接着はその片
方が型枠のため強固とならず、そのため脱型時に
は可剥性被膜はコンクリート側へ容易に反転する
ことになる。このようにして成形されたポール、
パイル、パイプ等の遠心力成形されたコンクリー
ト成形物は、型枠のまま養生される。養生は従来
と同様に行えばよい。養生の終了後脱型する。す
ると型枠内面に予め形成しておいた可剥性被膜が
コンクリート側へ反転し、ここにピンホールのな
い可剥性被膜が表面に形成されたポール、パイ
ル、パイプ等が一挙に形成される。以下に実施例
をあげてこの発明をさらに説明する。 実施例 鋼製型枠を用いて、外形20cm×高さ30cm×厚さ
4cmの本発明になるコンクリートパイプを作製し
た。可剥性塗料には主成分を塩化ビニルとするス
トリツプペイント(関西ペイント社製、商品名)
を使用した。成形方法は、まづ型枠を遠心力成形
機にセツトし、この型枠内にストリツプペイント
40gとシンナー40gを混合して流動性をよくした
ものを注入した。回転速度120r.p.m.で回転しつ
つ型枠内にドライヤーで送風し、この状態で10分
間回転を続け型枠内面に被膜を形成した。次に第
1表に示す配合のコンクリートを使用し、第2表
に示す成形条件でコンクリートの遠心力成形を行
つた。
【表】
【表】
遠心力成形終了後、パイプ内のスラツジを除去
し、前置養生3時間を経過したのち昇温20℃/
hr、保持65℃・3hr、降温10℃/hrの蒸気養生を
行つた。 翌日型枠を外したところ、可剥性被膜がコンク
リートの表面に一様に反転した。その被膜を目視
検査したところピンホールは存在していなかつ
た。また、コンクリートの打設に当たつてペース
トの漏れは認められなかつた。 比較のため可剥性被膜を使用しないで、表面に
何等被膜を施さない無処理のコンクリートのパイ
プを上記と同様な型枠を使用して2個作製し、そ
の中の1については更に型枠を取り外した翌日に
その表面にアクリル樹脂塗料(ネオパールP大同
塗料社製商品名)をはけで2回塗布した。1回目
は樹脂塗料とシンナーとの比が1:2のもの、2
回目は樹脂塗料とシンナーとの比が1:1のもの
を使用した。 これら3本のコンクリートパイプを雨のあたる
屋外の日陰で冬期の6ケ月(11月〜翌年4月ま
で)暴露したところ、本発明によつて得られたも
のは一切白華が生じて来なかつた。これに対し無
処理のコンクリートはかなりの部分に白華が生じ
ていた。また後からアクリル樹脂を塗布したコン
クリートは樹脂が充分によく塗られなかつた型枠
の継ぎ目部分、ピンホール部分に白華が生じてい
た。 (発明の効果) 以上の本発明によると、コンクリート成形物の
表面はピンホールのない連続した被膜で被覆され
ているので内部の水分の外部への浸出、外部の水
分のコンクリート内への浸透といつたことが回避
され、これによつて白華の発生は確実に防止され
るようになつた。 即ち、ポール、パイル、パイプといつた遠心力
成形されたコンクリート成形物が養生中に僅かに
曲りを生じて型枠とコンクリートの表面が肌離れ
を生じるようなことがあつても、コンクリートの
表面には型枠から剥離された可剥性の被膜が被覆
されているのでコンクリートの内部の水は外へ浸
出するようなことはなく、従つて一次白華はよく
防止されることになる。また、脱型後も型枠の継
目からペーストが漏れるといつたことも反転して
形成された被膜によつて防止されるので、この段
階での2次白華もよく防止されることになる。さ
らに、保存時においても外部水の浸透といつたこ
とがよく防止される。コンクリートの表面の可剥
性被膜は材令とともにコンクリートとの付着がよ
くなるので、コンクリートの硬化後に樹脂塗料を
塗布したものに比較して被膜が剥がれたり、ヘア
ークラツクが入るといつたことは少ない。こうし
た成形体は、外観の美しさが長く保持されること
になる。
し、前置養生3時間を経過したのち昇温20℃/
hr、保持65℃・3hr、降温10℃/hrの蒸気養生を
行つた。 翌日型枠を外したところ、可剥性被膜がコンク
リートの表面に一様に反転した。その被膜を目視
検査したところピンホールは存在していなかつ
た。また、コンクリートの打設に当たつてペース
トの漏れは認められなかつた。 比較のため可剥性被膜を使用しないで、表面に
何等被膜を施さない無処理のコンクリートのパイ
プを上記と同様な型枠を使用して2個作製し、そ
の中の1については更に型枠を取り外した翌日に
その表面にアクリル樹脂塗料(ネオパールP大同
塗料社製商品名)をはけで2回塗布した。1回目
は樹脂塗料とシンナーとの比が1:2のもの、2
回目は樹脂塗料とシンナーとの比が1:1のもの
を使用した。 これら3本のコンクリートパイプを雨のあたる
屋外の日陰で冬期の6ケ月(11月〜翌年4月ま
で)暴露したところ、本発明によつて得られたも
のは一切白華が生じて来なかつた。これに対し無
処理のコンクリートはかなりの部分に白華が生じ
ていた。また後からアクリル樹脂を塗布したコン
クリートは樹脂が充分によく塗られなかつた型枠
の継ぎ目部分、ピンホール部分に白華が生じてい
た。 (発明の効果) 以上の本発明によると、コンクリート成形物の
表面はピンホールのない連続した被膜で被覆され
ているので内部の水分の外部への浸出、外部の水
分のコンクリート内への浸透といつたことが回避
され、これによつて白華の発生は確実に防止され
るようになつた。 即ち、ポール、パイル、パイプといつた遠心力
成形されたコンクリート成形物が養生中に僅かに
曲りを生じて型枠とコンクリートの表面が肌離れ
を生じるようなことがあつても、コンクリートの
表面には型枠から剥離された可剥性の被膜が被覆
されているのでコンクリートの内部の水は外へ浸
出するようなことはなく、従つて一次白華はよく
防止されることになる。また、脱型後も型枠の継
目からペーストが漏れるといつたことも反転して
形成された被膜によつて防止されるので、この段
階での2次白華もよく防止されることになる。さ
らに、保存時においても外部水の浸透といつたこ
とがよく防止される。コンクリートの表面の可剥
性被膜は材令とともにコンクリートとの付着がよ
くなるので、コンクリートの硬化後に樹脂塗料を
塗布したものに比較して被膜が剥がれたり、ヘア
ークラツクが入るといつたことは少ない。こうし
た成形体は、外観の美しさが長く保持されること
になる。
Claims (1)
- 1 遠心力成形機にセツトされた型枠の内部に可
剥性塗料を注入して型枠を回転させながら型枠内
面にピンホールのない連続した被膜を形成させ、
ついでこの型枠内にコンクリートを打設して型枠
継目からペースト漏れを防ぎつつ通常の遠心力成
形を行い、成形後型枠を取り外すことによつて遠
心力成形されたコンクリートの表面に可剥性被膜
をコンクリートに反転させることを特徴とする遠
心力成形によるコンクリート成形物の白華防止方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27047286A JPS63122504A (ja) | 1986-11-13 | 1986-11-13 | 遠心力成形によるコンクリ−ト成形物の白華防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27047286A JPS63122504A (ja) | 1986-11-13 | 1986-11-13 | 遠心力成形によるコンクリ−ト成形物の白華防止方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63122504A JPS63122504A (ja) | 1988-05-26 |
| JPH0469525B2 true JPH0469525B2 (ja) | 1992-11-06 |
Family
ID=17486784
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27047286A Granted JPS63122504A (ja) | 1986-11-13 | 1986-11-13 | 遠心力成形によるコンクリ−ト成形物の白華防止方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63122504A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6727963B2 (ja) * | 2016-07-11 | 2020-07-22 | ショーボンド建設株式会社 | 封止工法 |
-
1986
- 1986-11-13 JP JP27047286A patent/JPS63122504A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63122504A (ja) | 1988-05-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |