JPH0471103B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0471103B2 JPH0471103B2 JP60021991A JP2199185A JPH0471103B2 JP H0471103 B2 JPH0471103 B2 JP H0471103B2 JP 60021991 A JP60021991 A JP 60021991A JP 2199185 A JP2199185 A JP 2199185A JP H0471103 B2 JPH0471103 B2 JP H0471103B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crystalline
- reinforcing material
- polycyanoaryl ether
- resin composition
- fibrous reinforcing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
[発明の技術分野]
本発明は、耐熱性ならびに機械的強度に優れた
樹脂組成物に関する。 [発明の技術的背景とその問題点] ポリシアノアリールエーテルからなる樹脂とし
ては種々のものが知られており(特開昭47−
14270号および特開昭59−206433号)、優れた耐熱
性ならびに機械的強度を具備していることから広
汎な用途に使用されている。しかしながら、近
年、かかる樹脂の用途範囲が更に広がるにつれ
て、従来よりも一段と高い耐熱性および機械的強
度を要求される場合が少なくない。 そこで、更に優れた耐熱性ならびに機械的強度
を備えた樹脂材料の開発に対する要請が強い。 [発明の目的] 本発明は、従来のかかる要請に応え、ポリシア
ノアリールエーテルを樹脂骨格として含有し、優
れた耐熱性ならびに機械的強度を備えた樹脂組成
物の提供を目的とする。 [発明の概要] 本発明の樹脂組成物は、 次式: で示される繰り返し単位のみからなり、p−クロ
ロフエノールを溶媒とする濃度0.2g/dlの溶媒
の60℃における還元粘度[ηsp/C]が0.8dl/g
以上である結晶性ポリシアノアリールエーテル
と、該結晶性ポリシアノアリールエーテルに5〜
60重量%配合された繊維質強化材とから成ること
を特徴とする。 また、かかる結晶性ポリシアノアリールエーテ
ルは、例えばp−クロロフエノールを溶媒とする
0.2g/dl濃度の溶液の60℃における還元粘度
[ηsp/c]が0.8dl/g以上であるような重合度
を有することが、耐熱性を向上させるうえで好ま
しい。 この結晶性ポリシアノアリールエーテル樹脂に
配合する繊維質強化材としては、炭素繊維、ラス
繊維、アルミナ繊維、芳香族ポリアミド繊維など
があげられるが、とくに、炭素繊維、ラス繊維は
好ましいのである。また、炭素繊維としては、ア
クリロニトリル系、ピツチ系、セルロース系のい
ずれでもよい。更に、これらの繊維質強化材は、
連続繊維、非連続繊維のいずれでもよく、例え
ば、ロービング、チヨツプド繊維、あるいは、ミ
ルド繊維などを使用することが好ましい。 本発明の樹脂組成物は上記結晶性ポリシアノア
リールエーテルに上記の繊維質強化材を配合する
ことによつて得られる。繊維質強化材の配合量は
樹脂組成物全体の5〜60重量%である。繊維質強
化材の配合量が5重量%未満の場合は充分な耐熱
性ならびに機械的強度の向上効果が得られず、一
方60重量%を超えると結晶性ポリシアノアリール
エーテルが繊維質強化材の間隙に適切に分散しな
いという不都合がある。好ましくは10〜40重量%
である。 この樹脂組成物を製造するにあたつては、結晶
性ポリシアノアリールエーテルに繊維質強化材を
上記の配合量で配合し、これらを溶融混練すれば
よい。このときの温度は350〜410℃、好ましくは
370〜400℃であり、混練時間は1〜10分間、好ま
しくは2〜5分間である。 [発明の実施例] 実施例 1 (1) 結晶性ポリシアノアリールエーテルの製造 撹拌装置、精留装置およびアルゴンガス吹込管
を備えた内容積5のセパラブルフラスコに2,
6−ジクロロベンゾニトリル344.02g(2.0モル)
と、2,7−ジヒドロキシナフタレン317.2g
(1.98モル)および炭酸カリウム330g(2.4モ
ル)、さらに、溶媒としてスルホラン、2.5とト
ルエン1を仕込み、アルゴンガスを吹込みなが
ら160℃において2時間、200℃において2時間撹
拌しながら反応をおこなつた。反応期間中に生成
した水は、絶えずトルエンとともに留去した。反
応終了後、生成物を室温まで冷却してメタノール
中に投入し、析出した重合体を回収してワーニン
グ社製ブレンダーで粉砕し、ついで熱水2、水
2でそれぞれ洗浄することにより、下記の式
()で示される結晶性ポリシアノアリールエー
テル515g(収率100%)を得た。 この重合体をp−クロロフエノールに溶解させ
て、その濃度を0.g/dlとしたときの還元粘度
[ηsp/c]は60℃において、0.95dl/gであつ
た。また、この重合体の熱的性質を調べたとこ
ろ、ガラス転移温度が214℃、熱分解開始温度が
499℃であつた。さらに、この重合体は通常の溶
剤に対して不溶性を示し、かつ難燃性に優れても
のであつた。 (2) 樹脂組成物の製造 上記(1)により得られた結晶性ポリシアノアリー
ルエーテルの粉末に対し、繊維質強化材として糸
径9μm、平均繊維長3mm、アスペクト比250の炭
素繊維(東レ(株)製:トレカ )を、その含有量が
10重量%となるように配合してヘンシエルミキサ
ーにて混合し、しかるのち、この混合物を直径30
mmの押出機を用いてシリンダ温度370〜400℃にお
いて混練押出しを行ないペレツト化した。つい
で、射出成形機を使用し、シリンダ温度370〜400
℃、金型温度140℃においてこのペレツトから試
験片を成形した。得られた試験片を200℃におい
て2時間アニーリングした後、引張試験および熱
変形温度の測定を行なつた。尚、熱変形温度は、
東洋精機製の熱ひずみ測定器で行ない、一方、引
張試験には、島津製作所製のオートグラフIS−
5000を用い、引張速度を1mm/minとして、破断
強度、破断伸びおよび弾性率をそれぞれ測定し
た。以上の測定結果を表に示した。 実施例 2〜3 繊維質強化材の配合量を、それぞれ20重量%お
よび30重量%としたほかは実施例1と同様にして
試験片を作製して、試験を行なつた。結果を表に
示した。 実施例 4〜6 繊維質強化材として炭素繊維に代えて、平均長
3mmのガラス繊維(旭フアイバーグラス(株)製)を
用いたほかは、実施例1と同様にして試験片を作
製して各試験を行なつた。尚、ガラス繊維の配合
量はそれぞれ10、20および30重量%とした。得ら
れた結果を表に示した。 参照例 繊維質強化材を全く配合しないことを除いては
実施例1と同様にして試験片を作製して各試験を
行なつた。得られた結果を表に示した。
樹脂組成物に関する。 [発明の技術的背景とその問題点] ポリシアノアリールエーテルからなる樹脂とし
ては種々のものが知られており(特開昭47−
14270号および特開昭59−206433号)、優れた耐熱
性ならびに機械的強度を具備していることから広
汎な用途に使用されている。しかしながら、近
年、かかる樹脂の用途範囲が更に広がるにつれ
て、従来よりも一段と高い耐熱性および機械的強
度を要求される場合が少なくない。 そこで、更に優れた耐熱性ならびに機械的強度
を備えた樹脂材料の開発に対する要請が強い。 [発明の目的] 本発明は、従来のかかる要請に応え、ポリシア
ノアリールエーテルを樹脂骨格として含有し、優
れた耐熱性ならびに機械的強度を備えた樹脂組成
物の提供を目的とする。 [発明の概要] 本発明の樹脂組成物は、 次式: で示される繰り返し単位のみからなり、p−クロ
ロフエノールを溶媒とする濃度0.2g/dlの溶媒
の60℃における還元粘度[ηsp/C]が0.8dl/g
以上である結晶性ポリシアノアリールエーテル
と、該結晶性ポリシアノアリールエーテルに5〜
60重量%配合された繊維質強化材とから成ること
を特徴とする。 また、かかる結晶性ポリシアノアリールエーテ
ルは、例えばp−クロロフエノールを溶媒とする
0.2g/dl濃度の溶液の60℃における還元粘度
[ηsp/c]が0.8dl/g以上であるような重合度
を有することが、耐熱性を向上させるうえで好ま
しい。 この結晶性ポリシアノアリールエーテル樹脂に
配合する繊維質強化材としては、炭素繊維、ラス
繊維、アルミナ繊維、芳香族ポリアミド繊維など
があげられるが、とくに、炭素繊維、ラス繊維は
好ましいのである。また、炭素繊維としては、ア
クリロニトリル系、ピツチ系、セルロース系のい
ずれでもよい。更に、これらの繊維質強化材は、
連続繊維、非連続繊維のいずれでもよく、例え
ば、ロービング、チヨツプド繊維、あるいは、ミ
ルド繊維などを使用することが好ましい。 本発明の樹脂組成物は上記結晶性ポリシアノア
リールエーテルに上記の繊維質強化材を配合する
ことによつて得られる。繊維質強化材の配合量は
樹脂組成物全体の5〜60重量%である。繊維質強
化材の配合量が5重量%未満の場合は充分な耐熱
性ならびに機械的強度の向上効果が得られず、一
方60重量%を超えると結晶性ポリシアノアリール
エーテルが繊維質強化材の間隙に適切に分散しな
いという不都合がある。好ましくは10〜40重量%
である。 この樹脂組成物を製造するにあたつては、結晶
性ポリシアノアリールエーテルに繊維質強化材を
上記の配合量で配合し、これらを溶融混練すれば
よい。このときの温度は350〜410℃、好ましくは
370〜400℃であり、混練時間は1〜10分間、好ま
しくは2〜5分間である。 [発明の実施例] 実施例 1 (1) 結晶性ポリシアノアリールエーテルの製造 撹拌装置、精留装置およびアルゴンガス吹込管
を備えた内容積5のセパラブルフラスコに2,
6−ジクロロベンゾニトリル344.02g(2.0モル)
と、2,7−ジヒドロキシナフタレン317.2g
(1.98モル)および炭酸カリウム330g(2.4モ
ル)、さらに、溶媒としてスルホラン、2.5とト
ルエン1を仕込み、アルゴンガスを吹込みなが
ら160℃において2時間、200℃において2時間撹
拌しながら反応をおこなつた。反応期間中に生成
した水は、絶えずトルエンとともに留去した。反
応終了後、生成物を室温まで冷却してメタノール
中に投入し、析出した重合体を回収してワーニン
グ社製ブレンダーで粉砕し、ついで熱水2、水
2でそれぞれ洗浄することにより、下記の式
()で示される結晶性ポリシアノアリールエー
テル515g(収率100%)を得た。 この重合体をp−クロロフエノールに溶解させ
て、その濃度を0.g/dlとしたときの還元粘度
[ηsp/c]は60℃において、0.95dl/gであつ
た。また、この重合体の熱的性質を調べたとこ
ろ、ガラス転移温度が214℃、熱分解開始温度が
499℃であつた。さらに、この重合体は通常の溶
剤に対して不溶性を示し、かつ難燃性に優れても
のであつた。 (2) 樹脂組成物の製造 上記(1)により得られた結晶性ポリシアノアリー
ルエーテルの粉末に対し、繊維質強化材として糸
径9μm、平均繊維長3mm、アスペクト比250の炭
素繊維(東レ(株)製:トレカ )を、その含有量が
10重量%となるように配合してヘンシエルミキサ
ーにて混合し、しかるのち、この混合物を直径30
mmの押出機を用いてシリンダ温度370〜400℃にお
いて混練押出しを行ないペレツト化した。つい
で、射出成形機を使用し、シリンダ温度370〜400
℃、金型温度140℃においてこのペレツトから試
験片を成形した。得られた試験片を200℃におい
て2時間アニーリングした後、引張試験および熱
変形温度の測定を行なつた。尚、熱変形温度は、
東洋精機製の熱ひずみ測定器で行ない、一方、引
張試験には、島津製作所製のオートグラフIS−
5000を用い、引張速度を1mm/minとして、破断
強度、破断伸びおよび弾性率をそれぞれ測定し
た。以上の測定結果を表に示した。 実施例 2〜3 繊維質強化材の配合量を、それぞれ20重量%お
よび30重量%としたほかは実施例1と同様にして
試験片を作製して、試験を行なつた。結果を表に
示した。 実施例 4〜6 繊維質強化材として炭素繊維に代えて、平均長
3mmのガラス繊維(旭フアイバーグラス(株)製)を
用いたほかは、実施例1と同様にして試験片を作
製して各試験を行なつた。尚、ガラス繊維の配合
量はそれぞれ10、20および30重量%とした。得ら
れた結果を表に示した。 参照例 繊維質強化材を全く配合しないことを除いては
実施例1と同様にして試験片を作製して各試験を
行なつた。得られた結果を表に示した。
【表】
[発明の効果]
以上の説明から明らかなように、本発明の樹脂
組成物は特定の構造を有する結晶性ポリシアノア
リールエーテル樹脂に、繊維質強化材を適正量配
合したので、従来のものに比べて耐熱性ならびに
機械的強度が一段と高くなり、電子・電気機器、
各種機械の素材など、優れた耐熱性ならびに機械
的強度の要求される分野において極めて有用であ
る。
組成物は特定の構造を有する結晶性ポリシアノア
リールエーテル樹脂に、繊維質強化材を適正量配
合したので、従来のものに比べて耐熱性ならびに
機械的強度が一段と高くなり、電子・電気機器、
各種機械の素材など、優れた耐熱性ならびに機械
的強度の要求される分野において極めて有用であ
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 次式: で示される繰り返し単位のみからなり、p−クロ
ロフエノールを溶媒とする濃度0.2g/dlの溶媒
の60℃における還元粘度[ηsp/C]が0.8dl/g
以上である結晶性ポリシアノアリールエーテルと
該結晶性ポリシアノアリールエーテルに5〜60重
量%配合された繊維質強化材とから成ることを特
徴とする樹脂組成物。 2 該繊維質強化材が、炭素繊維またはガラス繊
維である特許請求の範囲第1項記載の樹脂組成
物。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2199185A JPS61183354A (ja) | 1985-02-08 | 1985-02-08 | 樹脂組成物 |
| EP86101431A EP0193003A1 (en) | 1985-02-08 | 1986-02-04 | Resin composition |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2199185A JPS61183354A (ja) | 1985-02-08 | 1985-02-08 | 樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61183354A JPS61183354A (ja) | 1986-08-16 |
| JPH0471103B2 true JPH0471103B2 (ja) | 1992-11-12 |
Family
ID=12070488
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2199185A Granted JPS61183354A (ja) | 1985-02-08 | 1985-02-08 | 樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61183354A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2546809B2 (ja) * | 1990-06-25 | 1996-10-23 | 出光興産株式会社 | 炭素繊維複合材料 |
| JP2546810B2 (ja) * | 1990-06-25 | 1996-10-23 | 出光興産株式会社 | ポリシアノアリールエーテル被覆炭素繊維とその製造方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0121257B1 (en) * | 1983-03-31 | 1986-10-29 | Amoco Corporation | Polyarylnitrile polymers and a method for their production |
-
1985
- 1985-02-08 JP JP2199185A patent/JPS61183354A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61183354A (ja) | 1986-08-16 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0557305B2 (ja) | ||
| EP1436344A1 (de) | Thermoplastische formmassen mit verbesserter schmelzestabilität auf basis von polyarylenethersulfonen | |
| JPH0853621A (ja) | ポリフェニレンスルフィド樹脂およびその成形品 | |
| EP0217960B1 (en) | Polyamide composition | |
| EP0193003A1 (en) | Resin composition | |
| JPH0471103B2 (ja) | ||
| KR101991532B1 (ko) | 폴리아릴렌 에테르계 고강도 블렌드 | |
| US4853443A (en) | Polycyanoaryl ether with thermoplastic resin | |
| EP0247512A2 (en) | Thermoplastic resin composition improved in solvent resistance | |
| JPH0442422B2 (ja) | ||
| JPH0420026B2 (ja) | ||
| JPH0587541B2 (ja) | ||
| KR101817359B1 (ko) | 고강도의 전방향족 액정 고분자 수지 조성물 및 그로부터 제조되는 전자제품 소자 | |
| JPH0149386B2 (ja) | ||
| JPH0212501B2 (ja) | ||
| CA1121081A (en) | Reinforced polyarylene esters | |
| US4977234A (en) | Polycyanoaryl ether composition method for preparing the same and uses thereof | |
| EP0243000A1 (en) | Polycyanoaryl ether, method for preparing the same and uses thereof | |
| JPS63189457A (ja) | ポリフエニレンサルフアイド樹脂組成物 | |
| JPH01188555A (ja) | 樹脂組成物 | |
| JPH03153758A (ja) | 熱可塑性樹脂配合物 | |
| JPS62116658A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
| JPH068385B2 (ja) | ポリカーボネート樹脂組成物 | |
| JPH02255833A (ja) | ポリエーテル系共重合体、その製造方法、その粉末の製造方法およびポリエーテル系共重合体組成物 | |
| JPH0619010B2 (ja) | ポリシアノアリールエーテル樹脂組成物 |