JPH0471485B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0471485B2 JPH0471485B2 JP62046277A JP4627787A JPH0471485B2 JP H0471485 B2 JPH0471485 B2 JP H0471485B2 JP 62046277 A JP62046277 A JP 62046277A JP 4627787 A JP4627787 A JP 4627787A JP H0471485 B2 JPH0471485 B2 JP H0471485B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- retort
- sterilization
- medium
- pot
- cooling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Mushroom Cultivation (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、きのこ栽培用培養基の製法に関す
るものである。
るものである。
一般に、しいたけのようなきのこ栽培は榾木を
用い、農家において零細的に行われているが、最
近では、工業的生産工程において量産することが
一部で実施されている。例えば、おがくず、米糠
等のきのこ栽培用の培地原料を用いてきのこ栽培
用培養基をつくり、このきのこ栽培用培養基に、
しいたけ種菌を植菌し培養してしいたけを量産す
るということが実施されている。また、ひらた
け、えのきだけではビン栽培が実施されている。
この一連の工程をより詳しく説明すると、おがく
ず、米糠等の培地原料をポリプロピレン(「PP」)
フイルム製の透明な培養袋に所定量詰め、袋の開
口をねじ蓋で蓋し、あるいはPP製ビンに詰め、
その状態でレトルト釜に入れて110〜130℃,60〜
120分の条件でレトルト殺菌する。つぎに、殺菌
を終えたPPフイルム製培養袋等を外部に取り出
し、室温に12〜24時間放置して自然冷却させるこ
とにより、きのこ栽培用培養基を製造するという
ことが行われている。
用い、農家において零細的に行われているが、最
近では、工業的生産工程において量産することが
一部で実施されている。例えば、おがくず、米糠
等のきのこ栽培用の培地原料を用いてきのこ栽培
用培養基をつくり、このきのこ栽培用培養基に、
しいたけ種菌を植菌し培養してしいたけを量産す
るということが実施されている。また、ひらた
け、えのきだけではビン栽培が実施されている。
この一連の工程をより詳しく説明すると、おがく
ず、米糠等の培地原料をポリプロピレン(「PP」)
フイルム製の透明な培養袋に所定量詰め、袋の開
口をねじ蓋で蓋し、あるいはPP製ビンに詰め、
その状態でレトルト釜に入れて110〜130℃,60〜
120分の条件でレトルト殺菌する。つぎに、殺菌
を終えたPPフイルム製培養袋等を外部に取り出
し、室温に12〜24時間放置して自然冷却させるこ
とにより、きのこ栽培用培養基を製造するという
ことが行われている。
上記の方法の最大の欠点は、レトルト殺菌後の
放冷に、12〜24時間と極めて長い時間を要するた
め、培養袋の放冷用に広い放冷スペースを必要と
し、これが量産の阻害要因となるということであ
る。したがつて、このようなレトルト殺菌後の放
冷を迅速に行うことができれば放冷スペースも小
さくてすみ、しかも量産の要求に充分応えること
ができる。
放冷に、12〜24時間と極めて長い時間を要するた
め、培養袋の放冷用に広い放冷スペースを必要と
し、これが量産の阻害要因となるということであ
る。したがつて、このようなレトルト殺菌後の放
冷を迅速に行うことができれば放冷スペースも小
さくてすみ、しかも量産の要求に充分応えること
ができる。
他方、培養容器内に滅菌ガスを導入するに先立
つて、培養容器内を真空にし、ついで、滅菌ガス
を導入して滅菌したのち、滅菌ガスを排除し、培
養容器内に水蒸気を供給する、きのこ類栽培用培
地のガス滅菌法が提案されている(特開昭54−
29730号公報)。しかしながら、この技術は、取扱
いが難しい有毒の滅菌ガスを用いることから、培
養容器ならびに滅菌ガス流路にガス洩れ等が生じ
ないよう慎重に配慮する必要があり、設備費等が
高くなり、汎用性に欠けるという難点がある。ま
た、滅菌ガス(通常加熱されている)による滅菌
後の冷却にかなりの時間を要し、放冷用にかなり
のスペースを要するという難点も有している。
つて、培養容器内を真空にし、ついで、滅菌ガス
を導入して滅菌したのち、滅菌ガスを排除し、培
養容器内に水蒸気を供給する、きのこ類栽培用培
地のガス滅菌法が提案されている(特開昭54−
29730号公報)。しかしながら、この技術は、取扱
いが難しい有毒の滅菌ガスを用いることから、培
養容器ならびに滅菌ガス流路にガス洩れ等が生じ
ないよう慎重に配慮する必要があり、設備費等が
高くなり、汎用性に欠けるという難点がある。ま
た、滅菌ガス(通常加熱されている)による滅菌
後の冷却にかなりの時間を要し、放冷用にかなり
のスペースを要するという難点も有している。
この発明は、このような事情に鑑みなされたも
ので、レトルト殺菌後の冷却の迅速化をその目的
とする。
ので、レトルト殺菌後の冷却の迅速化をその目的
とする。
上記の目的を達成するため、この発明のきのこ
栽培用培養基の製法は、きのこ栽培用の培地原料
が培地として充填されている容器を、レトルト釜
中に入れてレトルト殺菌を施し、ついで冷却した
のち上記容器内の培地に植菌し培養を行うきのこ
栽培用培養基の製法において、レトルト殺菌に先
立つて、上記レトルト釜内を真空吸引することに
より上記容器内を減圧状態にし、つぎに上記レト
ルト釜内に加熱水蒸気を導入することにより上記
培地をレトルト殺菌し、ついでレトルト殺菌後の
冷却に際し、上記レトルト釜内を再度真空吸引す
ることにより上記容器内を減圧状態にするという
構成をとる。
栽培用培養基の製法は、きのこ栽培用の培地原料
が培地として充填されている容器を、レトルト釜
中に入れてレトルト殺菌を施し、ついで冷却した
のち上記容器内の培地に植菌し培養を行うきのこ
栽培用培養基の製法において、レトルト殺菌に先
立つて、上記レトルト釜内を真空吸引することに
より上記容器内を減圧状態にし、つぎに上記レト
ルト釜内に加熱水蒸気を導入することにより上記
培地をレトルト殺菌し、ついでレトルト殺菌後の
冷却に際し、上記レトルト釜内を再度真空吸引す
ることにより上記容器内を減圧状態にするという
構成をとる。
この発明の方法は、汎用性に富む加熱水蒸気を
用いてレトルト殺菌するものであり、かつ、レト
ルト殺菌後の冷却は自然放冷によらなければ培養
袋内の培地原料の全体が均一に冷却されないとい
う固定概念を打破している。すなわち、この発明
は、上記自然放冷に代えて真空冷却を行うもので
ある。そして、この真空冷却によつても上記自然
冷却と同様、均質な冷却が実現でき、しかも冷却
時間の大幅な短縮化を達成しうるようになり、そ
れによつて従来の放冷スペースを大幅に縮小しう
ると同時に、培地の製造効率の大幅な向上を実現
しうるようになる。また、それに加えて、レトル
ト殺菌に先立つて培地を真空吸引すると、レトル
ト殺菌時に加熱蒸気が培地内に迅速に浸透するよ
うになり、レトルト殺菌時間の短縮化も実現しう
るようになる。また、容器入り培地を蒸気殺菌し
たのち真空冷却することにより、殺菌の前後でき
のこ培地の水分変化が少なくなるという効果(通
常の加熱水蒸気殺菌では、水分の増加がみられ
る)も得られるようになる。
用いてレトルト殺菌するものであり、かつ、レト
ルト殺菌後の冷却は自然放冷によらなければ培養
袋内の培地原料の全体が均一に冷却されないとい
う固定概念を打破している。すなわち、この発明
は、上記自然放冷に代えて真空冷却を行うもので
ある。そして、この真空冷却によつても上記自然
冷却と同様、均質な冷却が実現でき、しかも冷却
時間の大幅な短縮化を達成しうるようになり、そ
れによつて従来の放冷スペースを大幅に縮小しう
ると同時に、培地の製造効率の大幅な向上を実現
しうるようになる。また、それに加えて、レトル
ト殺菌に先立つて培地を真空吸引すると、レトル
ト殺菌時に加熱蒸気が培地内に迅速に浸透するよ
うになり、レトルト殺菌時間の短縮化も実現しう
るようになる。また、容器入り培地を蒸気殺菌し
たのち真空冷却することにより、殺菌の前後でき
のこ培地の水分変化が少なくなるという効果(通
常の加熱水蒸気殺菌では、水分の増加がみられ
る)も得られるようになる。
つぎに、この発明を実施例にもとづいて説明す
る。
る。
図面はこの発明の一実施例に用いるレトルト釜
を示している。すなわち、このレトルト釜は従来
公知のレトルト殺菌釜に真空冷却機の機能をも併
せもたせるようにしたものである。図において、
1は釜本体、2はその底部に設けられた蒸気吹出
用パイプであり、所定間隔で蒸気吹出口3が分布
形成されている。4はその吹出用パイプ2に蒸気
を供給するスチームパイプであり、中間に開閉弁
5が設けられている。6は釜本体1の天井部に設
けられた散水パイプであり、所定間隔で散水口7
が分布形成されている。上記散水パイプ6には給
水パイプ8が連結されており、この給水パイプ8
の中間部に開閉弁15が設けられている。16は
釜本体1の天井部に開口を有する真空吸引パイプ
であり、真空ポンプ(図示せず)に連結されてい
る。17は釜本体1の天井部に開口している空気
取入パイプで、その取入口に除菌フイルター
(HEPAフイルター)18が装着されている。な
お、19は釜本体1の底面部に開口しているドレ
インパイプで中間部に弁20が設けられている。
また、21は入口扉である。22は釜本体1内に
形成されたレールであり、このレール22によつ
て台車23が釜本体1内に案内されるようになつ
ている。
を示している。すなわち、このレトルト釜は従来
公知のレトルト殺菌釜に真空冷却機の機能をも併
せもたせるようにしたものである。図において、
1は釜本体、2はその底部に設けられた蒸気吹出
用パイプであり、所定間隔で蒸気吹出口3が分布
形成されている。4はその吹出用パイプ2に蒸気
を供給するスチームパイプであり、中間に開閉弁
5が設けられている。6は釜本体1の天井部に設
けられた散水パイプであり、所定間隔で散水口7
が分布形成されている。上記散水パイプ6には給
水パイプ8が連結されており、この給水パイプ8
の中間部に開閉弁15が設けられている。16は
釜本体1の天井部に開口を有する真空吸引パイプ
であり、真空ポンプ(図示せず)に連結されてい
る。17は釜本体1の天井部に開口している空気
取入パイプで、その取入口に除菌フイルター
(HEPAフイルター)18が装着されている。な
お、19は釜本体1の底面部に開口しているドレ
インパイプで中間部に弁20が設けられている。
また、21は入口扉である。22は釜本体1内に
形成されたレールであり、このレール22によつ
て台車23が釜本体1内に案内されるようになつ
ている。
上記レトルト釜を用いてのレトルト殺菌と真空
冷却はつぎのようにして行われる。すなわち、お
がくず、米糠等の培地原料が従来公知の方法で充
填され開口部が封された培養袋(または培養ビ
ン)を上記台車23に、従来公知の方法に従い多
段に積層する。つぎに、これを図面のレトルト釜
の釜本体1に装入する。その状態で入口扉21を
閉じ、まず、真空吸引パイプ16の開閉弁24を
開いて釜本体1内を真空吸引し釜本体1内を減圧
状態にする。つぎに、スチームパイプ4の開閉弁
5を開いて釜本体1内に加熱蒸気を充満させる。
このとき空気取入パイプ17は閉状態になつてい
る。そして、121℃で50〜120分間(加熱)水蒸気
による殺菌を行う。これにより、加熱水蒸気が、
培養袋の開口とそれを封するねじ蓋との隙間から
培養袋内に入り、袋内の培地原料内に迅速に浸透
し殺菌する。また、培養袋内に入り込まずに釜本
体1の内部空間に存在する加熱水蒸気は、その一
部が冷却されて釜本体1の底部に凝縮水として溜
る。つぎに、レトルト殺菌を終えたのち、必要に
応じて散水パイプ6から散水し冷却を行う。その
後、真空吸引パイプ16の開閉弁24を開いて釜
本体1内を真空吸引する。これにより釜本体1の
内部が急速に減圧状態になり、それによつて釜本
体1の底部に滞留した凝縮水が水蒸気に変換して
上記真空吸引パイプ16から外部に放出される。
このとき、同時に、培養袋の内部の固形培地の水
分(培地原料が有する水分+浸透水蒸気の凝縮に
よつて生じた水分)も、培養袋等の開口とそれを
封するねじ蓋との間の隙間から一部は水蒸気とな
つて揮散し、残りは袋内に付着して残留し、きの
こ培地の水分を保持し乾燥を防止する。これによ
り、殺菌の前後での水分の変化が極めて少なくな
る(通常の加熱水蒸気殺菌では殺菌処理後に水分
が増加する)。そして、上記水分の水蒸気への変
換の際の潜熱により、培養袋等内の固形培地が急
速に冷却される。
冷却はつぎのようにして行われる。すなわち、お
がくず、米糠等の培地原料が従来公知の方法で充
填され開口部が封された培養袋(または培養ビ
ン)を上記台車23に、従来公知の方法に従い多
段に積層する。つぎに、これを図面のレトルト釜
の釜本体1に装入する。その状態で入口扉21を
閉じ、まず、真空吸引パイプ16の開閉弁24を
開いて釜本体1内を真空吸引し釜本体1内を減圧
状態にする。つぎに、スチームパイプ4の開閉弁
5を開いて釜本体1内に加熱蒸気を充満させる。
このとき空気取入パイプ17は閉状態になつてい
る。そして、121℃で50〜120分間(加熱)水蒸気
による殺菌を行う。これにより、加熱水蒸気が、
培養袋の開口とそれを封するねじ蓋との隙間から
培養袋内に入り、袋内の培地原料内に迅速に浸透
し殺菌する。また、培養袋内に入り込まずに釜本
体1の内部空間に存在する加熱水蒸気は、その一
部が冷却されて釜本体1の底部に凝縮水として溜
る。つぎに、レトルト殺菌を終えたのち、必要に
応じて散水パイプ6から散水し冷却を行う。その
後、真空吸引パイプ16の開閉弁24を開いて釜
本体1内を真空吸引する。これにより釜本体1の
内部が急速に減圧状態になり、それによつて釜本
体1の底部に滞留した凝縮水が水蒸気に変換して
上記真空吸引パイプ16から外部に放出される。
このとき、同時に、培養袋の内部の固形培地の水
分(培地原料が有する水分+浸透水蒸気の凝縮に
よつて生じた水分)も、培養袋等の開口とそれを
封するねじ蓋との間の隙間から一部は水蒸気とな
つて揮散し、残りは袋内に付着して残留し、きの
こ培地の水分を保持し乾燥を防止する。これによ
り、殺菌の前後での水分の変化が極めて少なくな
る(通常の加熱水蒸気殺菌では殺菌処理後に水分
が増加する)。そして、上記水分の水蒸気への変
換の際の潜熱により、培養袋等内の固形培地が急
速に冷却される。
ちなみに、おがくず3重量部(以下「部」と略
す)、米糠1部を含水分60〜70%になるように従
来公知の方法によりミキサーで撹拌混合したの
ち、培養袋に入れたものを上記台車23に多段に
積載し、真空脱気、レトルト殺菌真空冷却を施し
た場合には全工程が85分で足りた。この場合、レ
トルト殺菌に先立つて真空吸引パイプ16から真
空吸引し釜本体1内を20〜40mmHgに減圧した。
その状態で、釜本体1内に加熱水蒸気を送入しレ
トルト殺菌を行つた。このレトルト殺菌におい
て、上記釜本体1内に送入する加熱水蒸気は2.5
Kg/cm2の加熱水蒸気を用いた。この加熱水蒸気に
よれば釜本体1内に水蒸気を送り込んでから釜本
体1内の温度は4分で121℃に達し、培養袋また
は培養ビン内の固形培地の品質は5分で121℃に
達した。そして、品温が121℃に保たれるように
圧力調整しながら50分間水蒸気を送入した。その
後、直ちに真空吸引パイプ16から真空吸引して
釜本体1内を28mmHgに減圧し、固形培地の品温
が28℃になるまで冷却した。そして、品温が28℃
になつたのち真空吸引を中止し空気取入パイプ1
7からHEPAフイルター18を通過した大気を
釜本体1内に導入して大気圧に復帰させた。この
間30分を要した。したがつて、真空脱気を含め、
レトルト殺菌から真空冷却の完了に要した時間は
85分であつた。
す)、米糠1部を含水分60〜70%になるように従
来公知の方法によりミキサーで撹拌混合したの
ち、培養袋に入れたものを上記台車23に多段に
積載し、真空脱気、レトルト殺菌真空冷却を施し
た場合には全工程が85分で足りた。この場合、レ
トルト殺菌に先立つて真空吸引パイプ16から真
空吸引し釜本体1内を20〜40mmHgに減圧した。
その状態で、釜本体1内に加熱水蒸気を送入しレ
トルト殺菌を行つた。このレトルト殺菌におい
て、上記釜本体1内に送入する加熱水蒸気は2.5
Kg/cm2の加熱水蒸気を用いた。この加熱水蒸気に
よれば釜本体1内に水蒸気を送り込んでから釜本
体1内の温度は4分で121℃に達し、培養袋また
は培養ビン内の固形培地の品質は5分で121℃に
達した。そして、品温が121℃に保たれるように
圧力調整しながら50分間水蒸気を送入した。その
後、直ちに真空吸引パイプ16から真空吸引して
釜本体1内を28mmHgに減圧し、固形培地の品温
が28℃になるまで冷却した。そして、品温が28℃
になつたのち真空吸引を中止し空気取入パイプ1
7からHEPAフイルター18を通過した大気を
釜本体1内に導入して大気圧に復帰させた。この
間30分を要した。したがつて、真空脱気を含め、
レトルト殺菌から真空冷却の完了に要した時間は
85分であつた。
このように、この実施例によればレトルト殺菌
と真空冷却を同じ釜本体を用いて行うため、台車
23を殺菌釜から真空冷却釜に移動させるという
ような作業が不要になり、高能率でレトルト殺菌
と真空冷却を行うことができる。また、従来のよ
うな自然放冷によるのではなく真空冷却を行うた
め放冷時間の大幅な短縮を実現でき、その結果、
従来のような広い放冷スペースが不要になり、工
場敷地の有効利用も実現できるようになる。ま
た、上記の実施例では、レトルト殺菌に先立つて
レトルト殺菌真空冷却装置内を、真空吸引パイプ
16によつて真空吸引して減圧状態にしておき、
その後、直ちにレトルト殺菌するため、加熱蒸気
が上記固形培地内に迅速に浸透するようになり、
レトルト殺菌時間の大幅な短縮化効果が得られ
る。
と真空冷却を同じ釜本体を用いて行うため、台車
23を殺菌釜から真空冷却釜に移動させるという
ような作業が不要になり、高能率でレトルト殺菌
と真空冷却を行うことができる。また、従来のよ
うな自然放冷によるのではなく真空冷却を行うた
め放冷時間の大幅な短縮を実現でき、その結果、
従来のような広い放冷スペースが不要になり、工
場敷地の有効利用も実現できるようになる。ま
た、上記の実施例では、レトルト殺菌に先立つて
レトルト殺菌真空冷却装置内を、真空吸引パイプ
16によつて真空吸引して減圧状態にしておき、
その後、直ちにレトルト殺菌するため、加熱蒸気
が上記固形培地内に迅速に浸透するようになり、
レトルト殺菌時間の大幅な短縮化効果が得られ
る。
なお、本発明の対象となるきのこ栽培用培養基
は、しいたけ栽培用に限るものではなく、ひらた
け、えのきだけ等、しいたけ以外のきのこの培養
用のものも含むのであり、その収容容器も袋、ビ
ン等に限るものではなく、平箱等も含む。
は、しいたけ栽培用に限るものではなく、ひらた
け、えのきだけ等、しいたけ以外のきのこの培養
用のものも含むのであり、その収容容器も袋、ビ
ン等に限るものではなく、平箱等も含む。
この発明のきのこ栽培用培養基の製法は、レト
ルト殺菌に先立つて容器内の培地を真空吸引し、
その状態でレトルト殺菌を行うため、レトルト殺
菌に用いる加熱蒸気が迅速に培地内に浸透し殺菌
を行う。したがつて、レトルト殺菌時間の大幅な
短縮化を実現できる。また、レトルト殺菌後に
は、再度、容器内の培地を真空吸引し冷却するた
め、固形培地の水分(培地が有する水分+培地へ
浸透した水蒸気の凝縮によつて生じた水分)が水
蒸気に変換して培地から揮散する時の潜熱によつ
て培地が急速に冷却される。したがつて、培地の
冷却時間の大幅な短縮も実現できる。すなわち、
この発明によれば、従来から行われている自然冷
却が12〜24時間を要するところ、その1/10程度の
冷却時間で足りるようになり、その結果、きのこ
栽培用培地の生産性を大幅に向上しうるようにな
ると同時に従来のような広い放冷スペースが不要
になり、工場敷地の有効活用を実現できるように
なる。また、自然放冷では雑菌の増殖に好適温度
の時間帯が長くなり、その結果雑菌に侵された不
良きのこ栽培用培養基の発生がかなり大きいとい
う欠点があるが、この発明の真空冷却によれば雑
菌増殖に好適温度の時間帯を短時間で通過するた
め雑菌に侵される確率が極めて少なくなり、その
結果、不良きのこ栽培用培養基の発生率が大幅に
低下し歩留まりの著しい向上をも実現できるよう
になる。さらに、上記真空冷却により、殺菌の前
後できのこ培地の水分変化が少なくなる(通常の
加熱水蒸気殺菌では水分の増加がみられる)。
ルト殺菌に先立つて容器内の培地を真空吸引し、
その状態でレトルト殺菌を行うため、レトルト殺
菌に用いる加熱蒸気が迅速に培地内に浸透し殺菌
を行う。したがつて、レトルト殺菌時間の大幅な
短縮化を実現できる。また、レトルト殺菌後に
は、再度、容器内の培地を真空吸引し冷却するた
め、固形培地の水分(培地が有する水分+培地へ
浸透した水蒸気の凝縮によつて生じた水分)が水
蒸気に変換して培地から揮散する時の潜熱によつ
て培地が急速に冷却される。したがつて、培地の
冷却時間の大幅な短縮も実現できる。すなわち、
この発明によれば、従来から行われている自然冷
却が12〜24時間を要するところ、その1/10程度の
冷却時間で足りるようになり、その結果、きのこ
栽培用培地の生産性を大幅に向上しうるようにな
ると同時に従来のような広い放冷スペースが不要
になり、工場敷地の有効活用を実現できるように
なる。また、自然放冷では雑菌の増殖に好適温度
の時間帯が長くなり、その結果雑菌に侵された不
良きのこ栽培用培養基の発生がかなり大きいとい
う欠点があるが、この発明の真空冷却によれば雑
菌増殖に好適温度の時間帯を短時間で通過するた
め雑菌に侵される確率が極めて少なくなり、その
結果、不良きのこ栽培用培養基の発生率が大幅に
低下し歩留まりの著しい向上をも実現できるよう
になる。さらに、上記真空冷却により、殺菌の前
後できのこ培地の水分変化が少なくなる(通常の
加熱水蒸気殺菌では水分の増加がみられる)。
また、この発明の方法によれば、レトルト殺菌
と真空冷却を同じレトルト釜を用いて行うため、
培地の入つている容器をレトルト殺菌釜から真空
冷却釜に移動させるというような作業が不要とな
り、高能率でレトルト殺菌と真空冷却を行うこと
が可能となる。また、殺菌に際して、滅菌ガスで
はなく、加熱水蒸気を用いることから、ガス滅菌
のような高額な設備は不要となり、設備費等を安
価にすることができるという効果も有している。
と真空冷却を同じレトルト釜を用いて行うため、
培地の入つている容器をレトルト殺菌釜から真空
冷却釜に移動させるというような作業が不要とな
り、高能率でレトルト殺菌と真空冷却を行うこと
が可能となる。また、殺菌に際して、滅菌ガスで
はなく、加熱水蒸気を用いることから、ガス滅菌
のような高額な設備は不要となり、設備費等を安
価にすることができるという効果も有している。
図面はこの発明に用いるレトルト殺菌・真空冷
却装置の構成図である。 1……釜本体、2……蒸気吹出用パイプ、3…
…蒸気吹出口、16……真空吸引パイプ、17…
…空気取入パイプ、18……除菌フイルター。
却装置の構成図である。 1……釜本体、2……蒸気吹出用パイプ、3…
…蒸気吹出口、16……真空吸引パイプ、17…
…空気取入パイプ、18……除菌フイルター。
Claims (1)
- 1 きのこ栽培用の培地原料が培地として充填さ
れている容器を、レトルト釜中に入れてレトルト
殺菌を施し、ついで冷却したのち上記容器内の培
地に植菌し培養を行うきのこ栽培用培養基の製法
において、レトルト殺菌に先立つて、上記レトル
ト釜内を真空吸引することにより上記容器内を減
圧状態にし、つぎに上記レトルト釜内に加熱水蒸
気を導入することにより上記培地をレトルト殺菌
し、ついでレトルト殺菌後の冷却に際し、上記レ
トルト釜内を再度真空吸引することにより上記容
器内を減圧状態にすることを特徴とするきのこ栽
培用培養基の製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62046277A JPS63209515A (ja) | 1987-02-27 | 1987-02-27 | きのこ栽培用培養基の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62046277A JPS63209515A (ja) | 1987-02-27 | 1987-02-27 | きのこ栽培用培養基の製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63209515A JPS63209515A (ja) | 1988-08-31 |
| JPH0471485B2 true JPH0471485B2 (ja) | 1992-11-13 |
Family
ID=12742732
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62046277A Granted JPS63209515A (ja) | 1987-02-27 | 1987-02-27 | きのこ栽培用培養基の製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63209515A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03280812A (ja) * | 1990-03-28 | 1991-12-11 | Hisaka Works Ltd | キノコ培地の殺菌処理における冷却方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5429730A (en) * | 1977-08-01 | 1979-03-05 | Kouji Sou | Preparating method and its device for culture soil for mushroom utilizing gasspasteurization |
| JPS58134981A (ja) * | 1982-02-02 | 1983-08-11 | Nitsukuu Kogyo Kk | 蒸煮食品の真空冷却装置の改良 |
| JPS6232839A (ja) * | 1985-08-02 | 1987-02-12 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | クリ−ムの製造方法及びクリ−ム製造用真空冷却器 |
-
1987
- 1987-02-27 JP JP62046277A patent/JPS63209515A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63209515A (ja) | 1988-08-31 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4741122A (en) | Process and apparatus for sterile and/or partially sterile preparation, inoculation and bagging of mushroom substratum | |
| CN104286238A (zh) | 一种散茶发花工艺 | |
| CN101536647B (zh) | 采用呼吸塑料袋制作大袋蘑菇栽培种 | |
| KR100970950B1 (ko) | 숙성 흑마늘진액 제조방법 | |
| CN104770220B (zh) | 一种食用菌栽培方法 | |
| CN102523917A (zh) | 一种草菇栽培方法 | |
| CN106358752A (zh) | 一种小规模食用菌种植装置及种植方法 | |
| CN104982226A (zh) | 一种香菇种植方法 | |
| US4977702A (en) | Process for growing Pleurotus | |
| CN110072380A (zh) | 用于培养蘑菇的生长基质的灭菌方法和装置 | |
| JPH0471485B2 (ja) | ||
| CN100431402C (zh) | 棕色蟹味菇的栽培方法 | |
| JPH0775442A (ja) | 茸菌糸の培養方法 | |
| JPS6015304B2 (ja) | 固形基質上で細胞を培養する方法 | |
| JP4060773B2 (ja) | きのこの人工栽培方法 | |
| CN1939116A (zh) | 白色蟹味菇的栽培方法 | |
| CN110959464B (zh) | 一体式食药用菌纯培养栽培装置及栽培方法 | |
| CN1012126B (zh) | 竹荪超净制种方法 | |
| JPH0284113A (ja) | 椎茸の菌床栽培装置 | |
| CN206260761U (zh) | 菌种种曲机 | |
| RU2794760C2 (ru) | Способ получения биоразлагаемого полимера (микополимера) на основе мицелия базидиальных грибов | |
| BE904994A (fr) | Procede et appareil pour la preparation, l'inoculation et le conditionnement steriles et/ou partiellement steriles d'un substrat pour champignons. | |
| US11753191B1 (en) | Method of packaging a soil in a packaging apparatus | |
| CN110692437A (zh) | 香魏菇的栽培方法 | |
| CN222897815U (zh) | 一种香菇食用菌培育箱 |