JPH047193B2 - - Google Patents

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JPH047193B2
JPH047193B2 JP59122952A JP12295284A JPH047193B2 JP H047193 B2 JPH047193 B2 JP H047193B2 JP 59122952 A JP59122952 A JP 59122952A JP 12295284 A JP12295284 A JP 12295284A JP H047193 B2 JPH047193 B2 JP H047193B2
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plasmid
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coli
restriction enzyme
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Kenji Oita
Keiko Nakamura
Hideo Ookawa
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National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
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Agency of Industrial Science and Technology
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N9/00Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
    • C12N9/0004Oxidoreductases (1.)

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  • Biomedical Technology (AREA)
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  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ラツト肝チトクロムP−450c遣伝子
を組込んだ組換えプラスミドに関する。
3−メチルコラントレン投与により誘導される
ラツト肝チトクロムP−450cは、還元型で一酸化
炭素と結合し、その差スペクトルが447nmに吸
収極大を示すヘム蛋白質であり、ステロイドや脂
肪酸の代謝、外来の脂溶性有機化合物の酸化的代
謝反応あるいは化学変異剤の代謝活性化などに関
与している。本発明は、この高い水酸化活性を有
し、しかも基質特異性の幅が広いチトクロムP−
450cを大腸菌内で発現させ、工業的なレベルでの
酸化反応過程や産業排水中の有機化合物の酸化除
去等に応用することを可能にする大腸菌内発現用
のプラスミドを提供するものである。
近年、高等生物由来の生理活性ペプチドをコー
ドするcDNAあるいは合成DNAにプロモータを
接続することにより構築したプラスミドを大腸菌
に導入し、生理活性ペプチドを大腸菌に発現させ
た例は少なくない。インスリン、成長ホルモン、
インターフエロン等は工業的レベルでの微生物生
産が試みられている。しかしながら、細胞のミク
ロソーム膜に局在し、分子量も59300ダルトンと
大きくしかも蛋白分子内にヘムを含有しているチ
トクロムP−450については、現在のところ大腸
菌内で発現を行つた報告はない。
本発明者らは、ラツト肝チトクロムP−450cの
大腸菌内発現について、種々研究を行ない本発明
を完成した。
本発明の大腸菌内発現を目的とした組換え体プ
ラスミドpMG1は、強力プロモーターであるtac
プロモーターの下流に、高い酸化活性を示すラツ
ト肝のチトクロムP−450c遺伝子が連結してい
る。さらに、大腸菌での発現を調節する転写因子
であるSD配列やSD配列と開始コドン間の距離等
も十分満たされている。
取得したpMG1プラスミドを用いて大腸菌を形
質転換することにより、大腸菌細胞内にラツト肝
チトクロムP−450cが合成され、それを分離、精
製することができる。このようにして、得られた
チトクロムP−450c標品とラツト肝のNADPH
−チトクロムP−450c還元酵素をともに同時固定
化し、酸化反応を行わせることが可能である。ま
た、産生チトクロムP−450cを分離、精製せず、
酸化反応を司どる大腸菌として、固定化し、バイ
オリアクターとして応用することもでき、また、
活性汚泥に加えることも可能である。
本発明の組換えプラスミドpMG1は、第1a図
から第1e図に示された塩基配列をもつ組換えプ
ラスミドpAU157を大腸菌の強力プロモーターで
あるtacプロモーターに接続することにより構築
できる。
tacプロモーターは、trpプロモーターの“−35
領域”とlacUV5プロモーターの“−10領域”か
ら構成されている大腸菌の強力プロモーターの1
つである。
次に実施例により本発明について詳細に説明す
る。
実施例 ラツト肝チトクロムP−450c遺伝子の大腸菌内
発現を目的とした発現用プラスミドpMG1の構
築 ラツト肝チトクロムP−450c蛋白質の全コーデ
イング領域をもつ組換え体プラスミドpAU157
(Nucl.Acids.Res.12、p2929−2938に記載の方法
で製造できる。)より単離したチトクロムP−
450cの構造遺伝子を、大腸菌の強力プロモーター
であるtacプロモーター(P.L.バイオケミカル社)
に接続し、大腸菌内発現用プラスミドpMG1を以
下のように構築した。pAU157プラスミドに含ま
れるcDNAの塩基配列を第1a図から第1e図に
示す。
発現ベクターpDG1の構築 発現用プラスミドpMG1構築の第一段階とし
て、tacプロモーターを保持する発現ベクター
pDR540(PLバイオケミカル社)を改変し、新
たな発現ベクターpDG1を構築した。第2図に
その概要を示す。以下に、2つのステツプに分
け、その構築の方法を述べる。
ステツプ1:pDR540プラスミドの部分的分解 1μgのpDR540プラスミドDNAに、2ユニツ
トの制限酵素BamHI(宝酒造)を加え、10μ
のBamHI反応液〔10mM Tris−HCl(PH
8.0)、7mM MgCl2、100mM NaCl、2m
M2−メルカプトエタノール、0.01%ウシ血清
アルブミン〕中で37℃1時間反応した。つぎに
この反応液に1ユニツトのS1ヌクレース(PL
バイオケミカル社)および10μのS1ヌクレー
ス反応液〔100mM NaOAc−HOAc(PH4.0)、
300mM NaCl、12mM ZnSO4〕を加え、さ
らに18℃で2時間反応させた。反応後、反応液
に等量のフエノール−クロロホルム溶液〔フエ
ノール:クロロホルム(1:1)〕を加え、混
合し、10000rpmで5分間遠心後、上澄を分取
した。つぎに、2倍量の冷エタノールを加えて
−80℃に15分間放置した後、10000rpmで10分
間遠心し、DNAを回収し、10μの蒸留水に
懸濁した。
ステツプ2:pDG1の構築 ステツプ1で調製した10μのDNA溶液に
1μgのBglリンカー(宝酒造)および4ユニ
ツトのT4DNAリガーゼ(宝酒造)を加え、
20μのT4DNAリガーゼ反応液〔66mM
Tris−HCl(PH7.6)、6.6mM MgCl2、10mM
dithiothreitol、1.0mM ATP〕中で16℃15
時間反応させた。反応後、反応液をCohenらの
方法(Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.A.69、p2110−
2114)を用いて、大腸菌(Escheric hia coli)
DH1株(F-、recA1、endA1、gyrA96、thi−
1、hsdR17、supE44、λ-、九州大学医学部遺
伝情報施設保存菌株・住友化学工業株式会社宝
塚総合研究所にても保存)に形質転換し、
100μg/mlのアンピシリン(シグマ社)を含
むLBプレート(1当り10gのポリペプトン、
5gのイーストエキストラクト、5gのNaCl、
12gの寒天を含む)に形質転換体を広げ、出現
したコロニーを単離した。つぎに、Birnboim
らの方法(Nucl、Acids、Res.、p1513−
1523)に従つて、コロニーよりプラスミド
DNAを調製し、1μgのプラスミドDNAに対
し、1ユニツトの制限酵素Bglを加えて、
Bgl反応液〔10mM Tris−HCl(PH7.5)、7
mM MgCl2、100mM NaCl、7mM2−メ
ルカプトエタノール〕中で、37℃、1時間反応
した。反応後、反応液を0.1μg/mlの臭化エチ
ジウム(アルドリツチ社)を含む1.0%のアガ
ロースゲル(シグマ社)に供し、100Vで60分
間電気泳動した。紫外線ランプ下で泳動パター
ンを観察し、制限酵素Bglで1カ所切断を受
けたプラスミドを選択し、pDG1プラスミドと
名付けた。構築した発現ベクターは、tacプロ
モーターを保持し、SD配列の下流7塩基に、
制限酵素Bglの認識部位を持つており、この
部位に目的のDNA断片を組込むことにより、
目的蛋白質の発現を行うことができる。
tacプロモーターとチトクロムP−450cの開
始コドンを含むDNAの結合(pDGN101の構
築) 発現用プラスミドpMG1構築の第二段階とし
て、で構築した発現ベクターpDG1より、
tacプロモーターを含むEcoR−BglDNA
断片を単離し、これに、チトクロムP−450遺
伝子の開始コドンを含む約300塩基対のSau3A
−Pst断片を接続し、組換え体プラスミド
pDGN101を得た。構築の概要を第3図に示し、
以下、4つのステツプに分け、その構築の方法
を述べる。
ステツプ1:3600塩基対のEcoR−Pst断片
の調製 1μgのpBR322DNA(和光純薬)に、1ユ
ニツトの制限酵素EcoR(宝酒造)および
1ユニツトの制限酵素Pst(宝酒造)を加
え、20μのEcoR反応液〔100mM Tris
−HCl、(PH7.5)、7mM MgCl2、50mM
NaCl、7mM2−メルカプトエタノール、
0.01%ウシ血清アルブミン〕中で37℃1時間
反応した。反応後、反応液を0.1μg/mlの臭
化エチジウムを含む1.0%の低融点アガロー
スゲル(ベセスダ・リサーチ社)に供し、電
気泳動を行つた。泳動後、紫外線ランプ下
で、3.6KbのEcoR−Pst DNA断片に
相当するゲル部分を切り出し、エツペンドル
フ管にとり、65℃で5分間加熱した。融解し
たゲルに2倍量のTE緩衝液〔10mM Tris
−HCl(PH8.0)、0.5mM EDTA〕を加え、
次にTE緩衝液で飽和したフエノールを加え
て、フエノール抽出を行つた。10000r.p.m.
で5分間遠心し、上層を分取した後、140量
の4MNaClおよび2倍量のエタノールを加え
て−80℃に10分間放置することによりDNA
をエタノール沈殿した。その後10000rpmで
10分間遠心し、約0.2μgの3.6Kb EcoR−
Pst DNA断片を回収し、10μの蒸留水
に懸濁した。
ステツプ2 tacプロモーター断片の調製 1μgの発現ベクターpDG1に、1ユニツト
の制限酵素EcoRおよび1ユニツトの制限
酵素Bglを加え、20μのEcoR反応液中
で37℃1時間反応した。反応後、ステツプ1
と同様の操作により、低融点アガロース電気
泳動を行い、約420塩基のEcoR−Bgl
DNA断片をゲルより切り出し、DNAを回収
し、10μの蒸留水に懸濁した。
ステツプ3 チトクロムP−450c遺伝子の開始
コドンを含むSau3A1−Pst断片の調製 5μgのpAU157DNAに、5ユニツトの制
限酵素Pstを加え、20μのPst反応液
〔20mM Tris−HCl(PH7.5)、10mM
MgCl2、50mM(NH42SO4、0.01%ウシ血清
アルブミン〕中で37℃1時間反応し、低融点
アガロース電気泳動後、約300塩基対のPst
DNA断片を切り出し、DNA回収後、10μ
の蒸留水に懸濁した。なお、このDNA断片
中にあるSau3A1切断部位の4塩基下流にチ
トクロムP−450c遺伝子の開始コドンが存在
していることが判明している。そこで、この
PstDNA断片を含む溶液に、3ユニツトの
制限酵素Sau3A1(宝酒造)を加え、20μの
Sau3A1反応液〔10mM Tris−HCl(PH
7.5)、7mM MgCl2、100mM NaCl〕中
で37℃1時間反応させ、等量のフエノール−
クロロホルム溶液で処理後、DNAを回収し、
10μの蒸留水に懸濁した。第3図から明ら
かなように、このDNA溶液には、2種類の
DNA断片が混在している。
ステツプ4 組換え体プラスミドpDGN101の
構築 ステツプ1・2・3で調製した、3600塩基
対のEcoR−PstDNA断片、400塩基対の
EcoR−BglDNA断片および開始コドン
を保持するSau3A1−PstDNA断片混液を
それぞれ0.2μgづつ混合し、7.2ユニツトの
T4DNAリガーゼを加え、45μのT4DNAリ
ガーゼ反応液中で16℃2時間反応した。その
後、Cohenらの方法に従い、反応液で大腸菌
DH1株を形質転換した。形質転換体を
Rutherらの方法(Mol.Gen.Genetics 178、
P475−477)に従い、200μg/mlの5−ブロ
ム−4−クロル−3−インドリル−β−D−
ガラクトシド(半井化学)、および15μg/
mlのテトラサイクリン(シグマ社)を含む
LBプレートに広げ、出現した青色コロニー
を単離した。前述のBirnboimらの方法に従
い、コロニーよりプラスミドDNAを調製し、
2μgのプラスミドDNAに対し、2ユニツト
の制限酵素Hind(宝酒造)および2ユニ
ツトの制限酵素Bgl(ニツポンジーン)を
加え、20μのHind反応液中で37℃1時間
反応した。反応液を1.0%アガロースゲル電
気泳動で分析し、2300塩基対、900塩基対、
450塩基対、350塩基対および250塩基対の5
つのDNA断片が検出されるプラスミドを選
択し、pDGN101とした。
発現用プラスミドpMG1の構築 で構築した組換え体プラスミドpDGN101
およびpAU157プラスミドとpBR322プラスミ
ドから、発現用プラスミドpMG1を構築した。
構築の概要は第4図に示されている。以下、4
つのステツプに分け、構築の方法について述べ
る。
ステツプ1 300塩基のHind−Pst断片の
調製 2μgのpDGN101プラスミドに、2ユニツ
トの制限酵素Hindを加え、20μのHind
反応液中で37℃1時間反応し、1.0%低融
点アガロース電気泳動を行い、3900塩基対の
HindDNA断片を単離した。つぎにこの
DNA溶液に、2ユニツトの制限酵素Pstを
加え、20μのPst反応液中で37℃1時間
反応し、同様の操作により、tacプロモータ
ーを含む300塩基対のHind−PstDNA断
片を調製した。このDNAを、以後、DNA断
片aと呼ぶ。
ステツプ2 Pvu−HincDNA断片および
Pst−HincDNA断片の調製 5μgのpAU157プラスミドDNAに5ユニ
ツトの制限酵素Pvu(バイオラボ社)を加
え、20μのPvu反応後〔7mM Tris−
HCl(PH7.4)、150mM NaCl、6mM
MgCl2、6mM2−メルカプトエタノール、
100μg/mlウシ血清アルブミン〕中で37℃
1時間反応し、DNAを回収した。引きつづ
き、このDNA溶液に5ユニツトの制限酵素
Hinc(宝酒造)を加え、20μのHinc
反応液〔10mM Tris−HCl、(PH8.0)、7
mM MgCl2、60mM NaCl、7mM2−メ
ルカプトエタノール〕中で37℃1時間反応
し、1.0%の低融点アガロースゲルで電気泳
動後、3200塩基対のPvu−HincDNA断
片を単離した(DNA断片bとする。) また、同時に2100塩基対のHincDNA断
片を同様の方法で調製し、引きつづきこの
DNA溶液に3ユニツトの制限酵素Pstを加
え、20μのPst反応液中で37℃1時間反
応した。得られた反応生成物を1.0%の低融
点アガロースゲルで分離し、1000塩基対の
Pst−HincDNA断片を単離した(DNA
断片cとする。) ステツプ3 700塩基対のHind−Pvu
DNA断片の調製 2μgのpBR322DNAに2ユニツトの制限
酵素Pvuを加え、20μのPvu反応液中
で37℃1時間反応し、DNAを回収した。次
いでこのDNA溶液に2ユニツトの制限酵素
Hindを加え、20μのHind反応液中で
37℃1時間反応した。反応生成物を、1.0%
低融点アガロースゲルで分離し、700塩基対
のPvu−HindDNA断片を単離した
(DNA断片dとする。) ステツプ4 ステツプ1・2・3で調製したDNAを
各々約0.2μgづつ混合し、3ユニツトの
T4DNAリガーゼを加え、30μのT4DNAリ
ガーゼ反応液中で16℃15時間反応した。反応
後、反応液で大腸菌DH1株を形質転換し、
200μg/mlの5−ブロム−4−クロル−3
−インドリル−β−D−ガラクトシドおよび
10μg/mlのアンピシリン(シグマ社)を含
むLBプレートに広げ、出現した青色コロニ
ーを単離した。コロニーよりプラスミド
DNAを調製し、1μgのプラスミドDNAに対
して1ユニツトの制限酵素Hincを加えて、
20μのHind反応液中で37℃1時間反応さ
せた後、反応生成物を1.0%のアガロ−スゲ
ルで分析したプラスミドのうち、3300塩基
対、500塩基対および1300塩基対のDNA断片
が検出されたプラスミドを選択し、pMG1と
名付けた。
発現用プラスミドpMG1によるラツト肝チト
クロムP−450cの発現 構築した発現用プラスミドpMG1を用い
て、大腸菌内でラツト肝チトクロムP−450c
の発現を行つた。以下にその詳細な方法を述
べる。
ステツプ1 マキシ・セル法による発現蛋白の
標識 構築したpMG1プラスミドを、Cohenらの
方法に従い、大腸菌CSR603株(uvrA6、rec
A1、phr、thr、1eu、pro、his、arg、lac、
gal、ara、xy1、mt1、stf)(九州大学理学
部分子遺伝学講座保存菌株;住友化学工業株
式会社、宝塚総合研究所にても保存)に形質
転換し、形質転換体CSR603(pMG1)株を得
た。得られたコロニーを培養し、サンカー
(Sancar)らのマキシセル法(J.M.B 148
p45−62)に従い、発現蛋白の標識を行
た。まず、大腸菌CSR603(pMG1)株を、K
培地〔1%カザミノ酸、0.1μg/mlチアミン
+M9培地、但しM9培地は、Na2HPO4
g、KH2PO4 3g、NaCl 0.5g、NH4Cl
1gに蒸留水を加えて1とし、オートクレ
ーブ後、0.01M CaCl2を10ml、1M MgSO4
を1mlを加えたもの。〕中で37℃1晩培養し
た。その0.1mlを10mlのK培地に植え継ぎ、
37℃でインキユベートして、OD660が0.2にな
るまで増殖させた。滅菌した時計皿に10mlの
培養液を移し、15Wの紫外線ランプ直下約90
cmの距離で、5〜20秒照射した。照射後、培
養液を100ml容三角フラスコに移し、37℃で
1時間培養し、サイクロセリンを100μg/
mlになるように加え、37℃で8〜12時間イン
キユベートした。3000rpmで15分間遠心して
集菌し、ハーシーソルト(5.4g NaCl、3.0
g KCl、1.1g NH4Cl、15mg CaCl2
2H2O、0.2g MgCl2・6H2O、0.2mg
FeCl3・6H2O、87mg KH2PO4、12.1g
Trizmab ase/1)で2回洗浄した。つ
ぎに菌を5mlのハーシ培地〔ハーシソルト
100ml当たり、0.5mlスレオニン(2%)、1
mlロイシン(1%)、1mlプロリン(2%)、
1mlアルギニン(2%)、0.1mlチアミン
(0.1%)〕に懸濁し、37℃1時間インキユベ
ートした。さらに 35S−メチオニン
(1000Ci/mmole)を50μCi/mlになる様に
加え、37℃で1時間インキユベートした。遠
心して集菌し、0.1mlの2%SDS(ドデシル硫
酸ナトリウム)に懸濁後、100℃で4分間熱
処理し、タンパク質を溶解させた。以上のよ
うにして、調製した粗抽出液の25μに対し
て、75μの沈降用緩衝液〔25%TritonX−
100、190mM NaCl、6m MEDTA、50m
M Tris HCl(PH7.4)〕を加え、抗P−
450cIgGを10μgを添加し、4℃で1晩放置
した。これに、T緩衝液〔2%TritonX−
100、2mM Met、150mM NaCl、5m
MEDTA、50mM Tris−HCl(PH7.4)〕で
平衡化したProteinA−SepharoseCL−4B
(フアルマシア社)を50μ添加し、10分ご
とに攪拌しながら、室温で1時間反応させ
た。12000r.p.m.で5分間遠心し、沈殿した
ゲルを1mlのT緩衝液で2回洗浄し非特異的
吸着物を除去した。得られたゲルを50μの
サンプル緩衝液(上記)中で1分間煮沸し
て、ゲルに吸着した免疫沈降物を溶出した
後、溶出液を、Laemmliらの方法(Nature
227 p680−685)に従つて、SDS−ポリアク
リルアミドゲル電気泳動にかけ、フルオログ
ラフイーを行つた。結果を第5図に示す。A
は対称として用いたpAU157の例で、免疫沈
降物は検出されなかつたが、pMG1を用いた
Bではラツト肝チトクロムP−450cに相当す
る免疫沈降物が確認された。また、その発現
量は、検出量から推定して大腸菌細胞当り、
102〜103分子であると考えられる。
以上のことから、大腸菌CSR603株に組換え体
プラスミドpMG1を導入することにより、ラツト
肝チトクロムP−450c蛋白が発現することが確認
された。
【図面の簡単な説明】
第1a図から第1e図は、pAU157プラスミド
に含まれるcDNAの塩基配列を示す。第2図は、
発現ベクターpDG1構築の概要を示す。第3図
は、プラスミドpDGN101構築の概要を示す。第
4図は、発現用プラスミドpMG1構築の概要を示
す。第5図には、ラツト肝チトクロムP−450c蛋
白の大腸菌内での発現量を示すフルオログラフイ
ー結果を示す。第6図は、発現用プラスミド
pMG1の制限酵素地図を示す。〓はプロモータ
ー、〓は、P−450c遺伝子、〓は、Ori遺伝子、
〓は、アンピシリン耐性遺伝子を表す。また、
AhはAha部位を、EcはEcoR部位を、Hcは
Hinc部位を、HdはHind部位を、PsはPst部
位を、PvはPvu部位を、PvはPvu部位
を表す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 約5200塩基対からなり、下に示す制限酵素地
    図で特徴づけられ、 プロモーターのSD配列とP−450c遺伝子開始
    コドンATGの接続部分の塩基配列が、 AGGAAACAGCAGATCATG であるプラスミドpMG1。 2 約5200塩基対からなり、下に示す制限酵素地
    図で特徴づけられ、 プロモーターのSD配列とP−450c遣伝子開始
    コドンATGの接続部分の塩基配列が、 AGGAAACAGCAGATCATG であるプラスミドpMG1で形質転換した大腸菌。
JP12295284A 1984-06-16 1984-06-16 ラット肝チトクロムP―450c遺伝子の大腸菌内発現を目的とした発現用プラスミドpMG1の構築 Granted JPS615783A (ja)

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