JPH0472896B2 - - Google Patents
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- JPH0472896B2 JPH0472896B2 JP60130098A JP13009885A JPH0472896B2 JP H0472896 B2 JPH0472896 B2 JP H0472896B2 JP 60130098 A JP60130098 A JP 60130098A JP 13009885 A JP13009885 A JP 13009885A JP H0472896 B2 JPH0472896 B2 JP H0472896B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nickel
- powder
- silver
- weight
- electrical contact
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H1/00—Contacts
- H01H1/02—Contacts characterised by the material thereof
- H01H1/021—Composite material
- H01H1/023—Composite material having a noble metal as the basic material
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Composite Materials (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Contacts (AREA)
- Manufacture Of Switches (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明に粉末冶金により製造される銀−ニツケ
ル系合金からなる電気接点材料に関する。 〔従来の技術〕 電磁スイツチ等に使用される接点材料には、電
気アークによる消耗が少ない、遮断特性が優れて
いる、接触抵抗が低く且つそれを維持できる、開
閉を繰り返しても溶着しない、等の条件が要求さ
れる。特に、耐電気アーク性及び耐溶着性を備え
ることは接点材料自体及びこれを用いる制御機器
の寿命を左右するので重要である。 これらの条件を比較的バランスよく具えた電気
接点材料として、ニツケルを約5〜50重量%含有
した銀−ニツケル系焼結合金が中負荷ないし低負
荷電流用として市販され、使用されている。 しかし、銀とニツケルは固溶解度(固溶限)が
低いため、ニツケルは銀中に固溶せず、特にニツ
ケルが1重量%以上になると通常の溶解法では均
一に固溶させることは不可能になる。従つて、上
記の銀−ニツケル系合金の電気接点材料を製造す
るためには、溶解法によらず粉末冶金法が利用さ
れる。即ち、微細な銀粉末とニツケル粉末とを混
合し、圧縮成形した後に普通焼結するか又は熱間
押出等により焼結し、更に必要に応じて密度を高
めるために冷間圧延等を行なつて板状又は線状の
電気接点材料を製造する。 しかしこのようにして製造された従来の銀−ニ
ツケル系電気接点材料は、製造プロセス中にガス
を含むこと及び銀とニツケルの固溶解度が低いこ
と等のため耐電気アーク性が劣り、従つて銀の消
耗が比較的大きく、接触抵抗が増大し、溶着が起
りやすくなる欠点があつた。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明は、スイツチの開閉により頻繁に電気ア
ークに曝されても消耗量が少なく、接触抵抗が増
大せず、溶着が起こりにくい銀−ニツケル系の電
気接点材料の製造方法を提供することを目的とす
る。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明においては、従来使用していた銀粉末の
代わりに、銀にニツケルを超急冷粉末製造法によ
つて得られる銀にニツケルを微細均一に分散させ
た銀−ニツケル複合粉末を使用し、同時に原料粉
末からの脱ガス工程を採用する。 即ち、本発明の銀−ニツケル系電気接点材料の
製造方法においては、超急冷粉末製造法により銀
とニツケルの溶湯を104℃/秒以上の冷却速度で
急冷凝固して銀に1〜5重量%のニツケルを微細
均一に分散させた銀−ニツケル複合粉末を製造
し、この銀−ニツケル複合粉末に最終組成でニツ
ケルが5〜40重量%となるように更にニツケル粉
末を添加混合し、得られた混合粉を脱ガスした
後、圧縮成形して焼結するか又は熱間押出加工す
ることを特徴とする。 本発明で使用する銀−ニツケル複合粉末は超急
冷粉末製造法によつて、銀中へのニツケルの固溶
解度を超えて銀にニツケルを微細均一に分散させ
た粉末である。超急冷粉末製造法は溶湯を噴霧化
させることによつて急速に凝固させる方法であ
り、噴霧化の手段によつてガスアトマイズ法、液
体アトマイズ法、遠心アトマイズ法、超音波アト
マイズ法、回転ロールアトマイズ法等がある。冷
却速度が速いほどニツケルの固溶解度ないし分散
量が増加するので、104℃/秒以上の冷却速度、
好ましくは〜107℃/秒程度の冷却速度が得られ
る装置を用いることが望ましい。 このようにして製造した銀−ニツケル複合粉末
は、製造方法にもよるが銀中にニツケルが1〜5
重量%微細均一に分散し、その内1重量%程度の
ニツケルが銀に固溶している。従つて、必然的に
最終組成におけるニツケル含有量が5〜40重量%
となるようニツケル含有量を補なうために、ある
程度ニツケル粉末を銀−ニツケル複合粉末に加え
ねばならないが、全て銀粉末とニツケル粉末を使
用していた従来に比べ、銀粉末を銀−ニツケル複
合粉末に代えることにより遥かに微細で均一なニ
ツケルの分散が達成でき、ニツケルの固溶解度の
不足を補うことができる。 本発明方法では、銀−ニツケル複合粉末とニツ
ケル粉末に、更に酸化イツトリウム粉末を最終組
成で全体の3重量%まで添加混合することができ
る。酸化イツトリウム粉末を全体の3重量%まで
の範囲で添加することによつて、得られる銀−ニ
ツケル系焼結合金の耐熱性を著しく向上させるこ
とが出来ると共に、多量のニツケル粉末の添加に
よつて起こる接触抵抗の増大等の接点性能の低下
及び加工性の低下を防止できる。酸化イツトリウ
ムはセラミツクであつて銀−ニツケルに固溶しな
いため、メカニカルアロイング法により銀−ニツ
ケル複合粉末及びニツケル粉末に添加するのが好
ましい。 銀−ニツケル複合粉末の粒径は44μm以下であ
り、及びニツケル粉末の粒径は10μm以下である
ことが均一な混合粉を得るために好ましい。必要
に応じて更に酸化イツトリウム粉末を添加するこ
とができるが、これら3種の粉末の混合順序は重
要ではない。 又、本発明方法では、この混合粉を充分に脱ガ
スした後、機械プレス又は冷間静水圧成形
(Cold Isostatic Pressing)等により圧縮成形
し、普通焼結するか、もしくは熱間押出加工して
電気接点材料を得る。上記脱ガス工程により、通
常の粉末冶金法では原料粉末中に混入して電気接
点材料中にも残留しやすいガスを、成形ないし焼
結前に除去できる。必要に応じて、接点材料の密
度を高め又は形状を整えるために、再プレス、圧
延又は伸線等の加工を施して電気接点とする。 〔実施例〕 実施例により本発明を更に詳しく説明する。 実施例 1 5重量%のNiを混合したAgの溶湯をヘリウム
ガスアトマイズ法により冷却速度104 〜P〜105℃/
秒で冷却し、平均粒径60μmのAg−5wt%Ni複合
粉末を製造した。 これを篩分けして44μm以下の複合粉末を集
め、カルボニールニツケル粉末を添加してAg−
10wt%Ni混合粉を調整した。この混合粉を銀合
金罐に10-4〜10-5torrで真空脱ガスし、そのまま
電子ビーム溶接して封入し、温度880℃、圧力
1500Kgf/cm2で2時間の条件で熱間静水圧成形
(Hot Isostatic Pressing)することによりAg−
10wt%Niの合金を製造した。得られた合金の密
度は理論密度の99%以上であつた。 次に、この合金を押出加工により直径10mmの押
出棒を作り、スエージ及び冷間伸線により直径
2.42mmの線状に加工し、更にヘツダー加工によつ
て直径5mmの電気接点リベツを作製した。 このようにして得られた電気接点のアーク発生
量及び消耗量を測定するために、25Aフレームの
マグネツトスイツチでインチング試験を行なつ
た。電気条件はAC220V、105A、力率0.4、及び
開閉度500回/時間とした。2万回の開閉後にお
ける接点の消耗量を測定した。試験結果を第1表
に示した。比較のために、Ag粉末とNi粉末の焼
結体で実施例と同じAg−10wt%Niの組成を有す
る従来の電気接点について、同一条件下で行なつ
た試験結果も併記した。
ル系合金からなる電気接点材料に関する。 〔従来の技術〕 電磁スイツチ等に使用される接点材料には、電
気アークによる消耗が少ない、遮断特性が優れて
いる、接触抵抗が低く且つそれを維持できる、開
閉を繰り返しても溶着しない、等の条件が要求さ
れる。特に、耐電気アーク性及び耐溶着性を備え
ることは接点材料自体及びこれを用いる制御機器
の寿命を左右するので重要である。 これらの条件を比較的バランスよく具えた電気
接点材料として、ニツケルを約5〜50重量%含有
した銀−ニツケル系焼結合金が中負荷ないし低負
荷電流用として市販され、使用されている。 しかし、銀とニツケルは固溶解度(固溶限)が
低いため、ニツケルは銀中に固溶せず、特にニツ
ケルが1重量%以上になると通常の溶解法では均
一に固溶させることは不可能になる。従つて、上
記の銀−ニツケル系合金の電気接点材料を製造す
るためには、溶解法によらず粉末冶金法が利用さ
れる。即ち、微細な銀粉末とニツケル粉末とを混
合し、圧縮成形した後に普通焼結するか又は熱間
押出等により焼結し、更に必要に応じて密度を高
めるために冷間圧延等を行なつて板状又は線状の
電気接点材料を製造する。 しかしこのようにして製造された従来の銀−ニ
ツケル系電気接点材料は、製造プロセス中にガス
を含むこと及び銀とニツケルの固溶解度が低いこ
と等のため耐電気アーク性が劣り、従つて銀の消
耗が比較的大きく、接触抵抗が増大し、溶着が起
りやすくなる欠点があつた。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明は、スイツチの開閉により頻繁に電気ア
ークに曝されても消耗量が少なく、接触抵抗が増
大せず、溶着が起こりにくい銀−ニツケル系の電
気接点材料の製造方法を提供することを目的とす
る。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明においては、従来使用していた銀粉末の
代わりに、銀にニツケルを超急冷粉末製造法によ
つて得られる銀にニツケルを微細均一に分散させ
た銀−ニツケル複合粉末を使用し、同時に原料粉
末からの脱ガス工程を採用する。 即ち、本発明の銀−ニツケル系電気接点材料の
製造方法においては、超急冷粉末製造法により銀
とニツケルの溶湯を104℃/秒以上の冷却速度で
急冷凝固して銀に1〜5重量%のニツケルを微細
均一に分散させた銀−ニツケル複合粉末を製造
し、この銀−ニツケル複合粉末に最終組成でニツ
ケルが5〜40重量%となるように更にニツケル粉
末を添加混合し、得られた混合粉を脱ガスした
後、圧縮成形して焼結するか又は熱間押出加工す
ることを特徴とする。 本発明で使用する銀−ニツケル複合粉末は超急
冷粉末製造法によつて、銀中へのニツケルの固溶
解度を超えて銀にニツケルを微細均一に分散させ
た粉末である。超急冷粉末製造法は溶湯を噴霧化
させることによつて急速に凝固させる方法であ
り、噴霧化の手段によつてガスアトマイズ法、液
体アトマイズ法、遠心アトマイズ法、超音波アト
マイズ法、回転ロールアトマイズ法等がある。冷
却速度が速いほどニツケルの固溶解度ないし分散
量が増加するので、104℃/秒以上の冷却速度、
好ましくは〜107℃/秒程度の冷却速度が得られ
る装置を用いることが望ましい。 このようにして製造した銀−ニツケル複合粉末
は、製造方法にもよるが銀中にニツケルが1〜5
重量%微細均一に分散し、その内1重量%程度の
ニツケルが銀に固溶している。従つて、必然的に
最終組成におけるニツケル含有量が5〜40重量%
となるようニツケル含有量を補なうために、ある
程度ニツケル粉末を銀−ニツケル複合粉末に加え
ねばならないが、全て銀粉末とニツケル粉末を使
用していた従来に比べ、銀粉末を銀−ニツケル複
合粉末に代えることにより遥かに微細で均一なニ
ツケルの分散が達成でき、ニツケルの固溶解度の
不足を補うことができる。 本発明方法では、銀−ニツケル複合粉末とニツ
ケル粉末に、更に酸化イツトリウム粉末を最終組
成で全体の3重量%まで添加混合することができ
る。酸化イツトリウム粉末を全体の3重量%まで
の範囲で添加することによつて、得られる銀−ニ
ツケル系焼結合金の耐熱性を著しく向上させるこ
とが出来ると共に、多量のニツケル粉末の添加に
よつて起こる接触抵抗の増大等の接点性能の低下
及び加工性の低下を防止できる。酸化イツトリウ
ムはセラミツクであつて銀−ニツケルに固溶しな
いため、メカニカルアロイング法により銀−ニツ
ケル複合粉末及びニツケル粉末に添加するのが好
ましい。 銀−ニツケル複合粉末の粒径は44μm以下であ
り、及びニツケル粉末の粒径は10μm以下である
ことが均一な混合粉を得るために好ましい。必要
に応じて更に酸化イツトリウム粉末を添加するこ
とができるが、これら3種の粉末の混合順序は重
要ではない。 又、本発明方法では、この混合粉を充分に脱ガ
スした後、機械プレス又は冷間静水圧成形
(Cold Isostatic Pressing)等により圧縮成形
し、普通焼結するか、もしくは熱間押出加工して
電気接点材料を得る。上記脱ガス工程により、通
常の粉末冶金法では原料粉末中に混入して電気接
点材料中にも残留しやすいガスを、成形ないし焼
結前に除去できる。必要に応じて、接点材料の密
度を高め又は形状を整えるために、再プレス、圧
延又は伸線等の加工を施して電気接点とする。 〔実施例〕 実施例により本発明を更に詳しく説明する。 実施例 1 5重量%のNiを混合したAgの溶湯をヘリウム
ガスアトマイズ法により冷却速度104 〜P〜105℃/
秒で冷却し、平均粒径60μmのAg−5wt%Ni複合
粉末を製造した。 これを篩分けして44μm以下の複合粉末を集
め、カルボニールニツケル粉末を添加してAg−
10wt%Ni混合粉を調整した。この混合粉を銀合
金罐に10-4〜10-5torrで真空脱ガスし、そのまま
電子ビーム溶接して封入し、温度880℃、圧力
1500Kgf/cm2で2時間の条件で熱間静水圧成形
(Hot Isostatic Pressing)することによりAg−
10wt%Niの合金を製造した。得られた合金の密
度は理論密度の99%以上であつた。 次に、この合金を押出加工により直径10mmの押
出棒を作り、スエージ及び冷間伸線により直径
2.42mmの線状に加工し、更にヘツダー加工によつ
て直径5mmの電気接点リベツを作製した。 このようにして得られた電気接点のアーク発生
量及び消耗量を測定するために、25Aフレームの
マグネツトスイツチでインチング試験を行なつ
た。電気条件はAC220V、105A、力率0.4、及び
開閉度500回/時間とした。2万回の開閉後にお
ける接点の消耗量を測定した。試験結果を第1表
に示した。比較のために、Ag粉末とNi粉末の焼
結体で実施例と同じAg−10wt%Niの組成を有す
る従来の電気接点について、同一条件下で行なつ
た試験結果も併記した。
【表】
実施例 2
5重量%のNiを混合したAgの溶湯を遠心アト
マイズ法により冷却速度105〜106℃/秒で冷却
し、平均粒径50〜60μmのAg−5wt%Ni複合粉末
を製造した。この複合粉末にカルボニルニツケル
粉末とY2O3粉末を添加して、乾式アトライター
中で機械的に混合し、Ag−15wt%Ni−0.2wt%
Y2O3混合粉を得た。アトライター条件はアルゴ
ン雰囲気中で、アジテータ回転数150rpm及びア
トライター時間24hrであつた。得られた混合粉を
Ag合金罐に充填し、500℃で1時間脱ガス処理し
た後、罐を電子ビーム溶接で封止した。これを
750℃にて押出比22で熱間押出加工して線状の接
点材料を得た。更にこの線を熱間ドローベンチと
伸線機で直径2.42mmまで伸線し、最後にヘツダー
加工によつて直径5mmの電気接点リベツトを作製
した。 このようにして得られた電気接点のアーク発生
量及び消耗量を実施例1と同一条件で測定した。
比較のために、Ag−15wt%Niの組成の焼結体か
らなる従来の電気接点についても同一の試験を行
ない、試験結果を第2表に併せて記載した。
マイズ法により冷却速度105〜106℃/秒で冷却
し、平均粒径50〜60μmのAg−5wt%Ni複合粉末
を製造した。この複合粉末にカルボニルニツケル
粉末とY2O3粉末を添加して、乾式アトライター
中で機械的に混合し、Ag−15wt%Ni−0.2wt%
Y2O3混合粉を得た。アトライター条件はアルゴ
ン雰囲気中で、アジテータ回転数150rpm及びア
トライター時間24hrであつた。得られた混合粉を
Ag合金罐に充填し、500℃で1時間脱ガス処理し
た後、罐を電子ビーム溶接で封止した。これを
750℃にて押出比22で熱間押出加工して線状の接
点材料を得た。更にこの線を熱間ドローベンチと
伸線機で直径2.42mmまで伸線し、最後にヘツダー
加工によつて直径5mmの電気接点リベツトを作製
した。 このようにして得られた電気接点のアーク発生
量及び消耗量を実施例1と同一条件で測定した。
比較のために、Ag−15wt%Niの組成の焼結体か
らなる従来の電気接点についても同一の試験を行
ない、試験結果を第2表に併せて記載した。
【表】
次に、本発明のAg−15wt%Ni−0.2wt%
Y2oO3合金の接点材料と従来のAg−15wt%Ni合
金の接点材料の加工性能を比較すると、熱間押出
加工後に直径15mmから直径2.42mmに冷間伸線する
ための焼鈍回数は、従来品の場合800℃で30分間
の焼鈍が6回必要であつたが、本発明品において
は同一条件で4回の焼鈍で充分であつた。 実施例 3 3重量%のNiを混合したAgの溶湯をヘリウム
ガスアトマイズ法により冷却速度104〜105℃/秒
で冷却し、平均粒径50〜65μmのAg−3wt%Ni複
合粉末を製造した。この複合粉末を篩分けして、
100メツシユ以下のものを集めカルボニルNi粉末
を添加し、ボールミルで混合し、Ag−5wt%Ni
混合粉を得た。混合粉を10-4〜10-5Qtorrで真空
脱ガスした後を5500Kgf/cm2で冷間静水圧成形し、
成形体を10-4〜10-5Qtorrの真空中、850℃で2時
間焼結した。次に、焼結体を850℃、1200Kgf/cm2
で1時間の条件で熱間静水圧成形により密度99%
以上とし、更に熱間圧延で厚さ1.5mmの板とした
後、各辺が10mmで厚さ1.5mmの電気接点を作製し
た。 このようにして得られた電気接点について、
25Aフレームのマグネツトスイツチでインチング
試験を行なつた。電気条件はAC220V、375A、
力率0.6及び開閉頻度300回/時間とした。1万回
の開閉後に電気接点の消耗量を測定した。結果
を、Ag粉末とNi粉末との焼結体よりなる作来品
についての試験結果と共に第3表に記載した。
Y2oO3合金の接点材料と従来のAg−15wt%Ni合
金の接点材料の加工性能を比較すると、熱間押出
加工後に直径15mmから直径2.42mmに冷間伸線する
ための焼鈍回数は、従来品の場合800℃で30分間
の焼鈍が6回必要であつたが、本発明品において
は同一条件で4回の焼鈍で充分であつた。 実施例 3 3重量%のNiを混合したAgの溶湯をヘリウム
ガスアトマイズ法により冷却速度104〜105℃/秒
で冷却し、平均粒径50〜65μmのAg−3wt%Ni複
合粉末を製造した。この複合粉末を篩分けして、
100メツシユ以下のものを集めカルボニルNi粉末
を添加し、ボールミルで混合し、Ag−5wt%Ni
混合粉を得た。混合粉を10-4〜10-5Qtorrで真空
脱ガスした後を5500Kgf/cm2で冷間静水圧成形し、
成形体を10-4〜10-5Qtorrの真空中、850℃で2時
間焼結した。次に、焼結体を850℃、1200Kgf/cm2
で1時間の条件で熱間静水圧成形により密度99%
以上とし、更に熱間圧延で厚さ1.5mmの板とした
後、各辺が10mmで厚さ1.5mmの電気接点を作製し
た。 このようにして得られた電気接点について、
25Aフレームのマグネツトスイツチでインチング
試験を行なつた。電気条件はAC220V、375A、
力率0.6及び開閉頻度300回/時間とした。1万回
の開閉後に電気接点の消耗量を測定した。結果
を、Ag粉末とNi粉末との焼結体よりなる作来品
についての試験結果と共に第3表に記載した。
【表】
〔発明の効果〕
本発明によれば、銀粉末の代わりに銀にニツケ
ルを微細均一に分散させた銀−ニツケル複合粉末
を用いることによつて、銀とニツケルの均一な分
布が得られ且つ相互の結合が改善され、更に各粉
末を混合した混合粉を脱ガスとしてから成形及び
焼結するので、得られる銀−ニツケル電気接点材
料は電気アークの発生が少く且つ銀とニツケルの
分離及び蒸発飛散による接点の消耗を最小限度に
抑えることができ、耐溶着性も改善される。又、
銀とニツケルの均一な分布及び結合力の改善によ
つて、冷間加工における加工性が改良され、従つ
て生産効率を大幅に向上することができる。更に
酸化イツトリウムを含む接点材料においては、耐
熱性が向上すると共に、ニツケル粉末の使用量が
増えても、得られる接点材料の接触抵抗の増大等
の接点性能が低下せず、又加工性の低下も防止で
きる。
ルを微細均一に分散させた銀−ニツケル複合粉末
を用いることによつて、銀とニツケルの均一な分
布が得られ且つ相互の結合が改善され、更に各粉
末を混合した混合粉を脱ガスとしてから成形及び
焼結するので、得られる銀−ニツケル電気接点材
料は電気アークの発生が少く且つ銀とニツケルの
分離及び蒸発飛散による接点の消耗を最小限度に
抑えることができ、耐溶着性も改善される。又、
銀とニツケルの均一な分布及び結合力の改善によ
つて、冷間加工における加工性が改良され、従つ
て生産効率を大幅に向上することができる。更に
酸化イツトリウムを含む接点材料においては、耐
熱性が向上すると共に、ニツケル粉末の使用量が
増えても、得られる接点材料の接触抵抗の増大等
の接点性能が低下せず、又加工性の低下も防止で
きる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 超急冷粉末製造法により銀とニツケルの溶湯
を10℃/秒以上の冷却速度で急冷凝固して銀に1
〜5重量%のニツケルを微細均一に分散させた銀
−ニツケル複合粉末を製造し、この銀−ニツケル
複合粉末に最終組成でニツケルが5〜40重量%と
なるように更にニツケル粉末を添加混合し、得ら
れた混合粉を脱ガスした後、圧縮成形して焼結す
るか又は熱間押出加工することを特徴とする銀−
ニツケル系電気接点材料の製造方法。 2 超急冷粉末製造法により銀とニツケルの溶湯
を10℃/秒以上の冷却速度で急冷凝固して銀に1
〜5重量%のニツケルを微細均一に分散させた銀
−ニツケル複合粉末を製造し、この銀−ニツケル
複合粉末に最終組成でニツケルが5〜40重量%及
び酸化イツトリウムが3重量%以下となるように
更にニツケル粉末及び酸化イツトリウム粉末を添
加混合し、得られた混合粉を脱ガスした後、圧縮
成形して焼結するか又は熱間押出加工することを
特徴とする銀−ニツケル系電気接点材料の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60130098A JPS61288032A (ja) | 1985-06-13 | 1985-06-13 | 銀―ニッケル系電気接点材料の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60130098A JPS61288032A (ja) | 1985-06-13 | 1985-06-13 | 銀―ニッケル系電気接点材料の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61288032A JPS61288032A (ja) | 1986-12-18 |
| JPH0472896B2 true JPH0472896B2 (ja) | 1992-11-19 |
Family
ID=15025898
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60130098A Granted JPS61288032A (ja) | 1985-06-13 | 1985-06-13 | 銀―ニッケル系電気接点材料の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61288032A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4911769A (en) * | 1987-03-25 | 1990-03-27 | Matsushita Electric Works, Ltd. | Composite conductive material |
| JPH0791608B2 (ja) * | 1990-06-21 | 1995-10-04 | 松下電工株式会社 | 接点材料およびその製造方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5540095B2 (ja) * | 1973-12-15 | 1980-10-15 | ||
| JPS6027745B2 (ja) * | 1977-01-11 | 1985-07-01 | 株式会社東芝 | 銀−ニツケル系電気接点材料 |
| JPS5763648A (en) * | 1980-10-02 | 1982-04-17 | Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk | Manufacture of ag-ni composite electrical contact material |
-
1985
- 1985-06-13 JP JP60130098A patent/JPS61288032A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61288032A (ja) | 1986-12-18 |
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