JPH0476630B2 - - Google Patents
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- JPH0476630B2 JPH0476630B2 JP62071956A JP7195687A JPH0476630B2 JP H0476630 B2 JPH0476630 B2 JP H0476630B2 JP 62071956 A JP62071956 A JP 62071956A JP 7195687 A JP7195687 A JP 7195687A JP H0476630 B2 JPH0476630 B2 JP H0476630B2
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- G01N33/00—Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
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- G01N33/50—Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
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- D21H13/40—Inorganic fibres or flakes siliceous vitreous, e.g. mineral wool, glass fibres
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Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、所謂凝固因子を測定するための、即
ち凝固過程に影響を与える成分について血液を分
析するための試験用担体に関する。 従来の技術 体液、特に血液の成分を定性的又は定量的に分
析測定することについて、最近では所謂担体結合
の試験系が多く使われる。その際に、試薬が固体
の試験用担体の相応する層中に含まれていて、こ
の担体を試料と接触させる。試料と試薬との反応
が検出可能なシグナル、特に色の変化を誘発し、
これを視覚的に又は装置により、たいていの場合
は反射測光法により評価することができる。 しばしば、試験用担体は、主にプラスチツク材
料からの長尺の担持層から成つていて、その上に
試験区分が設けられている試験片として構成され
ている。しかしまた、正方形又は長方形の小板と
して構成されている試験用担体も公知である。 ヨーロツパ特許出願第0045476号明細書には、
特に体液の成分(所謂因子)を診断測定するため
の試験用担体のために血液から血しよう又は血清
を分離する手段及び方法が記載されており、これ
は血液の内容物を簡単に測定することを可能にす
る。この文献により、赤血球を捕捉することので
きる、2.5μを下廻る繊維直径を有するガラス繊維
からの層を通して血液を流動させて、血しようを
赤血球から分離することができる。殊にその際に
血液を長方形のガラス繊維フリースの端部にもた
らすと、血しようが毛管現象により残りの区域に
搬送される。血しようが満たされたこのフリース
部分上に、血しよう獲得過程後に、反応に必要な
試薬を含有するマトリツクス(紙、吸収性フイル
ム等)を押圧する。このマトリツクス中で検出す
べきパラメータの検出反応が拡散反射測定を介し
て行なわれる。 この簡単な血しよう獲得−及び血しよう搬送系
はすべての臨床化学的に重要なパラメータに適用
可能であるが、但し試験範囲において止血学的に
課題で測定すべきパラメータを除く。原則的に、
血液凝固分析はシリコーン樹脂からの皮膜により
失活化されているプラスチツク容器又はガラス容
器中で実施することは知られている。それという
のも未処理のガラスは血液又は血しようの凝固性
に作用を及ぼすからである。ガラスは活性化によ
り、凝固因子が正常範囲で存在する血しようの、
クイツク(Quick)による第一相凝固時間を短縮
する。血しようのパーセントが低い場合、クイツ
クによる第一相凝固時間は凝固因子の失活化によ
り長くなる。その際に、ガラスはとりわけ因子
及びaを失活化する。この失活化により、従つ
て見かけ上延長化された凝固時間により診断的効
用は全く無駄となる。それというのも各々の凝固
因子の比が移動するからである。パーセントで表
わされるクイツク値は、フイブリノゲン濃度と共
に因子、、及びの活性度を包含する。健
康な給血者のプール血しようは100%血しようと
規定され、生理食塩溶液で稀釈して相応して低い
パーセントの血しようを製造する。この稀釈剤を
介して標準曲線を作成し、この曲線に基いて患者
血しようのクイツク値が確定される。 部分トロンボプラスチン時間(PTT)も因子
XII及びXIの失活化によりマイナスの作用を受け
る。抗トロンビン及びヘパリンの検出はトロン
ビンがガラスにより失活化されて著しく妨害され
る。 発明が解決しようとする問題点 それ故、本発明の課題は、特に試験用担体にお
ける分離−及び搬送系として好適な、凝固中立で
あり、それ故止血学的試験にも使うことのできる
ガラス繊維層を用いて血液凝固因子を測定するこ
とである。 問題点を解決するための手段 この課題は特許請求の範囲第1項記載の血液凝
固因子の測定法、特許請求の範囲第3項記載の試
験用担体により解決される。 ガラス表面をポリビニルアルコールの添加によ
り化学的に変性できることが判明した。つまりこ
れによりガラス表面は、例えばガラス繊維フリー
スの吸収性に必要である親水特性を保持するが、
凝固因子への作用を失なう、即ち凝固中立にな
る。このことは特に予想外である。それというの
もガラスを珪素樹脂乳液による珪素化で表面的に
被覆することができ、かつそれによつて凝固因子
の作用を排除するが、この珪素化は特別なガラス
繊維の場合には表面を顕しく疎水化して湿潤はも
はや行なわれず、従つて繊維の血しよう搬送特性
及び赤血球分離特性が全く失なわれてしまうこと
が知られているからである。 ポリビニルアルコールはポリ酢酸ビニルからけ
ん化により製造し、その際に生成物の所望の特性
に応じて完全けん化又は部分けん化を行なう。本
発明には完全けん化した生成物も部分けん化した
生成物も使用可能である。特に、大量に市販され
ているポリビニルアルコールは、通常約10000〜
100000でありかつ若干の特別な場合にはなお著し
く高い数値のものであつてよい平均分子量並びに
アセチル基残分によつて異なつている。アセチル
基約5〜15%、特に約10%を含有する低分子化合
物は水中で全く容易に溶解し、これに対して高分
子の及び/又はアセチル基を高い割合で含有する
生成物は水中で僅かに溶解する。更に、溶解度に
対してはポリビニルアルコール連鎖相互間の作用
が顕著である。重合体連鎖が一定領域で平行に配
置していることにより、“結晶域”が生じ、その
際に連鎖が規則的に構成されている程かつ配向に
対しても最も強く逆作用をするアセチル基の割合
が低い程、配向傾向は大きい。それ故、けん化度
97〜100モル%、即ちアセチル化度3〜0モル%
では“結晶化度”が特に強く上昇し、それ故反対
に冷水溶解度は強く低下する。 更に、水溶性はアルデヒドによる後処理(アセ
タール化)又はアルコール基の他の化学的変換に
より低減させることができる。本発明では、特に
冷水中で低い溶解度を有し、温水中で良好な溶解
度を有するポリビニルアルコールを使用すること
ができる。生成物は水中20℃で緩慢に溶けるか又
は全く溶解すべきではないが、温度50〜100℃、
特に60℃を上廻る温度では水中に容易に溶けるべ
きである。 本発明で使用するガラス繊維フリースの製造
は、相応するガラス繊維フリースを後から水又は
好適な有機溶剤中のポリビニルアルコールの溶液
で処理し、引続いて殊に60℃を上廻る温度、特に
90〜140℃で乾燥させるか、もしくはガラス繊維
フリースの製造の際にポリビニルアルコールを添
加することによつて行なうことができる。周知の
ように、平均直径0.1〜20μm及び長さ0.1〜5mm
を有する乾燥していてフエルト状ガラス繊維を非
常に多量の水中に懸濁させ、それにより個別化し
かつこの“タブ(Bu¨tte)”を製紙で常用の方法
と同様にしてかつそこで常用の機械を用いて薄層
成形しかつ乾燥させてガラス繊維フリースを製造
する。このタブに加えたポリビニルアルコール粉
末又は−繊維はガラス繊維の懸濁の際に均質に分
散し、かつ引続いてフリースの製造の際に、フリ
ースの乾燥に次いでポリビニルアルコールがガラ
ス繊維上に均一な皮膜を形成するまで溶解あるい
は溶融する。この皮膜により、ガラス繊維は凝固
中立になり、他方では水ないしは水溶液の吸収性
及び搬送性がこのフリースによつて損なわれない
程度に親水特性を有している。 タブ中にシラン化したガラス繊維を入れると特
に優れている。この種の好適な繊維は、西ドイツ
国特許出願第3523969号に記載されており、この
文献は内容的に完全に本発明に関連する。これら
の繊維を更に本発明によりポリビニルアルコール
又はポリビニルアルコール/−ビニルアセテート
で被覆する。これにより、特に凝固中立でありか
つ特に良好な強度により優れているガラス繊維層
が生じる。 本発明によりポリビニルアルコールを施す場
合、ポリビニルアルコールはガラス繊維を比較的
に均一に被覆するので、繊維を凝固中立にするた
めには比較的少量で、殊に約0.5〜20%、特に1
〜5%で十分である。20%を上廻つても目的の効
果は損なわれることはないが、経済的な理由から
無意味である。 ガラス繊維フリースを血清及び血しようの搬送
のためばかりでなく、ヨーロツパ特許出願第
0045476号明細書により血しようから赤血球を分
離するのに使用する場合、ガラス繊維は平均直径
0.2〜5μm、殊に0.5〜25μmを有しかつフリース
は密度0.1〜0.5g/cm3を有すべきである。単に凝
固中立性及び搬送性だけが問題であるのならば、
より厚さの大きいガラス繊維及び他の密度のフリ
ースを使用することもできる。そのようなフリー
スではフリースのポリビニルアルコール含量も、
そうでない場合の有利な含有率20%を上廻つてい
てよい。 本発明によるガラス繊維は、とりわけ実施例に
記載されているように凝固パラメータを測定する
ための手段で使用することのできるフリースに常
用の方法により変える。しかしながらガラス繊維
をヨーロツパ特許出願第0045476号明細書による
血しよう獲得のための短いカラムの形で使用する
こともでき、その後血しようを凝固試験における
従来の方法で使用することができる。 凝固パラメータを測定するための本発明による
試験用担体の他の実施可能性は、本発明に関連す
るヨーロツパ特許出願第0045476号明細書に記載
の手段と同様に製造することができる。そのよう
な手段では本発明によるガラス繊維層ばかりでな
く、血しようと接触するすべての他の部材が凝固
中立性の材料から成るべきことは明らかであり、
その際に特に当業者に公知の相応するプラスチツ
クを使用する。 次に本発明を添付図面により詳説する。 第1図に図示した試験用担体1は原則的に常用
の試験片の形を有する。プラスチツクシート(例
えばポリスチレン)製の担持層2上に、溶融接着
剤部3によりガラス繊維層4とこの層4を部分的
にオーバーラツプするカバーネツト3aとが固定
されている。他方の側でガラス繊維層4は酸化剤
層5及び反応層6によりオーバラツプされ、これ
らの層5及び6は他の溶融接着剤部7によりフラ
ツパ状に担持層1に固定されている。 分析するに当り、血液滴をカバーネツト3a上
に滴加すると、この液滴はガラス繊維層4を介し
て酸化剤層5と反応層6の区域に搬送される。そ
の際に、ヨーロツパ特許出願第0045476号明細書
に記載されているように血しようの分離が行なわ
れる。層5及び6に含まれる試薬との反応を開始
するために、これらの層を下方に押付けると、試
料液体がこれらの層中に浸透しかつ相応する反応
が進行する。 このような凝固試験で進行する化学反応に関す
る詳細は公開番号182373の前記ヨーロツパ出願及
び次の実施例から明らかである。 実施例 例 1 本発明で使用するガラス繊維フリースの製造 ガラス繊維1Kgを弱酸性(PH3.0)に調節した
水420により繊維を個別化するためにホレンダ
ー中で叩解する。抄紙機〔傾斜漉網機
(Schra¨gsiebmaschine)Void、Heidenheim〕の
貯槽中で濃度0.3%に稀釈しかつこの稀釈液にポ
リビニルアルコール繊維〔クラレイ社
(Kuraray)のクラロン(Kuralon)VPB105−
2〕50gを添加しかつ混合する。抄紙機の流送箱
中で懸濁液を循環系からの水で0.05%に稀釈し
て、漉網上に搬送する。ここで地合構成を行な
う。その後円筒乾燥機上110〜120℃で乾燥させ
る。機械の調節により面重量20〜100g/m2及び
厚さ0.2〜1mmのフリースが生じる。 例 2 凝固中立性に関するガラス繊維フリースの試験 例1により製造したガラス繊維フリースに、健
康な給血者及び抗凝血剤で処置した患者のプール
血しようそれぞれ300μを含有するそれぞれ40
mgの試料を一緒に施し、かつ1分間37℃で恒温保
持する。その後、血しようを遠心分離を介して分
離する。血しようは、ガラス繊維フリースによる
処理の前後でクイツクによる第一相凝固時間を測
定する。その際に血餅形成試験を適用することが
できる:凝固機序は塩化カルシウムとトロンボプ
ラスチンにより開始しかつ試料が綴つて行なわ
れ、その際にフイブリン形成までの時間を測定す
る。クイツク時間を測定するために光度測定試験
を適用することができる〔U.ベツカー(Becker)
及びその他共著、“ノイエ・アスペクテ・デア・
ゲリンヌンクスデイアグノステイツク(Neue
Aspekte der Gerinnungsdiagnostik”、17〜30
頁、F.K.シヤツタウア出版(Schattauer−
Verlag)、シユツツガルト−ニユーヨーク在
(1984年)〕。 例 3 クイツクによる第一相凝固時間の測定 (a) 試験用担体の製造 第1図による試験用担体を製造する。ガラス
繊維層4は面重量50〜60g/m2及び厚さ0.5mm
のフリースである。試験用担体の長手方向の長
さは約15mmである。カバーネツト3aは糸の厚
さ140μm及びメツシユ幅250μmを有する。 反応層6は厚さ200μmのポリカーボネート
より成り、この層上に湿潤フイルム厚110μm
の試薬フイルムを塗布しかつ45℃で乾燥する。 フイルム形成材料は次のように製造する: 水1中に、架橋された直鎖状のポリアクリ
ルアミド〔ロハギツト(Rohagit)700、レー
ム社(Firma Ro¨hm)、ダルムシユタツト
(Darmstadt)〕10g、4−(2−ヒドロキシエ
チル)−1−ピペラジン−エタンスルホン酸100
ミリモル、Tos−Gly−Pro−Arg−p−フエニ
レンジアミン1ミリモル、N−(4−フルオル
フエニル)−N−メチルアミノメタン−ホスホ
ン酸15ミリモル、ウサギの脳トロンボプラスチ
ン4.9gを溶解する。この溶液をカセイソーダ
でPH7.5に調節する。 酸化剤層5は相応して含浸させたナイロン製
ネツト〔糸厚約40μm、メツシユ幅約60μm、
NY20HCスーパー(Super)型、チユーリツヒ
ア・ボイテルトウフフアブリツク(Zu¨richer
Beuteltuchfabrik)、スイス在〕より成る。ネ
ツトをK3〔Fe(CN)6〕50ミリモル/及び塩化
カルシウム50ミリモル/の水溶液で含浸す
る。 (b) 本発明による試験用担体と通常のガラス繊維
フリースを使つた試験用担体との比較 ガラス繊維フリース4が固定されているナイ
ロンネツト3a上に生理食塩溶液中の稀釈剤
100%、50%、33%、25%及び12.5%からのシ
ユウ酸塩血しようそれぞれ35μをピペツト添
加する。試験用担体を37℃に調温処理しかつ反
射光度計を用いて時間に対する色素形成を追跡
する。その際に、本発明によるガラス繊維フリ
ースによつて、未処理のガラス繊維フリースに
よる場合よりも著しく高いシグナルが得られる
ことが明らかである(第2図参照)。クイツク
時間とは、反射率が10%減少する時間である。
得られた結果を次表に記載する: 【表】
ち凝固過程に影響を与える成分について血液を分
析するための試験用担体に関する。 従来の技術 体液、特に血液の成分を定性的又は定量的に分
析測定することについて、最近では所謂担体結合
の試験系が多く使われる。その際に、試薬が固体
の試験用担体の相応する層中に含まれていて、こ
の担体を試料と接触させる。試料と試薬との反応
が検出可能なシグナル、特に色の変化を誘発し、
これを視覚的に又は装置により、たいていの場合
は反射測光法により評価することができる。 しばしば、試験用担体は、主にプラスチツク材
料からの長尺の担持層から成つていて、その上に
試験区分が設けられている試験片として構成され
ている。しかしまた、正方形又は長方形の小板と
して構成されている試験用担体も公知である。 ヨーロツパ特許出願第0045476号明細書には、
特に体液の成分(所謂因子)を診断測定するため
の試験用担体のために血液から血しよう又は血清
を分離する手段及び方法が記載されており、これ
は血液の内容物を簡単に測定することを可能にす
る。この文献により、赤血球を捕捉することので
きる、2.5μを下廻る繊維直径を有するガラス繊維
からの層を通して血液を流動させて、血しようを
赤血球から分離することができる。殊にその際に
血液を長方形のガラス繊維フリースの端部にもた
らすと、血しようが毛管現象により残りの区域に
搬送される。血しようが満たされたこのフリース
部分上に、血しよう獲得過程後に、反応に必要な
試薬を含有するマトリツクス(紙、吸収性フイル
ム等)を押圧する。このマトリツクス中で検出す
べきパラメータの検出反応が拡散反射測定を介し
て行なわれる。 この簡単な血しよう獲得−及び血しよう搬送系
はすべての臨床化学的に重要なパラメータに適用
可能であるが、但し試験範囲において止血学的に
課題で測定すべきパラメータを除く。原則的に、
血液凝固分析はシリコーン樹脂からの皮膜により
失活化されているプラスチツク容器又はガラス容
器中で実施することは知られている。それという
のも未処理のガラスは血液又は血しようの凝固性
に作用を及ぼすからである。ガラスは活性化によ
り、凝固因子が正常範囲で存在する血しようの、
クイツク(Quick)による第一相凝固時間を短縮
する。血しようのパーセントが低い場合、クイツ
クによる第一相凝固時間は凝固因子の失活化によ
り長くなる。その際に、ガラスはとりわけ因子
及びaを失活化する。この失活化により、従つ
て見かけ上延長化された凝固時間により診断的効
用は全く無駄となる。それというのも各々の凝固
因子の比が移動するからである。パーセントで表
わされるクイツク値は、フイブリノゲン濃度と共
に因子、、及びの活性度を包含する。健
康な給血者のプール血しようは100%血しようと
規定され、生理食塩溶液で稀釈して相応して低い
パーセントの血しようを製造する。この稀釈剤を
介して標準曲線を作成し、この曲線に基いて患者
血しようのクイツク値が確定される。 部分トロンボプラスチン時間(PTT)も因子
XII及びXIの失活化によりマイナスの作用を受け
る。抗トロンビン及びヘパリンの検出はトロン
ビンがガラスにより失活化されて著しく妨害され
る。 発明が解決しようとする問題点 それ故、本発明の課題は、特に試験用担体にお
ける分離−及び搬送系として好適な、凝固中立で
あり、それ故止血学的試験にも使うことのできる
ガラス繊維層を用いて血液凝固因子を測定するこ
とである。 問題点を解決するための手段 この課題は特許請求の範囲第1項記載の血液凝
固因子の測定法、特許請求の範囲第3項記載の試
験用担体により解決される。 ガラス表面をポリビニルアルコールの添加によ
り化学的に変性できることが判明した。つまりこ
れによりガラス表面は、例えばガラス繊維フリー
スの吸収性に必要である親水特性を保持するが、
凝固因子への作用を失なう、即ち凝固中立にな
る。このことは特に予想外である。それというの
もガラスを珪素樹脂乳液による珪素化で表面的に
被覆することができ、かつそれによつて凝固因子
の作用を排除するが、この珪素化は特別なガラス
繊維の場合には表面を顕しく疎水化して湿潤はも
はや行なわれず、従つて繊維の血しよう搬送特性
及び赤血球分離特性が全く失なわれてしまうこと
が知られているからである。 ポリビニルアルコールはポリ酢酸ビニルからけ
ん化により製造し、その際に生成物の所望の特性
に応じて完全けん化又は部分けん化を行なう。本
発明には完全けん化した生成物も部分けん化した
生成物も使用可能である。特に、大量に市販され
ているポリビニルアルコールは、通常約10000〜
100000でありかつ若干の特別な場合にはなお著し
く高い数値のものであつてよい平均分子量並びに
アセチル基残分によつて異なつている。アセチル
基約5〜15%、特に約10%を含有する低分子化合
物は水中で全く容易に溶解し、これに対して高分
子の及び/又はアセチル基を高い割合で含有する
生成物は水中で僅かに溶解する。更に、溶解度に
対してはポリビニルアルコール連鎖相互間の作用
が顕著である。重合体連鎖が一定領域で平行に配
置していることにより、“結晶域”が生じ、その
際に連鎖が規則的に構成されている程かつ配向に
対しても最も強く逆作用をするアセチル基の割合
が低い程、配向傾向は大きい。それ故、けん化度
97〜100モル%、即ちアセチル化度3〜0モル%
では“結晶化度”が特に強く上昇し、それ故反対
に冷水溶解度は強く低下する。 更に、水溶性はアルデヒドによる後処理(アセ
タール化)又はアルコール基の他の化学的変換に
より低減させることができる。本発明では、特に
冷水中で低い溶解度を有し、温水中で良好な溶解
度を有するポリビニルアルコールを使用すること
ができる。生成物は水中20℃で緩慢に溶けるか又
は全く溶解すべきではないが、温度50〜100℃、
特に60℃を上廻る温度では水中に容易に溶けるべ
きである。 本発明で使用するガラス繊維フリースの製造
は、相応するガラス繊維フリースを後から水又は
好適な有機溶剤中のポリビニルアルコールの溶液
で処理し、引続いて殊に60℃を上廻る温度、特に
90〜140℃で乾燥させるか、もしくはガラス繊維
フリースの製造の際にポリビニルアルコールを添
加することによつて行なうことができる。周知の
ように、平均直径0.1〜20μm及び長さ0.1〜5mm
を有する乾燥していてフエルト状ガラス繊維を非
常に多量の水中に懸濁させ、それにより個別化し
かつこの“タブ(Bu¨tte)”を製紙で常用の方法
と同様にしてかつそこで常用の機械を用いて薄層
成形しかつ乾燥させてガラス繊維フリースを製造
する。このタブに加えたポリビニルアルコール粉
末又は−繊維はガラス繊維の懸濁の際に均質に分
散し、かつ引続いてフリースの製造の際に、フリ
ースの乾燥に次いでポリビニルアルコールがガラ
ス繊維上に均一な皮膜を形成するまで溶解あるい
は溶融する。この皮膜により、ガラス繊維は凝固
中立になり、他方では水ないしは水溶液の吸収性
及び搬送性がこのフリースによつて損なわれない
程度に親水特性を有している。 タブ中にシラン化したガラス繊維を入れると特
に優れている。この種の好適な繊維は、西ドイツ
国特許出願第3523969号に記載されており、この
文献は内容的に完全に本発明に関連する。これら
の繊維を更に本発明によりポリビニルアルコール
又はポリビニルアルコール/−ビニルアセテート
で被覆する。これにより、特に凝固中立でありか
つ特に良好な強度により優れているガラス繊維層
が生じる。 本発明によりポリビニルアルコールを施す場
合、ポリビニルアルコールはガラス繊維を比較的
に均一に被覆するので、繊維を凝固中立にするた
めには比較的少量で、殊に約0.5〜20%、特に1
〜5%で十分である。20%を上廻つても目的の効
果は損なわれることはないが、経済的な理由から
無意味である。 ガラス繊維フリースを血清及び血しようの搬送
のためばかりでなく、ヨーロツパ特許出願第
0045476号明細書により血しようから赤血球を分
離するのに使用する場合、ガラス繊維は平均直径
0.2〜5μm、殊に0.5〜25μmを有しかつフリース
は密度0.1〜0.5g/cm3を有すべきである。単に凝
固中立性及び搬送性だけが問題であるのならば、
より厚さの大きいガラス繊維及び他の密度のフリ
ースを使用することもできる。そのようなフリー
スではフリースのポリビニルアルコール含量も、
そうでない場合の有利な含有率20%を上廻つてい
てよい。 本発明によるガラス繊維は、とりわけ実施例に
記載されているように凝固パラメータを測定する
ための手段で使用することのできるフリースに常
用の方法により変える。しかしながらガラス繊維
をヨーロツパ特許出願第0045476号明細書による
血しよう獲得のための短いカラムの形で使用する
こともでき、その後血しようを凝固試験における
従来の方法で使用することができる。 凝固パラメータを測定するための本発明による
試験用担体の他の実施可能性は、本発明に関連す
るヨーロツパ特許出願第0045476号明細書に記載
の手段と同様に製造することができる。そのよう
な手段では本発明によるガラス繊維層ばかりでな
く、血しようと接触するすべての他の部材が凝固
中立性の材料から成るべきことは明らかであり、
その際に特に当業者に公知の相応するプラスチツ
クを使用する。 次に本発明を添付図面により詳説する。 第1図に図示した試験用担体1は原則的に常用
の試験片の形を有する。プラスチツクシート(例
えばポリスチレン)製の担持層2上に、溶融接着
剤部3によりガラス繊維層4とこの層4を部分的
にオーバーラツプするカバーネツト3aとが固定
されている。他方の側でガラス繊維層4は酸化剤
層5及び反応層6によりオーバラツプされ、これ
らの層5及び6は他の溶融接着剤部7によりフラ
ツパ状に担持層1に固定されている。 分析するに当り、血液滴をカバーネツト3a上
に滴加すると、この液滴はガラス繊維層4を介し
て酸化剤層5と反応層6の区域に搬送される。そ
の際に、ヨーロツパ特許出願第0045476号明細書
に記載されているように血しようの分離が行なわ
れる。層5及び6に含まれる試薬との反応を開始
するために、これらの層を下方に押付けると、試
料液体がこれらの層中に浸透しかつ相応する反応
が進行する。 このような凝固試験で進行する化学反応に関す
る詳細は公開番号182373の前記ヨーロツパ出願及
び次の実施例から明らかである。 実施例 例 1 本発明で使用するガラス繊維フリースの製造 ガラス繊維1Kgを弱酸性(PH3.0)に調節した
水420により繊維を個別化するためにホレンダ
ー中で叩解する。抄紙機〔傾斜漉網機
(Schra¨gsiebmaschine)Void、Heidenheim〕の
貯槽中で濃度0.3%に稀釈しかつこの稀釈液にポ
リビニルアルコール繊維〔クラレイ社
(Kuraray)のクラロン(Kuralon)VPB105−
2〕50gを添加しかつ混合する。抄紙機の流送箱
中で懸濁液を循環系からの水で0.05%に稀釈し
て、漉網上に搬送する。ここで地合構成を行な
う。その後円筒乾燥機上110〜120℃で乾燥させ
る。機械の調節により面重量20〜100g/m2及び
厚さ0.2〜1mmのフリースが生じる。 例 2 凝固中立性に関するガラス繊維フリースの試験 例1により製造したガラス繊維フリースに、健
康な給血者及び抗凝血剤で処置した患者のプール
血しようそれぞれ300μを含有するそれぞれ40
mgの試料を一緒に施し、かつ1分間37℃で恒温保
持する。その後、血しようを遠心分離を介して分
離する。血しようは、ガラス繊維フリースによる
処理の前後でクイツクによる第一相凝固時間を測
定する。その際に血餅形成試験を適用することが
できる:凝固機序は塩化カルシウムとトロンボプ
ラスチンにより開始しかつ試料が綴つて行なわ
れ、その際にフイブリン形成までの時間を測定す
る。クイツク時間を測定するために光度測定試験
を適用することができる〔U.ベツカー(Becker)
及びその他共著、“ノイエ・アスペクテ・デア・
ゲリンヌンクスデイアグノステイツク(Neue
Aspekte der Gerinnungsdiagnostik”、17〜30
頁、F.K.シヤツタウア出版(Schattauer−
Verlag)、シユツツガルト−ニユーヨーク在
(1984年)〕。 例 3 クイツクによる第一相凝固時間の測定 (a) 試験用担体の製造 第1図による試験用担体を製造する。ガラス
繊維層4は面重量50〜60g/m2及び厚さ0.5mm
のフリースである。試験用担体の長手方向の長
さは約15mmである。カバーネツト3aは糸の厚
さ140μm及びメツシユ幅250μmを有する。 反応層6は厚さ200μmのポリカーボネート
より成り、この層上に湿潤フイルム厚110μm
の試薬フイルムを塗布しかつ45℃で乾燥する。 フイルム形成材料は次のように製造する: 水1中に、架橋された直鎖状のポリアクリ
ルアミド〔ロハギツト(Rohagit)700、レー
ム社(Firma Ro¨hm)、ダルムシユタツト
(Darmstadt)〕10g、4−(2−ヒドロキシエ
チル)−1−ピペラジン−エタンスルホン酸100
ミリモル、Tos−Gly−Pro−Arg−p−フエニ
レンジアミン1ミリモル、N−(4−フルオル
フエニル)−N−メチルアミノメタン−ホスホ
ン酸15ミリモル、ウサギの脳トロンボプラスチ
ン4.9gを溶解する。この溶液をカセイソーダ
でPH7.5に調節する。 酸化剤層5は相応して含浸させたナイロン製
ネツト〔糸厚約40μm、メツシユ幅約60μm、
NY20HCスーパー(Super)型、チユーリツヒ
ア・ボイテルトウフフアブリツク(Zu¨richer
Beuteltuchfabrik)、スイス在〕より成る。ネ
ツトをK3〔Fe(CN)6〕50ミリモル/及び塩化
カルシウム50ミリモル/の水溶液で含浸す
る。 (b) 本発明による試験用担体と通常のガラス繊維
フリースを使つた試験用担体との比較 ガラス繊維フリース4が固定されているナイ
ロンネツト3a上に生理食塩溶液中の稀釈剤
100%、50%、33%、25%及び12.5%からのシ
ユウ酸塩血しようそれぞれ35μをピペツト添
加する。試験用担体を37℃に調温処理しかつ反
射光度計を用いて時間に対する色素形成を追跡
する。その際に、本発明によるガラス繊維フリ
ースによつて、未処理のガラス繊維フリースに
よる場合よりも著しく高いシグナルが得られる
ことが明らかである(第2図参照)。クイツク
時間とは、反射率が10%減少する時間である。
得られた結果を次表に記載する: 【表】
第1図は本発明による試験用担体の略示側面
図、第2図は第1図による試験用担体を使つた場
合(1)と、未処理のガラス繊維フリースを使つた場
合(2)の反射率線図を示す。 1……試験用担体、2……担持層、3……溶融
接着剤部、3a……カバーネツト、4……ガラス
繊維層、5……酸化剤層、6……反応層、7……
溶融接着剤部。
図、第2図は第1図による試験用担体を使つた場
合(1)と、未処理のガラス繊維フリースを使つた場
合(2)の反射率線図を示す。 1……試験用担体、2……担持層、3……溶融
接着剤部、3a……カバーネツト、4……ガラス
繊維層、5……酸化剤層、6……反応層、7……
溶融接着剤部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 血液を血しようと赤血球に分離する工程及び
引続いて血しよう中の凝固因子を測定する工程を
包含する、血液凝固因子を測定する方法におい
て、ポリビニルアルコール又はポリビニルアルコ
ール/−ビニルアセテートで塗布したガラス繊維
を含むガラス繊維層を通して血液を搬送すること
により、血液を血しよう及び赤血球に分離するこ
とを特徴とする血液凝固因子を測定するための方
法。 2 血液を層に沿つて導く特許請求の範囲第1項
記載の方法。 3 血液から赤血球を分離するための層が載置さ
れておりかつ凝固因子を測定するための検出系が
設けられている担持層より成る、血液凝固因子を
測定するための試験用担体において、血液から赤
血球を分離するための層が、ポリビニルアルコー
ル又はポリビニルアルコール/−ビニルアセテー
トで塗布されているガラス繊維を含むことを特徴
とする、血液凝固因子を測定するための試験用担
体。 4 層がポリビニルアルコール0.5〜20%を含有
する特許請求の範囲第3項記載の試験用担体。 5 ガラス繊維が平均直径0.2〜5μmを有しかつ
層が密度0.1〜0.5g/cm3を有する特許請求の範囲
第3項記載の試験用担体。 6 ガラス繊維がシラン化されている特許請求の
範囲第3項記載の試験用担体。 7 層がフリースとして形成されている特許請求
の範囲第3項記載の試験用担体。
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