JPH0478380B2 - - Google Patents
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- JPH0478380B2 JPH0478380B2 JP2520085A JP2520085A JPH0478380B2 JP H0478380 B2 JPH0478380 B2 JP H0478380B2 JP 2520085 A JP2520085 A JP 2520085A JP 2520085 A JP2520085 A JP 2520085A JP H0478380 B2 JPH0478380 B2 JP H0478380B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- parts
- cement
- mold
- strength
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、セメント質物質、超微粉、高性能減
水剤、水及び骨材を主成分とする配合物を、所望
の形状に成形してなるものであつて、鋳造金属製
品を製作する際に砂型を成形するための鋳物マス
ター型に関する。 〔従来の技術〕 従来、鋳物マスター型としては、堅牢(高強
度)であること、精密な製品が得られること、安
価で製作期間も短いこと等の理由から、金属、樹
脂、ゴム、石膏、セメントが用いられてきた。 しかしながら、金属の型は、堅牢性、精密性に
おいてはすぐれているものの、材料費、加工費が
高価であり、製作時間もかかり、加工に熟練を要
するという欠点があつた。一方、樹脂、ゴムの型
は、製作期間は短いが、砂に対する耐摩耗性が不
充分であり、かつ電気抵抗が大であることから砂
型離型時に静電気引力が生じ、該型の砂との接触
部分が破壊されやすく、繰り返し使用に問題があ
るばかりでなく、砂型表層部の精度に劣るという
欠点があり、また、石膏、セメントの型において
も、強度が小さく砂に対する耐摩耗性が不十分で
あることの理由から、樹脂やゴムの型とほぼ同様
な欠点があつた。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明者らは、安価なセメント系マスター型に
ついて、以上の欠点を解決するために種々検討し
た結果、セメントに超微粉と高性能減水剤を添加
し、それを所要量の骨材と少ない使用水で混練し
たモルタルは、すこぶる良好な流動性を示し、か
つ、その硬化体は、マスター型として十分な堅牢
性があることを見い出し、本発明を完成するに到
つた。 〔問題点を解決するための手段〕 すなわち、本発明は、セメント質物質、超微
粉、高性能減水剤、水及び骨材を主成分とする配
合物を所望形状に成形してなることを特徴とする
鋳物マスター型である。 以下さらに詳しく本発明について説明する。 本発明でいうセメント質物質とは、普通ポルト
ランドセメント、早強、超早強もしくは白色ポル
トランドセメント、耐硫酸塩ポルトランドセメン
ト、さらにはスラグ、フライアツシユ等の混合セ
メントなどが一般に用いられる。但し、混合セメ
ントは、一般的な養生方法では長期に渡つて反応
が継続するため安定性と云う面では好ましくはな
いので、それを用いる場合には、反応を促進させ
るために高温養生等を併用する配慮が必要であ
る。 本発明で使用する超微粉とは、平均粒径が前述
のセメント質物質より少なくとも1オーダー低い
ものであり、特に平均粒径が2オーダー低いもの
が混練物の流動特性の面から好ましい。具体的に
は、シリコン、含シリコン合金ならびにジルコニ
アを製造する際に副生するシリカダスト(シリカ
ヒユーム)、及びシリカ質ダストが特に最適であ
り、その他に、炭酸カルシウム、シリカゲル、オ
パール質硅石、フライアツシユ、スラグ、酸化チ
タン、酸化アルミニウムなどの超微粉も使用でき
る。特に、オパール質珪石、フライアツシユ、ス
ラグを分級器つきジエツトミル等により粉砕した
超微粉の使用は硬化収縮を改善するという面から
有効である。 超微粉の使用量は、セメント質物質60〜95重量
部に対して好ましくは5〜40重量部、さらに好ま
しくは65〜90重量部に対して10〜35重量部であ
り、5重量部未満では高強度(堅牢性)を得るこ
とが不可能であり、また、40重量部を越えると混
練物の流動性が著しく低下し、成形することが困
難となり、かつ、強度発現も不充分となる。 本発明で使用する高性能減水剤とは、セメント
に多量添加しても凝結の過遅延や過度の空気連行
を伴なわない分散能力の大きな界面活性剤であつ
て、ナフタリンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合
物の塩、メラミンスルホン酸ホルムアルデヒド縮
合物の塩、高分子量リグニンスルホン酸塩、ポリ
カルボン酸塩などを主成分とするものがあげられ
る。高性能減水剤は、混練物を低水比で得るため
に必要なものであり、従来の使用量は、セメント
質物質に対し固形分として0.3〜1重量%が使用
されているが、本発明においては、それよりも多
量に添加することが好ましい。具体的には、セメ
ント質物質と超微粉との混合物100重量部に対し
固形分として10重量部程度まで使用され、それよ
りも多量に添加すると、硬化反応にかえつて悪影
響を与える。特に好ましい添加量は1〜5重量部
である。このような高性能減水剤の使用量におい
て、超微粉と組み合わせることにより、水セメン
ト比が25%以下でも、通常の方法により成形可能
な流動性のある混練物を得ることができる。 本発明で使用する骨材は、従来より一般のコン
クリートを調合する際に使用されているもので良
いが、より硬質なもの、具体的には、モース硬度
6以上好ましくは7以上、又はヌープ圧子硬度
700Kg/mm2以上さらに好ましくは800Kg/mm2以上の
いずれかの基準で選定されたものを用いると、強
度を著しく向上させることができるので好適であ
る。この基準を満足するものを例示すれば、珪
石、エメリー、黄鉄鉱、磁鉄鉱、黄玉、ローソン
石、コランダム、フエナサイト、スピネル、緑柱
石、金緑石、電気石、花崗岩、紅柱石、十字石、
ジルコン、焼成ボーキサイト、炭化硼素、炭化タ
ングステン、フエロシリコンナイトライド、窒化
硅素、溶融シリカ、電融マグネシア、炭化硅素、
立方晶窒化硼素等がある。骨材の使用量は、通
常、セメント質物質と超微粉との合計に対して、
5重量倍量以内で選択使用される。本発明で混合
物を調整する際に使用する水は成形上必要なもの
であるが、高強度鋳物マスター型を得るためには
出来るだけ少量にするのが良く、セメント質物質
と超微粉との混合物100重量部に対し12.5〜30重
量部とするのがよく、特に15〜28重量部がよい。
水量が30重量部より多いと高強度鋳物マスター型
を得ることが困難であり、12.5重量部より少ない
と通常の流し込み等の成形が困難となる。なお、
圧密成形等においては、これに制限されるもので
はなく12.5重量部より少ない場合においても成形
が可能となる。 以上述べた主成分のほかに、本発明における配
合物には、各種セメント混和材、各種繊維、及び
その他通常のセメント型に用いられる添加材を適
宜加えることができるが、配合物中の主成分を通
常50重量%以上にすることが好ましい。 セメント混和材としては、膨張セメントの構成
成分である膨張材、急硬セメントの構成成分であ
る急硬材、及び高強度混和材などが用いられる。 膨張材はセメントの収縮補償する混和材であ
り、エトリンガイト系のもの、例えば、電気化学
工業(株)製商品名「CSA#20」や焼成CaOが好ま
しく、焼成CaO中でも、1100〜1300℃で焼成さ
れ、結晶径平均が10μ以下のものが特に好まし
い。 膨張材の使用量は、セメント質物質100重量部
に対して、3〜25重量部が好ましく、5〜20重量
部がより好ましい。25重量部を越えて使用すると
強度低下を起こすおそれがある。 また、急硬材は短時間にセメント配合物に所要
強度を発現させる混和材であり、各種のカルシウ
ムアルミネート単独又はそれと硫酸カルシウムと
の混合物等のように、カルシウムアルミネート系
であつて、例えば、電気化学工業(株)製商品名「デ
ンカES」などが好ましい。また、既にセメント
質物質に急硬材が配合されている、例えば、小野
田セメント(株)製商品名「ジエツトセメント」など
は、改めてセメント質物質を用いないでそのまま
使用可能である。 急硬材の使用量はセメント質物質100重量部に
対して、5〜30重量部が好ましく、8〜20重量部
がより好ましい。30重量部を越えて使用すると強
度低下を起こすおそれがある。 さらに、高強度混和材としては、石膏系のもの
が使用可能であり、例えば、電気化学工業(株)製商
品名「デンカΣ−1000」や日本セメント(株)製商品
名「アサノスーパーミツクス」などが挙げられ
る。 高強度混和材の使用量は、セメント質物質100
重量部に対して、2〜20重量部が好ましく、3〜
15重量部がより好ましい。20重量部を越えて使用
すると強度低下を起こすおそれがある。 繊維の添加は、鋳物マスター型の曲げ強度向上
や耐ひびわれ性向上に効果があるので、その1種
を又は二種以上を組合せて用いることは有効であ
る。 繊維としては、スチール繊維、ステンレス繊
維、石綿やアルミナ繊維などの各種天然又は合成
鉱物の繊維、炭素繊維、ガラス繊維、並びに、ポ
リプロピレン、ビニロン、アクリルニトリル、及
びセルロース等の天然又は合成の繊維などが挙げ
られる。 繊維の使用量は、繊維の種類によつて適宜決定
されるものであるが、本発明の配合物100重量部
に対して、0.2〜20重量部が好ましく、0.5〜15重
量部がより好ましい。 上記各材料の混合及び混練方法は、均一に混
合、及び混練できればいずれの方法でも良く、添
加順序も特に制限されるものではない。 本発明の鋳物マスター型の成形において、該型
打設面の気泡生成については留意すべきであり、
真空混練後真空注入する方法や、成形前に脱気処
理を行なうなどして気泡を除去することが好まし
い。 なお、以上の本発明に係る材料を用いて、鋳物
マスター型を注型成形する際には、砂と接する面
のみを本発明に係る材料で成形し、残りの部分を
普通のセメント系又は石膏系の材料で成形するこ
ともできる。 また、大型のマスター型を成形する際は、補強
鉄筋を用いてよい。 養生方法としては、常温養生、常圧蒸気養生、
高温高圧養性、高温養生のいずれの方法も採用す
ることが出来、必要であれば、これらの組み合わ
せ養生を行なう。 以下実施例により本発明を具体的に説明する。 〔実施例〕 図は、特殊な回転羽根を鋳鉄(FC−25)で製
作する際の一連の工程を示したものである。 まず、工程Aにおいて木製元型1を製作し、そ
れをフレーム2内に配置して石コウ3で転写し
(工程B)、次いで、得られた石コウ型3′に離型
剤を塗布し、本発明に係るセメント配合物4を注
入する(工程C)。セメント配合物は以下の使用
材料を用い、真空オムニミキサーで同時混練した
後、真空注型し振動締固めした。養生は、80℃、
7時間の蒸気養生であり、別に生成した4×4×
16cmの供試体によれば、1450Kg/cm2の圧縮強度を
示すものである。以上のようにして得られたマス
ター型4′にフラン樹脂をバインダーとした砂5
を型詰めし(工程D)、砂型5′に溶湯を鋳込み回
転羽根を製造した(工程E)。 <使用材料> Γ白色ポルトランドセメント(秩父セメント社
製)76重量部、ブレーン値3750cm2/g Γシリカヒユーム(日本重化学工業社製)16重量
部、比表面積、BET法160000cm2/g Γ膨張材(電気化学工業(株)「CSA20R」)8重量
部 Γ高性能減水剤(電気化学工業(株)「FT−500」)
(有効成分)2重量部。 Γ骨材(エメリー(住友金属鉱山製)0.3〜1.2
mm、1.5〜2.5mm各々50重量部 Γ水20重量部。 工程DとEの繰り返しにより1000個の回転羽根
を製作したが、マスター型には全く異常は認めら
れず、砂型の離型状態も完全で、製品の面精度も
十分であつた。 比較のため、マスター型を、石膏、樹脂、ゴム
又は普通セメント(白色ポルトランドセメント
100重量部、高性能減水剤0.5重量部、骨材100重
量部及び水30重量部)により製造し、それを用い
て回転羽根をつくつた。その成績を表に示す。
水剤、水及び骨材を主成分とする配合物を、所望
の形状に成形してなるものであつて、鋳造金属製
品を製作する際に砂型を成形するための鋳物マス
ター型に関する。 〔従来の技術〕 従来、鋳物マスター型としては、堅牢(高強
度)であること、精密な製品が得られること、安
価で製作期間も短いこと等の理由から、金属、樹
脂、ゴム、石膏、セメントが用いられてきた。 しかしながら、金属の型は、堅牢性、精密性に
おいてはすぐれているものの、材料費、加工費が
高価であり、製作時間もかかり、加工に熟練を要
するという欠点があつた。一方、樹脂、ゴムの型
は、製作期間は短いが、砂に対する耐摩耗性が不
充分であり、かつ電気抵抗が大であることから砂
型離型時に静電気引力が生じ、該型の砂との接触
部分が破壊されやすく、繰り返し使用に問題があ
るばかりでなく、砂型表層部の精度に劣るという
欠点があり、また、石膏、セメントの型において
も、強度が小さく砂に対する耐摩耗性が不十分で
あることの理由から、樹脂やゴムの型とほぼ同様
な欠点があつた。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明者らは、安価なセメント系マスター型に
ついて、以上の欠点を解決するために種々検討し
た結果、セメントに超微粉と高性能減水剤を添加
し、それを所要量の骨材と少ない使用水で混練し
たモルタルは、すこぶる良好な流動性を示し、か
つ、その硬化体は、マスター型として十分な堅牢
性があることを見い出し、本発明を完成するに到
つた。 〔問題点を解決するための手段〕 すなわち、本発明は、セメント質物質、超微
粉、高性能減水剤、水及び骨材を主成分とする配
合物を所望形状に成形してなることを特徴とする
鋳物マスター型である。 以下さらに詳しく本発明について説明する。 本発明でいうセメント質物質とは、普通ポルト
ランドセメント、早強、超早強もしくは白色ポル
トランドセメント、耐硫酸塩ポルトランドセメン
ト、さらにはスラグ、フライアツシユ等の混合セ
メントなどが一般に用いられる。但し、混合セメ
ントは、一般的な養生方法では長期に渡つて反応
が継続するため安定性と云う面では好ましくはな
いので、それを用いる場合には、反応を促進させ
るために高温養生等を併用する配慮が必要であ
る。 本発明で使用する超微粉とは、平均粒径が前述
のセメント質物質より少なくとも1オーダー低い
ものであり、特に平均粒径が2オーダー低いもの
が混練物の流動特性の面から好ましい。具体的に
は、シリコン、含シリコン合金ならびにジルコニ
アを製造する際に副生するシリカダスト(シリカ
ヒユーム)、及びシリカ質ダストが特に最適であ
り、その他に、炭酸カルシウム、シリカゲル、オ
パール質硅石、フライアツシユ、スラグ、酸化チ
タン、酸化アルミニウムなどの超微粉も使用でき
る。特に、オパール質珪石、フライアツシユ、ス
ラグを分級器つきジエツトミル等により粉砕した
超微粉の使用は硬化収縮を改善するという面から
有効である。 超微粉の使用量は、セメント質物質60〜95重量
部に対して好ましくは5〜40重量部、さらに好ま
しくは65〜90重量部に対して10〜35重量部であ
り、5重量部未満では高強度(堅牢性)を得るこ
とが不可能であり、また、40重量部を越えると混
練物の流動性が著しく低下し、成形することが困
難となり、かつ、強度発現も不充分となる。 本発明で使用する高性能減水剤とは、セメント
に多量添加しても凝結の過遅延や過度の空気連行
を伴なわない分散能力の大きな界面活性剤であつ
て、ナフタリンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合
物の塩、メラミンスルホン酸ホルムアルデヒド縮
合物の塩、高分子量リグニンスルホン酸塩、ポリ
カルボン酸塩などを主成分とするものがあげられ
る。高性能減水剤は、混練物を低水比で得るため
に必要なものであり、従来の使用量は、セメント
質物質に対し固形分として0.3〜1重量%が使用
されているが、本発明においては、それよりも多
量に添加することが好ましい。具体的には、セメ
ント質物質と超微粉との混合物100重量部に対し
固形分として10重量部程度まで使用され、それよ
りも多量に添加すると、硬化反応にかえつて悪影
響を与える。特に好ましい添加量は1〜5重量部
である。このような高性能減水剤の使用量におい
て、超微粉と組み合わせることにより、水セメン
ト比が25%以下でも、通常の方法により成形可能
な流動性のある混練物を得ることができる。 本発明で使用する骨材は、従来より一般のコン
クリートを調合する際に使用されているもので良
いが、より硬質なもの、具体的には、モース硬度
6以上好ましくは7以上、又はヌープ圧子硬度
700Kg/mm2以上さらに好ましくは800Kg/mm2以上の
いずれかの基準で選定されたものを用いると、強
度を著しく向上させることができるので好適であ
る。この基準を満足するものを例示すれば、珪
石、エメリー、黄鉄鉱、磁鉄鉱、黄玉、ローソン
石、コランダム、フエナサイト、スピネル、緑柱
石、金緑石、電気石、花崗岩、紅柱石、十字石、
ジルコン、焼成ボーキサイト、炭化硼素、炭化タ
ングステン、フエロシリコンナイトライド、窒化
硅素、溶融シリカ、電融マグネシア、炭化硅素、
立方晶窒化硼素等がある。骨材の使用量は、通
常、セメント質物質と超微粉との合計に対して、
5重量倍量以内で選択使用される。本発明で混合
物を調整する際に使用する水は成形上必要なもの
であるが、高強度鋳物マスター型を得るためには
出来るだけ少量にするのが良く、セメント質物質
と超微粉との混合物100重量部に対し12.5〜30重
量部とするのがよく、特に15〜28重量部がよい。
水量が30重量部より多いと高強度鋳物マスター型
を得ることが困難であり、12.5重量部より少ない
と通常の流し込み等の成形が困難となる。なお、
圧密成形等においては、これに制限されるもので
はなく12.5重量部より少ない場合においても成形
が可能となる。 以上述べた主成分のほかに、本発明における配
合物には、各種セメント混和材、各種繊維、及び
その他通常のセメント型に用いられる添加材を適
宜加えることができるが、配合物中の主成分を通
常50重量%以上にすることが好ましい。 セメント混和材としては、膨張セメントの構成
成分である膨張材、急硬セメントの構成成分であ
る急硬材、及び高強度混和材などが用いられる。 膨張材はセメントの収縮補償する混和材であ
り、エトリンガイト系のもの、例えば、電気化学
工業(株)製商品名「CSA#20」や焼成CaOが好ま
しく、焼成CaO中でも、1100〜1300℃で焼成さ
れ、結晶径平均が10μ以下のものが特に好まし
い。 膨張材の使用量は、セメント質物質100重量部
に対して、3〜25重量部が好ましく、5〜20重量
部がより好ましい。25重量部を越えて使用すると
強度低下を起こすおそれがある。 また、急硬材は短時間にセメント配合物に所要
強度を発現させる混和材であり、各種のカルシウ
ムアルミネート単独又はそれと硫酸カルシウムと
の混合物等のように、カルシウムアルミネート系
であつて、例えば、電気化学工業(株)製商品名「デ
ンカES」などが好ましい。また、既にセメント
質物質に急硬材が配合されている、例えば、小野
田セメント(株)製商品名「ジエツトセメント」など
は、改めてセメント質物質を用いないでそのまま
使用可能である。 急硬材の使用量はセメント質物質100重量部に
対して、5〜30重量部が好ましく、8〜20重量部
がより好ましい。30重量部を越えて使用すると強
度低下を起こすおそれがある。 さらに、高強度混和材としては、石膏系のもの
が使用可能であり、例えば、電気化学工業(株)製商
品名「デンカΣ−1000」や日本セメント(株)製商品
名「アサノスーパーミツクス」などが挙げられ
る。 高強度混和材の使用量は、セメント質物質100
重量部に対して、2〜20重量部が好ましく、3〜
15重量部がより好ましい。20重量部を越えて使用
すると強度低下を起こすおそれがある。 繊維の添加は、鋳物マスター型の曲げ強度向上
や耐ひびわれ性向上に効果があるので、その1種
を又は二種以上を組合せて用いることは有効であ
る。 繊維としては、スチール繊維、ステンレス繊
維、石綿やアルミナ繊維などの各種天然又は合成
鉱物の繊維、炭素繊維、ガラス繊維、並びに、ポ
リプロピレン、ビニロン、アクリルニトリル、及
びセルロース等の天然又は合成の繊維などが挙げ
られる。 繊維の使用量は、繊維の種類によつて適宜決定
されるものであるが、本発明の配合物100重量部
に対して、0.2〜20重量部が好ましく、0.5〜15重
量部がより好ましい。 上記各材料の混合及び混練方法は、均一に混
合、及び混練できればいずれの方法でも良く、添
加順序も特に制限されるものではない。 本発明の鋳物マスター型の成形において、該型
打設面の気泡生成については留意すべきであり、
真空混練後真空注入する方法や、成形前に脱気処
理を行なうなどして気泡を除去することが好まし
い。 なお、以上の本発明に係る材料を用いて、鋳物
マスター型を注型成形する際には、砂と接する面
のみを本発明に係る材料で成形し、残りの部分を
普通のセメント系又は石膏系の材料で成形するこ
ともできる。 また、大型のマスター型を成形する際は、補強
鉄筋を用いてよい。 養生方法としては、常温養生、常圧蒸気養生、
高温高圧養性、高温養生のいずれの方法も採用す
ることが出来、必要であれば、これらの組み合わ
せ養生を行なう。 以下実施例により本発明を具体的に説明する。 〔実施例〕 図は、特殊な回転羽根を鋳鉄(FC−25)で製
作する際の一連の工程を示したものである。 まず、工程Aにおいて木製元型1を製作し、そ
れをフレーム2内に配置して石コウ3で転写し
(工程B)、次いで、得られた石コウ型3′に離型
剤を塗布し、本発明に係るセメント配合物4を注
入する(工程C)。セメント配合物は以下の使用
材料を用い、真空オムニミキサーで同時混練した
後、真空注型し振動締固めした。養生は、80℃、
7時間の蒸気養生であり、別に生成した4×4×
16cmの供試体によれば、1450Kg/cm2の圧縮強度を
示すものである。以上のようにして得られたマス
ター型4′にフラン樹脂をバインダーとした砂5
を型詰めし(工程D)、砂型5′に溶湯を鋳込み回
転羽根を製造した(工程E)。 <使用材料> Γ白色ポルトランドセメント(秩父セメント社
製)76重量部、ブレーン値3750cm2/g Γシリカヒユーム(日本重化学工業社製)16重量
部、比表面積、BET法160000cm2/g Γ膨張材(電気化学工業(株)「CSA20R」)8重量
部 Γ高性能減水剤(電気化学工業(株)「FT−500」)
(有効成分)2重量部。 Γ骨材(エメリー(住友金属鉱山製)0.3〜1.2
mm、1.5〜2.5mm各々50重量部 Γ水20重量部。 工程DとEの繰り返しにより1000個の回転羽根
を製作したが、マスター型には全く異常は認めら
れず、砂型の離型状態も完全で、製品の面精度も
十分であつた。 比較のため、マスター型を、石膏、樹脂、ゴム
又は普通セメント(白色ポルトランドセメント
100重量部、高性能減水剤0.5重量部、骨材100重
量部及び水30重量部)により製造し、それを用い
て回転羽根をつくつた。その成績を表に示す。
【表】
圧縮強度が高く耐摩耗性に優れたものは高使
用回数に耐え、 電気抵抗の低いものは
砂型の離型性が良く、 製品の面精度を良好に
保つた。
〔発明の効果〕 本発明の鋳物マスター型は、高強度で(耐摩耗
性大)電気抵抗が小さい(砂ばなれ性が良好)の
で、良好な面精度を有する製品の製造使用回数が
大となり、特に商品サイクルの短かい自動車関連
工業等において有用である。
用回数に耐え、 電気抵抗の低いものは
砂型の離型性が良く、 製品の面精度を良好に
保つた。
〔発明の効果〕 本発明の鋳物マスター型は、高強度で(耐摩耗
性大)電気抵抗が小さい(砂ばなれ性が良好)の
で、良好な面精度を有する製品の製造使用回数が
大となり、特に商品サイクルの短かい自動車関連
工業等において有用である。
図面は、木型の作製から鋳物をつくるまでの工
程を説明する図である。 1……木製元型、2……フレーム、3……石コ
ウ、3′……石コウ型、4……セメント配合物、
4′……マスター型、5……砂、5′……砂型。
程を説明する図である。 1……木製元型、2……フレーム、3……石コ
ウ、3′……石コウ型、4……セメント配合物、
4′……マスター型、5……砂、5′……砂型。
Claims (1)
- 1 セメント質物質、超微粉、高性能減水剤、水
及び骨材を主成分とする配合物を、所望形状に成
形してなることを特徴とする鋳物マスター型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2520085A JPS61186145A (ja) | 1985-02-14 | 1985-02-14 | 鋳物マスタ−型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2520085A JPS61186145A (ja) | 1985-02-14 | 1985-02-14 | 鋳物マスタ−型 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61186145A JPS61186145A (ja) | 1986-08-19 |
| JPH0478380B2 true JPH0478380B2 (ja) | 1992-12-11 |
Family
ID=12159306
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2520085A Granted JPS61186145A (ja) | 1985-02-14 | 1985-02-14 | 鋳物マスタ−型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61186145A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2626809B1 (fr) * | 1988-02-05 | 1990-08-03 | Elmetherm | Procede de fabrication de moules destines en particulier a la realisation de pieces en matieres ceramiques et moules ainsi obtenus |
-
1985
- 1985-02-14 JP JP2520085A patent/JPS61186145A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61186145A (ja) | 1986-08-19 |
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