JPH0480128B2 - - Google Patents
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- JPH0480128B2 JPH0480128B2 JP15093584A JP15093584A JPH0480128B2 JP H0480128 B2 JPH0480128 B2 JP H0480128B2 JP 15093584 A JP15093584 A JP 15093584A JP 15093584 A JP15093584 A JP 15093584A JP H0480128 B2 JPH0480128 B2 JP H0480128B2
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Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の応用分野)
この発明は織機における不良緯糸の自動引出装
置用針に関するものであり、更に詳しくは流体噴
射式織機においてシヨートピツク、先端曲り、緯
切れ等の緯入不良あるいはフイーラーミスなどが
原因で織機が運転を停止した場合に不良緯糸を杼
口から自動的に引出す装置に用いる針の構造に関
するものである。
置用針に関するものであり、更に詳しくは流体噴
射式織機においてシヨートピツク、先端曲り、緯
切れ等の緯入不良あるいはフイーラーミスなどが
原因で織機が運転を停止した場合に不良緯糸を杼
口から自動的に引出す装置に用いる針の構造に関
するものである。
(従来技術)
緯入不良により織機が運転を停止した場合に杼
口から不良緯糸を自動的に取出す技術としては、
例えば特開昭58−220856号の発明がある。
口から不良緯糸を自動的に取出す技術としては、
例えば特開昭58−220856号の発明がある。
この発明の装置は不良緯糸の解放部材と捕捉部
材を有しており、口出し後の不良緯糸を解放部材
によつて引掛けて織前から引離し、捕捉部材によ
つて挟持して経糸列間を抜けて杼口外に引出すも
のである。
材を有しており、口出し後の不良緯糸を解放部材
によつて引掛けて織前から引離し、捕捉部材によ
つて挟持して経糸列間を抜けて杼口外に引出すも
のである。
しかしこの装置の場合、解放部材による不良緯
糸の織前からの解放に確実性が乏しく、加えて解
放部材から捕捉部材への不良緯糸の受渡しにも確
実性が乏しい結果、全体として作業ミスが発生し
易い。また作業ミスを避けようとすると解放部材
が布面を強く掻くことになり、傷がつき易い。
糸の織前からの解放に確実性が乏しく、加えて解
放部材から捕捉部材への不良緯糸の受渡しにも確
実性が乏しい結果、全体として作業ミスが発生し
易い。また作業ミスを避けようとすると解放部材
が布面を強く掻くことになり、傷がつき易い。
かかる不都合を避けるため本発明者は針を用い
た不良緯糸の自動引出技術を別途提案した。この
技術において用いる針は上開きのフツク状緯糸把
持部を有しており、織機の運転に同期して回転す
るカムに駆動されて緯糸噴射側布端寄りの織前付
近で経糸方向の垂直面内で揺動するものである。
正常緯糸の場合には、経糸到着側における緯入検
知前にカム駆動により針の先端を杼口内に侵入さ
せ、緯糸到着側における緯入検知後にこの先端を
杼口内から脱出させる。不良緯糸の場合には、緯
糸到着側における緯入検知前にカム駆動により針
の先端を杼口内に侵入させ、緯入不良の発生に応
じて通電されるソレノイドの働きにより針をカム
駆動から切離してその先端の杼口内からの脱出を
阻止し、織機停止に続く不良緯糸の口出後、緯入
不良の発生に応じて360°回転するサーボモーター
の働きにより針を更に深く杼口内に侵入させてそ
の緯糸把持部を不良緯糸の下側に位置させ、〓後
針を杼口内から完全に脱出させることにより、緯
糸把持部に不良緯糸を捕捉させてその一部を経糸
列外に引出し、〓後針をカム駆動の支配下に戻す
ものである。
た不良緯糸の自動引出技術を別途提案した。この
技術において用いる針は上開きのフツク状緯糸把
持部を有しており、織機の運転に同期して回転す
るカムに駆動されて緯糸噴射側布端寄りの織前付
近で経糸方向の垂直面内で揺動するものである。
正常緯糸の場合には、経糸到着側における緯入検
知前にカム駆動により針の先端を杼口内に侵入さ
せ、緯糸到着側における緯入検知後にこの先端を
杼口内から脱出させる。不良緯糸の場合には、緯
糸到着側における緯入検知前にカム駆動により針
の先端を杼口内に侵入させ、緯入不良の発生に応
じて通電されるソレノイドの働きにより針をカム
駆動から切離してその先端の杼口内からの脱出を
阻止し、織機停止に続く不良緯糸の口出後、緯入
不良の発生に応じて360°回転するサーボモーター
の働きにより針を更に深く杼口内に侵入させてそ
の緯糸把持部を不良緯糸の下側に位置させ、〓後
針を杼口内から完全に脱出させることにより、緯
糸把持部に不良緯糸を捕捉させてその一部を経糸
列外に引出し、〓後針をカム駆動の支配下に戻す
ものである。
以上の作業において針はまずその緯糸把持部に
不良緯糸を容易に捕捉することが要求される。し
かも一旦捕捉した不良緯糸はこれをしつかりと保
持して脱落を許さないことが要求される。
不良緯糸を容易に捕捉することが要求される。し
かも一旦捕捉した不良緯糸はこれをしつかりと保
持して脱落を許さないことが要求される。
また針は毎緯入れサイクル毎に経糸列間をぬつ
て杼口に対して出入りするものであるから、一方
ではなるべく細いことが好ましい。しかし他方で
は針は織前と不良緯糸との間で緯打時に強く織前
に打付けられるものであるから、その衝撃に耐え
る頑丈さが要求される。
て杼口に対して出入りするものであるから、一方
ではなるべく細いことが好ましい。しかし他方で
は針は織前と不良緯糸との間で緯打時に強く織前
に打付けられるものであるから、その衝撃に耐え
る頑丈さが要求される。
更に緯入不良発生時には針の上開きのフツク状
緯糸把持部が経糸列間をぬつて杼口に対して出入
りするのであるから、緯糸把持部が隣接する経糸
を引掛けない(特に杼口からの脱出時に)ことが
要求される。
緯糸把持部が経糸列間をぬつて杼口に対して出入
りするのであるから、緯糸把持部が隣接する経糸
を引掛けない(特に杼口からの脱出時に)ことが
要求される。
(発明の目的)
この発明の目的は針を用いた不良緯糸の自動引
出しにおいて、動作ミスなく不良緯糸を捕捉しか
つ脱落なくこれを杼口外に引出すような針を提供
することにある。
出しにおいて、動作ミスなく不良緯糸を捕捉しか
つ脱落なくこれを杼口外に引出すような針を提供
することにある。
この発明の他の目的は針を用いた不良緯糸の自
動引出しにおいて、充分に細くしかも緯打ちの衝
撃に耐える針を提供することにある。
動引出しにおいて、充分に細くしかも緯打ちの衝
撃に耐える針を提供することにある。
この発明の更に他の目的は、針を用いた不良緯
糸の自動引出しにおいて、経糸列を乱すことなく
杼口内に出入りできる針を提供することにある。
糸の自動引出しにおいて、経糸列を乱すことなく
杼口内に出入りできる針を提供することにある。
(発明の基本的構成)
この発明の針は、少なくとも緯糸把持部が形状
記憶合金により形成されており、不良緯糸の捕捉
に適した第1の記憶形状と、捕捉した不良緯糸の
脱落を阻止する第2の記憶形状を有するものであ
る。
記憶合金により形成されており、不良緯糸の捕捉
に適した第1の記憶形状と、捕捉した不良緯糸の
脱落を阻止する第2の記憶形状を有するものであ
る。
(実施態様)
第1図に示すのはこの発明の針の一例であつ
て、針8が揺動レバー7の先端に固定されて前方
下方に向けて延在し、先端81とその上側に上開
きのフツク状緯糸把持部82を有しており、全体
としてツーウエイ・マルテンサイト変態をする形
状記憶合金によつて形成されている。針8の内部
は把持部82付近まで中空になつており、ここに
挿入された加熱用ニクロム線83は導線84によ
つて図示しない適宜な電源に接続されており、緯
糸不良の発生に応じてオンとされる。この例の場
合には針8の前方に冷却用ノズル5が設けられて
おり、針8により不良緯糸が捕捉されたタイミン
グでオンとされて冷却水あるいは空気を針8の少
なくとも把持部82に向けて噴射する。
て、針8が揺動レバー7の先端に固定されて前方
下方に向けて延在し、先端81とその上側に上開
きのフツク状緯糸把持部82を有しており、全体
としてツーウエイ・マルテンサイト変態をする形
状記憶合金によつて形成されている。針8の内部
は把持部82付近まで中空になつており、ここに
挿入された加熱用ニクロム線83は導線84によ
つて図示しない適宜な電源に接続されており、緯
糸不良の発生に応じてオンとされる。この例の場
合には針8の前方に冷却用ノズル5が設けられて
おり、針8により不良緯糸が捕捉されたタイミン
グでオンとされて冷却水あるいは空気を針8の少
なくとも把持部82に向けて噴射する。
この発明におけるマルテンサイト変態による形
状変化の一例を第2図A,Bに示す。この場合に
は針全体8が形状記憶合金で形成されている。
状変化の一例を第2図A,Bに示す。この場合に
は針全体8が形状記憶合金で形成されている。
第2図Aに示す状態では針8の第1の記憶形状
を有しており、そのとき緯糸把持部82の開度D
は緯糸の直径より大である。従つて不良緯糸の捕
捉に際して不良緯糸が把持部82に入いり易い。
不良緯糸が捕捉されたタイミングでニクロム線8
3をオンとすると、針8は昇温に伴なうマルテン
サイト変態により第2図Bに示す第2の記憶形状
をとり、そのとき緯糸把持部82の開度D′は緯
糸の直径より小となる。従つて緯糸把持部82の
捕捉されて入つた不良緯糸はしつかりと挟持され
るから経糸列間をぬつて杼口から引出されるに際
して脱落することはない。引出された不良緯糸が
針8から取除かれたら冷却用ノズル5をオンとし
てこれを冷却すれば針8は第2図Aに締す第1の
記憶形状に戻る。
を有しており、そのとき緯糸把持部82の開度D
は緯糸の直径より大である。従つて不良緯糸の捕
捉に際して不良緯糸が把持部82に入いり易い。
不良緯糸が捕捉されたタイミングでニクロム線8
3をオンとすると、針8は昇温に伴なうマルテン
サイト変態により第2図Bに示す第2の記憶形状
をとり、そのとき緯糸把持部82の開度D′は緯
糸の直径より小となる。従つて緯糸把持部82の
捕捉されて入つた不良緯糸はしつかりと挟持され
るから経糸列間をぬつて杼口から引出されるに際
して脱落することはない。引出された不良緯糸が
針8から取除かれたら冷却用ノズル5をオンとし
てこれを冷却すれば針8は第2図Aに締す第1の
記憶形状に戻る。
もつとも通常の形状記憶合金にあつてはマルテ
ンサイト変態は30〜50℃程度の低温で起き、しか
も緯入不良はそう頻繁に起こるものではない。従
つて実務上は敢えて積極的に冷却しなくとも第2
→記憶形状の変化に必要な降温のためには充分な
時間的余裕がある。
ンサイト変態は30〜50℃程度の低温で起き、しか
も緯入不良はそう頻繁に起こるものではない。従
つて実務上は敢えて積極的に冷却しなくとも第2
→記憶形状の変化に必要な降温のためには充分な
時間的余裕がある。
上記の例においては通常時は針8に第2図Aに
示す第1の記憶形状を与え、不良緯糸を捕捉した
ときのみ加熱により針8に第2図Bに示す第2の
記憶形状を与えているがこの逆にしてもよい。即
ち通常は加熱により針8に第2図Aに示す第1の
記憶形状を与え、不良緯糸を捕捉したときのみ加
熱を断ち冷却を行なつて針8に第2図Bに示す第
2の記憶形状を与えるようにしてもよい。しかし
この第2の方法だと加熱のための電力消費が増
え、しかも積極的に冷却することが必須となるの
で第1の方法より不利である。
示す第1の記憶形状を与え、不良緯糸を捕捉した
ときのみ加熱により針8に第2図Bに示す第2の
記憶形状を与えているがこの逆にしてもよい。即
ち通常は加熱により針8に第2図Aに示す第1の
記憶形状を与え、不良緯糸を捕捉したときのみ加
熱を断ち冷却を行なつて針8に第2図Bに示す第
2の記憶形状を与えるようにしてもよい。しかし
この第2の方法だと加熱のための電力消費が増
え、しかも積極的に冷却することが必須となるの
で第1の方法より不利である。
更に第3の方法として通常時は針8に第2図B
を示す第2の記憶形状を与え、緯入不良の発生に
応じて加熱により針8に第2図Aに示す第1の記
憶形状を与える不良緯糸を捕捉せしめた後冷却に
より第2図Bに示す第2の記憶形状に戻して捕捉
された不良緯糸の脱落を阻止するようにしてもよ
い。この方法だと第2の方法より電力消費は少な
いが、引出しに続いて針8から不良緯糸を取除く
方法のいかんによつては取除き時に再び加熱して
第2図Aに示す第1の記憶形状に戻る必要が生じ
ることもあり、加えて積極的に冷却することが必
須となるなど、第1の方法よりはやはり不利であ
る。
を示す第2の記憶形状を与え、緯入不良の発生に
応じて加熱により針8に第2図Aに示す第1の記
憶形状を与える不良緯糸を捕捉せしめた後冷却に
より第2図Bに示す第2の記憶形状に戻して捕捉
された不良緯糸の脱落を阻止するようにしてもよ
い。この方法だと第2の方法より電力消費は少な
いが、引出しに続いて針8から不良緯糸を取除く
方法のいかんによつては取除き時に再び加熱して
第2図Aに示す第1の記憶形状に戻る必要が生じ
ることもあり、加えて積極的に冷却することが必
須となるなど、第1の方法よりはやはり不利であ
る。
形状変化の他の例を第3図A,Bに示す。この
場合にも針8全体が形状記憶合金で形成されてい
る。第3図Aに示す状態では針8は第1の記憶形
状を有しており、この形状は第2図Aに示すそれ
と同じでよい。即ち緯糸把持部82の開度Dは緯
糸の直径より大であるから、不良緯糸の捕捉に際
して不良緯糸が把持部82が入り易い。不良緯糸
が捕捉されたタイミングでニクロム線83をオン
とすると針は昇温に伴なうマルテンサイト変態に
より第3図Bに示す第2の記憶形状をとる。この
とき緯糸把持部82の開度D′は第2図Bの場合
と同じく緯糸の直径より小となる。従つて緯糸把
持部82に捕捉されて入つた不良緯糸はしつかり
と挟持されるから経糸列間をぬつて杼口から引出
されるに際して脱落することはない。加えてこの
例のものにあつては、第2の記憶形状においてほ
ぼ直線状となる。従つてこの形状変化の際に織前
において捕捉した不良緯糸を織前から後方に引離
してやる作用があり、経糸列間をぬつての不良緯
糸の引出しが第2図Bの形状の場合より楽にな
る。引出された不良緯糸が針8から取除かれた
ら、積極冷却もしくは自然冷却により、針8は第
3図Aに示す第1の記憶形状に戻る。
場合にも針8全体が形状記憶合金で形成されてい
る。第3図Aに示す状態では針8は第1の記憶形
状を有しており、この形状は第2図Aに示すそれ
と同じでよい。即ち緯糸把持部82の開度Dは緯
糸の直径より大であるから、不良緯糸の捕捉に際
して不良緯糸が把持部82が入り易い。不良緯糸
が捕捉されたタイミングでニクロム線83をオン
とすると針は昇温に伴なうマルテンサイト変態に
より第3図Bに示す第2の記憶形状をとる。この
とき緯糸把持部82の開度D′は第2図Bの場合
と同じく緯糸の直径より小となる。従つて緯糸把
持部82に捕捉されて入つた不良緯糸はしつかり
と挟持されるから経糸列間をぬつて杼口から引出
されるに際して脱落することはない。加えてこの
例のものにあつては、第2の記憶形状においてほ
ぼ直線状となる。従つてこの形状変化の際に織前
において捕捉した不良緯糸を織前から後方に引離
してやる作用があり、経糸列間をぬつての不良緯
糸の引出しが第2図Bの形状の場合より楽にな
る。引出された不良緯糸が針8から取除かれた
ら、積極冷却もしくは自然冷却により、針8は第
3図Aに示す第1の記憶形状に戻る。
形状変化の更に他の例を第4図A,Bに示す。
この場合には少なくとも針の先端81付近が形状
記憶合金で形成されている。第4図Aに示す状態
では針8は第1の記憶形状を有しており、緯糸把
持部を有していない。緯入不良が発生したら針8
の先端81が不良緯糸よりある程度下側に至つた
タイミングで加熱すると針8は昇温に伴なうマル
テンサイト変態により第4図Bに示す第2の記憶
形状をとる。このとき先端は上開きのフツク状に
曲りその開度D′が緯糸の直径より小さな緯糸把
持部85となり不良緯糸をしつかりと把持する。
この例のものは製造が比較的容易である。また通
常時の第1の記憶形状において緯糸把持部を有し
ていないから、経糸をひつかける危険も少ない。
更に不良緯糸の捕捉に際しても針の杼口内への侵
入度が少なく、しかも侵入するのは細い先端81
だけでよいから、針の侵入による布組織の乱れを
最小限にとどめることができる。
この場合には少なくとも針の先端81付近が形状
記憶合金で形成されている。第4図Aに示す状態
では針8は第1の記憶形状を有しており、緯糸把
持部を有していない。緯入不良が発生したら針8
の先端81が不良緯糸よりある程度下側に至つた
タイミングで加熱すると針8は昇温に伴なうマル
テンサイト変態により第4図Bに示す第2の記憶
形状をとる。このとき先端は上開きのフツク状に
曲りその開度D′が緯糸の直径より小さな緯糸把
持部85となり不良緯糸をしつかりと把持する。
この例のものは製造が比較的容易である。また通
常時の第1の記憶形状において緯糸把持部を有し
ていないから、経糸をひつかける危険も少ない。
更に不良緯糸の捕捉に際しても針の杼口内への侵
入度が少なく、しかも侵入するのは細い先端81
だけでよいから、針の侵入による布組織の乱れを
最小限にとどめることができる。
第5図に示す例にあつては、緯糸把持部86の
みが形状記憶合金で形成されている。図示の状態
では針8は第1の記憶形状を有しており、その緯
糸把持部86の開度Dは緯糸の直径より大であ
る。不良緯糸の捕捉に際して加熱すると昇温に伴
なうマルテンサイト変態により把持部86は本体
87側に寄り、その開度が緯糸直径より小とな
る。
みが形状記憶合金で形成されている。図示の状態
では針8は第1の記憶形状を有しており、その緯
糸把持部86の開度Dは緯糸の直径より大であ
る。不良緯糸の捕捉に際して加熱すると昇温に伴
なうマルテンサイト変態により把持部86は本体
87側に寄り、その開度が緯糸直径より小とな
る。
ところで針が不良緯糸を捕捉把持した後織前か
ら引離すと、杼口からの引出しが円滑にゆく。こ
のためには第6図Aに示すように緯糸把持部82
の位置において本体87の経糸方向寸法Tがなる
べく大きい方がよい。また形状変化を容易とする
には緯糸把持部82の経糸方向寸法T′はなるべ
く小さい方がよい。一般にはT>T′の関係をと
るのが望ましい。
ら引離すと、杼口からの引出しが円滑にゆく。こ
のためには第6図Aに示すように緯糸把持部82
の位置において本体87の経糸方向寸法Tがなる
べく大きい方がよい。また形状変化を容易とする
には緯糸把持部82の経糸方向寸法T′はなるべ
く小さい方がよい。一般にはT>T′の関係をと
るのが望ましい。
更に不良緯糸を捕捉把持した針8は経糸列間を
ぬつて杼口内から脱出するが、この際上開きのフ
ツク状緯糸把持部82が隣接する経糸を引掛ける
危険がある。これを避けるために緯糸把持部82
の位置における本体87の緯糸方向寸法Wは第6
図Bに示すように緯糸把持部82の緯糸方向寸法
W′より大にとるのが望ましい。
ぬつて杼口内から脱出するが、この際上開きのフ
ツク状緯糸把持部82が隣接する経糸を引掛ける
危険がある。これを避けるために緯糸把持部82
の位置における本体87の緯糸方向寸法Wは第6
図Bに示すように緯糸把持部82の緯糸方向寸法
W′より大にとるのが望ましい。
更に積極冷却を行なう場合、第1図に示す例に
あつては冷却ノズル5を用いたが、針8内に冷却
部材を設けることもできる。即ち第7図に示すよ
うに針8内に加熱用ニクロム線83に並設して冷
却用熱電素子88を設け、そのペルチエ効果を利
用して電気エネルギーで熱を吸収するものであ
る。
あつては冷却ノズル5を用いたが、針8内に冷却
部材を設けることもできる。即ち第7図に示すよ
うに針8内に加熱用ニクロム線83に並設して冷
却用熱電素子88を設け、そのペルチエ効果を利
用して電気エネルギーで熱を吸収するものであ
る。
尚以上の例では加熱および冷却様素子を針に内
蔵する場合を主として説明したがこれらを共に外
装式としてもよい。第8図に示すのがその一例で
ある。即ち針8の緯糸把持部82に臨んで開口す
る加熱冷却ユニツト90を設け、これにモーター
91とフアン92とを内装し、更にその前方に加
熱用ヒーター93と冷却用熱電素子94を設け
る。針8に対しては熱風もしくは冷風が選択的に
吹つけられる。
蔵する場合を主として説明したがこれらを共に外
装式としてもよい。第8図に示すのがその一例で
ある。即ち針8の緯糸把持部82に臨んで開口す
る加熱冷却ユニツト90を設け、これにモーター
91とフアン92とを内装し、更にその前方に加
熱用ヒーター93と冷却用熱電素子94を設け
る。針8に対しては熱風もしくは冷風が選択的に
吹つけられる。
(発明の効果)
この発明によれば不良緯糸の捕捉時には針に捕
捉および緯前からの離間に適した形状をとらし
め、不良緯糸の引出時には針にその緯糸の脱落を
阻止する形状をとらせるので、不良緯糸の引出作
業を確実に行なうことができる。
捉および緯前からの離間に適した形状をとらし
め、不良緯糸の引出時には針にその緯糸の脱落を
阻止する形状をとらせるので、不良緯糸の引出作
業を確実に行なうことができる。
第1図はこの発明の針の一例を示す断面側面
図、第2図A〜第4図Bはこの発明の針の形状変
化の数例を示す側面図、第5図はこの発明の針の
他の例を示す一部断面側面図、第6図A,Bはこ
の発明の針の各部の寸法関係を示す側面および正
面図、第7図はこの発明の針の更に他の例を示す
一部断面側面図、第8図はこの発明の針の更に他
の例を示す一部断面側面図である。 8……針、82,85,86……緯糸把持部、
83……加熱用ニクロム線、88……冷却用熱電
素子。
図、第2図A〜第4図Bはこの発明の針の形状変
化の数例を示す側面図、第5図はこの発明の針の
他の例を示す一部断面側面図、第6図A,Bはこ
の発明の針の各部の寸法関係を示す側面および正
面図、第7図はこの発明の針の更に他の例を示す
一部断面側面図、第8図はこの発明の針の更に他
の例を示す一部断面側面図である。 8……針、82,85,86……緯糸把持部、
83……加熱用ニクロム線、88……冷却用熱電
素子。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 少なくとも緯糸把持部が不良緯糸の捕捉に適
した第1の記憶形状と、捕捉した不良緯糸の脱落
を阻止する第2の記憶形状をとる形状記憶合金に
よつて形成されている ことを特徴とする織機における不良緯糸の自動引
出装置用針。 2 形状記憶合金で形成される緯糸把持部が加熱
部材を内蔵してなる ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
針。 3 長手方向中間に上開きのフツク状緯糸把持部
を有し、その開度が第1の記憶形状にあつては緯
糸の直径より大でかつ第2の記憶形状にあつて
は、緯糸の直径より小である ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
針。 4 第2の記憶形状にあつてその先端に上開きの
フツク状緯糸把持部を有し、その開度が緯糸の直
径よりも小である ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
針。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15093584A JPS6134254A (ja) | 1984-07-20 | 1984-07-20 | 織機における不良緯糸の自動引出装置用針 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15093584A JPS6134254A (ja) | 1984-07-20 | 1984-07-20 | 織機における不良緯糸の自動引出装置用針 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6134254A JPS6134254A (ja) | 1986-02-18 |
| JPH0480128B2 true JPH0480128B2 (ja) | 1992-12-17 |
Family
ID=15507625
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15093584A Granted JPS6134254A (ja) | 1984-07-20 | 1984-07-20 | 織機における不良緯糸の自動引出装置用針 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6134254A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6004344A (en) * | 1998-02-04 | 1999-12-21 | Sun Medical Co., Ltd. | Infrared ray irradiation apparatus and infrared ray irradiation source used therein |
-
1984
- 1984-07-20 JP JP15093584A patent/JPS6134254A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6134254A (ja) | 1986-02-18 |
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