JPH0480378B2 - - Google Patents

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JPH0480378B2
JPH0480378B2 JP59062965A JP6296584A JPH0480378B2 JP H0480378 B2 JPH0480378 B2 JP H0480378B2 JP 59062965 A JP59062965 A JP 59062965A JP 6296584 A JP6296584 A JP 6296584A JP H0480378 B2 JPH0480378 B2 JP H0480378B2
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JP
Japan
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pressure
photosensitive
layer
vacuum
printing plate
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JP59062965A
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JPS60205544A (ja
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Akira Nishioka
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Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication of JPS60205544A publication Critical patent/JPS60205544A/ja
Publication of JPH0480378B2 publication Critical patent/JPH0480378B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/09Photosensitive materials characterised by structural details, e.g. supports, auxiliary layers
    • G03F7/115Photosensitive materials characterised by structural details, e.g. supports, auxiliary layers having supports or layers with means for obtaining a screen effect or for obtaining better contact in vacuum printing

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、感光性印刷版の製造方法に関するも
のであり、特に真空密着性を改良した感光性印刷
版の製造方法に関するものである。 〔従来技術〕 従来感光性印刷版に原画を通して露光を与える
場合、感光性印刷版の感光層の表面に原画を完全
に密着させるため、ゴムシートと圧着ガラスの間
に感光性印刷版及び、原画を重ねて配置し、ゴム
シートと圧着ガラスとの間を真空にして密着させ
る方法が用いられていた。 この真空にして密着させる時間を短縮させる為
に、例えば特開昭51−111102号公報に記載されて
いるような、感光層上に塗布部分と非塗布部分と
からなる微小パターンを設けた感光性印刷版が知
られている。また特開昭55−12974号公報には固
体粉末をパウダリングして熱によつて感光性印刷
版の上に固着する方法が開示されている。更に、
特開昭57−34558号公報には感光層の表面に樹脂
を溶解または分散させた水性液をスプレーし、乾
燥させる方法が開示されている。 しかしながら、このような微小パターン層、固
体粉末層など(以下、「マツト層」という。)を設
けた感光性印刷版においては、マツト層の凸部の
高さが圧力によつて低くなり、その結果、真空密
着性が低下するという欠点があつた。 たとえば、感光性印刷版を多面焼付したり、あ
るいは、原画を真空密着後、フイルム面にゴミが
付着しているのを発見し、これを除去してから再
び原画を真空密着させたりする場合のように、同
一の感光性印刷版に原画を複数回真空密着させる
ことがある。このような場合、従来方法によつて
表面にマツト層を形成した感光性印刷版では、第
1回目の真空密着の際には比較的短時間で原画を
密着させることができるが、この際、大気圧によ
つてマツト層の凸部が押し潰される。このため、
原画を再び真空密着させる際には、所要時間が著
しく長くなつてしまう。 また最近、感光性印刷版の量産化に伴つて、マ
ツト層を設けた感光性印刷版を一旦コイルに巻き
取つておき、その後、高速度で裁断し、包装する
加工方法が実施されている。この巻き取りは、コ
イルずれ(巻きくずれ)などを防止するために高
いテンシヨンをかけて行われる。このため、巻き
取りコイルの中心部に近くなるほど、感光性印刷
版表面に大きな圧力がかかり、マツト層の凸部が
押し潰され、その結果、真空密着性が低下してし
まう。 このようにマツト層の凸部が圧力によつて押し
潰され、その結果、真空密着性が低下してしまう
原因は、マツト層の凸部を形成している樹脂が軟
質のものであること、および真空密着性に大きく
寄与している高さの大きな凸部が選択的に押し潰
されること、であると考えられる。 したがつて、真空密着性の低下あるいは変動を
防止するためには、マツト層の凸部を硬質の材料
で形成するか、あるいは、凸部の高さ分布をでき
るだけ狭くし、圧力をできるだけ多数の凸部に分
散させることによつて圧力の影響を少なくすれば
よいことがわかる。本発明者等は、特に後者の点
に注目し、鋭意研究を行つた。 〔発明の目的〕 本発明の目的は、真空密着性の低下あるいは変
動が少ない感光性印刷版の製造方法を提供するこ
とである。 〔発明の構成〕 本発明者等は、前記のとおり、マツト層の凸部
の高さ分布をできるだけ狭くすることにより、圧
力を分散させ、圧力の影響を少なくする方法につ
いて種々検討した結果、マツト層を形成したの
ち、適度の圧力をかけてマツト層の凸部を押し潰
すことにより、本発明の上記目的が達成できるこ
とを見出し、本発明を完成するに至つた。 本発明は、感光性印刷版の表面にマツト層を形
成したのち、該マツト層に圧力をかけ、マツト層
の凸部の高さを低下させ、これを平均化させるこ
とを特徴とする感光性印刷版の製造方法である。 ところで、感光性印刷版の表面にマツト層の凸
部形成材料である固体微粉末を付着させるために
ロール等によつて圧力をかけることは公知であ
る。たとえば、特開昭55−12974号公報(3)頁右下
欄第14行には「ロール等によつて固体粉末に圧力
を加える手段を併用してもよい」と記載されてい
る。しかしその後に「上記方法以外にも固体粉末
を感光性印刷版の表面に固着させる種々の方法が
考えられるが、要するに固体粉末および感光性層
が極度に変形されない限度で固着させる方法であ
ればよい」と記載されていることからも明らかな
ように、これは、形成されたマツト粒子の高さを
圧力によつて低下させるためのものではなく、固
体微粉末を感光性層と完全に密着させるために圧
力をかけることを意味している。熱によつて微粉
末を表面に融着する場合、融解した樹脂の粘度は
非常に高いため、表面と完全に密着させるために
は、長時間を要する。しかし、高温で長時間保持
することは、製造コストがかさむばかりでなく、
感光性層に悪影響を及ぼすため好ましくない。そ
こで、特開昭55−101951号公報などに開示されて
いるように、離型性の良い表面を有する加熱ロー
ルに接触させて熱融着させることによつて短時間
で微粉末を感光性印刷版表面に完全に密着させる
のである。このとき使用されるロールは金属ロー
ル程硬くない、テフロン(商品名)等の弗素樹脂
製のものが使用されるため、マツト粒子を完全に
押し潰してしまうことはない。この方法では加熱
ロールを使用しているので、マツト粒子は感光性
印刷版表面に熱融着したのち、粒子を構成してい
る樹脂自身の表面張力により、球の一部を平面で
切断して得られるような形状となつて固化する。
したがつて表面に形成された凸部の高さは、マツ
ト粒子の大きさに比例することになり、マツト粒
子の粒子分布によつて凸部の高さの分布が決定さ
れてしまう。 また、感光性層に残留する溶剤によつて、パウ
ダリングした固体粉末を局部的に溶解して感光性
層に固着させる場合、軽い圧力をかけて微粉末を
感光性層中に少し押し込み、溶剤と微分末を十分
に接触させることが望ましい。しかしこのように
して得られるマツト層の凸部の高さ分布は、依然
として広く、このような感光性印刷版は、圧力に
よつて真空密着性が著しく低下するという欠点は
全く解消されていない。 このように、マツト粒子に圧力を加えること自
体は知られていたが、それはマツト粒子を固着さ
せることを目的としたものであり、真空密着性の
圧力による変動を防止しようとするものではな
く、また実際にも、このような方法によつて真空
密着性の圧力による変動を防止あるいは軽減する
ことはできなかつた。すなわち、マツト層の凸部
の高さを平均化するために、マツト層形成後、圧
力をかけることについては、全く試みられたこと
がなかつたのである。 本発明者らは意外にも、マツト層形成後、圧力
によつてマツト層の高さを低下させ平均化させる
ことにより、圧力に対して強く、真空密着性の良
い感光性印刷版が得られることを見出したのであ
る。 本発明に適用可能なマツト層形成法としては、
感光層を凹凸にする方法(塗布時凹凸にする方
法、マツト剤を内添する方法、発泡剤により乾燥
時凹凸にする方法)、感光物を含まない最上層を
凹凸にする方法(マツト剤を含む樹脂層、塗布部
と非塗布部から成るマツト層))等種々の方法が
あるが、真空密着性および他の性能への悪影響が
少ない点で、塗布部と非塗布部から成るマツト層
を形成する方法が有利に使用される。特に、塗布
部が現像の際に除去されるものが好ましい。この
ような方法に使用される樹脂としては、感光層に
強く固着することと、硬さの点から次の(a),(b)お
よび(c)の各モノマー単位を含む共重合体が特に優
れている。 (a) そのアルキル残基の炭素原子数が2〜10であ
るアルキルアクリレート類およびそのアルキル
残基の炭素原子数が4〜10であるアルキルメタ
クリレート類よりなる群から選ばれた少なくと
も1つのモノマー単位。 (b) スチレン類、アクリロニトリル類、メチルメ
タクリレートおよびエチルメタクリレートより
なる群から選ばれた少なくとも1つのモノマー
単位。 (c) アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イ
タコン酸、これらのアルカリ金属塩およびアン
モニウム塩よりなる群から選ばれた少なくとも
1つのモノマー単位。 上記モノマー単位(a)は、感光層の表面への接着
性を付与する成分であつてその具体例には、エチ
ルアクリレート、n−プロピルアクリレート、イ
ソプロピルアクリレート、n−ブチルアクリレー
ト、イソブチルアクリレート、n−アミルアクリ
レート、イソアミルアクリレート、n−ヘキシル
アクリレート、2−エチルヘキシルアクリレー
ト、n−オクチルアクリレート、n−デシルアク
リレート、n−ブチルメタクリレート、イソブチ
ルメタクリレート、n−アミルメタクリレート、
2−エチルヘキシルメタクリレート、n−オクチ
ルメタクリレート、n−デシルメタクリレートな
どが含まれる。 上記モノマー単位(b)は、圧力に対する抵抗力を
付与する成分であつて、その具体例には、スチレ
ン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、
p−メチルスチレン、2,4−ジメチルスチレ
ン、2,5−ジメチルスチレン、3,4−ジメチ
ルスチレン、3,5−ジメチルスチレン、2,
4,5−トリメチルスチレン、2,4,6−トリ
メチルスチレン、o−エチルスチレン、m−エチ
ルスチレン、p−エチルスチレン、3,5−ジエ
チルスチレン、2,4,5−トリエチルスチレ
ン、p−n−ブチルスチレン、m−sec−ブチル
スチレン、m−tert−ブチルスチレン、p−ヘキ
シルスチレン、p−n−ヘプチルスチレン、p−
2−エチルヘキシルスチレン、o−フルオロスチ
レン、m−フルオロスチレン、p−フルオロスチ
レン、o−クロロスチレン、m−クロロスチレ
ン、p−クロロスチレン、2,3−ジクロロスチ
レン、2,4−ジクロロスチレン、2,5−ジク
ロロスチレン、2,6−ジクロロスチレン、3,
4−ジクロロスチレン、3,5−ジクロロスチレ
ン、2,3,4,5,6−ペンタクロロスチレ
ン、m−トリフルオロメチルスチレン、o−シア
ノスチレン、m−シアノスチレン、m−ニトロス
チレン、p−ニトロスチレン、p−ジメチルアミ
ノスチレン、アクリロニトリル、α−クロルアク
リロニトリル、α−ブロモアクリロニトリル、α
−トリフルオロメチルアクリロニトリル、α−ト
リフルオロメチルカルボキシアクリロニトリル、
メチルメタクリレート、エチルメタクリレートな
どが含まれる。 上記モノマー単位(c)は現像液に対する溶解性を
向上させる成分であつて、その具体例には、アク
リル酸、アクリル酸ナトリウム、アクリル酸カリ
ウム、アクリル酸アンモニウム、メタクリル酸、
メタクリル酸ナトリウム、メタクリル酸カリウ
ム、メタクリル酸アンモニウム、マレイン酸、マ
レンイン酸ナトリウム、マレイン酸カリウム、マ
レイン酸アンモニウム、イタコン酸、イタコン酸
ナトリウム、イタコン酸カリウム、イタコン酸ア
ンモニウムなどが含まれる。 このような共重合体において、モノマー単位
(a),(b)および(c)の量はそれぞれ10〜70重量%、20
〜80重量%および6〜50重量%の範囲が好まし
い。モノマー単位(a)の量が10重量%よりも少なく
なるにつれて、共重合体の感光層の表面への付着
力が低下していき、一方70重量%よりも多くなる
につれて、共重合体の耐圧性が低下する。また、
モノマー単位(b)の量が20重量%よりも少なくなる
につれて、共重合体の高さが低下していき、耐圧
性が低下し、一方、80重量%よりも多くなるにつ
れて、共重合体の現像液に対する溶解性が低下
し、しかも感光層への付着力が低下する。更にモ
ノマー単位(c)の量が6重量%よりも少なくなるに
つれて、共重合体の現像液に対する溶解性が悪く
なり、一方50重量%よりも多くなるにつれて共重
合体が脆くなり、しかも感光層の表面への付着力
も低下する。従つて、特に好ましいモノマー単位
(a),(b)および(c)の量は、それぞれ15〜50重量%、
40〜70重量%および10〜25重量%である。 上記の共重合体は有機溶剤中で溶液重合させた
ものを蒸発乾固して粉砕機で微粉末とするか成分
(c)のアクリル酸またはメタクリル酸、マレイン
酸、イタコン酸の一部をナトリウム塩、カリウム
塩、又はアンモニウム塩として共重合体の水溶液
として得ることができる。また通常のラテツクス
の合成法と同様にして、原料のモノマーを界面活
性剤で水中に乳化しておき、過硫酸カリウムなど
の重合開始剤を用いて乳化重合させた水性分散物
として得てもよい。 共重合体物は充填剤を含んでいてもよい。充填
剤としては例えば二酸化珪素、酸化亜鉛、酸化チ
タン、酸化ジルコニウム、ガラス粒子、アルミ
ナ、重合体粒子(例えばポリメチルメタアクリレ
ート、ポリスチレン、フエノール樹脂などの粒
子)などが含まれる。これらは二種以上併用する
ことができる。 これらの樹脂を塗布してマツト層を形成する方
法としては、樹脂の微粉末を熱または溶剤により
感光層に固層させる方法(特開昭55−12974号公
報)、および、樹脂を溶解または分散させた水性
液をスプレーし、乾燥させる方法(特開昭57−
34558号公報)などがあるが、安全性、製造安定
性、コストなどの点から、特開昭57−34558号公
報記載のマツト化方法(エアースプレー法、エア
ーレススプレー法、静電エアースプレー法、静電
霧化静電塗装法など)が好ましく、付着率の高い
静電霧化静電塗装法が特に好ましい。 本発明では、マツト層形成後、圧力によつて凸
部の高さを低下させるため、マツト層形成時の凸
部の高さを従来より高くしておくのが良く、特に
高さが1〜30μの範囲が好ましい。凸部の高さを
高くするには、特開昭55−12974号公報の方法に
よる場合には微粉末粒径を大きくすると良く、特
開昭57−34558号公報の方法による場合にはマツ
ト液濃度を上げること、マツト液微粒子を大きく
すること、微粒子付着時の温度を上げ、湿度を下
げること、後加湿量を減少させることなどが好ま
しく、特に液濃度を上げるのが良い。 凸部の大きさ(幅)、量(個数)が真空密着時
間に及ぼす影響は、凸部の高さが及ぼす影響にく
らべれば小さいが、それらが固着力、耐圧力性に
及ぼす影響は大きい。このため、凸部の大きさ
(幅)は、5〜200μ、量(個数)は、1〜1000
個/mm2、好ましくは5〜500個/mm2が適当である。
この範囲より低いと凸部の固着力、耐圧力性が低
くなり、この範囲より高いと、感光性印刷版の現
像性、調子再現性などに悪影響がある。 このように形成したマツト層に圧力を加え、凸
部の高さを低くする。圧力を加える方法として
は、ガラス板を真空密着させる方法、金属板等を
表面に重ねてプレスする方法、金属等のロールに
圧着させる方法など、いずれの方法でもよいが、
量産化が容易な点で、ロールに圧着させる方法が
最適である。加える圧力は、原画を真空密着させ
たときに受ける圧力、すなわち大気圧に近い、
0.8Kg/cm2以上であることが好ましい。この圧力
は、形成されているマツト層の凸部の高さ、形
状、個数、材料、感光層の素材、目的とする凸部
の高さ、加圧の方法、加圧部材の材質、巻き取り
などの後処理条件などによつて変わるが、一般
に、0.8〜10Kg/cm2の範囲が適当である。加圧部
材の素材としては、マツト層形成樹脂より硬質の
ものであればいずれのももでもよく、たとえば、
金属、ガラス、強化プラスチツクなどが好まし
い。このような加圧部材を用いて感光性印刷版表
面に圧力を均一に加えると、高さの高い凸部に選
択的に大きな力が加わるため、これらが選択的に
押し潰され、凸部の高さが平均化される。加圧
は、凸部形成樹脂が熱流動しないような温度で行
う必要がある。したがつて加圧の際の温度は樹脂
の種類によつても異なるが、一般に50℃以下、通
常は室温で十分である。加圧後の凸部の高さは1
〜15μの範囲が好ましい。1μより低いと真空密着
性が劣り、15μより高いと、感光層とフイルムの
間隔が開きすぎてしまうため、調子再現性が低下
し、焼ボケ等が起こる。また加圧は、感光性印刷
版の全面に均一に行なつてもよいし、あるいは原
画フイルムと密着して使用される中央部のみに行
なつてもよい。 上記のようにして樹脂が付着される対象物であ
る感光性印刷版は、基本的には、支持体上に感光
層が設けられたものであり、特に平版印刷版の作
成に使用される感光性平版印刷版の場合に、本発
明による効果が著しく発揮される。このような感
光性平版印刷版の支持体は種々のものが知られて
おり、その詳細は英国特許公開第2030309A号明
細書に記されている。また、感光層としても、ジ
アゾ樹脂からなるもの、o−キノンジアジド化合
物からなるもの、感光性アジド化合物からなるも
の、光重合性組成物よりなるもの、感光性樹脂よ
りなるものなどがある。これらの詳細について
も、上記の公開明細書に詳細に説明されている。
感光層の厚さは片面の乾燥重量で一般に0.1〜
7g/m2、好ましくは、0.5〜3g/m2である。 〔発明の効果〕 このように加圧して凸部の高さを低くし、これ
によつて凸部の高さを平均化すると、凸部の密度
が大きくなると考えられ、また圧力が分散される
ため、圧力によつて凸部が変形することは極めて
少なくなり、複数回真空密着操作を繰り返しても
真空密着性が低下することはなく、またロールに
巻き取つた場合にも、中心部と外側部との真空密
着性の差はほとんどない。さらに、マツト層形成
の際の条件が変動して、凸部の形状、特に高さが
変化しても、この加圧処理によつて凸部の高さが
平均化されるため、常に安定したマツト層を形成
することができ、安定した真空密着時間を確保す
ることができる。 〔実施例〕 以下本発明の実施例を具体的に示すが本発明は
これらに限定されるものではない。 実施例1および比較例a,b 厚さ0.24mmのアルミニウム板幅1003mm、長さ
3000mを、連続的にナイロンブラシと400メツシ
ユのパミストン−水懸濁液を用いて砂目立てし、
よく水で洗滌した。この板を、45℃の25%水酸化
ナトリウム水溶液に9秒間浸漬してエツチングを
行ない水洗後、更に20%硝酸に20秒間浸漬して水
洗した。この時の砂目立て表面のエツチング量は
約3g/m2であつた。次にこの板を7%硫酸を電
解液として電流密度15A/dm2で3g/m2の直流陽
極酸化皮膜を設けた後、水洗乾燥した。この支持
体に特公昭43−28403号公報に記載されているア
セトンとピロガロールの縮重合により得られるポ
リヒドロキシフエニルのナフトキノン−1,2−
シアジド−5−スルホン酸エステル1重量部とノ
ボラツク型フエノールホルムアルデヒド樹脂2重
量部を20重量部の2−メトキシエチルアセテート
と10重量部のメチルエチルケトンに溶解して感光
液を調製し、上記支持体に塗布・乾燥し、後述の
ようにマツト層形成用樹脂液をスプレーして付着
させてマツト層を形成し、感光性平版印刷版を作
製し、次にこれを室温で金属ロールを用いて加圧
(富士写真フイルム株式会社製プレスケールによ
る測定で4〜5Kg/cm2)した。さらに、初期張力
を400Kgとし、3000m巻き取り時の張力が200Kgに
なる様に連続的に張力を低下させながら巻き取
り、その後高速で1003mm×800mmに裁断包装し、
試料1を作成した。金属ロールによる加圧をしな
かつたほかは同様にして、比較試料aを作成し
た。また、金属ロールによる加圧をせず、かつ、
樹脂液濃度を変えたほかは同様にして比較試料b
を作成した。樹脂液組成、処理条件を表1に示
す。なお、いずれの試料においても、回転霧化静
電塗装機の霧化頭回転数は25000rpm、樹脂液の
送液量は40ml/分、霧化頭への印加電圧は−
90kv、塗布時の周囲温度は25℃、相対湿度は50
%とし、塗布した約2.5秒後、塗布面に蒸気を吹
きつけて湿潤させ、ついで湿潤した3秒後に温度
60℃、湿度10%の温風を5秒間吹きつけて乾燥さ
せた。
【表】 各試料の巻き芯部付近と中間(1500m)付近お
よび巻き取りの外側(3000m)付近について電子
顕微鏡でマツト粒子の観察をすると共に真空密着
プリンターでフイルム原板(550mm×650mm)を重
ね合せて真空密着させた時の真空密着時間(1回
目)と、2分間真空で引き続けた後、プレート、
フイルムを取りはずし、再度真空密着させた時の
真空密着時間(2回目)を測定した。また、巻き
取りの外側(3000m)付近のサンプルを、フイル
ム原画と密着させた後30アンペアーのカーボンア
ーク灯で70cmの距離から露光した後、DP−3(商
品名:富士写真フイルム(株)製現像液)の6倍
希釈液で25℃において60秒間現像した。このとき
の露光時間としては濃度差0.15のグレースケール
で5段が完全にクリアーとなる点とし、フイルム
原画の最小網点がどこまで再現されているかを観
察した。 これらの結果を表2に示す。
【表】
【表】
【表】 従来技術による感光性平版印刷版は試料bであ
る。巻き取りの外側サンプルの1回目の真空密着
時間は35秒であるのに対して、2回目の真空密着
時間は45秒と長くなつている。これは1回目の真
空密着により凸部が押し潰されていることを示す
ものである。またこの試料bでは巻き芯側に近ず
くにつれて、真空密着時間は35秒(外側)から45
秒(中間)、そして65秒(巻き芯部)というよう
に長くなつている。これは、電子顕微鏡観察から
巻き芯側では、高い凸部が押し込まれ、高さが低
下しているためであることが判明した。また、樹
脂液濃度を高くすると、凸部の径を変えることな
く高さをより高くすることが可能である(試料
a)。これにより、巻き芯部でさえも試料1の外
側サンプルに匹敵する36秒の真空密着時間を得る
ことが出来る。しかし、巻き取りの外側サンプル
の1回目の真空密着時間は20秒であるのに対し2
回目の真空密着時間は26秒と長くなり、また、外
側(20秒)、中間(28秒)、巻き芯部(36秒)では
真空密着時間が著しく異なつている。これは、凸
部の高さを高くしても、圧力に対して同様の挙動
を示すためで、電子顕微鏡観察によつて巻芯部で
は、高い凸部が上方から押し潰されているのが観
察された。また、最小網点再現性では、マツト層
を設けなかつたプレートおよび試料bは2%を再
現していたのに対して、試料aは2%の最小網点
が消失し、3%網点までしか再現出来なかつた。
これは凸部の高さが高くなつているため、プレー
トとフイルムの間隔が開きすぎたためである。 これに対して本発明による試料1は1回目(36
秒)、2回目(37秒)、さらに外側(36秒)、中間
(38秒)、巻芯部でさえも(40秒)という様に非常
に安定した真空密着時間を示した。また、最小網
点再現も2%を再現し、良好な結果を得た。電子
顕微鏡観察から、金属ロールの加圧により、高さ
の高い凸部の上部が押し込まれていることが認め
られた。このため、本発明の試料1のマツト層
は、圧力に対して強く、巻芯部においても、ある
いは真空密着後においても、それ以上押し潰され
ることがなく、安定した真空密着時間を与えるの
である。 実施例 2 比較例bにおいて樹脂液濃度を11.5%とし、巻
き取ることなく、1003mm×800mmに裁断後、フイ
ルム原画と重ねることなく、プリンターで圧着ガ
ラスと2分間真空密着させた。このプレートをフ
イルムと重ねて真空密着時時間を測定したところ
35秒(1回目)、37秒(2回目)と非常に安定し
ており、また最小網点再現性も良好であつた。 実施例3および比較例c 実施例1および比較例bにおいて、巻き取るこ
となく、1003mm×800mmに裁断したほかは同様の
操作を繰り返した(それぞれ実施例3および比較
例cとする)。この際、マツト層形成条件を表3
に示したように変動させた。これらのサンプルの
1回目真空密着時間を測定した。結果を表3に示
す。本発明による実施例3は製造条件が変動して
も安定していることがわかる。
【表】 実施例4および比較例d スチレン−アクリル酸−ブチルアクリレート
(比率45:30:20)共重合体を超音速、ジエツト
粉砕機で粉砕し、分級器を使用して分級すること
により、定方向径それぞれ0.5〜40μ(実施例4)
および0.5〜30μ(比較例d)の熱融着性微粉末を
得た。実施例1に示したスプレーをする前の感光
性平版印刷版表面に、スプレーガンによりこれら
の熱融着性微粉末をパウダリングし、(約170個/
mm2)、150℃の空気浴に10秒間曝射して固着させた
後、実施例4はさらに金属ロールで圧着(約2
Kg/cm2:プレスケール測定)させた。これを1003
mm×800mmに裁断後、真空密着性を調べた。
【表】 比較例dは1回目と2回目の変動が大きく、圧
力に対して弱いのに比べ実施例4は圧力に対して
強いことがわかる。実施例4は、電子顕微鏡観察
より高さの高いマツト粒子が上方からの圧力によ
つて押し込められた形状をしていて、圧力に対し
て強い抵抗を示すことがわかつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 感光性印刷版の表面にマツト層を形成したの
    ち、該マツト層に圧力をかけ、マツト層の凸部の
    高さを低下させ、これを平均化させることを特徴
    とする感光性印刷版の製造方法。 2 圧力が、0.8〜10Kg/cm2である特許請求の範
    囲第1項記載の感光性印刷版の製造方法。 3 マツト層が、現像時除去される塗布部と非塗
    布部から成る特許請求の範囲第2項記載の感光性
    印刷版の製造方法。
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