JPH0571936B2 - - Google Patents

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JPH0571936B2
JPH0571936B2 JP61227488A JP22748886A JPH0571936B2 JP H0571936 B2 JPH0571936 B2 JP H0571936B2 JP 61227488 A JP61227488 A JP 61227488A JP 22748886 A JP22748886 A JP 22748886A JP H0571936 B2 JPH0571936 B2 JP H0571936B2
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JP
Japan
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photosensitive
layer
printing plate
matte
vacuum adhesion
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JP61227488A
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Akira Nishioka
Hiroji Tokunaga
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、感光性印刷版の保存方法に関するも
のであり、特に真空密着性を低下させない両面感
光性印刷版の保存方法に関するものである。 〔従来技術〕 従来感光性印刷版に原画を通して露光を与える
場合、感光性印刷版の感光層の表面に原画を完全
に密着させるため、ゴムシートと圧着ガラスの間
に感光性印刷版及び原画を重ねて配置し、ゴムシ
ートと圧着ガラスとの間を真空にして密着させる
方法が用いられていた。 この真空にして密着させる時間を短縮させる為
に、例えば特開昭51−111102号公報に記載されて
いるような、感光層上に塗布部分と非塗布部分と
からなる微小パターンを設けた感光性印刷版が知
られている。また特開昭55−12974号公報には固
体粉末をパウダリングして熱によつて感光性印刷
版の上に固着する方法が開示されている。更に、
特開昭57−34558号公報には感光層の表面に樹脂
を溶解または分散させた水性液をスプレーし、乾
燥させる方法が開示されている。 しかしながら、このような微小パターン層、固
体粉末層など(以下、「マツト層」という。)を設
けた感光性印刷版においては、マツト層の凸部の
高さが圧力によつて低くなり、その結果、真空密
着性が低下するという欠点があつた。 たとえば、最近、感光性印刷版の量産化に伴つ
て、片面に感光層を有し、その最上層にマツト層
を設けた感光性印刷版を一旦コイルに巻き取つて
おき、その後、高速度で裁断し、包装する加工方
法が実施されている。この巻き取りは、コイルず
れ(巻きくずれ)などを防止するために高いテン
シヨンをかけて行なわれる。このため、巻き取り
コイルの中心部に近くなるほど、感光性印刷版表
面に大きな圧力がかかり、マツト層の凸部が押し
潰され、その結果、真空密着性が低下してしま
う。 また、感光性印刷版を多量に使用するユーザー
は、感光層の保護を目的とした合紙を1枚1枚取
る手間を削き自動製版化するために、合紙のない
状態で感光性印刷版を多量に供給することを望ん
でいる。しかしながら、片面に感光層を有し、そ
の最上層にマツト層を設けた感光性印刷版を合紙
のない状態で多量に積み重ねて長時間放置してお
くと、下の方のプレートの重みがかかり、またプ
レートが動かないように強く締付けるために大き
な圧力がかかるので、マツト層の凸部が押し潰さ
れ、その結果、真空密着性が低下してしまう。 このようにマツト層の凸部が圧力によつて押し
潰され、その結果、真空密着性が低下してしまう
原因は、マツト層の凸部を形成している樹脂が軟
質のものであること、および真空密着性に大きく
寄与している高さの大きな凸部が選択的に押し潰
されること、であると考えられる。 したがつて、真空密着性の低下あるいはプレー
トごとの変動を防止するためには、マツト層の凸
部を硬質の材料で形成するか、あるいは、凸部の
高さ分布をできるだけ狭くし、圧力をできるだけ
多数の凸部に分散させることによつて圧力の影響
を少なくすればよいことがわかる。 本発明者はすでに感光性印刷版の表面にマツト
層を形成したのち、あらかじめ該マツト層に圧力
をかけ、マツト層の凸部の高さを低下させ、これ
を平均化させることにより、保存中の真空密着性
の低下および変動を防止する方法を見出している
(特開昭60−205544号公報)。しかし、この方法で
は、圧力で潰した後でも十分に真空密着性の良い
マツト層を安定に製造する必要があり、さらに、
金属ロールで潰す場合金属ロールにキズがついた
り、異物が付着すると、感光層にキズをつけてし
まうという欠点を有している。 ところで、近年の省資源の要請から支持体の両
面に感光層を設けられた両面タイプ感光性印刷版
が普及してきている。しかも、このような感光性
印刷版の両方の感光層表面にマツト層を設けたも
のが実用化され(富士写真フイルム(株)製FPP−
B)、特開昭57−34558号公報および同実施例1に
開示されている。しかし、これらのものは、両面
にマツト層を設けた後、巻き取ることなく、合紙
を重ねてシート状に裁断し、少量(50枚以下)を
包装したものであつて、巻き取り加工したり、合
紙のない状態で多量に積み重ねたりした例はな
い。これは、両面タイプの感光性印刷版が普及し
てきたとはいつても、まだまだ使用量が少なく、
高速加工および多量供給が必要でなかつたためで
ある。 〔発明の目的〕 本発明の目的は、真空密着性の低下あるいは変
動が少ない両面感光性印刷版の高速・多量供給可
能な保存方法を提供することである。 〔発明の構成〕 本発明者は、前記のとおり、マツト層への圧力
をできるだけ多数の凸部に分散させ、圧力の影響
を少なくする方法について種々検討した結果、両
面の最上層にマツト層を有する感光性印刷版を
1000m以上巻き取り加工したり、合紙なしで500
枚以上積み重ねしても真空密着性の低下が少ない
ことを見出し、本発明を完成するに至つた。 本発明は、長尺支持体の両面に感光層及びマツ
ト層を備えた感光性印刷版を、1000m以上巻き取
つて保存すること、または裁断した後合紙を重ね
ることなく500枚以上積み重ねて保存することを
特徴とする感光性印刷版の保存方法である。 以下、本発明に使用される感光性印刷版の製造
方法について詳細に説明する。 本発明に使用される感光性印刷版材としては、
アルミニウム、鉄又は亜鉛等の金属を支持体と
し、必要に応じて両面に表面処理を施した後、両
面に平板用又は凸板用感光性層を設けたものなら
ばどのようなものでもよい。このような感光性印
刷版材については多くの文献および特許明細書に
詳細に記されており、また感光性平版印刷版には
プレセンシタイズドプレート(Pre−Sensitized
Plate)(略称PS版)と呼ばれているものなどが
市販されている。このような感光性平版印刷版の
支持体は種々のものが知られており、その詳細は
英国特許公開第2030309A号明細書に記されてい
る。 これらの感光層の露光の前後で現像液に対する
溶解性又は膨潤性が変化することを利用したもの
で、感光物−現像液の組み合わせは種々ある。た
とえば感光物としては、ジアゾ樹脂、o−キノン
ジアジド化合物、感光性アジド化合物、光重合性
化合物、感光性樹脂等がある。これらの詳細につ
いても、上記の公開明細書に詳細に説明されてい
る。感光層の厚さは片面の乾燥重量で一般に0.17
g/m2、好ましくは、0.5〜3g/m2である。ま
たこれらの感光物からなる感光層に適合した現像
液としては、種々の添加剤を含む有機溶剤、アル
カリ水溶液、界面活性剤水溶液等がある。 本発明に使用される感光性印刷版は、両面にマ
ツト層を形成したものである。本発明に適用可能
なマツト層形成法としては、感光層を凹凸にする
方法(塗布時凹凸にする方法、マツト剤を内添す
る方法、発泡剤により乾燥時凹凸にする方法)、
感光物を含まない最上層を凹凸にする方法(マツ
ト剤を含む樹脂層、塗布部と非塗布部から成るマ
ツト層)等種々の方法があるが、真空密着性およ
び他の性能への悪影響が少ない点で、塗布部と非
塗布部から成るマツト層を形成する方法が有利に
使用される。特に、塗布部が現像の際に除去され
るものが好ましい。このような方法に使用される
樹脂としては、感光層に強く固着することと、硬
さの点から次の(a)、(b)および(c)の各モノマー単位
を含む共重合体が特に優れている。 (a) そのアルキル残基の炭素原子数が2〜10であ
るアルキルアクリレート類およびそのアルキル
残基の炭素原子数が4〜10であるアルキルメタ
クリレート類よりなる群から選ばれた少なくと
も1つのモノマー単位。 (b) スチレン類、アクリロニトリル類、メチルメ
タクリレートおよびエチルメタクリレートより
なる群から選ばれた少なくとも1つのモノマー
単位。 (c) アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イ
タコン酸、スルホン酸基を有するモノマー、例
えばp−スチレンスルホン酸、2−アクリルア
ミド−2−メチルプロパンスルホン酸、エチレ
ンスルホン酸、これらのアルカリ金属塩および
アンモニウム塩よりなる群から選ばれた少なく
とも1つのモノマー単位。 上記モノマー単位(a)は、感光層の表面への接着
性を付与する成分であつてその具体例には、エチ
ルアクリレート、n−プロピルアクリレート、イ
ソプロピルアクリレート、n−ブチルアクリレー
ト、イソブチルアクリレート、n−アミルアクリ
レート、イソアミルアクリレート、n−ヘキシル
アクリレート、2−エチルヘキシルアクリレー
ト、n−オクチルアクリレート、n−デシルアク
リレート、n−ブチルメタクリレート、イソブチ
ルメタクリレート、n−アミルメタクリレート、
2−エチルヘキシルメタクリレート、n−オクチ
ルメタクリレート、n−デシルメタクリレートな
どが含まれる。 上記モノマー単位(b)は、圧力に対する抵抗力を
付与する成分であつて、その具体例には、スチレ
ン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、
p−メチルスチレン、2,4−ジメチルスチレ
ン、2,5−ジメチルスチレン、3,4−ジメチ
ルスチレン、3,5−ジメチルスチレン、2,
4,5−トリメチルスチレン、2,4,6−トリ
メチルスチレン、o−エチルスチレン、m−エチ
ルスチレン、p−エチルスチレン、3,5−ジエ
チルスチレン、2,4,5−トリエチルスチレ
ン、p−n−ブチルスチレン、m−sec−ブチル
スチレン、m−tert−ブチルスチレン、p−ヘキ
シルスチレン、p−n−ヘプチルスチレン、p−
2−エチルヘキシルスチレン、o−フルオロスチ
レン、m−フルオロスチレン、p−フルオロスチ
レン、o−クロロスチレン、m−クロロスチレ
ン、p−クロロスチレン、2,3−ジクロロスチ
レン、2,4−ジクロロスチレン、2,5−ジク
ロロスチレン、2,6−ジクロロスチレン、3,
4−ジクロロスチレン、3,5−ジクロロスチレ
ン、2,3,4,5,6−ペンタクロロスチレ
ン、m−トリフルオロメチルスチレン、o−シア
ノスチレン、m−シアノスチレン、m−ニトロス
チレン、p−ニトロスチレン、p−ジメチルアミ
ノスチレン、アクリロニトリル、α−クロルアク
リロニトリル、α−ブロモアクリロニトリル、α
−トリフルオロメチルアクリロニトリル、α−ト
リフルオロメチルカルボキシアクリロニトリル、
メチルメタクリレート、エチルメタクリレートな
どが含まれる。 上記モノマー単位(c)は現像液に対する溶解性を
向上させる成分であつて、その具体例には、アク
リル酸、アクリル酸ナトリウム、アクリル酸カリ
ウム、アクリル酸アンモニウム、メタクリル酸、
メタクリル酸ナトリウム、メタクリル酸カリウ
ム、メタクリル酸アンモニウム、マレイン酸、マ
レイン酸ナトリウム、マレイン酸カリウム、マレ
イン酸アンモニウム、イタコン酸、イタコン酸ナ
トリウム、イタコン酸カリウム、イタコン酸アン
モニウムおよび前記のスルホン酸含有モノマーお
よびその塩などが含まれる。 このような共重合体においては、モノマー単位
(a)、(b)および(c)の量はそれぞれ10〜70重量%、20
〜80重量%および6〜50重量%の範囲が好まし
い。モノマー単位(a)の量が10重量%よりも少なく
なるにつれて、共重合体の感光層の表面への付着
力が低下していき、一方70重量%よりも多くなる
につれて、共重合体の耐圧性が低下する。また、
モノマー単位(b)の量が20重量%よりも少なくなる
につれて、共重合体の硬さが低下していき、耐圧
性が低下し、一方、80重量%よりも多くなるにつ
れて、共重合体の現像液に対する溶解性が低下
し、しかも感光層への付着力が低下する。更にモ
ノマー単位(c)の量が6重量%よりも少なくなるに
つれて、共重合体の現像液に対する溶解性が悪く
なり、一方50重量%よりも多くなるにつれて共重
合体が脆くなり、しかも感光層の表面への付着力
も低下する。従つて、特に好ましいモノマー単位
(a)、(b)および(c)の量は、それぞれ15〜50重量%、
40〜70重量%および10〜25重量%である。 上記の共重合体は有機溶剤中で溶液重合させた
ものを蒸発乾固して粉砕機で微粉末とするか成分
(c)のアクリル酸またはメタクリル酸、マレイン
酸、イタコン酸およびスルホン酸含有モノマーの
一部をナトリウム塩、カリウム塩、又はアンモニ
ウム塩として共重合体の水溶液として得ることが
できる。また通常のラテツクスの合成法と同様に
して、原料のモノマーを界面活性剤で水中に乳化
しておき、過硫酸カリウムなどの重合開始剤を用
いて乳化重合させた水性分散物として得てもよ
い。 共重合体物は充填剤を含んでいてもよい。充填
剤としては例えば二酸化珪素、酸化亜鉛、酸化チ
タン、酸化ジルコニウム、ガラス粒子、アルミ
ナ、重合体粒子(例えばポリメチルメタアクリレ
ート、ポリスチレン、フエノール樹脂などの粒
子)などが含まれる。これらは二種以上併用する
ことができる。 これらの樹脂を塗布してマツト層を形成する方
法としては、樹脂の微粉末を熱または溶剤により
感光層に固着させる方法(特開昭55−12974号公
報)、および、樹脂を溶解または分散させた水性
液をスプレーし、乾燥させる方法(特開昭57−
34558号公報)などがあるが、安全性、製造安定
性、コストなどの点から、特開昭57−34558号公
報記載のマツト化方法(エアースプレー法、エア
ーレススプレー法、静電エアースプレー法、静電
霧化静電塗装法など)が好ましく、付着率の高い
静電霧化静電塗装法が特に好ましい。 本発明では、真空密着性を良くするために使用
する感光性印刷版のマツトの高さは高い方が良い
が、高すぎると、感光層とフイルムの間隔が開き
すぎてしまうため、調子再現性が低下し焼ボケ等
が起こる。このため、特に高さが1〜15μmの範
囲が好ましい。凸部の高さを高くするには、特開
昭55−12974号公報の方法による場合には微粉末
粒径を大きくすると良く、特開昭57−34558号公
報の方法による場合にはマツト液濃度を上げるこ
と、マツト液微粒子を大きくすること、微粒子付
着時の温度を上げ、湿度を下げること、後加湿量
を減少させることなどが好ましく、特に液濃度を
上げるのが良い。 凸部の大きさ(幅)、量(個数)が真空密着時
間に及ぼす影響は、凸部の高さが及ぼす影響にく
らべれば小さいが、それらの固着力、耐圧力性に
及ぼす影響を大きい。このため、凸部の大きさ
(幅)は、5〜200μm、量(個数)は、1〜1000
個/mm2、好ましくは5〜500個/mm2が適当である。
この範囲より低いと凸部の固着力、耐圧力性が低
くなり、この範囲より高いと、感光性印刷版の現
像性、調子再現性などに悪影響がある。このよう
にして設けられるマツト層は表面・裏面同一であ
つても、異なつたものであつても良い。 このように、両面にマツト層を形成した感光性
平版印刷版を、1000m以上ロールに巻き取つた
後、裁断加工するか、または、巻き都つた後又は
巻き取ることなくシート状に裁断後合紙を重ねる
ことなく、500枚以上積み重ねて供給する。ロー
ルに巻き取る場合、コイルずれ(巻きくずれ)な
どを防止するため高いテンシヨンで行なわれるの
が良い。巻き取り方法は従来から公知の方法を使
用することが出来、例えばテンシヨンは平版印刷
版の幅およびコイル長さなどによつて変わるが、
一般に巻き取り初期張力を100〜1000Kg程度とし、
巻き取るに従つて徐々に低下させ、最終張力が初
期張力の1/4〜3/4程度になるようにするのが好ま
しい。一旦巻き取つたコイルは、高速で送り出し
ながらシート状に裁断される。従来片面に感光層
およびマツト層を設けた感光性印刷版を1000m以
上巻き取り加工すると、裏面の金属面によつて表
面のマツトが押し潰された特にコイルの中心部で
マツトの高さが低くなつてしまつた。これに対し
て、両面に感光層およびマツト層を設けた感光性
印刷版を1000m以上巻き取り加工した場合、表面
および裏面のマツトが相互に圧力を分散させるた
めに、マツトの高さの低下が少なく、真空密着性
の低下が軽減される。また、シート状に裁断した
プレートを合紙を重ねることなく、多量、特に
500枚以上重ぬ、輸送中プレートがずれるのを防
ぐために強いテンシヨン、特に10〜1000Kgで締め
付けて供給することが出来る。この場合も、片面
塗布のプレートの場合、マツト層が高い圧力下で
裏面金属面によつて押し潰されるのに対して両面
塗布プレートではマツトの高さの低下が少ない。 〔発明の効果〕 両面に感光層およびマツト層を設けた感光性平
版印刷版をロールに巻き取つた場合、中心部と外
側部との真空密着性の差が少なく、良好な真空密
着性を確保することができる。 さらに、シート状に裁断後合紙を重ねることな
く、多量に重ね積みしても真空密着性の低下が少
なく、良好な真空密着性を維持することができ
る。 〔実施例〕 以下本発明の実施例を具体的に示すが本発明は
これらに限定されるものではない。下記実施例に
おける「%」は、すべて重量%である。 実施例1および比較例a 厚さ0.24mmのアルミニウム板幅1003mm、長さ
4000mを両面または片面に連続的にナイロンブラ
シと400メツシユのパミストン−水懸濁液を用い
て砂目立てし、よく水で洗滌した。この板を、45
℃の25%水酸化ナトリウム水溶液に9秒間浸漬し
てエツチングを行ない水洗後、更に20%硝酸に20
秒間浸漬して水洗した。この時の砂目立て表面の
エツチング量は約3g/m2であつた。次にこの板
を7%硝酸を電解液として電流密度15A/dm2
2g/m2の直流陽極酸化皮膜を設けた後、水洗乾
燥した。この支持対に特公昭43−28403号公報に
記載されているアセトンとピロガロールの縮重合
により得られるポリヒドロキシフエニルのナフト
キノン−1,2−ジアジド−5−スルホン酸エス
テル1重量部とノボラツク型クレゾールホルムア
ルデヒド樹脂2重量部を20重量部の2−メトキシ
エチルアセテートと10重量部のメチルエチルケト
ンに溶解して感光液を調製し、上記支持体の両面
または片面に塗布・乾燥し(乾燥後の塗布量2.5
g/m2)、後述のようにマツト層形成用樹脂液を
スプレーして付着させてマツト層を形成し、感光
性平版印刷版を作製し、次に初期張力を400Kgと
し、4000m巻き取り時の張力が200Kgになる様に
連続的に張力を低下させながら巻き取り、その後
高速で1003mm×800mmに裁断包装し、両面品試料
1および片面品比較試料aを作成した。スプレー
はメチルメタクリレート/エチルアクリレート/
アクリル酸(仕込み重量比65:20:15)共重合体
の一部をナトリウム塩とした12%水溶液を使用
し、回転霧化静電塗装機の霧化頭回転数は
25000rpm、樹脂液の送液量は40ml/分、霧化頭
への印加電圧は−90kV、塗布時の周囲温度は25
℃、相対湿度は50%とし、塗布した約2.5秒後、
塗布面に蒸気を吹きつけて湿潤させ、ついで湿潤
した3秒後に温度60℃、湿度10%の温風を5秒間
吹きつけて乾燥させた。マツトの高さ約6μm、
大きさ30μm、個数150個/mm2であつた。各試料
の巻き芯部付近と中間(2000m)付近および巻き
取りの外側(4000m)付近および、比較として巻
き取ることなく裁断した試料について、真空密着
プリンターでフイルム原板(550mm×650mm)を重
ね合わせて真空密着させた時の真空密着時間を測
定した。これらの結果を表1に示す。
【表】 従来技術による片面感光性平版印刷版比較例a
は巻き取りなしの場合、真空密着時間が20秒であ
つたものが、巻き取り外側(25秒)、中間(37
秒)、巻き芯部(52秒)と真空密着性が大きく低
下し、また外側〜巻き芯部の差も27秒と大きい。 これに対して本発明による両面感光性平版印刷
版実施例1は、巻き取りなしの場合、真空密着時
間が片面品と同じ20秒であつたものが、外側
(22、23秒)、中間(26、26秒)、巻き芯部(31、
32秒)と真空密着性の低下は小さく、また外側〜
巻き芯部の差も9秒と実質的に問題とならないも
のである。 これは、巻き芯部の電子顕微鏡観察から、比較
例aではマツトの高い凸部が押し込まれ高さがか
なり低下して約3μmになつていたのに対して、
実施例1では高さの低下が小さく、約4.5μmであ
つた。 実施例1をフイルム原画と密着させた後30アン
ペアーのメタルハライドランプで70cmの距離から
露光した後、DP−4(商品名:富士写真フイルム
(株)製現像液)の8倍希釈で25℃において60秒間現
像した後、印刷を行ない、調子再現性および平版
印刷版としての諸性能を調べたところ良好な結果
を得た。 実施例2および比較例b 実施例1および比較例aにおいて、巻き取るこ
となく裁断したサンプルを合紙を重ねることなく
木板および厚紙の上に、2000枚を積み重ね、厚紙
および木板を当ててプレートがずれないように鋼
製バンドを200Kgの張力で6本締め付けた。この
状態で1ケ月放置した後、下部にあつたサンプル
5枚の真空密着時間を調べたところ、比較例b
(片面品)が平均32秒で、積み重ねをしなかつた
サンプルに比べ12秒低下したのに対して、実施例
2(両面品)は表面、裏面どちらも24秒で4秒の
低下であつた。 実施例3および比較例c 実施例1および2において、塗布液中に熱硬化
したフエノール樹脂粉末(平均粒径10μm、レゾ
ール型クレゾール−ホルムアルデヒド樹脂を加熱
後ジエツトミルで粉砕したもの)(特公昭61−
26655号、実施例2に記載されているもの)を
0.03重量部添加、分散した後支持体上の両面に塗
布・乾燥し、感光層中にマツト剤を含有した状態
のマツト層を両面に設けた。この感光性平版印刷
版を実施例1および2と同様の加工処理を行なつ
た後、真空密着性を調べた。その結果を表2に示
す。(実施例3は両面品、比較例cは片面品であ
る)
【表】 実施例3は比較例cに比べ、巻き取り加工およ
び合紙なしでの積み重ね加工においても、真空密
着性の低下が少なく、良好な真空密着性を維持し
ていることがわかる。 実施例4および比較例d スチレン−アクリル酸−ブチルアクリレート
(比率45:30:20)共重合体を超音速、ジエツト
粉砕機で粉砕し、分級器を使用して分級すること
により、定方向径それぞれ0.5〜40μmの熱融着性
微粉末を得た。実施例1に示したスプレーをする
前の感光性平版印刷版の片面表面に、スプレーガ
ンによりこれらの熱融着性微粉末をパウダリング
し、(約170個/mm2)、150℃の空気浴に10秒間曝射
した固着させた後、実施例4の裏面には実施例1
で示したマツト層を設けた後、実施例1および2
と同様の加工処理を行なつた後、真空密着性を調
べた。その結果を表3に示す。(実施例4は両面
品、比較例dは片面品である)
【表】 実施例4の表面は比較例dと比較して巻き取り
加工および合紙なしでの積み重ね加工において
も、真空密着性の低下が少なく良好な真空密着性
を維持していることがわかる。 また、表面、裏面を種類の違うマツト層にして
も、効果があることが判つた。(実施例4の裏面
は比較例aおよびbと比較する) 実施例5および比較例e 実施例1の陽極酸化皮膜を設けた後、水洗、乾
燥した支持体を70℃の第三リン酸ソーダー水溶液
(5%)に1分間浸漬した後、水洗、乾燥した。
この支持体に下記組成の感光液を塗布・乾燥し
た。 2−ヒドロキシエチルメタクリレート共重合体
()(注) ……0.87g p−ジアゾジフエニルアミンとパラホルムアルデ
ヒドの縮合物の2−メトキシ−4−ヒドロオキシ
−5−ベンゾイルベンゼンスルホン酸塩
……0.1g “オイルブルー#603” ……0.03g メタノール ……6g 2−メトキシエタノール ……6g 注1 米国特許第4123276号公報の実施例1に記
載されているもの 塗布量は表、裏面共2g/m2になるように塗布
された。この感光性プレートの上に下記組成共重
合物の水溶液(固形分濃度14%)を実施例1と同
様に塗布・乾燥した。 メチルメタアクリレート 50% エチルアクリレート 30% 2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホ
ン酸 20% 共重合物マツトの塗布量は約0.1g/m2、約150
個/mm2、マツトの高さ約5μm、大きさ20〜40μm
であつた。 この感光性印刷版を実施例1および2と同様に
巻き取り加工および積み重ね保存したところ、片
面のみ感光層およびマツト層を設けた比較例eと
比べ良好な真空密着性を示した。
【表】 この感光性印刷版をフイルムを通して露光後、
米国特許第4123276号公報に記載の実施例1の場
合と同様に製版処理印刷したところ、良好な印刷
結果を得た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 長尺支持体の両面に感光層及びマツト層を備
    えた感光性印刷版を、1000m以上巻き取つて保存
    すること、または裁断した後合紙を重ねることな
    く500枚以上積み重ねて保存することを特徴とす
    る感光性印刷版の保存方法。
JP22748886A 1986-09-26 1986-09-26 感光性印刷版の保存方法 Granted JPS6381346A (ja)

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JPS5734558A (en) * 1980-08-11 1982-02-24 Fuji Photo Film Co Ltd Photosensitive printing plate
JPS58137469A (ja) * 1982-02-10 1983-08-15 Fuji Photo Film Co Ltd 記録材料のマツト化方法
JPS6073539A (ja) * 1983-09-29 1985-04-25 Fuji Photo Film Co Ltd 感光性平版印刷版
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