JPH0481570B2 - - Google Patents

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JPH0481570B2
JPH0481570B2 JP59108561A JP10856184A JPH0481570B2 JP H0481570 B2 JPH0481570 B2 JP H0481570B2 JP 59108561 A JP59108561 A JP 59108561A JP 10856184 A JP10856184 A JP 10856184A JP H0481570 B2 JPH0481570 B2 JP H0481570B2
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JP
Japan
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agrimoniin
present
ethanol
cells
methanol
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JP59108561A
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Ryozo Koshiura
Kenichi Myamoto
Yukinobu Iketani
Heihachiro Taguchi
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Tsumura and Co
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Tsumura and Co
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、添付図面に示される化学構造を有す
るアグリモニインを含有することを特徴とする制
癌剤に関する。 本発明者らは、バラ科の植物であるキンミズヒ
キの含有する各種成分につき、研究中にところ、
キンミズヒキの根(漢薬名・仙鶴草根)のメタノ
ールエキスに抗腫瘍作用があることを見出し、各
種クロマトグラフイー等により分画して得た、各
画分についての抗腫瘍スクリーニングを繰り返す
ことにより、有効成分の分離精製を行つた結果、
分子量1870の加水分解型タンニンであるアグリモ
ニイン(Agrimoniin)が強い抗腫瘍活性を有す
ることを見出した。本発明はかかる知見によりな
されたものである。 アグリモニインは、奥田らによりキンミズヒキ
より、分離された既知化合物であるが〔T.
Okuda et al.、J.Chem.Soc.、Chem.Commun.、
1982、351〕、その薬理学的作用については、殆ど
明らかにされていないことから、本発明者らは、
その抗腫瘍作用ならびに安全性を検討したとこ
ろ、従来知られている核酸の類縁体、制癌アルカ
ロイド、抗生物質、アルキル化剤、あるいは多糖
類などの制癌剤とは構造的に著しく異なる分子量
の大きな加水分解型タンニンを有効成分とする本
発明の制癌剤を提供することに成功した。 バラ科植物キンミズヒキ(Agrimonia pilosa
Ledeb.)は、その地上部は漢薬、仙鶴草として
知られ、その適応として、癌に対する処方中で使
用されたり、癌による出血に対する応用がうたわ
れているが、従来、その作用および有効成分につ
いては明らかでなく、また、仙鶴草の水エキスが
ザルコーマ180に対して弱い抗腫瘍性を示すこと
〔佐藤ら漢方研究1979/2 51 1979〕、及びアグ
リモニインを殆ど含有していない仙鶴草根の低極
性画分がヒーラ細胞におけるインビトロ抗腫瘍活
性を示すこと〔越浦ら日本薬理学雑誌77巻3号
19P1981〕・〔越浦ら薬誌100(11)1167−1170(1980)〕
等が知られているにすぎない。 アグリモニインが強い抗腫瘍活性を有すること
ならびにこの物質が制癌剤として用い得るもので
あることは、本発明者らにより、初めて見出され
たものである。 本発明の制癌剤の有効成分であるアグリモニイ
ンは、例えば、キンミズヒキ(Agrimonia
pilosa Ledeb.)の根を水、メタノール、エタノ
ール、またはアセトン等の高極性溶媒で抽出し、
抽出液を、そのまま、もしくは溶媒を留去した
後、吸着クロマトグラフイーに付すことによつて
抽出エキス中に含まれるアミノ酸、糖類、及び低
分子化合物を除いた分画を、そのまま、あるいは
必要に応じ、溶媒を留去した後、更に分配、吸着
クロマトグラフイーに付すことにより得られる。 上記のキンミズヒキの根の高極性溶媒による抽
出は、室温下で、あるいは、加温して行うことが
できるが、抽出率の向上を期待する上において、
30℃ないし使用する溶媒の沸点以下の温度の範囲
内で、加熱して抽出を行うことが望ましい。 本発明の薬剤の有効成分であるアグリモニイン
の製造の具体例を示すと次の通りである。 具体例 キンミズヒキ(Agrimonia pilosa、Leded.)
の根の乾燥粉末800gをメタノール4.5を用いて
還流下に4時間抽出し、放冷後過し、抽出残留
分をメタノール4.5を用いて還流下に4時間抽
出し、放冷後過し、その抽出残留分をさらにメ
タノール4.5で還流下に4時間抽出し、放冷後
過して、上記3回のメタノール抽出液を合併
し、減圧下に溶媒を留去し、メタノールエキス
139.72gを得た。このメタノールエキス87.28g
をダイアイオンHP−20(三菱化成製)1を用
いたカラムクロマトグラフイー(径7cm、長さ35
cm)に付し、水9で溶出し、次いでエタノール
3で溶出し、得られたエタノール溶出液を減圧
乾固し、エタノール溶出部49.91gを得た。この
エタノール溶出部49.91gを得た。このエタノー
ル溶出部49.91gをセライトNo.545(国産化学製)
250gを用いたカラムクロマトグラフイー(径7
cm、長さ20cm)に付し、塩化メチレン3、ジエ
チルエーテル3、酢酸エチル3、エタノール
2で順次溶出し、酢酸エチル溶出液を減圧乾固
して酢酸エチル溶出部36.80gを得た。次に、こ
の酢酸エチル溶出部35.20gをダイアイオンHP−
20(三菱化成製)を用いたカラムクロマトグラフ
イー(径5cm、長さ35cm)に付し、10%エタノー
ル、25%エタノール、50%エタノール、99.5%エ
タノール各1で順次溶出し、得られた25%エタ
ノール溶出液を減圧乾固し、25%エタノール溶出
部19.78gを得た。この25%エタノール溶出部
15.0gを5回に分けて、3gづつトヨパールHW
−40S(東洋曹達工業製)のカラムクロマトグラ
フイー(径2.5cm、長さ30cm)に付し、メタノー
ル650ml次いで水−アセトン(1:1)320mlで溶
出し、5mlつづ分取して得られた194画分をメル
ク社製のTLCプレートで確認しながら、11の画
分に合併し、減圧乾固し、水−アセトン(1:
1)溶出部である11番目の画分7.76gを得た。こ
の画分10.92gをシヨーデツクス・ポリマーパツ
クD2014高速液クロカラムを用いた分取高速液体
クロマトグラフイーにより、本発明の薬剤の有効
成分であるアグリモニイン(Agrimoniin)0.449
gを得た。 具体例において得られたアグリモニインの性状
は次の通りであつた。 色・性状:褐色粉末 比旋光度:〔α〕24 D+140°(c=1.94、EtoH) 元素分析:分子式C82H54O52・3H2O 理論値(%) C、51.16;H、3.14 実測値(%) C、51.29;H、3.17 高速原子衝撃質量スペクトル(FAB Mass
Spectrum):m/z1893〔(M+Na)+〕 赤外線吸収スペクトル(IR Spectrum)νKBr naxcm
-1:3392(OH)、1738(C=0)、1620、1516、
1446(aromatic) 紫外線線吸収スペクトル(UV Spectrum)λMaOH nax
nm(logε):229(5.20)、270(shoulder、4.90) プロトン核磁気共鳴スペクトル(1H−NMR
Spectrum)δppm(200MHz、アセトン−d6):
7.39(1H、d、J=2Hz)、7.31(1H、s)、
6.94(1H、d、J=2Hz)、6.663(1H、s)、
6.655(1H、s)、6.614(1H、s)、6.607(1H、
s)、6.57(1H、d、J=4Hz)、6.56(1H、
s)、6.55(IH、d、J=4Hz)、6.44(1H、
s)、6.36(1H、s)、6.35(1H、s)、5.61(1H、
t、J=10Hz)、5.50(1H、t、J=10Hz)、
5.37(1H、dd、J=10/4Hz)、5.36(1H、dd、
J=10/4Hz)、5.25(1H、t、J=10Hz)、
5.17(1H、t、J=10Hz)、5.11−5.27(2H、
m)、4.64(1H、t、J=10/6Hz)、4.49(1H、
dd、J=10/6Hz)、3.79(1H、d、J=14
Hz)、3.70(1H、d、J=14Hz) 炭素核磁気共鳴スペクトル(13C−NMR
Spectrum)δppm(200MHz、メタノールd4):
170.6(s)、170.3(s)、169.8(s)、169.7(s)
、
169.5(s)、169.1(s)、168.9(s)、165.6(s)
、
165.4(s)、148.3(s)、147.3(s)、145.8(s)
、
144.9(s)、144.7(s)、144.2(s)、142.3(s)
、
141.1(s)、140.3(s)、137.6(s)、137.4(s)
、
137.2(s)、126.7(s)、126.4(s)、126.3(s)
、
126.1(s)、125.8(s)、125.5(s)、120.1(s)
、
116.8(s)、116.5(s)、116.3(s)、115.9(s)
、
115.54(s)、115.45(s)、115.1(s)、114.9
(s)、112.7(d)、110.4(d)、108.9(d)、108.7(d)、
108.3(d)、107.9(d)、91.9(d)、91.4(d)、76.6(d)、
76.4(d)、75.0(d)71.0(d)、71.5(d)、71.4(d)、69.6(d)
79.6(d)、69.1(d)、63.7(t)。 次に、本発明の薬剤が、抗腫瘍作用を示すこ
と、およびその安全性について、実験剤を挙げて
説明する。 実験例 1 C3H/Heマウスの腹腔内にMM2マウス乳癌を
移植し、1週間後、腹水を採取し、6〜7週齢の
雌性マウスの腹腔内に1匹当り、1×105個の
MM2マウス乳癌細胞を移植した。1群6匹とし、
アグリモニインを移植4日前に、単回腹腔投与
し、その60日生存率を検討した。その結果を表1
に示す。
【表】 この実験でコントロール群は、全例40日以内に
死亡した。 実施例 2 C3H/Heマウスの腹腔内にMM2マウス乳癌を
移植し、1週間後、腹水を採取し、6〜7週齢の
雌性マウスの腹腔内に1匹当り、1×105個の
MM2マウス乳癌細胞を移植した。1群6匹とし、
アグリモニインを移植1日目、4日目、7日目
に、腹腔投与し、その60日生存率を検討した。そ
の結果を表2に示す。
【表】 この実験でコントロール群、全例25日以内に死
亡した。 実験例 3 Eagle−MEM培地に5%ウシ血清を添加した
ものをメインテナンス−メデイウムとして使用し
た。 HeLa S3細胞1×104個を35mmプラステイツク
製ペトリ皿にいれ、24時間後にアグリモニインを
Eagle−MEM培地に溶かし、2時間細胞と接触
させた。この後、細胞を洗い、メインテナンス−
メデイウムにて、3日間培養後、形成したコロニ
ーをクリスタルバイオレツトで染色して、カウン
トした。 アグリモニインで処理した細胞のプラツク形成
数をコントロールのプラツク形成数で除し、その
比(コロニー形成率、CFR)を表3に示した。
【表】 実験例1より、本発明の薬剤に腫瘍細胞増殖の
予防効果があること、実験例2より、本発明の薬
剤に腫瘍の治療効果あること、実験例3より、本
発明を薬剤に腫瘍細胞に対する直接的な抑制作用
があることが認められた。 実験例 4 ddY系雄性マウスに対する50%致死量(LD50)
を求めその結果を表4に示した。
【表】 LD50の算出は、1週間の観察の後、死亡数か
ら、プロビツト法により行つた。 以上の結果から、本発明の制癌剤における有効
成分の投与量は、患者の年令、体重および疾患の
程度により異なるが、通常成人で、1回100〜500
mg、1日300mg〜1500mgの経口投与が適当と考え
られ、また、1日500mg以下の点滴静注あるいは、
筋注が適当と考えられる。 本発明の制癌剤の主成分であるアグリモニイン
は、製剤に用いられる適当な溶剤、賦形剤、補助
剤などを使用して、製剤製造の常法に従つて液
剤、散在、顆粒剤、錠剤、腸溶剤およびカプセル
剤などの製剤が作ることができる。 処方にあたつては、他の医薬活性成分との配合
剤とすることもできる。 経口投与のためには、少くとも一種の賦形剤、
例えばデンプン、乳糖、白糖、マンニツト、カル
ボキシメチルセルロース等を用いて錠剤、丸剤、
カプセル剤、散在、顆粒剤等に処方することがで
きる。 この種の製剤には、適宜前記賦形剤の他に、例
えばステアリン酸マグネシウム、ラウリル硫酸ナ
トリウム、タルク等の滑沢剤、デキストリン、結
晶セルロース、ポリビニルピロリドン、アラビア
ゴム、トウモロコシデンプン、ゼラチン等の結合
剤、バレイシヨデンプン、カルボキシメチルセル
ロース等の崩壊剤を使用することができる。ま
た、本発明の薬剤は、懸濁液、エマルジヨン剤、
シロツプ剤、エリキシル剤としても投与すること
ができ、これらの各種剤型には、矯味矯臭剤、着
色剤を含有せしめてもよい。 注射剤を製造する場合には、希釈剤として、一
般に注射用蒸溜水、生理食塩水、デキストロース
水溶液、注射用植物油、プロピレングリコール、
ポリエチレングリコール等を用いることができ
る。さらに、必要に応じて、適宜、等張化剤、安
定剤、防腐剤、無痛化剤等を加えてもよい。ま
た、この種の剤型の場合、滅菌された注射用媒体
に溶解することが望ましい。 次に、実施例を示して本発明をさらに具体的に
説明するが、本発明はこれにより制限されるもの
ではない。 実施例 1 前掲の製造の具体例により製造したアグリモニ
イン60gを細末とし、これを乳糖220gおよびス
テアリン酸マグネシウム20gと混合し、この混合
物を単発式スラツグ打錠機にて打錠して直径20
mm、重量約2.3gのスラツグ錠を作りこれをオシ
レーターにて破砕し、整粒し、篩別して20〜50メ
ツシユの粒子の良好な顆粒剤を得た。 本顆粒剤は1g中にアグリモニイン200mgを含
有しているが、症状に合せて1回0.5〜2.5gを服
用する。 実施例 2 前掲の製造の具体例により製造したアグリモニ
イン100gに微結晶セルロース90gおよびステア
リン酸マグネシウム10gを加えて混合し、この混
合物を単発式打錠機にて打錠して径9mm、重量
200mgの錠剤を製造した。 本錠剤は、1錠中にアグリモニイン100mgを含
有しているが、症状に合せて1回1〜5錠を服用
する。 実施例 3 前掲の製造の具体例により製造したアグリモニ
イン200gを細末とし、この100mgづつを硬カプセ
ルに充填してカプセル剤を得た。 本カプセル剤は、1カプセル中にアグリモニイ
ン100mgを含有しているが、症状に合せて1回1
〜5カプセルを服用する。 実施例 4 前掲の製造の具体例により製造したアグリモニ
イン20gの注射剤製造の常法に従つて60℃に加温
した注射用蒸留水1に溶解し、塩化ナトリウム
にて等張化した後、アンプルに封入した。本注射
剤1mlは、アグリモニイン20mgを含有している。
本注射剤は、症状に合わせて1日25mlまでを皮下
注射、静脈注射または筋肉内注射により投与する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
添付図面は、本発明の制癌剤に含有されるアグ
リモニインの化学構造を式で示したものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 アグリモニインを含有することを特徴とする
    制癌剤。
JP59108561A 1984-05-30 1984-05-30 制癌剤 Granted JPS60255727A (ja)

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