JPH0481972B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0481972B2 JPH0481972B2 JP25371684A JP25371684A JPH0481972B2 JP H0481972 B2 JPH0481972 B2 JP H0481972B2 JP 25371684 A JP25371684 A JP 25371684A JP 25371684 A JP25371684 A JP 25371684A JP H0481972 B2 JPH0481972 B2 JP H0481972B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- solvent
- acp
- bisphenol
- crude
- bisphenol acp
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
本発明は、1,1−ビス−(4−ヒドロキシフ
エニル)−1−フエニルエタンの精製法に関する
ものである。更に詳しくは、粗1,1−ビス−
(4−ヒドロキシフエニル)−1−フエニルエタン
をクロルベンゼン溶媒にて再結晶することを特徴
とする1,1−ビス−(4−ヒドロキシフエニル)
−1−フエニルエタンの精製法に関する。 1,1−ビス−(4−ヒドロキシフエニル)−1
−フエニルエタン(以下、ビスフエノールACP
と略す)は、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、
ポリカーボネート樹脂の原料として、又、フエノ
ール樹脂改質剤、安定剤として有用な化合物であ
る。これら用途に於いて、ビスフエノールACP
は、高純度を要求されている。かかる要求に対
し、粗ビスフエノールACPを、再結晶にて精製
しようとする検討は種々なされている。例えば、
Ger.Offen.2948222号によれば、再結晶溶媒とし
て1,2−ジクロルエタンを用いているが、ビス
フエノールACPの溶解度が小さく、溶媒効率が
低いという欠点を有していた。又、U.S.
P.4300000号によれば、ビスフエノールAの再結
晶に水−メタノール混合溶媒を用いる方法が提案
されているが、この系をビスフエノールACPに
適用してもタール成分(GPC(ゲルパーミネーシ
ヨンクロマトグラフ)分析における4量体以上の
成分)、及び着色成分が十分に除去できないとい
う欠点を有していた。 そこで、本発明者らは、用媒効率が高く、しか
もタール分、及び着色成分等の不純物が完全に除
去できうる溶媒を見い出すことを目的として、鋭
意検討した結果、本発明に致つた。 すなわち、本発明は、粗1,1−ビス−(4−
ヒドロキシフエニル)−1−フエニルエタンをク
ロルベンゼン溶媒にて再結晶することを特徴とす
る、1,1−ビス−(4−ヒドロキシフエニル)−
1−フエニルエタンの精製法である。 本発明に於ける操作温度範囲は、特に限定され
るものではないが、通常、クロルベンゼンのその
圧力下における沸点近くから室温近くが選ばれ
る。又、沸点近くから、室温近くまでの冷却速度
は任意である。本発明に用いられるクロルベンゼ
ンは工業的に極めて容易に人手出き、しかも安価
である。さらに、クロルベンゼンの沸点は、132
℃/760mmHgであり、溶媒の回収が容易であると
いう特徴も備えている。本発明の対象となる粗ビ
スフエノールACPとは、いかなる方法によつて
製造されたものでもよい。 以下、本発明を実施例にてさらに詳細に説明す
るが本発明はこれらによつて何ら限定されるもの
ではない。 実施例 1 アセトフエノンとフエノールを塩化亜鉛、及び
塩酸ガスの共存下、反応温度60℃にて、48時間反
応させて得られた反応液を温水にて洗浄した后、
さらに、未反応のフエノール、アセトフエノンを
蒸留によつて留去して得られる粗ビスフエノール
ACPの純度は表−1に示すものであつた。 表−1成 分 組成(重量%) ビスフエノールACP 93.20 フエノール 0.02 アセトフエノン 0.81 水 分 2.76 タール分(注1) 0.62 不明成分 2.59 (注1)GPC成分(カラムHSG−15+HSG−
30)に於ける4量体以上の成分 得られた粗ビスフエノールACP100gを、クロ
ルベンゼン溶媒に温度120℃で溶解させた所、必
要溶媒量は230gであつた。溶解液を約20℃まで
冷却し、析出した結晶を過し、冷溶媒でリンス
した后、真空乾燥(120℃、24時間)した所、ビ
スフエノールACPとして、92.0gを得た。従つ
て、溶媒効率は、40.0%、析出率92.0%であつ
た。又、得られた精製ビスフエノールACPの組
成を表−2に示した。 実施例 2 実施例1と同様の粗ビスフエノールACP100g
を、クロルベンゼン溶媒に温度100℃で溶解させ
た所、必要溶媒量は、900gであつた。溶解液を
約20℃まで冷却し、析出した結晶を実施例1と同
様に、后処理することによつて、精製ビスフエノ
ールACP88.6gを得た。 従つて溶媒効率9.84%、析出率88.6%であつ
た。得られた精製ビスフエノールACPの組成を
表−2に示した。 比較例 1 実施例1と同様の粗ビスフエノールACP100g
を、1,2−ジクロルエタンに、温度80℃で溶解
させた所、必要溶媒量は1200gであつた。溶解液
を約20℃まで冷却し、析出した結晶を実施例1と
同様に、后処理することによつて精製ビスフエノ
ールACP64.1gを得た。従つて、溶媒効率5.3%、
析出率64.1%であつた。得られた精製ビスフエノ
ールACPの組成を表−2に示した。 比較例 2 実施例1と同様の粗ビスフエノールACP100g
を、水−メタノール(1:1)混合溶媒に、温度
70℃で溶解させた所、必要溶媒量は400gであつ
た。溶解液を約20℃まで冷却し、析出した結晶を
実施例1と同様に後処理することによつて精製ビ
スフエノールACP約90.0gを得た。従つて溶媒効
率22.5%析出率90%であつた。得られた精製ビス
フエノールACPの粗を表−2に示した。 以上、表−2に示す結果より、明らかな様に本
発明に於けるクロルベンゼン溶媒の効果が著しく
良好である事が分かる。
エニル)−1−フエニルエタンの精製法に関する
ものである。更に詳しくは、粗1,1−ビス−
(4−ヒドロキシフエニル)−1−フエニルエタン
をクロルベンゼン溶媒にて再結晶することを特徴
とする1,1−ビス−(4−ヒドロキシフエニル)
−1−フエニルエタンの精製法に関する。 1,1−ビス−(4−ヒドロキシフエニル)−1
−フエニルエタン(以下、ビスフエノールACP
と略す)は、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、
ポリカーボネート樹脂の原料として、又、フエノ
ール樹脂改質剤、安定剤として有用な化合物であ
る。これら用途に於いて、ビスフエノールACP
は、高純度を要求されている。かかる要求に対
し、粗ビスフエノールACPを、再結晶にて精製
しようとする検討は種々なされている。例えば、
Ger.Offen.2948222号によれば、再結晶溶媒とし
て1,2−ジクロルエタンを用いているが、ビス
フエノールACPの溶解度が小さく、溶媒効率が
低いという欠点を有していた。又、U.S.
P.4300000号によれば、ビスフエノールAの再結
晶に水−メタノール混合溶媒を用いる方法が提案
されているが、この系をビスフエノールACPに
適用してもタール成分(GPC(ゲルパーミネーシ
ヨンクロマトグラフ)分析における4量体以上の
成分)、及び着色成分が十分に除去できないとい
う欠点を有していた。 そこで、本発明者らは、用媒効率が高く、しか
もタール分、及び着色成分等の不純物が完全に除
去できうる溶媒を見い出すことを目的として、鋭
意検討した結果、本発明に致つた。 すなわち、本発明は、粗1,1−ビス−(4−
ヒドロキシフエニル)−1−フエニルエタンをク
ロルベンゼン溶媒にて再結晶することを特徴とす
る、1,1−ビス−(4−ヒドロキシフエニル)−
1−フエニルエタンの精製法である。 本発明に於ける操作温度範囲は、特に限定され
るものではないが、通常、クロルベンゼンのその
圧力下における沸点近くから室温近くが選ばれ
る。又、沸点近くから、室温近くまでの冷却速度
は任意である。本発明に用いられるクロルベンゼ
ンは工業的に極めて容易に人手出き、しかも安価
である。さらに、クロルベンゼンの沸点は、132
℃/760mmHgであり、溶媒の回収が容易であると
いう特徴も備えている。本発明の対象となる粗ビ
スフエノールACPとは、いかなる方法によつて
製造されたものでもよい。 以下、本発明を実施例にてさらに詳細に説明す
るが本発明はこれらによつて何ら限定されるもの
ではない。 実施例 1 アセトフエノンとフエノールを塩化亜鉛、及び
塩酸ガスの共存下、反応温度60℃にて、48時間反
応させて得られた反応液を温水にて洗浄した后、
さらに、未反応のフエノール、アセトフエノンを
蒸留によつて留去して得られる粗ビスフエノール
ACPの純度は表−1に示すものであつた。 表−1成 分 組成(重量%) ビスフエノールACP 93.20 フエノール 0.02 アセトフエノン 0.81 水 分 2.76 タール分(注1) 0.62 不明成分 2.59 (注1)GPC成分(カラムHSG−15+HSG−
30)に於ける4量体以上の成分 得られた粗ビスフエノールACP100gを、クロ
ルベンゼン溶媒に温度120℃で溶解させた所、必
要溶媒量は230gであつた。溶解液を約20℃まで
冷却し、析出した結晶を過し、冷溶媒でリンス
した后、真空乾燥(120℃、24時間)した所、ビ
スフエノールACPとして、92.0gを得た。従つ
て、溶媒効率は、40.0%、析出率92.0%であつ
た。又、得られた精製ビスフエノールACPの組
成を表−2に示した。 実施例 2 実施例1と同様の粗ビスフエノールACP100g
を、クロルベンゼン溶媒に温度100℃で溶解させ
た所、必要溶媒量は、900gであつた。溶解液を
約20℃まで冷却し、析出した結晶を実施例1と同
様に、后処理することによつて、精製ビスフエノ
ールACP88.6gを得た。 従つて溶媒効率9.84%、析出率88.6%であつ
た。得られた精製ビスフエノールACPの組成を
表−2に示した。 比較例 1 実施例1と同様の粗ビスフエノールACP100g
を、1,2−ジクロルエタンに、温度80℃で溶解
させた所、必要溶媒量は1200gであつた。溶解液
を約20℃まで冷却し、析出した結晶を実施例1と
同様に、后処理することによつて精製ビスフエノ
ールACP64.1gを得た。従つて、溶媒効率5.3%、
析出率64.1%であつた。得られた精製ビスフエノ
ールACPの組成を表−2に示した。 比較例 2 実施例1と同様の粗ビスフエノールACP100g
を、水−メタノール(1:1)混合溶媒に、温度
70℃で溶解させた所、必要溶媒量は400gであつ
た。溶解液を約20℃まで冷却し、析出した結晶を
実施例1と同様に後処理することによつて精製ビ
スフエノールACP約90.0gを得た。従つて溶媒効
率22.5%析出率90%であつた。得られた精製ビス
フエノールACPの粗を表−2に示した。 以上、表−2に示す結果より、明らかな様に本
発明に於けるクロルベンゼン溶媒の効果が著しく
良好である事が分かる。
【表】
【表】
使用溶媒量
【表】
仕込結晶重量
(乾燥品)
(乾燥品)
Claims (1)
- 1 粗1,1−ビス−(4−ヒドロキシフエニル)
−1−フエニルエタンをクロルベンゼン溶媒にて
再結晶することを特徴とする1,1−ビス−(4
−ヒドロキシフエニル)−1−フエニルエタンの
精製法
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25371684A JPS61130251A (ja) | 1984-11-29 | 1984-11-29 | 1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタンの精製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25371684A JPS61130251A (ja) | 1984-11-29 | 1984-11-29 | 1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタンの精製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61130251A JPS61130251A (ja) | 1986-06-18 |
| JPH0481972B2 true JPH0481972B2 (ja) | 1992-12-25 |
Family
ID=17255151
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25371684A Granted JPS61130251A (ja) | 1984-11-29 | 1984-11-29 | 1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタンの精製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61130251A (ja) |
-
1984
- 1984-11-29 JP JP25371684A patent/JPS61130251A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61130251A (ja) | 1986-06-18 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5545764A (en) | Process for the continuous production of high purity bisphenol A | |
| JPS59231033A (ja) | ビスフエノ−ルaの精製方法 | |
| US4408087A (en) | Purification of bisphenol-A | |
| US4529823A (en) | Purification of bisphenol-A | |
| JPS63159335A (ja) | プロセス | |
| JPH06502425A (ja) | ビスフェノールフルオレン化合物の製造方法 | |
| WO1980000150A1 (en) | Process for recovering 2,2-bis(4-hydroxyphenyl)propane from an adduct of 2,2-bis(4-hydroxyphenyl)propane and phenol | |
| CA2102289C (en) | Process for high purity tetrabromobisphenol-a | |
| EP0220855B1 (en) | Process for recovering 4,4' dihydroxydiphenyl sulfone from an isomer mixture | |
| CA1073928A (en) | 1,1,2-tris-(o/p-hydroxyphenyl)-1-phenyl-ethanes and a process for their preparation | |
| EP0627415B1 (en) | A method of producing a 2,4'-dihydroxydiphenylsulfone | |
| JPH0481972B2 (ja) | ||
| JPH0446253B2 (ja) | ||
| US3850988A (en) | Purification of benzophenones | |
| JP2000327614A (ja) | ビスフェノールaの製造方法 | |
| JPS582236B2 (ja) | ジヒドロキシジフエニルスルホン異性体混合物から4,4′−ジヒドロキシジフエニルスルホンを単離する方法 | |
| US4414422A (en) | Purification of 4,4-dihydroxybiphenyl | |
| JPH0443058B2 (ja) | ||
| GB2030566A (en) | Preparation of 4,4'-dihydroxy- diphenylsulphone | |
| JPH0248543A (ja) | P,p´−ビフェノールの精製方法 | |
| CA1247135A (en) | Process for producing 6,6'-dihydroxy-3,3,3',3'- tetramethyl-1,1'-spirobiindane | |
| JPH06107623A (ja) | 高純度2,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン類の製造方法 | |
| US5001270A (en) | Process for recovering 4,4' dihydroxydiphenyl sulfone from an isomer mixture | |
| JP2767764B2 (ja) | ビスフェノール類の製法 | |
| JPS6315252B2 (ja) |